バックアップ データのタイプ
Cisco ISE では、プライマリ PAN とモニタリング ノードからデータをバックアップすることができます。バックアップは CLI またはユーザ インターフェイスから実行できます。
Cisco ISE では次のタイプのデータのバックアップが可能です。
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設定データ:アプリケーション固有および Cisco ADE オペレーティング システム両方の設定データが含まれます。バックアップは、GUI または CLI を使用してプライマリ PAN を介して実行できます。
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運用データ:モニタリングおよびトラブルシューティング データが含まれます。バックアップは、プライマリ PAN GUI を介して、またはモニタリング ノードの場合は CLI を使用して実行できます。
Cisco ISE が VMware で実行されている場合、ISE データをバックアップするのに、VMware スナップショットはサポートされていません。
![]() (注) |
Cisco ISE は、ISE データのバックアップ用の VMware スナップショットをサポートしていません。これは、VMware スナップショットが特定の時点で VM のステータスを保存するためです。マルチノード Cisco ISE 環境では、すべてのノードのデータは、現在のデータベース情報と継続的に同期されます。スナップショットを復元すると、データベースのレプリケーションと同期の問題を引き起こす可能性があります。シスコは、データのバックアップおよび復元用に、Cisco ISE に含まれるバックアップ機能を使用することを推奨します。 VMware スナップショットまたはサードパーティのバックアップを使用して ISE データをバックアップすると、Cisco ISE サービスが停止します。バックアップが VMware または CommVault SAN レベルのバックアップのようなサードパーティによって開始された場合、ファイル システムを休止してクラッシュ整合を維持するため、ISE のフリーズを引き起こします。ISE のサービスを再開するには再起動が必要です。 例:VM スナップショット、CommVault SAN レベルのバックアップなど。 |
復元操作は、以前のバージョンの Cisco ISE のバックアップ ファイルを使用して実行でき、以降のバージョンで復元できます。たとえば、Cisco ISE リリース 1.3 または 1.4 からの ISE ノードのバックアップがある場合、そのバックアップを Cisco ISE リリース 2.1 で復元できます。
Cisco ISE リリース 2.3 は、リリース 2.0 以降から取得したバックアップからの復元をサポートしています。