The documentation set for this product strives to use bias-free language. For the purposes of this documentation set, bias-free is defined as language that does not imply discrimination based on age, disability, gender, racial identity, ethnic identity, sexual orientation, socioeconomic status, and intersectionality. Exceptions may be present in the documentation due to language that is hardcoded in the user interfaces of the product software, language used based on RFP documentation, or language that is used by a referenced third-party product. Learn more about how Cisco is using Inclusive Language.
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。 あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、システムへのSCEプラットフォームの設置および一般的なシステム トポロジーに関する事項と、SCEプラットフォーム設置手順の概要について説明します。
サービス コントロール ソリューションは、基本的なトポロジー オプションをいくつか提供しています。これにより、ユーザは個々のインストレーションのニーズに合わせて、SCEプラットフォームをカスタマイズできます。次に、ユーザが各自のシステム要件に最適のトポロジーを設計するために、考慮すべき諸事項およびオプションの概要を示します。
詳細については、『 SCE 1000 User Guide』および『SCE 2000 User Guide 』の「 Topology 」の章を参照してください。
• 機能面 :SCEプラットフォームは、2つの基本機能のうち1つを提供できます。
–モニタおよび制御:SCEプラットフォームはトラフィック フローをモニタし、制御します。モニタ機能の結果およびSCEプラットフォーム アプリケーションの設定に基づいて、SCEプラットフォームが決定を下します。
制御機能を実行するには、SCEプラットフォームが物理的にBump-In-The-Wire(BITW)方式で設置されており、接続モードが「Inline」である必要があります。
–モニタのみ:SCEプラットフォームはトラフィック フローをモニタしますが、制御できません。
モニタのみの場合、BITWインストレーション、またはポート ミラリングに対応した外部スプリッタ/外部スイッチによるインストレーションを使用できます。
• 冗長構成 :冗長構成には、BITWトポロジーにおけるパラレル リンクの2つのプラットフォーム(1つがアクティブ、1つがスタンバイ)が必要になります。アクティブSCEプラットフォームは障害を検出すると、ただちにCutoffモードに切り替わります。その結果、両端のルータまたはスイッチがトラフィックをスタンバイ状態に切り替え、SCEプラットフォームがスタンバイ状態になります。
障害が発生したSCEプラットフォームのリロードが完了すると、次の2つの選択肢があります。
–定義済のバイパス稼働モードで実質的な稼働を再開し、アクティブSCEプラットフォームとしてのステータスに戻ることができます。
–バイパス不能モードで、非アクティブ状態のままでいることができます。
• リンク障害および復旧 :ユーザは、SCEプラットフォームがどのようにプラットフォーム障害およびその後の復旧に対処するかを決める必要があります。これは、バイパス メカニズムの設定によって制御されます。
SCEプラットフォームには、SCEプラットフォーム障害によってイネーブルにされるバイパス メカニズムが含まれています。また、インラインで接続されている場合、トラフィック フローをバイパスしながら分析用に内部に取り込むという、通常の動作がイネーブルにされます。この場合、制御機能が必要とされなければ、「Receive-only」と同様のモニタ機能を果たします。
バイパス カードは、障害または動作ステートにおいて次のモードをサポートします。
– Bypass: バイパス メカニズムはネットワーク リンクを維持しますが、トラフィックはモニタまたは制御用に処理されません。
– Forwarding: これは通常の動作モードです。SCEプラットフォームがモニタおよび制御目的でトラフィックを処理します。
– Cutoff: トラフィックの転送が行われず、物理リンクが強制的にダウンされます(レイヤ1におけるカットオフ機能)。
これらの考慮事項は、システム構成と設定の2つの重要な側面を左右します。
• システムの物理トポロジー:システム内のSCEプラットフォームの実際の物理的な配置
• トポロジー関連の設定パラメータ:希望どおり確実にシステムが機能するように、システムを設定する前に、各パラメータが正しい値であることを確認しておく必要があります。
• Connection mode :SCEプラットフォームの物理的な設置に基づいて、InlineまたはReceive-onlyに設定できます。
setup コマンドまたは connection-mode コマンドから設定できます。
• Bypass mode on-failure :このパラメータは、SCEプラットフォームに障害が発生した場合のバイパス メカニズムのモードを指定します。BypassまたはCutoffに設定できます。
setup コマンドまたは connection-mode コマンドの「 on-failure 」オプションから設定できます。
