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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、スイッチを設置し、ブートファストを確認し、他のデバイスにスイッチを接続する方法について説明します。また、特に危険な環境に設置するための情報も含んでいます。
注: 危険場所での認定インストール手順については、コンプライアンスの製品ドキュメントを参照してください。
この章の内容は次のとおりです。次の順番で手順を進めてください。
■フラッシュメモリカードの取り付けおよび取り外し(オプション)
■次の作業
■警告
■フラッシュメモリカードの取り付けおよび取り外し(オプション)
以下の警告は、このスイッチの『Regulatory Compliance and Safety Information』内で複数の言語に翻訳されています。
警告: 電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外してください。金属は電源やアースに接触すると、過熱して重度のやけどを引き起こしたり、金属類が端子に焼き付いたりすることがあります。ステートメント 43
警告: 雷の発生中は、システム上での作業、またはケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001
警告: 次の手順を実行する前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。ステートメント 1003
警告: 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告: この装置は立ち入り制限区域内への設置が前提になっています。立ち入り制限区域とは、特別な器具、鍵、錠、またはその他の保全手段を使用しないと入ることができないスペースを意味します。ステートメント 1017
警告: この装置は、「オープンタイプ」装置として提供されます。この装置を設置する格納キャビネットは、個別の環境条件に見合い、また充電部への可触によって起こりうる怪我・傷害を防げるように設計されたものを使用してください。格納キャビネットの内部には、工具を使わないとアクセスできないよう配備してください。
格納キャビネットは、IP 54 または NEMA type 4 の最小限の格納キャビネット定格標準を満たしている必要があります。ステートメント 1063
警告: この装置は接地を行う必要があります。アース導体を破損しないよう注意し、アース導体を正しく取り付けないまま装置を稼働させないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告: この装置には、複数の電源が接続されている場合があります。装置の電源を完全にオフにするには、すべての接続を取り外す必要があります。ステートメント 1028
警告: この機器の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人だけが行ってください。ステートメント 1030
警告: 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
警告: この装置が設置された建物の外部の接続に関しては、集積回路保護が施された、認定されたネットワーク終端装置を通して、10/100/1000 イーサネットに接続する必要があります。
ステートメント 1044
警告: システムがオーバーヒートしないように、最大推奨周囲温度(60° C/140° F)を超えるエリアでは操作しないでください。
ステートメント 1047
警告: 機器は地域や国の電気工事規定に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
注意: スイッチ周辺のエアーフローが妨げられないようにしてください。スイッチの過熱を防ぐために、次の最小間隔が必要です。
–上下:50.8 mm(2.0 インチ)
–側面:50.8 mm(2.0 インチ)
–前面:50.8 mm(2.0 インチ)
設置作業を行う前に、次の環境およびキャビネットの注意事項を参照してください。
■この装置は、汚染度 2 の産業環境、過電圧カテゴリ II アプリケーション(IEC パブリケーション 60664-1 に規定)、および最大高度 3 km(9842 フィート)(ディレーティングなし)での使用を前提としています。
■この装置は、IEC/CISPR パブリケーション 11 に従い、グループ 1、クラス A の工業設備と見なされます。適切な予防策を施さないと、伝導妨害や放射妨害により、別の環境での電磁適合性の確保が困難になる可能性があります。
■この装置は、「オープンタイプ」装置として提供されます。この装置を設置する格納キャビネットは、個別の環境条件に見合い、また充電部への可触によって起こりうる怪我・傷害を防げるように設計されたものを使用してください。キャビネットには引火を防止または最小限にくい止めるための十分な難燃性がある必要があります。非金属製キャビネットの場合は、難燃定格 5VA、V2、V1、V0(または同等)に準拠している必要があります。格納キャビネットの内部には、工具を使わないとアクセスできないよう配備してください。このマニュアルの後の項には、特定の製品の安全性に関する認定規格に適合するために必要な特定のキャビネットタイプの定格に関する情報が含まれています。
