この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
Cisco IOS ユーザ インターフェイスは、いくつかのモードに分かれています。 使用できるコマンドの種類は、現在のモードによって異なります。 システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。
CLI セッションはコンソール接続、Telnet、SSH、またはブラウザを使用することによって開始できます。
セッションを開始するときは、ユーザ モード(別名ユーザ EXEC モード)が有効です。 ユーザ EXEC モードでは、限られた一部のコマンドしか使用できません。 たとえばユーザ EXEC コマンドの大部分は、show コマンド(現在のコンフィギュレーション ステータスを表示する)、clear コマンド(カウンタまたはインターフェイスをクリアする)などのように、1 回限りのコマンドです。 ユーザ EXEC コマンドは、スイッチをリブートするときには保存されません。
すべてのコマンドにアクセスするには、特権 EXEC モードを開始する必要があります。 特権 EXEC モードを開始するには、通常、パスワードが必要です。 このモードでは、任意の特権 EXEC コマンドを入力でき、また、グローバル コンフィギュレーション モードを開始することもできます。
コンフィギュレーション モード(グローバル、インターフェイス、およびライン)を使用して、実行コンフィギュレーションを変更できます。 設定を保存した場合はこれらのコマンドが保存され、スイッチをリブートするときに使用されます。 各種のコンフィギュレーション モードにアクセスするには、まずグローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。 グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モードおよびライン コンフィギュレーション モードに移行できます。
次の表に、主要なコマンド モード、各モードへのアクセス方法、各モードで表示されるプロンプト、およびモードの終了方法を示します。
モード |
アクセス方法 |
プロンプト |
終了方法 |
モードの用途 |
---|---|---|---|---|
ユーザ EXEC |
Telnet、SSH、またはコンソールを使用してセッションを開始します。 |
Switch>
|
logout または quit を入力します。 |
このモードを使用して次の作業を行います。 |
特権 EXEC |
ユーザ EXEC モードで、enable コマンドを入力します。 |
Switch#
|
disable を入力して終了します。 |
このモードを使用して、入力したコマンドを確認します。 パスワードを使用して、このモードへのアクセスを保護します。 |
グローバル コンフィギュレーション |
特権 EXEC モードで、configure コマンドを入力します。 |
Switch(config)#
|
終了して特権 EXEC モードに戻るには、exit または end コマンドを入力するか、Ctrl+Z を押します。 |
このモードは、スイッチ全体に適用するパラメータを設定する場合に使用します。 |
VLAN コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、vlan vlan-id コマンドを入力します。 |
Switch(config-vlan)#
|
グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。 特権 EXEC モードに戻るには、Ctrl+Z を押すか、end を入力します。 |
このモードを使用して、VLAN(仮想 LAN)パラメータを設定します。 VTP モードがトランスペアレントであるときは、拡張範囲 VLAN(VLAN ID が 1006 以上)を作成してスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに設定を保存できます。 |
インターフェイス コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、interface コマンドを入力し、インターフェイスを指定します。 |
Switch(config-if)#
|
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit を入力します。 特権 EXEC モードに戻るには、Ctrl+Z を押すか、end を入力します。 |
このモードを使用して、イーサネット ポートのパラメータを設定します。 |
ライン コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、line vty または line console コマンドを使用して回線を指定します。 |
Switch(config-line)#
|
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit を入力します。 特権 EXEC モードに戻るには、Ctrl+Z を押すか、end を入力します。 |
このモードを使用して、端末回線のパラメータを設定します。 |
システム プロンプトで疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードに使用できるコマンドのリストが表示されます。 また、任意のコマンドについて、関連するキーワードおよび引数の一覧を表示することもできます。
1. help
2. abbreviated-command-entry ?
3. abbreviated-command-entry <Tab>
4. ?
5. command ?
6. command keyword ?
