Cisco Secure ACS to Cisco ISE Migration Tool リリース 2.7 ユーザーガイド

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Cisco Secure ACS to Cisco ISE Migration Tool リリース 2.7 ユーザーガイド

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レポート

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2023年2月21日

章のタイトル： レポート

レポート

移行ツールは、データ移行中のエクスポート、インポート、およびポリシー ギャップ分析のレポートを生成します。移行ツール ディレクトリのレポート フォルダには、次のファイルが格納されています。

  • import_report.txt

  • export_report.txt

  • policy_gap_report.txt

エクスポート レポート

このレポートは、Cisco Secure ACS データベースのデータをエクスポートするときに発生した特定の情報またはエラーを示します。レポートの最後にはデータ分析のセクションがあり、Cisco Secure ACS と Cisco ISE 間の機能ギャップについて記載されます。エクスポート レポートには、エクスポートされたがインポートされないオブジェクトのエラー情報が含まれます。

表 1. Cisco Secure ACS to Cisco ISE Migration Tool のエクスポート レポート

レポート タイプ

メッセージ タイプ

メッセージの説明

エクスポート（Export）

Success

正常にエクスポートされたデータ オブジェクトの名前が示されます。

情報

Cisco ISE で事前定義されているためエクスポートされないデータ オブジェクトが示されます。

警告

エクスポートされたデータ オブジェクトが示されますが、移行後に Cisco ISE で追加の設定が必要な場合があります。

移行ツールによって命名変換が行われたデータ オブジェクトが示されます。

エラー（Error）

Cisco ISE でサポートされていない設定済みの名前または属性タイプの制限のためにエクスポートされないデータ オブジェクトが示されます。

Cisco ISE でサポートされていないためエクスポートされないデータ オブジェクトが示されます。

ポリシー ギャップ分析レポート

このレポートには、Cisco Secure ACS と Cisco ISE 間のポリシー ギャップに関する情報が一覧されます。このレポートは、エクスポート プロセスの完了後に、移行ツールのユーザー インターフェイスで [ポリシー ギャップ分析レポート（Policy Gap Analysis Report）] ボタンをクリックすることで利用できます。

エクスポート フェーズ中に、移行ツールは、認証および許可ポリシーのギャップを識別します。いずれかのポリシーが移行されなかった場合、そのポリシーがポリシー ギャップ分析レポートに記載されます。レポートには、ポリシーに関連する矛盾したルールおよび条件がすべて記載されます。また、移行できなかったデータ、および手動で対応した理由についても記載されます。

条件の中には、Cisco ISE の用語を使用して自動的に移行できるものがあります。たとえば、「Device Type In」と名付けられた条件は「Device Type Equals」として移行されます。条件がサポートされている場合、または自動変換可能な場合、その条件はレポートには記載されません。条件が「Not Supported」または「Partially supported」として検出された場合、ポリシーはインポートされずに、条件がレポートに記載されます。移行の実施管理者は、責任を持って条件の修正または削除を行う必要があります。それらが修正または削除されない場合、ポリシーは Cisco ISE へ移行されません。

（注）  

データをエクスポートした後、エクスポート レポートとポリシー ギャップ レポートを分析し、ACS 設定にリストされたエラーを修正し、警告およびその他の問題に対処する必要があります。エラーまたは警告に対処した後、再度エクスポート プロセスを実行します。Cisco Secure ACS からのデータのエクスポートについては、Cisco Secure ACS からのデータのエクスポート を参照してください。

インポート レポート

このレポートは、Cisco ISE アプライアンスへデータをインポートするときに発生した特定の情報またはエラーを示します。

表 2. Cisco Secure ACS to Cisco ISE Migration Tool のインポート レポート

レポート タイプ

メッセージ タイプ

メッセージの説明

インポート（Import）

情報

正常にインポートされたデータ オブジェクトの名前が示されます。

警告

インポートされたデータ オブジェクトが示されますが、移行後に Cisco ISE で追加の設定が必要な場合があります。

既存の Cisco ISE インストールで移行が実行された場合、Cisco ISE にすでに存在するデータ オブジェクトが示されます。

エラー（Error）

以下の理由により、データオブジェクトはインポートされません。

  • Cisco ISE にデータ オブジェクトをインポートする際に予期しないエラーが発生した

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