Quad OC-3 ATM/STM-1c Line Card
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの概要
ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの取り付けおよび取り外し
新しいライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの取り付け
ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの取り外し
Segmentation and Reassembly(SAR;分割と再組み立て)バッファの設定
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの設定例
Quad OC-3c/STM-1c ATMのインターフェイス ケーブル
製品番号:4OC3/ATM-MM-SC =、4OC3/ATM-IR-SC =
Customer Order Number: DOC-J-785401=
このハードウェア インストレーション コンフィギュレーション ノートでは、Quad OC-3c/STM-1c
Asynchronous Transfer Mode(ATM;非同期転送モード)Line Cardについて説明します。
ここでは、次のハードウェアおよびソフトウェア要件に関連する重要事項について説明します。
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ製品ラインのハードウェア インストレーションおよびメンテナンス情報については、ご使用のCisco 12000シリーズ インターネット ルータに対応するインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
冷却ファン、電源装置、シャーシ バックプレーンなど、ルータ サブシステムの取り付け、メンテナンス、および交換手順については、Field-Replaceable Unit(FRU)の資料を参照してください。
Cisco IOSソフトウェアの設定情報およびサポートについては、インストールされているCisco IOSソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの、コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。また、ルータ上で使用しているCisco IOSソフトウェア バージョンに対応したCisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。
表 1 に、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line CardのCisco IOSソフトウェア リリース要件を示します。
show version コマンドおよび show diag コマンドを使用すると、現在ロードされて実行されているソフトウェア バージョンを含めたルータの現在のハードウェア構成が表示されます。
show コマンドの詳細については、インストールされているCisco IOSリリースに対応する『 Cisco
IOS Configuration Fundamentals Command Reference』および『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。
ソフトウェアとの互換性を確保するために、次のいずれかのハードウェア バージョン番号のQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを使用する必要があります。ハードウェア バージョン番号は、カードのコンポーネント側に貼付されたラベルに記載されています。 show version コマンドを使用して、この番号を表示することもできます。 表 2 に、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardに対応するハードウェア バージョン番号を示します。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのスイッチ ファブリックとの間でインターフェイスの役割を果たします。このカードは、155 Mbps OC-3c/STM-1cデュプレックスSCシングルモードまたはマルチモードSONET/SDH接続を4本提供します。この接続は連結され、帯域幅を分割する必要がないので、効率が高くなります。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardには、表 3のルート メモリ オプションを使用できます。ライン カードのルート メモリまたはパケット メモリを拡張または交換する場合には、『 Cisco 12000
series Internet Router Memory Replacement Instructions 』を参照して、取り付け手順を確認してください。
ライン カード ルート メモリの範囲は128~256 MBです。デフォルトのライン カード ルート メモリ構成は128 MBです。ルート メモリのDRAM DIMM0ソケットに128 MBのDIMMが1つ搭載されています。最新のメモリ オプションについては、『 Cisco 12000 series Internet Router Memory
Replacement Instructions 』を参照してください。
Engine 0のライン カードには、パケット バッファ メモリ用のSDRAM DIMMソケットが4つあります。表 4を参照してください。ソケットは次のようにペアになります。
受信(RX)バッファ ― RX DIMM0およびRX DIMM1というラベルの付いた2つのSDRAM DIMMソケット
送信(TX)バッファ ― TX DIMM0およびTX DIMM1というラベルの付いた2つのSDRAM DIMMソケット
総パケット メモリ
4
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|||
4.所定のバッファ(受信または送信)に搭載するSDRAM DIMMは、同じタイプ、同じ容量にしなければなりませんが、受信バッファと送信バッファのメモリ容量は異なっていても動作します。 |
図 1に、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの前面図および背面図を示します。
ここでは、インストレーションの前に必要な準備について説明します。
• 静電破壊の防止
このマニュアルに記載されている作業を行う前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。
