VRRPv3 プロトコルのサポートの制限事項
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VRRPv3 は既存のダイナミック プロトコルの代替にはなりません。VRRPv3 は、マルチアクセス、マルチキャスト、または ブロードキャスト対応イーサネット LAN で使用するために設計されています。
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VRRPv3 は、イーサネット、ファストイーサネット、ブリッジグループ仮想インターフェイス(BVI)、およびギガビット イーサネット インターフェイス、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)、VRF を認識する MPLS VPN、および VLAN 上でサポートされます。
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BVI インターフェイスの初期化に関連して転送遅延が発生するため、VRRPv3 アドバタイズ タイマーの時間は BVI インターフェイスでの転送遅延時間より短く設定する必要があります。VRRPv3 アドバタイズタイマーの時間を BVI インターフェイスでの転送遅延時間以上の値に設定すると、最近初期化された BVI インターフェイス上にある VRRP デバイスが無条件にプライマリロールを引き継ぐことができなくなります。BVI インターフェイスでの転送遅延を設定するには、bridge forward-time コマンドを使用します。VRRP アドバタイズメントタイマーを設定するには、vrrp timers advertise コマンドを使用します。
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VRRPv3 は、ステートフル スイッチオーバー(SSO)をサポートしていません。
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VRRP が VRRS 経路の冗長インターフェイスと同じネットワーク パス上で動作する場合にのみ、完全なネットワークの冗長性を実現できます。完全な冗長性のために、次の制約事項が適用されます。
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VRRS 経路は、親 VRRP グループと異なる物理インターフェイスを共有したり、親 VRRP グループと異なる物理インターフェイスを持つサブインターフェイス上で設定することはできません。
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VRRS 経路は、関連付けられた VLAN が親 VRRP グループが設定された VLAN と同じトランクを共有していない限り、スイッチ仮想インターフェイス(SVI)に設定することはできません。
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