• Status after reboot caused by fatal error or abnormal shutdown :このパラメータは、障害の発生後、SCEプラットフォームが通常の動作状態に戻るかどうかを決定します。
setup コマンドまたは failure-recovery operation-mode コマンドから設定できます。
• Link failure reflection :このパラメータは、リンクに問題がある場合のシステムの動作を決定します。一部のトポロジーでは、ネットワーク内の上位レイヤの冗長プロトコルを正しく機能させるために、1つのポートにおけるリンク障害を、他のポートに反映させる必要があります。
トポロジー関連パラメータの最適な設定を行うためには、考慮すべき事項がいくつかあります。
• 機能面 :SCEプラットフォームは、2つの基本機能のうち1つを提供できます。
–モニタおよび制御:SCEプラットフォームはトラフィック フローをモニタし、制御します。SCEプラットフォームのモニタ機能の結果およびサービス コントロール ソリューションの設定に基づいて、SCEプラットフォームが決定を下します。
–制御機能を実行するには、SCEプラットフォームが物理的にBITW方式で設置されており、接続モードが「Inline」である必要があります。
–モニタのみ:SCEプラットフォームはトラフィック フローをモニタしますが、制御できません。
–モニタのみの場合、BITWインストレーション、または光スプリッタ インストレーションを使用できます。後者の場合は、接続モードが「Receive-only」である必要があります。
• リンク数 :SCEプラットフォームを1つまたは2つのGBEリンクに接続できます。2リンクのトポロジーには負荷分散を実行できます。この場合のSCEプラットフォームは、2つに分割された双方向フローの、両方向を処理できます。
• 冗長構成 :信頼性が高く望まれる場合、バックアップ動作機能を提供するために、もう1つSCEプラットフォームを設置する必要があります。2つのSCEプラットフォームを組み合わせた場合、1つのプラットフォームに障害が発生しても、機能の継続が保証されます。2つのSCEプラットフォーム間では情報が転送されているので、すべての処理がアクティブSCEプラットフォームだけで実行されていても、スタンバイSCEプラットフォームに絶えず必要な情報が更新されます。アクティブSCEプラットフォームに障害が発生した場合にも、瞬時にデータ リンク上のトラフィックの処理を引き継ぐことができます。
ネットワーク リンクの維持だけが必要で、SCEプラットフォームの機能の継続性が必要ない場合には、1つのSCEプラットフォームで十分です。
• リンクの持続性 :SCEプラットフォームのバイパス メカニズムによって、デバイス自体が機能していない場合でも、必要な場合はトラフィックを継続してフローさせることができます。SCEプラットフォームが光スプリッタを介してネットワークに接続されている場合、SCEプラットフォームの障害はトラフィック フローに影響せず、トラフィックは光スプリッタを介してフローし続けます。
SCEプラットフォームには、SCEプラットフォーム障害によってイネーブルにされる、バイパス メカニズムを持つネットワーク インターフェイス カードが含まれています。また、インラインで接続されている場合、トラフィック フローをバイパスしながら分析用に内部に取り込むという、通常の動作がイネーブルにされます。この場合、制御機能が必要とされなければ、「Receive-only」と同様のモニタ機能を果たします。
– Bypass: バイパス メカニズムはネットワーク リンクを維持しますが、トラフィックはモニタまたは制御用に処理されません。
– Forwarding: これは通常の動作モードです。SCEプラットフォームがモニタおよび制御目的でトラフィックを処理します。
– Sniffing: バイパス メカニズムは、SCEプラットフォームによるトラフィックの処理(モニタのみ)を可能にする一方で、ネットワーク リンクを維持します。
– Cutoff: トラフィックの転送が行われず、物理リンクが強制的にダウンされます(レイヤ1におけるカットオフ機能)。
これらの考慮事項は、システム構成と設定の3つの重要な側面を左右します。
• システムの物理トポロジー:システム内のSCEプラットフォームの実際の物理的な配置
• トポロジー関連の設定パラメータ:希望どおり確実にシステムが機能するように、システムを設定する前に、各パラメータが正しい値であることを確認しておく必要があります。
• Connection mode :SCEプラットフォームの物理的な設置に基づいて、次のいずれかに設定できます。
–Inline:1つのSCEプラットフォームがインラインの状態
–Receive-only:1つのSCEプラットフォームが受信専用の状態
–Inline-cascade:2つのSCEプラットフォームがインラインの状態
–Receive-only-cascade:2つのSCEプラットフォームが受信専用の状態
• Physically-connected-links :システムに複数のデバイスがある場合、このパラメータはこのSCEプラットフォームに接続されたリンクを定義します。システムは、現在最大2つのリンクをサポートします(リンク0とリンク1に指定されています)。
• Priority :このパラメータは、プライマリSCEプラットフォームを定義します。
–Primary:プライマリSCEプラットフォームが、デフォルトでアクティブになります。
–Secondary:セカンダリSCEプラットフォームは、デフォルトのスタンバイ プラットフォームです。
• On-failure :このパラメータは、SCEプラットフォームに障害が発生した場合、またはSCEプラットフォームの起動中に、システムがトラフィックを切断するか、バイパスするかを決定します。受信専用トポロジーには適用できません。
次に、SCEプラットフォームの、インストレーション手順の概要を示します。詳細については、『 SCE 1000 User Guide』および『SCE 2000 User Guide 』の「Installation and Startup」の章を参照してください。