スイッチでコマンドが一意に認識される長さまでコマンドを入力します。
show configuration 特権 EXEC コマンドを省略形で入力する方法を次に示します。
Switch# show conf
大部分のコンフィギュレーション コマンドに、no 形式があります。 no 形式は一般に、特定の機能または動作をディセーブルにする場合、あるいはコマンドの動作を取り消す場合に使用します。 たとえば、no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、インターフェイスのシャットダウンが取り消されます。 no キーワードなしでコマンドを使用すると、ディセーブルにされた機能を再度イネーブルにしたり、デフォルトでディセーブルになっている機能をイネーブルにすることができます。
コンフィギュレーション コマンドには、default 形式もあります。 コマンドの default 形式は、コマンドの設定値をデフォルトに戻します。 大部分のコマンドはデフォルトでディセーブルに設定されているので、default 形式は no 形式と同じになります。 ただし、デフォルトでイネーブルに設定されていて、なおかつ変数が特定のデフォルト値に設定されているコマンドもあります。 これらのコマンドについては、default コマンドを使用すると、コマンドがイネーブルになり、変数がデフォルト値に設定されます。
次の表に、CLI を使用してスイッチを設定するときに表示される可能性のあるエラー メッセージの一部を紹介します。
エラー メッセージ |
意味 |
ヘルプの表示方法 |
---|---|---|
% Ambiguous command: "show con" |
スイッチがコマンドとして認識できるだけの文字数が入力されていません。 |
コマンドを再入力し、最後に疑問符(?)を入力します。コマンドと疑問符の間にはスペースを入れません。 コマンドとともに使用できるキーワードが表示されます。 |
% Incomplete command. |
コマンドに必須のキーワードまたは値が、一部入力されていません。 |
コマンドを再入力し、最後に疑問符(?)を入力します。コマンドと疑問符の間にはスペースを 1 つ入れます。 コマンドとともに使用できるキーワードが表示されます。 |
% Invalid input detected at ‘^’ marker. |
コマンドの入力ミスです。 間違っている箇所をキャレット(^)記号で示しています。 |
疑問符(?)を入力すると、そのコマンド モードで利用できるすべてのコマンドが表示されます。 コマンドとともに使用できるキーワードが表示されます。 |
スイッチの設定変更を記録して表示させることができます。 Configuration Change Logging and Notification 機能を使用することで、セッションまたはユーザ ベースごとに変更内容をトラッキングできます。 ログに記録されるのは、適用された各コンフィギュレーション コマンド、コマンドを入力したユーザ、コマンドの入力時間、コマンドに対するパーサからのリターン コードです。 この機能には、登録しているアプリケーションの設定が変更されるときに通知される非同期通知方式もあります。 Syslog へこの通知を送信することも選択できます。
(注) |
CLI または HTTP の変更のみがログとして記録されます。 |
入力したコマンドは、ソフトウェア側にコマンド履歴として残されます。 コマンド履歴機能は、アクセス コントロール リストの設定時など、長い複雑なコマンドまたはエントリを何度も入力しなければならない場合、特に便利です。 必要に応じて、この機能をカスタマイズできます。
デフォルトでは、スイッチは履歴バッファにコマンド ライン 10 行を記録します。 現在の端末セッションまたは特定回線のすべてのセッションで、この数を変更できます。 この手順は任意です。
1. terminal history [size number-of-lines]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | terminal history [size number-of-lines] 例: Switch# terminal history size 200 |
特権 EXEC モードで現在のターミナル セッション中にスイッチが記録するコマンドラインの数を変更します。 サイズは 0 から 256 までの間で設定できます。 |
履歴バッファにあるコマンドを呼び出すには、次の表に示すいずれかの操作を行います。 これらの操作は任意です。
(注) |
矢印キーが使用できるのは、VT100 などの ANSI 互換端末に限られます。 |
1. Ctrl+P または上矢印キー
2. Ctrl+N または下矢印キー
3. show history
コマンド履歴機能は、自動的にイネーブルになっています。 現在の端末セッションまたはコマンドラインでディセーブルにできます。 この手順は任意です。
1. terminal no history
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | terminal no history 例: Switch# terminal no history |
特権 EXEC モードで現在のターミナル セッション中のこの機能をディセーブル化します。 |
拡張編集モードは自動的にイネーブルに設定されますが、ディセーブルにでき、再びイネーブルにもできます。
1. terminal editing
2. terminal no editing
キーストロークは、コマンドラインの編集に役立ちます。 これらのキーストロークは任意です。
(注) |
矢印キーが使用できるのは、VT100 などの ANSI 互換端末に限られます。 |
編集コマンド |
説明 |
||
