Catalyst 3560 スイッチ スタートアップ ガイド
Express Setup の実行に必要な機器(ユーザ側で用意するもの)
Cisco Network Assistant のダウンロード
スイッチのラックマウント(Catalyst 3560 24 ポートおよび 48 ポート スイッチ)
スイッチの机または棚への固定(Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチ)
マグネットを使用したスイッチの設置(Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチ)
AC 電源コードの固定(Catalyst 3560 8 ポートおよび 12ポート スイッチ)
10/100 および 10/100/1000 ポートへの接続
このマニュアルでは、Express Setup を使用してスイッチを設定する方法について説明します。また、スイッチの管理オプション、基本的なラックマウント手順、ポートおよびモジュールの接続、電源の接続手順、トラブルシューティング ヘルプについても説明します。
Catalyst 3560 スイッチのその他のインストレーションおよびコンフィギュレーションについては、Cisco.com で提供されている Catalyst 3560 のマニュアルを参照してください。また、システム要件、重要な注意事項、制限事項、未修正および修正済みのバグ、最終更新に含まれていない更新などについては、Cisco.com で提供されているリリース ノートを参照してください。
オンラインの資料を使用する場合は、スイッチで実行する Cisco IOS ソフトウェアのバージョンに対応するものを参照してください。ソフトウェアのバージョンは、スイッチ背面パネルの Cisco IOS ラベルに記載されています。
このガイドに記載されている警告の各国語版については、ドキュメント CD に収録されている『Regulatory Compliance and Safety Information for the Catalyst 3560 Switch』を参照してください。
1. 出荷ボックスを開梱し、スイッチとアクセサリ キットを取り出します。
2. 梱包材を出荷用ボックスに戻し、後で使用する場合に備えて保管しておきます。
3. 3 ページに記載されている部品が揃っていることを確認します。欠品または損傷品が見つかった場合は、製品の購入代理店まで問い合わせてください。一部のスイッチ モデルには、その他の部品も含まれています。また、オプション部品の用意または発注が必要となる場合もあります。
スイッチの梱包内容は、スイッチのモデルおよび選択したオプションによって異なります。下図の一部の部品はオプションであり、ご使用のスイッチの外観とは異なる場合があります。
Catalyst 3560 24 ポートおよび 48 ポート スイッチの梱包内容は次のとおりです。
Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチの梱包内容は次のとおりです。
必要な言語に翻訳された警告については、ドキュメント CD の『Regulatory Compliance and Safety Information for the Catalyst 3560 Switch』を参照してください。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 148
警告 過熱防止のため、室温が 113°F(45℃)を超える環境ではスイッチを使用しないでください。また、通気を妨げないように、通気口の周囲に 3 インチ(7.6 cm)以上のスペースを確保してください。ステートメント 17B
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
警告 この装置は、アースされていることが前提になっています。通常の使用時には必ず装置がアースされているようにしてください。ステートメント 39
警告 Redundant Power System(RPS; 冗長電源システム)がスイッチに接続されていない場合、スイッチの裏側に RPS コネクタ カバーを取り付けてください。ステートメント 265
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
警告 この装置が設置された建物の外部の接続に関しては、集積回路保護が施された、認定されたネットワーク終端装置を通して、10/100/1000 イーサネット ポートに接続する必要があります。ステートメント 1044
警告 絶縁されていない金属接点、導体、または端子を Power over Ethernet(PoE; パワー オーバー イーサネット)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに立ち入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1072
Express Setup を使用して初期 IP 情報を入力すると、スイッチをローカル ルータとインターネットに接続できます。その IP アドレスでスイッチにアクセスし、詳細な設定ができるようになります。
Express Setup の実行中、スイッチは DHCP サーバとして動作します。PC に固定 IP アドレスが設定されている場合は、あらかじめ PC の設定を変更し、一時的に DHCP を使用する設定にしておきます。 |
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スイッチの電源コネクタとアース付き AC 電源コンセントに AC 電源コードを接続し、スイッチに電源を投入します。8 ポートおよび 12 ポート スイッチについては、「AC 電源コードの固定(Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチ)」を参照してください。 |
