Cisco 7200 VXR ルータ クイック スタート ガイド
NPE-G1 または NPE-G2 へのコンパクトフラッシュ ディスク、GBIC、および SFP の取り付け
前面マウント位置でのブラケットの取り付け ― シャーシがラックから突き出るように搭載する場合
前面マウント位置でのブラケットの取り付け ― シャーシの前面がラックの奥に入るように搭載する場合
シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 および NPE-G2 搭載時) ― 前面マウントされたルータの場合
背面マウント位置でのブラケットの取り付け ― シャーシがラックから突き出るように搭載する場合
背面マウント位置でのブラケットの取り付け ― シャーシ前面がラックの奥に入るように搭載する場合
シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 または NPE-G2 搭載時) ― 背面マウントされたルータの場合
NPE-G1 または NPE-G2 光ケーブル マネジメント ブラケット
I/O コントローラと NPE-G1 または NPE-G2 のコンソール ポートおよび AUX ポートのケーブル接続
SFP および GBIC インターフェイス ケーブルの取り付け
マルチモードおよびシングルモードの光ファイバ ケーブルの取り付け
setup 機能を使用した基本的なコンフィギュレーションの作成
NPE-G1 または NPE-G2 のコンソール ポート メッセージを受信するように AUX ポートを設定する場合
NPE-G1 または NPE-G2 上のネイティブ ギガビット イーサネット インターフェイスの設定
ネイティブ ギガビット イーサネット SFP、GBIC、または RJ-45 ポートのメディア タイプの変更
NPE-G1 または NPE-G2 インターフェイスの伝送モードおよび速度モードの設定
NPE-G1 または NPE-G2 上のインターフェイスのリセット
PC カード、フラッシュ メモリ カード、フラッシュ ディスク、コンパクトフラッシュ ディスク、または USB トークンの交換
USB フラッシュ メモリ モジュールまたは eToken の取り付け ― NPE-G2
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト
ここでは、Cisco 7200 VXR ルータの設置前に読んでおくと便利な情報を掲載し、オンライン マニュアルおよびリソースの一覧を示します。
シスコのマニュアルは役に立ちますか?
ここ をクリックするか、 http://forums.cisco.com/eforum/servlet/viewsflash?cmd=showform&pollid=rtgdoc01!rtgdoc にアクセスして、弊社へのフィードバックをお送りください。
ハードウェアの取り付け方法についての詳細は、次の URL で提供されているオンライン マニュアル『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/products_installation_guide_book09186a008007daa6.html
その他のマニュアルについては、以下のオンライン マニュアルのロードマップに記載の、この製品に関連した全マニュアルのリストを参照してください。
• 『 Cisco 7200 Series Routers Documentation Roadmap 』は次の場所にあります。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/products_documentation_roadmap09186a00801c0915.html
• 『 Cisco 7200 Series Routers Port Adapter Documentation Roadmap 』は次の場所にあります。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/products_documentation_roadmap09186a00801c0a32.html
トラブルシューティングの情報については、以下のオンライン マニュアルのロードマップを参照してください。
• 『 Cisco 7200 Series Routers Troubleshooting Documentation Roadmap 』は次の場所にあります。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/prod_troubleshooting_guide09186a00801c0f65.html
• リリース ノートおよび機能モジュールを含む Cisco IOS 設定マニュアルについては、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/tsd_products_support_category_home.html を参照してください。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com で入手することができます。また、テクニカル サポートおよびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
シスコの最新のマニュアルは、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
Product Documentation DVD は、ポータブル メディアに収容された、技術的な製品マニュアルの総合的なライブラリです。このDVDでは、シスコ製品のさまざまなバージョンのハードウェアおよびソフトウェアのインストレーション ガイド、コンフィギュレーション ガイド、およびコマンド ガイドを参照できます。DVD を使用することで、インターネットに接続しなくてもシスコの Web サイトと同じ HTML マニュアルを参照できます。製品によっては、マニュアルの PDF バージョンも用意されています。
Product Documentation DVD は単一製品として、またはサブスクリプションとして入手できます。Cisco.com(Cisco Direct Customers)に登録されている場合、以下の Cisco Marketplace から Product Documentation DVD(Customer Order Number DOC-DOCDVD= または DOC-DOCDVD=SUB)を発注できます。
Cisco.com に登録されている場合は、次の URL にある Cisco Marketplace の Product Documentation Store でシスコ製品のマニュアルを発注できます。
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
• シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告、セキュリティ注意、およびセキュリティ回答のリストを以下の URL で確認できます。
更新されたセキュリティ勧告、セキュリティ注意、およびセキュリティ回答をリアルタイムで確認したい場合は、Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)通信を購読することができます。PSIRT RSS 通信の購読方法については、以下の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
• 緊急度の高い問題専用 ― security-alert@cisco.com
緊急度の高い問題とは、システムが激しい攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセキュリティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度の低い問題とみなされます。
• 緊急度の低い問題 ― psirt@cisco.com
緊急度の高い問題の場合、次の電話番号で PSIRT に問い合わせることができます。
ヒント お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)または PGP と互換性のある製品(GbuPG など)を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRT は、PGP バージョン 2.x ~ 9.x で暗号化された情報を取り扱うことができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT と通信する際は、次の URL にある Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary にリンクされている有効な公開鍵を使用してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このページのリンクに、現在使用されている PGP 鍵の ID があります。
PGP を使用しない場合は、機密情報を送信する前に、上記の PSIRT のメール アドレスまたは電話番号に連絡して、他のデータ暗号化方法についてご確認ください。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。
• 『 Cisco Product Quick Reference Guide 』は、便利でコンパクトな参照用ガイドで、チャネルパートナー経由で販売されている多くのシスコ製品に関する概要、主な機能、サンプルの製品番号、技術仕様の要約が記載されています。このガイドは年に 2 回更新されるもので、最新のシスコ製品が含まれています。『 Cisco Product Quick Reference Guide 』の詳細や発注方法については、以下の URL をご覧ください。
• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、マニュアル、およびロゴ入り商品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。
• 『 Packet 』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。『 Packet 』には、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事をはじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り込まれています。『 Packet 』には、次の URL からアクセスしてください。