Ctrl-B または左矢印キー | カーソルを 1 文字後退させます。 |
||
Ctrl-F または右矢印キー | カーソルを 1 文字前進させます。 |
||
Ctrl+A | コマンドラインの先頭にカーソルを移動します。 |
||
Ctrl+E | カーソルをコマンド ラインの末尾に移動します。 |
||
Esc B | カーソルを 1 単語後退させます。 |
||
Esc F | カーソルを 1 単語前進させます。 |
||
Ctrl+T | カーソルの左にある文字を、カーソル位置の文字と置き換えます。 |
||
Delete キーまたは Backspace キー | カーソルの左にある文字を消去します。 |
||
Ctrl+D | カーソル位置にある文字を削除します。 |
||
Ctrl+K | カーソル位置からコマンド ラインの末尾までのすべての文字を削除します。 |
||
Ctrl+U または Ctrl+X | カーソル位置からコマンド ラインの先頭までのすべての文字を削除します。 |
||
Ctrl+W | カーソルの左にある単語を削除します。 |
||
Esc D | カーソルの位置から単語の末尾までを削除します。 |
||
Esc C | カーソル位置のワードを大文字にします。 |
||
Esc L | カーソルの場所にある単語を小文字にします。 |
||
Esc U | カーソルの位置から単語の末尾までを大文字にします。 |
||
Ctrl+V または Esc Q | 特定のキーストロークを実行可能なコマンド(通常はショートカット)として指定します。 |
||
Return キー | 1 行または 1 画面下へスクロールして、端末画面に収まりきらない表示内容を表示させます。
|
||
Space バー | 1 画面分下にスクロールします。 |
||
Ctrl+L または Ctrl+R | スイッチから画面に突然メッセージが出力された場合に、現在のコマンドラインを再表示します。 |
画面上で 1 行分を超える長いコマンドラインについては、コマンドのラップアラウンド機能を使用できます。 カーソルが右マージンに達すると、そのコマンドラインは 10 文字分だけ左へシフトされます。 コマンドラインの先頭から 10 文字までは見えなくなりますが、左へスクロールして、コマンドの先頭部分の構文をチェックできます。 これらのキー操作は任意です。
コマンドの先頭にスクロールして入力内容をチェックするには、Ctrl+B キーまたは←キーを繰り返し押します。 コマンドラインの先頭に直接移動するには、Ctrl+A を押します。
(注) |
矢印キーが使用できるのは、VT100 などの ANSI 互換端末に限られます。 |
次に、画面上で 1 行を超える長いコマンドラインを折り返す例を示します。
1. access-list
2. Ctrl+A
3. Return キー
show および more コマンドの出力を検索およびフィルタリングできます。 この機能は、大量の出力をソートする場合や、出力から不要な情報を除外する場合に役立ちます。 これらのコマンドの使用は任意です。
1. {show | more} command | {begin | include | exclude} regular-expression
CLI にはコンソール接続、Telnet、SSH、またはブラウザを使用することによってアクセスできます。
スイッチ スタックおよびスタック メンバ インターフェイスは、active switchを経由して管理します。 スイッチごとにスタック メンバを管理することはできません。 1 つまたは複数のスタック メンバーのコンソール ポートまたはイーサネット管理ポートを経由してへ接続できます。 active switchで複数の CLI セッションを使用する場合は注意してください。 1 つのセッションで入力したコマンドは、別のセッションには表示されません。 したがって、コマンドを入力したセッションを追跡できない場合があります。
(注) |
スイッチ スタックを管理する場合は、1 つの CLI セッションを使用することを推奨します。 |
特定のスタック メンバ ポートを設定する場合は、CLI コマンド インターフェイス表記にスタック メンバ番号を含めてください。
CLI にアクセスするには、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドに記載されている手順で、スイッチのコンソール ポートに端末または PC を接続するか、または PC をイーサネット管理ポートに接続して、スイッチの電源をオンにする必要があります。
スイッチがすでに設定されている場合は、ローカル コンソール接続またはリモート Telnet セッションによって CLI にアクセスできますが、このタイプのアクセスに対応できるように、先にスイッチを設定しておく必要があります。
次のいずれかの方法で、スイッチとの接続を確立できます。
スイッチ コンソール ポートに管理ステーションまたはダイヤルアップ モデムを接続するか、またはイーサネット管理ポートに PC を接続します。 コンソール ポートまたはイーサネット管理ポートへの接続については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
リモート管理ステーションから任意の Telnet TCP/IP または暗号化 Secure Shell(SSH; セキュア シェル)パッケージを使用します。 スイッチは Telnet または SSH クライアントとのネットワーク接続が可能でなければなりません。また、スイッチにイネーブル シークレット パスワードを設定しておくことも必要です。
スイッチは同時に最大 16 の Telnet セッションをサポートします。 1 人の Telnet ユーザによって行われた変更は、他のすべての Telnet セッションに反映されます。
スイッチは最大 5 つの安全な SSH セッションを同時にサポートします。
