この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
(注) |
インタラクティブ アップグレード ツールは、現在の環境や、アップグレード対象に基づき、適切なアップグレード手順の判断を支援するために提供されます。 |
アップグレード関連のソフトウェアは、次の表にリストされている入手元から入手できます。
入手元 |
説明 |
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シスコ |
Cisco Nexus 1000V Release 4.2(1)SV1(5.2b) ソフトウェアを Cisco.com からダウンロードします。 |
VMware |
VMware ソフトウェアを VMware の Web サイトからダウンロードします。
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ソフトウェアとプラットフォームの互換性については、『Cisco Nexus 1000V and VMware Compatibility Information』を参照してください。
ネットワーク管理者とサーバ管理者が互いに協力してアップグレード手順を調整する必要があります。
アップグレード プロセスは取り消しできません。 ソフトウェアのアップグレード後は、現在のインストレーションを削除し、ソフトウェアを再インストールすることによって、ダウングレードできます。 詳細については、『Cisco Nexus 1000V Troubleshooting Guide』の「Recreating the Installation」を参照してください。
このリリースでは、シングル メンテナンス モードでの ESX と VEM のコンバインド アップグレードをサポートしています。 手動で、または VMware Update Manager を使用してコンバインド アップグレードを行うには、vCenter 5.0 Update 1 以降である必要があります。
ESX および VEM は、次のように 1 つのメンテナンス モードで、手動でアップグレードできます。
この合同アップグレード手順は、VUM ベースのアップグレードには適用できません。
アップグレード手順は、Ctrl+C を押すことにより中断できます。
VSM のアップグレードの前提条件は次のとおりです。
VSA シリアル ポートまたは CIMC からの "connect host" を使用して VSM に接続している場合は、CPU に大きな負荷がかかるコマンドを実行しないでください。このようなコマンドには、tftp サーバからブートフラッシュへのイメージのコピー、大量の画面出力や更新の生成などがあります。 CIMC などの VSA シリアル接続は、VSA のデバッグやの基本的なコンフィギュレーションなどの操作にのみ使用します。
注意 |
VMware vCenter Server が Cisco Nexus 1000V VEM と同じ ESX/ESXi ホスト上にホストされると、そのホスト上での VMware Update Manager(VUM)を利用したアップグレードは失敗します。 アップグレードを実行する前に、vCenter Server VM を別のホストに手動で VMotion する必要があります。 |
(注) |
クラスタの一部であるホスト上で VUM 動作を実行する場合は、VMWare HA、VMware Fault Tolerance(FT)、および VMware Distributed Power Management(DPM)機能がクラスタ全体でディセーブルになっていることを確認してください。 ディセーブルになっていないと、VUM はクラスタ内でホストをインストールできません。 |
ソフトウェア イメージ バージョンを移行する前に、次の注意事項に従ってください。
注意 |
アップグレード プロセス中の Cisco Nexus 1000V では、仮想 NIC(vNIC)や VM NIC などのモジュールの新規追加や、構成の変更はサポートされていません。 VM NIC および vNIC ポートプロファイルの変更は、VM NIC および vNIC を不安定な状態にする可能性があります。 |
(注) |
vSphere 5.0 については、vSphere 5.0 Update 1 以降を推奨します。 |
(注) |
VSM にインストールするソフトウェア イメージと VEM の間に互換性がない場合、設定によってはそれらのモジュール内でトラフィックの中断が発生します。 install all コマンドの出力から、そうした状況を識別できます。 アップグレードの前に、ホストが正しいバージョンである必要があります。 ESX と VEM のコンバインド アップグレードを行って VSM と互換性のあるバージョンにアップグレードする場合は、続行できます。 |
VEM をアップグレードする前に、次の注意事項と制限事項に留意してください。
注意 |
VEM アップグレード プロセス中は、vemlog、vemcmd、または vempkt コマンドを入力しないでください。これらのコマンドは、アップグレードに影響を与えます。 |
(注) |
この手順は、リリース 4.2(1)SV1(4) へのアップグレード手順とは異なっています。 この手順では、最初に install all コマンドを使用して VSM をアップグレードしてから、VEM をアップグレードします。 |
(注) |
ホストが VMware 4.1 よりも前のリリースを実行している場合は、VMware 4.1、VMware 5.0、または VMware 5.1 にアップグレードします。 VMware のインストールとアップグレード を参照してください。 |
次の表に、現行リリースにアップグレードする場合のアップグレード手順を示します。
実行している設定 |
実行する手順 |
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リリース 4.0(4)SV1(1) から 4.0(4)SV1(2) |
これらのリリースからのアップグレードはサポートされません。 |
リリース 4.0(4)SV1(3)、4.0(4)SV1(3a)、4.0(4)SV1(3b)、4.0(4)SV1(3c)、または 4.0(4)SV1(3d) |
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vSphere リリース 4.0 Update 1 以降を実装したリリース 4.2(1)SV1(4、4a、または 4b) |
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vSphere リリース 4.1 GA、パッチ、またはアップデートを実装したリリース 4.2(1)SV1(4、4a、または 4b) |