• 『 iQ Magazine 』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、およびサービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。『 iQ Magazine 』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
http://ciscoiq.texterity.com/ciscoiq/sample/
• 『 Internet Protocol Journal 』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。『 Internet Protocol Journal 』には、次の URL からアクセスしてください。
• シスコシステムズが提供するネットワーク製品およびカスタマー サポート サービスについては、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/en/US/products/index.html
• Networking Professionals Connection は、ネットワーキング専門家がネットワーキング製品やネットワーキング技術に関する質問、提案、情報をシスコの専門家および他のネットワーキング専門家と共有するためのインタラクティブな Web サイトです。ディスカッションに参加するには、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/discuss/networking
• シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。
警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用することによって保守担当者のみが入室でき、責任者によって管理されている場所を意味します。
このルータの設置作業を始める前に、『 Regulatory Safety and Compliance Information for Cisco 7200 Series Routers 』の「Site Preparation and Safety Information」をお読みください。
台上や卓上に設置する場合は、事前に次の事項を確認してください。
• ルータが床から離れていて、十分な通気が確保されていること。
• ルータの吸気口および排気口(ルータの両側面)に 3 インチ(7.62 cm)以上のスペースが確保されていること。
• Field-Replaceable Unit(FRU)の交換や取り付け、ケーブル接続などの作業をするための空間として、ルータの前面および背面に 19 インチ(48.3 cm)のスペースがあること。
• ポート アダプタや冗長電源装置が搭載されていないスロットに、ポート アダプタ フィラー パネルまたは電源装置フィラー パネルが取り付けられていること(空のスロットがないようにしなければなりません)。
ラックへの搭載作業を始める前に、次の事項を決めておく必要があります。
• シャーシを前面マウントまたは背面マウントのどちらで設置するか。
(注) NPE-G1 および NPE-G2 は、コンパクトフラッシュ ディスク、GBIC、および SFP が取り付けられた状態で出荷されます。
コンパクトフラッシュ ディスク、GBIC、または SFP を NPE-G1 または NPE-G2 に取り付ける必要がある場合、ルータをラックに搭載する前に取り付け作業を行ってください。ルータに NPE-G1 や NPE-G2 が搭載されていない場合は、「ルータのラックマウント」に進んでください。
ステップ1 ラベルを下に向けてコンパクトフラッシュ ディスクを持ちます。ディスクは、正しい方向に差し込まないと装着できない構造になっています。
ステップ2 コンパクトフラッシュ ディスクをコンパクトフラッシュ ディスク スロットに差し込みます。
NPE-G1 または NPE-G2 の使用方法に関する詳細は、『Network Processing Engine and Network Services Engine Installation and Configuration』を参照してください。
ステップ1 NPE-G1 の GBIC スロットにギガビット イーサネット GBIC を差し込みます。GBIC は正しい方向に差し込まないと装着できない構造になっています。
ステップ2 ステップ 1 を繰り返し、すべての GBIC を取り付けます。
図3 NPE-G2 ギガビット イーサネット ポート 0/1 への SFP モジュールの挿入
次の手順を使用して SFP モジュールを NPE-G2 に挿入します。
ステップ1 静電気防止用リスト ストラップを身体とシャーシの塗装されていない面に接続します。
ステップ2 SFP モジュールのラベル装着面を確認し、ラベルが上になりガイドの溝が下になるように SFP モジュールの向きを変えます。
(注) SFP モジュールは、正しい方向に差し込まないと装着できない構造になっています。
ステップ3 SFP モジュールを SFP ポート 0/1、0/2、または 0/3 に挿入します。SFP モジュールを適切に奥まで差し込むと、カチッとはめ込まれます。
ステップ4 2 番目または 3 番目の SFP モジュールがある場合は、ステップ 2 を繰り返します。
(注) ネットワーク インターフェイスの光ファイバ ケーブルを取り付ける準備ができるまで、SFP モジュールの光ファイバ ケーブル用の穴からプラグを取り外さないでください。あとで使えるように、プラグを保管しておいてください。
(注) 光ケーブルを装置に接続する前に、すべての光ファイバ接続部をクリーニングすることを強く推奨します。光コネクタのクリーニングの詳細については、『Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections』および『Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections』を参照してください。
詳細については『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』を参照してください。
ラックマウント ブラケット、ケーブル マネジメント ブラケット、ネジ、および No. 2 プラス ドライバを手元に用意します。
ステップ1 ラックマウント ブラケット(1)をルータの側面に合わせます(上図を参照)。ケーブル マネジメント ブラケットを取り付けない場合は、ネジ(3)を差し込んで締めます。ルータの反対側面についても、このステップを繰り返します。
「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。
ステップ2 ケーブル マネジメント ブラケットを使用する場合は、ラックマウント ブラケット(1)をルータの側面に合わせ、その上にケーブル マネジメント ブラケット(2)を合わせます(上図を参照)。両方のブラケットにネジ(3)を差し込んで締めます。ルータの反対側面についても、このステップを繰り返します。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されている場合は、「シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 および NPE-G2 搭載時) ― 前面マウントされたルータの場合」に進んでください。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されていない場合は、「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進んでください。
図5 シャーシ前面へのラックマウント ブラケットの取り付け ― シャーシがラックの奥に入るように搭載する場合
ラックマウント ブラケット、ケーブル マネジメント ブラケット、ネジ、および No. 2 プラス ドライバを手元に用意します。
ステップ1 ケーブル マネジメント ブラケット(1)をルータの側面に合わせます。その上にラックマウント ブラケットを合わせます(上図を参照)。ネジ(3)を差し込んで締めます。
「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。
ステップ2 ケーブル マネジメント ブラケットを使用しない場合は、ラックマウント ブラケット(2)をルータに合わせ(上図を参照)、ネジを差し込んで締めます。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されている場合は、「シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 および NPE-G2 搭載時) ― 前面マウントされたルータの場合」に進んでください。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されていない場合は、「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進んでください。
図6 シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 または NPE-G2 搭載時) ― 前面マウントされたルータの場合
NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されている場合は、ルータの前面だけでなく、背面にもケーブル マネジメント ブラケットを取り付けます。
ステップ1 ルータの背面がラックから突き出るようにラックに搭載する場合は、図6 のようにルータにケーブル マネジメント ブラケットを取り付けます。
ステップ2 各ブラケットに 2 つのネジを差し込み、ルータのネジ穴に合わせて締めます。
「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。
図7 シャーシ背面へのラックマウント ブラケットの取り付け ― シャーシがラックから突き出るように搭載する場合
ステップ1 シャーシ背面の両側にあるネジ穴の位置を確認します。
ステップ2 ラックマウント ブラケット(1)をシャーシの右側面のネジ穴に合わせます。
ステップ3 No.2 プラス ドライバと 2 個の M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ(2)を使用して、ルータにラックマウント ブラケットを取り付けます。
ステップ4 ステップ 2 および 3 を繰り返して、ルータの左側面にもブラケットを取り付けます。ケーブル マネジメント ブラケットを取り付けない場合は、ラックマウント手順の「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。ケーブル マネジメント ブラケットを取り付ける場合は、次のステップ 5 に進みます。