注意: シスコの機器を扱う際には、必ず適切な静電気防止対策を行ってください。スイッチに対する静電破壊のリスクを排除するため、取り付けや保守を行う作業者は、必ずアースストラップを使用して適切にアース接続してください。
コンポーネントボード上のコネクタやピンに触れないでください。スイッチ内部の回路コンポーネントに触れないように注意してください。装置を使用しないときは、静電気防止策が講じられた適切な梱包で装置を保管してください。
■このスイッチは、冗長電源構成によって電力が供給されている場合にのみ、IEC 61850-3 の電圧ディップおよび停電要件を満たします。
■安全に関連するプログラム可能な電子システム(PES)のアプリケーションを担当する場合は、システムのアプリケーションの安全要件に留意し、システムを使用するためのトレーニングを受ける必要があります。
■EMC のパフォーマンスを向上させるには、銅線イーサネットポートに S/UTP または SF/UTP ケーブルを使用することをお勧めします。S/UTP または SF/UTP の詳細については、ISO/IEC11801 規格を参照してください。
注意: このデバイスは、標準 EN60715 に準拠した DIN レールに取り付けるように設計されています。
注: 装置の横方向への過度の移動を防ぐために、Mouser 社の部品番号 653-PFP-M、651-1201662 または 845-CA402 などの DIN レール固定プレートを取り付けることをお勧めします。固定プレートをユニットの片側または両側に設置することで、高振動環境で発生することの多い横方向の過剰な移動を抑制できます。
スイッチの設置場所を決める際は、次の注意事項に従ってください。
■スイッチを設置する前に、まず電源を入れてブートファストを実行して、スイッチが動作可能であることを確認します。スイッチ動作の確認の手順を実行します。
■10/100/1000 ポートの場合、スイッチから接続デバイスまでのケーブル長が 100 m(328 フィート)を超えないようにします。
■前面パネルおよび背面パネルに対しては、次の条件を満たすようにスペースを確保してください。
–前面パネルの直流(DC)電源コネクタおよびアラームコネクタが、DC 電源に接続できる範囲内にあること。
■スイッチ周辺のエアーフローが妨げられないようにすること。スイッチの過熱を防止するには、少なくとも次のスペースを設ける必要があります。
注意: スイッチを産業用キャビネットに設置すると、キャビネット内の温度がキャビネット外の通常の室温より高くなる場合があります。
キャビネット内の温度が、表 1に記載されているデバイス仕様に準拠していることを確認します。
任意で、sync コマンドを実行して Flash を SDFlash: にコピーし、SDFlash: をプライマリストレージとして、SD カードを取り外すことができます。ハードウェアに障害が発生した場合に備えて、SD カードを使用して設定をブートまたは保存し、後で簡単に交換できるようにすることを強くお勧めします。
フラッシュメモリカードの取り付けまたは交換を行うには、次の手順に従ってください。
1. スイッチの前面に、フラッシュ メモリ カード スロット用の保護ドアがあります。プラスドライバを使用して、ドアの上部にある非脱落型ネジを緩めてドアを開きます。図 6を参照してください。
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2. カードの取り付けまたは取り外しを行うには、次の手順に従います。
■カードを取り付けるには、スロット内をスライドさせ、カチッという音がするまで押し込みます。カードには誤った向きに挿入しないための切り欠きが付いています。
■カードを押して離すと、カードが飛び出すので、取り外すことができます。それを静電気防止用袋に入れて、静電放電から保護します。
コンソールポートで CLI コマンドを入力することもできます。このプロセスの詳細については、コンソールポート経由での CLI のアクセスを参照してください。
スイッチモデルに記載されている拡張モジュールのいずれかを使用する必要がある場合は、次の手順に従ってモジュールをスイッチに取り付けます。
注意: このデバイスは、標準 EN50022 に準拠した DIN レールに取り付けるように設計されています。
1. サイドカバープレートをスイッチに固定している 2 本のネジを外します。
2. 拡張シャーシの前面から 2 本のネジを取り外し、ベースの背面から 2 本のネジを取り外します。
3. 拡張モジュールの前面の左上と左下にあるタブをスイッチの右上と右下にあるスロットに位置合わせします。同時にモジュールの背面の左上と左下にあるタブもスイッチの背面の右上と右下にある穴に位置合わせします。電気的に接続するためにモジュールとスイッチを押して装着し、ネジ穴を合わせます。
■最大 18 インチポンド(2.03 N-m)の圧力を加えられるラチェット トルク マイナス ドライバ
