Cisco uBR7225VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ
シスコの Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム ターミネーション システム)ソリューションでは、Cisco uBR7225VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータ が使用されています。このルータにより、基本的な CATV サービスまたはビデオ サービスと同様の高速データ サービスをパッケージ化できます。
Cisco uBR7225VXR ルータの機能は、次のとおりです。
• 双方向 CATV および IP バックボーン ネットワークを通じてデータおよびパケット化された音声の接続をサポートします。
• 高速インターネット アクセス、IP テレフォニー、および Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)アプリケーションをサポートします。
• PacketCable 1.0、Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS; データオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様)1.1、および EuroDOCSIS 1.1 をサポートします。
• DOCSIS または EuroDOCSIS 準拠ケーブル インターフェイスおよびケーブル モデム(または統合 DOCSIS または EuroDOCSIS ケーブル モデムを搭載したセットトップ ボックス)をサポートします。
• DOCSIS 2.0 A-TDMA のみをサポートします。
• ITU-T J.83 Annex B 動作を使用する 6 MHz 北米チャネル プラン、および ITU-T J.83 Annex A 動作を使用する 8 MHz PAL と SECAM チャネル プランをサポートします。
• ダイヤルアップ アクセス製品と連動することにより、Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)に接続された DOCSIS 準拠ケーブル インターフェイスからのアップストリーム トラフィックをサポートします。
• Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)をサポートします。ネットワーク処理エンジン(NPE-G1 および NPE-G2)は活性挿抜をサポートしません。このコンポーネントを取り外す前に、シャーシの電源を切断する必要があります。
• 仮想的にノイズのない伝送を実現するため、無線周波数(RF)が完全に強化されています。
• Cisco RF スイッチを使用した N + 1 の冗長性ソリューションをサポートします。
• シャーシ間の 1+1 の冗長性をサポートします(Cisco RF スイッチを使用する必要はありません)。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 高リーク電流:システムの電源接続の前にアース接続を行う必要があります。ステートメント 342
警告 この製品は、ケーブル ディストリビューション システムに直接接続するように設計されてはいません。ケーブル ディストリビューション システムへの直接接続には、追加の適合認定や法的要件が適用されます。この製品をケーブル ディストリビューション システムに接続する際には、必ず、直接接続が認可されている機器を通す必要があります。ステートメント 1078
このマニュアルで使用している警告の各国語版は、ルータに付属の『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』を参照してください。各国語版は、ステートメント番号(例:ステートメント 1020)で参照してください。
Cisco uBR7225VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータのコンポーネントは、次のとおりです( 図 1 および 図 2 を参照)。
• CATV ネットワークとのインターフェイスを行うケーブル インターフェイス ラインカード(ライン カード)。
• デュアル ファン トレイ。ライン カード側を冷却するファンと、NPE と電源ボード側を冷却するファンがあります。
• 2 つの AC 電源装置:Cisco uBR7225VXR はオプションのリダンダント電源を 1 つサポートします。
• パケット ルーティングとシャーシのシステム管理機能を実行するネットワーク処理エンジン(NPE-G1 または NPE-G2)。
システム コンポーネントの取り付け、取り外し、または交換に関する具体的な手順については、次の URL にある構成ガイドのディレクトリを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/tsd_products_support_configure.html
他のケーブル インターフェイス ラインカードが取り付けられているか、取り外されているかに関係なく、ケーブル インターフェイス ラインカード スロットの番号は一定です。ただし、ラインカードを他のスロットに移すと、論理インターフェイス番号は新しいスロット番号に変わります ( 図 3 を参照)。
ここでは、作業台または卓上への取り付けおよびラックマウントの取り付けに必要な工具および部品、警告、設置環境情報、およびその他の情報について説明します。
警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。ステートメント 1045
複数の箱に、電源コード、マニュアル、およびその他の追加コンポーネントが梱包されています。システムを開梱した後は、必要なすべての装置とマニュアルが届いていることを確認してください。