ステップ 1 19インチ ラックにSCEプラットフォームを設置するか、ユニット側面周辺で十分な通気/換気が行えるような、平らな場所にSCEプラットフォームを配置します。
• AC電源:電源レセプタクルに適したケーブルを差し込んでから、ACコンセントに差し込みます。
• DC電源:適切なケーブル(ヘックスまたはループ コネクタ)を取り付け、DC電源に接続します。
ステップ 4 同梱のRS-232シリアル ケーブルを使用して、互換性のあるローカル(シリアル)端末とSCEデバイスの前面パネルにあるCONポートを接続します。
ステップ 5 ローカル端末で、セットアップ コンフィギュレーション ダイアログが開始されるまで、数回 Enter を押します。
セットアップ ユーティリティに従って進み、SCEデバイスを設定します。
ステップ 6 SCEプラットフォームの前面パネルにあるRJ-45 Mng ポートを管理ネットワークに接続します。
• SCE 2000:SCE 2000には、2つのSCE 2000プラットフォーム間のカスケードに使用するオプションのカスケード ポートのほかに、4つの回線ポートがあります。
ケーブル接続の詳細については、『 SCE 2000 User Guide 』の「Installation and Startup」の章を参照してください。
subscriber-awareモードでService Control Application Suite for Broadband( SCAS BB) を稼働する場合にだけ、smartSUB Manager(SM)をインストールする必要があります。subscriber-lessモード、anonymous-subscriberモード、およびstatic-subscriberモードでは、SMは不要です。各種の加入者モードに関するその他の情報については、『Service Control Application Suite for Broadband User Guide 』の「System Overview」を参照してください。
以下の手順では、SMのインストールについて簡単に説明します。SMのインストール後は、SMの設定方法および加入者管理ソリューションの設定方法について、『 smartSUB Manager User Guide 』を参照してください。
SMは、Solarisが稼働しているSUN SPARCマシンにインストールされます。SMのインストールは、シスコによって提供されたSM CD-ROMのルート ディレクトリにある、インストレーション スクリプトを実行することによって行われる自動プロセスです。インストールには、 /etc/system ファイルを変更する作業も必要になります。手動で行うことができますが、別の自動ユーティリティを使用して行うこともできます。
ここで説明する手順では、次のコンポーネントをインストールできます。
• SMおよびCommand Line Utility(CLU)
• Java Runtime Environment(JRE)
SM CD-ROMの ルート ディレクトリ にあるインストレーション スクリプトの、どれか1つを実行することによって、どのコンポーネントもインストールできます。SM、TimesTen、およびJavaが別々にインストールされるように選択することも可能です。ほとんどの場合、インストールを行うのに必要なスクリプトはSMインストレーション スクリプトだけです。
各インストレーション スクリプトは、実行中の重要なステップを説明するメッセージを表示します。これらのメッセージは、あとから参照できるよう、システム ログにも送信されます。
次に、SMインストール プロセスの概要を示します。JREをすでにインストールしていることを前提とします。
SMのインストール手順の詳細については、『 smartSUB Manager User Guide 』の第4章「Installation and Getting Started」を参照してください。
ステップ 2 任意のマウント ポイントにCD-ROMをマウント(通常、 /cdrom )するか、ローカル ネットワークでコンテンツを利用できるようにします。
ステップ 3 install-sm.sh スクリプトを実行します。
オプションなしでスクリプトが実行される場合は、SMのTimesTenデータベースとTimesTen DSNが自動的にインストールされます。
自動的にインストールしたくない場合には、それぞれ install-tt.sh スクリプトと install-dsn.sh スクリプトを使用して、手動でインストールできます。
tt-sysconf.sh スクリプトを使用して自動的に実行させるか、手動で /etc/system ファイルに次の行を追加して実行することができます。
Collection Managerは、Solarisが稼働しているSUN SPARCマシン、またはRedhat Enterprise Linux 3.0が稼働しているi386マシンにインストールできます。
次に、Collection Manager(CM)のインストール プロセスの概要を示します。CMのインストール手順の詳細については、『 Collection Manager User Guide 』の「Installing the CM and Getting Started」の章を参照してください。
CMおよびSybaseデータベースをインストールするには、次の作業を行います。
ステップ 2 任意のマウント ポイントにCD-ROMをマウント(通常、 /cdrom )するか、ローカル ネットワークでコンテンツを利用できるようにします。
• CMをバンドル モードで操作している場合:ステップ3に進み、Sybaseデータベースをインストールします。
• CMをバンドル モードで操作していない場合:ステップ3を省略して、ステップ4に進みます。
ステップ 3 『 Collection Manager User Guide 』で説明されているように、 installsyb.sh スクリプトを実行してSybaseをインストールします。
ステップ 4 『 Collection Manager User Guide 』で説明されているように、install-dc.shスクリプトを実行してCMをインストールします。