■保護アースコネクタ用の、シングルまたはペアのスタッドサイズ 6 のリング端子(Hollingsworth 製、部品番号 R3456B、または同等品)
■圧着工具(Thomas & Bett 社製、部品番号 WT4000、ERG-2001、または同等品)
■DC 電源コネクタ用の、UL および CSA 定格の 1007 または 1569 型ツイストペア Appliance Wiring Material(AWM)銅線
シスコは、IoT 電源ポートフォリオを常に更新しています。サポートされる電源とその機能の包括的なリストについては、Cisco Catalyst IE3x00 高耐久性スイッチのデータシートを参照してください。
スイッチモジュールの場合と同じように、DIN レール、壁、またはラックに電源コンバータを取り付けます。
警告: この装置は、「オープンタイプ」装置として提供されます。この装置を設置する格納キャビネットは、個別の環境条件に見合い、また充電部への可触によって起こりうる怪我・傷害を防げるように設計されたものを使用してください。格納キャビネットの内部には、工具を使わないとアクセスできないよう配備してください。
格納キャビネットは、IP 54 または NEMA type 4 の最小限の格納キャビネット定格標準を満たしている必要があります。ステートメント 1063
注意: スイッチアセンブリが過熱するのを防ぐために、他のスイッチアセンブリとの間で十分な間隔を確保する必要があります(設置に関するガイドラインを参照)。
設置場所のすべての接地要件が満たされていることを確認します。
警告: この装置は接地を行う必要があります。アース導体を破損しないよう注意し、アース導体を正しく取り付けないまま装置を稼働させないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告:装置を設置または交換する際、アースは必ず最初に接続し、最後に取り外してください。ステートメント 1046
警告: この装置は、放射およびイミュニティに関する要件に準拠するようにアースされていることが前提になっています。通常の使用時には、必ずスイッチのアースラグがアースされているようにしてください。ステートメント 1064
注意: 機器を確実にアース接続するには、アース接続手順に従い、No. 10 ~ 12 の AWG 導線に適した UL 規格リング圧着端子(Hollingsworth 社製、部品番号 R3456B、または同等品)を使用します。
注意: 外部アースネジとの接続には、10 AWG(5.26 mm2)以上の導体を使用します。
アースラグはスイッチに同梱されていません。次のオプションの 1 つを使用することができます。
アースネジを使用してスイッチをアースするには、次の手順に従います。
1. 標準のプラスドライバまたはプラスヘッド付きのラチェット式トルクドライバを使用して、スイッチの前面パネルからアースネジを取り外します。あとで使用できるようにアースネジを保管しておきます。
2. 製造業者のガイドラインを使用して、剥ぎ取る導線の長さを決めます。
3. アース線をリング圧着端子に差し込み、圧着工具を使用して端子を導線に圧着させます。図 7を参照してください。2 つのリング端子が使用されている場合は、2 つ目のリング端子にもこの作業を繰り返します。
6. ラチェット式トルクドライバを使用し、アースネジおよびリング端子をスイッチの前面パネルに固定します。トルクは 4.5 インチポンド(0.51 N-m)を超えないようにしてください。図 8を参照してください。
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7. アース線のもう一方の端を適切なアース(接地バス、接地された DIN レール、接地されたベアラックなど)に接続します。
注: 拡張モジュールは別途接地する必要があります。これはメインシャーシのものとは異なり、保護アースではなく、EMC アースであることに注意してください。
AC 電源に電源コンバータを接続するには、AC 電源ケーブルが必要です。電源ケーブルコネクタのタイプと標準は国によって異なります。電源ケーブルの配線カラーコードも、国によって異なります。資格を持った担当者が、適切な電源ケーブルを選択して準備し、電源に取り付けます。
注: 最低温度 75 °C(167 °F)の定格で、銅製コンダクタのみを使用してください。
注意: AC 電源は AC 分岐回路専用であることが必要です。各分岐回路は、専用の 2 極回路ブレーカーで保護する必要があります。
注意: 配線が終わるまで、AC 電源をオンにしないでください。
1. プラスティックカバーを入力電源端子から取り外し、脇に置いておきます。
2. むき出しになったアース線(10 ~ 12 AWG ケーブル)を電源コンバータのアース線接続に挿入します。コネクタからは、絶縁体に覆われた導線のみが出ているようにします。スイッチモデルによって、電源コンバータの位置が異なる可能性があることに注意してください。
4. ラインおよびニュートラルの導線を、端末ブロックのラインとニュートラル接続に挿入します。リード線が見えないことを確認してください。コネクタからは、絶縁体に覆われた導線のみが出ているようにします。
