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目次
スイッチ シャーシに取り付けたスイッチ ハードウェアおよびハードウェア モジュールに関する情報を表示するには、show hardware コマンドを使用します。
製品 ID、シリアル番号、バージョン ID などの現場交換可能ユニット(FRU)に関する情報を表示するには、show inventory コマンドを使用します。
show sprom backplane コマンドを使用して、スイッチのシリアル番号を含むバックプレーン情報を表示できます。
show environment コマンドを使用し、環境関連のスイッチの情報をすべて表示できます。
各スーパーバイザ、I/O、およびファブリック モジュールには、2 つのしきい値を持つ温度センサーがあります。
ヒント |
デュアル スーパーバイザ モジュールを取り付けることを推奨します。 デュアル スーパーバイザ モジュールを持たないスイッチを使用している場合は、1 つでもファンが動作しなくなったら、ファン モジュールをすぐに交換することを推奨します。 |
(注) |
しきい値の -127 は、しきい値が設定または適用されていないことを示します。 |
show environment temperature コマンドを使用し、モジュール温度センサーの温度を表示できます。
attach module コマンドを使用し、任意のモジュールにいつでも接続できます。 モジュールのプロンプトが表示されたら、モジュール固有のコマンドを EXEC モードで使用してモジュールの詳細を取得できます。
attach module コマンドを使用してスタンバイ状態のスーパーバイザ モジュールの情報を表示することもできますが、このコマンドを使用してスタンバイ状態のスーパーバイザ モジュールを設定することはできません。
スイッチ全体の電力使用状況を表示するには、show environment power コマンドを使用します。 このコマンドでは、スイッチに取り付けられた多くのモジュールの電力消費量が示されます。 この情報を出力する能力を持たない古いモジュールに対しては、出力は N/A と表示されます。
(注) |
スーパーバイザ モジュールが 1 つしか存在しないか、両方とも存在するかに関係なく、両方のスーパーバイザ モジュールの電力使用状況が保存されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | show environment power 例:
switch# show environment power Power Supply: Power Supply: Voltage: 50 Volts Power Actual Total Supply Model Output Capacity Status (Watts ) (Watts ) ------- ------------------- ----------- ----------- -------------- 1 N7K-AC-6.0KW 812 W 6000 W Ok 2 N7K-AC-6.0KW 704 W 6000 W Ok 3 N7K-AC-6.0KW 727 W 6000 W Ok Actual Power Module Model Draw Allocated Status (Watts ) (Watts ) ------- ------------------- ----------- ----------- -------------- 2 N7K-M148GT-11 N/A 400 W Powered-Up 3 N7K-M148GT-11 N/A 400 W Powered-Up 4 N7K-M148GT-11 N/A 400 W Powered-Up 5 N7K-SUP1 N/A 210 W Powered-Up 6 N7K-SUP1 N/A 210 W Powered-Up 7 N7K-M132XP-12 N/A 750 W Powered-Up 9 N7K-M148GS-11 284 W 400 W Powered-Up Xb1 N7K-C7010-FAB-1 N/A 60 W Powered-Up Xb2 N7K-C7010-FAB-1 N/A 60 W Powered-Up Xb3 N7K-C7010-FAB-1 N/A 60 W Powered-Up Xb4 N7K-C7010-FAB-1 N/A 60 W Powered-Up Xb5 N7K-C7010-FAB-1 N/A 60 W Powered-Up fan1 N7K-C7010-FAN-S 76 W 720 W Powered-Up fan2 N7K-C7010-FAN-S 76 W 720 W Powered-Up fan3 N7K-C7010-FAN-F 8 W 120 W Powered-Up fan4 N7K-C7010-FAN-F 8 W 120 W Powered-Up N/A - Per module power not available Power Usage Summary: -------------------- Power Supply redundancy mode (configured) Redundant Power Supply redundancy mode (operational) Redundant Total Power Capacity (based on configured mode) 9000 W Total Power of all Inputs (cumulative) 18000 W Total Power Output (actual draw) 2243 W Total Power Allocated (budget) 4750 W Total Power Available for additional modules 4250 W switch# |
スイッチの電力消費量情報を表示します。 |
reload module コマンドを使用して、モジュールをシャーシ内のスロット番号で指定することでモジュールをリセットできます。
