目次
検証済みスケーラビリティの制限値
このマニュアルでは、Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチの Cisco NX-OS 設定の制限値について説明します。
はじめに
このマニュアルに記載されている値は Cisco Nexus 9000 シリーズのハードウェアまたは Cisco NX-OS ソフトウェアの理論上のシステム制限値とは解釈されません。これらの制限値は、シスコによって検証された値を示します。これらの値は、さらにテストや検証を実施することで増やせます。
検証済みスケーラビリティの制限値
この項の表に、Cisco NX-OS リリース 7.0(3)I3(1) の検証済みスケーラビリティ制限値を示します。これらの制限値は一次元構成で検証されています。この表に示す値は、1 度に 1 つの特定の機能のスケーラビリティに重点を置いています。
この数値は、対応する機能に対してその Cisco NX-OS リリースのソフトウェアが現在サポートしている絶対最大値です。ハードウェアがより大きなスケーリングに対応している場合、今後のソフトウェア リリースでは、この検証された最大制限値が増大する可能性があります。複数の機能をイネーブルにして最大のスケーラビリティを実現しようとした時は、ここに示されている値と結果が異なる場合があります。
表 1 Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ(FEX)の検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値1
9300 シリーズの検証済み制限値2
ファブリック エクステンダおよびファブリック エクステンダ サーバ インターフェイス
32 および 1536
16 および 768
ファブリック エクステンダあたりの VLAN
2000(すべてのファブリック エクステンダ)
2000(すべてのファブリック エクステンダ)
ファブリック エクステンダ サーバ インターフェイスあたりの VLAN3
75
75
ポート チャネル
426
378
Cisco Nexus 9500 シリーズのサポートするライン カードあたりの一意のファブリック エクステンダ
12
N/A
1 Cisco Nexus 2200 シリーズおよび B22 シリーズ ファブリック エクステンダは、Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチ上の X9464PX および X9564PX ライン カードでサポートされます。Cisco Nexus 2300 シリーズ ファブリック エクステンダは、Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチ上の X9432PQ、X9464PX、X9464TX、X9536PQ、X9564PX、X9564TX、および X9636PQ ライン カードでサポートされます。2 Cisco Nexus 2200 シリーズおよび B22 シリーズ ファブリック エクステンダは、Cisco Nexus 9396PX、9372PX、および 9372PX-E シャーシでサポートされます。Cisco Nexus 2300 シリーズ ファブリック エクステンダは、Cisco Nexus 9332PQ、9396PX、9372PX、および 9372PX-E シャーシでサポートされます。3 FEX HIF ポート チャネルについては、 spanning tree port type edge [trunk] コマンドを使用して STP ポート タイプ エッジをイネーブルにすることを推奨します。
表 2 Intelligent Traffic Director の検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値4
9300 シリーズの検証済み制限値5
デバイス グループあたりのノード
32
32
すべてのデバイス グループでのノード
256
256
スイッチあたりのデバイス グループ
48
48
スイッチあたりの ITD サービス
64
64
ITD サービスあたりの入力インターフェイス
1
1
ITD サービスあたりの仮想 IP アドレス
255
255
ITD サービスあたりのプローブ
4
4
ITD サービスあたりのデバイス グループ
48
48
4 ITD は、Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチと Cisco Nexus X9464PX、X9464TX、X9564PX、および X9564TX ライン カードでサポートされます。5 ITD は、Cisco Nexus 9372PX、9372TX、9396PX、9396TX、93120TX、および 93128TX スイッチでサポートされます。
表 3 インターフェイスの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