ステップ5 ケーブル マネジメント ブラケット(3)をシャーシの前方にあるネジ穴に合わせます。
ステップ6 2 個の M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ(4)をケーブル マネジメント ブラケットに通してシャーシに差し込み、締めます。
ステップ7 ルータのもう一方の側面についても、ステップ 5 および 6 を繰り返します。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されている場合は、「シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 または NPE-G2 搭載時) ― 背面マウントされたルータの場合」または「NPE-G1 または NPE-G2 光ケーブル マネジメント ブラケット」に進んでください。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されていない場合は、「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進んでください。
図8 シャーシ背面へのラックマウント ブラケットの取り付け ― シャーシ前面がラックの奥に入るように搭載する場合
ステップ1 シャーシ背面の両側にあるネジ穴の位置を確認します。
ステップ2 ラックマウント ブラケット(1)をシャーシの右側面のネジ穴に合わせます。
ステップ3 No.2 プラス ドライバと 2 個の M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ(2)を使用して、ルータにラックマウント ブラケットを取り付けます。
ステップ4 ステップ 2 および 3 を繰り返して、ルータの左側面にもブラケットを取り付けます。ケーブル マネジメント ブラケットを取り付けない場合は、ラックマウント手順の「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。ケーブル マネジメント ブラケットを取り付ける場合は、次のステップ 5 に進みます。
ステップ5 ケーブル マネジメント ブラケット(3)をシャーシの前方にあるネジ穴に合わせます。
ステップ6 2 個の M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ(4)をケーブル マネジメント ブラケットに通してシャーシに差し込み、締めます。
ステップ7 ルータのもう一方の側面についても、ステップ 5 および 6 を繰り返します。
ルータに NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されている場合は、「シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 または NPE-G2 搭載時) ― 背面マウントされたルータの場合」または「NPE-G1 または NPE-G2 光ケーブル マネジメント ブラケット」に進んでください。
ルータに NPE-G1 が搭載されていない場合は、「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進んでください。
図9 シャーシ背面へのケーブル マネジメント ブラケットの取り付け(NPE-G1 または NPE-G2 搭載時) ― 背面マウントされたルータの場合
NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されている場合は、ルータの前面だけでなく、背面にもケーブル マネジメント ブラケットを取り付けます。
ステップ1 ケーブル マネジメント ブラケットをラックマウント ブラケットの位置に合わせます。
ステップ2 各ブラケットに 2 つずつネジを差し込んで締めます。ネジはケーブル マネジメント ブラケットに付属しています。
「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。
ステップ2 ケーブル マネジメント ブラケットを、図10 が示す位置に保持します。
ステップ3 ケーブル マネジメント ブラケットの左端をネジの上に置きます。
ステップ4 ケーブル マネジメント ブラケットを、右の非脱落型ネジの後ろに来るまで下に回します。
「2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの搭載」に進みます。
図11 2 支柱ラックまたは 4 支柱ラックへの 7200 VXR の搭載
(注) ラックの内幅(2 つの支柱またはレールの内側の幅)が 17.00 インチ(43.18 cm)以上必要です。シャーシの高さは 5.25 インチ(13.34 cm)あります。
ステップ1 NPE または Network Service Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)、I/O コントローラ、および電源装置を固定しているシャーシのネジがすべて締められていること、およびすべてのポート アダプタ レバーがロックの位置になっていることを確認します。
ステップ2 ラックのブレーキがロックされている、またはラックが固定されていることを確認します。
ステップ3 前面を手前にしてルータを持ち上げ、慎重にラックに入れます。けがをすることがあるので急に体をひねったり動かしたりしないでください。
ステップ4 シャーシをラックにスライドさせ、ブラケットがラック両側の取り付け板または支柱の位置に合うまで差し込みます。
ステップ5 ブラケットを支柱または取り付け板にぴったり付けたまま、ラックまたは取り付け板の穴にブラケットの穴を合わせます。
ステップ6 各ブラケットに、10-32 x 3/8 インチの溝付きバインダヘッド ネジ 3 個を差し込みます。その際、ブラケットの一番上の穴と一番下の穴、さらにもう 1 つ別の穴にネジを差し込みます。
(注) 別途、アース端子およびプラス ネジが必要です。必要な工具および部品については、「工具および部品」(p.5)を参照してください。
ステップ1 ルータのシャーシ背面にあるアース コネクタ(1)の位置を確認します。
ステップ2 2 個のネジ(3)をアース端子(2)の穴に差し込みます。
ステップ3 アース端子が、電源装置、NPE/NSE など、他のルータ ハードウェアの邪魔にならないようにします。
ステップ4 No.2 プラス ドライバを使用して慎重にネジを締め、アース端子をシャーシに固定します。ネジを締めすぎないように注意してください。
ステップ5 ワイヤ ストリッパを使用して、6 AWG ワイヤの一方の端の被覆を 0.75 インチ(19.05 mm)ほど取り除きます。
ステップ6 6 AWG のワイヤ(4)をアース端子のワイヤ レセプタクルに差し込みます。
ステップ7 圧着工具を使用して、アース線をワイヤ レセプタクルに圧着します。これは、アース線を確実にレセプタクルに接続するために必要な手順です。
ステップ8 アース線の反対側の端を設置場所の適切なアース設備に接続し、シャーシが適切にアースされるようにします。
図13 コンソール ポートおよび AUX ポートのケーブル接続
(注) コンソール ポートと AUX ポートは両方とも非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続するデバイスには、非同期伝送機能が必要です。
ステップ1 コンソール ポートに端末を接続する前に、ルータのコンソール ポートに合わせて、次のように端末の設定を行います。9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600 8N2)
ステップ2 EIA/TIA-232 DCE コンソール ケーブルを使用して、コンソール ポートに端末を接続します。ルータが正常に稼働したあとに、端末を取り外すことができます。
(注) AUX ポートと接続装置の間のインターフェイス ケーブルはユーザ側でご用意ください。
コンソール ポートと AUX ポートのピン配置については、オンライン マニュアル『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』の Chapter 3「Console Port Signals and Auxiliary Port Signals」を参照してください。
(注) Cisco 7200 VXR ルータの AUX ポートは、19.2 kb を超えるボーレートでは機能しません。接続デバイスに 19.2 kb を超えるボーレートが設定されている場合、画面には何も表示されないか、文字化けしたテキストが表示されます。
ご使用の Cisco 7200 VXR ルータに搭載されている I/O コントローラによって、ギガビット イーサネット ポート、RJ-45 ポートのいずれかが装備されている場合と、イーサネット ポートがまったく装備されていない場合があります。次の表に、各 I/O コントローラ モデルのポート タイプを示します。
I/O コントローラは、次に示す 3 種類のイーサネット接続のうち 1 つまたは 2 つを提供します(10/100 Mbps 動作用の MII 接続および RJ-45 接続、1000 Mbps 動作用の GBIC 接続)。イーサネット ポートに関する詳細は、オンライン マニュアル『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』を参照してください。
警告 感電する危険性があるので、Safety Extra-Low Voltage(SELV)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が使用されており、WAN ポートには TNV 回路が使用されています。LAN ポートと WAN ポートの両方に RJ-45 コネクタが使用されている場合もあります。ケーブルの接続には十分に注意してください。
RJ-45 のケーブル タイプを識別するには、ケーブルの両端を並べて持ち、コネクタ内部のカラー ワイヤを確認します。ストレート ケーブルは、両端のカラー ワイヤが同じ順番に並んでいます。
クロス ケーブルの場合は、左端の最初のカラー ワイヤが反対側の 3 番めのカラー ワイヤと同じになっています。また、左から 2 番めのカラー ワイヤと反対側の 6 番めのカラー ワイヤが同じです。
任意の RJ-45 イーサネット ケーブルを適切なコネクタに取り付けます。
ケーブル、仕様、および製品番号の詳細については、『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』または『Network Processing Engine or Network Services Engine Installation and Configuration』を参照してください。