コンソール ポート、イーサネット管理ポート、Telnet セッション、または SSH セッションを通じて接続すると、管理ステーション上にユーザ EXEC プロンプトが表示されます。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
Cisco IOS ユーザ インターフェイスは、いくつかのモードに分かれています。 使用できるコマンドの種類は、現在のモードによって異なります。 システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。
CLI セッションはコンソール接続、Telnet、SSH、またはブラウザを使用することによって開始できます。
セッションを開始するときは、ユーザ モード(別名ユーザ EXEC モード)が有効です。 ユーザ EXEC モードでは、限られた一部のコマンドしか使用できません。 たとえばユーザ EXEC コマンドの大部分は、show コマンド(現在のコンフィギュレーション ステータスを表示する)、clear コマンド(カウンタまたはインターフェイスをクリアする)などのように、1 回限りのコマンドです。 ユーザ EXEC コマンドは、スイッチをリブートするときには保存されません。
すべてのコマンドにアクセスするには、特権 EXEC モードを開始する必要があります。 特権 EXEC モードを開始するには、通常、パスワードが必要です。 このモードでは、任意の特権 EXEC コマンドを入力でき、また、グローバル コンフィギュレーション モードを開始することもできます。
コンフィギュレーション モード(グローバル、インターフェイス、およびライン)を使用して、実行コンフィギュレーションを変更できます。 設定を保存した場合はこれらのコマンドが保存され、スイッチをリブートするときに使用されます。 各種のコンフィギュレーション モードにアクセスするには、まずグローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。 グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モードおよびライン コンフィギュレーション モードに移行できます。
次の表に、主要なコマンド モード、各モードへのアクセス方法、各モードで表示されるプロンプト、およびモードの終了方法を示します。
モード |
アクセス方法 |
プロンプト |
終了方法 |
モードの用途 |
---|---|---|---|---|
ユーザ EXEC |
Telnet、SSH、またはコンソールを使用してセッションを開始します。 |
Switch>
|
logout または quit を入力します。 |
このモードを使用して次の作業を行います。 |
特権 EXEC |
ユーザ EXEC モードで、enable コマンドを入力します。 |
Switch#
|
disable を入力して終了します。 |
このモードを使用して、入力したコマンドを確認します。 パスワードを使用して、このモードへのアクセスを保護します。 |
グローバル コンフィギュレーション |
特権 EXEC モードで、configure コマンドを入力します。 |
Switch(config)#
|
終了して特権 EXEC モードに戻るには、exit または end コマンドを入力するか、Ctrl+Z を押します。 |
このモードは、スイッチ全体に適用するパラメータを設定する場合に使用します。 |
VLAN コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、vlan vlan-id コマンドを入力します。 |
Switch(config-vlan)#
|
グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。 特権 EXEC モードに戻るには、Ctrl+Z を押すか、end を入力します。 |
このモードを使用して、VLAN(仮想 LAN)パラメータを設定します。 VTP モードがトランスペアレントであるときは、拡張範囲 VLAN(VLAN ID が 1006 以上)を作成してスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに設定を保存できます。 |
インターフェイス コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、interface コマンドを入力し、インターフェイスを指定します。 |
Switch(config-if)#
|
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit を入力します。 特権 EXEC モードに戻るには、Ctrl+Z を押すか、end を入力します。 |
このモードを使用して、イーサネット ポートのパラメータを設定します。 |
ライン コンフィギュレーション |
グローバル コンフィギュレーション モードで、line vty または line console コマンドを使用して回線を指定します。 |
Switch(config-line)#
|
終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、exit を入力します。 特権 EXEC モードに戻るには、Ctrl+Z を押すか、end を入力します。 |
このモードを使用して、端末回線のパラメータを設定します。 |
システム プロンプトで疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードに使用できるコマンドのリストが表示されます。 また、任意のコマンドについて、関連するキーワードおよび引数の一覧を表示することもできます。
1. help
2. abbreviated-command-entry ?