電源コンバータを DC 電源に接続することもできます。複数の電源を使用できます。適切な DC 入力定格については、データシートを参照してください。
注: 最低温度 75 °C(167 °F)の定格で、銅製コンダクタのみを使用してください。
1. 電源コンバータをアースに接続するのに十分な長さになるように、より銅線の単一の長さを計測します。配線色は、使用する国によって異なる場合があります。
電源コンバータからアースへの接続の場合、14 AWG より銅線を使用します。
2. 電源コンバータを DC 電源に接続するのに十分な長さになるように、ツイストペア銅線の長さを計測します。
電源コンバータから DC 電源への DC 接続の場合、10 AWG ツイストペア銅線を使用します。
3. ワイヤストリッパを使用して、アース線とツイストペア線の両端を 6.3 mm(0.25 インチ)± 0.5 mm(0.02 インチ)だけ剥がします。6.8 mm(0.27 インチ)を超える絶縁体を導線から剥がさないようにしてください。推奨されるよりも長く導線を剥がすと、設置後に、導線の露出部分が電源とリレーコネクタからはみ出る可能性があります。
4. より銅線のもう一方の端をアースバス、接地された DIN レール、接地されたベアラックなどの接地されたむき出しの金属面に取り付けます。
5. むき出しになったアース線のもう一方の端を、電源コンバータの端子ブロックのアース線接続に挿入します。スイッチモデルによって、電源コンバータの位置が異なる可能性があることに注意してください。
注: 8 インチポンドのトルクで締めます。10 インチポンドを超えないようにします。
警告: DC 入力電源装置から伸びる露出したリード線は、感電を引き起こす可能性があります。DC 入力電源線の露出部分が電源およびリレーコネクタからはみ出ていないことを確認してください。ステートメント 122
7. ツイストペア線を端末ブロックのラインとニュートラル接続に挿入します。リード線(図 8の番号 1)をニュートラル線接続に挿入し、リード線(図 8の番号 2)をライン線接続に挿入します。コネクタからは、絶縁体に覆われた導線のみが出ているようにします。図 8を参照してください。
8. ラインおよびニュートラル端子ブロックのネジを締めます。
注: 8 インチポンドのトルクで締めます。10 インチポンドを超えないようにします。
9. 赤色の線を DC 電源のプラス極に接続し、黒色の線をマイナス極に接続します。各極に、定格 30 AMP の限流タイプのヒューズがあることを確認します。
DC 電源とスイッチの配線を行う前に、次の注意および警告をお読みください。
警告: 容易にアクセス可能な二極切断デバイスを固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
警告: この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護対象のデバイスは 15A の定格を超えないようにします。
ステートメント 1005
警告: 機器は地域や国の電気工事規定に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
警告: 次の手順を実行する前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。ステートメント 1003
警告: この機器の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人だけが行ってください。ステートメント 1030
警告:この装置は、IEC 60950 に基づく安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に適合した DC 電源にのみ接続してください。ステートメント 1033
注意: 電源コネクタおよびアラームコネクタに配線する場合は、UL および CSA 定格の 1007 または 1569 型ツイストペア Appliance Wiring Material(AWM)銅線を使用する必要があります。
スイッチと DC 電源装置間を配線するには、次の手順に従います。
1. DC-A および DC-B というラベルの付いたスイッチの前面パネルで、電源コネクタ 2 個の位置を確認します。
2. コネクタの DC 電源接続のプラスとマイナスを識別します。スイッチパネルには電源コネクタ DC-A と DC-B のラベルがあります。
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3. DC 電源に接続するために十分な長さになるように、ツイストペア銅線(14 AWG)の 2 本のより線の長さを計測します。
4. ワイヤストリッパを使用して、各 DC 入力電源に接続されている 2 本のツイストペア導線の先端から、被覆を 6.3 mm(0.25 インチ)± 0.5 mm(0.02 インチ)だけ剥がします。6.8 mm(0.27 インチ)を超える絶縁体を導線から剥がさないようにしてください。推奨されるよりも長く導線を剥がすと、設置後に、導線の露出部分が電源コネクタからはみ出る可能性があります。
