この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章では、Cisco NX-OS の Adapter-FEX 機能の概要について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
Cisco NX-OS Adapter-FEX 機能は、FEX リンク アーキテクチャの利点に、1 つのイーサネット インターフェイスに複数の仮想インターフェイスを作成するためのサーバ I/O 仮想化を組み合わせたものです。これにより、サーバのデュアル ポート NIC を展開し、サーバが通常のイーサネット インターフェイスとして認識する複数の仮想インターフェイスを設定することができます。このアプローチの利点は、電力および冷却の必要性を減らし、ネットワーク ポート数を削減できることです。
Adapter-FEX は、単一の物理リンクを複数の仮想リンクまたはチャネルに分割する方法と見なすことができます。各チャネルは、固有のチャネル番号で識別され、その範囲は物理リンクに制限されています。
物理リンクは、サーバ ネットワーク アダプタのポートと、スイッチのイーサネット ポートを接続します。これにより、チャネルはスイッチの vEthernet インターフェイスとサーバの vNIC を接続できます。
各チャネルのパケットは、特定の送信元仮想インターフェイス ID(VIF)がある VNTag でタグ付けされます。VIF によって、受信側は送信元がパケットの送信に使用したチャネルを識別できます。
Adapter-FEX には、Adapter-FEX 機能をサポートする親スイッチに接続されたサーバ ネットワーク アダプタが必要です。
この実装は、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバの Cisco UCS P81E または Cisco UCS VIC1225 仮想インターフェイス カード(VIC)などのサーバ ネットワーク アダプタ、または Broadcom BCM57810 コンバージェンス ネットワーク インターフェイス カードなどの VNTag テクノロジーをサポートするサードパーティ アダプタで動作するように設計されています。
次の図に、サーバ ネットワーク アダプタを使用した Cisco Nexus Adapter-FEX トポロジの例を示します。
次の図に、アップリンクのアクティブ/スタンバイ チーミングをサポートするサーバ ネットワーク アダプタでサポートされるトポロジを示します。
このアクティブ/スタンバイ トポロジでは、一方のアップリンクがアクティブに、他方のアップリンクがスタンバイに設定されています。一部のサーバ ネットワーク アダプタでは、vNIC ごとにアップリンクをアクティブにするかスタンバイにするか選択できます。この場合、各アップリンクは、特定の vNIC に対してはアクティブなアップリンクになり、残りのアップリンクがスタンバイになります。
ベスト プラクティスとして、vNIC ごとにアップリンクをアクティブにするかスタンバイにするか選択することをお勧めします。
(注) |
Cisco UCS P81E VIC1225 と Cisco UCS 仮想インターフェイス カードは、アクティブ/スタンバイ アップリンク チーミングをサポートしています。これらの仮想インターフェイス カードは、各仮想 NIC(vNIC)がアクティブなアップリンクを選択できるようにします。他のアップリンクはスタンバイ アップリンクとして設定されます。 詳細については、『Cisco UCS C-Series Servers Integrated Management Controller CLI Configuration Guide』の Cisco UCS 仮想インターフェイス カードに関する資料を参照してください。 |