注意 |
モジュールをリロードすると、モジュールを通過するトラフィックが中断されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
設定端末モードを入力します。 |
ステップ 2 | reload module slot_number 例: switch(config)# reload module 2 |
リセットするモジュールのスロット番号を指定します。 |
スイッチをリブートまたはリロードするには、オプションを指定せずに reload コマンドを実行します。 このコマンドを使用すると、スイッチはリブートします。
(注) |
reload コマンドを使用する必要がある場合は、あらかじめ copy running-config startup-config コマンドを使用して実行コンフィギュレーションを保存してください。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを保存します。 |
ステップ 3 | reload 例: switch(config)# reload |
スイッチをリロードします。 |
スイッチには次のタイプの 1 つまたは 2 つのスーパーバイザ モジュールがあります
スイッチに 2 つのスーパーバイザ モジュールがある場合、片方のスーパーバイザ モジュールは、他方がスタンバイ モードになっている間、自動的にアクティブになります。 アクティブなスーパーバイザ モジュールがダウンするか、交換するために接続解除されると、スタンバイ状態のスーパーバイザ モジュールが自動的にアクティブになります。 1 つまたは 2 つの設置されたスーパーバイザ モジュールをの別のモジュールに置き換える必要がある場合、操作に干渉することなく実行できます。交換しないスーパーバイザがアクティブなスーパーバイザになり、他のスーパーバイザを交換する間にキックスタート設定を保持します。 スイッチのスーパーバイザが 1 つだけの場合、操作中に新規スーパーバイザを空きスーパーバイザ スロットに設置し、このスーパーバイザを設置中にアクティブにできます。
スーパーバイザ モジュールの電源はスイッチで自動的に入り、スーパーバイザ モジュールは起動されます。
スーパーバイザ モジュールで使用される用語については次の表を参照してください。
モジュールの用語 |
使用方法 |
説明 |
---|---|---|
module-9 および module-10 |
固定 |
|
sup-1 および sup-2 |
固定 |
|
sup-active および sup-standby |
Relative |
|
sup-local および sup-remote |
Relative |
アクティブ スーパーバイザ モジュールにログインした場合、次が適用されます。 スタンバイ スーパーバイザ モジュールにログインした場合、次が適用されます。 |
スーパーバイザ モジュールをシャットダウンするには、次のように、out-of-service module コマンドを使用して、そのモジュールのシャーシ スロットを指定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# config t switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | out-of-service module slot_number 例: switch(config)# out-of-service module 9 switch(config)# |
特定のスロット内のスーパーバイザ モジュールをシャット ダウンします。 |
次の表は、スイッチによってサポートされる I/O モジュールを示しています。
サポートされる Cisco Nexus FEX モデル | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
I/O モジュール |
2224TP | 2232PP | 2232TM | 2232TM-E | 2248PQ | 2248TP | 2248TP-E |
XL 付き F2 シリーズ拡張 48 ポート 1-/10-GE(N77-F248XP-23E) |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
新しい設定を不揮発性ストレージに保存するには、EXEC モードから copy running-config startup-config コマンドを使用します。 このコマンドを入力すると、実行中および起動時の設定が同一の内容になります。
次の表は、モジュール設定が保存されたか失われた場合の各種のシナリオを示しています。
シナリオ |
結果 |
---|---|
特定のスイッチング モジュールを取り外し、copy running-config startup-config コマンドを再使用。 |
設定したモジュール情報は失われる。 |
特定のスイッチング モジュールを取り外して同一のスイッチング モジュールを再び取り付けてから、copy running-config startup-config コマンドを再入力。 |
設定したモジュール情報は保存される。 |
特定のスイッチング モジュールを取り外して同じタイプのスイッチング モジュールで置き換え、reload module slot_number コマンドを入力。 |
設定したモジュール情報は保存される。 |
reload moduleslot_number コマンドの入力時に特定のスイッチング モジュールをリロード。 |
設定したモジュール情報は保存される。 |
コンソール ポートからモジュールにアクセスすることにより、I/O モジュールのブートアップの問題を解決できます。 このアクションは、他の Cisco NX-OS コマンドを使用する場合には終了する必要のある、コンソール モードを確立します。
I/O モジュールのコンソール ポートに接続するには、attach console module コマンドを使用して、作業対象のモジュールを指定します。 1 ~ 8 または 11 ~ 18 までのスロットを指定します。