(注) SFP のコネクタは、すべて LC タイプです。GBIC ポートのコネクタは、すべて SC タイプです。
GBIC または SFP をギガビット インターフェイス ポートに取り付けたあと、光ファイバケーブルを SFP または GBIC に接続する必要があります。別途、市販の光ファイバ ケーブルが必要です。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
(注) 1000BASEZX SFP または GBIC は、21.5 dB の光パワー バジェットを提供します。ケーブル プラント(コネクタおよびスプライスなど)の光損失テストを行って、ケーブル プラントの光損失が 21.5 dB 以下であることを確認してください。光損失の測定には、1550 nm の光源を使用する必要があります。
(注) 光ケーブルを装置に再接続する前に、すべての光ファイバ接続部をクリーニングすることを強く推奨します。光コネクタのクリーニングの詳細については、『Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections』および『Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections』を参照してください。
適切な光ファイバ ケーブルを直接 SFP の LC タイプ コネクタまたは GBIC の SC タイプ レセプタクルに接続します。ほとんどのデバイスは、シンプレックス コネクタとデュプレックス コネクタのどちらでも使用できます。
• シンプレックス コネクタには、送信側(TX)と受信側(RX)にそれぞれ 1 本のケーブルが必要です。
• デュプレックス コネクタには、TX コネクタと RX コネクタの両方を備えた 1 本のケーブルが必要です。
モード調整パッチ コードを WS-G5486、GBIC-LX/LH、または SFP-GE-L に取り付けることにより、GBIC または SFP のシングルモード レーザー光源とマルチモード光ファイバ ケーブル間で信頼性の高いレーザー伝送が可能になります。モード調整パッチ コードを使用する場合は、以下の手順に従ってください。
ステップ1 パッチ コードを取り付けます。NPE-G1 に搭載された GBIC の場合、SC タイプ コネクタ付のパッチ コードを使用します。NPE-G2 に搭載された SFP の場合、LC タイプ コネクタ付のパッチ コードを使用します。
ステップ2 モード調整パッチ コードのネットワーク側の端(ベージュ/ベージュ)を、屋内配線設備の適切な 1000BASE-X 装置に取り付けます。
(注) パッチ コードの一方の TX ポートと RX ポートが、それぞれもう一方の RX ポートと TX ポートに取り付けられていることを確認します(TX は RX に、RX は TX に接続します)。
Cisco 7200 VXR ルータに搭載されている各ポート アダプタのケーブル接続手順については、各ポート アダプタのオンライン ノートを参照してください。マニュアルは Documentation DVD および Cisco.com で入手することができます。以下の場所にある『Cisco 7200 Series Routers Port Adapter Documentation Roadmap』で参照することができます。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/products_documentation_roadmap09186a00801c0915.html
(注) ルータの電源をオフにしてから再びオンにする場合、30 秒以上の間隔をあけてください。
ステップ1 ルータ背面にある電源スイッチ(1)がオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ2 ケーブル固定クリップ(4)を AC ポートからスライドさせて起こし、電源コード(2)を差し込みます。
ステップ3 図16 に示す、調整可能な電源ケーブル固定クリップを取り付ける場合は、以下の手順に従います。
a. 固定クリップ ワイヤを取り外し、新しいケーブル固定クリップ ワイヤを代わりに取り付けます。
b. クリップのプラスチックの部分を差し込み、必要な長さに調整します。
ステップ4 コネクタにしっかりはまるまでケーブル固定クリップを下げて、電源装置の AC ポートにケーブルを固定します。ケーブル固定クリップによって、AC 電源コードは引っ張られてもポートから外れません。
ステップ5 さらに AC 電源コードの接続部分に無理な力がかかった場合に備えるには、ナイロン製のケーブル タイを電源装置のハンドルの穴(5)に通し、電源コードに巻きつけてハンドルに固定します。
ステップ6 AC 電源コードを AC 電源に差し込みます。冗長電源装置を使用する場合、ステップ1 ~ステップ6 を繰り返します。
(注) DC 入力電源装置の導線のカラー コードは、設置場所の DC 入力電源のカラー コードによって異なります。通常、アースにはグリーンまたはグリーン/イエローが使用されます。DC 入力電源装置に選んだ導線のカラー コードが、DC 電源に使用されている導線のカラー コードと一致していることを確認してください。
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続して、最後に取り外します。
ステップ1 ルータ背面にある電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ2 -V 導線と +V 導線が電源から切断されていることを確認します。
ステップ3 ワイヤ ストリッパを使用して、-V 導線、+V 導線、およびアース線(2)の被覆を約 0.55 インチ(14 mm)取り除きます。
ステップ4 アース線(1)の被覆のない部分をすべて DC 入力電源装置のアース線レセプタクルに差し込み、3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、レセプタクルのネジを締めます。
ステップ5 +V 導線の被覆のない部分をすべて +V 導線レセプタクルに差し込み、3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、レセプタクルのネジを締めます。-V 導線についても、この手順を繰り返します。
(注) 各導線の被覆のない部分が完全にレセプタクルに差し込まれていることを確認します。レセプタクルに導線を差し込んだあとに、導線の端にむきだしのワイヤが見えている場合は、レセプタクルから導線を外し、ワイヤ ストリッパで導線の端を切ってから、再度、ステップ3 ~ステップ5 の手順を繰り返します。
ステップ6 ケーブル タイを使用して、電源に導線を固定します。
アース線、+V、および -V の DC 入力導線を電源装置の前面プレートに固定したら、アース線に少しゆるみをとります。これは、3 本の導線が大きな力で引っ張られた場合に、アース線が最後まで電源装置から抜けないようにするためです。
ステップ7 アース線、+V 導線、-V 導線を電源に接続します。
ここでは、NPE-G1 に関する注意事項を説明します。これらは、ルータに電源を投入する前に知っておく必要のある重要事項です。
• NPE-G2 には、ソフトウェア イメージ ファイル名にプレフィクス「c7200p-」の付いた、ブート イメージを含む独自の Cisco IOS ソフトウェア イメージがあります。NPE-G2 は、プレフィクス「c7200-」のソフトウェア イメージでは起動しません。従来の Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)やNetwork Service Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)は、「c7200p-」ブート イメージでは起動しません。これらのエンジンには、プレフィクス「c7200-」のブート イメージが使用されます。
• RJ-45 ポートと GBIC ポートまたは SFP ポートはいずれもソフトウェア上では GigabitEthernet 0/1、GigabitEthernet 0/2、GigabitEthernet 0/3 として認識されます。一度に使用できるのは、対になっているインターフェイス ポートのいずれか一方だけ(たとえば、GE 0/2 または RJ-45 0/2)です。
• I/O コントローラの GE/E インターフェイスは GE 0/0、I/O コントローラの 2FE/E インターフェイスは FE 0/0 として認識されます。
• RJ-45 ポートの使用中は、EN(ENABLED)LED がオンになりますが、GBIC または SFP の使用中は、EN(ENABLED)LED はオフです。
• NPE-G1 または NPE-G2 と I/O コントローラが両方とも搭載されている場合、NPE-G1 または NPE-G2 が装備している I/O コントローラ機能は、I/O コントローラの機能を分担します。
• I/O コントローラが搭載されている場合、NPE-G1 または NPE-G2 上のコンソール ポートと AUX ポートは Cisco IOS によってディセーブルに設定され、I/O コントローラ上のコンソール ポートと AUX ポートがアクティブになります。
• コンソール ポート メッセージは、NPE-G1、NPE-G2、または I/O コントローラのいずれかの AUX ポートにもルーティングできます。
• デフォルトのメディアは RJ-45 ポートです。メディア タイプを変更するには、media-type コマンドを使用します。
• media-type コマンドで選択されたポートだけがアクティブになります。RJ-45 と GBIC または SFP のペアのもう一方に接続されているケーブルは無視されます。たとえば、media-type コマンドで GBIC GigabitEthernet 0/2 が選択された場合、GBIC GigabitEthernet 0/2 にケーブルが接続されていても、RJ-45 GigabitEthernet 0/2 は無視されます。
• NPE-G1 または NPE-G2 は帯域ポイントを消費しません。NPE-G1 または NPE-G2 と I/O コントローラが両方ルータに搭載されている場合は、I/O コントローラも帯域ポイントを消費しません。NPE-G1 または NPE-G2 上のギガビット イーサネット インターフェイスはどれも帯域ポイントを消費しません。
• NPE-G1 または NPE-G2 上のコンパクトフラッシュ ディスクは、I/O コントローラの搭載の有無に関係なく、常に使用可能です。
• NPE-G2 上の USB ポートは、I/O コントローラの搭載の有無に関係なく、常に使用可能です。