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5. スイッチに電源コネクタを固定している 2 本の非脱落型ネジを緩め、電源コネクタを取り外します。2 台の電源装置に接続しようとしている場合は、両方のコネクタを取り外します。図 10を参照してください。
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6. 電源コネクタでは、プラス導線の露出部分を「+」というラベルが付いた接続部に挿入し、マイナス導線の露出部分を「-」というラベルが付いた接続部に挿入します。リード線が見えないことを確認してください。コネクタからは、絶縁体に覆われた導線のみが出ているようにします。
警告: DC 入力電源装置から伸びる露出したリード線は、感電を引き起こす可能性があります。DC 入力電源の導線の露出部分が、コネクタまたは端子ブロックからはみ出していないことを確認してください。ステートメント 122
7. ラチェット トルク マイナス ドライバを使用して、電源コネクタの非脱落型ネジ(取り付けた導線の上)を 5 インチポンド(0.565 Nm)で締め付けます。
注意: 電源コネクタの非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。トルクは 5 インチポンド(0.565 Nm)を超えないようにしてください。
8. プラス導線の一方の端を DC 電源のプラス端子に接続し、マイナス導線の一方の端を DC 電源のマイナス端子に接続します。
スイッチをテストするときは、1 つの電源接続で十分です。スイッチを設置し、電源をもう 1 つ使用する場合は、2 つ目の電源コネクタを使用してステップ 4 ~ステップ 8 を繰り返します。
アラームコネクタ に、プライマリ電源およびオプションのセカンダリ電源の電源コネクタの DC 入力配線が完了した状態を示します。
電源コネクタをスイッチの前面パネルに取り付けるには、次の手順に従います。
1. 一方の電源コネクタをスイッチの前面パネルの DC-A レセプタクルに挿入し、もう一方の電源コネクタを DC-B レセプタクルに挿入します。図 10を参照してください。
警告: 非脱落型ネジがしっかりと締め付けられていないと、コネクタが誤って外れた際に、電気アークが発生するおそれがあります。ステートメント 397
警告: キャビネット外部の周囲温度よりも 30 °C(86 °F)高い状態に適したツイストペア導線を使用してください。ステートメント 1067
警告: 機器は地域や国の電気工事規定に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
2. ラチェット トルク マイナス ドライバを使用して電源コネクタの非脱落型ネジを締め付けます。
スイッチのテスト中は、電源は 1 つで十分です。スイッチを設置して電源をもう 1 つ使用する場合、プライマリ電源コネクタ(DC-A)の下のもう 1 つの電源コネクタ(DC-B)に対してこの手順を繰り返してください。
スイッチを設置する際は、偶発的な接触で障害が発生しないように、電源コネクタからの導線を固定します。たとえば、タイラップを使用して導線を固定します。
AC コンセントまたは DC 制御回線の回路ブレーカーを オン の位置まで動かします。
電源コンバータ前面パネルの LED は、装置が正常に動作している場合は緑色になります。装置に電力が供給されていないか、正常に動作していない場合、LED はオフになります。スイッチの電源が入ると、起動つまり一連のテストが自動的に実行され、スイッチが正常に機能しているかどうかが確認されます。
警告: この装置は、「オープンタイプ」装置として提供されます。この装置を設置する格納キャビネットは、個別の環境条件に見合い、また充電部への可触によって起こりうる怪我・傷害を防げるように設計されたものを使用してください。格納キャビネットの内部には、工具を使わないとアクセスできないよう配備してください。
格納キャビネットは、IP 54 または NEMA type 4 の最小限の格納キャビネット定格標準を満たしている必要があります。ステートメント 1063
注意: スイッチの過熱を防止するために、次の最小間隔を確保してください。
–上部と下部:50.8 mm(2.0 インチ)
–(モジュールに接続されていない)露出している側面:50.8 mm(2.0 インチ)
– 前面:50.8 mm(2.0 インチ)
DIN レールへの取り付け用として、スイッチの背面パネルにはバネ付きのラッチが付属しています。
スイッチは、スタンドアロンデバイスとして DIN レール上に取り付けるか、拡張モジュールが接続された状態で取り付けできます。スイッチを DIN レールに設置する前に、拡張モジュールをスイッチに接続する必要があります。
DIN レールにスイッチを取り付けるには、次の手順に従います。
1. DIN レールがスイッチ上部付近の 2 つのフックと底面付近のバネ付きラッチの間のスペースに収まることを確認し、DIN レールの前面に直接、スイッチの背面パネルを配置します。
2. DIN レールから離してスイッチの底面を持ち、スイッチの背面にある 2 つのフックを DIN レールの上部に掛けます。
