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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章では、Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチの Cisco NX-OS 設定の制限値について説明します。
このマニュアルに記載されている値は Cisco Nexus 9000 シリーズのハードウェアまたは Cisco NX-OS ソフトウェアの理論上のシステム制限値とは解釈されません。 これらの制限値は、シスコによって検証された値を示します。 これらの値は、さらにテストや検証を実施することで増やせます。
次の表に、Cisco NX-OS Release 6.1(2)I1(1) の一次元で検証済みスケーラビリティの制限値を示します。 この表に指定された値は、1 度に 1 つの特定の機能のスケーラビリティに重点を置いています。
この数値は、対応する機能に対してその Cisco NX-OS リリースのソフトウェアが現在サポートしている絶対最大値です。 ハードウェアがより大きなスケーリングに対応している場合、今後のソフトウェア リリースでは、この検証された最大制限値が増大する可能性があります。 複数の機能をイネーブルにして最大のスケーラビリティを実現しようとした時は、ここに示されている値と結果が異なる場合があります。
機能 |
検証済み制限値 |
---|---|
IPv4 ユニキャスト ルート(LPM)* |
128,000 |
IPv6 ユニキャスト ルート(LPM)* |
20,000 |
IPv4 ホスト ルート** |
88,000 |
IPv6 ホスト ルート** |
20,000 |
IPv4 マルチキャスト ルート** |
32,000 |
BGP ネイバー |
1000 |
EIGRP IPv4 ネイバー |
500 |
OSPFv2 ネイバー |
1000 |
OSPFv3 ネイバー |
300 |
IPv4 入力 ACL |
3072(ネットワーク転送エンジンあたり) |
IPv4 出力 ACL |
768(ネットワーク転送エンジンあたり) |
IPv6 入力 ACL |
1536(ネットワーク転送エンジンあたり) |
IPv6 出力 ACL |
256(ネットワーク転送エンジンあたり) |
VRF |
100 |
SPAN セッション |
32 つのローカル セッション。4 つのシステム セッション |
*IPv4 および IPv6 ルートは同じハードウェア テーブルを共有します。
**IPv4/IPv6 ホスト ルートと IPv4 マルチキャスト ルートは同じハードウェア テーブルを共有します。
(注) |
ハイ アベイラビリティ(グレースフル リスタートおよびステートフル スイッチオーバー)は、ユニキャストまたはマルチキャスト アグレッシブ タイマーが任意のスケールで設定されている場合はサポートされません。 |
BGP 中心のレイヤ 3 トポロジは Cisco Nexus 9508 スイッチで eBGP シングル ホップ セッションをスパインとして使用します。 このトポロジは、240 個の物理的に動作しているポートと 2 個のブレークアウト ラインカードをフル装備したシャーシを特徴としています。 これは、すべてのリンクで IPv4/IPv6 を実行するスケーラブル リーフ スパイン トポロジです。 800 個の IPv4/IPv6 eBGP ピアは、BGP と BFD のデフォルトのタイマーでテストされ、576 個の eBGP IPv4/IPv6 ピアは 3 秒のキープアライブ インターバルと 10 秒の holdtime BGP タイマーと BFD のデフォルト タイマーでテストされました。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。 ここに示したスケール値は、ほとんどの顧客のトポロジで使用される数値を上回っています。 ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
機能 |
検証済み制限値 |
---|---|
運用上の物理ポート |
240 |
IPv4 ユニキャスト ルート(LPM) |
28,000 |
IPv6 ユニキャスト ルート(LPM) |
12,000 |
IPv4 ホスト ルート |
6000 |
IPv6 ホスト ルート |
1200 |
IPv4 マルチキャスト ルート |
10,500 |
BGP(IPv4 および IPv6)ネイバー |
800 |
PIM ネイバー |
220 |
BFD セッション |
240 |
ECMP |
64 |
IPv4 入力 RACL(すべてのインターフェイス) |
1900 |
IPv4 出力 RACL(すべてのインターフェイス) |
620 |
IPv6 出力 RACL(すべてのインターフェイス) |
100 |
VRF (IPv4) |
10 |
スタティック ルート(IPv4 および IPv6) |
500 + 500 |
SPAN セッション |
2 |
OSPF と iBGP 中心のレイヤ 3 リーフのスパイン トポロジは Cisco Nexus 9508 スイッチで OSPFv4/OSPFv6 および iBGP をスパインとして使用します。 このトポロジは、すべてリンクで IPv4 および IPv6 アドレスのエンドポイントで実行される 281 のレイヤ 3 ポート チャネルの一部として使用される 606 個の物理ポートと、4x10G ブレークアウト モードを備えた、3 個の N9636PQ ラインカード、および 36x40G ラインレート ポートを持つ 5 個の N9636PQ ラインカードを特徴としています。 導入では、ユニキャストと、マルチキャストのスケールを使用します。
次の表では、リストされた機能すべてを同時にイネーブルにした状態での検証済みスケーリング能力を「検証済み制限値」列に示します。 ここに示したスケール値は、ほとんどの顧客のトポロジで使用される数値を上回っています。 ここに示した数値は、各機能を単独で見た場合の検証済みの最大値ではありません。
機能 |
検証済み制限値 |
---|---|
フル装備されたシャーシ |
8 枚のラインカード + 6 個のファブリック モジュール + 2 個のシステム コントローラ + 2 個のスーパーバイザ モジュール |
10G ポートの数 |
432(4x10G ブレークアウト モードの N9636PQ あたり 144 個) |
イネーブルにする物理インターフェイス |
606 |
レイヤ 3 ポート チャネル(LACP のデフォルト タイマー) |
281 |
最大ポート チャネル メンバー |
32 |
OSPF ネイバー(IPv4 では 1 秒の hello 間隔と 8 秒の dead-interval タイマー) |
280 IPv4 + 280 IPv6 |
iBGP ネイバー(RR)(デフォルト タイマー) |
280 |
PIM ネイバー(デフォルト タイマー) |
280 |
BFD セッション(デフォルト タイマー) |
280 |
OSPF ユニキャスト ルート(IPv4 + IPv6) |
35,000 + 5200 |
BGP ユニキャスト ルート(IPv4) |
42,000 |
ホスト ルート(IPv4 + IPv6) |
3000 + 1000 |
IPv4 マルチキャスト ルート |
10,000 |
ECMP |
64 |
RACL(すべてのレイヤ 3 ポート チャネルに適用) |
1700 ACE(入力); 750 ACE(出力) |
VRF |
10 |
SPAN セッション |
2 回のローカル セッション。2 回のリモート セッション |