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スイッチに電源を投入すると、スイッチは Power-on Self-Test(POST; パワーオン セルフテスト)を開始し、LED が点滅します。 |
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POST が完了したことを確認します。この場合、SYST LED がグリーンに点灯します。 POST に失敗すると、SYST LED はオレンジに点灯します。このエラーが発生した場合は、シスコのテクニカル サポート担当者に連絡してください。 |
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MODE ボタンを 3 秒間押し続けます。MODE ボタンの上にあるすべての LED がグリーンに点灯したら、MODE ボタンを放します。 ボタンを押すと MODE ボタンの上の LED が点滅し始める場合は、MODE ボタンを放します。LED が点滅する場合はスイッチが設定済みとなっており、Express Setup モードが利用できません。詳細については、「スイッチのリセット」を参照してください。 |
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スイッチが Express Setup モードになったことを確認します。この場合、MODE ボタンの上にあるすべての LED がグリーンに点灯します |
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カテゴリ 5 のイーサネット ケーブルを、スイッチ前面パネルの 10/100 または 10/100/1000 イーサネット ポートに接続します。 |
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Express Setup ページが表示されます。このページが表示されない場合は、「問題が発生した場合」を参照してください。 |
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[Network Settings] のフィールドに、次の情報を入力します。 • [Management Interface (VLAN ID)] フィールドのデフォルトは [1] です。スイッチを管理する管理インターフェイスを変更する場合に限り、別の VLAN ID を入力します。VLAN ID の範囲は 1 ~ 1001 です。 • [IP Address] フィールドにスイッチの IP アドレスを入力します。[IP Subnet Mask] フィールドでは、下向きの矢印をクリックして [IP Subnet Mask] を選択します。 • [Default Gateway] フィールドに、デフォルト ゲートウェイ(ルータ)の IP アドレスを入力します。 • [Switch Password] フィールドにパスワードを入力します。パスワードは、1 ~ 25 文字の英数字から成り、先頭文字を数字にすることもできます。ここでは大文字と小文字が識別されます。スペースを使用することもできますが、先頭と末尾には適用できません。 |
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(オプション)[Optional Settings] の情報は、この時点で入力することも、デバイス マネージャ インターフェイスを使用してあとから入力することもできます。 • [Host Name] フィールドにスイッチの名前を入力します。ホスト名は 31 字以内で、途中にスペースを含めることはできません。 • [System Date]、[System Time]、および [Time Zone] の各フィールドに、日付、時刻、時間帯を入力します。夏時間をイネーブルにするには、[Enable] をクリックします。 |
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(オプション)[Express Setup] ウィンドウの [Advanced Settings] タブをクリックすると、詳細な設定が入力できます。または、デバイス マネージャ インターフェイスを使用してあとから入力することもできます。 |
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(オプション)[Advanced Settings] のフィールドに、次の情報を入力します。 • Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使ってスイッチを管理するために Telnet を使用する場合は、[Telnet Access] フィールドで [Enable] をクリックします。Telnet アクセスをイネーブルにしたら、Telnet パスワードを入力する必要があります。 • [Telnet Password] フィールドにパスワードを入力します。Telnet パスワードは、1 ~ 25 文字の英数字から成り、大文字と小文字が識別されます。スペースを使用することもできますが、先頭と末尾には適用できません。[Confirm Telnet Password] フィールドに、もう一度 Telnet パスワードを入力します。 • [SNMP] フィールドで [Enable] をクリックすると、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)がイネーブルになります。SNMP は、Cisco Works 2000 またはその他の SNMP ベースのネットワーク管理システムを使ってスイッチを管理する場合にだけイネーブルにします。 • SNMP をイネーブルにする場合は、[SNMP Read Community] フィールドと [SNMP Write Community] フィールドの両方またはどちらか一方にコミュニティ ストリングを入力する必要があります。SNMP コミュニティ ストリングにより、Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)オブジェクトへのアクセスが認証されます。SNMP コミュニティ ストリングでは、スペースを使用できません。SNMP read コミュニティを設定した場合、SNMP 情報にアクセスはできますが、SNMP 情報の変更はできません。SNMP write コミュニティを設定した場合、SNMP 情報にアクセスすることも SNMP 情報を変更することもできます。 • [System Contact] フィールドおよび [System Location] フィールドに、担当者名とスイッチが設置されているワイヤリング クローゼット、階、またはビルを入力します。 |
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(オプション)スイッチの Internet Protocol version 6(IPv6) をイネーブルにできます。それには、スイッチで IP Advanced Services ソフトウェアが実行されている必要があります。IPv6 をイネーブルにするには、[Advanced Settings] タブの [Enable IPv6] チェックボックスをオンにします。IPv6 をイネーブルにすると、Express Setup の完了後にスイッチが再起動します。 |
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Express Setup を終了するには、[Basic Settings] または [Advanced Settings] タブの [Submit] をクリックして設定を保存します([Cancel] をクリックすると、設定がクリアされます)。 [Submit] をクリックすると、スイッチが設定され、Express Setup モードが終了します。PC に警告メッセージが表示され、スイッチの新しい IP アドレスによる接続が試行されます。スイッチに PC とは異なるサブネットの IP アドレスを設定した場合、PC とスイッチの接続ができなくなります。 |
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スイッチを PC から切り離し、ネットワーク内に設置します。スイッチの設定と管理については、「スイッチの管理」を参照してください。 Express Setup の再実行が必要な場合は、「スイッチのリセット」を参照してください。 |
Express Setup を完了してネットワークにスイッチを設置したら、このセクションで説明されているデバイス マネージャまたは他の管理オプションを使って詳細設定を行います。
スイッチ メモリに組み込まれているデバイス マネージャを使ってスイッチを管理できます。デバイス マネージャには、Web ブラウザを介して、ネットワーク上のどの場所からでもアクセスできます。
2. スイッチの IP アドレスを Web ブラウザに入力し、 Enter キーを押します。デバイス マネージャのページが表示されます。
3. デバイス マネージャを使用して、スイッチの基本的な設定とモニタリングを実行します。詳細については、デバイス マネージャのオンライン ヘルプを参照してください。
4. さらに詳細な設定をする場合は、次のセクションで説明する Cisco Network Assistant をインストールします。
Cisco.com から Cisco Network Assistant をダウンロードして PC で実行できます。スイッチ、スイッチ クラスタ、スイッチ スタック、ルータ、アクセス ポイントなど、複数のデバイスの設定とモニタリングを行う詳細オプションが提供されます。Cisco Network Assistant のダウンロード、インストール、使用にはいっさい料金は発生しません。
1. Cisco.com への登録が必要な点を除けば、特別なアクセス権限は必要ありません。
http://www.cisco.com/go/NetworkAssistant
2. Network Assistant のインストーラを指定します。
3. Network Assistant のインストーラをダウンロードし、実行します (Web から直接実行するオプションがブラウザにある場合は、これを選択できます)。
4. 指示に従ってインストーラを実行します。最終画面で [Finish] をクリックし、Network Assistant のインストールを完了します。
詳細については、Network Assistant のオンライン ヘルプおよびスタートアップ ガイドを参照してください。
Cisco IOS コマンドおよびパラメータは CLI によって入力できます。CLI にアクセスするには、PC をスイッチ コンソール ポートに直接接続するか、リモート PC またはワークステーションから Telnet セッションを使用します。
1. アダプタ ケーブルを、PC の標準 9 ピンのシリアル ポートに接続します。ケーブルのもう一端をスイッチのコンソール ポートに接続します。
2. PC で端末エミュレーション プログラムを起動します。
3. PC の端末エミュレーション ソフトウェアを、9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット、フロー制御なしに設定します。
4. CLI を使用してコマンドを入力し、スイッチを設定します。詳細については、ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。