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3. DIN レールに向かってスイッチを押し付けると、スイッチ底面後部のバネ付きラッチが下向きに移動し、はめ込まれます。
スイッチを DIN レールに取り付けたら、アラーム回路の接続の説明に従い、電源とアラームの導線を接続します。
CLI セットアッププログラムに関する設定手順については、CLI ベースのセットアッププログラムによるスイッチの設定を参照してください。
注: DIN レールからスイッチを取り外す方法については、DIN レールからのスイッチの取り外しを参照してください。
DIN レールからスイッチを取り外すには、次の手順に従います。
1. スイッチの電源が切断されたことを確認し、スイッチの前面パネルからすべてのケーブルおよびコネクタを取り外します。
2. マイナスドライバなどをバネ付きラッチの下部のスロットに挿入し、DIN レールからラッチを解除します。図 12を参照してください。
3. スイッチの底部を引き下げ、DIN レールの上部からフックを外します。図 12を参照してください。
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スイッチの設置が完了し、DC 電源およびアラームを接続する準備ができました。
スイッチの接地方法、およびスイッチに DC 電源を接続する手順については、スイッチのアース接続を参照してください。
このスイッチには、外部アラーム用の 2 つのアラーム入力と 1 つのアラーム出力のリレー回路があります。アラーム入力回路は、アラーム入力基準ピンに基づき、アラーム入力がオープンかクローズかを検出するように設計されています。各アラーム入力はオープン接点またはクローズ接点として設定できます。アラーム出力リレー回路には、ノーマルオープン接点とノーマルクローズ接点があります。
アラーム信号は 6 ピンアラームコネクタを介してスイッチに接続されます。そのうち 3 つの端子は、2 つがアラーム入力回路専用(アラーム入力 1、アラーム入力 2)で、残り 1 つが基準アース用です。アラーム入力回路を 1 つ確立するには、1 つのアラーム入力と基準アースの配線接続が必要です。残り 3 つの接続端子はアラーム出力回路用です。ノーマルオープン出力、ノーマルクローズ出力および共通信号に使用されます。アラーム出力回路を 1 つ確立するには、1 つのアラーム出力と共通配線接続が必要です。
スイッチパネルにあるアラームコネクタのラベルを以下に示します。
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注意: アラーム出力のリレー回路の入力電圧ソースは、24 VDC、1.0 A 以下または 48 VDC、0.5 A 以下に制限された独立ソースであることが必要です。
注意: 感電および火災のリスクを軽減するため、アラームポートは、IEC60950/IEC62368 準拠の限定された電源に接続する必要があります。
注: 電源コネクタおよびアラームコネクタに配線する場合は、UL および CSA 定格の 1007 または 1569 型ツイストペア Appliance Wiring Material(AWM)銅線を使用する必要があります。
スイッチと外部アラーム装置を配線するには、次の手順に従います。
1. スイッチのアラームコネクタを固定している非脱落型ネジを緩め、スイッチシャーシからコネクタを取り外します。図 13を参照してください。
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2. ツイストペア線(16 ~ 18 AWG)の 2 本のより線が外部アラーム装置に接続できるだけの長さであることを確認します。外部アラーム入力または出力回路の設定を選択します。
3. ワイヤストリッパを使用して、各線の両端から被覆を 6.3 mm(0.25 インチ)± 0.5 mm(0.02 インチ)だけ剥がします。6.8 mm(0.27 インチ)を超える絶縁体を導線から剥がさないようにしてください。推奨されるよりも長く導線を剥がした場合、設置後に、導線の露出部分がアラームコネクタからはみ出る可能性があります。
4. アラーム入力または出力回路の設定に従い、外部アラーム装置の接続端子に導線の露出部を挿入します。たとえば、アラーム入力回路を接続するには、IN1 と REF を接続します。
5. ラチェット トルク マイナス ドライバを使用して、アラームコネクタの非脱落型ネジ(取り付けた導線の上)を 2 インチポンド(0.23 N-m)で締め付けます。
注意: 電源およびアラームコネクタの非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。トルクは 2 インチポンド(0.23 N-m)を超えないようにしてください。
6. 外部アラーム装置 1 台ごとに、ステップ 2 ~ステップ 5 を繰り返して入力および出力線をアラームコネクタに挿入します。
