The documentation set for this product strives to use bias-free language. For the purposes of this documentation set, bias-free is defined as language that does not imply discrimination based on age, disability, gender, racial identity, ethnic identity, sexual orientation, socioeconomic status, and intersectionality. Exceptions may be present in the documentation due to language that is hardcoded in the user interfaces of the product software, language used based on RFP documentation, or language that is used by a referenced third-party product. Learn more about how Cisco is using Inclusive Language.
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。 あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、物理ライン インターフェイス(ポート)の接続方法、およびこれらのインターフェイスをトンネリング、VLAN 変換、TOS マーキング、トラフィック規則用に設定する方法について説明します。
• 「ギガビット イーサネット ライン インターフェイスの設定方法」
• 「ファスト イーサネット ライン インターフェイスの設定方法」
ライン インターフェイス(サブスクライバおよびネットワーク)は、SCE プラットフォームをネットワークに接続するために使用されます。ネットワーク トポロジの詳細については、『 Cisco SCE 2000/SCE 1000 Installation and Configuration Guides 』の「Topology」の章を参照してください。
SCE 1000 2xGBE および SCE 2000 4xGBE には、ギガビット イーサネット ライン インターフェイスが装備されています。これらのインターフェイスには、 auto-negotiate を設定する必要があります。
SCE 2000 4/8x FE には、ファスト イーサネット ライン インターフェイスが装備されています。これらのインターフェイスには、 speed および duplex を設定する必要があります。
(注) SCE プラットフォームでサポートされる最大パケット サイズは、1600 バイトです。
1. SCE# プロンプトに
configure
を入力して、Enter キーを押します。
2. SCE(config)# プロンプトに、
interface GigabitEthernet 0/
portnumber を入力して、Enter キーを押します。
3. portnumber は選択したポート(1 ~ 4)の番号です。
4. SCE(config)# プロンプトに、
auto-negotiate
を入力して、Enter キーを押します。SCE(config)# プロンプトに、 exit
を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに
configure
を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 2 SCE(config)# プロンプトに、
interface GigabitEthernet 0/
portnumber を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 3 portnumber は選択したポート(1 ~ 4)の番号です。
選択した GBE インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。
ステップ 4 SCE(config if)# プロンプトに、
auto-negotiate
を入力して、Enter キーを押します。自動ネゴシエーションをイネーブルにします。
ステップ 5 SCE(config if)# プロンプトに、
exit
を入力して、Enter キーを押します。
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。そこから別のギガビット イーサネット インターフェイスにアクセスできます。
ステップ 6 残りのギガビット イーサネット インターフェイスに対して、ステップ 2 と 3 を繰り返します。
自動ネゴシエーションは、ギガビット イーサネット インターフェイスごとに別々に明示的にイネーブルにする必要があります。
FE リンクの両側(SCE 2000 4/8xFE およびリモート デバイスの両方)の設定は同じである必要があります。次の 2 つの設定オプションのいずれかを使用します:
1. SCE# プロンプトに
configure
を入力して、Enter キーを押します。
2. SCE(config if)# プロンプトに、
interface FastEthernet 0/
portnumber を入力して、Enter キーを押します。 portnumber は、選択したポート(1 ~ 4)の番号です。
3. SCE(config if)# プロンプトに、
duplex
auto|full|half を入力して、Enter キーを押します。
4. SCE(config if)# プロンプトに、
speed
auto|100 を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに
configure
を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 2 SCE(config if)# プロンプトに、
interface FastEthernet 0/
portnumber を入力して、Enter キーを押します。 portnumber は、選択したポート(1 ~ 4)の番号です。
選択した FE インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。
ステップ 3 SCE(config if)# プロンプトに、
duplex
auto|full|half を入力して、Enter キーを押します。選択した FE インターフェイスのデュプレックス モードを設定します。
ステップ 4 SCE(config if)# プロンプトに、
speed
auto|100 を入力して、Enter キーを押します。選択した FE インターフェイスの速度を設定します。
ステップ 5 SCE(config if)# プロンプトに、
exit
を入力して、Enter キーを押します。
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。そこから別のファスト イーサネット インターフェイスにアクセスできます。
ステップ 6 残りのファスト イーサネット インターフェイスに対して、ステップ 2 から 5 を繰り返します。
スピードとデュプレックス モードは、ファスト イーサネット インターフェイスごとに別々に明示的にイネーブルにする必要があります。
トンネリング テクノロジーは、さまざまなネットワーク問題を解決するために、各種の電気通信セグメントで使用されています。SCE プラットフォームは、多様なトンネリング プロトコルを複数の方法で認識して処理するように設計されています。SCE プラットフォームでは、トンネリング プロトコルを無視する(ヘッダーを「スキップする」)か、トンネリング情報をサブスクライバ情報として扱う(「分類する」)かのいずれかを実行できます。トンネリング情報による分類の特別な場合として、プライベート IP をサポートする MPLS/VPN があります。
次の表に、各種トンネリング プロトコルに対するサポートを示します(各プロトコルのデフォルト動作は太字で表示)。
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トンネリング情報が無視される場合、サブスクライバは、トンネル内部で伝送される IP パケットのサブスクライバ IP により識別されます。
L2TP は IP ベースのトンネリング プロトコルであるため、システムに L2TP で使用される UDP ポートを与えて、L2TP フローを認識するように特別に設定する必要があります。SCE プラットフォームは、外部 IP ヘッダー、UDP ヘッダー、および L2TP ヘッダーをスキップして、実際のサブスクライバ トラフィックである内部 IP に到達できます。L2TP が設定されていない場合、システムは外部 IP ヘッダーをサブスクライバ トラフィックとして扱うため、トンネル内のすべてのトラフィックが単一フローとして認識されます。
パケットごとに 1 つの VLAN タグがサポートされます(QinQ はサポートされない)。MPLS ラベルは、パケットごとに最大 15 ラベルまでサポートされます。
VLAN タグによるサブスクライバ分類は、対称 VLAN 環境(すなわち、アップストリームおよびダウンストリームのタグが同一)でのみサポートされます。
(注) トンネリング モードを変更するには、トンネル マッピングを使用しているすべてのサブスクライバをクリアする必要があります。SM との接続がダウンしている場合には、CLI で no subscriber all with-tunnel-mappings コマンドを使用します( トンネル マッピングを使用しているサブスクライバを削除する方法を参照)。
デフォルトでは、IP トンネルの認識がディセーブルにされています。L2TP トンネルの認識を設定し、内部 IP パケットにスキップするには、このコマンドを使用します。
IP トンネルは、トンネルベースの分類の使用と排他的な関係にあります。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
ip tunnel L2TP skip
を入力して、Enter キーを押します。
• IP トンネルをディセーブルにするには、次のコマンドを使用します。
• 「オプション」
対称環境とは、アップストリーム方向およびダウンストリーム方向でのトランザクションの伝送に使用される VLAN タグが同じである環境を意味します。
分類するモードを設定することは、サブスクライバとフローの分類に VLAN タグが使用されることを意味します。VLAN 分類は、その他のトンネルベースの分類または IP トンネルの使用と排他的な関係にあります。
非対称環境とは、アップストリーム方向およびダウンストリーム方向での VLAN タグが異なる可能性がある環境です。
SCE プラットフォームは、デフォルトで対称環境で動作するよう設定されています。SCE プラットフォームが、非対称環境で適切に動作して、各フローのアップストリームとダウンストリームで VLAN タグが異なる可能性があることを考慮に入れるように設定するには、特定のコマンドを使用する必要があります。
(注) a-symmetric skip 値を使用すると、パフォーマンス ペナルティが生じます。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトで、
vlan {symmetric classify | symmetric skip |a-symmetric skip}
と入力し、Enter キーを押します。
