L3Outs の QoS
L3Out の QoS は、カスタム QoS および QoS の優先順位をサポートするリリース 4.0 以降に、外部 EPG レベルまたは L3Out インターフェイスに適用される契約を使用して設定できます。
パケットは 入力 DSCP または CoS 値を使用して分類されます。カスタム QoS を使用して ACI ユーザ キューに着信トラフィックを分類することができます。カスタム QoS ポリシーには、DSCP/CoS 値をユーザ キューまたは新しい DSCP/CoS 値(マーキングの場合)にマッピングするテーブルが含まれます。特定の DSCP/CoS 値のマッピングがない場合、ユーザ キューは入力 L3Out インターフェイスの QoS 優先度設定によって選択されます(設定されている場合)。
ガイドライン
L3Out の QoS 設定には次の注意事項が適用されます。
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L3Out が存在する境界リーフに適用する QoS ポリシーを設定するには、VRF インスタンスが出力モードである必要があります(ポリシー制御適用の方向は「出力」にする必要があります)。
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適用する QoSポリシーを有効にするには、VRF ポリシー制御適用設定を「適用」にする必要があります。
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L3Out とその他の EPG 間の通信を制御する契約を設定する際に、契約またはサブジェクトに QoS クラスまたはターゲット DSCP を含めます。
(注)
外部 EPG ではなく、契約の QoS クラスまたはターゲット DSCP のみ設定します(
l3extInstP
)。
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契約のサブジェクトを作成する際は、QoS 優先度レベルを選択する必要があります。Unspecified を選択することはできません。
(注)
カスタム QoS ポリシーは QoS クラスが Unspecified に設定されている場合でも DSCP/CoS 値を設定するため、カスタム QoS ポリシーは例外となります。QoS レベルを指定しないと、レベル 3 のデフォルト キューがデフォルトで指定されます。未指定はサポートされず、無効です。
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リリース 4.0(1) 以降、QoS で、グローバル ポリシー、EPG、L3out、カスタム QoS、および契約で設定された新しいレベル 4、5、6 をサポートします。次の制限が適用されます。
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厳密な優先順位を設定できるクラスの数は、最大 5 つです。
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非 EX および非 FX スイッチでは、3 つの新しいクラスはサポートされません。
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非 EX または非 FX スイッチと、 EX または FX スイッチの間でトラフィックが流れる場合、トラフィックは QoS レベル 3 を使用します。
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新しいクラスで FEX と通信するため、トラフィックは値 0 のレイヤ 2 COS を伝送します。
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リリース 4.0(1) 以降、QoS クラスを設定したり、L3Out インターフェイスに適用するカスタム QoS ポリシーを作成できるようになりました。