安全を確保し、機器を保護するために、次の注意事項に従ってください。危険な状況はこれですべてではありません。くれぐれも注意を怠らないでください。
(注) Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを設置、設定、または保守する前に、ルータに対応する『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 series Internet Routers(Text Part Number: 78-4347-xx)の安全上の警告を確認してください。
• 常に装置の周辺を埃のない清潔な状態にしておいてください。レーザーを使用するコンポーネントに埃が侵入しないようにしてください。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardに関連する安全上の警告および適合規格の各国語表記は、
『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 series Internet Routers 』に収録されています(Text Part Number: 78-4347-xx)。
この装置はテスト済みであり、FCCルールPart 15に規定された仕様のクラスAデジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。 その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
シスコシステムズの書面による許可なしに装置を改造すると、装置がクラスAのデジタル装置に対するFCC要件に適合しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利がFCC規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
この装置は、ITE/TTE装置として使用した場合に、EN55022クラスBおよびEN55024の標準規格に適合します。また、Telecommunications Network Equipment(TNE)に関する EN 300 386-2(EN55022クラスB非セントラル オフィス装置)に適合しています。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると、電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には、使用者が適切な対策を取るように要求されることがあります。
ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。 静電破壊は電子カードや部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。EMI(電磁波干渉)シールドは、ライン カードの統合部品です。ネットワーク装置またはその部品を扱うときは、必ず静電気防止用ストラップを着用してください。
ESDによる損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。
• 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。接続コードの装置側をルータのESD接続ソケット、またはシャーシの塗装されていない金属部分に接続します。
• ライン カードを扱うときには、非脱落型ネジ、イジェクト レバー、またはライン カードの金属フレームだけを持ってください。基板またはコネクタ ピンには手を触れないようにしてください。
• 取り外したライン カードは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外したあと、ただちに静電気防止用袋に入れてください。
• ライン カードと衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気から基板を保護するだけです。 衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardは、クラス1レーザーを使用する製品であり、目に見えないレーザー光が放出されます。ライン カード ポートの開口部をのぞきこまないでください。Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardには、レーザーに関する次の警告が当てはまります。
次の警告は、すべてのQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardに当てはまります。
警告 ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放出されています。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
安全上の警告の各国語表記については、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers』(Text Part Number: 78-4347-xx)を参照してください。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの取り外しおよび取り付けには、次の工具および部品が必要です。
• Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardともう1台のルータまたはスイッチを接続するインターフェイス ケーブル(ケーブルの詳細については、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの設定例を参照)。
ここでは、ライン カードの取り付けまたは交換手順について説明します。さらに、ライン カードを取り外して交換する手順について説明します。
(注) ルータの電源がオンの状態でライン カードを取り外す場合は、事前に「ライン カードの取り外しおよび取り付けに関する注意事項」を参照してください。
ライン カードの取り外しおよび取り付けは、ルータを稼働させたまま行うことができます。ソフトウェアに通知したり、電源をリセットしたりする必要はありません。この機能により、ルータをオンライン状態にしたままライン カードの追加、取り外し、交換を行っても、ネットワーク上のエンド ユーザに影響はなく、すべてのルーティング情報が維持され、セッションが切断されることもありません。
ライン カードを再び取り付けると、必要なソフトウェアがRout Processor(RP;ルート プロセッサ)から自動的にダウンロードされます。その後、現在のコンフィギュレーションと一致するインターフェイスおよびアップとして設定されていたインターフェイスだけがオンラインになります。他のインターフェイスは、 configure コマンドで設定する必要があります。Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの設定については、「インターフェイスの設定」を参照してください。
