ソフトウェア イメージの命名規則
Catalyst 6500シリーズ スイッチ上のソフトウェア イメージでは、次の命名規則を使用します(例ではSupervisor Engine 2 Release 7.3(1)のソフトウェア リリース イメージを使用)。
• 7.3(1)フラッシュ イメージ(標準) ― cat6000-sup2k8.7-3-1.bin
• 7.3(1)フラッシュ イメージ(CiscoView) ― cat6000- sup2cvk8 .7-3-1.bin
• 7.3(1)フラッシュ イメージ(Secure Shell[SSH;セキュア シェル]) ― cat6000- sup2k9 .7-3-1.bin
• 7.3(1)フラッシュ イメージ(SSHおよびCiscoView) ― cat6000-su p2cvk9.7-3 -1.bin
(注) sup2cvk8、sup2k9、およびsup2cvk9の指定は次のとおりです。sup2cvk8はCiscoViewイメージ、sup2k9はSSHイメージ、sup2cvk9はSSHおよびCiscoViewイメージです。
EPLDイメージのアップグレード
(注) スーパバイザ エンジンEPLDアップグレードは、Supervisor Engine 2およびSupervisor Engine 720でしかサポートされていません。スーパバイザ エンジン以外のモジュール(スイッチング モジュールおよびサービス モジュール)のEPLDアップグレードは、Supervisor Engine 1、Supervisor Engine 2、またはSupervisor Engine 720を使用してサポートされています。
Supervisor Engine 2およびSupervisor Engine 720のEPLDイメージは、Catalystスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージに組み込まれています。スーパバイザ エンジン以外のモジュールのEPLDイメージは、個別のダウンロード可能イメージで提供されます。
スーパバイザ エンジンEPLDイメージのアップグレード
スーパバイザ エンジンEPLDのアップグレードは、スイッチをリセットするかいったん電源を切ってから再投入すると、自動的に実行されます。EPLDアップグレードのプロセスは、 set system supervisor-update コマンドを使用して変更できます。スーパバイザ エンジンEPLDのアップグレードは、デフォルトでは、 ディセーブルに設定されています。 automatic モードでは、システムはバンドルされたEPLDイメージのバージョン レベルを調べ、そのバージョンが既存のイメージのものより新しい場合はアップグレードを実行します。キーワード force を指定すると、バージョン レベルに関係なく既存のEPLDイメージがバンドルされたEPLDイメージにアップグレードされます。強制アップグレード後、設定はデフォルト設定の automatic に戻ります。キーワード disable は、自動EPLDアップグレードのプロセスをディセーブルにします。
スーパバイザ エンジンEPLDイメージをアップグレードするには、イネーブル モードで次の作業を行います。
|
|
|
ステップ 1 |
スーパバイザ エンジンEPLDイメージをアップグレードします。 |
set system supervisor-update { automatic | disable | force } |
ステップ 2 |
スーパバイザ エンジンEPLDイメージのアップグレードを確認します。 |
show system supervisor-update |
次に、EPLDのアップグレードに automatic キーワードを指定する例を示します。
Console> (enable) set system supervisor-update automatic
Down-rev supervisor EPLD's will be re-programmed next reset.
次に、EPLDのアップグレードに force キーワードを指定する例を示します。
Console> (enable) set system supervisor-update force
Supervisor EPLD's will synchronize to the image bundle during the next reset.
次に、EPLDのアップグレードをディセーブルにする例を示します。
Console> (enable) set system supervisor-update disable
Supervisor EPLD update during reset is disabled.
次に、EPLDのアップグレード設定を表示する例を示します。
Console> (enable) show system supervisor-update
Supervisor EPLD update: disabled
スーパバイザ エンジン以外のモジュールのEPLDイメージのアップグレード
注意 アップグレード プロセスの間は、スイッチやモジュールの電源を切ったり、リセットしたりしないでください。モジュールが使用できない状態になることがあります。
(注) この章の手順を開始する前に、スーパバイザ エンジンのフラッシュ メモリ(bootflash:またはslot0:)に新しいEPLDアップグレード イメージをダウンロード済みであることを確認してください。
download コマンドにキーワード epld を指定することで、スーパバイザ エンジン以外のモジュールのEPLDイメージをアップグレードできます。モジュールを指定しないで download epld file コマンドを入力すると、モジュールの既存のEPLDイメージのバージョンより新しいバージョンのEPLDイメージが、すべての互換モジュールにダウンロードされます。キーワード force を指定して download epld file mod コマンドを実行すると、モジュールの既存のEPLDイメージは、既存のバージョン レベルに関係なく新しいEPLDイメージにアップグレードされます。
スーパバイザ エンジン以外のモジュール(スイッチング モジュールおよびサービス モジュール)のEPLDをアップグレードするには、イネーブル モードで次の作業を行います。
|
|
|
ステップ 1 |
スーパバイザ エンジン以外のEPLDイメージをアップグレードします。 |
download epld file download epld file mod [ force ] |
ステップ 2 |
EPLDアップグレード プロセスの設定を確認します。 |
show version epld mod |
次に、スロット5にあるモジュール上のEPLDイメージをアップグレードする例を示します。
Console> (enable) download epld aq_cr128_art.bin 5 force
Device found requiring upgrade in slot 5.
########################################################
# Any disruptions to the module during programming may #
# leave the module or system in an inconsistent state. #
# Please ensure that the system or module does not get #
# switched off or reset during the programming process.#
# Programming may take a minute or two, depending on #
# the number of devices updated. Please wait for the #
# module to come back online before continuing. #
########################################################
This command may reset module 5.
Updating fabric modules may significantly affect system performance while the update is occurring.
Do you wish to update the devices in slot 5 (y/n) [n]? y
Updating programmable devices in slot 5. This may take a minute...
Programming successful, updating EPLD revisions.
2002 Aug 09 06:32:22 %SYS-4-NVLOG:EpldUpdate:Module 5 EPLD A updated from rev 1 to rev 1
Waiting for module to come online.