次に、symmetric skip の VLAN トンネル環境を選択する例を示します。
• 「オプション」
• traffic-engineering skip (デフォルト) -- トンネルを無視する(ラベルなしで挿入する)
• VPN skip -- トンネリングを無視する(ラベル付きで挿入する)
• VPN auto-learn -- サブスクライバとしての MPLS L3 VPN
このオプションを設定する場合、 ip-tunnel と VLAN の両方をデフォルト値に設定する必要があります。
トラフィックでラベルが必要な場合は、 VPN キーワードを使用します。それ以外の場合は、 traffic-engineering (デフォルト)を使用します。
VPN 値を使用すると、パフォーマンス ペナルティが生じます。
MPLS/VPN 環境では、 MPLS VPN auto-learn オプションが必要です。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトで、 mpls {traffic-engineering skip|vpn skip|vpn auto-learn} と入力し、Enter キーを押します。
次に、MPLS/VPN トンネル環境を選択する例を示します。
LNS と LAC が L2TP トンネル用に使用するポート番号を設定するには、このコマンドを使用します。
• portnumber -- LNS と LAC が L2TP トンネル用に使用するポート番号。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
L2TP identify-by port-number
portnumber を入力して、Enter キーを押します。
(注) 外部フラグメンテーションが L2TP 環境に存在する場合は、LNS IP アドレスまたは LAC IP アドレスのいずれかに送信されるすべての IP トラフィックをバイパスするトラフィック規則を設定する必要があります(トラフィック規則とカウンタの設定方法を参照)。これにより、L2TP ポート表示を含まないすべてのパケット(つまり、2 番め以降のフラグメント)をトラフィック プロセッサで処理する必要がなくなります。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
show interface linecard 0 MPLS|VLAN|L2TP|IP-tunnel
を入力して、Enter キーを押します。
一部のトポロジでは、SCE プラットフォームで VLAN タグ間の変換が可能である必要があります。
次の図に、ディスパッチャとして動作するルータが、2 つの SCE 2000 プラットフォーム間でトラフィック転送および負荷分散を実行するシステムの例を示します。
この例では、トラフィックはアクセス ポートを経由してルータに入り、トランクとして設定されている EtherChannel に転送されて、SCE プラットフォームに入ります。
この図で示されるように、サブスクライバ側の VLAN タグは、ネットワーク側の VLAN タグと異なっている必要があります。そうでない場合、ルータはトラフィックを単に反対側のポートに転送することになります。SCE プラットフォームが、プリセットされた設定に従って VLAN タグを置き換えることにより、この機能を非常に単純にサポートすることができます。
• 設定された動作(インクリメントまたはディクリメントのいずれか)は、ネットワーク側に適用されます。
• サブスクライバ側では、自動的にその逆の動作が実行されます。すなわち、ネットワーク側で VLAN が X ずつインクリメントされる場合、サブスクライバ側では X ずつディクリメントされます。
• VLAN タグが付けられたパケットは、送信前に変更(インクリメントまたはディクリメント)されます。
• この機能により、非 VLAN トラフィックによるシームレスな処理が可能になります。
• LIC バイパスはサポートされません -- 変換は送信時に行われます。そのため、送信が行われない LIC バイパスでは変換も行われません。
これは、VLAN 変換機能を使用するインストレーションは通常、障害時またはアップグレードのカットオフ(冗長 SCE プラットフォームを使用)を信頼する必要があることを意味します。
• STP ハザード -- VLAN 変換は Spanning Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)により干渉される場合があります。ソリューションを使用する場合は、このことを考慮に入れる必要があります。
VLAN 変換定数を定義するには、このコマンドを使用します。システム内のすべての SCE プラットフォームで同じ VLAN 変換定数が設定されていることを確認します。
• 「オプション」
• increment | decrement -- VLAN を指定された value でインクリメントまたはディクリメントするかどうかを示すキーワード。
• value -- VLAN がインクリメントまたはディクリメントされる整数値
設定された変換は、ネットワーク ポート側に適用されます。サブスクライバ側では、その逆の動作が実行されます。
たとえば、「インクリメント 5」が定義された場合、ネットワーク ポートでは VLAN が 5 ずつインクリメントされ、サブスクライバ ポートでは 5 ずつディクリメントされます。
この場合VLAN タグは、ネットワーク側では 105、205、305 となり、サブスクライバ側では 100、200、300 となります。
最大 = 2047(VLAN 値のラップアラウンドに対する保護がないことに注意してください)
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
vlan translation increment|decrement value
value を入力して、Enter キーを押します。
