この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、WiFi Engage の機能、ロケーション階層、WiFi Engage ダッシュボードを展開する前に適用される必要がある設定について説明します。
WiFi Engage を使用すると、次のことが実行できます。
ABC ショッピング モールでは、無料の Wi-Fi を利用するために、モールの顧客はモールに入ってから SSID に接続する必要があります。ABC は、顧客の購入履歴や訪問頻度に基づき、Wi-Fi に接続する各顧客にパーソナライズされたエクスペリエンスを提供したいと考えました。WiFi Engage をインストールすることで、ABC はキャプティブ ポータルを介して Wi-Fi ユーザの詳細を収集し、この詳細を利用して、利用可能なオファーやサービスに関する通知を顧客に送信することが可能になりました。Wi-Fi に一度接続された顧客はキャプティブ ポータルに誘導され、ここで、名前、電子メール アドレス、電話番号などの詳細を入力して登録するオプションが示されます。キャプチャされたこの情報は、WiFi Engage に保存されます。顧客がモールを再訪問すると、プッシュ通知、SMS、電子メールを通じて顧客にプロモーション オファーが送信されます。
WiFi Engage はまた、顧客のアクティビティについて、従業員などのビジネス ユーザに通知するように設定することもできます。たとえば、WiFi Engage ダッシュボードでリピート顧客をプラチナ メンバーとして特定し、タグ付けすることができます。プラチナ顧客がレストランに入り、顧客のデバイスがワイヤレス アクセス ポイントまたは BLE ビーコンによって検出されると、レストランの担当者がデバイスでアラートを受信します。これによって、顧客にパーソナライズされたサービスを提供することができます。
WiFi Engage 導入モデルを図 2-1に示します。
WiFi Engage のアイコンを図 2-2に示します。
このセクションでは、WiFi Engage を導入するためのポート設定および帯域幅要件について説明します。
WiFi Engage はクラウドベース ソリューションであり、物理的な設置は必要ありません。したがって、WiFi Engage の導入ではポートを開く必要がありません。Merak もクラウドベースであるため、Meraki と WiFi Engage 間の接続を確立するのにポートを開く必要はありません。
次の表に、さまざまな帯域幅で受信される応答、およびユーザ数を示します。
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