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vSphere リリース 5.0 GA、パッチ、またはアップデートを実装したリリース 4.2(1)SV1(4a) または 4.2(1)SV1(4b) |
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次の表に、リリース 4.2(1)SV1(5.1)、4.2(1)SV1(5.1a)、および 4.2(1)SV1(5.2) を現行リリースにアップグレードする手順を示します。
実行している設定 |
実行する手順 |
---|---|
vSphere 4.1 GA、パッチ、またはアップデートを実装したリリース 4.2(1)SV1(5.1)、4.2(1)SV1(5.1a)、4.2(1)SV1(5.2) |
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vSphere 5.0 GA、パッチ、またはアップデートを実装したリリース 4.2(1)SV1(5.1)、4.2(1)SV1(5.1a)、4.2(1)SV1(5.2) |
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リリース 4.2(1)SV1(5.2) と ESX バージョン アップグレード。 |
次の 3 種類のアップグレード方法のいずれかを使用します。
Cisco Nexus 1000V のみをアップグレードする場合は、次の手順を完了する必要があります。
次の図に、Cisco Nexus 1000V のみのアップグレードのワークフローを示します。
vSphere と Cisco Nexus 1000V のコンバインド アップグレードを実行できます。
VSM のアップグレード時にホストのいずれかが ESX 4.0 を実行している場合は、installer コマンドにより VEM の一部に互換性がないことが表示されます。 VSM のアップグレードの完了後に Cisco Nexus 1000V と ESX のコンバインド アップグレードを行う場合は、作業を続行できます。
(注) |
コンバインド アップグレードは、vCenter Server 5.0 Update 1 以降でのみサポートされています。 |
次の図に、コンバインド アップグレードのワークフローを示します。
コンバインド アップグレードを行う場合は、次の手順を実行する必要があります。
ソフトウェア イメージのインストール手順は、次の要素によって異なります。
(注) |
ISO ファイルを使用し、Cisco Nexus 1000V リリース 4.2(1)SV1(4) またはリリース 4.2(1)SV1(4a) から現行リリースの Cisco Nexus 1000V への In-Service Software Upgrade(ISSU; インサービス ソフトウェア アップグレード)は行えません。 Cisco Nexus 1000V の現行リリースに ISSU アップグレードを実行するには、キックスタート ファイルとシステム ファイルを使用する必要があります。 |
Cisco Nexus 1000V ソフトウェアでは、デュアル VSM のシステムに対して In-Service Software Upgrade(ISSU; インサービス ソフトウェア アップグレード)がサポートされています。 ISSU は、データ トラフィックを中断させることなく、スイッチ上のソフトウェア イメージを更新できます。 中断されるのは制御トラフィックだけです。 ISSU によりデータ トラフィックが中断されそうになった場合、Cisco Nexus 1000V ソフトウェアは、アップグレードを中止して、ネットワークに対する影響を最小限に抑える時期にアップグレードの予定を変更できるように、処理が行われる前に警告します。
(注) |
デュアル VSM を搭載したシステム上では、両方の VSM のコンソールにアクセスできるようにして、アップグレード中にスイッチオーバーが発生しても接続が維持されるようにします。 Secure Shell(SSH; セキュア シェル)または Telnet を介してアップグレードを実行している場合は、システムのスイッチオーバーが発生するとその接続は失われます。そのため、接続を再確立する必要があります。 |
ISSU は次のイメージを更新します。
次のすべてのプロセスは、ネットワーク管理者が install all コマンドを入力すると、アップグレード プロセスによって自動的に開始します。
次の図に ISSU 処理を示します。
次の図に、ISSU スイッチオーバー前後における VSM のステータス例を示します。
install all コマンドでは、HA 環境内のデュアル VSM 上で In-Service Software Upgrade(ISSU; インサービス ソフトウェア アップグレード)がサポートされており、次の処理が実行されます。
install all コマンドには、次の利点があります。
ステップ 1 | アクティブ VSM にログインします。 | ||||
ステップ 2 |
Cisco.com にログインし、このマニュアルに記載されたリンクにアクセスします。 Cisco.com にログインするには、http://www.cisco.com/ を表示してページ最上部の [Log In] をクリックします。 シスコ ユーザ名およびパスワードを入力してください。
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ステップ 3 | 次の URL を使用し、Software Download Center にアクセスします。 | ||||
ステップ 4 |
システムのダウンロード サイトに移動します。 スイッチのダウンロード イメージへのリンクが表示されます。 |
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ステップ 5 | Cisco Nexus 1000V の ZIP ファイルを選択してダウンロードし、キックスタートとシステム ソフトウェアのファイルをサーバに展開します。 | ||||
ステップ 6 |
イメージ ファイルをコピーするために必要なスペースがあることを確認します。
switch# dir bootflash:
.
.
.
Usage for bootflash://
485830656 bytes used
1109045248 bytes free
1594875904 bytes total
|
||||
ステップ 7 |
スタンバイ VSM に使用できるスペースがあることを確認します。
switch# dir bootflash://sup-standby/
.
.
.
Usage for bootflash://
485830656 bytes used
1109045248 bytes free
1594875904 bytes total
|
||||
ステップ 8 | スタンバイ VSM で使用できるスペースを増やしたい場合は、不要なファイルを削除します。 | ||||
ステップ 9 |
イメージをブートフラッシュからインストールする場合は、転送プロトコルを使用して Cisco Nexus 1000V キックスタート イメージおよびシステム イメージまたは ISO イメージをアクティブな VSM にコピーします。 ftp:、tftp:、scp:、または sftp: を使用できます。 この手順の例では、scp: を使用しています。
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ステップ 10 |
キックスタート イメージおよびシステム イメージまたは ISO イメージに対する ISSU アップグレードの影響について確認します。
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ステップ 11 | 関連イメージ ファイルのリリース ノートを参照します。 『Cisco Nexus 1000V Release Notes』を参照してください。 | ||||
ステップ 12 |
導入で仮想セキュリティ ゲートウェイ(VSG)が設定されているかどうかを確認します。
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ステップ 13 |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
switch# copy running-config startup-config
|
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ステップ 14 |
実行コンフィギュレーションをブートフラッシュ上と外部に保存します。
switch# copy running-config bootflash:run-cfg-backup switch# copy running-config scp://user@tftpserver.cisco.com/n1kv-run-cfg-backup
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ステップ 15 |
ISO またはキックスタート イメージおよびシステム イメージを使用して、アクティブ VSM をアップグレードします。
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ステップ 16 |
Y を押して、インストールを続行します。
Install is in progress, please wait. Syncing image bootflash:/nexus-1000v-kickstart-4.2.1.SV1.5.2b.bin to standby. [####################] 100% -- SUCCESS Syncing image bootflash:/nexus-1000v-4.2.1.SV1.5.2b.bin to standby. [####################] 100% -- SUCCESS Setting boot variables. [####################] 100% -- SUCCESS Performing configuration copy. [####################] 100%2011 Mar 31 03:49:42 BL1-VSM %SYSMGR-STANDBY-5-CFGWRITE_STARTED: Configuration copy started (PID 3660). [####################] 100% -- SUCCESS
Continuing with installation, please wait Module 2: Waiting for module online -- SUCCESS Install has been successful |
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ステップ 17 |
インストール処理が完了したら、スイッチにログインし、必要なソフトウェア バージョンが実行されていることを確認します。 switch# show version Nexus1000v# show version Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2012, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained herein are owned by other third parties and are used and distributed under license. Some parts of this software are covered under the GNU Public License. A copy of the license is available at http://www.gnu.org/licenses/gpl.html. Software loader: version unavailable [last: loader version not available] kickstart: version 4.2(1)SV1(5.2b) [build 4.2(1)SV1(5.2b)] system: version 4.2(1)SV1(5.2b) [build 4.2(1)SV1(5.2b)] kickstart image file is: bootflash:/nexus-1000v-kickstart-4.2.1.SV1.5.2b.bin kickstart compile time: 1/11/2012 3:00:00 [01/11/2012 12:49:49] system image file is: bootflash:/nexus-1000v-4.2.1.SV1.5.2b.bin system compile time: 1/11/2012 3:00:00 [01/11/2012 13:42:57] Hardware cisco Nexus 1000V Chassis ("Virtual Supervisor Module") Intel(R) Xeon(R) CPU with 2075740 kB of memory. Processor Board ID T5056B1802D Device name: Nexus1000v bootflash: 1557496 kB Kernel uptime is 4 day(s), 8 hour(s), 31 minute(s), 3 second(s) plugin Core Plugin, Ethernet Plugin, Virtualization Plugin ... |
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ステップ 18 |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、スタートアップ コンフィギュレーションのサイズを変更します。 switch# copy running-config startup-config [########################################] 100% switch# |
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ステップ 19 |
前回のインストールのログを表示します。 switch# show install all status This is the log of last installation. Verifying image bootflash:/nexus-1000v-kickstart-4.2.1.SV1.5.2b.bin for boot variable "kickstart". -- SUCCESS Verifying image bootflash:/nexus-1000v-4.2.1.SV1.5.2b.bin for boot variable "system". -- SUCCESS Verifying image type. -- SUCCESS Extracting "system" version from image bootflash:/nexus-1000v-4.2.1.SV1.5.2b.bin. -- SUCCESS Extracting "kickstart" version from image bootflash:/nexus-1000v-kickstart-4.2.1.SV1.5.2b.bin. -- SUCCESS Notifying services about system upgrade. -- SUCCESS Compatibility check is done: Module bootable Impact Install-type Reason ------ -------- -------------- ------------ ------ 1 yes non-disruptive reset 2 yes non-disruptive reset Images will be upgraded according to following table: Module Image Running-Version New-Version Upg-Required ------ ---------- ---------------------- ---------------------- ------------ 1 system 4.2(1)SV1(4a) 4.2(1)SV1(5.2b) yes 1 kickstart 4.2(1)SV1(4a) 4.2(1)SV1(5.2b) yes 2 system 4.2(1)SV1(4a) 4.2(1)SV1(5.2b) yes 2 kickstart 4.2(1)SV1(4a) 4.2(1)SV1(5.2b) yes Images will be upgraded according to following table: Module Running-Version ESX Version VSM Compatibility ESX Compatibility ------ ---------------------- ---------------------------------------------------- ---------------------- ---------------------- 3 4.2(1)SV1(4a) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-469512 (3.0) COMPATIBLE COMPATIBLE 4 4.2(1)SV1(4a) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-469512 (3.0) COMPATIBLE COMPATIBLE Install is in progress, please wait. Syncing image bootflash:/nexus-1000v-kickstart-4.2.1.SV1.5.2b.bin to standby. -- SUCCESS Syncing image bootflash:/nexus-1000v-4.2.1.SV1.5.2b.bin to standby. -- SUCCESS Setting boot variables. -- SUCCESS Performing configuration copy. -- SUCCESS Module 2: Waiting for module online. -- SUCCESS Notifying services about the switchover. -- SUCCESS "Switching over onto standby". switch# switch# switch# switch# attach module 2 Attaching to module 2 ... To exit type 'exit', to abort type '$.' Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2011, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained in this software are owned by other third parties and used and distributed under license. Certain components of this software are licensed under the GNU General Public License (GPL) version 2.0 or the GNU Lesser General Public License (LGPL) Version 2.1. A copy of each such license is available at http://www.opensource.org/licenses/gpl-2.0.php and http://www.opensource.org/licenses/lgpl-2.1.php switch(standby)# switch(standby)# show install all status This is the log of last installation. Continuing with installation, please wait Trying to start the installer... Module 2: Waiting for module online. -- SUCCESS Install has been successful. switch(standby)# |
VEM のアップグレードは、次の 3 つのタイプのいずれかに分類されます。
ESX(コンソール OS あり)から ESXi へのマイグレーションを伴わない ESX またはステートフル ESXi ホストへのアップグレードは、2 つの異なるワークフローに分類されます。
次の図にワークフロー 1 を示します。ここでは、Cisco Nexus 1000V Release 4.2(1)SV1(4.x) または 4.2(1)SV1(5.1、5.1a、5.2) は現行リリースにアップグレードされ、ESX のバージョンは変更されません。
VUM を使用する場合は、VEM のオフライン バンドルでホスト パッチ ベースラインを設定します。 その後、「VMware Update Manager の使用による VEM のリリース 4.2(1)SV1(4、4a、4b)、4.2(1)SV1(5.1、5.1a、5.2) からリリース 4.2(1)SV1(5.2b) へのアップグレード」の手順に従います。
コマンド ラインからアップグレードする場合は、「リリース 4.2(1)SV1(4, 4a, 4b)、4.2(1)SV1(5.1, 5.1a, 5.2) から リリース 4.2(1)SV1(5.2b) への VEM の手動アップグレード」を参照してください。
次の図に、Cisco Nexus 1000V リリース 4.2(1)SV1(5.2) がインストールされ、VMware 4.1 が 5.0 にアップグレードされる場合の「ワークフロー 2」を示します。
VMware Update Manager を使用する場合は、次の検討事項が適用されます。
(注) |
ワークフロー 2 を実行する予定で、vSphere 5.0 以降に手動で更新する場合は、ESX および VEM イメージを持つアップグレード ISO からホストを起動する必要があります。 |
(注) |
このアップグレード手順は、vCenter Server 5.0 および vCenter Server 5.0 Update 1 以降にも適用されます。 |
ステップ 1 |
VMware vSphere 5.1 のインストール ファイルの場所に移動します。
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ステップ 2 | [autorun] をダブルクリックします。 | ||
ステップ 3 | [VMware vCenter Installer] ウィンドウで、[vCenter Server] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | [Install] をクリックします。 | ||
ステップ 5 | 言語を選択して、[OK] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 7 | [Patent Agreement] ウィンドウで、[Next] をクリックします。 | ||
ステップ 8 | [License Agreement] ウィンドウで、[I agree to the terms in the license agreement] オプション ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 9 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 10 | [Database Options] 画面で、[Next] をクリックします。 | ||
ステップ 11 | [Upgrade existing vCenter Server database] オプション ボタンをクリックし、[I have taken a backup of the existing vCenter Server database and SSL certificates in the folder: C:\ProgramData\VMware\VMware VirtualCenter\SSL\.] チェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 12 | Windows の [Start] メニューで [Run] をクリックします。 | ||
ステップ 13 | vCenter Server データベースが格納されたフォルダの名前を入力し、[OK] をクリックします。 | ||
ステップ 14 | 親フォルダ(SSL)のコピーをバックアップとしてデスクトップにドラッグします。 | ||
ステップ 15 | インストーラ プログラムに戻ります。 | ||
ステップ 16 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 17 | [vCenter Agent Upgrade] ウィンドウで、[Automatic] オプション ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 18 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 19 | [vCenter Server Service] 画面で、[Use SYSTEM Account] チェックボックスをオンにします。 | ||
ステップ 20 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 21 | ポートの設定を確認し、[Next] をクリックします。 | ||
ステップ 22 | [vCenter Server JVM Memory] 画面で、ホストの数に基づいて、該当するメモリのオプション ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 23 | [Next] をクリックします。 | ||
ステップ 24 | [Install] をクリックします。 | ||
ステップ 25 |
[Finish] をクリックします。 これで vCenter Server のアップグレードが完了しました。 |
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ステップ 26 | VMware vSphere Client を ESXi 5.1 にアップグレードします。 | ||
ステップ 27 | VMware vSphere Client を開きます。 | ||
ステップ 28 | [Help] メニューから [About VMware vSphere] を選択します。 | ||
ステップ 29 | vSphere Client と VMware vCenter Server が両方ともバージョン VMware 5.1 であることを確認します。 | ||
ステップ 30 | [OK] をクリックし、VMware vSphere Client を終了します。 |
注意 |
リムーバブル メディアが接続されたままの場合(たとえば、ISO を使用して VSM をインストールした後に、そのメディアを取り外すのを忘れていた場合)、ホストがメンテナンス モードへの移行に失敗して、VUM アップグレードが失敗します。 |
ステップ 1 |
現在の設定を表示します。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Notification Sent Time: Upgrade Status Time(vCenter): Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-20121130147402-BG DVS: VEM400-201204033-RG switch#
|
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ステップ 2 |
サーバ管理者に通知して、VEM アップグレード プロセスを調整します。 switch# vmware vem upgrade notify Warning: Please ensure the hosts are running compatible ESX versions for the upgrade. Refer to corresponding "Cisco Nexus 1000V and VMware Compatibility Information" guide. |
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ステップ 3 |
アップグレードの通知が送信されたことを確認します。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Availability Notified in vCenter Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VEM410-20121130147402-BG VEM400-201204033-RG switch#
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ステップ 4 |
サーバ管理者が vCenter でアップグレードを承認したことを確認します。 サーバ管理者による VEM アップグレードの承認方法については、VEM のアップグレードの承認を参照してください。 通知の承認をサーバ管理者と調整します。 サーバ管理者がアップグレードを承認したら、VEM アップグレードに進みます。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Accepted by vCenter Admin Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Tue Aug 21 19:13:07 2012 Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-20121130147402-BG DVS: VEM400-201204033-RG switch#
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ステップ 5 |
VUM アップグレード プロセスを開始します。
vCenter Server によって DVS がロックされ、VUM が始動して VEM がアップグレードされます。 switch# vmware vem upgrade proceed switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade In Progress in vCenter Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Tue Aug 21 19:13:07 2012 Upgrade Start Time: Mon Aug 20 23:44:50 2012 Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-20121130147402-BG VEM410-20121130147402-BG switch#
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ステップ 6 |
アップグレードの完了ステータスを確認します。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Complete in vCenter Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Tue Aug 21 19:13:07 2012 Upgrade Start Time: Mon Aug 20 23:44:50 2012 Upgrade End Time(vCenter): Tue Aug 21 19:14:38 2012 Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-20121130147402-BG DVS: VEM410-20121130147402-BG switch# |
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ステップ 7 |
アップグレード プロセスが完了したら、VEM アップグレード状態をクリアします。 switch# vmware vem upgrade complete switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Notification Sent Time: Upgrade Status Time(vCenter): Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-20121130147402-BG DVS: VEM410-20121130147402-BG switch# |
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ステップ 8 |
アップグレード プロセスが完了していることを確認します。 switch# show module Mod Ports Module-Type Model Status --- ----- -------------------------------- ------------------ ------------ 1 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V ha-standby 2 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V active * 3 248 Virtual Ethernet Module NA ok 4 248 Virtual Ethernet Module NA ok Mod Sw Hw --- ------------------ ------------------------------------------------ 1 4.2(1)SV1(5.2b) 0.0 2 4.2(1)SV1(5.2b) 0.0 3 4.2(1)SV1(5.2b) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-469512 (3.0) 4 4.2(1)SV1(5.2b) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-623860 (3.0) Mod MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 1 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA 2 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA 3 02-00-0c-00-03-00 to 02-00-0c-00-03-80 NA 4 02-00-0c-00-04-00 to 02-00-0c-00-04-80 NA Mod Server-IP Server-UUID Server-Name --- --------------- ------------------------------------ -------------------- 1 10.104.249.171 NA NA 2 10.104.249.171 NA NA 3 10.104.249.172 7d41e666-b58a-11e0-bd1d-30e4dbc299c0 10.104.249.172 4 10.104.249.173 17d79824-b593-11e0-bd1d-30e4dbc29a0e 10.104.249.173 * this terminal session switch#
これでアップグレードは完了です。 |
ステップ 1 | vCenter Server で、[Inventory] > [Networking] を選択します。 |
ステップ 2 |
[vSphere Client DVS - Summary] タブをクリックして、ソフトウェア アップグレードが使用可能かどうかを確認します。
|
ステップ 3 |
[Apply upgrade] をクリックします。 VEM にアップグレードを適用できることがネットワーク管理者に通知される。 |
vCLI を使用して、VEM ソフトウェアをアップグレードできます。
(注) |
vSphere コマンドライン インターフェイス(vCLI)のコマンド セットを使用すると、ESX/ESXi システムに対して一般的なシステム管理コマンドを、それらのシステムにネットワークでアクセスできる任意のマシンから入力できます。 また、vCenter Server システムに対してほとんどの vCLI コマンドを入力できるだけでなく、その vCenter Server システムが管理しているすべての ESX/ESXi システムもコマンドの対象にすることができます。 ESXi にはサービス コンソールが含まれていないため、ESXi ホストでは特に vCLI コマンドが役に立ちます。 |
ステップ 1 |
新しい VEM ソフトウェアがコピーされたディレクトリに移動します。 [root@serialport -]# cd tmp [root@serialport tmp]# |
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ステップ 2 |
使用するアップグレード手順を決定して、適切なコマンドを入力します。
vihostupdate --install --bundle [path to Cisco updated VEM offline bundle] --server [vsphere host IP address]
[root@serialport tmp]# vihostupdate --install --bundle VEM410-20120803144401.zip --server 192.0.2.0 Enter username: root Enter password: Please wait installation in progress … The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective. [root@serialport tmp]#
ESX/ESXi 4.1.0 ホストの場合は、次のコマンドを実行します。 /tmp # esxupdate --bundle=VEM410-20120803144401.zip update Unpacking cross_cisco-vem-v144-esx_4.2.1.1.5.2.0-2.0.1 ################################################################################################################### [100%] Installing packages :cross_cisco-vem-v144-esx_4.2.1.1.5.2.0-2.0.1 ################################################################################################################### [100%] Running [/usr/sbin/vmkmod-install.sh]... ok. /tmp # /tmp # esxupdate -b cross_cisco-vem-v144-4.2.1.1.5.2.0-2.0.2.vib update Unpacking cross_cisco-vem-v144-esx_4.2.1.1.5.2.0-2.0.2 ################################################################################################################### [100%] Installing packages :cross_cisco-vem-v144-esx_4.2.1.1.5.2.0-2.0.2 ################################################################################################################### [100%] Running [/usr/sbin/vmkmod-install.sh]... ok. /tmp # ESXi 5.0.0 以降のリリースのホストの場合は、次のコマンドを実行します。 ~ # esxcli software vib install -d /var/log/vmware/VEM500-20120803144112-BG-release.zip Installation Result Message: Operation finished successfully. Reboot Required: false VIBs Installed: Cisco_bootbank_cisco-vem-v144-esx_4.2.1.1.5.2.0-3.0.2 VIBs Removed: VIBs Skipped: ~ # ~ # esxcli software vib install -v /var/log/vmware/cross_cisco-vem-v144-4.2.1.1.5.2.0-3.0.2.vib Installation Result Message: Operation finished successfully. Reboot Required: false VIBs Installed: Cisco_bootbank_cisco-vem-v144-esx_4.2.1.1.5.2.0-3.0.2 VIBs Removed: VIBs Skipped: ~ # |
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ステップ 3 |
『Cisco Nexus 1000V and VMware Compatibility Information』に記載のバージョンと比較するバージョンを表示します。 [root@serialport tmp]# vmware -v VMware ESXi 5.0.0 build-469512 root@serialport tmp]# # esxupdate query ------Bulletin ID------- -----Installed----- --------------Summary--------------- VEM410-20120803144401-BG 2012-08-21T08:18:22 Cisco Nexus 1000V 4.2(1)SV1(5.2) [root@host212 ~]# . ~ # vem status -v Package vssnet-esx5.5.0-00000-release Version 4.2.1.1.5.2.0-2.0.1 Build 1 Date Fri Aug 3 00:02:21 PDT 2012 Number of PassThru NICs are 0 VEM modules are loaded Switch Name Num Ports Used Ports Configured Ports MTU Uplinks vSwitch0 128 3 128 1500 vmnic2 DVS Name Num Ports Used Ports Configured Ports MTU Uplinks switch 256 40 256 1500 vmnic7,vmnic6,vmnic5,vmnic4,vmnic3 Number of PassThru NICs are 0 VEM Agent (vemdpa) is running ~ # [root@host212 ~]# vemcmd show version VEM Version: 4.2.1.1.5.2.0-2.0.1 VSM Version: 4.2(1)SV1(5.2) System Version: VMware ESXi 4.1.0 Releasebuild-502767 ~ # |
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ステップ 4 |
VSM から次のコマンドを入力して、VEM がアップグレードされたことを確認します。 switch# show module Mod Ports Module-Type Model Status --- ----- -------------------------------- ------------------ ------------ 1 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V ha-standby 2 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V active * 3 248 Virtual Ethernet Module NA ok 4 248 Virtual Ethernet Module NA ok Mod Sw Hw --- ------------------ ------------------------------------------------ 1 4.2(1)SV1(5.2) 0.0 2 4.2(1)SV1(5.2) 0.0 3 4.2(1)SV1(5.2) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-469512 (3.0) 4 4.2(1)SV1(5.2) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-623860 (3.0) Mod MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 1 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA 2 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA 3 02-00-0c-00-03-00 to 02-00-0c-00-03-80 NA 4 02-00-0c-00-04-00 to 02-00-0c-00-04-80 NA Mod Server-IP Server-UUID Server-Name --- --------------- ------------------------------------ -------------------- 1 10.104.249.171 NA NA 2 10.104.249.171 NA NA 3 10.104.249.172 7d41e666-b58a-11e0-bd1d-30e4dbc299c0 10.104.249.172 4 10.104.249.173 17d79824-b593-11e0-bd1d-30e4dbc29a0e 10.104.249.173 * this terminal session switch#
|
アップグレードが成功した場合は、インストール手順はこれで完了です。
(注) |
VUM がインストールされている場合は、それをディセーブル化する必要があります。 |
ESX/ESXi ホストで Cisco Nexus 1000V VEM をインストールまたはアップグレードする方法については、vCLI を使用した VEM ソフトウェアのアップグレードの手順に従ってください。
VEM を手動でアップグレードするには、次の手順をネットワーク管理者として実行します。
(注) |
この手順は、ネットワーク管理者が実行します。 必要とされるパッチ レベルを適用していない場合は、アップグレードに進む前に VM が終了していることを確認します。 |
注意 |
リムーバブル メディアが接続されたままの場合(たとえば、ISO を使用して VSM をインストールした後に、そのメディアを取り外すのを忘れていた場合)、ホストがメンテナンス モードへの移行に失敗して、VEM アップグレードが失敗します。 |
ステップ 1 |
サーバ管理者に通知して、VEM アップグレード プロセスを調整します。 switch# vmware vem upgrade notify Warning: Please ensure the hosts are running compatible ESX versions for the upgrade. Refer to corresponding "Cisco Nexus 1000V and VMware Compatibility Information" guide. |
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ステップ 2 |
アップグレードの通知が送信されたことを確認します。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Notification Sent Time: Upgrade Status Time(vCenter): Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-201208144101-BG DVS: VEM400-201204033-RG switch# |
||||
ステップ 3 |
サーバ管理者が vCenter サーバでアップグレードを承認したことを確認します。 サーバ管理者による VEM アップグレードの承認方法については、VEM のアップグレードの承認を参照してください。 サーバ管理者がアップグレードを承認したら、VEM アップグレードに進みます。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Availability Notified in vCenter Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-201208144101-BG DVS: VEM400-201204033-RG switch# |
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ステップ 4 | 次のいずれかの作業を実行します。 | ||||
ステップ 5 |
Cisco Nexus 1000V Bundle ID アップグレード プロセスを開始します。
vCenter サーバ上の Cisco Nexus 1000V Bundle ID が更新されるように vmware vem upgrade proceed コマンドを入力します。 VUM がイネーブル化されており、バンドル ID を更新していない場合は、次に ESX を VSM に追加すると、不適切な VIB バージョンが VEM に転送されます。 switch# vmware vem upgrade proceed
switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade In Progress in vCenter Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Tue Aug 21 19:13:07 2012 Upgrade Start Time: Mon Aug 20 23:44:50 2012 Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-201208144101-BG DVS: VEM410-201208144101-BG switch# |
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ステップ 6 |
アップグレードの完了ステータスを確認します。 switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Complete in vCenter Upgrade Notification Sent Time: Mon Aug 20 23:40:51 2012 Upgrade Status Time(vCenter): Tue Aug 21 19:13:07 2012 Upgrade Start Time: Mon Aug 20 23:44:50 2012 Upgrade End Time(vCenter): Tue Aug 21 19:14:38 2012 Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-201208144101-BG DVS: VEM410-201208144101-BG switch# |
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ステップ 7 |
サーバ管理者がすべての ESX ホスト VEM を新しい VEM ソフトウェア リリースで更新し、アップグレード プロセスが完了したことを通知してくるまで待ちます。 サーバ管理者は、vihostupdate コマンドまたは esxcli コマンドを使用して手動アップグレードを実行します。 詳細については、vCLI を使用した VEM ソフトウェアのアップグレードを参照してください。 |
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ステップ 8 |
アップグレード プロセスが完了したら、VEM アップグレード状態をクリアします。 switch# vmware vem upgrade complete switch# show vmware vem upgrade status Upgrade VIBs: System VEM Image Upgrade Status: Upgrade Notification Sent Time: Upgrade Status Time(vCenter): Upgrade Start Time: Upgrade End Time(vCenter): Upgrade Error: Upgrade Bundle ID: VSM: VEM410-201208144101-BG DVS: VEM410-201208144101-BG switch# |
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ステップ 9 |
アップグレード プロセスが完了していることを確認します。 switch# show module Mod Ports Module-Type Model Status --- ----- -------------------------------- ------------------ ------------ 1 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V ha-standby 2 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V active * 3 248 Virtual Ethernet Module NA ok 4 248 Virtual Ethernet Module NA ok Mod Sw Hw --- ------------------ ------------------------------------------------ 1 4.2(1)SV1(5.2) 0.0 2 4.2(1)SV1(5.2) 0.0 3 4.2(1)SV1(5.2) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-469512 (3.0) 4 4.2(1)SV1(5.2) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-623860 (3.0) Mod MAC-Address(es) Serial-Num --- -------------------------------------- ---------- 1 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA 2 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA 3 02-00-0c-00-03-00 to 02-00-0c-00-03-80 NA 4 02-00-0c-00-04-00 to 02-00-0c-00-04-80 NA Mod Server-IP Server-UUID Server-Name --- --------------- ------------------------------------ -------------------- 1 10.104.249.171 NA NA 2 10.104.249.171 NA NA 3 10.104.249.172 7d41e666-b58a-11e0-bd1d-30e4dbc299c0 10.104.249.172 4 10.104.249.173 17d79824-b593-11e0-bd1d-30e4dbc29a0e 10.104.249.173 * this terminal session switch#
これでアップグレードは完了です。 |
次のリストに、ステートレス ESXi ホストへの VEM のインストール プロセスの概要を説明します。
ステップ 1 | 詳細については、Cisco Nexus 1000V の ESXi イメージ プロファイルへの追加の手順を参照してください。 |
ステップ 2 | VEM ソフトウェアをインストールするには、次の 2 つの手順のいずれかを使用します。 |
ステップ 3 | 詳細については、レイヤ 2 接続の設定の手順を参照してください。 |
ステップ 1 |
VMware のバージョンおよびビルド番号を表示します。 ~ # vmware -v VMware ESXi 5.0.0 build-441354 ~ # ~ # vmware -l VMware ESXi 5.0.0 GA |
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ステップ 2 | ESXi ステートレス ホストにログインします。 | ||
ステップ 3 |
オフライン バンドルをホストにコピーします。 ~ # esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/newnfs/MN-VEM/VEM500-20121130147112-BG-release.zip
Installation Result
Message: WARNING: Only live system was updated, the change is not persistent.
Reboot Required: false
VIBs Installed: Cisco_bootbank_cisco-vem-v147-esx_4.2.1.1.5.2b.0-3.0.1
VIBs Removed:
VIBs Skipped:
|
||
ステップ 4 |
VIB がインストールされたことを確認します。 ~ # esxcli software vib list | grep cisco
cisco-vem-v147-esx 4.2.1.1.5.2b.0-3.0.1 Cisco PartnerSupported 2012-11-20 |
||
ステップ 5 |
VEM エージェントが実行されていることを確認します。 ~ # vem status -v
Package vssnet-esxmn-ga-release
Version 4.2.1.1.5.2b.0-3.0.1
Build 5
Date Thu Jul 28 01:37:10 PDT 2011
Number of PassThru NICs are 0
VEM modules are loaded
Switch Name Num Ports Used Ports Configured Ports MTU Uplinks
vSwitch0 128 4 128 1500 vmnic4
Number of PassThru NICs are 0
VEM Agent (vemdpa) is running |
||
ステップ 6 |
VEM バージョン、VSM バージョン、および ESXi バージョンを表示します。 ~ # vemcmd show version
VEM Version: 4.2.1.1.5.2b.0-3.0.1
VSM Version:
System Version: VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-623860
|
||
ステップ 7 |
Display the ESXi のバージョンおよびパススルー NIC についての詳細を表示します。 ~ # vem version -v
Number of PassThru NICs are 0
Running esx version -623860 x86_64
VEM Version: 4.2.1.1.5.2b.0-3.0.1
VSM Version:
System Version: VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-623860
|
||
ステップ 8 | vCenter Server を使用してホストを DVS に追加します。 | ||
ステップ 9 |
VSM で、VEM ソフトウェアがインストールされたことを確認します。 switch# show module
Mod Ports Module-Type Model Status
--- ----- -------------------------------- ------------------ ------------
1 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V active *
2 0 Virtual Supervisor Module Nexus1000V ha-standby
3 248 Virtual Ethernet Module NA ok
Mod Sw Hw
--- ---------------- ------------------------------------------------
1 4.2(1)SV1(4a) 0.0
2 4.2(1)SV1(4a) 0.0
3 4.2(1)SV1(4a) VMware ESXi 5.0.0 Releasebuild-441354 (3.0)
Mod MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
1 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA
2 00-19-07-6c-5a-a8 to 00-19-07-6c-62-a8 NA
3 02-00-0c-00-03-00 to 02-00-0c-00-03-80 NA
Mod Server-IP Server-UUID Server-Name
--- --------------- ------------------------------------ --------------------
1 10.104.62.227 NA NA
2 10.104.62.227 NA NA
3 10.104.62.216 3fa746d4-de2f-11de-bd5d-c47d4f7ca460 sans2-216.cisco.com |
ステップ 1 | vCenter Server で、[Home] > [Update Manager] > [Configuration] > [ESX host/Cluster settings] を選択します。 |
ステップ 2 |
[PXE Booted ESXi Host Settings] チェックボックスをオンにします。
|
ステップ 3 | vCenter Server を使用してホストを DVS に追加します。 |
リリース 4.0(4)SV1(3、3a、3b、3c、3d) から リリース 4.2(1)SV1(5.2b) へのアップグレードは、2 段階のプロセスから成ります。
ステップ 1 |
『Cisco Nexus 1000V Software Upgrade Guide, Release 4.2(1)SV1(4b)』の「Upgrading from Releases 4.0(4)SV1(3, 3a, 3b, 3c, 3d) to Release 4.2(1)SV1(4b)」を参照してください。 |
ステップ 2 | アップグレード パスを参照してください。 |
次に、レイヤ 2 設定に対するレイヤ 3 設定の利点のリストを示します。
(注) |
これらの利点は、ESX-Visor ホストにのみ有効です。 ESX-Cos ホストでは、新しい VMKernel を作成する必要があります。 |
ここでは、mgmt0 インターフェイスと control0 インターフェイスをそれぞれ使用した場合の違いについて説明します。
control0 インターフェイス(ステップ 1 を参照)または mgmt0 インターフェイス(ステップ 2 を参照)のいずれかを設定します。
ステップ 1 |
control0 インターフェイスを設定します。
|
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ステップ 2 |
mgmt0 インターフェイスを設定します。
switch# show running-config interface mgmt 0
!Command: show running-config interface mgmt0
!Time: Mon Dec 12 02:43:25 2011
version 4.2(1)SV1(5.1)
interface mgmt0
ip address 10.104.249.37/27 |
ステップ 1 |
レイヤ 3 ポート プロファイルを作成します。 VSM_1# configure terminal VSM_1(config)# port-profile type vethernet l3_control VSM_1(config-port-prof)# switchport mode access VSM_1(config-port-prof)# switchport access vlan 3160 VSM_1(config-port-prof)# capability l3control VSM_1(config-port-prof)# vmware port-group VSM_1(config-port-prof)# state enabled VSM_1(config-port-prof)# no shutdown |
ステップ 2 |
ポート プロファイルを表示します。 VSM_1# show port-profile name l3_control port-profile l3_control type: Vethernet description: status: enabled max-ports: 32 min-ports: 1 inherit: config attributes: switchport mode access switchport access vlan 3160 (Allow the VLAN in access mode.) no shutdown evaluated config attributes: switchport mode access switchport access vlan 3160 no shutdown assigned interfaces: Vethernet1 port-group: l3_control system vlans: 3160 (Configure the VLAN as a system VLAN.) capability l3control: yes (Configure capability l3 control.) capability iscsi-multipath: no capability vxlan: no capability l3-vn-service: no port-profile role: none port-binding: static |
ステップ 1 | vCenter Server にログインします。 | ||
ステップ 2 | [Home] > [Inventory] > [Hosts and Clusters] を選択します。 | ||
ステップ 3 | ホストを選択します。 | ||
ステップ 4 | [Configuration] タブをクリックします。 | ||
ステップ 5 | [Hardware] ペインで、[Networking] を選択します。 | ||
ステップ 6 | [vSphere Distributed Switch] ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 7 | [Manage Virtual Adapters] に進みます。 | ||
ステップ 8 |
新しい VMKernel を追加/作成します。
|
||
ステップ 9 | レイヤ 3 コントロール機能によるポート プロファイルの作成で作成したポート プロファイルに VMkernel を割り当てます。 | ||
ステップ 10 | IP アドレスを割り当てます。 |
control0 インターフェイスまたは mgmt0 インターフェイスは、レイヤ 3 制御インターフェイスとして割り当てることができます。
ステップ 1 |
VSM と vCenter Server 間の接続を切断します。 switch# configure terminal switch(config)# svs connection toVC switch(config-svs-conn)# no connect switch(config-svs-conn)# exit |
||
ステップ 2 |
制御およびパケット VLAN コンフィギュレーションを削除します。 switch(config)# svs-domain switch(config-svs-domain)# no control vlan switch(config-svs-domain)# no packet vlan |
||
ステップ 3 |
SVS モードをレイヤ 2 からレイヤ 3 に変更し、mgmt0 インターフェイスをレイヤ 3 制御インターフェイスとして割り当てます。 switch(config-svs-domain)# svs mode l3 interface mgmt0 switch(config-svs-domain)# exit
|
||
ステップ 4 |
VSM と vCenter Server 間の接続を復元します。 switch(config)# svs connection toVC switch(config-svs-conn)# connect switch(config-svs-conn)# end
|
||
ステップ 5 |
SVS ドメイン コンフィギュレーションを表示します。 switch# show svs domain
SVS domain config:
Domain id: 3185
Control vlan: 1
Packet vlan: 1
L2/L3 Control mode: L3
L3 control interface: mgmt0
Status: Config push to VC successful. |
次の表に、Cisco Nexus 1000V のアップグレードのリリース履歴を示します。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
コンバインド アップグレード |
4.2(1)SV1(5.2) |
VEM および ESXi ホストの同時アップグレードを実行する機能。 |
Cisco Nexus 1000V のアップグレード |
4.0(4)SV1(2) |
このリリースで追加されました。 |