(注) NPE-G1 または NPE-G2 上のギガビット イーサネット インターフェイスは ISL VLAN カプセル化プロトコルをサポートしていません。代わりに、IEEE 802.1Q VLAN カプセル化プロトコルを使用することを推奨します。ISL を必要とする場合は、ファスト イーサネットまたはギガビット イーサネットのポート アダプタまたは I/O コントローラで ISL を使用できます。
ステップ1 すべてのハードウェア コンポーネントおよびケーブルがシャーシに固定されていることを確認します。
ステップ2 コンパクトフラッシュ ディスク、フラッシュ ディスク、PC カード、またはフラッシュ メモリ カードが搭載されていることを確認します。
ステップ3 コンソール端末の電源がオンになっていることを確認します。
ステップ4 電源スイッチをオン(|)の位置にします。冗長電源装置を使用する場合は、冗長電源装置の電源スイッチも同様にします。
(注) ルータの電源をオンにして再度電源をオフにする場合、最低 30 秒の間隔をあけてください。
ステップ5 ファンの作動音を確認します。電源をオンにするとすぐにファンの作動音が聞こえます。
ステップ6 起動プロセス中は、システム LED を観察します。I/O コントローラの電源 LED がただちにオンになります。ポート アダプタ LED は不規則に点滅します。
ステップ7 初期化プロセスを確認します。各ポート アダプタの LED の動作はそれぞれ異なります(ほとんどは点滅します)。初期化が完了すると、各ポート アダプタの ENABLED LED がオンになり、コンソール画面にスクリプトとシステム バナーが表示されます。
(注) LED に関する詳細は、『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』の Chapter 1「LED Description」を参照してください。
ルータの設定を行う前に、Cisco Security Device Manager などの管理ツールを使用するかどうかを決定してください。
Cisco Security Device Manager(SDM)のバージョン 1.1 は、オプションの Java ベースのデバイス管理ツールです。このツールを使用すると、Cisco CLI の知識がなくても、LAN インターフェイス、ルーティング、Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)、ファイアウォール、Virtual Private Network(VPN; 仮想私設網)、およびその他の機能の設定を行うことができます。SDM のアドバンス モードを使用すると、Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)、ルーティング プロトコル、およびその他のオプションの設定を行うことができます。
(注) SDM がサポートしていない一部の機能の設定については、CLI コマンドを使用する必要があります。SDM がサポートしていない機能は、次のとおりです。WAN 設定、ギガビット イーサネット(GE)インターフェイス、AA クライアント、EZ VPN サーバ、QoS、SSHv2、DHCP サーバ設定オプション、利用効率の拡張。
ルータのフラッシュ ディスクまたはコンパクトフラッシュ ディスクが、VPN バンドルの一部または 7xxx VPN バンドルの一部として発注された場合は、SDM があらかじめインストールされています。ご使用のルータに SDM がインストールされていない場合は、Cisco.com の Software Center(http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/index.shtm)から無料コピーをダウンロードすることができます。SDM は GUI を使用しており、サポートされている Web ブラウザを使用して PC からアクセスする必要があります。詳細については、『Security Device Manager (SDM), Version 1.1 User Note for the 7xxx Routers』を参照してください。
ルータを初めて起動すると、システムが自動的に setup 機能を開始します。これにより、搭載されているポート アダプタが判別され、それぞれのコンフィギレーション情報が要求されます。コンソール端末にシステム バナーとハードウェア設定が表示されたあと、次のような System Configuration Dialog プロンプトが表示されます。
ステップ1 yes を入力するか、Return キーを押して、初期設定ダイアログを開始します。
このまま setup 機能を使用するとインターフェイスの設定を続けることができます。また、setup を終了し、コンフィギュレーション コマンドを使用して、グローバル(システム全体の)パラメータおよびインターフェイス固有のパラメータを設定することもできます。すぐにインターフェイスを設定する必要はありません。ただし、インターフェイスを設定するまでは、インターフェイスをイネーブルにすることもネットワークに接続することもできません。
ポート アダプタ LED の多くは、インターフェイスを設定するまで、オンになりません。各インターフェイスが正常に動作しているかどうかを調べるには、初回の起動手順と設定を完了してから、各ポート アダプタのコンフィギュレーション ノートに記載されている LED の説明を参照して、インターフェイスのステータスを確認します。
起動手順の各ステップを正常に完了できない場合は、オンライン マニュアル『Cisco 7200 VXR Installation and Configuration Guide』の Appendix A「Troubleshooting the Installation」でトラブルシューティングの推奨事項および手順を参照してください。
(注) ルータの設定を完了するには、システム管理者に問い合わせるか、ネットワーク プランを調べて、正しいネットワーク アドレスを取得する必要があります。
AutoInstall を使用しない場合は、ルータのシリアル(WAN)ケーブルを CSU/DSU に接続しないでください。WAN ケーブルが接続されていないと、ルータはフラッシュ メモリから起動し、自動的に setup 機能に進みます。
(注) イネーブル プロンプト(#)に setup コマンドを入力すれば、いつでも setup 機能を実行できます。
シリアル(WAN)ケーブルが CSU/DSU に接続されていて、ルータの NVRAM にコンフィギュレーションが保存されていない場合、ルータは起動時に AutoInstall を実行しようとします。リモートの TCP/IP ホストに対して AutoInstall がセットアップされていないことをルータが検出するのに数分かかることもあります。AutoInstall が設定されていないことを確認すると、ルータはデフォルトで setup 機能を起動するようになります。
setup プログラムを初めて起動する時に、グローバル パラメータを設定する必要があります。これらのパラメータはシステム全体の設定を制御するために使用されます。次の手順でグローバル パラメータを入力してください。
ステップ1 I/O コントローラ、NPE-G1、または NPE-G2 のコンソール ポートにコンソール端末を接続します。
システムがフラッシュ メモリからブートします。起動後、約 30 秒で、コンソール端末に次のようなスクリプトとシステム バナーが表示されます。この情報が表示されれば、ルータは正常に起動しています。
コンフィギュレーション スクリプトの最初の 2 つのセクション(バナーおよび搭載されているハードウェア)が表示されるのは、初回のシステム起動時のみです。次回以降の setup 機能使用時には、次の例のように System Configuration Dialog からスクリプトが始まります。
ステップ3 初期設定ダイアログを開始して、現在のインターフェイスの概要を表示するかどうかを問うプロンプトが表示されたら、 yes を入力するか、 Return キーを押します。
次に示すのは、Cisco 7200 VXR ルータの初回起動時の表示例です。この時点では何も設定されていません。
ステップ4 インターフェイス上でサポートするプロトコルを選択します。Internet Protocol(IP)のみをインストールする場合は、大部分の質問項目にデフォルト値を採用できます。以降ステップ9 まで、IP、IPX、および AppleTalk を使用する一般的なコンフィギュレーションを示します。
ステップ5 イネーブル シークレット パスワード、イネーブル パスワード、および仮想端末パスワードを入力します。
ステップ6 SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)は、幅広くサポートされているネットワーク管理の基準規格です。SNMP を通じて、ルータおよびコミュニケーション サーバのコンフィギュレーション パラメータ、実行パラメータにアクセスし、設定することができます。SNMP では、ネットワーク要素のモニタおよび制御に使用できる機能が定義されています。
SNMP 管理を設定する場合は、 yes を入力するか、 Return キーを押します。設定しない場合は、no を入力します。
ステップ7 次のクエリーでは、VINES、LAT、DECnet、CLNS、ブリッジング、XNS、Apollo のいずれもイネーブルにしません。
ステップ8 次のクエリーでは、AppleTalk および IPX でのルーティングをイネーブルにします。
ステップ9 通常は IP ルーティングを使用します。IP ルーティングを使用する場合は、内部ルーティング プロトコルも選択する必要があります。setup 機能を使用してシステムで動作させることができる内部ルーティング プロトコルは、Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)と Routing Information Protocol(RIP)のどちらか一方です。IP ルーティングを設定するには、 yes (デフォルト)を入力するか、 Return キーを押して、さらに内部ルーティング プロトコルを選択します。
次の例は、ステップ4 ~ステップ9 で選択されたすべてのコンフィギュレーション パラメータを連続して表示しています。この例で、選択されているプロトコルは IP、IPX、および AppleTalk だけです。
ステップ10 設定内容を NVRAM に保存します(NVRAM への実行コンフィギュレーションの保存 を参照)。コンフィギュレーション モードおよび setup 機能を使用してルータに作成した設定値が保存されます。この作業を行わないと、作成した設定値は次回のルータ起動時に失われます。
NPE-G1 または NPE-G2 と I/O コントローラが同じシステムに両方搭載されている場合、I/O コントローラ上のコンソール ポートと AUX ポートが使用され、NPE-G1 または NPE-G2 上のコンソール ポートと AUX ポートは Cisco IOS によってディセーブルに設定されます。