DHCP クライアント
5
5
Generic Routing Encapsulation(GRE)トンネル
8
8
ポート チャネルのリンク
32
32
SVI
490(HSRP あり)、1500(HSRP なし)
450(HSRP あり)
vPC
300
48
スタティック ネットワーク アドレス変換(NAT)
N/A
1023
ダイナミック ネットワーク アドレス変換(NAT)
N/A
1023
スタティック双方向ネットワーク アドレス変換(NAT)
N/A
768
ダイナミック双方向ネットワーク アドレス変換(NAT)
N/A
1023
表 4 ラベル スイッチングの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
Forwarding Equivalence Class(FEC)
128
128
等コスト マルチパス(ECMP)
32
16
FEC * ECMP
1000
1000
出力方向でのスタティック MPLS の Flex カウンタ
4000
4000
隣接関係あたりの Flex カウンタ
2
2
隣接関係
1024
1024
(注)
ネットワークの拡張性のため、トップオブラック(ToR)または境界リーフ スイッチから接続されているプレフィクスをアドバタイズするマルチホップ BGP とともに階層型ルーティング設計を使用することを推奨します。
表 5 レイヤ 2 スイッチングの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
MST インスタンス
64
64
MST 仮想ポート
85,000
48,000
RPVST 仮想ポート
22,000
12,000
VLANs
3967(残りの 127 VLAN は予約済み)
3967(残りの 127 VLAN は予約済み)
RPVST モードの VLAN
500
500
VLAN の総数 X 分離されたスイッチポートのポート数
96,000
50,000
(注)
vPC ごとにサポートされる VLAN の数は、トポロジに応じて、このテーブルに示す MST または RPVST の仮想ポートの数以下にする必要があります。
表 6 マルチキャスト ルーティングの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
IPv4 マルチキャスト ルート
32,000(レイヤ 2 + レイヤ 3)
8000(レイヤ 2 + レイヤ 3)
発信インターフェイス(OIF)
40(SVI + 物理レイヤ 3)または 256(物理レイヤ 3)
40(SVI + 物理レイヤ 3)
(注)
IPv4 マルチキャスト ルートおよび IPv4/IPv6 ホスト ルートは同じハードウェア テーブルを共有します。制限値は、デフォルトのラインカード モードおよび最大ホスト ラインカード モードの両方に適用されます。
(注)
ハイ アベイラビリティ(グレースフル リスタートおよびステートフル スイッチオーバー)は、ユニキャストまたはマルチキャスト アグレッシブ タイマーが任意のスケールで設定されている場合はサポートされません。
表 7 プログラマビリティの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
OpenFlow
OpenFlow ポート
N/A
96
OpenFlow レイヤ 2 フロー
N/A
32,000
OpenFlow レイヤ 3 フロー
N/A
3000
表 8 セキュリティの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
DHCP スヌーピング バインディング
2048
2048
IPv4 入力アクセス制御エントリ(ACE)数
3072(ネットワーク転送エンジンあたり)
3072(ネットワーク転送エンジンあたり)
IPv4 出力アクセス制御エントリ(ACE)数
768(ネットワーク転送エンジンあたり)
768(ネットワーク転送エンジンあたり)
IPv6 入力アクセス制御エントリ(ACE)数
1536(ネットワーク転送エンジンあたり)
1536(ネットワーク転送エンジンあたり)
IPv6 出力アクセス制御エントリ(ACE)数
256(ネットワーク転送エンジンあたり)
256(ネットワーク転送エンジンあたり)
(注)
ACE のスケーラビリティ制限は、ポリシー ベースの ACL(PBACL)にも適用されます。
表 9 システム管理の検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
MPLS ストリッピング
ラベル
12,000
12,000
PTP
PTP 用にイネーブルにした 10G 物理ポート
44
44
sFlow
sFlow ポート
256
64
SPAN および ERSPAN
設定可能な SPAN セッションまたは ERSPAN セッション
32
4
アクティブな SPAN または ERSPAN セッション6