CiscoWorks Small Network Management Solution(SNMS)や HP OpenView などの SNMP 管理アプリケーションを使用して、スイッチの設定と管理を行うことができます。また、HP OpenView や SunNet Manager などのプラットフォームが稼動している SNMP 対応のワークステーションからスイッチを管理することもできます。
Cisco IE2100 Series Configuration Registrar は、スイッチ ソフトウェア内蔵の CNS エージェントとともに動作するネットワーク管理装置です。IE2100 を使用すると、スイッチの初期設定と設定更新を自動化できます。
サポート ドキュメンテーションのリストについては、「Cisco.com のトラブルシューティング情報の利用」を参照してください。
スイッチのモデルに応じて、スイッチをラック、壁、机の上や下、または棚に設置できます。また、マグネットやラックマウント ブラケットを使用することもできます。その他の取り付け手順については、Cisco.com で提供されている『 Catalyst 3560 Switch Hardware Installation Guide 』を参照してください。
• #27 ドリル ビット(0.144 インチ [3.7 mm])のドリル。ドリルは、Catalyst 3560 8 ポートまたは 12 ポート スイッチを机または壁に固定する際に必要です。
スイッチの設置場所を決める際には、次の注意事項に従ってください。
このセクションの説明は、Catalyst 3560 24 ポートおよび 48 ポート スイッチに適用されます。Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチについては、「スイッチの机または棚への固定(Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチ)」および「マグネットを使用したスイッチの設置(Catalyst 3560 8 ポートおよび 12 ポート スイッチ)」を参照してください。
ここでは、基本的な 19 インチ ラックへの設置について説明します。Catalyst 3560G-48PS スイッチを例として示します。他の 24 ポートおよび 48 ポートの Catalyst 3560 スイッチも、各図のように設置して接続できます。
取り付けネジを使用せずに Catalyst 3560 8 ポートまたは 12 ポート スイッチを机に設置するには、スイッチの底面パネルにゴム製の脚を 4 つ取り付けます。
机または棚の上や下、または壁に Catalyst 3560 8 ポートまたは 12 ポート スイッチを固定するには、取り付け型板と取り付けネジを 3 本使用します。
1. 2 つの隣り合うスロットを手前にしてネジの型板を取り付け面の上に置きます。底面の粘着シールをはがして型板を貼り付けます。
2. 0.144 インチ(3.7 mm)または #27 のドリル ビットを使用し、型板のネジのスロット位置に 1/2 インチ(12.7 mm)の穴を開けます。
3. 型板のスロットにネジを差し込み、型板に触れるまで締めます。型板を取り付け面から外します。
4. 取り付けネジの上にスイッチを載せ、ロックされるまで前方にスライドさせます。
ここでは、スイッチ、SFP モジュール、および両用ポートに接続する方法と接続の確認方法について説明します。詳しい接続方法については、Cisco.com で提供されている『 Catalyst 3560 Switch Hardware Installation Guide 』を参照してください。
サーバ、ワークステーション、IP Phone、ワイヤレス アクセス ポイント、ルータに接続する場合は、スイッチの 10/100 または 10/100/1000 ポートにカテゴリ 5 の 4 ツイストペア ストレート ケーブルを差し込みます。また、別のスイッチ、ハブ、リピータに接続する場合は、カテゴリ 5 の 4 ツイストペア クロス ケーブルを使用します。 |
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Catalyst 3560 Power over Ethernet(PoE)スイッチの固定ポートは、IEEE 802.3af 準拠装置に対して PoE サポートを提供し、Cisco IP Phone と Cisco Aironet Access Point に対して先行標準の PoE サポートを提供します。
Catalyst 3560-24PS スイッチの各 10/100 ポートまたは Catalyst 3560G-24PS スイッチの各 10/100/1000 ポートでは、最大 15.4 W の PoE を供給できます。Catalyst 3560-48PS スイッチまたは 3560G-48PS スイッチでは、48 個の 10/100 ポートまたは 10/100/1000 ポートのうちの任意の 24 ポートで 15.4 W の PoE を供給できます。または、ポートを任意に組み合わせて平均 7.7 W の PoE を同時に供給できます。したがって、スイッチで供給できる電力は最大 370 W になります。
デフォルトでは、Catalyst 3560 スイッチの PoE ポートに有効な受電装置が接続されると、ポートから自動的に電力が供給されます。PoE ポートの設定とモニタリングについては、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。PoE のトラブルシューティングについては、Cisco.com で提供されている『Catalyst 3560 Switch Hardware Installation Guide』を参照してください。