(注) ROM モニタ(ROMmon)からは、NPE-G1 または NPE-G2 と I/O コントローラのコンソール ポートがどちらも使用可能ですが、システムが Cisco IOS イメージのロードを完了すると、NPE-G1 または NPE-G2 上のコンソール ポートはディセーブルになります。
NPE-G1 または NPE-G2 が搭載されていて I/O コントローラは搭載されていない場合は、NPE-G1 または NPE-G2 上のコンソール ポートと AUX ポートが使用されます。
コンソール ポート メッセージを AUX ポートにルーティングするには、コンソール ポート メッセージの受信先となる AUX ポートに対して Cisco IOS コマンド terminal monitor を使用します。
NPE-G1 または NPE-G2 は、RJ-45 および GBIC の両方のインターフェイス ポートを GigabitEthernet 0/1、GigabitEthernet 0/2、GigabitEthernet 0/3 として認識します。ポート タイプを設定する前に、まず media-type インターフェイス コマンドを使用して、NPE-G1 に対して GBIC(gbic)、NPE-G2 に対して SFP(sfp)、または R J-45 ポート(rj45)のいずれかのメディア タイプを選択する必要があります。
(注) NPE-G1 または NPE-G2 上のギガビット イーサネット インターフェイスは ISL VLAN カプセル化プロトコルをサポートしていません。代わりに、IEEE 802.1Q VLAN カプセル化プロトコルを使用することを推奨します。ISL を必要とする場合は、ファスト イーサネットまたはギガビット イーサネットのポート アダプタまたは I/O コントローラで ISL を使用できます。
NPE-G1、NPE-G2、または I/O コントローラ GE/E の特定のメディア ポートを使用できるようにするには、Cisco IOS を使用して、目的のメディア タイプを選択します。次のように media-type インターフェイス コマンドを入力します。
ステップ1 メディア タイプを変更したら、新しいインターフェイスの特性に合わせて速度モードと伝送モードを設定します。NPE-G1 ギガビット イーサネット インターフェイスの速度およびデュプレックスを変更するには、speed および duplex インターフェイス コマンドを使用します。
(注) これらのコマンドを使用できるのは、RJ-45 メディアを使用している場合だけです。
speed { 10 | 100 | 1000 | auto }
サポートされている速度/デュプレックスの設定値は、次のとおりです。
a. no negotiation auto コマンドを使用する場合、正常に動作させるためには、速度とデュプレックスを auto 以外の値に設定する必要があります。
b. このモードで設定できる速度は 1000 Mbps だけです。1000 と auto のいずれを選択しても違いはありません。
GBIC または SFP メディアを使用する場合は、IEEE 802.1z ギガビット イーサネット(1000 Mbps)自動ネゴシエーション プロトコルをイネーブルにする negotiation auto コマンドも使用できます。
ステップ2 自動ネゴシエーション機能をオフにする(デフォルトではオン)には、no negotiation auto インターフェイス コマンドを使用します。このコマンドは、802.1z 自動ネゴシエーションに対応していない他のギガビット イーサネット装置と接続する場合に役立ちます。
(注) メディア タイプ rj-45 を使用している場合、自動ネゴシエーション機能はサポートされないので、この機能を使用しても無視されます。
GBIC または SFP から RJ-45 にメディア タイプを変更した場合は、media-type コマンドを実行したあとに速度とデュプレックスを設定して、インターフェイスが正しいモードで動作するようにしなければなりません。
media-type GBIC または media-type SFP モードは常に 1000 Mbps がデフォルトです。このモードでは、全二重と半二重の両方の動作が可能です。
Cisco IOS には、インターフェイスの情報を提供するコマンドが 2 つあります。show interface GigabitEthernet 0/X (X は 1、2、または 3)と show controllers GigabitEthernet 0/1 です。
show interface コマンドの出力には、インターフェイスの現在の動作モード(速度/デュプレックス/メディア タイプ)と現在のインターフェイス統計情報が表示されます。
show controllers コマンドの出力には、I/O コントローラ インターフェイス固有の詳細情報が表示されます。たとえば、検出されたリンク ステータスや速度、デュプレックス、さらに自動ネゴシエーションの現在のステータスやリンク先の能力(自動ネゴシエーション可能なインターフェイスかどうかなど)が確認できます。
また、show controllers コマンドでは、ドライバやイーサネット コントローラ ハードウェアの現在の動作状態も表示されます。問題解決のためにシスコシステムズのサポート エンジニアの支援が必要になった場合、show controllers コマンドはサポート エンジニアにデバッグ情報を提供する強力なツールとなります。ギガビット イーサネット インターフェイスに何か問題が生じた場合は、解析のためにこのコマンドの出力をシスコシステムズに提供することが必要になります。
NPE-G1 または NPE-G2 インターフェイスに問題が生じたために、そのインターフェイスをリセットする場合は、次のコマンドを使用します。
NPE-G1 または NPE-G2 インターフェイスのカウンタをクリア(リセット)するには、次のコマンドを使用します。
ここでは、インターフェイスを設定し、LAN または WAN を介して通信できるようにする手順を説明します。インターフェイスのパラメータを設定するには、インターフェイスのネットワーク アドレスおよびサブネット マスク情報が必要です。
次の例では、スロット 1 の Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)インターフェイスを、IP を使用する ATM LAN 用インターフェイスとして設定します。ATM インターフェイスの設定手順は次のとおりです。
ステップ1 独自のアドレスおよびマスクを使用して、次のようにプロンプトに応答します。
ステップ2 このインターフェイス上で IPX をイネーブルにするかどうかを決めます。イネーブルにする場合は、一意の IPX ネットワーク番号を入力します。
ステップ3 このインターフェイス上で AppleTalk を使用する場合は、 yes を入力します。拡張 AppleTalk ネットワークを設定する場合は、 yes を入力してから、ケーブル範囲番号を入力します。ゾーン名、およびローカル ゾーンに対応するその他の追加ゾーンを入力します。
(注) システムで使用できる ATM インターフェイスが他にもある場合は、それらの設定を求めるプロンプトが表示されます。
ステップ4 設定内容を NVRAM に保存します(NVRAM への実行コンフィギュレーションの保存 を参照)。コンフィギュレーション モードおよび setup 機能でルータに作成した設定値を保存します。この作業を行わないと、作成した設定値は次回のルータ起動時に失われます。
次の例では、スロット 2 のファスト イーサネット インターフェイスを、IP を使用するファスト イーサネット LAN 用に設定します。ファスト イーサネット インターフェイスの設定手順は次のとおりです。
ステップ1 独自のアドレスおよびマスクを使用して、次のようにプロンプトに応答します。
ステップ2 このインターフェイス上で IPX をイネーブルにするかどうかを決めます。イネーブルにする場合は、一意の IPX ネットワーク番号を入力します。
ステップ3 このインターフェイス上で AppleTalk を使用する場合は、 yes を入力します。拡張 AppleTalk ネットワークを設定する場合は、 yes を入力してから、ケーブル範囲番号を入力します。ゾーン名、およびローカル ゾーンに対応するその他の追加ゾーンを入力します。
ステップ4 設定内容を NVRAM に保存します(NVRAM への実行コンフィギュレーションの保存 を参照)。コンフィギュレーション モードおよび setup 機能でルータに作成した設定値を保存します。この作業を行わないと、作成した設定値は次回のルータ起動時に失われます。
(注) システムで使用可能なファスト イーサネット インターフェイスが他にもある場合は、それらの設定を求めるプロンプトが表示されます。
同期シリアル インターフェイスを設定すると、CSU/DSU を通じて WAN に接続することができます。次の例では、スロット 3 のシリアル インターフェイスを、IP を使用する WAN 接続用に設定します。同期シリアル インターフェイスの設定手順は次のとおりです。
ステップ1 独自のアドレスおよびマスクを使用して、次のようにプロンプトに応答します。
ステップ2 このインターフェイス上で IPX をイネーブルにするかどうかを決めます。イネーブルにする場合は、一意の IPX ネットワーク番号を入力します。
ステップ3 このインターフェイス上で AppleTalk を使用する場合は、 yes を入力します。拡張 AppleTalk ネットワークを設定する場合は、 yes を入力してから、ケーブル範囲番号を入力します。ゾーン名、およびローカル ゾーンに対応するその他の追加ゾーンを入力します。
ステップ4 設定内容を NVRAM に保存します(NVRAM への実行コンフィギュレーションの保存 を参照)。コンフィギュレーション モードおよび setup 機能でルータに作成した設定値を保存します。この作業を行わないと、作成した設定値は次回のルータ起動時に失われます。
(注) システムで使用可能な同期シリアル インターフェイスが他にもある場合は、それらの設定を求めるプロンプトが表示されます。
次の例では、ATM、ファスト イーサネット、およびシリアルの各インターフェイスに選択されたすべてのインターフェイス コンフィギュレーション パラメータを連続して示します。
これで、ルータを使用するための最小限の設定作業は完了です。初期設定後にパラメータを変更する場合は、 setup コマンドを使用します。さらに詳細な設定を行うには、 configure コマンドを使用します。