(注) |
コンソール モードを終了するには、~, コマンドを入力します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | attach console module slot_number 例: switch# attach console module 3 connected Escape character is `~,' (tilde comma] |
指定された I/O モジュールのスロット番号に、コンソール ポートを接続します。 |
show module コマンドを使用してスイッチ シャーシに取り付けたモジュールに関する情報を表示できます。 この情報には、モジュール タイプ、ブート アップ状態、MAC アドレス、シリアル番号、ソフトウェア バージョン、およびハードウェア バージョンが含まれます。 インストールされたモジュールすべてまたは特定のモジュールに関する情報を表示するには、このコマンドを次のように使用します。
上記の show module コマンドのいずれかで示されたモジュール ステータスの説明については、以下の表を参照してください。
I/O モジュールの状態 | 説明 |
---|---|
powered up |
ハードウェアの電源が入っています。 ハードウェアの電源が入ると、ソフトウェアはブートを始めます。 |
testing |
モジュールがスーパーバイザとの接続を確立し、モジュールが起動診断を実行しています。 |
initializing |
この診断が正常に完了し、設定がダウンロードされています。 |
failure |
スイッチは初期化中にモジュール障害を検出し、モジュールの電源投入を 3 回試行します。 3 回の試行後、モジュールの電源はダウンします。 |
ok |
スイッチを設定できます。 |
power-denied |
スイッチは I/O モジュールへの電源が十分でないことを検出します。 |
active |
このモジュールはアクティブなスーパーバイザ モジュールであり、スイッチを設定できます。 |
HA-standby |
HA スイッチオーバー メカニズムが、スタンバイ状態のスーパーバイザ モジュールでイネーブルです。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | show module [slot_number] | [xbar slot_number]
|
すべてまたは特定のモジュールについての情報が表示されます。 |
switch# show module Mod Ports Module-Type Model Status --- ----- ----------------------------------- ------------------ ------ 4 48 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-F248XP-24 ok 5 32 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-F132XP-15 ok 6 8 10 Gbps Ethernet XL Module N7K-M108X2-12L ok 8 48 1000 Mbps Optical Ethernet XL Modul N7K-M148GS-11L ok 9 0 Supervisor module-1X N7K-SUP1 active * Mod Sw Hw --- -------------- ------ 4 6.2 0.500 5 6.2 0.616 6 6.2 0.303 8 6.2 0.102 9 6.2 1.6 Mod MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 4 40-55-39-26-ba-bc to 40-55-39-26-ba-ef JAF1530CJAQ 5 a8-b1-d4-55-9b-24 to a8-b1-d4-55-9b-67 JAF1424CFPK 6 00-24-f7-19-84-70 to 00-24-f7-19-84-7b JAF1329ALRN 8 00-24-f7-1f-ff-94 to 00-24-f7-1f-ff-c7 JAF1322AMRF 9 f8-66-f2-09-f2-e8 to f8-66-f2-09-f2-ef JAF1432AFBD Mod Online Diag Status --- ------------------ 4 Pass 5 Pass 6 Fail 8 Pass 9 Pass Xbar Ports Module-Type Model Status --- ----- ----------------------------------- ------------------ ------ 1 0 Fabric Module 1 N7K-C7018-FAB-1 ok Xbar Sw Hw --- -------------- ------ 1 NA 0.101 Xbar MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 1 NA JAF1225AGHJ * this terminal session switch#
switch# show module 2 Mod Ports Module-Type Model Status --- ----- --------------------------------- ---------------- ------ 2 48 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-F248XP-24 ok Mod Sw Hw --- -------------- ------ 2 6.2(1.69) 0.500 Mod MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 2 40-55-39-26-ba-bc to 40-55-39-26-ba-ef JAF1530CJAQ Mod Online Diag Status --- ------------------ 2 Pass Chassis Ejector Support: Enabled Ejector Status: Left ejector CLOSE, Right ejector CLOSE, Module HW does support ejector based shutdown, Ejector policy enabled. switch#