4 ~ 32(ラインカード数とセッション設定に基づく)
4
ラインカードあたりのアクティブなローカライズ済み SPAN または ERSPAN セッション7
4
4
SPAN または ERSPAN セッションあたりの送信元インターフェイス(Rx と Tx のいずれかまたは両方)
48
48
SPAN セッションあたりの宛先インターフェイス
1(物理/PO インターフェイス)
1(物理/PO インターフェイス)
SPAN または ERSPAN セッションあたりの送信元 VLAN
32
32
TAP アグリゲーション
リダイレクト ポート リスト中のリダイレクト インターフェイス
12
12
システムあたりのリダイレクト ポート リスト(またはファン アウト)
100
100
6 1 つのフォワーディング エンジン インスタンスで 4 つの SPAN セッションまたは ERSPAN セッションがサポートされます。Cisco Nexus 9300 シリーズ スイッチの場合は、最初の 3 つのセッションに双方向送信元が含まれていると、4 番目のセッションのハードウェア リソースは Rx 送信元専用になります。この制限は、SPAN または ERSPAN 送信元のフォワーディング エンジン インスタンス マッピングに応じて、Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチにも適用される場合があります。7 ラインカードごとの SPAN セッションまたは ERSPAN セッションの数は、同じインターフェイスが複数セッションの双方向送信元として設定されている場合は、2 に減少します。
(注)
Cisco NX-OS リリース 7.0(3)I1(2) 以降では、PTP は、100G 9408PC ライン カードおよび 100G M4PC 汎用拡張モジュール(GEM)を除く、すべての Cisco Nexus 9000 シリーズ ハードウェアでサポートされます。
表 10 ユニキャスト ルーティングの検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
ユニキャスト ルーティング
BFD セッション(エコー モード)
512
256
BGP ネイバー
2000
512
EIGRP ルート
20,000
20,000
EIGRP ネイバー
512
256
HSRP グループ
490
490
IPv4 ARP
48,000
48,000
IPv4 ホスト ルート
208,000(ハッシュ テーブル、80% 以降はコリジョン増加)
208,000(ハッシュ テーブル、80% 以降はコリジョン増加)
IPv6 ホスト ルート
104,000(ハッシュ テーブル、80% 以降はコリジョン増加)
104,000(ハッシュ テーブル、80% 以降はコリジョン増加)
IPv6 ND
48,000
48,000
IPv4 ユニキャスト ルート(LPM)
128,000
128,000
IPv6 ユニキャスト ルート(LPM)
20,000
20,000
64 ビット ALPM ルーティング モードでの IPv4 および IPv6 ユニキャスト ルート(LPM)
128,000(IPv4)
80,000(IPv6)
128,000(IPv4)
80,000(IPv6)
IS-ISv4 隣接関係(L1、L2、または L1 と L2 の合計でデフォルト タイマーを持つもののいずれか)
255
255
IS-ISv4 BFD セッション(デフォルト タイマーを使用)
255
255
IS-ISv4 ルート
10,000
10,000
IS-ISv4 ネットワーク タイプ
ポイントツーポイント、ブロードキャスト
ポイントツーポイント、ブロードキャスト
MAC アドレス
90,000
90,000
OSPFv2 ネイバー
1000
256
OSPFv3 ネイバー
1000
256
VRF
1000
1000
インターフェイスまたは I/O モジュールあたりの VRRP グループ
250
250
ポリシーベース ルーティング(PBR)
ポリシーあたりの設定シーケンス
256
256
ポリシーあたりのネクストホップ アドレス
32
32
IPv4 ACE(一次元)
3072(ネットワーク転送エンジンあたり)
3072(ネットワーク転送エンジンあたり)
IPv6 ACE(一次元)
1536(ネットワーク転送エンジンあたり)
1536(ネットワーク転送エンジンあたり)
IPv4 および IPv6 ACE
2048 IPv4 + 256 IPv6
2048 IPv4 + 256 IPv6
PBR ポリシーを使用するインターフェイス
512
512
VRRPv3
インターフェイスあたりの VRRPv3 グループ
255
255
デフォルト タイマー(1 秒)を持つ VRRPv3 グループ
490
490
アグレッシブ タイマー(100 ミリ秒)を持つ VRRPv3 グループ
290
290
リラックス タイマー(3 秒)を持つ VRRPv3 グループ
490
490
