この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
スイッチの LED には、スイッチのトラブルシューティングに役立つ情報が示されます。これにより、ブート ファストの失敗、ポート接続の問題、およびスイッチ全体のパフォーマンスを把握できます。また、Device Manager、CLI、SNMP ワークステーションから統計情報を取得することもできます。詳細については、『 Cisco IE 2000 Switch Software Configuration Guide 』、Cisco.com の『 Cisco IE 2000 Switch Command Reference 』、または SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。
ケーブルにわずかでも傷や破損がないか確認してください。物理層の接続に問題がないように見えるケーブルでも、配線やコネクタのごくわずかな損傷が原因でパケットが破損することがあります。ポートでパケット エラーが多発したり、ポートでフラッピング(リンクの切断と接続)が頻繁に繰り返される場合は、この問題が考えられます。
両側でリンクが確立されていることを確認します。配線が切れていたり、ポートがシャットダウンしていると、片側でリンクが表示されても反対側では表示されないことがあります。
ポート LED が点灯していても、ケーブルが正常なことを示しているわけではありません。物理的なストレスがかかっており、限界レベルで動作している可能性もあります。ポート LED が点灯しない場合:
インターフェイスが無効になっていないか、あるいは電源がオフになっていないかを確認します。リンクの片側でインターフェイスを手動でシャットダウンした場合は、そのインターフェイスを再び有効化するまでリンクは復旧しません。 show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、インターフェイスのステータスが errdisable、disabled、または shutdown になっていないか確認します。必要に応じて、インターフェイスを再び有効化します。
ping を使用し、接続できない原因となっている箇所を突き止めます。最初に直接接続されているスイッチから始め、ポートごと、インターフェイスごと、トランクごとに段階的にさかのぼって調べます。各スイッチの連想メモリ(CAM)テーブル内に、エンド デバイスの MAC アドレスが存在していることを確認します。
スパニングツリー プロトコル(STP)にループが発生すると、重大なパフォーマンス上の問題が引き起こされ、その状況がポートやインターフェイスの問題のように見えることがあります。
ループは、単方向リンクによって引き起こされることがあります。つまり、スイッチから送信されたトラフィックがネイバーで受信されるにもかかわらず、ネイバーからのトラフィック受信通知がスイッチで受信されない場合にループが発生します。破損したケーブル、その他のケーブル配線の問題、またはポートの問題によって、この単方向の通信が引き起こされる可能性があります。
スイッチで単方向リンク検出(UDLD)を有効にすると、単方向リンク問題の特定に役立ちます。スイッチで UDLD を有効にする方法については、Cisco.com にある『 Cisco IE 2000 Switch Software Configuration Guide 』の「Information About UDLD」の項を参照してください。
ポートの統計情報に、アライメント エラー、フレーム チェック シーケンス(FCS)、またはレイト コリジョン エラーが大量に表示される場合は、2 台のデバイス間でデュプレックスおよび速度の設定が一致していない可能性があります。
スイッチのパフォーマンスを最大限に引き出してリンクを確実にするために、次のいずれかの注意事項に従ってデュプレックスまたは速度の設定を変更してください。
スイッチとサードパーティ製ネットワーク インターフェイス カード(NIC)間で問題が発生する場合があります。デフォルトでは、スイッチ ポートとインターフェイスは自動ネゴシエーションを実行します。一般的には、ラップトップ コンピュータやその他の装置にも自動ネゴシエーションが設定されていますが、それでも問題が発生することがあります。
I 自動ネゴシエーションの問題をトラブルシューティングするには、速度とデュプレックス モードが接続の両側で同じになるように手動で設定します。それでも問題が解決しない場合は、NIC 上のファームウェアまたはソフトウェアに問題がある可能性があります。その場合は、NIC ドライバを最新バージョンにアップグレードすると問題が解決することがあります。
ポート統計情報に過剰な FCS、レイト コリジョン、アライメント エラーが示される場合は、スイッチから接続先の装置までのケーブル長が推奨ガイドラインに従っていることを確認してください。
この新しい機能を使用すると、ポートに対して半二重不可オプションを有効できます。これにより、スイッチから半二重が除外され、全二重またはリンクなしのいずれかだけが可能になります。
表 4-1 HD でのリンク不可を有効にした場合の有効な組み合わせ
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スイッチをリセットすると、設定が削除されてスイッチが再起動されます。
工場出荷時のデフォルト設定にリセットする理由としては、次のことが考えられます。
(注) Cisco iOS ファームウェア はデバイスのフラッシュ メモリに格納されます。Cisco iOS ファームウェア は、SD メモリ カードにはインストールされません。
ステップ 1 Express Setup ボタンを 10 秒以上押し続けます。スイッチがリブートします。スイッチのリブートが完了すると、システム LED が緑色に点灯します。
ステップ 2 もう一度 Express Setup ボタンを 3 秒間押します。スイッチの 10/100 イーサネット ポートが緑色に点滅します。
システム管理者は、パスワード回復機能を有効化または無効化できます。パスワード回復機能を無効にした場合、紛失したパスワードや忘れたパスワードを回復するには、スイッチの設定を完全にクリアする以外に方法がありません。この手順については、“スイッチのリセット” sectionを参照してください。
パスワード回復機能の有効化と無効化の詳細、およびパスワードの回復手順は、『 Cisco IE 2000 Switch Software Configuration Guide 』に記載されています。
ここでは、スイッチの初期設定に関するトラブルシューティングのヒントを示します。
シスコのテクニカル サポートに連絡する場合は、スイッチのシリアル番号が必要です。シリアル番号は、スイッチの右側面にある準拠ラベルに記されています。図 4-1を参照してください。または、 show version 特権 EXEC コマンドを使用して、スイッチのシリアル番号を取得することもできます。
図 4-1 Cisco IE 2000 IP67 シリーズ スイッチのシリアル番号の位置