各ライン カードにはイジェクト レバーが2つあります。ライン カードを取り外す際には、イジェクト レバーを使用すると、カードがバックプレーン コネクタから外れます。ライン カードを取り付ける際には、イジェクト レバーを使用するとバックプレーン コネクタにカードがしっかり固定されます。イジェクト レバーによって、カードのコネクタがバックプレーンに正しく装着されます。
ライン カードを取り外す際には、カードのコネクタ ピンが想定どおりの正しい順番でバックプレーンから外れるようにするため、必ずイジェクト レバーを使用してください。カードが完全にバックプレーンに装着されていないと、ルータが停止する原因になります。
同様に、ライン カードを取り付ける際にも、必ずイジェクト レバーを使用して、カードがバックプレーン コネクタに正しくかみ合い、カードのコネクタ ピンが正しい順序でバックプレーンに接触して、カードがしっかり固定されるようにしてください。カードがバックプレーンに完全に装着されていないと、ルータが停止し、最終的にクラッシュする可能性があります。
故障したライン カードを交換する場合は、先に既存のカードを取り外し、そのあと、同じスロットに新しいライン カードを取り付けます。ライン カードはOnline Insertion and Removal(ホットスワップ)対応なので、ルータの電源をオンにしたまま、取り外しや交換を行うことができます。
(注) ライン カードを取り外す前に、新しいライン カードまたは再設定されたライン カードを取り付けたときに問題が起きないように、インターフェイスをシャットダウン(ディセーブル)しておくことを推奨します。インターフェイスをシャットダウンすると、showコマンド出力にadministratively downが表示されます。
ライン カードの取り外し手順は、次のとおりです(図 2を参照)。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、使用手順に従います。
ステップ 2 ライン カードのインターフェイス ケーブルを外します。
a. ライン カードのポートとインターフェイス ケーブル間の現在の接続状況を記録します。
b. ライン カードのインターフェイス ポートからインターフェイス ケーブルのコネクタを外します。ケーブルはライン カードのケーブル マネジメント ブラケットに取り付けたままにしておいてかまいません。ブラケットの片側の小さいフックを使用して、シャーシのケーブル マネジメント トレイまたはシャーシ上の別のブラケットからブラケットとケーブルをぶら下げることができます。
ステップ 3 ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードから取り外します。「ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの取り付けおよび取り外し」を参照してください。
ステップ 4 マイナス ドライバを使用して、ライン カードの前面プレートの両側にある非脱落型ネジを緩めます(図 2を参照)。
ステップ 5 両方のイジェクト レバーを同時に外側に倒して、ライン カードをバックプレーン コネクタから外します(図 2bを参照)。
ステップ 6 イジェクト レバーを持ち、カードをスロットから半分ほど引き出します。
ステップ 7 片方の手でライン カードの前面プレートを持ち、もう一方の手でライン カードの底面を支えながら、ライン カードをスロットからまっすぐ引き出します(図 2を参照)。ライン カードのプリント基板、コンポーネント、コネクタ ピンには触れないでください。
ステップ 8 取り外したライン カードを静電気防止用マットの上に置きます。取り外したライン カードを返却する場合は、すぐに静電気防止用袋に入れてください。
ステップ 9 ライン カード スロットを空のままにしておく場合は、シャーシに埃が入るのを防ぎ、ライン カード コンパートメントの通気を適切な状態に保つために、 ライン カード ブランク(製品番号:
MAS-GSR-BLANK)を取り付けます。非脱落型ネジを締めて、ライン カード ブランクをシャーシに固定します。
使用可能なライン カード スロットにライン カードを差し込み、バックプレーンに直接接続します。Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのシャーシには、ワイドとナローのライン カード スロットがあります。Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardには、ナロー スロットが必要です。
新しいライン カードを取り付ける場合は、まず、使用可能なスロットからライン カード ブランクを外さなければなりません。「ライン カードの取り外し」を参照してください。
(注) ライン カードのスロット タイプおよびスロット位置については、ルータに付属しているインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardには、ナロー タイプのライン カード スロットが必要です。
ステップ 1 コンソール端末がRPのコンソール ポートに接続されていて、コンソールの電源がオンになっていることを確認します。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを着用し、使用手順に従います。
ステップ 3 ライン カードに使用できるスロットを選択し、ライン カード インターフェイス ケーブルがライン カードと外付け装置を接続できる長さかどうかを確認します。
ステップ 4 片手でライン カードの前面プレートを持ち、もう一方の手をカードの底面に添えてカードの重量を支えながら、カード ケージ スロットの位置にカードを合わせます。ライン カードのプリント基板、コンポーネント、コネクタ ピンには触れないでください。
ステップ 5 ライン カードを慎重にスロットに差し込み、イジェクト レバーがカード ケージの縁に触れて引っかかったところで 止めます 。引っかからない場合は、イジェクト レバーのフックが完全にかみ合うまでライン カードを押し込んでください(図 3を参照)。
ステップ 6 両方のイジェクト レバーを同時に内側に回し、ライン カードの前面プレートと垂直になるようにします。これによって、カードがバックプレーンに固定されます。
ステップ 7 3/16インチのマイナス ドライバを使用して、ライン カードの前面プレートの両端にある非脱落型ネジを締めます。これによって、適切なEMIシールドを確保するとともに、ライン カードがバックプレーンから部分的に外れるのを防ぐことができます。