..........2002 Aug 09 06:32:33 %SYS-5-MOD_OK:Module 5 is online
################################################################################
E P L D P R O G R A M M I N G C O M P L E T E
Found 1 devices requiring upgrades, 1 attempted, 1 updated, 0 failed
################################################################################
Console> (enable) 2002 Aug 09 06:32:34 %SYS-4-NVLOG:EpldUpdate:Module 5 EPLD A s
FTPまたはTFTPによるソフトウェア イメージのスイッチへのダウンロード
ここでは、スイッチのスーパバイザ エンジンおよびインテリジェント モジュールに、システム ソフトウェア イメージをダウンロードする方法について説明します。
• 「FTPおよびTFTPによるソフトウェア イメージのダウンロードの概要」
• 「FTPユーザ名とパスワードの指定」
• 「FTPまたはTFTPによるイメージ ダウンロードの準備」
• 「FTPまたはTFTPによるスーパバイザ エンジン イメージのダウンロード」
• 「FTPまたはTFTPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード」
• 「FTPおよびTFTPによるダウンロード手順の例」
FTPおよびTFTPによるソフトウェア イメージのダウンロードの概要
FTP(ファイル転送プロトコル)またはTrivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)を使用して、システム ソフトウェア イメージをスイッチにダウンロードできます。TFTPを使用すると、TFTPサーバからネットワーク経由でシステム イメージ ファイルをダウンロードできます。FTPを使用すると、FTPサーバからネットワーク経由でシステム イメージ ファイルをダウンロードできます。
Asynchronous Tranfer Mode(ATM;非同期転送モード)モジュールなど、一部のモジュールには専用のオンボード フラッシュ メモリがあります。ソフトウェア イメージ ファイルをダウンロードすると、スイッチはイメージ ファイルのヘッダーをチェックし、ソフトウェア イメージのタイプを判別します。
ダウンロードするソフトウェア イメージのタイプに応じて、次のいずれかの処理が実行されます。
• スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージの場合 ― イメージ ファイルは、スーパバイザ エンジンのフラッシュ メモリにダウンロードされます。フラッシュ メモリ システム デバイス(ブート フラッシュ、フラッシュPCカードなど)に、複数のイメージ ファイルを保存できます。
• インテリジェント モジュール ソフトウェア イメージの場合 ― モジュール番号を指定すると、指定したモジュールだけにイメージ ファイルがダウンロードされます(ただし、イメージ ファイルが指定したモジュールのタイプである場合)。モジュール番号を指定しないと、該当タイプのすべてのモジュールにイメージ ファイルがダウンロードされます。ファイルは、システム内部のプロセス間通信プロトコルにより、スイッチング バスを経由して、パケット単位で各モジュールにリレーされます。イメージ ファイルが複数のモジュールにダウンロードされるので、同一タイプの複数のモジュール ソフトウェアをアップデートする場合、非常に短時間で処理できます。
(注) フラッシュ ファイル システムにおけるシステム ソフトウェア イメージ ファイルの詳しい使用手順については、第24章「フラッシュ ファイル システムの使用」を参照してください。
FTPユーザ名とパスワードの指定
FTPを使用する場合は、FTP接続に使用するユーザ名とパスワードを指定できます。
ユーザ名とパスワードを指定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 set ftp username new_ftp_usernameコマンドを実行します。
ステップ 2 set ftp password new_ftp_password コマンドを実行します。
次に、FTPユーザ名を設定する例を示します。
Console> (enable) set ftp username bob
次に、FTPユーザ名を消去する例を示します。
Console> (enable) clear ftp username
次に、FTPパスワードを設定する例を示します。
Console> (enable) set ftp password mypassword
次に、FTPパスワードを消去する例を示します。
Console> (enable) clear ftp password
パッシブ モードを使用してFTPサーバに接続することもできます。パッシブ モードでは、クライアントがサーバへの接続を開始します。パッシブ モードを使用するには、set ftp passiveコマンドを実行します。
FTPまたはTFTPによるイメージ ダウンロードの準備
FTPまたはTFTPを使用してソフトウェア イメージをダウンロードする前に、次の作業が必要です。
• TFTPサーバとして動作するワークステーションが、正しく設定されていることを確認します。Sunワークステーション上でTFTPを使用する場合、/etc/inetd.confファイルに次の行が含まれていることを確認します。
tftp dgram udp wait root /usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s /tftpboot
/etc/servicesファイルに次の行が含まれていることを確認します。
Sunワークステーション上でFTPを使用する場合、/etc/inetd.confファイルに次の行が含まれていることを確認します。
ftp stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.ftpd
/etc/servicesファイルに次の行が含まれていることを確認します。
(注) /etc/inetd.confファイルおよび/etc/servicesファイルを変更したあとで、inetdデーモンを再起動する必要があります。デーモンを再起動するには、inetdプロセスをいったん中止してから再起動するか、fastbootコマンド(SunOS 4.x)またはrebootコマンド(Solaris 2.xまたはSunOS 5.x)を入力します。FTPまたはTFTPデーモンの詳しい使用方法については、使用しているワークステーションのマニュアルを参照してください。
• スイッチにFTPまたはTFTPサーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータを設定していない場合、スイッチとFTPまたはTFTPサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを入力して、FTPまたはTFTPサーバに接続できるかどうかを確認してください。
• ダウンロードするソフトウェア イメージが、FTPまたはTFTPサーバの正しいディレクトリに存在することを確認します。
• ファイルに対する許可が正しく設定されていることを確認します。ファイルの許可はworld-readに設定されていなければなりません。
• ダウンロードの処理中に停電(または他の問題)が生じると、フラッシュ コードが壊れることがあります。フラッシュ コードが壊れた場合には、コンソール ポートを通じてスイッチに接続し、フラッシュPCカード上の壊れていないシステム イメージを使用して起動することができます。
FTPまたはTFTPによるスーパバイザ エンジン イメージのダウンロード
(注) スーパバイザ エンジンを冗長構成にしている場合、FTPまたはTFTPサーバからスタンバイ スーパバイザ エンジンのフラッシュ メモリに、システム イメージを直接ダウンロードすることはできません。アクティブ スーパバイザ エンジンにイメージをダウンロードすると、スタンバイ スーパバイザ エンジンが新しいイメージで自動的に同期されます。また、スタンバイ スーパバイザ エンジンのイメージを、アクティブ スーパバイザ エンジンにコピーすることはできません。
FTPまたはTFTPサーバからスイッチにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ソフトウェア イメージ ファイルをワークステーションの適切なFTPまたはTFTPディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートから、またはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。Telnetでログインした場合、新しいソフトウェアを実行するために、スイッチをリセットした時点で、Telnetセッションが切断されます。
ステップ 3 copy ftp flashまたはcopy tftp flash コマンドを実行します。プロンプトに、TFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名、およびダウンロードするファイル名を入力します。フラッシュ ファイル システムをサポートするプラットフォームでは、ファイルのコピー先となるフラッシュ デバイスおよび宛先ファイル名を入力することも必要です。
スイッチはFTPまたはTFTPサーバから指定されたフラッシュ デバイスにイメージ ファイルをダウンロードします。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチは稼働しています。
ステップ 4 set boot system flash device : filename prepend コマンドを使用してBOOT環境変数を変更し、スイッチのリセット時に新しいイメージが起動するようにします。フラッシュ デバイス( device : )およびダウンロードされたイメージのファイル名( filename )を指定します。
ステップ 5 reset system コマンドを入力してスイッチをリセットします。Telnet接続の場合には、Telnetセッションが切断されます。
起動時にスーパバイザ エンジンのフラッシュ メモリが、新しいフラッシュ コードを使用して書き換えられます。
ステップ 6 スイッチの再起動後、 show version コマンドを入力して、スイッチ コードのバージョンを確認します。
(注) 各種スーパバイザ エンジンおよびスイッチ タイプのFTPまたはTFTPダウンロード手順の例については、「FTPおよびTFTPによるダウンロード手順の例」を参照してください。
FTPまたはTFTPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード
インテリジェント モジュールにソフトウェア イメージをダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ソフトウェア イメージ ファイルをワークステーションの適切なFTPまたはTFTPディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。Telnetでログインした場合、新しいソフトウェアを実行するためにモジュールをリセットした時点で、Telnetセッションが切断される可能性があります。
ステップ 3 イメージに対応するタイプのモジュールが1つだけの場合、または対応するタイプのすべてのモジュールのイメージをアップデートする場合は、 copy ftp flashまたはcopy tftp flash コマンドを入力します。プロンプトに、TFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名、ダウンロードするファイル名、ファイルのコピー先フラッシュ デバイス、および宛先ファイル名を指定します。
ステップ 4 イメージに対応するタイプのモジュールが複数あり、その中の1つのモジュールのイメージだけをアップデートする場合は、 copy ftp m /bootflash: または copy tftp m /bootflash: コマンドを実行します。 m には、ソフトウェア イメージをダウンロードするモジュールの番号を指定します。
(注) モジュール番号を指定しなかった場合、イメージ ファイルのヘッダー情報から、ソフトウェアのダウンロード先モジュールが判別されます。この場合、イメージは対応するタイプのすべてのモジュールにダウンロードされます。
イメージ ファイルをダウンロードすると、対応するモジュールのフラッシュ メモリが消去され、ダウンロードしたフラッシュ コードに書き換えられます。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチのすべてのモジュールは稼働しています。
ステップ 5 reset mod コマンドを入力して、該当するモジュールをリセットします。Telnetで接続している場合、接続に使用したモジュールをリセットすると、Telnetセッションが切断されます。
ステップ 6 アップグレードしたモジュールがオンラインになってから、 show version [ mod ]コマンドを使用して、スイッチ コードのバージョンを確認します。
(注) FTPおよびTFTPを使用してインテリジェント モジュールにダウンロードする手順の例については、「単一モジュールにイメージをダウンロードする例」および「複数モジュールにイメージをダウンロードする例」を参照してください。
スーパバイザ エンジン イメージをダウンロードする例
(注) スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをFTPまたはTFTPサーバからダウンロードする手順については、「FTPまたはTFTPによるスーパバイザ エンジン イメージのダウンロード」を参照してください。
次に、Catalyst 6500シリーズ スイッチにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをTFTPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) copy tftp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin
Flash device [bootflash]?