switch# show module xbar 1 Xbar Ports Module-Type Model Status --- ----- ----------------------------------- ------------------ ------ 1 0 Fabric Module 1 N7K-C7018-FAB-1 ok Xbar Sw Hw --- -------------- ------ 1 NA 0.101 Xbar MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 1 NA JAF1225AGHJ Chassis Ejector Support: Enabled Ejector Status: Top ejector OPEN, Bottom ejector OPEN, Module HW does not support ejector based shutdown, Ejector policy disabled. switch#
EXEC モードで purge module コマンドを使用して、機能していない I/O スロットの実行コンフィギュレーションをクリアすることができます。
(注) |
このコマンドは、現在電源がオンになっているモジュールがあるスーパーバイザ スロットや I/O スロットでは動作しません。 |
I/O スロットが空であるか、スロットにインストールされている I/O モジュールの電源がオフになっていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | purge module slot_number runnning-config 例:switch# purge module 4 running-config |
指定の I/O スロットの実行コンフィギュレーションをクリアします。 |
たとえば、スイッチ A のスロット 3 において、48 ポート 10/100/1000 イーサネット I/O モジュールで IP ストレージ設定を作成したとします。 このモジュールは、IP アドレスを使用します。 この I/O モジュールは取り外してスイッチ B に移動することにしたので IP アドレスが必要なくなったとします。 この未使用 IP アドレスを設定しようとすると、設定を阻止するエラー メッセージが表示されます。 この場合は purge module 3 running-config コマンドを入力して、スイッチ A の古い設定をクリアしてから、IP アドレスを使用する必要があります。
シャーシに poweroff module または no poweroff module コマンドを使用してモジュールをシャーシ内のスロット番号で指定することで I/O モジュールをシャットダウンまたは電源投入できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | [no] shutdown module slot_number 例: switch(config)# poweroff module 3 switch(config)# 例: switch(config)# no poweroff module 3 switch(config)# |
指定された I/O モジュールをシャットダウン(または電源投入)します。 |
このスイッチは、以下のファブリック モジュールをサポートします。
デフォルトでは、各スイッチはシャーシにインストールできるファブリック モジュールの最大容量に対して十分な電力を予約します。 ファブリック モジュールの最大数より少ないファブリック モジュールを設置した場合で、I/O モジュール用に未使用の予備電力を解放する必要がある場合は、未使用のスロットの電源をオフにし、より小さいファブリック モジュールの最大数を指定します。
システムに別の最大ファブリック モジュール数を指定するには、hardware fabrics max number コマンドを使用します。 インストールされているファブリック モジュールの状態を確認するには、show module xbar コマンドを使用します。 予備電力量を確認するには、show environment power コマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | hardware fabrics max quantity 例: switch(config)# hardware fabrics max 4 switch(config)# |
スイッチ内の指定されたファブリック モジュールの電源をオフにします。 quantity には、1 ~ 5 の数字を使用します。 |
ファブリック モジュールをシャットダウンするには、out-of-service xbar コマンドまたは poweroff xbar コマンドを使用します。 poweroff xbar コマンドを使用すると、no poweroff コマンドを使用するまで、スロットはその状態を維持します。 out-of-service xbar コマンドを使用すると、モジュールを取り外し、別のモジュールに置き換えるなどの作業を行うまで、out-of-service 状態のままになります。
(注) |