ステップ 8 ライン カードのケーブル マネジメント ブラケットを元どおりに取り付けます(ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの取り付けおよび取り外しを参照)。
a. シャーシのケーブル マネジメント トレイまたはブラケットからライン カードのケーブル マネジメント ブラケットを外します。
b. ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードの前面プレートに合わせます。
c. ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを差し込んで締め、ライン カードにブラケットを固定します。
ステップ 9 ライン カード前面プレートの元のポートにインターフェイス ケーブル コネクタを差し込みます。
シスコのルータにはケーブル マネジメント システムがあり、ルータに出入りするインターフェイス ケーブルを整理して、ケーブルが絡まったり、強く折れ曲がったりしないようにできます。
ケーブル マネジメント システムは、次の2つのコンポーネントで構成されています。
1. ケーブル マネジメント トレイ ― シャーシに取り付けます。ケーブル マネジメント トレイに関する詳細は、該当するシスコ ルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
2. ケーブル マネジメント ブラケット ― ライン カードに取り付けます(図 4を参照)。
(注) スペアのライン カードは、ケーブル マネジメント ブラケットが取り付けられていない状態で出荷されるので、ライン カードにケーブル マネジメント ブラケットを取り付けてから、ライン カードをルータに取り付ける必要があります。
新しいライン カードをルータに取り付けたあと、さらにライン カード ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードに取り付ける必要があります。
ライン カードにライン カード ケーブル マネジメント ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、使用手順に従います。
ステップ 2 次の手順で、ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードに取り付けます(図 4を参照)。
a. ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードの前面プレートに合わせます。
b. ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを差し込んで締め、ライン カードにブラケットを固定します。
ステップ 3 ライン カードの一番下のポートから始め、各インターフェイス ケーブルを所定のポートに接続します。
ステップ 4 ベルクロ ストラップでインターフェイス ケーブルをケーブル マネジメント ブラケットに慎重に固定します(図 5を参照)。ケーブルがねじれたり強く折れ曲がったりしないように注意してください。
ステップ 5 図 5のように、シャーシのケーブル マネジメント トレイにケーブルをていねいに引き回します。
図 5 ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットへのインターフェイス ケーブルの取り付け
ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットからインターフェイス ケーブルを外して、ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードから取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、使用手順に従います。
ステップ 2 ライン カードのポートに現在接続されているインターフェイス ケーブルを記録しておきます。
ステップ 3 ライン カードの一番下のポートに対応するインターフェイス ケーブルから始め(カードに複数のポートがある場合)、ライン カード ポートからケーブルを外します。
ステップ 4 ベルクロ ストラップを開き、ケーブル マネジメント ブラケットからネットワーク インターフェイス ケーブルの束を外します。
ステップ 5 シャーシのケーブル マネジメント トレイに引き回されているインターフェイス ケーブルを外します(図 5を参照)。
ステップ 6 ケーブル マネジメント ブラケットを取り外す間、ネットワーク インターフェイス ケーブルはぶら下がった状態になります。
ステップ 7 ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを緩めて、ライン カードからブラケットを外します。
ライン カードを取り付け、インターフェイス ケーブルを接続したあとで、ライン カード前面プレートのLEDを調べ、ライン カードが正常に動作しているかどうかを確認します。各Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardには、ライン カードの動作状況をモニタできるように、次の2種類のLED(図 1を参照)が備わっています。
• ステータスLED ― ライン カードの各ポートの横に3列ずつ
ライン カードの一般的な起動プロセスでは、次のイベントが発生します。
1. ライン カードは電力が供給されると、ソフトウェアの実行を開始します。
2. ライン カードのMbusモジュールが、搭載されているカードの種類を判別し、内部チェックを実行して、RPからダウンロードされたCisco IOSソフトウェアを受け付ける準備を整えます。
3. RPがライン カードを起動して、Cisco IOSソフトウェアをロードします。
ライン カードが正常に動作しているかどうかを調べるには、次の動作を確認します。
• ライン カードの起動プロセス中、そのライン カードの英数字LEDディスプレイを観察して、 表 5 に示されている一般的な初期化シーケンスが実行されていることを確認します。
• ライン カードのステータスLEDで、Active LEDが点灯していることを確認します。
前面プレートの片側、イジェクト レバーのそばに、4桁の英数字ディスプレイLEDが2つあります。ディスプレイLEDのメッセージから、カードの状態がわかります。通常、LEDが点灯するのは、RPがカードを検出し、起動してからです。
(注) 一部のメッセージは、表示がほんの一瞬なのでほとんど判読できません。また、表 5および表 6に記載されたメッセージの一部は、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardでは表示されません。
