機能の概要:最適化された発信配信の D-Mode
D-Mode は、特定の E メール セキュリティ アプライアンスを発信電子メール配信向けに最適化する、キーでイネーブルにされる機能です。着信メール処理に特有の機能は、D-Mode ではディセーブルになっています。
D-Mode 対応アプライアンス固有の機能
- 256 の仮想ゲートウェイ アドレス:Cisco Virtual Gateway テクノロジーを使用すると、個別の IP アドレス、ホスト名およびドメインを使用してホストするすべてのドメインのエンタープライズ メール ゲートウェイを設定して、同じ物理アプライアンス内でホストしながら、これらのドメインの個別の企業電子メール ポリシー拡張およびアンチスパム戦略を作成できます。にある「リスナーのカスタマイズ」に関する情報を参照してください。 電子メールを受信するためのゲートウェイの設定
- IronPort Mail Merge(IPMM):IronPort Mail Merge(IPMM)を使用すると、個別の個人向けメッセージをカスタマー システムから生成する手間を省くことができます。ユーザは、数千の個別メッセージを生成し、メッセージ生成システムと電子メール ゲートウェイ間で送信する必要がなくなるため、システムにかかる負荷が軽減され、電子メール配信のスループットが向上します。詳細については、IronPort Mail Merge(IPMM)を使用した大量のメールの送信を参照してください。
- リソースを節約するバウンス設定:D-Mode-enabled アプライアンスを設定して、ブロックされている可能性のある宛先を検出し、その宛先へのすべてのメッセージをバウンスできます。詳細については、リソースを節約するバウンス設定の構成を参照してください。
- 発信配信のパフォーマンスの向上
D-Mode 対応アプライアンスでディセーブルになっている標準機能
- IronPort Anti-Spam スキャンおよびオン/オフボックス スパム隔離:アンチスパム スキャンは、通常、着信メールに関係するため、IronPort Anti-Spam スキャン エンジンはディセーブルにされます。したがって、スパム対策の章は適用されません。
- アウトブレイク フィルタ:アウトブレイク フィルタは、着信メールの隔離に使用されるため、D-Mode-enabled アプライアンスではディセーブルになっています。したがって、アウトブレイク フィルタの章の情報は適用されません。
- SenderBase Network Participation 機能:SenderBase Network Participation は、着信メールに関する情報を報告するため、D-Mode-enabled アプライアンスではディセーブルになっています。したがって、SenderBase Network Participation に関する情報は適用されません。
- レポーティング:レポーティング機能は限定されます。一部のレポートは使用できません。発生するレポーティングも、パフォーマンス上の理由により、非常に限定的なレベルで実行するように設定されています。
(注) |
D-Mode-enabled アプライアンスの電子メール セキュリティ モニタ概要レポートに示される合計には、これらの機能が D-Mode-enabled アプライアンスでディセーブルにされている場合でも、スパム、および陽性と疑わしいスパムの数が、誤って含まれる可能性があります。 |
- データ損失防止:発信メッセージの DLP スキャンは、D-Mode-enabled アプライアンスでディセーブルになっています。
D-Mode 対応アプライアンスに適用される標準機能
機能 |
詳細情報 |
---|---|
アンチウイルス スキャン |
参照先: アンチウイルス |
DomainKeys 署名 |
DKIM/DomainKeys は、送信者により使用される署名キーに基づいて電子メールの信頼性を確認する方式です。参照先: 電子メール認証 |
集中管理 |
参照先: クラスタを使用した中央集中型管理 |
配信スロットリング |
各ドメインに対して、一定期間でシステムが超えることができない、接続および受信者の最大数を割り当てることができます。「グッド ネイバー」テーブルは、destconfig コマンドで定義されます。 詳細については、宛先制御による電子メール配信の管理を参照してください。 |
バウンス検証 |
バウンス メッセージの信頼性を検証します。バウンス検証を参照してください。 |
委任管理 |
参照先: 管理タスクの分散 |
トレース(デバッグ) |
テスト メッセージを使用したメール フローのデバッグ:トレースを参照してください。 |
VLAN、NIC ペアリング |
参照先: 高度なネットワーク構成 |
オプションのアンチウイルス エンジン |
オプションのアンチウイルス スキャンを追加することで、アウトバウンド メッセージの完全性を保証できます。アンチウイルス スキャンの概要を参照してください。 |