デフォルト タイマー(1 秒)を持つ 1 つの VRRPv3 グループのパス
489
489
VRRPv3 グループとパスの組み合わせ
490
490
(注)
IPv4/IPv6 ホスト ルートおよび IPv4 マルチキャスト ルートは同じハードウェア テーブルを共有します。制限値は、デフォルトのラインカード モードおよび最大ホスト ラインカード モードの両方に適用されます。
(注)
IPv4 および IPv6 ユニキャスト ルートは同じハードウェア テーブルを共有します。制限値は、デフォルトのラインカード モードおよび最大ホスト ラインカード モードの両方に適用されます。
(注)
ハイ アベイラビリティ(グレースフル リスタートおよびステートフル スイッチオーバー)は、ユニキャストまたはマルチキャスト アグレッシブ タイマーが任意のスケールで設定されている場合はサポートされません。
表 11 VXLAN の検証済みスケーラビリティ制限値(一次元) 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
VXLAN のフラッディングおよび学習
Virtual Network Identifier(VNI)または VXLAN マップ型 VLAN
1000
1000
アンダーレイ マルチキャスト グループ
128
128
オーバーレイ MAC アドレス
64,000
64,000
リモート VXLAN トンネル エンドポイント(VTEP)
256
256
入力複製ピア
256
256
入力複製レイヤ 2 VNI
1000
1000
入力複製の MAC アドレス
64,000
64,000
インターフェイスでのポート VLAN 変換
100
100
スイッチ中でのポート VLAN 変換
2000
2000
リモート VTEP をポイントするスタティック MAC アドレス
1000
1000
VXLAN VLAN 論理ポート VP カウント
7000
7000
FEX ポートあたりの VXLAN VLAN(ホスト インターフェイス)
75
75
vPC 集中型ゲートウェイでレイヤ 2 ルーティングされる VNI
450
450
VXLAN BGP eVPN
レイヤ 2 VNI
1000
1000
レイヤ 3 VNI/VRF8
750
900
アンダーレイ マルチキャスト グループ
128
128
VTEP
256
256
MAC アドレス
64,000
64,000
IPv4 ホスト ルート
32,000
32,000
IPv6 ホスト ルート
7,000
7,000
オーバーレイ IPv4 LPM ルート
12,000
12,000
オーバーレイ IPv6 LPM ルート
7000
7000
VXLAN VLAN 論理ポート VP カウント
7000
7000
FEX ポートあたりの VXLAN VLAN(ホスト インターフェイス)
75
75
VXLAN BGP eVPN 入力複製
レイヤ 2 VNI
1000
1000
レイヤ 3 VNI/VRF9
750
900
VTEP
128
128
MAC アドレス
64,000
64,000
IPv4 ホスト ルート
32,000
32,000
IPv6 ホスト ルート
7000
7000
オーバーレイ IPv4 LPM ルート
12,000
12,000
オーバーレイ IPv6 LPM ルート
7000
7000
VXLAN VLAN 論理ポート VP カウント
7000
7000
FEX ポートあたりの VXLAN VLAN(ホスト インターフェイス)
75
75
8 ECMP オブジェクトは複数の VRF で共有されません。9 ECMP オブジェクトは複数の VRF で共有されません。導入事例
ここでは、いくつかの一般的な導入のトポロジ例を示します。各トポロジのスケーラビリティの数値は、記載された機能すべてを同時にイネーブルにした場合の制限値です。
注目:ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。これらの数値については、「検証済みスケーラビリティの制限値」の項を参照してください。
レイヤ 2/レイヤ 3 アグリゲーション トポロジ(最大ホスト ルーティング モード)
このレイヤ 2/レイヤ 3 アグリゲーション トポロジは、仮想ポート チャネル(vPC)アグリゲーション ペア状態の Cisco Nexus 9508 スイッチで構成されます。これらのアグリゲーション ノードは、N9K-X9564TX、N9K-X9564PX、および N9K-X9636PQ ライン カードをフル装備しています。N9K-X9636PQ ライン カードは、通常モードおよびブレークアウト モードで使用されます。Cisco Nexus 9396PX および 93128TX スイッチは、必要な vPC スケールを実現するために、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチでトップオブラック ユニットとして使用されます。