Name of file to copy to [cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin]?
4369664 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable) set boot system flash bootflash:cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin
BOOT variable = bootflash:cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin,1;
Console> (enable) reset system
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Console> (enable) 07/21/1998,13:51:39:SYS-5:System reset from Console//
System Bootstrap, Version 4.2
Copyright (c) 1994-1998 by cisco Systems, Inc.
c6k_sup1 processor with 32768 Kbytes of main memory
Autoboot executing command: "boot bootflash:cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin"
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Uncompressing file: ###########################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
System Power On Diagnostics
DRAM Size ....................32 MB
Testing DRAM..................Passed
Verifying Text segment .......Passed
NVRAM Size ...................512 KB
Saving NVRAM .................
Testing NVRAM ................Passed
Restoring NVRAM...............
Level2 Cache ..................Present
Level2 Cache test..............Passed
Boot image: bootflash:cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin
Flash Size = 0X1000000, num_flash_sectors = 64
readCafe2Version: 0x00000001
RIn Local Test Mode, Pinnacle Synch Retries: 2
Running System Diagnostics from this Supervisor (Module 1)
This may take up to 2 minutes....please wait
07/21/1998,13:52:51:SYS-5:Module 1 is online
07/21/1998,13:53:11:SYS-5:Module 4 is online
07/21/1998,13:53:11:SYS-5:Module 5 is online
07/21/1998,13:53:14:PAGP-5:Port 1/1 joined bridge port 1/1.
07/21/1998,13:53:14:PAGP-5:Port 1/2 joined bridge port 1/2.
07/21/1998,13:53:40:SYS-5:Module 2 is online
07/21/1998,13:53:45:SYS-5:Module 3 is online
次に、Catalyst 6500シリーズ スイッチにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをFTPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) copy ftp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-sup2k8.7-7-1.bin
Flash device [bootflash]?
Name of file to copy to [cat6000-sup2k8.7-7-1.bin ]?
4369664 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable) set boot system flash bootflash: cat6000-sup2k8.7-7-1.bin
BOOT variable = bootflash:cat6000-sup2k8.7-7-1.bin,1;
Console> (enable) reset system
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Console> (enable) 04/29/2003,13:51:39:SYS-5:System reset from Console//
System Bootstrap, Version 4.2
Copyright (c) 1994-1998 by cisco Systems, Inc.
c6k_sup1 processor with 32768 Kbytes of main memory
Autoboot executing command: "boot bootflash:cat6000-sup2k8.7-7-1.bin,1"
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Uncompressing file: ###########################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
System Power On Diagnostics
DRAM Size ....................32 MB
Testing DRAM..................Passed
Verifying Text segment .......Passed
NVRAM Size ...................512 KB
Saving NVRAM .................
Testing NVRAM ................Passed
Restoring NVRAM...............
Level2 Cache ..................Present
Level2 Cache test..............Passed
Boot image: bootflash:cat6000-sup2k8.7-7-1.bin,1
Flash Size = 0X1000000, num_flash_sectors = 64
readCafe2Version: 0x00000001
RIn Local Test Mode, Pinnacle Synch Retries: 2
Running System Diagnostics from this Supervisor (Module 1)
This may take up to 2 minutes....please wait
07/21/1998,13:52:51:SYS-5:Module 1 is online
07/21/1998,13:53:11:SYS-5:Module 4 is online
07/21/1998,13:53:11:SYS-5:Module 5 is online
07/21/1998,13:53:14:PAGP-5:Port 1/1 joined bridge port 1/1.
07/21/1998,13:53:14:PAGP-5:Port 1/2 joined bridge port 1/2.
07/21/1998,13:53:40:SYS-5:Module 2 is online
07/21/1998,13:53:45:SYS-5:Module 3 is online
単一モジュールにイメージをダウンロードする例
(注) インテリジェント モジュールにソフトウェア イメージをダウンロードする手順については、「FTPまたはTFTPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード」を参照してください。
次に、単一のATMモジュールにATMソフトウェア イメージをTFTPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) copy tftp 4/flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-atm.3-2-7.bin
Download image tftp:cat6000-atm.3-2-7.bin to Module 4 FLASH (y/n) [n]? y
This command will reset Download Module(s) you selected.
Do you wish to continue download flash (y/n) [n]? y
Download done for module 4, please wait for it to come online
File has been copied successfully.
Console> (enable) 07/21/1998,13:13:54:SYS-5:Module 4 is online
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
次に、単一のATMモジュールにATMソフトウェア イメージをFTPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) copy ftp 4/flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? c6atm-lc-mz.121-14.E1.bin
Download image tftp:c6atm-lc-mz.121-14.E1.bin to Module 4 FLASH (y/n) [n]? y
This command will reset Download Module(s) you selected.
Do you wish to continue download flash (y/n) [n]? y
Download done for module 4, please wait for it to come online
File has been copied successfully.
Console> (enable) 04/29/2003,13:13:54:SYS-5:Module 4 is online
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
複数モジュールにイメージをダウンロードする例
(注) インテリジェント モジュールにソフトウェア イメージをダウンロードする手順については、「FTPまたはTFTPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード」を参照してください。
次に、複数のATMモジュールにATMソフトウェア イメージをTFTPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) show version 5
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
5 1 WS-X6101 003414463 Hw : 1.2
Console> (enable) copy tftp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-atm.3-2-7.bin
Download image tftp:cat6000-atm.3-2-7.bin to Module 4 FLASH (y/n) [n]? y
Download image tftp:cat6000-atm.3-2-7.bin to Module 5 FLASH (y/n) [n]? y
This command will reset Download Module(s) you selected.
Do you wish to continue download flash (y/n) [n]? y
Download done for module 4, please wait for it to come online
Download done for module 5, please wait for it to come online
File has been copied successfully.
