この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco 7200 VXR ルータを設置する前に、設置場所での電源およびケーブル要件、ルータの設置に必要な機材、正常な動作を維持するために必要な設置場所での環境条件について検討する必要があります。この章では、ルータの設置準備作業について順に説明します。
• 「初期設定」
• 「Cisco 7200 VXR ルータのインストレーション チェックリスト」
• 「サイト ログ」
警告 システムの設置、操作、またはメンテナンスを行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7200 Series Routers』の「Site Preparation and Safety」を参照してください。このマニュアルには、システムを扱う前に理解しておく必要がある安全に関する重要な情報が記載されています。
Cisco 7200 VXR シャーシは完全に組み立てられた状態で出荷されるため、組み立て作業は不要です。ただし、シャーシを設置するため、次の工具や部品、ラックマウント キット、ケーブル管理キットが必要です。
ラックマウント キットとケーブル管理キットには、次の部品が含まれています。
• シャーシをラックに搭載するためのラックマウント ブラケット× 2
• シャーシにラックマウント ブラケットを固定するための M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ× 4
• ラック レールにラックマウント ブラケットを固定するための 10-32 x 3/8 インチ バインダヘッド ネジ× 6
• 搭載したポート アダプタのインターフェイス ケーブルのストレイン レリーフ システムとなるケーブル管理ブラケット× 2
• シャーシまたはラックマウント ブラケットにケーブル管理ブラケットを固定するための M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ× 4
• NPE-G1 または NPE-G2 用のケーブル管理ブラケット× 2
• NPE-G1 または NPE-G2 用のオプティカル ケーブル管理ブラケット× 1
• NPE-G2 のファースト イーサネット管理ポートに接続するための RJ-45 ケーブル× 1
• 各シリアル ポートを外部ネットワークに接続するための Data Service Unit(DSU; データ サービス ユニット)
• リモート装置またはネットワークにポートを接続するためのシリアル ポート アダプタ ケーブルをシリアル ポートごとに 1 本ずつ
• T1 CSU/DSU(チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット) -- シリアル ポートを T1 ネットワークに接続するため、High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)同期シリアル データ ストリームを、正しいフレーミングおよび ones density で T1 データ ストリームに変換します(電話システムによっては、1 つのデータ ストリーム内に単位時間あたり最小の数の値 [1] のビットが必要です。これが ones density です)。追加装置として利用可能な T1 CSU/DSU 装置は複数ありますが、ほとんどの装置は V.35、EIA/TIA-449、EIA-530 のいずれかの電気インターフェイスを提供します。
ポート アダプタおよび電源装置は、システムの動作中に取り外しおよび交換作業を行っても、電気上の障害またはシステムの損傷が起きないように作られています。ただし、I/O コントローラ、ポート アダプタ ジャケット カード、および Network Service Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)または Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)を取り外す場合、または交換する場合は、事前にシステムの電源を切らなければなりません。
ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的なシステム障害をもたらします。NPE または NSE、I/O コントローラ、および各ポート アダプタは、金属製フレームに固定したプリント基板で構成されます。EMI(電磁波干渉)シールド、コネクタ、およびハンドルはフレームを構成する部品です。基板はフレームによって保護されていますが、NPE または NSE、I/O コントローラ、およびポート アダプタを取り扱うときは必ず静電気防止用ストラップを着用してください。フレームはハンドル部分と端だけを持つようにして、基板またはコネクタ ピンには触れないでください。