ライン カードの起動時には、 表 5 と同様の一連のメッセージが表示されます。
Mbusマイクロコードの実行が開始されました。 nnnn はマイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコードのバージョンが1.17の場合は、01175と表示されます。ディスプレイLEDメッセージが表示されるのはごく短時間なので、読み取れないこともあります。 |
||
ライン カードはファブリック ダウンローダ6のロードを待機中です。 |
||
表 6 に、ライン カードのディスプレイLEDに表示されるその他のメッセージを示します。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの各ポートの横に、グリーンのステータスLEDが3つずつあります。ACTIVE、CARRIER、およびRX CELLです。これらのLEDは、 表 7 に示したとおり、ポートのステータスを伝えます。
ライン カードのステータスLEDは、ライン カードのインターフェイスを設定するまで(シャットダウンされている場合はオンにするまで)点灯しない場合もあります。各インターフェイスが正常に動作しているかどうか確認するには、そのライン カードに対する設定手順を完了してください(インターフェイスの設定を参照)。
ライン カードのACTIVE LEDが点灯しない場合は、次の条件が満たされているかどうかを確認してください。
• すべての電源コードおよびデータ ケーブルの両端が適切に接続されている。
• すべてのカードがカード ケージにしっかり装着され、固定されている。
• カードのすべてのメモリ モジュールが完全に装着され、ソケットに固定されている。
• すべてのコンポーネントがカード ケージに適切に接続され、ネジで固定されている。
• ライン カードのポートと接続先のローカル デバイスに互換性があり、適切なケーブル(シングルモードまたはマルチモード)を使用している。
• ポートのインターフェイス コンフィギュレーションとIPアドレスが設定されている。
ライン カードが正しく接続されていることを確認する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータによる各インターフェイスの再初期化時に、コンソールに表示されるメッセージを観察し、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardが検出されていることを確認してください。次の条件が満たされている場合、インターフェイスは認識されていますが、設定は down のままです。
• Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardがバックプレーンに正しく接続されていて、電力が供給されている。
• ルータ バスがQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを認識している。
ステップ 2 再初期化の完了後、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line CardのActive LEDが点灯し、点灯した状態が続いていることを確認します。Active LEDが点灯状態の場合は、ステップ 5に進んでください。Active LEDが点灯状態にならない場合は、次のステップに進んでください。
ステップ 3 Quad OC-3c/STM-1c ATM Line CardのActive LEDが点灯しなかった場合は、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardのボード コネクタがバックプレーンに完全に装着されているかどうかを調べます。非脱落型ネジを緩めて、イジェクト レバーを内側に回し、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの前面プレートと垂直になるようにします。非脱落型ネジを締めます。
インターフェイスの再初期化が完了すると、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line CardのActive LEDが点灯するはずです。
Active LEDが点灯した場合は、ステップ 5に進んでください。Active LEDが点灯しない場合は、次のステップに進んでください。
ステップ 4 Active LEDがまだ点灯しない場合は、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを取り外し、使用可能な別のライン カード スロットに取り付けてみます。
• 新しいスロットにライン カードを搭載したときにActive LEDが点灯すれば、元のライン カード スロットのバックプレーン ポートが故障していると考えられます。
• Active LEDがそれでも点灯しない場合で、なおかつライン カードの他のLEDが点灯し、アクティビティを伝えている場合は、ステップ 5に進み、インストレーションの確認作業を再開してください。ライン カードのActive LEDが故障していると考えられます。
• ライン カードのLEDが1つも点灯しない場合は、ライン カードを交換してください。
• 上記の作業を行ってもActive LEDが点灯しない場合は、インストレーションを中止します。購入した代理店に機器が故障していることを連絡し、指示を受けてください。
ステップ 5 show interfaces コマンドを使用し、インターフェイスのステータスを確認します(インターフェイスが未設定の場合は、「インターフェイスの設定」に記載された手順に従う必要があります)。
コンソール端末にエラー メッセージが表示された場合は、該当するリファレンス マニュアルを参照して、エラー メッセージの意味を調べてください。解決できないようなその他の問題が生じた場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。
トラブルシューティングと診断についての詳細は、ご使用のCisco 12000シリーズ インターネット ルータに付属しているインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
ここでは、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの設定手順について説明します。
• デフォルト設定
新しいQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを取り付けた場合、または既存のインターフェイスの設定を変更する場合は、この項全体に目を通してください。 表 8 に、イネーブルのライン カードのデフォルト設定を示します(詳細は、設定のカスタマイズを参照)。
新しいQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardが正しく搭載されていることを確認してから、 configure コマンドを使用して、新しいインターフェイスを設定します。インターフェイスのIPアドレスなど、必要な情報を用意しておきます。
次に示すのは、インターフェイスのイネーブル化やIPルーティングの指定など、基本的な設定の作成手順です。この手順は、ルータ コンフィギュレーションの要件によって異なります。
Cisco 12000シリーズのインターネット ルータは、ライン カードのスロット番号およびポート番号( slot/port の形式で指定)によって、インターフェイス アドレスを識別します。たとえば、ライン カードのスロット1にQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを搭載した場合、インターフェイスの slot/port アドレスは 1/0 です。
configure コマンドを使用する前に、 enable コマンドを入力して、EXECコマンド インタープリタのイネーブル レベルを開始する必要があります。パスワードが設定されている場合は、パスワードの入力が要求されます。特に明記されていないかぎり、各ステップの最後で Return キーを押してください。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 show version コマンドを入力して、ルータがカードを認識しているかどうかを確認します。
show version コマンドの出力例については、「showコマンドによるステータスの確認」を参照してください。
ステップ 2 show interface コマンドを入力して、各ポートのステータスを調べます。
show interface コマンドの出力例については、「showコマンドによるステータスの確認」を参照してください。
ステップ 3 configure terminalコマンドを入力して、コンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション サブコマンドの送信元としてコンソール端末を指定します。
ステップ 4 ip routing コマンドを入力してIPルーティングをイネーブルにします。
ステップ 5 interface コマンド、その後ろに type( atm )および slot/port (ライン カード スロット番号/ポート番号)を入力することにより、設定する新しいインターフェイスを指定します。次に、ライン カード スロット1にQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardが搭載されている場合の例を示します。
ステップ 6 ip address コンフィギュレーション サブコマンドを使用して、インターフェイスにIPアドレスとサブネット マスクを割り当てます。
ステップ 7 no shutdownコマンドを使用して、シャットダウン ステートをアップに変更し、インターフェイスをイネーブルにします。
no shutdown コマンドによって、 enable コマンドがQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardに渡されます。さらに、送信済みのコンフィギュレーション コマンドに基づいて、ライン カードが自動的に設定されます。
ステップ 8 その他のコンフィギュレーション サブコマンドを使用して、ルーティング プロトコルをイネーブルにし、インターフェイス特性を調整します。
(注) 隣り合ったポート0および1で同じフレーマを共有し、隣り合ったポート2および3でその次のフレーマを共有します。したがって、ポート0および1で同じライン クロック設定を使用し、ポート2および3で同じライン クロックを使用する必要があります。メッセージ[M622_CM155-4ATMCLKINT]が表示された場合、隣接するポートのペアでライン クロックが一致していません。
ステップ 9 すべてのコンフィギュレーション サブコマンドを実行してコンフィギュレーションを完了したあとで、 Ctrl-Z を入力し( Control キーを押しながら Z キーを押す)、コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 10 新しいコンフィギュレーションをメモリに書き込みます。
コンフィギュレーションが保存されると、OKメッセージが表示されます。
設定が完了したあと、 show コマンドで確認できます。 show コマンドについては、「showコマンドによるステータスの確認」を参照してください。
ここでは、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの基本設定に役立つコマンドについて説明します。ライン カードの設定に使用する他のコマンドについては、Cisco IOSのコマンド リファレンスを参照してください。
ネットワーク環境に合わせて、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardのすべてのコンフィギュレーション パラメータのデフォルト値を変更できます。Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの基本設定をカスタマイズする場合は、次の作業を行ってください。
Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardのインターフェイスは、コンフィギュレーション コマンドではatm で表します。ルータのリセット時に検出されたQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardごとに、インターフェイスが1つずつ作成されます。特定のQuad OC-3/STM-1c ATMインターフェイスを選択するには、interface atm slot/port コマンドを使用します。
この場合、 slot は、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardが搭載されているスロットの番号です。 port はポート番号です。Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardのポートが1つだけの場合は、つねにポート0です。
STM-1モードの場合、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardは アイドル セルを送信して、セルレートのデカップリングを行います。OC-12cモードの場合、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardは 未割り当て セルを送信して、セルレートのデカップリングを行います。SONETフレーミングのデフォルト設定はOC-12cです。STM-4 SONETフレーミング用にQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardを設定するには、次のコマンドを使用します。