Console> (enable) 07/21/1998,12:25:10:SYS-5:Module 4 is online
07/21/1998,12:25:10:SYS-5:Module 5 is online
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) show version 5
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
5 1 WS-X6101 003414463 Hw : 1.2
FTPまたはTFTPサーバへのシステム ソフトウェア イメージのアップロード
ここでは、スイッチからFTPまたはTFTPサーバにシステム ソフトウェア イメージをアップロードする手順について説明します。
• 「FTPまたはTFTPサーバへのイメージ アップロードの準備」
• 「FTPまたはTFTPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード」
(注) フラッシュ ファイル システムにおけるシステム ソフトウェア イメージ ファイルの詳しい使用手順については、第24章「フラッシュ ファイル システムの使用」を参照してください。
FTPまたはTFTPサーバへのイメージ アップロードの準備
FTPまたはTFTPサーバにソフトウェア イメージをアップロードする前に、次の作業が必要です。
• FTPまたはTFTPサーバとして動作するワークステーションが、正しく設定されていることを確認します。Sunワークステーション上でFTPを使用する場合、/etc/inetd.confファイルに次の行が含まれていることを確認します。
ftp stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.ftpd
/etc/servicesファイルに次の行が含まれていることを確認します。
Sunワークステーション上でTFTPを使用する場合、/etc/inetd.confファイルに次の行が含まれていることを確認します。
tftp dgram udp wait root /usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s /tftpboot
/etc/servicesファイルに次の行が含まれていることを確認します。
(注) /etc/inetd.confファイルおよび/etc/servicesファイルを変更したあとで、inetdデーモンを再起動する必要があります。デーモンを再起動するには、inetdプロセスをいったん中止してから再起動するか、fastbootコマンド(SunOS 4.x)またはrebootコマンド(Solaris 2.xまたはSunOS 5.x)を入力します。TFTPデーモンの詳しい使用手順については、使用しているワークステーションのマニュアルを参照してください。
• スイッチにFTPまたはTFTPサーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータを設定していない場合、スイッチとFTPまたはTFTPサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを入力して、FTPまたはTFTPサーバに接続できるかどうかを確認してください。
• 必要に応じて、イメージをアップロードする前に、FTPまたはTFTPサーバ上に空のファイルを作成します。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename は、サーバにイメージをアップロードするときに使用するファイル名です。
• 既存ファイル(作成済みの空のファイルを含む)を上書きする場合は、ファイル許可が正しく設定されていることを確認します。ファイルの許可はworld-writeに設定されていなければなりません。
FTPまたはTFTPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード
スイッチ上のソフトウェア イメージをFTPまたはTFTPサーバにアップロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 2 copy flash ftp または copy flash tftp コマンドを使用して、FTPまたはTFTPサーバにソフトウェア イメージをアップロードします。プロンプトに、FTPまたはTFTPサーバのアドレスおよび宛先ファイル名を指定します。フラッシュ ファイル システムをサポートするプラットフォーム上では、フラッシュ デバイスおよびソース ファイル名を尋ねるプロンプトが最初に表示されます。これらのプラットフォームでは、希望する場合 copy file-id ftp または copy file-id tftp コマンドを入力できます。
FTPまたはTFTPサーバにソフトウェア イメージがアップロードされます。
次に、TFTPを使用して、スーパバイザ エンジンのソフトウェア イメージをアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy flash tftp
Flash device [bootflash]? slot0:
Name of file to copy from []? cat6000-sup.5-4-1.bin
IP address or name of remote host [172.20.52.3]? 172.20.52.10
Name of file to copy to [cat6000-sup.5-4-1.bin]?
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC|
File has been copied successfully.
RCPによるシステム ソフトウェア イメージのダウンロード
ここでは、スイッチのスーパバイザ エンジンおよびインテリジェント モジュールに、システム ソフトウェア イメージをダウンロードする方法について説明します。
• 「RCPによるイメージ ダウンロードの準備」
• 「RCPによるスーパバイザ エンジン イメージのダウンロード」
• 「RCPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード」
• 「RCPによるダウンロード手順の例」
RCPによるイメージ ダウンロードの準備
Remote Copy Protocol(RCP)を使用してソフトウェア イメージをダウンロードする前に、次の作業が必要です。
• RCPサーバとして動作するワークステーションが、Remote Shell(RSH)をサポートしていることを確認します。
• スイッチにRCPサーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータを設定していない場合、スイッチとRCPサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを入力して、RCPサーバに接続できるかどうかを確認してください。
• 有効なユーザ名を使用しないでコンソールまたはTelnetセッション経由でスイッチにアクセスしている場合、現在のRCPユーザ名がRCPダウンロードに使用する名前であることを確認してください。show usersコマンドを入力すると、現在の有効なユーザ名を調べることができます。現在のユーザ名を使用しない場合は、set rcp usernameコマンドを入力して新しいRCPユーザ名を作成します。新しいユーザ名はNVRAM(不揮発性RAM)に保存されます。有効なユーザ名を使用してTelnetセッション経由でスイッチにアクセスしている場合、このユーザ名が使用されるので、RCPユーザ名を設定する必要はありません。
• ダウンロードの処理中に停電(または他の問題)が生じると、フラッシュ コードが壊れることがあります。フラッシュ コードが壊れた場合には、コンソール ポートを通じてスイッチに接続し、フラッシュPCカード上の壊れていないシステム イメージを使用して起動することができます。
RCPによるスーパバイザ エンジン イメージのダウンロード
RCPサーバからスイッチにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ソフトウェア イメージ ファイルをワークステーション上の適切なRCPディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートから、またはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。Telnetでログインした場合、新しいソフトウェアを実行するために、スイッチをリセットした時点で、Telnetセッションが切断されます。
ステップ 3 copy rcp flash コマンドを使用して、RCPサーバからソフトウェア イメージをダウンロードします。プロンプトに、RCPサーバのIPアドレスまたはホスト名、およびダウンロードするファイル名を入力します。フラッシュ ファイル システムをサポートするプラットフォームでは、ファイルのコピー先となるフラッシュ デバイスおよび宛先ファイル名を入力することも必要です。
スイッチは、RCPサーバからイメージ ファイルをダウンロードします。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチは稼働しています。
ステップ 4 set boot system flash device : filename prepend コマンドを入力してBOOT環境変数を変更し、スイッチのリセット時に新しいイメージが起動するようにします。フラッシュ デバイス( device : )およびダウンロードされたイメージのファイル名( filename )を指定します。
ステップ 5 reset system コマンドを入力してスイッチをリセットします。Telnet接続の場合には、Telnetセッションが切断されます。
起動時にスーパバイザ エンジンのフラッシュ メモリが、新しいフラッシュ コードを使用して書き換えられます。
ステップ 6 スイッチの再起動後、 show version コマンドを入力して、スイッチ コードのバージョンを確認します。
RCPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード
Catalyst 6500シリーズ スイッチ上のインテリジェント モジュールにソフトウェア イメージをダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ソフトウェア イメージ ファイルをワークステーション上の適切なRCPディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。Telnetでログインした場合、新しいソフトウェアを実行するためにモジュールをリセットした時点で、Telnetセッションが切断される可能性があります。
ステップ 3 各スイッチおよびスーパバイザ エンジンに対応するコマンドを使用して、RCPサーバからソフトウェア イメージをダウンロードします。
• イメージに対応するタイプのモジュールが1つだけの場合、または対応するタイプのすべてのモジュールのイメージをアップデートする場合は、 copy rcp flash コマンドを入力します。プロンプトに、RCPサーバのIPアドレスまたはホスト名、ダウンロードするファイル名、ファイルのコピー先フラッシュ デバイス、および宛先ファイル名を指定します。
• イメージに対応するタイプのモジュールが複数あり、その中の1つのモジュールのイメージだけをアップデートする場合は、 copy rcp | m /bootflash: コマンドを実行します。 m には、ソフトウェア イメージをダウンロードするモジュールの番号を指定します。モジュールを指定しなかった場合は、同一タイプのモジュールがすべてアップデートされます。
(注) モジュール番号を指定しなかった場合、イメージ ファイルのヘッダー情報から、ソフトウェアのダウンロード先モジュールが判別されます。この場合、イメージは対応するタイプのすべてのモジュールにダウンロードされます。
イメージ ファイルをダウンロードすると、対応するモジュールのフラッシュ メモリが消去され、ダウンロードしたフラッシュ コードに書き換えられます。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチのすべてのモジュールは稼働しています。
ステップ 4 reset mod コマンドを使用して、該当するモジュールをリセットします。Telnetで接続している場合、接続に使用したモジュールをリセットすると、Telnetセッションが切断されます。
ステップ 5 アップグレードしたモジュールがオンラインになってから、 show version [ mod ]コマンドを使用して、スイッチ コードのバージョンを確認します。
RCPでスーパバイザ エンジン イメージをダウンロードする例
(注) スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをRCPサーバからダウンロードする手順については、「RCPによるスーパバイザ エンジン イメージのダウンロード」を参照してください。
次に、Catalyst 6500シリーズ スイッチにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをRCPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) copy rcp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-sup.5-2-1-csx.bin
Flash device [bootflash]?