その他のインターフェイス コンフィギュレーションおよび特定のシステム コンフィギュレーションについては、一連の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルのうち、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているソフトウェアのリリースに対応した、コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。
スタートアップ コンフィギュレーションへの設定または変更を NVRAM に保存するには、 Router#
プロンプトに copy running-config startup-config コマンドを使用します。
このコマンドを使用すると、コンフィギュレーション モードおよび setup 機能を使用してルータに作成した設定値が保存されます。この作業を行わないと、作成した設定値は次回のルータ起動時に失われます。
入力した設定値を確認するには、 Router#
プロンプトに show running-config コマンドを使用します。
コンフィギュレーションへの変更を確認する場合は、EXEC モードで show startup-config コマンドを使用すると、NVRAM に保存されている情報が表示されます。
show version(または show hardware)コマンドおよび show diag コマンドを使用すると、システム ハードウェア(NPE または NSE、搭載されているインターフェイスの数)、ソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前や保存場所、およびブート イメージが表示されます。搭載されているポート アダプタおよび I/O コントローラのタイプを調べる場合は、show diag コマンドを使用します。
show version 、 show diag 、およびその他のコマンドについての詳細は、一連の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルのうち、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているソフトウェアのリリースに対応した、コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。
Cisco 7200 VXR ルータのハードウェア インストレーションと最小限のシステム コンフィギュレーションが完了した後、より詳細なコンフィギュレーションが必要となる場合もあります。このマニュアルでは、詳細なコンフィギュレーションについては説明しません。
システム コンフィギュレーションおよびインターフェイス コンフィギュレーションについての詳細は、一連の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルのうち、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているソフトウェアのリリースに対応した、コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。これらのマニュアルには、 configure コマンドの使い方に関するその他の情報が記載されています。
ここでは、ハードウェアの交換方法について説明します。PC カードまたはフラッシュ メモリ カード、コンパクトフラッシュ ディスク、フラッシュ ディスク、GBIC、SFP、およびポート アダプタは、Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)に対応しています。
• 「PC カード、フラッシュ メモリ カード、フラッシュ ディスク、コンパクトフラッシュ ディスク、または USB トークンの交換」
(注) ルータの電源をオフにしてから再びオンにする場合、またはオンにしてから再びオフにする場合、30 秒以上の間隔をあけてください。
ステップ3 NPE-G1 が搭載されている場合は、ケーブルとケーブル マネジメント ブラケットを取り外します。図6 および図9 を参照してください。
ステップ4 NPE または NSE(1)の非脱落型ネジ(2)を緩めます。
(注) ラックマウントされた Cisco 7200 VXR ルータの一番下のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを設置するのが難しい場合は、ポート アダプタ、処理エンジン、および I/O コントローラをシャーシから取り外し、再度設置してください。まず、処理エンジンと I/O コントローラを一番下のスロットに取り付けてから、その上にある各スロットに、下から上に向かって順に取り付けていきます。
ステップ5 NPE または NSE のハンドルをもってシャーシから引き出します。
ステップ6 新しい NPE または NSE を差し込んで、非脱落型ネジを締めます。
ステップ7 NPE-G1 を搭載する場合は、ケーブル マネジメント ブラケットとケーブルを取り付けます。図6 および図9 を参照してください。
ステップ8 ルータを電源に接続し、ルータの電源スイッチをオンにします。
次の URL で提供されている『Network Processing Engine or Network Services Engine Installation and Configuration』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/products_installation_guide_book09186a0080551c34.html
(注) ルータの電源をオフにする前に、copy running-config tftp コマンドを使用して、ルータの実行コンフィギュレーションを TFTP ファイル サーバに保存してください。
ステップ4 I/O コントローラ(1)の非脱落型ネジ(2)を緩めます。ハンドルを持って、I/O コントローラをシャーシから引き出します。
(注) ラックマウントされた Cisco 7200 VXR ルータの一番下のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを設置するのが難しい場合は、ポート アダプタ、処理エンジン、および I/O コントローラをシャーシから取り外し、再度設置してください。まず、処理エンジンと I/O コントローラを一番下のスロットに取り付けてから、その上にある各スロットに、下から上に向かって順に取り付けていきます。
ステップ5 新しい I/O コントローラを差し込んで、非脱落型ネジを締めます。
ステップ7 ルータを電源に接続し、ルータの電源スイッチをオンにします。
ステップ8 TFTP サーバに保存しておいたコンフィギュレーションをダウンロードし、復元して NVRAM にコピーします。TFTP ファイル サーバからコンフィギュレーションをコピーするには、 copy tftp running-config コマンドを使用します。
ステップ9 show running-config コマンドを入力して、現在の実行コンフィギュレーションを端末に表示します。表示を調べて、設定情報が完全で正しいことを確認します。
ステップ10 現在の実行コンフィギュレーションが正しいことを確認したら、 copy running-config startup-config コマンドを入力して、ダウンロードしたコンフィギュレーションを NVRAM に保存します。NVRAM に保存しないと、新しいコンフィギュレーションが失われます。
次の URL で提供されている『Input/Output Controller Replacement Instructions』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/prod_installation_guide09186a00801b182a.html
図20 PC カード、フラッシュ メモリ カード、フラッシュ ディスク、またはコンパクトフラッシュ ディスクの交換
(注) PC カード、フラッシュ メモリ カード、フラッシュ ディスク、およびコンパクトフラッシュ ディスクは、システムを稼働した状態で交換することができます。
ステップ1 イジェクト ボタン(3)を押して、PC カード、フラッシュ メモリ カード、コンパクトフラッシュ ディスクまたはフラッシュ ディスクを取り出します。
ステップ2 新しい PC カード、フラッシュ メモリ カード、フラッシュ ディスク、またはコンパクトフラッシュ ディスクを差し込みます(1 および 2)。PC カード、フラッシュ メモリ カード、またはフラッシュ ディスクは、正しく装着されても、I/O コントローラの中に完全には収まらず、一部がスロットの外に突き出た状態になります。
NPE-G1 のコンパクトフラッシュ ディスクを交換する場合は、「インストレーションの準備」を参照してください。
また、 http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/prod_installation_guide09186a00802a6394.html で提供されている『 Using the Flash Disk 』、および
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/products_installation_guide_book09186a00800f0371.html で提供されている『 Memory Replacement Instructions for the Network Processing Engine or Network Services Engine and I/O Controller 』も参照してください。
ステップ1 I/O コントローラまたは NPE-G1 の GBIC スロットから、ギガビット イーサネット GBIC ケーブルを外します。
ステップ2 I/O コントローラまたは NPE-G1 から GBIC を取り出します。
ステップ3 GBIC のガイドの溝(2)の位置を確認します(ラベルを上に向けます)。
GBIC は正しく差し込まないと装着できない構造になっています。
ステップ4 I/O コントローラまたは NPE-G1 のスロットに新しい GBIC を差し込みます。
ステップ5 GBIC ケーブルを取り付けます。「SFP および GBIC インターフェイス ケーブルの取り付け」も参照してください。
図22 NPE-G2 ギガビット イーサネット ポート 0/1 への SFP モジュールの挿入
次の手順を使用して SFP モジュールを NPE-G2 に挿入します。
ステップ1 静電気防止用リスト ストラップを身体とシャーシの塗装されていない面に接続します。
ステップ2 SFP モジュールのラベル装着面を確認し、ラベルが上になりガイドの溝が下になるように SFP モジュールの向きを変えます。