ファブリック モジュールの最大数を制限する場合は、n をファブリック モジュールの新しい最大数として、電源が入っているファブリック モジュールが最初の n 個のファブリック モジュール スロットに挿入されていることを確認してください。 たとえば、ファブリック モジュールの最大数を 4 に制限する場合、電源が入っている 4 台のファブリック モジュールがファブリック スロット 1 ~ 4 にあることを確認する必要があります。 現在の最大数で許可されるファブリック モジュールよりも多くのファブリック モジュールに電源を投入する場合、電源を投入するファブリック モジュールが最初の n 個のファブリック スロットに装着されていることを確認します(スロット 1 ~ n)。no poweroff xbar コマンドでこれらのモジュールに電源を投入し、ファブリック モジュールの最大数を n に変更します(ファブリック モジュールの予備電力量の変更を参照)。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# config t switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | [no] shutdown xbar slot_number 例: switch(config)# poweroff xbar 1 switch(config)# 例: switch(config)# no poweroff xbar 1 switch(config)# |
特定のファブリック モジュールがシャットダウン(または電源投入)されます。 |
次の電源モードのいずれかを設定して、取り付けた各電源モジュール ユニット(電力冗長性なし)から供給される電力を合わせて利用したり、電源ロスが発生した際の電源の冗長性を備えたりできます。
このモードは、すべての電源モジュールの複合電源をスイッチ動作のアクティブな電源に割り当てます。 このモードは、停電または電源に障害が発生した場合に電力冗長性のための予備電力を割り当てません。
このモードでは、使用可能電力が失敗した場合の予備電源として 1 つの電源モジュールを割り当てます。 残りの電源モジュールが使用可能電力に割り当てられます。 予備電源モジュールは、使用可能電力に使用される各電源モジュールと少なくとも同等の電力を持つ必要があります。
たとえば、スイッチに 7.1 kW の使用可能電力が必要で、スイッチにそれぞれ出力 3 kW の 4 台の電源モジュールがある場合、電源モジュールの 3 つが 9.0 kW の使用可能電力を提供し、残り 1 つが別の電源モジュールに障害が発生したときのための予備電力 3.0 kW を提供します。
このモードは、電力の半分を使用可能電力に、残り半分を予備電力に割り当てます。 アクティブな電源に使用する電源に障害が発生した場合、予備電力で使用される他の電源がスイッチに電力を供給できるようにアクティブおよび予備電源用に別の電源を使用する必要があります。
たとえば、スイッチに 7.1 kW の電力が必要で、スイッチにそれぞれ 3 kW を出力する 6 つの電源モジュールがあり、2 つの 220-V 電源グリッドがある場合、スイッチの給電に必要な使用可能電力を提供する 3 つの 3 kW 電源モジュールの給電にグリッド A を使用して、グリッド A に障害が発生した場合に予備電力を供給する他の 3 つの 3 kW 電源モジュールの給電にグリッド B を使用します。
このモードは両方の電源モジュール(n+1)と入力電源(グリッド)冗長性を提供します。 入力電源冗長性モードと同様、このモードは電源モジュールの半分を使用可能電力に、残りの半分の電源モジュールを予備電力に提供します。 使用可能電力を提供する電源モジュールに障害が発生した場合、予備電源モジュールのいずれかを代わりに電力供給に使用することもできます。
スイッチを使用するのに利用可能な最大電力量は、電源モジュールのタイプと数、使用される入力電圧、および使用される電源モードによって異なります。 次の手順に従って、スイッチで使用可能な最大電力量を設定します:
使用可能な電力および予備電力は、指定する電力冗長モードおよびスイッチに設置された電源モジュールの数によって異なります。 各冗長モードについて、次の点を考慮してください。
使用可能な電力は、設置されたすべての電源モジュールの出力合計と同等です。 予備電力はありません。 このモードは、power redundancy-mode combined コマンドを使用して動作します。
たとえば、スイッチの電力要件が 5.2 kW で、スイッチに 220 V 入力および 3.0-kW 出力を持つ 3-kW の電源モジュールが 1 つある場合、以下の電力計画シナリオを考慮してください。
次の表は、各シナリオの結果を示しています。
シナリオ | 所要電力 | 電力モジュール 1 出力 | 電力モジュール 2 出力 | 利用可能な電力 | 予備電力 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
5.2 KW |
3.0 kW |
— |
3.0 kW |
— |
使用可能電力がスイッチの所要電力より少ないため、スイッチ全体に給電できません(I/O モジュールの一部を起動できません)。 |
2 |
5.2 KW |
3.0 kW |
3.0 kW |
6.0 kW |
— |
使用可能電力がスイッチの所要電力を超えているため、スイッチ全体に給電できます。 |
大半の電力を出力する電源モジュールが故障したどの電源モジュールも引き継ぐことができるように予備電力を提供し、その他の設置された電源モジュールが使用可能電力を提供します。 この電源モードは、power redundancy-mode ps-redundant コマンドを使用してアクティブ化します。
たとえばスイッチの所要電力が 5.2 kW で、スイッチにそれぞれ 3.0 kW(グリッドから 220 V 入力)を出力する 2 つの 3.0 kW の電源モジュールがある場合は、次の電源計画のシナリオを考慮してください。
次の表は、各シナリオの結果を示しています。
シナリオ | 所要電力 | 電源モジュールの出力(kW) | 利用可能な電力 | 予備電力 | 結果 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | |||||