アラームコネクタに、2 台の外部アラーム装置に対する配線を示します。1 番目のアラーム装置回路はアラーム入力回路として配線されています。IN1 接続端子と REF 接続端子で回路が確立します。2 番目のアラーム装置回路はアラーム出力回路として配線され、ノーマルオープン接点ベースで機能します。NO 接続端子と COM 接続端子で回路が確立します。
警告: 非脱落型ネジがしっかりと締め付けられていないと、コネクタが誤って外れた際に、電気アークが発生するおそれがあります。ステートメント 397
アラームコネクタをスイッチの前面パネルに取り付けるには、次の手順に従います。
1. アラームコネクタをスイッチの前面パネルにあるレセプタクルに差し込みます。
スイッチの 10/100/1000 ポートは、接続デバイスの速度で動作するように自動的に設定されます。接続先のポートが自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、速度およびデュプレックスのパラメータを明示的に設定できます。自動ネゴシエーション機能のないデバイスまたは手動で速度とデュプレックスのパラメータが設定されているデバイスに接続すると、パフォーマンスの低下や通信障害が発生することがあります。
注: Rail and Smart Grid に準拠するため、イーサネットポートには SF/UTP ケーブルが使用されていました。
最大限のパフォーマンスを実現するには、次のいずれかの方法でイーサネットポートを設定してください。
■速度とデュプレックスの両方について、ポートに自動ネゴシエーションを実行させます。
■接続の両側でポートの速度とデュプレックスに関するパラメータを設定します。
PoE をサポートするモデルは、使用する電源に応じて、PoE(ポートあたり 15.4 W、IEEE 802.3af)または PoE+(ポートあたり 30 W、IEEE 802.3at)をサポートします。さらに、PoE 対応ベースおよび拡張モジュールの最大電力バジェットはそれぞれ 240 W(30 W/ポート)で、PoE 対応ベースと拡張モジュールの組み合わせの最大合計電力バジェットは 480 W です。
注意: 静電放電(ESD)による損傷を防ぐために、基板およびコンポーネントの取り扱い手順を順守してください。
10BASE-T、100BASE-TX、または 1000BASE-T デバイスに接続するには、次の手順に従います。
1. ワークステーション、サーバ、ルータ、および Cisco IP Phone に接続する場合は、前面パネルの RJ-45 コネクタにストレートケーブルを取り付けます。
1000BASE-T 対応のデバイスに接続する場合は、カテゴリ 5 以上の 4 対のツイストペアケーブルを使用してください。
auto-MDIX 機能はデフォルトで有効に設定されています。この機能の設定情報については、『Cisco Catalyst IE3x00 Rugged Switch Software Configuration Guide』を参照してください。
2. 他のデバイスの RJ-45 コネクタに、ケーブルのもう一方の端を接続します。スイッチと接続されたデバイスの両方でリンクが確立されると、ポート LED が点灯します。
スパニングツリープロトコル(STP)がトポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED はオレンジ色に点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後ポート LED は緑色に点灯します。ポート LED が点灯しない場合は、次のことを確認します。
■ケーブルに問題があるか、または接続デバイスに取り付けられたアダプタに問題がある可能性があります。ケーブルに関する問題の解決方法については、トラブルシューティングを参照してください。
3. 必要に応じて、接続されたデバイスを再設定してから再起動します。
ここでは、SFP モジュールの取り付けおよび取り外し方法について説明します。SFP モジュールは、スイッチの前面にある SFP モジュールスロットに挿入します。これらのモジュールは現場交換可能であり、送信(TX)と受信(RX)のアップリンク光インターフェイスを提供します。
高耐久性 SFP モジュールは、任意の組み合わせで使用できます。サポートされるモジュールの一覧は、Cisco.com にあるリリースノートを参照してください。各 SFP モジュールはケーブルの反対側の SFP モジュールと同じタイプにする必要があります。また、通信の信頼性を確保するため、ケーブルは規定のケーブル長を超えないものとします。
注意: CWDM や 1000BX-U/D などの商業分野向け SFP モジュールを使用する場合は、最高動作温度を 27°C 下げてください。最低動作温度は 0°C(32 °F)です。
SFP モジュールの取り付け、取り外し、ケーブル接続についての詳細は、SFP モジュールのマニュアルを参照してください。
図 15 に、ベールクラスプラッチ付きの SFP モジュールを示します。
注意: ケーブル、ケーブルコネクタ、または SFP モジュール内の光インターフェイスの損傷を防ぐため、SFP モジュールの着脱は、光ファイバケーブルを接続した状態では行わないでください。SFP モジュールを着脱する前にすべてのケーブルを外してください。