ステップ 1 梱包リストを使用して、リスト内のすべての装置が届いていることを確認します。以下のものが含まれています。
a. システム ハードウェア マニュアルおよびソフトウェア マニュアル(発注した場合)。
b. 発注したオプション機器(トランシーバ(GBIC)、フラッシュ カード、ケーブル、特殊コネクタなど)。
ステップ 2 発注したすべての機器がシャーシに取り付けられていることを確認します。
ステップ 3 システム コンフィギュレーションが梱包リストと一致するかどうかを確認します。
ここでは、電力およびケーブル配線に関する注意事項、作業台または卓上への取り付け、およびラックマウント インストレーションの注意事項について説明します。
Cisco uBR7225VXR ルータの電源接続を検討するときは、次の注意事項および推奨事項に従ってください。
• 設置場所の電源を確認してから設置作業を行い、設置後もクリーン パワーが供給されていることを定期的に確認します。必要に応じて、電力調整器を取り付けてください。
• 適切なアースを設置してください。アース ラグ マウントは、シャーシ背面にあります。
• フレーム アースが建物のいずれかのアースに接続されていることを確認してください。
• シャーシ アースをヘッドエンドまたは他の内部アース システムに接続する場合は、6-AWG の 銅のアース導体を使用してください(最低限の要件)。
新しいシステムの設置場所を検討するときには、信号タイプ、信号速度、伝送メディア、信号の距離制限、EMI、およびコネクタの互換性を考慮する必要があります。この情報は、Cisco uBR7225VXR ルータを設置する前にネットワーク接続を検討する際の注意事項として使用してください。
イーサネットとファスト イーサネットのネットワーク セグメントおよびネットワーク接続の最大距離は、伝送に使用するケーブル タイプによって決まります。ステーション間の最大伝送距離については、 表 3 を参照してください。
ケーブルの仕様の詳細については、次の URL にある『 Network Processing Engine and Network Services Engine Installation and Configuration 』ガイドを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_installation_guides_list.html
(注) EMI Class A の認定要件を満たすために、シールド付き CAT5e ケーブルを使用する必要があります。
イーサネット 10BaseT および 100BaseTX ケーブルの詳細については、次の URL にある『 Ethernet 100BaseTX and 10BaseT Cables: Guidelines and Specifications 』のマニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps133/products_tech_note09186a00801f5d9e.shtml
システムの設置およびケーブル接続を行うときは、次の情報を考慮する必要があります。
• ヘッドエンドグレードのケーブル(最低 4 シールド 59 シリーズ以上)を推奨します。
• 同軸ケーブルを、ケーブル メーカーにより指定された最小曲げ半径よりも深く曲げないでください。
• ケーブル接続(F コネクタ)を 10 ~ 15 インチポンド(in-lbs)より強く締め付けないでください。
• 接続の問題を回避するために、常に同じサイズの同軸ケーブルを使用してください。たとえば、6 シリーズ ケーブルから 59 シリーズ ケーブルにすると、ヘッドエンド環境で信頼性の問題(間欠的な接触)が発生することがあります。
ルータを作業台または卓上に設置する場合は、次の事項を確認してください。
• ルータの吸気口および排気口(ルータの左側と右側)にはそれぞれ最低 7.72 cm(3 インチ)のスペースが必要です。
• FRU の取り付けや取り外しを行ったり、ネットワーク ケーブルや装置を扱うためには、ルータの前面に約 59.06 cm(23.25 インチ)、背面に 48.3 cm(19 インチ)のスペースが必要です。
• ルータを十分に換気します(換気が不十分な密閉されたキャビネットには設置しないでください)。
• ブランク パネルは、コンポーネントのないスロットに搭載されます。
• 必要に応じて、ケーブル管理ブラケットおよび M3×8 mm のなべネジを 4 本用意します。
警告 他の装置の上にシャーシを積み重ねないでください。シャーシが落下すると、大けがをしたり、装置が損傷したりすることがあります。ステートメント 48
Cisco uBR7225VXR ルータは、卓上またはラックに取り付けることができます。工場から出荷される各ルータにはラックマウント キットが付属しています。ラックマウント キットには、標準 19 インチ型装置ラックまたは Telco タイプ ラックにルータを取り付けるために使用する金具類が含まれています。
ラックにシャーシを取り付ける前に、シャーシの前面、中央、または背面の両側にラックマウント ブラケットを取り付ける必要があります ( 図 4 を参照)。シャーシ前面にラックマウント ブラケットを取り付ける場合は、ケーブル管理ブラケットを使用できます。シャーシの背面側または中央をラックに取り付ける場合は、シャーシをラックに取り付ける前に、両方のラックマウント ブラケットとケーブル管理ブラケットをシャーシに取り付けておく必要があります。
シャーシの背面側をラックに取り付けられるようにラックマウント ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 2 図 5 に示すようにシャーシのいずれかの側のネジ穴に最初のラックマウント ブラケットを合わせます。