また、vPC アグリゲーション ノードのペアに接続するコア レイヤ 3 ノードとして Cisco Nexus 9508 スイッチも使用されます。このトポロジの焦点は、IPv4 ARP、IPv6 ネイバー探索(ND)、レイヤ 2 スケーラビリティやその他のルーティング、スイッチング、およびレイヤ 4 ~レイヤ 7 の管理と操作の機能をテストすることです。レイヤ 3 インターフェイスはすべてデュアル スタック用に設定されており、トラフィックはすべての VLAN に対してデュアル スタックです。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。ここに示したスケール値は、ほとんどの顧客のトポロジで使用される数値を上回っています。ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
表 12 レイヤ 2/レイヤ 3 アグリゲーション トポロジ(最大ホスト ルーティング モード) 機能
9508 の検証済み制限値(最大ホスト ルーティング モード)
フル装備されたシャーシ
1 N9K-X9636PQ、1 N9K-X9564TX、2 N9K-X9564PX、1 N9K-X9432PQ、1 N9K-X9536PQ
イネーブルにする物理インターフェイス
276
マルチキャスト S,G ルート
653
マルチキャスト *,G ルート
500
IPv4 ユニキャスト ルート(LPM)
5000
IPv6 ユニキャスト ルート(LPM)
850
IPv4 ARP
65,000
IPv6 ND
40,000
MAC アドレス
90,000
VLANs
490
vPC*
200
OSPFv2 ネイバー
20
OSPFv3 ネイバー
4
BGP(IPv4)ネイバー
65
BGP(IPv6)ネイバー
65
SVI
490
STP 論理ポート
2800(RPVST)
HSRP VLAN(IPv4/IPv6)
490
仮想ポート
700
ポート チャネルのリンク
8
* vPC ごとにサポートされる VLAN の数は、トポロジに応じて、この表に示す MST または RPVST の仮想ポートの数以下にする必要があります。
レイヤ 2/レイヤ 3 アグリゲーション トポロジ(デフォルト ルーティング モード)
このレイヤ 2/レイヤ 3 アグリゲーション トポロジは、仮想ポート チャネル(vPC)アグリゲーション ペア状態の Cisco Nexus 9516 スイッチで構成されます。これらのアグリゲーション ノードは、N9K-X9564TX、N9K-X9564PX、および N9K-X9536PQ ライン カードをフル装備しています。シャーシは、ブレークアウト モードに設定されている 5 つのライン カードをフル装備しています。Cisco Nexus 9396PX および 93128TX スイッチは、必要な vPC スケールを実現するために、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチでトップオブラック ユニットとして使用されます。Cisco Nexus 9516 ノードはデフォルト ルーティング モードで稼働します。また、vPC アグリゲーション ノードのペアに接続するコア レイヤ 3 ノードとして Cisco Nexus 3164Q スイッチも使用されます。
このトポロジの焦点は、IPv4 ARP、IPv6 ネイバー探索(ND)、レイヤ 2 スケーラビリティ、IPv4 および IPv6 LPM ルーティング、IPv4 のレイヤ 2 およびレイヤ 3 マルチキャスト ルーティング、およびレイヤ 4 ~レイヤ 7 の管理と操作の機能をテストすることです。レイヤ 3 インターフェイスはすべてデュアル スタック用に設定されており、トラフィックはすべての VLAN に対してデュアル スタックです。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
表 13 レイヤ 2/レイヤ 3 アグリゲーション トポロジ(デフォルト ルーティング モード) 機能
9516 シリーズの検証済み制限値(デフォルト ルーティング モード)
9300 シリーズの検証済み制限値(デフォルト ルーティング モード)
シャーシの設定
5 N9K-X9432PQ ライン カード
4 N9K-X9464PX ライン カード
3 N9K-X9536PQ ライン カード
3 N9K-X9464TX ライン カード
1 N9K-X9564TX ライン カード
9372
物理ポート
1335
50
vPC
303
24
SVI
450
450
VRF
100
100
IPv4 ARP
40,000
40,000
IPv6 ND
10,000
10,000
STP 論理ポート
10,000
6000
BGP ネイバー(IPv4 + IPv6)
502 + 502
502 + 502
IPv4 LPM ルート
50,000
6000
IPv6 LPM ルート
10,000
1000
BFD(IPv4 + IPv6)