SFP モジュールは、着脱によって製品寿命が短くなることがあります。SFP モジュールの取り付けや取り外しは必要最低限にしてください。
SFP モジュールを SFP モジュールスロットに挿入するには、次の手順に従います。
1. 静電気防止用リストストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていないアースされた金属面に取り付けます。
2. SFP モジュールは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが正面です。
SFP モジュールによっては、送信と受信(TX と RX)の印の代わりに、接続の方向(TX か RX)を示す矢印が付いている場合もあります。
3. SFP モジュールを横向きにしてスロットの開口部前面に合わせます。
4. SFP モジュールをスロットに差し込み、モジュールのコネクタがスロットの奥に装着された感触があるまで押します。
5. SFP モジュールの光ポートからダストプラグを取り外し、あとで使用できるように保管しておきます。
注意: SFP モジュールポートのダストプラグ、または光ファイバケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまでは外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、SFP モジュールポートおよびケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
SFP モジュールをモジュールレセプタクルから取り外すには、次の手順に従います。
1. 静電気防止用リストストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていないアースされた金属面に取り付けます。
3. 光インターフェイスを清潔に保つために、SFP モジュールの光ポートにダストプラグを取り付けます。
ベールクラスプラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、モジュールを取り外します。ベールクラスプラッチが手の届きにくい場所にあり、人差し指でラッチを解除できない場合には、小型マイナスドライバなどの細長い工具を使用してラッチを解除します。
5. 親指と人差し指で SFP モジュールをはさみ、モジュールスロットから慎重に外します。
ここでは、光ファイバ SFP ポートに接続する方法について説明します。SFP モジュールの取り付けおよび取り外し手順については、SFP モジュールの取り付けおよび取り外しを参照してください。
注意: SFP モジュールへの接続を行う前に、インストールの準備を参照し、ポートおよびケーブル接続に関する注意事項を確認してください。
光ファイバケーブルを SFP モジュールに接続するには、次の手順に従います。
1. 光ファイバケーブルの一端を、SFP モジュールポートに取り付けます。
2. ケーブルのもう一端を、接続先デバイスの光ファイバレセプタクルに取り付けます。
–スイッチと接続先デバイスがリンクを確立すると、LED は緑色に点灯します。
–STP がネットワークトポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED はオレンジ色に点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後、ポート LED は緑色に点灯します。
–ポート LED が点灯しない場合は、接続先デバイスが起動していない、ケーブルに問題がある、接続先デバイスのアダプタに問題があるといった理由が考えられます。ケーブルに関する問題の解決方法については、トラブルシューティングを参照してください。
最終的な設置場所にスイッチを設置する前に、スイッチの電源を入れ、ブートファスト形式でスイッチの起動を確認してください。 スイッチは、ブートファストシーケンスにより 90 秒未満で起動します。
デフォルト設定で十分な場合は、これ以上のスイッチの設定作業は必要ありません。デフォルト設定は、次のいずれかの管理オプションを使用して変更できます。
■スイッチのメモリ内にある Web UI を使用すると、個々のスタンドアロンスイッチを管理できます。これは使いやすい Web インターフェイスで、簡単な設定とモニタリングが可能です。Web UI には、Web ブラウザを通じてネットワーク上の任意の場所からアクセスできます。詳細については、ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよび Web UI のオンラインヘルプを参照してください。
■CLI を使用して、コンソールからスイッチを個別のスイッチとして設定します。CLI の使用の詳細については、Cisco.com のコマンドリファレンスを参照してください。
■Cisco DNA Center アプリケーションなどの SNMP アプリケーションを起動します。
■Common Industrial Protocol(CIP)管理ツールを起動します。CIP ベースのツールを使用すれば、産業オートメーションシステム全体を管理できます。