(注) SFP モジュールは、正しい方向に差し込まないと装着できない構造になっています。
ステップ3 SFP モジュールを SFP ポート 0/1、0/2、または 0/3 に挿入します。SFP モジュールを適切に奥まで差し込むと、カチッとはめ込まれます。
ステップ4 2 番目または 3 番目の SFP モジュールがある場合は、ステップ 2 を繰り返します。
図23 ルータの USB ポートへの USB フラッシュ メモリ モジュールの接続
Cisco USB フラッシュ メモリ モジュールまたは Aladdin USB eToken Pro キーを NPE-G2 USB ポートに接続するには、図23 で示しているように単純にモジュールをポートに挿入します。フラッシュ メモリ モジュールは 1 方向にしか挿入できず、ルータの電源がオンかオフかに関係なく挿入や取り外しが可能です。
(注) Cisco ルータでは、Cisco USB フラッシュ メモリ モジュールおよび Aladdin USB eToken Pro キーのみがサポートされています。
(注) USB フラッシュ メモリ モジュールをサポートする Cisco IOS コマンドの詳細については、『Cisco IOS USB Flash Module and USB eToken Support』を参照してください。
(注) ポート アダプタを取り外す前にインターフェイスをシャットダウンし、取り外しの際にポート アダプタを通過するトラフィックがないようにしてください。
ステップ1 ポート アダプタを取り外すには、ポート アダプタ レバーをロック解除の位置(2)にします。
(注) ラックマウントされた Cisco 7200 VXR ルータの一番下のスロットに処理エンジンまたは I/O コントローラを設置するのが難しい場合は、ポート アダプタ、処理エンジン、および I/O コントローラをシャーシから取り外し、再度設置してください。まず、処理エンジンと I/O コントローラを一番下のスロットに取り付けてから、その上にある各スロットに、下から上に向かって順に取り付けていきます。
ステップ2 ポート アダプタのハンドルを持って、ルータからポート アダプタを半分ほど引き出します(3)。ブランク ポート アダプタを取り外す場合は、シャーシ スロットから完全に引き出します。
ステップ3 ポート アダプタをスロットから半分引き出した状態で、ポート アダプタからすべてのケーブルを外します。ケーブルを外したら、ポート アダプタをシャーシ スロットから引き出します。
ステップ4 新しいポート アダプタを取り付ける際には、ポート アダプタのフレームをポート アダプタ スロットの上下の端に慎重に合わせて(4)、ポート アダプタ スロットに半分ほど差し込みます(3)。
ステップ5 必要なケーブルをすべてポート アダプタに接続します。ケーブルを接続したら、ポート アダプタがルータのミッドプレーンに装着されるまで、完全にスロットに挿入します。
ステップ6 ポート アダプタが正しく装着されたら、ポート アダプタ レバーをロックの位置にします(5)。
ポート アダプタのマニュアルについては、『 Cisco 7200 Series Routers Port Adapter Documentation Roadmap 』を参照してください。
(注) ポート アダプタ ジャケット カードは OIR をサポートしていません。ポート アダプタは OIR をサポートしています。
ステップ4 ポート アダプタが外れるまでロック レバーを押して、ポート アダプタを取り外します。
ステップ5 ポート アダプタ ジャケット カードからポート アダプタを引き出します。
(注) ラックマウントされた Cisco 7200 VXR ルータの一番下のスロットからポート アダプタ ジャケット カードを取り外すのが難しい場合は、ポート アダプタおよび処理エンジンをシャーシから取り外してから、ポート アダプタ ジャケット カードを取り外してください。
ステップ6 ポート アダプタ ジャケット カード上部の左右の角にある非脱落型ネジを緩め、ポート アダプタ ジャケット カードのハンドルを使用して、ポート アダプタ ジャケット カードをシャーシから引き出します。
ステップ7 ポート アダプタ ジャケット カードを I/O コントローラ ブランク パネルまたは別のポート アダプタ ジャケット カードに交換し、ルータ内で適切な通気を確保します。
ステップ8 ポート アダプタ ジャケット カードの交換が終わったら、ポート アダプタまたはポート アダプタ ブランク パネルをポート アダプタ ジャケット カードに差し込み、ルータ内の適切な通気を確保します。
ステップ10 処理エンジンまたはポート アダプタをシャーシから取り外したら、下から上に向かって順に取り付けてください。
ステップ4 電源装置のハンドル(5)を持ってシャーシから引き出します。
ステップ5 取り外した電源装置と同じタイプの新しい電源装置を取り付けて、非脱落型ネジを締めます。
ステップ6 電源装置を電源に接続し、ルータの電源スイッチをオンにします。
(注) ルータの電源をオフにしてから再びオンにする場合、30 秒の間隔をあけてください。
シスコでは、無償の Security Vulnerability Policy ポータルを次の URL で提供しています。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
• シスコからのセキュリティ情報を入手するために登録を行う。
シスコ製品に関するセキュリティ勧告および注意のリストが以下の URL で確認できます。
勧告および注意事項が変更された際に、リアルタイムで確認したい場合は、以下の URL から Product Security Incident Response Team Really Simple Syndication(PSIRT RSS)にアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_psirt_rss_feed.html
シスコでは、安全な製品を提供することを目指しています。製品のリリース前に社内でテストを実施し、すべての脆弱性を迅速に修正するように努めております。お客様がシスコ製品の脆弱性を発見したと思われる場合は、次の PSIRT にご連絡ください。
• 緊急度の高い問題 ― security-alert@cisco.com
緊急度の高い問題とは、システムが激しい攻撃を受けている状態、または急を要する深刻なセキュリティの脆弱性を報告する必要がある状態を指します。それ以外の状態はすべて、緊急度の低い問題とみなされます。
• 緊急度の低い問題 ― psirt@cisco.com
緊急度の高い問題の場合、次の電話番号で PSIRT に問い合わせることができます。
ヒント お客様が第三者に知られたくない情報をシスコに送信する場合、Pretty Good Privacy(PGP)または PGP と互換性のある製品を使用して情報を暗号化することを推奨します。PSIRT は、PGP バージョン 2.x ~ 8.x と互換性のある暗号化情報を取り扱うことができます。
無効な暗号鍵または失効した暗号鍵は使用しないでください。PSIRT と通信する際は、次の URL にある Security Vulnerability Policy ページの Contact Summary にリンクされている有効な公開鍵を使用してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html
このページのリンクに、現在使用されている PGP 鍵の ID があります。
Cisco Technical Support では、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、広範囲にわたるオンラインでのサポート リソースを提供しています。さらに、シスコシステムズとサービス契約を結んでいる場合は、Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアによる電話サポートも提供されます。シスコシステムズとサービス契約を結んでいない場合は、リセラーにお問い合わせください。
Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立てることができます。この Web サイトは 24 時間ご利用いただけます。次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれも Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
(注) テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用して、製品のシリアル番号をご確認ください。CPI ツールへは、Documentation & Tools の下にある Tools & Resources リンクをクリックして、Cisco Technical Support & Documentation Web サイトからアクセスできます。Alphabetical Index ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool を選択するか、Alerts & RMAs の下にある Cisco Product Identification Tool リンクをクリックしてください。CPI ツールは、製品 ID またはモデル名、ツリー表示、または特定の製品に対する show コマンド出力のコピー & ペーストによる 3 つの検索オプションを提供します。検索結果には、シリアル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。テクニカル サポートにお問い合わせいただく前に、製品のシリアル番号のラベルを確認し、メモなどに控えておいてください。
Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。
オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが、推奨される解決方法を自動的に提供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、シスコの技術者が対応します。TAC Service Request ツールは次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 および S2 の問題には、シスコの技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1) ― ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたります。
重大度 3(S3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。