カスタムASIC回路が改良され、設定可能な出力バッファ プールがサポートされるようになりました。出力バッファ プールは、ASICを通じてアクセスされる出力バッファ メモリを意味します。シリコン キューイング エンジン バッファとは別です。出力バッファ メモリは、複数のプールに分割できます。プールには、固有の物理ポートを割り当てることができます。たとえば、ポート0に対応するパケットはすべて特定のプールに送られ、ポート1のパケットは別のプールに送られます。各ポートに1つずつ、最低4つのプールが存在します。設定できるプールは、最大で16です。
ATMインターフェイスにSAR送信バッファ プールを設定するには、 sar txpools インターフェイス コマンドを使用します。デフォルトの1インターフェイスに1プールの設定に戻す場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
[ no ] sar txpools { 0 | 2 | 4 }
このコマンドの no 形式によって、プール0以外のプールに割り当てられていたVirtual Circuit(VC;仮想回線)もプール0に移されます。
送信バッファ プールを設定しなかった場合は、デフォルトで各ポートに512Kbのバッファが1つずつ割り当てられます。
別のバッファ プールにPermanent Virtual Circuit(PVC;相手先固定接続)を割り当てる場合は、 sar vc インターフェイス コマンドを使用します。 no sar txpools コマンドを使用すると、すべてのVCがプール0に移されます。
前もってVCを設定し、ポートに対して poolid を有効にする必要があります。
すべてのポートのすべてのVCで最大64Mの送信バッファ メモリを共有します。SAR送信プールを設定しても、入力レートが比較的大きく、出力の遅いVCがあると、送信バッファ メモリの大半または全部が消費されてしまう可能性があります。1つのVCで使用する送信バッファ メモリが多いと、他のVCで使用できる分がそれだけ少なくなります。
ポートの送信キュー限度を定義することによって、ポートの送信キューに格納できるパケット数について、固定スレッシュホールドを設定できます。キューがスレッシュホールドに達すると、ファブリックからポートにスイッチングされた新しいパケットは廃棄されます。ポートに複数のSAR TXプールを指定した場合、送信キュー限度が各プール間で均等に分割されます。この方式によって、1つのプールのVCが、同一ポート上の異なるプールに割り当てられた、枯渇している他のVCから切り離されます。
• 送信キュー限度は、パケット数を意味します。パケット サイズとは無関係です。
• 送信キュー限度が適用されるのは、非IPCフリー キューだけです。
• IPCキューおよびロー キューは、キュー限度に左右されません。
ポートの設定限度を定義するには、 [no] tx-queue-limit number インターフェイス コマンドを使用します。デフォルトでは、送信限度は最大値(64K)に設定されます。すなわち、無制限です。
現在の限度およびキューに格納されているパケット数を調べるには、 execute slot num show controller frfab queue コマンドを実行します。
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータでは、ライン カードごとに、設定、トラフィック、エラーなどの情報が維持されます。これらの情報は、 show コマンドで表示できます。以下、ライン カード情報およびルータ ステータスを表示する show コマンドについて説明し、例を示します。
• スロット9に搭載されたライン カードのポート0に対する show interface atm slot/port コマンドの例を示します。
• show diag slot コマンドを使用すると、ルータに搭載されているQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの特定のハードウェア情報を表示することができます。スロット9に搭載されたQuad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardに対する show diag slot コマンドの例を示します。
• show version コマンドを使用すると、ルータのハードウェア構成(ライン カードのタイプ別搭載数)、Cisco IOSソフトウェア リリース、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、さらにブート イメージが表示されます。Cisco 12012ルータでの show version コマンドの例を示します。
• show protocols コマンドを使用すると、設定されているすべてのレイヤ3プロトコルについて、グローバル(システム全体)なステータスとインターフェイス固有のステータスが表示されます。
• show running-config コマンドを使用すると、RAMに保管され、現在実行中のコンフィギュレーションが表示されます。
• show atm traffic コマンドを使用すると、インターフェイスのトラフィックが表示されます。例を示します。
• show txpools interface atm コマンドを使用すると、VCおよびバッファ プール情報が表示されます。例を示します。
ここでは、Quad OC-3c/STM-1c ATM Line Cardの仕様について説明します。
• Quad OC-3c/STM-1c ATMのインターフェイス ケーブル
光ファイバ伝送に関するSONETの仕様では、2種類の光ファイバが定義されています。シングルモードおよびマルチモードです。マルチモード ファイバよりシングルモード ファイバの方が、遠くまで信号を伝送できます。
シングルモードの場合の最大距離は、ファイバ経路の光損失量によって決まります。スプライスの非常に少ない高品質のシングルモード ファイバの場合、Quad OC-3c/STM-1c信号を9.3マイル(15 km)以上伝送できます。高品質のマルチモード ファイバの最大伝送距離は、1640フィート(500 m)です。
一般的な最大伝送距離( 表 9 )近くまで信号を伝送しなければならない環境では、Optical Time Domain Reflectometer(OTDR;オプティカル タイム ドメイン反射率計)を使用して、パワー損失を測定する必要があります。