Name of file to copy to [cat6000-sup.5-2-1-csx.bin]?
4369664 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable) set boot system flash bootflash:cat6000-sup.5-2-1-csx.bin prepend
BOOT variable = bootflash:cat6000-sup.5-2-1-csx.bin,1;bootflash:cat6000-sup.5-2-
Console> (enable) reset system
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Console> (enable) 09/2/1999,13:51:39:SYS-5:System reset from Console//
System Bootstrap, Version 4.2
Copyright (c) 1994-1999 by cisco Systems, Inc.
Presto processor with 32768 Kbytes of main memory
Autoboot executing command: "boot bootflash:cat6000-sup.5-2-1-csx.bin"
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Uncompressing file: ###########################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
System Power On Diagnostics
DRAM Size ....................32 MB
Testing DRAM..................Passed
Verifying Text segment .......Passed
NVRAM Size ...................512 KB
Saving NVRAM .................
Testing NVRAM ................Passed
Restoring NVRAM...............
Level2 Cache ..................Present
Level2 Cache test..............Passed
Boot image: bootflash:cat6000-sup.5-2-1-CSX.bin
Flash Size = 0X1000000, num_flash_sectors = 64
readCafe2Version: 0x00000001
RIn Local Test Mode, Pinnacle Synch Retries: 2
Running System Diagnostics from this Supervisor (Module 1)
This may take up to 2 minutes....please wait
09/2/1999,13:52:51:SYS-5:Module 1 is online
09/2/1999,13:53:11:SYS-5:Module 4 is online
09/2/1999,13:53:11:SYS-5:Module 5 is online
09/2/1999,13:53:14:PAGP-5:Port 1/1 joined bridge port 1/1.
09/2/1999,13:53:14:PAGP-5:Port 1/2 joined bridge port 1/2.
09/2/1999,13:53:40:SYS-5:Module 2 is online
09/2/1999,13:53:45:SYS-5:Module 3 is online
RCPで単一モジュールにイメージをダウンロードする例
(注) インテリジェント モジュールにソフトウェア イメージをダウンロードする手順については、「RCPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード」を参照してください。
次に、単一のATMモジュールにATMソフトウェア イメージをRCPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) copy rcp 4/flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-atm.3-2-7.bin
Download image rcp:cat6000-atm.3-2-7.bin to Module 4 FLASH (y/n) [n]? y
This command will reset Download Module(s) you selected.
Do you wish to continue download flash (y/n) [n]? y
Download done for module 4, please wait for it to come online
File has been copied successfully.
Console> (enable) 09/2/1999,13:13:54:SYS-5:Module 4 is online
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
RCPで複数のモジュールにイメージをダウンロードする例
(注) インテリジェント モジュールにソフトウェア イメージをダウンロードする手順については、「RCPによるスイッチング モジュール イメージのダウンロード」を参照してください。
次に、複数のATMモジュールにATMソフトウェア イメージをRCPでダウンロードする例を示します。
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) show version 5
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
5 1 WS-X6101 003414463 Hw : 1.2
Console> (enable) copy rcp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-atm.3-2-7.bin
Download image rcp:cat6000-atm.3-2-7.bin to Module 4 FLASH (y/n) [n]? y
Download image rcp:cat6000-atm.3-2-7.bin to Module 5 FLASH (y/n) [n]? y
This command will reset Download Module(s) you selected.
Do you wish to continue download flash (y/n) [n]? y
Download done for module 4, please wait for it to come online
Download done for module 5, please wait for it to come online
File has been copied successfully.
Console> (enable) 09/2/1999,12:25:10:SYS-5:Module 4 is online
09/2/1999,12:25:10:SYS-5:Module 5 is online
Console> (enable) show version 4
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
4 1 WS-X6101 003414855 Hw : 1.2
Console> (enable) show version 5
Mod Port Model Serial # Versions
--- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
5 1 WS-X6101 003414463 Hw : 1.2
RCPサーバへのシステム ソフトウェア イメージのアップロード
ここでは、スイッチからRCPサーバにシステム ソフトウェア イメージをアップロードする手順について説明します。
• 「RCPサーバへのイメージ アップロードの準備」
• 「RCPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード」
(注) フラッシュ ファイル システムにおけるシステム ソフトウェア イメージ ファイルの詳しい使用手順については、第24章「フラッシュ ファイル システムの使用」を参照してください。
RCPサーバへのイメージ アップロードの準備
RCPサーバにソフトウェア イメージをアップロードする前に、次の作業が必要です。
• RCPサーバとして動作するワークステーションが、正しく設定されていることを確認します。
• スイッチにRCPサーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータを設定していない場合、スイッチとRCPサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを入力して、RCPサーバに接続できるかどうかを確認してください。
• 既存ファイル(作成済みの空のファイルを含む)を上書きする場合は、ファイル許可が正しく設定されていることを確認します。特定のユーザ名に関して、ファイルへの書き込み権限が必要です。
RCPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード
スイッチ上のソフトウェア イメージをRCPサーバにアップロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 2 copy flash rcp コマンドを使用して、RCPサーバにソフトウェア イメージをアップロードします。プロンプトに、RCPサーバのアドレスおよび宛先ファイル名を指定します。フラッシュ ファイル システムをサポートするプラットフォーム上では、フラッシュ デバイスおよびソース ファイル名を尋ねるプロンプトが最初に表示されます。これらのプラットフォーム上では、希望する場合 copy file-id rcp コマンドを使用できます。
RCPサーバにソフトウェア イメージがアップロードされます。
次に、RCPサーバにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy flash rcp
Flash device [bootflash]? slot0:
Name of file to copy from []? cat6000-sup.5-3-1.bin
IP address or name of remote host [172.20.52.3]? 172.20.52.10
Name of file to copy to [cat6000-sup.5-3-1.bin]?
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC|
File has been copied successfully.