次に、変換定数を 10 に設定して、ネットワーク側でディクリメントされる例を示します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
no vlan translation
を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、 show interface linecard 0 vlan translation を入力して、Enter キーを押します。
ユーザは、トラフィック規則とカウンタを設定できます。この機能を使用すると、ユーザは SCE プラットフォームを流れるトラフィックに特定の処理(特定のフローのブロックまたは無視、あるいは特定のパケットのカウント)を定義できます。トラフィック規則とカウンタの設定は、SCE プラットフォームがロードしたアプリケーションに依存しません。したがって、SCE プラットフォームが実行しているアプリケーションが変更されても持続します。
トラフィック規則とカウンタの利用方法には、次のようなものがあります。
• 各種の基準に従って、ユーザによるパケットのカウントを可能にする。トラフィック カウンタは SCE SNMP MIB 経由の読み取りが可能なので、インストレーション要件に従って、最大 32 種類のパケットのモニタに使用できます。
• 特定のタイプのフローを無視する。トラフィック規則が [ignore] アクションを示す場合、規則基準に一致するパケットは、新規のフローを開かずに、処理されないまま SCE プラットフォームを通過します。これは、特定のタイプのトラフィックを SCE プラットフォームで無視しなければならない場合に役立ちます。
たとえば、サービスを必要としないことが明らかな特定の IP 範囲、または特定のプロトコルのトラフィックを無視できます。
• 特定のタイプのフローをブロックする。トラフィック規則が [block] アクションを示す場合、規則基準に一致し、既存のフローに属さないパケットは、廃棄され、他のインターフェイスに渡されません。これは、特定のタイプのトラフィックを SCE プラットフォームでブロックしなければならない場合に役立ちます。
たとえば、入力側の送信元アドレスのフィルタリングを実行したり(定義済みのサブスクライバ側サブネットに IP アドレスが属さないサブスクライバ ポートが発信元のパケットを廃棄する)、特定のポートをブロックしたりできます。
トラフィック規則とカウンタの使用は、パフォーマンスに影響しません。SCE プラットフォームのパフォーマンスの劣化を発生させることなく、トラフィック規則とカウンタの両方を最大数まで定義できます。
トラフィック規則は、特定の基準に一致し、SCE プラットフォームで処理されるパケットに定義されたアクションが実行されるように指定します。規則の最大数は 128 で、SCE プラットフォームの CLI で設定されるトラフィック規則の他に、SCA BB など外部管理システムにより設定される規則も含まれます。規則を定義するときに、各規則に名前が付けられます。この名前は、この規則を言及するときに使用されます。
ユーザが定義した基準に従って、パケットが選択されます。これは、次のいずれかの組み合わせになります。
• IP アドレス -- 各回線ポート(サブスクライバ/ネットワーク)に指定できる単一アドレスまたはサブネット範囲
• プロトコル -- TCP/UCP/ICMP/IGRP/EIGRP/IS-IS/OSPF/other
• TCP/UDP ポート -- 各回線ポート(サブスクライバ/ネットワーク)に指定できる単一ポートまたはポート範囲。TCP/UDP プロトコルにのみ有効です。
• 方向(アップストリーム/ダウンストリーム) (TCP のみ)
• 特定のトラフィック カウンタでパケットを カウント します。
• パケットを 無視 します(帯域幅の測定、トランザクションの報告などこのパケットに対するサービスは提供されません)。
• サービスを提供 しながらパケットを 高速転送 します -- 遅延の影響を受けやすいパケットがサービサビリティを維持されながら、高速パスを介して転送されます。
• サービスを提供せずに パケットを 高速転送 します -- 遅延の影響を受けやすいパケットがサービスを受けずに、高速パスを介して転送されます。
ブロック と 無視 のアクションは、既存のフローに属さないパケットにのみ影響します。
ブロック と 無視 は、相互に排他的な関係にあります。ただし、ブロックまたは無視されたパケットはいずれもカウントできます。
単一パケットを複数の規則に照合させることができます(実際にこのような状態にするのに最も簡単な方法は、異なる名前で同一の 2 つの規則を設定することです)。この場合、システムは次のように動作します。
• カウンタは、特定のパケットを一度だけカウントします。これは、次のことを意味します。
–2 つの規則が同一のカウンタでパケットをカウントすることを示す場合、一度だけカウントが行われます。
–2 つの規則が異なるカウンタでパケットをカウントすることを示す場合、2 回カウントが行われます(それぞれのカウンタで 1 回ずつ)。
• ブロック は 無視 よりも優先されます -- ある規則が ブロック を指定し、別の規則が 無視 を指定する場合、パケットはブロックされます。
トラフィック カウンタは、トラフィック規則の指定に従って、トラフィックをカウントします。カウンタの最大数は、32 です。カウンタを定義するときに、各カウンタに名前が付けられます。この名前は、このカウンタを言及するときに使用されます。
トラフィック カウンタは、2 つの方法のどちらかに設定できます。
• Count packets -- カウンタは、カウントする各パケットに対して 1 つずつインクリメントします。
• Count bytes -- カウンタは、カウントする各パケットに対して、パケットのバイト数をインクリメントします。
トラフィック規則でトラフィック カウンタを言及できるようにするには、まずトラフィック カウンタを作成する必要があります。トラフィック カウンタの作成と削除を行うには、次のコマンドを使用します。