簡易接続の場合、スイッチの Automatic Medium-Dependent Interface crossover(auto-MDIX)機能はデフォルトでイネーブルに設定されています。auto-MDIX 機能がイネーブルになっている場合は、スイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。したがって、スイッチの 10/100 または 10/100/1000 イーサネット ポートには、接続先装置のタイプに関係なく、クロスケーブルとストレート ケーブルのどちらも使用できます。
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(注) スイッチに両用ポートがある場合は、「両用ポートへの接続」も参照してください。 |
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サポートされるモジュールのリストについては、Cisco.com で提供されているリリース ノートを参照してください。SFP モジュールの取り付け、取り外し、接続の詳細な手順については、SFP モジュールに対応するマニュアルを参照してください。
スイッチ ポートに接続すると、スイッチがリンクを確立する間、ポート LED がオレンジに点灯します。約 30 秒でこのプロセスが完了すると、ポート LED はグリーンに変わり、スイッチと接続先装置の間にリンクが確立されます。ポート LED が点灯しない場合、接続先装置が起動していない、ケーブルに問題がある、接続先装置のアダプタに問題があるといった理由が考えられます。オンライン サポートについては、「問題が発生した場合」を参照してください。
何らかの問題が発生した場合は、本セクションおよび Cisco.com のヘルプを参照してください。ここでは、Express Setup のトラブルシューティング、スイッチのリセット方法、Cisco.com のヘルプを利用する方法、詳細情報の検索方法について説明します。
Express Setup を実行できない場合、または Express Setup のページがブラウザに表示されない場合は、次の指示に従ってください。
• スイッチをネットワークに設置したが、誤った IP アドレスを割り当てたため、スイッチに接続できない。
• スイッチの設定をすべて解除し、新しい IP アドレスを割り当てたい。
• Express Setup モードの起動時に MODE ボタンを押すと、スイッチの LED が点滅する(この場合、スイッチには IP 情報が設定されている)。
スイッチをリセットするには、MODE ボタンを押し続けます。約 3 秒後にスイッチの LED が点滅し始めます。MODE ボタンを押し続けます。7 秒経過すると LED の点滅が停止し、スイッチが再起動されます。
これで、このスイッチは未設定のスイッチと同様に動作します。「Express Setup の実行」で説明したように、Express Setup を使用してスイッチの IP 情報を入力できます。
最初に、Cisco.com で提供されている『 Catalyst 3560 Hardware Installation Guide 』または『 Catalyst 3560 Software Configuration Guide 』のトラブルシューティング セクションで、問題の解決方法を探します。シスコの Technical Support and Documentation Web サイトには、ハードウェアの既知の問題や、次のようなトラブルシューティングに関するさまざまなドキュメンテーションのリストがあります。
1. ブラウザを開き、 http://www.cisco.com/ に移動します。
2. [Support] > [Select Your Product] > [Switches] > [LAN Switches] > [Catalyst 3560 Series Switches] > [Troubleshooting and Alerts] の順にクリックします。
スイッチの詳細については、Cisco.com で提供されている次のドキュメントを参照してください。
• 『Release Notes for the Catalyst 3750, 3560, 2970, and 2960 Switches』。 スイッチの設置、設定、またはアップグレードを行う前に、Cisco.com で提供されているリリース ノートを参照して最新情報を確認してください。
• 『 Catalyst 3560 Switch Hardware Installation Guide 』には、すべてのハードウェアの説明と詳細な設置手順が記載されています。
• 『Regulatory Compliance and Safety Information for the Catalyst 3560 Switch』には、適合規格、適合性に関する情報、各国語版の警告が記載されています。
• 『 Catalyst 3560 Switch Software Configuration Guide 』には、スイッチ ソフトウェア機能の詳細な説明と手順が記載されています。
• 『 Catalyst 3560 Switch Command Reference 』では、スイッチ用に作成または変更された Cisco IOS コマンドが詳しく解説されています。
• 『 Catalyst 3750, 3560, 3550, 2970, and 2960 Switch System Message Guide 』では、スイッチ用に作成または変更されたシステム メッセージが説明されています。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
『 What's New in Cisco Product Documentation 』は RSS フィードとして購読できます。また、リーダー アプリケーションを使用してコンテンツがデスクトップに直接配信されるように設定することもできます。RSS フィードは無料のサービスです。シスコは現在、RSS バージョン 2.0 をサポートしています。