SCPを使用した暗号化イメージのダウンロード
Secure Copy(SCP;セキュア コピー)では、暗号化イメージ ファイルを安全にコピーし、認証を実行します。SCPは、SSHに依存していて、ユーザが正しい特権レベルを持っているかどうかをシステムが判断するために、AAA認証を設定する必要があります。
SCPにより、適切な許可を持つユーザがcopyコマンドを使用してシステムとの間で暗号化ファイルをコピーできます。許可されたネットワーク管理者も、ワークステーションからこの動作を実行できます。
SCPはSSHに依存して安全な伝送を行っているため、システムにはRSA鍵ペアが必要です。SCPをイネーブルにする前に、SSHをイネーブルにし、認証と許可を正しく設定する必要があります。AAAの設定手順については、 第21章「AAAによるスイッチ アクセスの設定」 を参照してください。
ここでは、スイッチのスーパバイザ エンジンにシステム ソフトウェアの暗号化イメージをダウンロードする方法について説明します。
• 「SCPよるイメージ ダウンロードの準備」
• 「SCPを使用した暗号化イメージのダウンロード」
• 「SCPダウンロード手順の例」
SCPよるイメージ ダウンロードの準備
SCPを使用してソフトウェア イメージをダウンロードする前に、次の作業が必要です。
• SCPサーバとして動作するワークステーションが、SSHをサポートしていることを確認します。
• SSH v1と互換性のあるscpコマンドを使用できるコマンド シェルを、サーバがサポートしていることを確認します。
• スイッチにSCPサーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータを設定していない場合、スイッチとSCPサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを使用して、SCPサーバに接続できるかどうかを確認してください。
• ダウンロードの処理中に停電(または他の問題)が生じると、フラッシュ コードが壊れることがあります。フラッシュ コードが壊れた場合には、コンソール ポートを通じてスイッチに接続し、フラッシュPCカード上の壊れていないシステム イメージを使用して起動することができます。
SCPを使用した暗号化イメージのダウンロード
SCPサーバからスイッチにスーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージをダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ソフトウェア イメージ ファイルをワークステーション上の適切なSCPディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートから、またはSSHセッションを使用して、スイッチにログインします。Telnetでログインした場合、新しいソフトウェアを実行するために、スイッチをリセットした時点で、Telnetセッションが切断されます。
ステップ 3 copy scp flash コマンドを使用して、SCPサーバからソフトウェア イメージをダウンロードします。プロンプトに、SCPサーバのIPアドレスまたはホスト名、およびダウンロードするファイル名を入力します。フラッシュ ファイル システムをサポートするプラットフォームでは、ファイルのコピー先となるフラッシュ デバイスおよび宛先ファイル名を入力することも必要です。
スイッチは、SCPサーバからイメージ ファイルをダウンロードします。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチは稼働しています。
ステップ 4 set boot system flash device : filename prepend コマンドを入力してBOOT環境変数を変更し、スイッチのリセット時に新しいイメージが起動するようにします。フラッシュ デバイス( device : )およびダウンロードされたイメージのファイル名( filename )を指定します。
ステップ 5 reset system コマンドを入力してスイッチをリセットします。Telnet接続の場合には、Telnetセッションが切断されます。
起動時にスーパバイザ エンジンのフラッシュ メモリが、新しいフラッシュ コードを使用して書き換えられます。
ステップ 6 スイッチの再起動後、 show version コマンドを入力して、スイッチ コードのバージョンを確認します。
SCPダウンロード手順の例
次に、Catalyst6500シリーズ スイッチに暗号化イメージをSCPでダウンロードするすべての手順の例を示します。
Console> (enable) copy scp flash
IP address or name of remote host []? 172.20.52.3
Name of file to copy from []? cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin
Flash device [bootflash]?
Name of file to copy to [cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin]?
4369664 bytes available on device bootflash, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable) set boot system flash bootflash:cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin prepend
BOOT variable = bootflash:cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin,1;bootflash:cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin
Console> (enable) reset system
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
Console> (enable) 11/25/2003,13:51:39:SYS-5:System reset from Console//
System Bootstrap, Version 4.2
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
Presto processor with 32768 Kbytes of main memory
Autoboot executing command: "boot bootflash:cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin"
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Uncompressing file: ###########################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
System Power On Diagnostics
DRAM Size ....................32 MB
Testing DRAM..................Passed
Verifying Text segment .......Passed
NVRAM Size ...................512 KB
Saving NVRAM .................
Testing NVRAM ................Passed
Restoring NVRAM...............
Level2 Cache ..................Present
Level2 Cache test..............Passed
Boot image: cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin
Flash Size = 0X1000000, num_flash_sectors = 64
readCafe2Version: 0x00000001
RIn Local Test Mode, Pinnacle Synch Retries: 2
Running System Diagnostics from this Supervisor (Module 1)
This may take up to 2 minutes....please wait
11/25/2003,13:52:51:SYS-5:Module 1 is online
11/25/2003,13:53:11:SYS-5:Module 4 is online
11/25/2003,13:53:11:SYS-5:Module 5 is online
11/25/2003,13:53:14:PAGP-5:Port 1/1 joined bridge port 1/1.
11/25/2003,13:53:14:PAGP-5:Port 1/2 joined bridge port 1/2.
11/25/2003,13:53:40:SYS-5:Module 2 is online
11/25/2003,13:53:45:SYS-5:Module 3 is online
SCPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード
ここでは、スイッチからSCPサーバにシステム ソフトウェア イメージをアップロードする手順について説明します。
• 「SCPサーバへのイメージ アップロードの準備」
• 「SCPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード」
(注) フラッシュ ファイル システムにおけるシステム ソフトウェア イメージ ファイルの詳しい使用手順については、第24章「フラッシュ ファイル システムの使用」を参照してください。
SCPサーバへのイメージ アップロードの準備
SCPサーバにソフトウェア イメージをアップロードする前に、次の作業が必要です。
• SCPサーバとして動作するワークステーションが、正しく設定されていることを確認します。
• スイッチにSCPサーバへのルートが設定されていることを確認します。サブネット間でトラフィックをルーティングするルータを設定していない場合、スイッチとSCPサーバは同じサブネットに置かれていなければなりません。 ping コマンドを入力して、RCPサーバに接続できるかどうかを確認してください。
• 既存ファイル(作成済みの空のファイルを含む)を上書きする場合は、ファイル許可が正しく設定されていることを確認します。特定のユーザ名に関して、ファイルへの書き込み権限が必要です。
SCPサーバへのソフトウェア イメージのアップロード
スイッチ上の暗号化イメージをSCPサーバにアップロードして保存するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 コンソール ポートから、またはSSHセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 2 copy flash scp コマンドを入力して、SCPサーバにソフトウェア イメージをアップロードします。プロンプトに、SCPサーバのアドレスおよび宛先ファイル名を指定します。フラッシュ ファイル システムをサポートするプラットフォーム上では、フラッシュ デバイスおよびソース ファイル名を尋ねるプロンプトが最初に表示されます。これらのプラットフォーム上では、希望する場合 copy file-id scp コマンドを入力できます。
SCPサーバにイメージがアップロードされます。
次に、暗号化イメージをSCPサーバにアップロードする例を示します。
Console> (enable) copy bootflash scp
Flash device [bootflash]? slot0:
Name of file to copy from []? cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin
IP address or name of remote host [172.20.52.3]? 172.20.52.10
Name of file to copy to [cat6000-sup720cvk9.8-3-1.bin]?
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC|
File has been copied successfully.