• Count packets -- カウンタは、カウントする各パケットに対して 1 つずつ増分します。
• Count bytes -- カウンタは、カウントする各パケットに対して、パケットのバイト数を増分します。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
traffic-counter name
name count-bytes|count-packets
を入力して、Enter キーを押します。
指定した名前とカウント モードのトラフィック カウントを追加します。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
no traffic-counter name
name を入力して、Enter キーを押します。
既存のトラフィック規則で使用されている場合には、トラフィック カウンタを削除できません。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
no traffic-counter all
を入力して、Enter キーを押します。
既存のトラフィック規則で使用されている場合には、トラフィック カウンタを削除できません。
• 「オプション」
• ip-address は、10.1.2.3 などのドット付き 10 進表記の単一 IP アドレスです。
• ip-range は、10.1.2.0/24 など、ドット付き 10 進表記のあとに有効ビット数が続く IP サブネット範囲です。
• 指定した IP アドレスまたは IP アドレスの範囲を除外するには、 all-but キーワードを使用します。
• tunnel id は、8 ビット 16 進数の値の範囲で、[(16 進数) Tunnel-id ] または [(16 進数) MinTunnelId :(16 進数) MaxTunnelId ] の形式です。VLAN タグの下位 8 ビットを反映します。
• トンネル ID ベースの規則は、「VLAN 対称分類」モードで、トンネル ID モードがイネーブルである場合に限り使用されます(VLAN 環境の設定方法を参照)。
traffic-rule tunnel-id-mode コマンドを使用します。
VLAN タグそのものが 12 ビットであるため、使用される VLAN タグによって、下位 8 ビットのエイリアシングが発生する場合があります。
• name <name of an existing traffic counter> -- 規則の基準に一致するパケットが、指定されたカウンタでカウントされます。カウンタ名が定義されている場合は、[count] アクションも暗黙的に定義されます。カウンタの実際の名前だけでなく、 name キーワードも表示される必要があります。
• none -- none が指定されている場合、action オプションを介してアクションを明示的に定義する必要があります。
action:(アクションが count だけの場合は、必要なし)
• block -- 指定されたトラフィックをブロックします。
• ignore -- 指定されたトラフィックをバイパスします。トラフィックにサービスが提供されません。
• quick-forwarding -- 遅延の影響を受けやすいパケットがサービサビリティを維持されながら、高速パスを介して転送されます。
• quick-forwarding-ignore -- 遅延の影響を受けやすいパケットがサービスを受けずに、高速パスを介して転送されます。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、 traffic-rule name name
IP-addresses (all|(subscriber-side
< IP specification > network-side
< IP specification > )) protocol
protocol [tunnel-id tunnel-id specification] direction
direction traffic-counter
< traffic-counter > [action
action ]
を入力します。
• 「例 1」
• 「例 2」
• 「例 3」
• IP アドレス:サブスクライバ側 = すべての IP アドレス、ネットワーク側 = 10.10.10.10 のみ
• IP アドレス:サブスクライバ側 = すべての IP アドレス、ネットワーク側 = 10.10.10.0/24 サブネット以外のすべての IP アドレス
最初のコマンドでトンネル ID モードがイネーブルになります。
• アクション = ignore(トラフィック カウンタ = none であるために必須)
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
no traffic-rule name
name を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
no traffic-rule all
を入力して、Enter キーを押します。
既存のトラフィック規則の設定、トラフィック カウンタの設定(パケット/バイトとカウンタを使用する規則名)、およびトラフィック カウンタの値を表示するには、これらのコマンドを使用します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
show interface linecard 0 traffic-rule name
rule-name を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
show interface linecard 0 traffic-rule all