Cisco 7200 VXR ルータの環境モニタ機能は、過電圧や過熱に起因するシステム障害およびコンポーネントの故障を防止します。正常なシステム動作を維持し、不要なメンテナンスの手間を省くには、設置作業を行う 前に 、設置環境の条件を整えておく必要があります。設置後は、室温を 32°~ 104°F(0°~ 40°C)の範囲に保ち、シャーシ周辺をできるだけ清潔な状態にしておく必要があります。
システムを正常に動作させるには、Cisco 7200 VXR ルータを適切な場所に設置し、装置ラックやワイヤリング クローゼットを適切に配置する必要があります。複数の装置を近づけて設置したり、換気が不十分であると、システムが過熱状態になります。また、装置を不適切に配置すると、シャーシ パネルに手が届きにくくなり、システムのメンテナンス作業が困難になります。設置中および稼働中の問題を防ぐために役立つ注意事項を次に示します。
装置ラックまたはワイヤリング クローゼットの位置およびレイアウトを検討するときには、ルータ内のエアフローを考慮する必要があります。Cisco 7200 VXR ルータは、(ルータ前面から見て)シャーシ右側の吸気口から冷気を取り込んで、内部コンポーネントに空気を送り、シャーシ左側の排気口から排出します。
NPE または NSE、および I/O コントローラ上の温度センサーが内部の温度を監視します。温度が指定されたスレッシュホールドに近づくと、温度センサーは警告メッセージを送信します。内部の温度が指定されたスレッシュホールドを超えると、システム環境モニタがすべての内部電源をシャットダウンし、過熱による装置の損傷を防ぎます(温度のスレッシュホールドについては、 環境モニタおよびレポート機能 を参照してください)。
図2-1 にルータのエアフローを示します。
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適切なエアフローを確保し、シャーシ内部の過熱を防止するため、シャーシの両側をふさがないように注意してください。最低 3 インチ(7.62 cm)のスペースが必要です。
装置の配置および接続を検討するときには、次の一般的な注意事項に従ってください。
• show environment コマンドを使用し、内部システム ステータスを定期的にチェックしてください。環境モニタが常時シャーシ内部の環境を点検して高温および最大/最小電圧について警告を出し、このようなイベントに関するレポートを作成します。警告メッセージが表示された場合はただちに原因を特定し、問題を解消してください。
• Cisco 7200 VXR ルータを直接床に置かないでください。また、埃がたまりやすい場所には置かないようにしてください。
• 静電気防止手順に従って、機器の損傷が起きないようにします。静電気放電が発生すると、装置が故障したり、間欠的な装置障害を招きます。
• NPE または NSE、I/O コントローラ、ポート アダプタ、ブランク ポート アダプタ、ポート アダプタ ジャケット カード、電源装置、電源装置フィラー プレートがそれぞれ定位置に固定されていることを確認します。ファンがシャーシ内部全体に冷気を流します。コンポーネントが緩んでいたり、空のスロットがあると、エアフローが変化し、アクティブなコンポーネントに冷気が行き渡らない状況になります。
次に、Cisco 7200 VXR ルータに関する設置場所の条件について説明します。
ラックに Cisco 7200 VXR ルータを取り付ける前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 7200 Series Routers』の「Site Preparation and Safety」に目を通し、設置場所および環境に関する条件を把握してください。次の注意事項を読まなかった場合、または従わなかった場合、インストレーションを正常に終えることができず、ルータおよびコンポーネントの損傷を招く可能性があります。
Cisco 7200 VXR ルータに付属しているラックマウント ブラケットは、ほとんどの 19 インチ幅の装置ラックおよび 2 支柱装置ラックに使用できます。ルータをラックに搭載するときは、
Field-Replaceable Unit(FRU)にすぐ手が届くように、ルータの前後にスペースを確保してください。
実際にラックを使用する前に、ラックマウント作業の障害となるもの(電源ストリップなど)がないことを確認してください。電源ストリップが障害になり、背面からのラックを取り付けることが困難な場合は、電源ストリップを取り外してから Cisco 7200 VXR ルータをラックに設置し、シャーシの搭載後に電源ストリップを元に戻します。また、ラックの寸法に問題がなく、装置シェルフにルータを固定可能であり、全体の構成から見て安全性と操作性が確保できる場合は、シェルフに Cisco 7200 VXR ルータを搭載することもできますが、できるだけラックに設置してください。図2-2 に、Cisco 7200 VXR ルータの設置面積と外寸を示します。
Cisco 7200 VXR ルータに付属のラックマウント ブラケットを使用する場合は、次の注意事項を考慮してください。
• ブラケットを使用して 2 本の支柱またはレールにルータを搭載する場合、内側のスペース(2 本の支柱またはレールの 内側 の間隔)として 17.00 インチ(43.18 cm)以上が必要です。