コンソール ポートのシリアル接続によるソフトウェア イメージのダウンロード
ここでは、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートから、Kermitを使用して、ソフトウェア イメージをシリアル ダウンロードする手順について説明します。Kermitは、広く普及しているファイル転送および端末エミュレーション ソフトウェア プログラムです。
• 「Kermitによるイメージ ダウンロードの準備」
• 「Kermitによるソフトウェア イメージのダウンロード(PCの場合)」
• 「Kermitによるソフトウェア イメージのダウンロード(UNIXの場合)」
• 「ソフトウェア イメージのシリアル ダウンロード手順の例」
Kermitによるイメージ ダウンロードの準備
Kermitを使用してソフトウェア イメージをシリアル ダウンロードする前に、次の作業が必要です。
• UNIXワークステーションの場合、シェル ウィンドウがローカルである(別のワークステーションへの rlogin ウィンドウではない)ことを確認します。
• スーパバイザ エンジンのコンソール ポートが、シリアル ケーブルにより、PCまたはワークステーション上のシリアル ポートに接続されていることを確認します。
• PCまたはワークステーション上でKermitソフトウェアがインストールされていることを確認します。
• PCまたはワークステーションとスイッチの回線速度設定が一致していることを確認します。
–スイッチのコンソール ポートの速度を変更するには、 set system baud rate コマンドを入力します。デフォルトのボーレートは9600ボーです。
–PCまたはワークステーションのシリアル ポートのボーレートを変更するには、Kermit>プロンプトに set speed rate コマンドを入力します。
注意 通信上の問題が起きないように、19,200ボー以上の回線速度は使用しないでください。
• 次の作業を行って、Kermitが正しいシリアル ポートを使用していることを確認します。
–PC上では、 set port com x コマンドを入力してシリアル ポートを指定します。 x に、スイッチに接続するPCシリアル ポート番号(1~8)を指定します。
–UNIXワークステーション上では、 set port /dev/tty x コマンドを入力してシリアル ポートを指定します。 x には、スイッチに接続するシリアル ポート(aまたはb)を指定します。
Kermitによるソフトウェア イメージのダウンロード(PCの場合)
(注) この手順が当てはまるのは、PCを使用するシリアル ダウンロードの場合だけです。UNIXワークステーション上でのシリアル ダウンロード手順については、「Kermitによるソフトウェア イメージのダウンロード(UNIXの場合)」を参照してください。
スーパバイザ エンジンのコンソール ポートを使用してソフトウェア イメージをシリアル ダウンロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Kermitがロードされているディレクトリに、ソフトウェア イメージ ファイルをコピーします。
ステップ 2 PC上でKermitを起動します。
(注) 作業を続ける前に、「Kermitによるイメージ ダウンロードの準備」の説明に従って、回線速度が正しく設定されていること、および正しいシリアル回線が選択されていることを確認してください。
ステップ 3 Kermit>プロンプトに connect コマンドを入力し、スイッチに接続します。回線および速度が正しく設定されていれば、スイッチのConsole>プロンプトが表示されます。
ステップ 4 enable コマンドを入力してイネーブル モードを開始します。
ステップ 5 download serial コマンドを入力します。デフォルトではモジュール1にファイルがダウンロードされます。
ステップ 6 プロンプトが表示されたら、ダウンロードを確認します。
ステップ 7 Ctrl キーを押しながら ] キーと c キーを押すことにより、エスケープ シーケンスの Ctrl-]-c を入力します。
ステップ 8 Kermit>プロンプトに、 send filename コマンドを入力し、スイッチにファイルを送信します。
スイッチにイメージ ファイルがダウンロードされ、スーパバイザ エンジンまたは対応するモジュールのフラッシュ メモリが消去され、ダウンロードしたフラッシュ コードによってフラッシュ メモリが書き換えられます。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチは稼働しています。
ステップ 9 C-Kermit>プロンプトが再び表示されたら、 connect コマンドを入力し、スイッチのConsole>プロンプトに戻ります。スイッチのフラッシュ メモリが消去され、内容が書き換えられると、ステータス情報が表示されます。
(注) Kermit>プロンプトが再表示されたあと、2分以上経過してからconnectコマンドを入力した場合は、Console>プロンプトだけが表示され、フラッシュ コードの消去と書き換えを示すステータス情報は表示されません。
ステップ 10 reset system コマンドを入力してスイッチをリセットします。
ステップ 11 スイッチの再起動後、 show version [ mod ]コマンドを入力し、スイッチ コードのバージョンを確認します。
(注) PC上でKermitを使用してシリアル ダウンロードを実行する手順の例については、「PCでのシリアル ダウンロード手順の例」を参照してください。
Kermitによるソフトウェア イメージのダウンロード(UNIXの場合)
(注) この手順が当てはまるのは、UNIXを使用するシリアル ダウンロードの場合だけです。PC上でのシリアル ダウンロード手順については、「Kermitによるソフトウェア イメージのダウンロード(PCの場合)」を参照してください。
次の手順で、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートを使用して、ソフトウェア イメージのシリアル ダウンロードを実行します。
ワークステーションにソフトウェアをコピーするには、rootとしてログインし、次の手順を実行します。
ステップ 1 ホーム ディレクトリにソフトウェア イメージ ファイルをコピーします。
ステップ 2 UNIXコマンド プロンプトに kermit コマンドを入力し、Kermitを起動します(Kermitがインストールされたディレクトリが、ワークステーション上の$PATH環境変数に指定されていることを確認してください)。
(注) 作業を続ける前に、「Kermitによるイメージ ダウンロードの準備」の説明に従って、回線速度が正しく設定されていること、および正しいシリアル回線が選択されていることを確認してください。
ステップ 3 C-Kermit>プロンプトに connect コマンドを入力し、スイッチに接続します。回線および速度が正しく設定されていれば、スイッチのConsole>プロンプトが表示されます。
ステップ 4 enable コマンドを入力してイネーブル モードを開始します。
ステップ 5 download serial コマンドを入力します。デフォルトではモジュール1にファイルがダウンロードされます。
ステップ 6 プロンプトが表示されたら、ダウンロードを確認します。
ステップ 7 Ctrl キーを押しながら \ キーと c キーを押すことにより、エスケープ シーケンスの Ctrl-\-c を入力します。
ステップ 8 Kermit>プロンプトに、 send filename コマンドを入力し、スイッチにファイルを送信します。
Kermitダウンロードの実行中に a キーを押すと、ダウンロードの進行状況をモニタできます。4パケットが転送されるたびに、1ドットが画面に表示されます。ファイルの転送中に問題が発生すると、次の文字コードが1つまたは複数表示されます。
• T ― Kermitのタイムアウトが発生しました。
• N ― Kermitが、スイッチのダウンロード プロセスを確認応答していません。
• E ― 処理の進行中にKermitによってエラーが検出されました。
スイッチにイメージ ファイルがダウンロードされ、スーパバイザ エンジンまたは対応するモジュールのフラッシュ メモリが消去され、ダウンロードしたフラッシュ コードによってフラッシュ メモリが書き換えられます。
(注) イメージのダウンロード中も、スイッチは稼働しています。
ステップ 9 Returnキーを押して、C-Kermit>プロンプトに戻ります。C-Kermit>プロンプトが再び表示されたら、 connect コマンドを入力し、スイッチのConsole>プロンプトに戻ります。スイッチのフラッシュ メモリが消去され、内容が書き換えられると、ステータス情報が表示されます。
(注) Kermit>プロンプトが再表示されたあと、2分以上経過してからconnectコマンドを入力した場合は、Console>プロンプトだけが表示され、フラッシュ コードの消去と書き換えを示すステータス情報は表示されません。
ステップ 10 reset system コマンドを入力してスイッチをリセットします。
ステップ 11 スイッチの再起動後、 show version [ mod ]コマンドを入力し、スイッチ コードのバージョンを確認します。
(注) UNIXワークステーション上でKermitを使用してシリアル ダウンロードを実行する手順の例については、「UNIXワークステーションでのシリアル ダウンロード手順の例」を参照してください。
PCでのシリアル ダウンロード手順の例
次に、PC上でシリアル ダウンロードを実行したときの、出力全体の例を示します。
Kermit, 4C(057) 06 Apr 98, 4.2 BSD
Connecting to com1,speed 9600.
The escape character is ^] (ASCII 29).
Type the escape character followed by C to get back,
or followed by ? to see other options
Console> (enable) download serial
Download CBI image via console port (y/n) [n]? y
Return to your local Machine by typing its escape sequence
Issue Kermit send command from there[ Send `Filename`]
<CONTROL-] c to return to Local Machine>
Kermit> send c6509_xx.bin
Percent transferred: 100%
Finished network download. (1136844 bytes)
Flash erase in progress ... Erase done
Programming Flash: Flash Programming Complete
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The system needs to be reset to run the new image.