を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
show interface linecard 0 traffic-counter name
counter-name を入力して、Enter キーを押します。
指定されたカウンタの値を表示して、使用するトラフィック規則を一覧表示します。
次に、トラフィック カウンタ [cnt] の情報を表示する例を示します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
show interface linecard 0 traffic-counter all
を入力して、Enter キーを押します。
各カウンタの値を表示して、使用するトラフィック規則を一覧表示します。
次に、既存のすべてのトラフィック カウンタ情報を表示する例を示します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
clear interface linecard 0 traffic-counter name
counter-name を入力して、Enter キーを押します。
指定されたカウンタの値を表示して、使用するトラフィック規則を一覧表示します。
ステップ 1 SCE# プロンプトに、
clear interface linecard 0 traffic-counter all
を入力して、Enter キーを押します。
各カウンタの値を表示して、使用するトラフィック規則を一覧表示します。
• 「TOS マーキングをイネーブル化およびディセーブル化する方法」
SCE プラットフォームの TOS マーキング機能を使用すると、パケットの 2 つの作用属性に準じて各パケットの IP ヘッダーにある TOS フィールドにマーク付けを行うことができます。class は Class of Service(CoS; サービス クラス)であり、color は該当する場合に、パケットのコンプライアンス レベルを関連する帯域幅制限に反映します。IP ヘッダーに設定される実際の TOS 値は、class と color に基づいた設定が可能な TOS テーブルによって決まります。TOS テーブルのデフォルト値は、Diffserv 標準に基づいています。
(注) 最初のいくつかの TCP パケット(接続確立)は、デフォルトの AF4 クラスに関連付けられて、マーク付けされます。AF4 クラスは、AF-4 キューにマッピングされ、それに応じてマーク付けされます。これは、SCEプラットフォームが、フローを分類し、アプリケーションまたはサービスを特定する前に、最初のいくつかのパケットを伝送するために行われます。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
ToS-marking mode diffserv
を入力して、Enter キーを押します。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
no ToS-marking mode diffserv
を入力して、Enter キーを押します。
• 「オプション」
• class -- パケットに適用可能なクラス(BE、AF1、AF2、AF3、AF4、EF)
• color -- 適用可能な色(緑、赤、または任意の色)
• value -- パケットに割り当てる値(IP TOS フィールドに設定された値)
value パラメータは、 0x0 ~ 0x3f の範囲の 16 進表記である必要があります。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
ToS-marking set-table-entry class
class color
color value
value を入力して、Enter キーを押します。
次に、TOS マーキング テーブルのエントリを設定する例を示します。
• 「ハードウェア パケット ドロップをディセーブルにする方法」
SCE プラットフォーム ハードウェアはデフォルトで、レッド パケット(BW 制御基準によりドロップするようマーク付けされたパケット)をドロップします。ただし、これはサービスごとにドロップされるパケット数を把握する必要があるユーザにとっては問題があります。ドロップされるパケット数をサービスごとにカウントするには、トラフィック プロセッサがすべてのフローでドロップされる全パケットを認識しなければなりません。ただし、ハードウェアがレッド パケットをドロップする場合、トラフィック プロセッサはドロップされる全パケットをカウントできず、ユーザは関連する MIB(管理情報ベース)カウンタで正確な値を把握できません。
ユーザは、drop-red-packets-by-hardware モードをディセーブルにできます。これにより、アプリケーションから既存のフロー単位のカウンタにアクセスできるようになります。アプリケーションは、ドロップされるパケット数をフローごとに入手して、ユーザにドロップされるパケットの正確な数およびその分配を提示できます。
ドロップされる全パケットをカウントすることは、システム パフォーマンスにかなりの影響を与えるため、デフォルトでは drop-red-packets-by-hardware mode モードがイネーブルに設定されています。
drop-red-packets-by-hardware モードをディセーブルにして、ソフトウェアでドロップされる全パケットをカウントできるようにするには、このコマンドを使用します。
デフォルトでは、ハードウェア パケット ドロップはイネーブルです。
(注) この機能をディセーブルにすると、遅延およびパフォーマンスの両方に影響する可能性があります。
ステップ 1 SCE(config if)# プロンプトに、
no accelerate-packet-drops
を入力して、Enter キーを押します。
• ハードウェア パケット ドロップをイネーブルにするには、次のコマンドを使用します。