• シャーシの高さは 5.25 インチ(13.34 cm)です。
• 4 支柱または 2 支柱タイプのラックにルータを設置する場合は、必ず付属のネジとブラケットをすべて使用し、ラックの柱にシャーシを固定してください。
図2-2 Cisco 7200 VXR ルータの設置面積と外寸
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• 装置シェルフを使用する場合、シェルフがシャーシの重量と寸法に対応するように作られていることを確認してください。図2-2 に、シャーシの設置面積を示します。カスタム シェルフを設計する場合の参考にしてください。ただし、なるべく Cisco 7200 VXR ルータ用のラックマウント キットを使用してください。
• ラックの周囲には、メンテナンスのため十分なスペースを確保してください。ラックが可動式であれば、通常の稼働時には壁面またはキャビネットの奥に設置して、メンテナンス(ポート アダプタの搭載または移動、ケーブルの接続、コンポーネントの交換またはアップグレードなど)のときに引き出すことができます。ラックが可動式ではない場合は、Cisco 7200 VXR の FRU を取り外せるように、19 インチ(48.3 cm)のスペースを確保してください。
• 前面からラックに搭載する Cisco 7200 VXR ルータにケーブル管理ブラケットを取り付ける場合、ラックにシャーシを搭載する前に、ケーブル管理ブラケットとラックマウント ブラケットを取り付ける必要があります。
• ルータ シャーシに適したシャーシ アース接続が必要です。
(注) シャーシ アース接続は必須です。手順については、「Cisco 7200 VXR ルータのインストレーション」の「シャーシのアース接続」を参照してください。
Cisco 7200 VXR をラックに正しく設置するには、「Cisco 7200 VXR ルータのインストレーション」の「Cisco 7200 VXR ルータのラックマウント」の手順に従ってください。
表2-1 に、動作時および保管時の設置環境の条件を示します。記載された範囲内であれば、Cisco 7200 VXR ルータの動作は維持されますが、測定値が範囲の下限または上限に近い場合は、障害が発生する可能性があります。動作範囲の限界に至るまでに、異常な環境条件を予測して修正することにより、正常な動作を維持することができます。
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Cisco 7200 VXR ルータの電源接続を検討する場合は、次の注意事項と推奨事項を考慮してください。
• 設置作業を開始する前に、設置場所の電源がクリーン電力を供給しているかどうかを点検します。設置後も定期的に点検してください。必要に応じて、電源調整器を取り付けてください。
• 雷や電力サージによるダメージを受けないように、適切にアースしてください。
(注) Cisco 7200 VXR ルータは、該当するすべての導線を使って設置する必要があります。また、銅製コンダクタと組み合わせた場合にかぎり、使用が認められます。ハードウェアを固定するアース結合材は互換性のある素材で、ハードウェアおよび結合材料の緩み、劣化、電気化学的消耗を起こすものは使用しないでください。
シャーシ アースとセントラル オフィスまたは他の内部アース システム間の結合は、6 AWG 以上の銅製アース コンダクタで行う必要があります。
Cisco 7200 VXR シャーシの背面には、ネジ込みの M5 シャーシ アース レセプタクルが 2 個あります。これは、セントラル オフィスまたは他の内部アース システムに直接結合するようになっています。シャーシ アースには M5 のネジおよび固定用ハードウェアが必要ですが、いずれも付属品ではありません(シャーシを適切にアースする手順については、「Cisco 7200 VXR ルータのインストレーション」の シャーシのアース接続 を参照)。
設置場所の施設配線およびケーブル接続については、次の注意事項に従ってください。新しいシステムの配置を検討する場合は、次の説明に従い、信号の距離制限、EMI(電磁波干渉)、コネクタの互換性を考慮してください。
電線が長距離にわたって電磁場を通っている場合、磁場と電線の信号間で干渉が起きることがあります。この場合、施設の配線について次の 2 つが起こる可能性があります。
• 配線方法が不適切な場合、施設の配線から無線周波干渉が発生します。
• 特に雷や無線発信器から生じる強力な EMI は、Cisco 7200 VXR ルータの信号ドライバおよびレシーバを破壊する可能性があります。また、回線経由で電力サージを装置に引き込むことにより、電気的な事故を引き起こす場合もあります。
(注) 強力な EMI を予測して対処するには、Radio Frequency Interference(RFI; 無線周波干渉)の専門家に相談する必要が生じる場合があります。