図 5 ラックマウント ブラケットの取り付け:シャーシ背面に取り付ける場合
(注) Cisco uBR7225VXR シャーシのラックマウント ブラケットには、5 つの穴があります。前面および中央に取り付ける場合は 4 つの穴を使用し、背面に取り付ける場合は 5 つの穴を使用する必要があります。
ステップ 3 5 本の M4×6 mm フラットヘッド ネジをラックマウント ブラケットに通して、シャーシの側面に差し込みます。No.2 プラス ドライバを使用して、ネジを締めます。
ステップ 4 もう片方のラックマウント ブラケットに、 ステップ 1 ~ ステップ 3 を繰り返します。
シャーシの前面側をラックに取り付けられるようにラックマウント ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。
(注) Cisco uBR7225VXR シャーシのラックマウント ブラケットには、5 つの穴があります。前面および中央に取り付ける場合は 4 つの穴を使用し、背面に取り付ける場合は 5 つの穴を使用する必要があります。
ステップ 2 シャーシのいずれかの側のネジ穴に最初のラックマウント ブラケットを合わせます。
ステップ 3 4 本の M4×6 mm フラットヘッド ネジをブラケットに通して、シャーシの側面に差し込みます。No.2 プラス ドライバを使用して、ネジを締めます。
ステップ 4 もう片方のラックマウント ブラケットに、 ステップ 1 ~ ステップ 3 を繰り返します。
(注) シャーシをラックに取り付ける前に、ケーブル管理ブラケットを固定しておく必要があります。
シャーシの中央をラックに取り付けられるようにラックマウント ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 シャーシ両側の中央にあるネジ穴の位置を確認します。
ステップ 2 図 6 に示すようにシャーシのいずれかの側のネジ穴に最初のラックマウント ブラケットを合わせます。片側の穴セットを使用して(片側の穴セットのみ使用可能)、シャーシの両側のネジ穴にブラケットを合わせることができます。
(注) Cisco uBR7225VXR シャーシのラックマウント ブラケットには、5 つの穴があります。前面および中央に取り付ける場合は 4 つの穴を使用し、背面に取り付ける場合は 5 つの穴を使用する必要があります。
ステップ 3 4 本の M4×6 mm フラットヘッド ネジをラックマウント ブラケットに通して、シャーシの側面に差し込みます。No.2 プラス ドライバを使用して、ネジを締めます。
ステップ 4 もう片方のラックマウント ブラケットに、 ステップ 1 ~ ステップ 3 を繰り返します。
図 6 シャーシ中央へのラックマウント ブラケットの取り付け
シャーシをラックに取り付ける前に、両方のラックマウント ブラケットとケーブル管理ブラケットを取り付けておく必要があります。
ステップ 1 図 7 に示すように、シャーシの右側前面の 2 つのネジ穴にケーブル管理ブラケットを合わせます。
ステップ 2 2 本の M3×8 mm なべネジをブラケットに通して、シャーシに差し込みます。No.2 プラス ドライバを使用して、ネジを締めます。
Cisco uBR7225VXR ルータを作業台または卓上に設置する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 作業台または卓上、およびその周囲から、埃やゴミを取り除きます。
ステップ 2 シャーシに搭載されたネットワーク処理エンジン、ラインカード、および各電源装置のすべての非脱落型ネジが締められていることを確認します。
ステップ 3 アクセサリ キットに入っているゴム製の脚 5 個をシャーシ底面に取り付けます。シャーシ底面に目印として示されている 5 つの丸の位置にゴム製の脚を取り付けてください。
ステップ 4 Cisco uBR7225VXR ルータを卓上または作業台に置きます。ルータの周囲に適切なスペースを確保してください。
警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。
ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
スタビライザが付属している場合は、ラックにスタビライザを取り付けてから、スイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守したりしてください。ステートメント 1006
警告 けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。ステートメント 1032
ステップ 1 シャーシに搭載されたすべてのルータ コンポーネントの非脱落型ネジが締められていることを確認します。
ステップ 2 ラックへの通路に障害物がないことを確認します。ラックにキャスタが付いている場合は、ブレーキをかけるか、またはその他の方法でラックを固定します。
ステップ 3 シャーシの前面が手前になるようにシャーシの向きを変え、シャーシを持ち上げて、ラックに移動します。
ステップ 4 シャーシをラックに差し入れながら、シャーシに取り付けたブラケットをラックの両側にあるマウント ストリップまたは支柱の位置に合わせます。
ステップ 5 ブラケットと支柱またはマウント ストリップを揃えたまま、ブラケットの穴とマウント ストリップの穴が合うようにルータの位置を調整します。
ステップ 6 ラック タイプに適切なネジ(片側に 2 つずつ)をブラケットに通してマウント ストリップに差し込みます(上下のブラケットの穴を使用します)。
ステップ 7 3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、すべてのネジを締めます。