300
102
IGP OSPFv2 ネイバー
502
502
IGP OSPFv3 ネイバー
502
502
HSRP(IPv4 + IPv6)
450 + 450
450 + 450
IGMP グループ
2000
2000
マルチキャスト *,G ルート
2000
2000
マルチキャスト S,G ルート
8000
6000
トラッキング オブジェクト
450
450
VLANs
500
500
PIM ネイバー
502
502
MAC アドレス
60,000
60,000
ネットワーク アドレス変換(NAT)
N/A
756
sFlow
256
32
FEX システム トポロジ
FEX 9500 多次元スケール トポロジは、仮想ポート チャネル(vPC)ペア状態の Cisco Nexus 9508 スイッチで構成されます。各スイッチには複数の X9564PX ライン カードが備わっています。各スイッチごとに 32 の FEX アップリンクがライン カードに接続されています。FEX 9300 多次元スケール トポロジを構成しているのは 2 台の Cisco Nexus 9396PX スイッチで、これらを vPC モードで使用し、16 の FEX アップリンクが各スイッチに接続されています。複数の FEX タイプとして、Nexus 2248TP-E、2232PP、2248PQ、および 2348UPQ を使用しています。
スイッチはレイヤ 2 とレイヤ 3 の境界で使用され、VXLAN VTEP としても設定されます。FEX ホスト ポートはレイヤ 2 ポートとして機能します。スイッチは SVI インターフェイスを使用したゲートウェイとして設定されます。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。ここに示したスケール値は、ほとんどの顧客のトポロジで使用される数値を上回っています。ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
表 14 FEX システム トポロジ 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
ファブリック エクステンダ
32
16
アップ インターフェイス
1100
560
ポート チャネル
426
370
vPC メンバー
390
360
VLAN
744
416
PVLAN VLAN
56
56
プライマリ VLAN ごとのセカンダリ VLAN 数
25
25
MAC アドレス
45,000
25,000
HSRP
365
365
ARP
12,000
10,000
ネイバー探索(ND)
5000
5000
マルチキャスト(*,G)
4000
4000
マルチキャスト(S,G)
4000
4000
マルチキャスト システム トポロジ
このマルチキャスト システム トポロジは、2 つのマルチキャスト PIM ドメインで構成されています。Multicast Source Discovery Protocol(MSDP)は、これら 2 つのドメイン間でマルチキャストの送信元の情報を交換するために使用されます。
2 台の Cisco Nexus 9508 スイッチが一方のドメインの vPC ピアとして設定され、2 台の Cisco Nexus 9372PX スイッチが他方のドメインの vPC ピアとして設定されます。シャーシは、N9K-X9432PQ、N9K-X9464PX、N9K-X9536PQ、N9K-X9564PX、N9K-X9564TX、および N9K-X9636PQ ライン カードをフル装備しています。eBGP ルーティングは、これら 2 つの PIM ドメインの接続に使用されます。OSPF は一方のドメインで IGP として使用され、他方のドメインでは EIGRP が設定されます。このセットアップでは、複数のランデブー ポイント(RP)を設定することで、異なるマルチキャスト グループ範囲に対応させています。BSR は、RP 情報をこれらの PIM ドメインの両方にアドバタイズするために使用されます。PIM エニーキャストが一方のドメインで使用され、MSDP エニーキャストが他方のドメインで使用されることで冗長性とロード バランシングを確保しています。スタティック RP 設定もまた、マルチキャスト グループ範囲に使用されます。
Cisco Nexus 9516 および Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチは、一方のドメインでレイヤ 3 コア ルータとして使用されます。Cisco Nexus 3164Q スイッチは、他方のドメインでレイヤ 3 コア ルータとして使用されます。このトポロジではまた、Cisco Nexus 9396PX、Cisco Nexus 9372PX、および Cisco Nexus 3016/3064T スイッチをアクセス レイヤに含んでいます。