Cisco Systems Console
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Mon Apr 06, 1998, 14:35:08
Console>
UNIXワークステーションでのシリアル ダウンロード手順の例
次に、UNIXワークステーション上でシリアル ダウンロードを実行したときの、出力全体の例を示します。
workstation% tar -xvfp /dev/rfd0
c5009_xx.bin, 1156046 bytes, 2258 tape blocks
drwxrwsrwt 5 bin 512 Sep 28 04:15 .
drwxr-xr-x 18 root 1536 Sep 27 15:41 ..
-r--r--r-- 1 60000 1156046 Jul 18 10:32 c5009_xx.bin
C-Kermit, 4E(072) 06 Apr 98, SUNOS 4.x
C-Kermit> set line /dev/ttya
Connecting thru /dev/ttya, speed 9600.
The escape character is CTRL-\ (28).
Type the escape character followed by C to get back,
or followed by ? to see other options.
Console> (enable) download serial c5009_xx.bin
Download CBI image via console port (y/n) [n]? y
Return to your local Machine by typing its escape sequence
Issue Kermit send command from there[ Send `Filename`]
C-Kermit> send c5009_xx.bin
c5009_xx.bin => c5009_xx.bin, Size: 1156046
CTRL-F to cancel file, CTRL-R to resend current packet
CTRL-B to cancel batch, CTRL-A for status report: ..............................................................................................................................
*** Display Truncated ***
...............................................................
.................................... [OK]
Connecting thru /dev/ttya, speed 9600.
The escape character is CTRL-\ (28).
Type the escape character followed by C to get back,
or followed by ? to see other options.
Base....Code....Length....Time....Done
Mon Apr 06, 1998, 17:35:08
XmodemまたはYmodemによるシステム イメージのダウンロード
スイッチにシステム イメージが必要であるにもかかわらず、スイッチがネットワークにアクセスしておらず、フラッシュPCカード上にソフトウェア イメージがない場合、ローカルまたはリモート コンピュータ(PC、UNIXワークステーション、Macintoshなど)からXmodemまたはYmodemプロトコルを使用し、コンソール ポートを通じてイメージをダウンロードできます。
XmodemおよびYmodemプロトコルはファイル転送用に普及しており、Windows 3.1(TERMINAL.EXE)、Windows 95(HyperTerminal)、Windows NT 3.5x(TERMINAL.EXE)、Windows NT 4.0(HyperTerminal)、およびLinux UNIXフリーウェア(minicom)などのアプリケーションに含まれています。
XmodemおよびYmodemによるダウンロードは低速です。これらのプロトコルは、スイッチがネットワークにアクセスしていない場合にだけ使用してください。コンソール ポートの速度を38400 bpsに設定すれば、転送を高速化できます。
XmodemおよびYmodemによるファイル転送は、ROMモニタから次のコマンドを使用して行います。
xmodem [-y] [-c] [-s data-rate]
この例では、 -y キーワードを指定するとYmodemプロトコルが使用され、 -c キーワードを指定するとCRC-16チェックサムが行われ、 -s キーワードを指定するとコンソール ポートのデータ速度を設定できます。
スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージの転送元となるコンピュータでは、XmodemまたはYmodemプロトコルをサポートする端末エミュレーション ソフトウェアが稼働している必要があります。
Xmodemプロトコルを使用したファイル転送の手順を次に示します。Ymodemプロトコルを使用するには、 xmodem コマンドに -y キーワードを指定します。
注意 電話回線網からコンソール ポートへのモデム接続を行う場合には、前もって考慮しておくべきセキュリティ上の問題があります。たとえば、リモート ユーザがモデムにダイヤルインし、スイッチの設定情報にアクセスする可能性があります。
注意 冗長構成のスーパバイザ エンジンを使用している場合は、2番めの(冗長)スーパバイザ エンジンを取り外してからこの手順を実行してください。Xmodemを使用してダウンロードされたイメージは、メモリに保存されていません。したがって、ダウンロード後、2つのスーパバイザ エンジンがインストールされており、ダウンロードされたイメージでアクティブ スーパバイザ エンジンを再起動する場合、冗長スーパバイザ エンジンはアクティブなスーパバイザ エンジンを引き継いで同期化します。ダウンロード イメージは起動されません。
ステップ 1 コンピュータのハード ドライブに、スーパバイザ エンジン ソフトウェア イメージを入れます。イメージは、Cisco.comからダウンロードできます(詳細は「はじめに」の章を参照してください)。
ステップ 2 ローカル コンピュータからダウンロードするために、ヌルモデム ケーブルを使用してコンソール ポート(ポートのモード スイッチは in の位置に設定)をコンピュータのシリアル ポートに接続します。コンソール ポートの速度は、ローカル コンピュータで設定されている速度と一致させる必要があります。
(注) ローカル コンピュータから転送するときは、RTS/DTRシグナルを無視するよう端末エミュレーション プログラムを設定しなければならない場合があります。
ステップ 3 リモート コンピュータからダウンロードする手順は、次のとおりです。
a. コンソール ポートにモデムを接続し、電話回線網に接続します。
b. モデムとコンソール ポートは、モデムがサポートする速度によって異なりますが、1200~38400 bpsの範囲の同じ速度で通信する必要があります。コンソール ポートの伝送速度を設定するには、ROMモニタ コマンド confreg を入力します。
c. モデムをリモート コンピュータおよび電話回線網に接続し、スーパバイザ エンジンと同じ速度に設定します。
d. リモート コンピュータからスーパバイザ エンジン モデムの番号をダイヤルします。
ステップ 4 端末エミュレーション ウィンドウのROMモニタ プロンプトに、 xmodem コマンドを入力します。
rommon > xmodem -s 38400 -c
ステップ 5 コンピュータの端末エミュレーション ソフトウェアを使用して、XmodemまたはYmodemによる送信を開始します。コンピュータがスーパバイザ エンジンにシステム イメージをダウンロードします。XmodemまたはYmodemによるファイル転送の実行方法については、端末エミュレーション ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
新しいイメージが完全にダウンロードされると、ROMモニタによってそのイメージが起動されます。
(注) コンソール ポートを通じてイメージをダウンロードした場合、フラッシュ デバイスにはイメージ ファイルは作成されません。ダウンロードされたイメージは、メモリだけに保存されます。イメージはメモリ内にファイルとして保存できません。
ステップ 6 ダウンロードが終了すると、コンソール ポートはデフォルトのボーレート9600に戻ります。9600ボー以外の速度でダウンロードを行った場合には、リモート コンピュータのボーレートを9600に戻す必要があります。
ステップ 7 TFTPサーバのイメージ ファイルをいずれかのフラッシュ デバイスにコピーするには、スイッチへのネットワーク接続を確立してください。
ソフトウェア イメージの確認
(注) この機能は、Supervisor Engine 1ではサポートされていません。
ソフトウェア イメージは、転送シーケンスを通過したあとにスイッチのメモリにコピーされるので、イメージ整合性はCisco.comからダウンロードされるたびに危険にさらされます。イメージ サイズとチェックサムは、イメージがコピーされる際に自動的にチェックされますが、この種のチェックではダウンロードされたイメージが破壊されないことを保証できません。ダウンロードしたイメージの整合性を保証するには、 set image-verificationコマンドを使用します。イメージのコピー後またはシステムのリセット前に、ブート時にイメージ検査が機能するように設定できます。
イメージ検査をイネーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。
|
|
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ステップ 1 |
イメージ検査をイネーブルにします。 |
set image-verification [boot | copy | reset] enable |
ステップ 2 |
イメージ検査設定を確認します。 |
show image-verification |
次に、スイッチのリセット時にイメージ検査をイネーブルにする例を示します。
Console> (enable) set image-verification reset enable
次に、イメージ検査設定を確認する例を示します。
Console> (enable) show image-verification
Image Verification Status: