この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
既存のポート プロファイルからの設定を、別のポート プロファイルのデフォルト設定として適用できます。 これは継承と呼ばれます。 親ポート プロファイルの設定が子ポート プロファイルにコピーされ、保存されます。 子ポート プロファイルで属性を明示的に設定することによって継承を上書きすることもできます。
継承の可否 |
||
---|---|---|
ポート プロファイル設定 |
Yes |
No |
acl |
○ |
|
capability iscsi-multipath |
○ |
|
capability l3 control |
○ |
|
channel group |
○ |
|
default(特性をデフォルトにリセット) |
○ |
|
description |
○ |
|
inherit |
○ |
|
interface state(shut/no shut) |
○ |
|
mtu |
○ |
|
name |
○ |
|
netflow |
○ |
|
pinning |
○ |
|
port security |
○ |
|
private vlan configuration |
○ |
|
qos policy |
○ |
|
service-port |
○ |
|
state(enabled または disabled) |
○ |
|
switchport mode(access または trunk) |
○ |
|
system vlan vlan list |
○ |
|
virtual-service-domain |
○ |
|
vlan configuration |
○ |
|
vmware max-ports |
○ |
|
vmware port-group name |
○ |
この手順を使用すると、既存のポート プロファイルからの設定を別のポート プロファイルのデフォルト設定として適用することができます。
表 1に示すポート プロファイルの特性と、これらが継承できるかどうかを理解しているものとします。
ヒント |
ポート プロファイルのタイプを別のポート プロファイルから継承できません。 |
次に、別のポート プロファイルのポート プロファイル設定を継承する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile AllAccess2 switch(config-port-prof)# inherit port-profile AllAccess1 switch(config-port-prof)# show port-profile name AllAccess2 port-profile AllAccess2 description: type: vethernet status: disabled capability l3control: no pinning control-vlan: - pinning packet-vlan: - system vlans: none port-group: max ports: 32 inherit: port-profile AllAccess1 config attributes: evaluated config attributes: assigned interfaces: switch(config-port-prof)#
継承とは無関係に設定されたポリシーは、継承を削除しても削除されません。 継承だけによって設定されたポリシーだけが削除されます。
コンフィギュレーション モードで CLI にログインします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# show port-profile virtual usage name profile_name | (任意) 指定したポート プロファイルの、継承されたポリシーを表示します。 |
ステップ 3 | switch(config)# port-profile name | 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | switch(config-port-prof)# no inherit port-profile profile_name | 継承されたポリシーを、指定したポート プロファイルから削除します。 継承されるポリシーに依存せずに明示的に設定されたポート プロファイル タイプと任意の設定を除き、ポート プロファイルの設定はデフォルトに戻ります。 |
ステップ 5 | switch(config-port-prof)# show port-profile virtual usage name profile_name | (任意) 削除の確認のために、継承されたポリシーを表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次の例では、継承されたポリシーをポート プロファイルから削除する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# show port-profile virtual usage name AccessProf switch(config)# port-profile Access4 switch(config-port-prof)# no inherit port-profile AccessProf switch(config-port-prof)# show port-profile virtual usage name AccessProf switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config