このトポロジは、レイヤ 2/レイヤ 3 IPv4 マルチキャスト ルーティングを含んでいる以外にも、IPv4 と IPv6 ホストおよび LPM ルーティングとレイヤ 2 ユニキャストの転送もカバーしています。すべてのインターフェイスはデュアル スタックに設定されます。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
表 15 マルチキャスト システム トポロジ 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
シャーシの設定
N9K-X9636PQ、N9K-X9536PQ、N9K-X9564PX、N9K-X9564TX、N9K-X9432PQ、N9K-X9464PX、N9K-X9432PQ、C3164PQ
C9372PX、C9396PX、C3164PQ
マルチキャスト S,G ルート
17,500
5000
マルチキャスト *,G ルート
2500(IGMP)
12500(スヌーピング)
500(IGMP)
2500(スヌーピング)
Sources
2000、200、100、40、10、3、2、1
2000、200、100、40、10、3、2、1
Replications
40
20
ECMP
16
8
SVI
200
200
HSRP/VRRP
200 HSRP
100 VRRP
MAC アドレス
40,000
10,000
ARP
20,000
4000
ユニキャスト LPM IPv4 ルート
20,000
4000
ユニキャスト LPM IPv6 ルート
10,000
1000
IPv4 ARP
18,000
4000
IPv6 ND
4000
2000
MSDP ピア(フル メッシュ)
4
4
エニーキャスト RP(MSDP および PIM エニーキャスト)
2 MSDP
2 PIM エニーキャスト
PIM 双方向グループを持つ IPv4 マルチキャスト ルート
2500
2500
マルチキャストを使用した VXLAN BGP/eVPN iBGP セントリック トポロジ
この VXLAN BGP/eVPN iBGP セントリック トポロジは、VXLAN vPC トンネル エンドポイント(VTEP)および VXLAN 非 vPC VTEP として機能する Cisco Nexus 9300 および 9500 シリーズ スイッチで構成されています。VXLAN VTEP は、スパイン ノードとして機能する Cisco Nexus 9508 スイッチ(ルート リフレクタ)との iBGP セッションを確立します。VXLAN 分散エニーキャスト ゲートウェイ SVI はデュアル スタック用に設定されており、トラフィックはデュアル スタックです。
このトポロジの焦点は、VXLAN オーバーレイ ネットワークのスケール、アンダーレイ レイヤ 2 スイッチング、その他のルーティング、マルチキャスト、レイヤ 4 ~レイヤ 7 の管理と操作の機能をテストすることです。アンダーレイ PIM ネイバーと IS-IS 隣接関係は、デフォルト タイマーおよび双方向フォワーディング検出(BFD)をすべてのリンクでイネーブルにしてテストされました。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
表 16 マルチキャストを使用した VXLAN BGP/eVPN iBGP セントリック トポロジ 機能
9500 シリーズの検証済み制限値
9300 シリーズの検証済み制限値
VXLAN VTEP
128
128
VXLAN レイヤ 2 VNI
1000
1000
VXLAN レイヤ 3 VNI/VRF
500
500
VXLAN マルチキャスト グループ
25
25
VXLAN オーバーレイ MAC アドレス
60,000
60,000
VXLAN オーバーレイ IPv4 ホスト ルート
60,000
60,000
VXLAN オーバーレイ IPv6 ホスト ルート
4000
4000
VXLAN IPv4 LPM ルート
10000
10000
VXLAN IPv6 LPM ルート
2000
2000
VXLAN VLAN 論理ポート VP カウント
5200
5200
VTEP ノードの VLAN
1700(総 VLAN 数)
1500(VXLAN VLAN)
200(非 VXLAN VLAN)
1700(総 VLAN 数)
1500(VXLAN VLAN)
200(非 VXLAN VLAN)
MST インスタンス
40
40
STP 論理ポート
3500
3500
vPC ポート チャネル
50
20
アンダーレイ IS-IS ネイバー
64
32
アンダーレイ PIM ネイバー
200
200
標準 VLAN 用のアンダーレイ HSRP グループ
200
200
アンダーレイ vPC SVI
200
200
アンダーレイ マルチキャスト S,G ルート
4000(ASM)
1000(SSM)
4000(ASM)
1000(SSM)
Copyright © 2016, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.