3. abbreviated-command-entry <Tab>
4. ?
5. command ?
6. command keyword ?
スイッチでコマンドが一意に認識される長さまでコマンドを入力します。
show configuration 特権 EXEC コマンドを省略形で入力する方法を次に示します。
Switch# show conf
大部分のコンフィギュレーション コマンドに、no 形式があります。 no 形式は一般に、特定の機能または動作をディセーブルにする場合、あるいはコマンドの動作を取り消す場合に使用します。 たとえば、no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、インターフェイスのシャットダウンが取り消されます。 no キーワードなしでコマンドを使用すると、ディセーブルにされた機能を再度イネーブルにしたり、デフォルトでディセーブルになっている機能をイネーブルにすることができます。
コンフィギュレーション コマンドには、default 形式もあります。 コマンドの default 形式は、コマンドの設定値をデフォルトに戻します。 大部分のコマンドはデフォルトでディセーブルに設定されているので、default 形式は no 形式と同じになります。 ただし、デフォルトでイネーブルに設定されていて、なおかつ変数が特定のデフォルト値に設定されているコマンドもあります。 これらのコマンドについては、default コマンドを使用すると、コマンドがイネーブルになり、変数がデフォルト値に設定されます。
次の表に、CLI を使用してスイッチを設定するときに表示される可能性のあるエラー メッセージの一部を紹介します。
エラー メッセージ |
意味 |
ヘルプの表示方法 |
---|---|---|
% Ambiguous command: "show con" |
スイッチがコマンドとして認識できるだけの文字数が入力されていません。 |
コマンドを再入力し、最後に疑問符(?)を入力します。コマンドと疑問符の間にはスペースを入れません。 コマンドとともに使用できるキーワードが表示されます。 |
% Incomplete command. |
コマンドに必須のキーワードまたは値が、一部入力されていません。 |
コマンドを再入力し、最後に疑問符(?)を入力します。コマンドと疑問符の間にはスペースを 1 つ入れます。 コマンドとともに使用できるキーワードが表示されます。 |
% Invalid input detected at ‘^’ marker. |
コマンドの入力ミスです。 間違っている箇所をキャレット(^)記号で示しています。 |
疑問符(?)を入力すると、そのコマンド モードで利用できるすべてのコマンドが表示されます。 コマンドとともに使用できるキーワードが表示されます。 |
スイッチの設定変更を記録して表示させることができます。 Configuration Change Logging and Notification 機能を使用することで、セッションまたはユーザ ベースごとに変更内容をトラッキングできます。 ログに記録されるのは、適用された各コンフィギュレーション コマンド、コマンドを入力したユーザ、コマンドの入力時間、コマンドに対するパーサからのリターン コードです。 この機能には、登録しているアプリケーションの設定が変更されるときに通知される非同期通知方式もあります。 Syslog へこの通知を送信することも選択できます。
(注) |
CLI または HTTP の変更のみがログとして記録されます。 |
入力したコマンドは、ソフトウェア側にコマンド履歴として残されます。 コマンド履歴機能は、アクセス コントロール リストの設定時など、長い複雑なコマンドまたはエントリを何度も入力しなければならない場合、特に便利です。 必要に応じて、この機能をカスタマイズできます。
1. Ctrl+P または上矢印キー
2. Ctrl+N または下矢印キー
3. show history
1. terminal editing
2. terminal no editing
キーストロークは、コマンドラインの編集に役立ちます。 これらのキーストロークは任意です。
(注) |
矢印キーが使用できるのは、VT100 などの ANSI 互換端末に限られます。 |
編集コマンド |
説明 |
||
Ctrl-B または左矢印キー | カーソルを 1 文字後退させます。 |
||
Ctrl-F または右矢印キー | カーソルを 1 文字前進させます。 |
||
Ctrl+A | コマンドラインの先頭にカーソルを移動します。 |
||
Ctrl+E | カーソルをコマンド ラインの末尾に移動します。 |
||
Esc B | カーソルを 1 単語後退させます。 |
||
Esc F | カーソルを 1 単語前進させます。 |
||
Ctrl+T | カーソルの左にある文字を、カーソル位置の文字と置き換えます。 |
||
Delete キーまたは Backspace キー | カーソルの左にある文字を消去します。 |
||
Ctrl+D | カーソル位置にある文字を削除します。 |
||
Ctrl+K | カーソル位置からコマンド ラインの末尾までのすべての文字を削除します。 |
||