電源を接続してルータの電源をオンにする前に、システムを適切にアース接続する必要があります。2 つの M5 アース レセプタクルがあり、静電気防止および安全を確保するためにアース ラグを接続してシャーシをアースできます。アース ラグ マウントは、シャーシ背面にあります。マウント ナットは、シャーシの背面右下隅にあります ( 図 8 を参照)。
設置する建物には保護接地の手段が必要です。次の方法で機器の接地を行ってください。
機器を取り付ける前に、機器への電力が供給されるコンセントが建物の保護アースに接続されているかどうかを確認する必要があります。接地が十分でない場合には、建物の保護アース線と機器の間に保護接地導体を取り付ける必要があります。
警告 高リーク電流:システムの電源接続の前にアース接続を行う必要があります。ステートメント 342
警告 必ず、銅のコネクタを使用してください。ステートメント 1025
警告 この装置は、アース接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
Cisco uBR7225VXR ルータのシャーシをアースに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源が切断されていることを確認してください。
ステップ 2 ワイヤ ストリッパを使用して 6-AWG 導線の他端のシールドのおよそ 2 cm(0.75 インチ)を切ります。
ステップ 3 導線の被覆のない部分をアース ラグの導線レセプタクルに差し込みます。
ステップ 4 圧着工具を使用して、導線の導線レセプタクルを注意深く圧着します。
ステップ 5 2 本の M5 ネジを使用して、アース ラグをルータに接続します。
ステップ 6 もう一端のアース線を適切な接地点に接続します。
Cisco uBR7225VXR ルータには 300 W AC 入力電源装置が搭載されています。AC 入力電源装置には、4A の定格電流が流れます。
(注) Cisco uBR7225VXR ルータでは、DC 入力電力はサポートされていません。
警告 この装置には複数の電源装置が接続されている場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して重度のやけどを負ったり、金属類が端子に焼き付くことがあります。ステートメント 43
AC 入力電源と Cisco uBR7225VXR ルータを接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの背面で、電源装置の電源スイッチがオフ(OFF)の位置になっていることを確認します (66 図 9 を参照)。
ステップ 2 電源コードを電源装置の AC コネクタに差し込みます。
(注) AC電源コードのストレイン レリーフをさらに確保するには、ナイロン製のケーブル タイを電源装置のハンドルの穴およびケーブルの周りに通して、電源コードをハンドルに固定します。
ステップ 3 AC 電源コードを AC 電源に差し込みます。2 番めの電源装置が必要な場合は、 ステップ 1 ~ ステップ 3 を繰り返します。
ここでは、インターフェイス カードのケーブル、補助、およびコンソール ポートの接続について説明します。
Cisco uBR7225 ルータに搭載されている各ケーブル インターフェイス ラインカードのケーブル接続手順については、ケーブル インターフェイス カードのインストレーション マニュアルを参照してください。次の URL にある『 Cisco uBR7200 Series Cable Interface Line Card Hardware Installation Guide 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_installation_guides_list.html
コンソール ポートは、インターフェイスを設定したり Cisco uBR7255VXR ルータを起動したりするためのデータ端末を接続する DCE DB-25 レセプタクルです。補助ポートは、モデムまたはその他の DCE 装置(チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニットなど)をルータに接続するための DTE DB-25 プラグです
(注) コンソール ポートと補助ポートは両方とも非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続する装置には、非同期伝送機能が必要です
コンソール ポートに端末を接続する前に、ルータのコンソール ポートに合わせて、次のように端末を設定します。
ケーブル配線の詳細については、次の URL にある『 Cisco uBR 7200 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_installation_guides_list.html
Cisco uBR7225VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータを設置してケーブルを接続したら、ルータに電源を投入する前に次の条件を確認します。
• 各コンポーネントが右側のスロットにしっかりと装着され、非脱落型ネジが締められている
• すべてのネットワーク インターフェイス ラインケーブルが NPE のイーサネット ポートに接続されている
• Hybrid Fiber-Coaxial(HFC; 光ファイバ/同軸ハイブリッド)ネットワーク ケーブルがケーブル インターフェイス カードに接続されている
• コンパクト フラッシュ カードが NPE の前面パネルのコンパクト フラッシュ カード スロットに搭載されている シスコが認定したシスコ製のコンパクト フラッシュ カードのみを使用している