施設配線でツイストペア線を使用し、さらにアース コンダクタを適切に分散させると、施設配線から無線周波が発生する可能性はほとんどなくなります。推奨距離を超過する場合は、高品質のツイストペア線とともに、該当する場合はデータ信号ごとに 1 つずつアース コンダクタを使用してください。
配線が推奨距離を超過する場合、または配線が複数の建物にまたがる場合は、付近での落雷の影響に十分配慮してください。雷または他の高エネルギー現象によって生じる電磁波パルスは、電子装置を破壊するだけのエネルギーを、即座にシールドされていないコンダクタに結合してしまいます。過去にこの種の問題を経験している場合は、電力サージ抑制およびシールドの専門家に相談してください。
ネットワークの規模およびコネクション間の距離は、信号のタイプ、信号速度、伝送メディア(信号伝送に使用するケーブルのタイプ)によって異なります。たとえば、標準の同軸ケーブルでは、ツイストペア線よりチャネル容量が大きくなります。次に記載する距離および速度の制限は、信号送出に関して IEEE(米国電気電子学会)が推奨する最大速度および距離に基づいています。ただし、速度および距離がこの限度を大きく超えた場合でも、良い結果が得られる場合もあります。たとえば、V.35 の場合、推奨最大速度は 2 Mbps ですが、通常は 4 Mbps で使用しても特に問題はありません。発生する可能性がある電気的な問題を理解し、問題が起きても対処できる場合は、ここで記載する値より速度および距離を大きくしても、良い結果が得られます。ただし、各自の責任において行ってください。
(注) 指定された伝送速度および距離限度をなるべく超えないようにしてください。
Cisco 7200 VXR ルータのネットワーク接続用に設置場所を準備する場合は、インターフェイスのタイプごとにさまざまな要素を検討する必要があります。
• 各タイプに必要なケーブルの種類(光ファイバ、Thick/Thin同軸、Shielded Twisted-Pair[STP; シールド付きツイストペア]、Unshielded Twisted-Pair[UTP; シールドなしツイストペア])
• 追加する必要がある他のインターフェイス機器(トランシーバ、ハブ、スイッチ、モデム、CSU、または DSU など)
具体的なインターフェイス情報については、各ポート アダプタに付属のマニュアルを参照してください。たとえば、Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)の距離制限およびピン割り当てを調べる場合は、『PA-A3 Enhanced ATM Port Adapter Installation and Configuration』を参照してください。このマニュアルは、Cisco.com および Documentation DVD から入手できます。
Cisco 7200 VXR ルータを設置する前に、必要な外付け装置とケーブルをすべて用意してください。発注方法については、購入された代理店にお問い合わせください。
シャーシを設置してすべてのハードウェアが正常に動作することを確認し、さらにシステムおよび個々のインターフェイスを設定してから、システムを外部ネットワークに接続してください。セットアップ機能または標準コンフィギュレーション コマンドを使用することにより、設定情報を入力することができます。
作業を始める前に、ホスト名、パスワード、ルーティング プロトコルなどのグローバル(システム全体の)パラメータ、さらに、アドレス、動作速度、ルーティング プロトコルの詳細など、各インターフェイスの設定情報を準備します。
• EXEC コマンド インタープリタに対する不正なイネーブル モード アクセス防止用および各仮想端末回線用のパスワード
• ブリッジングの設定(ブリッジングを使用する場合、またはその場合の対象インターフェイス)
• IP アドレスおよびサブネット マスク(IP をルーティングする場合)
• 新しいインターフェイスのゾーン名、ネットワーク番号、またはノード番号(必要に応じて)
• 個々のインターフェイスの動作速度 -- たとえば、トークンリング インターフェイスは 4 または 16 Mbps で動作します。シリアル インターフェイスは最大 2 Mbps で動作します。インターフェイスの速度は通常、接続先のリモート装置の速度によって決まります。
設定手順の詳細については、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。これらのマニュアルは Cisco.com および Documentation DVD で入手できます。
インストレーション作業を円滑に進め、作業担当者およびその作業内容を記録するには、Cisco 7200 VXR ルータ インストレーション チェックリスト( 表2-2 )を利用することができます。このチェックリストのコピーを用意し、個々の手順または確認事項を記入してください。すべて記入したチェックリストは、新しいルータに関する他の記録とともに、サイト ログ(この章の最後を参照)に添付します。