1 |
5.2 KW |
3.0 kW |
3.0 kW |
— |
3.0 kW |
3.0 kW |
使用可能電力がスイッチの所要電力より少ないため、スイッチ全体に給電できません(I/O モジュールの 1 つまたは 2 つを起動できません)。 |
2 |
5.2 KW |
3.0 kW |
3.0 kW |
3.0 kW |
6.0 kW |
3.0 kW |
使用可能電力がスイッチの所要電力を超えているため、スイッチ全体に給電できます。 |
3 kW 電源装置の半分は、1 つの電源(グリッド)に接続され、残りの半分は別の電源に接続されます。 使用可能電力は 1 つの電源によって提供され、予備電力は他の電源によって供給されます。 使用可能な電力を供給する電源が故障した場合、スイッチは必要な電力を提供するために予備電源を使用します。 この電源モードは、power redundancy-mode insrc_redundant コマンドを使用してアクティブ化します。
スイッチの所要電力が 5.2 kW で、スイッチが 2 つの 220-V 電源を使用し、スイッチに 2 つの 3-kW 電源モジュール(220-V 電源を使用している場合にそれぞれ 3.0 kW を出力)がある場合、以下の電源計画シナリオを考慮してください。
次の表は、各シナリオの結果を示しています。
シナリオ | 所要電力 | 電源モジュールの出力 | 利用可能な電力 | 予備電力 | 結果 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||||
1 |
5.2 KW |
3.0 kW |
3.0 kW |
— |
— |
3.0 kW |
3.0 kW |
使用可能電力(3.0 kW)はスイッチ(5.2 kW)の電力要件より少ないため、スイッチの大部分に給電されますが 1 つまたは複数の I/O モジュールに給電されません。 |
2 |
5.2 KW |
3.0 kW |
3.0 kW |
3.0 kW |
3.0 kW |
6.0 kW |
6.0 kW |
使用可能電力(6.0 kW)はスイッチの所要電力(5.2 kW)を超えているため、スイッチ全体に給電されます。 |
完全な冗長性モードは電源モジュールの冗長性と入力電源の冗長性の両方を提供します。 電源モジュールの冗長性では、大部分の出力を持つ電源モジュールが予備電力を提供し、他の電源モジュールが使用可能電力を提供します。 入力電源の冗長性では、使用可能電力は 1 つの電源で提供され、予備電力は別の電源によって提供されます。 3 kW 電源モジュールの半分は 1 つの電源から給電され、もう半分は別の電源から給電されます。 この電源モードは、power redundancy-mode redundant コマンドを使用してアクティブ化します。
スイッチの所要電力が 2.8 kW で、スイッチが 2 つの 110-V 電源を使用し、スイッチに 2 つの 3-kW 電源モジュール(110-V 電源でそれぞれ 1.45 kW を出力)がある場合、以下の電源計画シナリオを考慮してください。
次の表は、各シナリオの結果を示しています。
シナリオ | 所要電力 | 電源モジュール出力 | 入力電源の冗長性 | 電源の冗長性 | 結果 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 応対可 | 予約 | |||||
1 |
2.8 KW |
1.45 kW |
1.45 kW |
— |
— |
1.45 kW |
1.45 kW |
1.45 kW |
1.45 kW |
両方の冗長性の使用可能電力がスイッチ要件を満たしていないため、I/O モジュールの一部を起動できません。 |
2 |
2.8 KW |
1.45 kW |
1.45 kW |
1.45 kW |
1.45 kW |
2.9 KW |
2.9 KW |
4.35 kW |
1.45 kW |
両方の冗長性の使用可能電力がスイッチ要件を超えているので、スイッチ全体に給電できます。 |
power redundancy-mode コマンドを使用して電源モジュール モードを設定できます。
(注) |
現在の電源モジュール設定を表示するには、show environment power コマンドを使用します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | power redundancy-mode mode 例: switch(config)# power redundancy-mode redundant switch(config)# |
次のうちいずれかの電源モードを指定します。 |
ファン トレイは、スイッチに冷却するためのエアーフローを提供します。 それぞれのファン トレイには複数のファンが含まれており、冗長性が提供されます。 スイッチは次の状況で機能を継続できます。
(注) |
ファンに障害が発生するか、ファン トレイを取り外す場合、ファンの損失を補うために残りの稼働するファンの速度が増加します。 これにより、取り外されたファン トレイまたは故障したファン トレイを交換するまでファン トレイからのノイズが増加します。 |
(注) |
実行中のシステムで故障したファン トレイを交換するときは、ファン トレイを迅速に交換してください。 |
ヒント |
ファン トレイの 1 つ以上のファンが故障すると、ファン ステータス LED が赤く点灯します。 ファンが故障した場合、すぐに修正しないと、温度アラームが発生することがあります。 |
ファンのステータスは、ソフトウェアによって継続的に監視されます。 ファンが故障した場合は、次の処理が行われます。
ファン モジュールの状態を表示するには、ファン トレイ ステータスの表示を参照してください。
複数のファン トレイ のステータスを表示するには、次の例のように show environment fan コマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | show environment fan |
ファンの環境情報を表示します。 |