この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
オンライン診断では、デバイスが稼働中のネットワークに接続している間に、デバイスのハードウェア機能をテストし、確認できます。
オンライン診断には、異なるハードウェア コンポーネントをチェックするパケット交換テストが含まれ、データ パスおよび制御信号が確認されます。
オンライン診断では、次の領域の問題が検出されます。
オンライン診断は、オンデマンド診断、スケジュール診断、ヘルスモニタリング診断に分類できます。オンデマンド診断は、CLI から実行されます。スケジュールされた診断は、動作中のネットワークにデバイスが接続されているときに、ユーザが指定した間隔または指定した時刻に実行されます。ヘルスモニタリングは、バックグラウンドでユーザが指定した間隔で実行されます。デフォルトでは、30 秒ごとにヘルス モニタリング テストが実行されます。
オンライン診断を設定したあと、手動で診断テストを開始したり、テスト結果を表示したりできます。また、デバイスまたはスイッチ スタックに設定されているテストの種類、およびすでに実行された診断テスト名を確認できます。
スイッチで実行する診断テストを設定しデバイス、diagnostic start 特権 EXEC コマンドを使用して診断テストを開始します。
テストを開始したら、テスト プロセスの停止はできません。
手動でオンライン診断テストを開始するには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
診断モニタリングをイネーブルにする前に、障害しきい値およびテストの間隔を設定する必要があります。
特定のデバイスについて指定した時間、または日、週、月単位でオンライン診断をスケジューリングできます。スケジューリングを削除するには、コマンドの no 形式を入力します。
テストをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を入力します。
デフォルトでは、ヘルス モニタリングはディセーブルですが、デバイスはテストの失敗時に Syslog メッセージを生成します。
ヘルス モニタリング診断テストを設定し、イネーブルにするには、次の手順を実行します。
デバイスまたはデバイス スタックに設定されているオンライン診断テストを表示し、この表に示す show 特権 EXEC コマンドを使用してテスト結果を確認することができます。
コマンド(Command) |
目的 |
---|---|
show diagnostic contentswitch [number | all] show diagnostic content |
スイッチに対して設定されたオンライン診断を表示します。 switch [number | all] パラメータは、スタック構成スイッチだけでサポートされます。 |
show diagnostic status |
現在実行中の診断テストを表示します。 |
show diagnostic resultswitch [number | all] [detail | test {name | test-id | test-id-range | all} [detail]] |
オンライン診断テストの結果を表示します。 switch [number | all] パラメータは、スタック構成スイッチだけでサポートされます。 |
show diagnostic switch [number | all] [detail] show diagnosticdetail] |
オンライン診断テストの結果を表示します。 switch [number | all] パラメータは、スタック構成スイッチだけでサポートされます。 |
show diagnostic schedule [number | all] |
オンライン診断テストのスケジュールを表示します。 switch [number | all] パラメータは、スタック構成スイッチだけでサポートされます。 |
show diagnostic post |
POST 結果を表示します(この出力は、show post コマンドの出力と同じです)。 |
次に、テスト名を指定して診断テストを開始する例を示します。
Device# diagnostic start switch 2 test DiagPOETest
次に、すべての基本診断テストを開始する例を示します。
Device# diagnostic start switch 1 test all
次に、ヘルス モニタリング テストを設定する例を示します。
Device(config)# diagnostic monitor threshold switch 1 test 1 failure count 50 Device(config)# diagnostic monitor interval switch 1 test TestPortAsicStackPortLoopback
次に、特定のスイッチに対して、特定の日時に診断テストを実行するようにスケジューリングする例を示します。
Device(config)# diagnostic schedule test DiagThermalTest on June 3 2013 22:25
次の例では、指定されたスイッチで毎週特定の時間に診断テストを実行するようにスケジューリングする方法を示します。
Device(config)# diagnostic schedule switch 1 test 1,2,4-6 weekly saturday 10:30
次に、オンデマンド診断設定を表示する例を示します。
Device# show diagnostic ondemand settings
Test iterations = 1
Action on test failure = continue
次に、障害の診断イベントを表示する例を示します。
Device# show diagnostic events event-type error
Diagnostic events (storage for 500 events, 0 events recorded)
Number of events matching above criteria = 0
No diagnostic log entry exists.
次に、診断テストの説明を表示する例を示します。
Device# show diagnostic description switch 1 test all DiagGoldPktTest : The GOLD packet Loopback test verifies the MAC level loopback functionality. In this test, a GOLD packet, for which doppler provides the support in hardware, is sent. The packet loops back at MAC level and is matched against the stored packet. It is a non -disruptive test. DiagThermalTest : This test verifies the temperature reading from the sensor is below the yellow temperature threshold. It is a non-disruptive test and can be run as a health monitoring test. DiagFanTest : This test verifies all fan modules have been inserted and working properly on the board It is a non-disruptive test and can be run as a health monitoring test. DiagPhyLoopbackTest : The PHY Loopback test verifies the PHY level loopback functionality. In this test, a packet is sent which loops back at PHY level and is matched against the stored packet. It is a disruptive test and cannot be run as a health monitoring test. DiagScratchRegisterTest : The Scratch Register test monitors the health of application-specific integrated circuits (ASICs) by writing values into registers and reading back the values from these registers. It is a non-disruptive test and can be run as a health monitoring test. DiagPoETest : This test checks the PoE controller functionality. This is a disruptive test and should not be performed during normal switch operation. DiagStackCableTest : This test verifies the stack ring loopback functionality in the stacking environment. It is a disruptive test and cannot be run as a health monitoring test. DiagMemoryTest : This test runs the exhaustive ASIC memory test during normal switch operation NG3K utilizes mbist for this test. Memory test is very disruptive in nature and requires switch reboot after the test. Device#
次に、ブートアップ レベルを表示する例を示します。
Device# show diagnostic bootup level Current bootup diagnostic level: minimal Device#
関連項目 | 参照先 |
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システム管理コマンド |
Command Reference (Catalyst 9300 Series Switches) Command Reference, (Catalyst 9400 Series Switches) |
MIB | MIB リンク |
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本リリースでサポートするすべての MIB |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
説明 | リンク |
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リリース |
変更箇所 |
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Cisco IOS XE Everest 16.5.1a |
この機能が導入されました。 |