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I/O コントローラ、NPE または NSE、およびすべてのポート アダプタが動作可能(ポート アダプタおよび I/O コントローラの ENABLED LED が点灯) |
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Cisco 7200 VXR ルータの着荷後、次の手順で梱包内容を確認します。 表2-3 の Cisco 7200 VXR のコンポーネント リスト を使用し、発注したコンポーネントがすべて揃っているかどうかを確認してください。
(注) 輸送用の箱は保管しておいてください。Cisco 7200 VXR ルータを移動または輸送する場合に、この箱が必要になります。
ステップ 1 梱包の中に次の品目が含まれていることを確認します(アクセサリ ボックスは別の梱包になっている場合があります)。
• 完全に組み立てられた Cisco 7200 VXR ルータ× 1(ラックマウントおよびケーブル管理キットは除く)
• 1 つまたは複数のアクセサリ ボックス(一部または全部が別の梱包になっている場合もあります)
ステップ 2 アクセサリ ボックスの中身を Cisco 7200 VXR のコンポーネント リスト および添付明細と照合し、記載されている機器がすべて揃っているかどうかを確認します。次の品目が含まれています。
• 各 AC 入力電源装置にモジュラ式電源コードが 1 本ずつ
• ラックマウントおよびケーブル管理キット× 1(ブラケット× 4、ネジ× 14)
• 発注したオプション機器(ネットワーク インターフェイス ケーブル、トランシーバ、特殊なコネクタなど)
• Cisco 7200 VXR ルータ ハードウェアおよびソフトウェア マニュアル(発注した場合)
(注) 各システムには、ルータ マニュアル セットが添付されていません。必要なマニュアルをご指定の上、発注してください。マニュアルを注文したにもかかわらず、梱包に含まれていなかった場合は、24 時間以内に発送します。マニュアルの発注方法については、購入された代理店にお問い合わせください。
ステップ 3 Cisco 7200 VXR ルータに搭載されているポート アダプタが、梱包リストに記載されているポート アダプタ タイプと一致しているかどうかを確認します。
ステップ 4 次ページの「サイト ログ」、「Cisco 7200 VXR ルータのインストレーション」の順に進んで、インストレーション作業を開始してください。
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Cisco 7204 VXR または Cisco 7206 VXR シャーシを構成するのは、NPE または NSE、I/O コントローラ、最大 2 台の AC または DC 電源装置、4 スロット シャーシの場合は最大 4 つ、6 スロット シャーシの場合は最大 6 つのポート アダプタ(空のポート アダプタ スロットにはブランク ポート アダプタが取り付けられている)、および最大 2 つのフラッシュ ディスク、PC カード、またはコンパクトフラッシュ ディスクです。 |
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• ラックマウントおよびケーブル管理キット 1 |
ラックマウント ブラケット× 2、ケーブル管理ブラケット× 2、M4 x 8 mmフラットヘッド ネジ× 8、10-32 x 3/8インチ溝付きバインダヘッド ネジ× 6 ルータ ハードウェアおよびソフトウェア マニュアル セットおよび Documentation DVD パッケージ 2 (発注した場合) |
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1.NPE-G1 および NPE-G2 には、出荷時にケーブル管理ブラケットがさらに 1 セット付属しています。 2.マニュアルのタイトルおよび数は異なります。ハードウェアの発注時に、マニュアル セットのタイプと数を指定する必要があります。 |
サイト ログは、Cisco 7200 VXR ルータの動作およびメンテナンス関連のあらゆる処置に関する記録です。サイト ログは、作業担当者が必要に応じて利用できるように、シャーシの近くに保管してください。サイト ログには、次のような項目が含まれます。
• インストレーションの進行状況 -- Cisco 7200 VXR ルータ インストレーション チェックリストのコピーを作成し、サイト ログに添付します。作業終了時、このチェックリストに記入します。
• アップグレード、取り外し、交換手順 -- システムのメンテナンスおよび拡張に関する記録として、サイト ログを使用します。作業実行時、下記の情報が反映されるように、サイト ログを更新します。
表2-4 にサイト ログのサンプルを示します。このサンプルをコピーして利用することも、設置場所または装置の状況に合わせて独自のサイト ログを作成することもできます。
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