Ctrl+U または Ctrl+X | カーソル位置からコマンド ラインの先頭までのすべての文字を削除します。 |
||
Ctrl+W | カーソルの左にある単語を削除します。 |
||
Esc D | カーソルの位置から単語の末尾までを削除します。 |
||
Esc C | カーソル位置のワードを大文字にします。 |
||
Esc L | カーソルの場所にある単語を小文字にします。 |
||
Esc U | カーソルの位置から単語の末尾までを大文字にします。 |
||
Ctrl+V または Esc Q | 特定のキーストロークを実行可能なコマンド(通常はショートカット)として指定します。 |
||
Return キー | 1 行または 1 画面下へスクロールして、端末画面に収まりきらない表示内容を表示させます。
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Space バー | 1 画面分下にスクロールします。 |
||
Ctrl+L または Ctrl+R | スイッチから画面に突然メッセージが出力された場合に、現在のコマンドラインを再表示します。 |
画面上で 1 行分を超える長いコマンドラインについては、コマンドのラップアラウンド機能を使用できます。 カーソルが右マージンに達すると、そのコマンドラインは 10 文字分だけ左へシフトされます。 コマンドラインの先頭から 10 文字までは見えなくなりますが、左へスクロールして、コマンドの先頭部分の構文をチェックできます。 これらのキー操作は任意です。
コマンドの先頭にスクロールして入力内容をチェックするには、Ctrl+B キーまたは←キーを繰り返し押します。 コマンドラインの先頭に直接移動するには、Ctrl+A を押します。
(注) |
矢印キーが使用できるのは、VT100 などの ANSI 互換端末に限られます。 |
次に、画面上で 1 行を超える長いコマンドラインを折り返す例を示します。
1. access-list
2. Ctrl+A
3. Return キー
show および more コマンドの出力を検索およびフィルタリングできます。 この機能は、大量の出力をソートする場合や、出力から不要な情報を除外する場合に役立ちます。 これらのコマンドの使用は任意です。
1. {show | more} command | {begin | include | exclude} regular-expression
CLI にはコンソール接続、Telnet、SSH、またはブラウザを使用することによってアクセスできます。
スイッチ スタックおよびスタック メンバ インターフェイスは、active switchを経由して管理します。 スイッチごとにスタック メンバを管理することはできません。 1 つまたは複数のスタック メンバーのコンソール ポートまたはイーサネット管理ポートを経由してへ接続できます。 active switchで複数の CLI セッションを使用する場合は注意してください。 1 つのセッションで入力したコマンドは、別のセッションには表示されません。 したがって、コマンドを入力したセッションを追跡できない場合があります。
(注) |
スイッチ スタックを管理する場合は、1 つの CLI セッションを使用することを推奨します。 |
特定のスタック メンバ ポートを設定する場合は、CLI コマンド インターフェイス表記にスタック メンバ番号を含めてください。
CLI にアクセスするには、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドに記載されている手順で、スイッチのコンソール ポートに端末または PC を接続するか、または PC をイーサネット管理ポートに接続して、スイッチの電源をオンにする必要があります。
スイッチがすでに設定されている場合は、ローカル コンソール接続またはリモート Telnet セッションによって CLI にアクセスできますが、このタイプのアクセスに対応できるように、先にスイッチを設定しておく必要があります。
次のいずれかの方法で、スイッチとの接続を確立できます。
スイッチ コンソール ポートに管理ステーションまたはダイヤルアップ モデムを接続するか、またはイーサネット管理ポートに PC を接続します。 コンソール ポートまたはイーサネット管理ポートへの接続については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。
リモート管理ステーションから任意の Telnet TCP/IP または暗号化 Secure Shell(SSH; セキュア シェル)パッケージを使用します。 スイッチは Telnet または SSH クライアントとのネットワーク接続が可能でなければなりません。また、スイッチにイネーブル シークレット パスワードを設定しておくことも必要です。
スイッチは同時に最大 16 の Telnet セッションをサポートします。 1 人の Telnet ユーザによって行われた変更は、他のすべての Telnet セッションに反映されます。
スイッチは最大 5 つの安全な SSH セッションを同時にサポートします。
コンソール ポート、イーサネット管理ポート、Telnet セッション、または SSH セッションを通じて接続すると、管理ステーション上にユーザ EXEC プロンプトが表示されます。