この章では、Cisco Firepower 4100 セキュリティ アプライアンスのラックへの取り付け方法、アースの接地方法、およびコードとケーブルの接続方法について説明します。ここで説明する内容は、次のとおりです。
次の警告に注意してください。
![]() 警告 | ステートメント 1018:電源回路 装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 |
![]() 警告 | ステートメント 1032:シャーシの持ち上げ 怪我またはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。 |
この手順では、出荷時にシャーシに添付されているアクセサリ キットのラック キットを使用してラックに Firepower 4100 を取り付ける方法を説明します。
ラック(4 本支柱型の EIA-310-D ラック)に Firepower 4100 を取り付けるには次が必要です。
スライド レール アセンブリは、ラック支柱前面に角型スロット、7.1mm 丸穴、10 ~ 32 個のネジ穴が付いた 4 本支柱型ラック、およびキャビネットに使用します。このスライド レールは、支柱の前後の間隔が 24 ~ 36 インチのラックに対応します。
![]() (注) | レールの間に内部障害物があると、スライド レールの設置がより複雑になることがあります。支障なくスライド レールを設置するために、レールの間に内部障害物がないラックを使用します。 |
ケーブルの接続、電源の投入、接続の確認に進みます。
![]() 警告 | ステートメント 1024:アース導体 この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。 |
![]() 警告 | ステートメント 1046:装置の設置または交換 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 |
![]() 注意 | ラックがすでにアースされている場合でも、シャーシをアースすることが必要です。シャーシには、アース ラグを接続するための、M4 ネジ穴が 2 つあるアース パッドが付いています。アース ラグは、NRTL 認証済みである必要があります。また、銅の導体(線)を使用する必要があり、この導体は許容電流の NEC 規定に適合していなければなりません。 |
ステップ 1 | ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。 |
ステップ 2 | むき出しになったアース線の端を、アース ラグの開放端に差し込みます。 |
ステップ 3 | 圧着工具を使用して、アース ラグにアース線を固定します。 |
ステップ 4 | シャーシのアース パッドに貼られているラベルをはがします。 |
ステップ 5 | 金属どうしがぴったり接触するように、アース ラグをアース パッド上に重ね、アース ラグとアース パッドの穴に、ワッシャ付きの 2 本の M4 ネジを差し込みます。 |
ステップ 6 | アース ラグおよびアース線が他の機器の妨げにならないことを確認します。 |
ステップ 7 | アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、シャーシに十分なアースが確保されるようにします。 |
次の警告に注意してください。
![]() 警告 | ステートメント 1021:SELV 回路 感電を防ぐために、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートは RJ-45 コネクタを使用しています。ケーブルを接続する際は、注意してください。 |
![]() 警告 | ステートメント 1051:レーザー放射 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。 |
![]() 警告 | ステートメント 1053:クラス 1M レーザー光線 開いた状態では、クラス 1M レーザー光線が放射されます。光学機器で直接見ないでください。 |
![]() 警告 | ステートメント 1055:クラス I およびクラス 1M レーザー クラス I(CDRH)およびクラス 1M(IEC)レーザー製品です。 |
Firepower 4100 シリーズ セキュリティ アプライアンスをラックに取り付けたら、次の手順に従ってケーブルの接続、電源の投入、接続の確認を行います。
ステップ 1 | コンソール ポートを接続します。
CLI から Firepower 4100 を初期設定できるように、シリアル コンソール ケーブルを使用して、コンピュータまたはターミナル サーバを RJ-45 シリアル コンソール ポートに接続します(ボー レートは 9600)。 | ||||||||
ステップ 2 | 管理インターフェイスを接続します。
Firepower 4100 アクセサリ キットに付属している 1 ギガビット イーサネット トランシーバを管理ポートに取り付け、イーサネット ケーブルを使って、管理コンピュータをトランシーバに直接接続します。 ![]()
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ステップ 3 | SFP/SFP+ トランシーバをインストールします。
固定ポート、または取り付けたネットワーク モジュールのイーサネット ネットワーク インターフェイスに SFP/SFP+/トランシーバをインストールする際は、背面の端子に触れないように注意します。 上のポートに接続するには、SFP+ を反転させます。SFP+ は下のポートに通常の方法で接続します。 上部にあるソケットは上向き、下部にあるソケットは下向きです。
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ステップ 4 | イーサネット インターフェイスを接続します。
適切なケーブルを使用して、固定ポート、または取り付けたネットワーク モジュールの SFP/SFP+ トランシーバを接続します。 | ||||||||
ステップ 5 | 電源コードをアプライアンスに接続し、電源コンセントに接続します。 | ||||||||
ステップ 6 | リア パネルの電源スイッチを押します。 | ||||||||
ステップ 7 | 前面パネルの電源 LED を確認します。緑の点灯は、アプライアンスの電源がオンであることを示します。
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ステップ 8 | お使いのオペレーティング ソフトウェアのこれ以降の設定情報については、クイック スタート ガイドを参照してください。 |