シングルモードまたはマルチモードの光ファイバ インターフェイス ケーブルを使用して、Cisco 12000シリーズ ルータと別のルータまたはスイッチを接続します。一般的に、マルチモード ケーブルの色はグレーまたはオレンジ、シングルモード ケーブルの色はイエローです。
(注) シングルモードおよびマルチモードの光ファイバ ケーブルは、AMP、Anixter、AT&T、
Red-Hawk、Siemensなどのケーブル ベンダーから入手できます。これらのケーブルは別途必要です。
SONET/SDHシングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続には、デュプレックスSCタイプ コネクタ(図 6を参照)を1つ、またはシンプレックスSCタイプ コネクタ(図 7を参照)を2つ使用します。
ライン カードと接続装置間を、1本のデュプレックス光ファイバ ケーブルまたは2本のシンプレックス光ファイバ ケーブルで接続します。ケーブルの受信側(RX)と送信側(TX)の対応関係に注意してください(図 8を参照)。
ここでは、シスコ製品のマニュアルを入手する方法について説明します。
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCisco Documentation CD-ROMパッケージでご利用いただけます。Documentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。このCD-ROMパッケージは、単独 または年間契約で入手することができます。
• Cisco Direct Customersに登録されている場合、Networking Products MarketPlaceからシスコ製品のマニュアルを発注できます。 次のURLにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/cgi-bin/order/order_root.pl
• Cisco.com登録ユーザの場合、Subscription StoreからオンラインでDocumentation CD-ROMを発注できます。 次のURLにアクセスしてください。
シスコシステムズでは、技術上のあらゆる問題の支援窓口としてCisco.comを運営しています。お客様およびパートナーは、 Technical Assistance Center(TAC)Webサイトのオンライン ツールからマニュアル、トラブルシューティングに関するヒント、およびコンフィギュレーション例を入手できます。Cisco.comにご登録済みのお客様は、TAC Webサイトで提供するすべてのテクニカル サポート リソースをご利用いただけます。 Cisco.comへのご登録については、製品を購入された代理店へお問い合わせください。
Cisco.comは、いつでもどこからでも、シスコシステムズの情報、ネットワーキング ソリューション、サービス、プログラム、およびリソースにアクセスできる対話形式のネットワーク サービスです。
Cisco.comは統合インターネット アプリケーションであり、優れた使いやすいツールとして、広範囲の機能やサービスを通してお客様に次のような利点を提供します。
• スキル査定、トレーニング、認定プログラムへのオンライン登録
また、Cisco.comに登録することにより、各ユーザに合った情報やサービスをご利用いただくことができます。Cisco.comには、次のURLからアクセスしてください。
シスコの製品、テクノロジー、またはソリューションについて技術的な支援が必要な場合には、TACをご利用いただくことができます。TACでは、2種類のサポートを提供しています。TAC WebサイトとTAC Escalation Centerです。
• プライオリティ レベル4(P4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要な場合。
• プライオリティ レベル3(P3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下している。ネットワークが十分に機能していないが、ほとんどの業務運用は継続できる場合。
• プライオリティ レベル2(P2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下したため業務に重大な影響があるにもかかわらず、対応策が見つからない場合。
• プライオリティ レベル1(P1) ― ネットワークがダウンし、すぐにサービスを回復しなければ業務に致命的な損害が発生するにもかかわらず、対応策が見つからない場合。
P3およびP4レベルの問題については、TAC Webサイトを利用して、お客様ご自身で問題を解決し、コストと時間を節約することができます。このサイトでは各種のオンライン ツール、ナレッジ ベース、およびソフトウェアを、いつでも必要なときに利用できます。TAC Webサイトには、次のURLからアクセスしてください。
シスコシステムズとサービス契約を結んでいるお客様、パートナー、リセラーは、TAC Webサイトのすべてのテクニカル サポート リソースをご利用いただけます。TAC Webサイト にアクセスするには、Cisco.comのログインIDとパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログインIDまたはパスワードを取得していない場合は、次のURLにアクセスして登録手続きを行ってください。
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Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次のURLからアクセスしてください。
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TAC Escalation CenterではP1およびP2レベルの問題に対応しています。このレベルに分類されるのは、ネットワークの機能が著しく低下し、業務の運用に重大な影響がある場合です。TAC Escalation Centerにお問い合わせいただいたP1またはP2の問題には、TACエンジニアが対応します。
TACフリーダイヤルの国別電話番号は、次のURLを参照してください。
http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml
ご連絡に先立って、お客様が契約しているシスコ サポート サービスがどのレベルの契約となっているか(たとえば、SMARTnet、SMARTnet Onsite、またはNetwork Supported Accounts [NSA;ネットワーク サポート アカウント]など)、お客様のネットワーク管理部門にご確認ください。 また、お客様のサービス契約番号およびご使用の製品のシリアル番号をお手元にご用意ください。