Cisco uBR7225VXR ルータに電源を投入する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 電源装置の電源スイッチを、オン(|)の位置にします。2 番めの電源装置が搭載されている場合は、この手順を繰り返します。各電源装置に、電源装置が正常に動作していることを示す 2 つのグリーンの LED が点灯します。
ステップ 2 ファンの音を聞きます。作動音がすぐに聞こえるはずです。騒音の大きい環境では、シャーシ周辺の空気の流れも調べて、ファンが稼動しているか確認してください。スイッチをオフにしたばかりの Cisco uBR7225VXR ルータでは、電源装置を再起動してファンが動作を開始するまでに最大で 90 秒かかることがあります。
ステップ 3 初期化プロセスを確認します。システム ブートが完了すると(数秒間)、NPE は ケーブル インターフェイス ラインカードの初期化を開始します。
(注) デフォルトでは、ダウンストリーム信号の周波数が設定され、no cab down rf-shut コマンドが適用されるまで、Cisco uBR-MC16U または Cisco uBR-MC28U ケーブル インターフェイス ラインカードの出力はありません。
ハードウェアのインストレーションに関するトラブルシューティングについては、次の URL にある『 Cisco uBR 7200 Series Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_installation_guides_list.html
Cisco uBR7225VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータのケーブル関連のコマンドについては、次の URL にある『 Cisco IOS CMTS Cable Command Reference 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_command_reference_list.html
起動時の問題は通常、電源に原因があるか、またはボード(ネットワーク処理エンジンまたはケーブル インターフェイス ラインカード)がミッドプレーンに正しく装着されていないことが原因です。ファン トレイとネットワーク処理エンジンを除き、起動シーケンス中のシステムの状態は、すべて LED に表示されます。LED の状態を確認することによって、起動シーケンスでシステム障害が発生した場所と時刻を特定できます。
1. 最初に、電源が正しく接続されていることを確認します。次に、ラインカードが正しく取り付けられているかどうかを確認します。
2. ネットワーク処理エンジンが正しく搭載されていないと、システムは稼動しません。NPE がシャーシに正しく取り付けられているかどうかを確認します。
このメッセージが表示された場合、システムがシャーシ内部で異常な過熱状態または許容範囲外の電圧状態を検知したことを示しています。このシャットダウン メッセージは、コンポーネントまたは温度センサの故障を示している場合もあります。システムをシャットダウンする前に、show environment または show environment table コマンドを使用して、シャーシの内部環境を確認してください。
トラブルシューティングに関する最新情報を入手できる Web サイトは、次のとおりです。
http://www.cisco.com/en/US/support/index.html
• 次の URL にある『 Cisco uBR7225VXR Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8474/prod_installation_guides_list.html
• 次の URL にある『 Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router Software Configuration Guide 』
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_installation_and_configuration_guides_list.html
• 次の URL にある『 Cisco IOS CMTS Cable Command Reference 』
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/prod_command_reference_list.html
• 次の URL にある『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Router 』
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8474/prod_installation_guides_list.html
• 次の URL にある『 Network Processing Engine and Network Services Engine Installation and Configuration 』ガイド
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8474/prod_installation_guides_list.html
• 次の URL にある『 Cisco uBR7200-NPE-G1 Read Me First 』
http://www.cisco.com/en/US/products/ps8474/prod_installation_guides_list.html
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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