10ポート 1ギガビット イーサネット ラインカード インストレーション
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの概要
ギガビット イーサネット レーザー光トランシーバ モジュール
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのケーブル マネジメント システム
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのSFPモジュールの交換
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードからのSFPモジュールの取り外し
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードへのSFPモジュールの取り付け
ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットの取り付けまたは取り外し
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのポートの初期設定
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの設定例
製品番号10X1GE-SFP-LC =、 10X1GE-SFP-LC-B=
Customer Order Number:DOC-J-7812901=
このマニュアルでは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータに10ポート1ギガビット イーサネット ライン カードを搭載して設定する手順について説明します。
ここでは、参考資料、Cisco IOSソフトウェアの設定、安全上の注意事項、テクニカルサポートについての重要事項を記述します。ライン カードの動作に関する考慮事項も記述します。
Cisco Documentation CD-ROMパッケージには、シスコ製品ライン全体に関する総合的な資料が収録されています。このCD-ROMパッケージには、Adobe Acrobat Readerで表示できるAdobe PDF形式とWebブラウザで表示できるHTML形式の両方でマニュアルが収められています。
Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは、毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。最新のDocumentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。このCD-ROMパッケージは単独または年間契約で入手することができます。
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ製品ラインのハードウェア インストレーションおよびメンテナンス情報については、ご使用のCisco 12000シリーズ インターネット ルータに付属のインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
冷却ファン、電源装置、シャーシ バックプレーンなど、ルータ サブシステムの取り付け、メンテナンス、および交換手順については、Field-Replaceable Unit(FRU)の資料を参照してください。
ルータ上で稼働するCisco IOSソフトウェアには、豊富な機能があります。
Cisco IOSソフトウェアの設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているCisco IOSソフトウェアリリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの、コンフィギュレーション ガイドおよびコマンドリファレンスを参照してください。また、ルータ上で使用しているCisco IOSソフトウェア バージョンに対応したCisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。
(注) サポートされているMIBおよびその使用方法については、Cisco.comのCisco MIBのWebサイト、http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtmlを参照してください。
Cisco.comは、シスコシステムズの主要なリアルタイム サポート チャネルです。サポートご利用方法の詳細については、「Cisco.com」を参照してください。
このマニュアルに記載されている作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。
適合規格および安全性については、ラインカードに付属の『 Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。この資料には、安全を確保するための重要事項が記載されています。 Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェアの取り付け、取り外し、または変更を行う場合は、必ず事前に目を通し、確認しておいてください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。次に、安全に関する警告文の例を示します。警告を表す記号と、人身事故を引き起こす状況が記載されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。 静電破壊は電子カードや部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。ライン カードは、EMI(電磁波干渉)シールドを備えていますが、ネットワーク装置やその構成部品を取り扱う際には、静電気防止用ストラップを使用してください。
ESDによる損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。
• 静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。接続コードの装置側をルータのESD接続ソケット、またはシャーシの塗装されていない金属部分に接続します。
• ライン カードを取り扱う際には、必ず、非脱落型ネジ、イジェクト レバー、またはライン カードの金属製フレームを持ち、基板またはコネクタ ピンには手を触れないようにしてください。
• 取り外したライン カードは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外した基板をただちに静電気防止用袋に入れてください。
• ライン カードと衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気から基板を保護するだけです。 衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードは、高密度なサーバ集約環境で使用できるように設計されています。各ライン カードは、Cisco 12400シリーズ インターネット ルータ(Cisco 12416インターネット ルータ、Cisco 12410インターネット ルータ、Cisco 12406インターネット ルータ、Cisco 12404インターネット ルータ)に、10個の802.3ギガビット イーサネット光インターフェイスを提供します。これらのインターフェイスにより、別のCisco 12000シリーズ インターネット ルータや他のルータ、またはギガビット イーサネット インターフェイスをサポートするレイヤ2/レイヤ3スイッチなど、他のネットワーク装置との高速相互接続が可能となります。
(注) 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードは、幅1.8インチ(4.5 cm)のカード ケージ スロットが必要なので、使用できるのはCisco 12416インターネット ルータ、Cisco 12410インターネット ルータ、Cisco 12406インターネット ルータ、Cisco 12404インターネット ルータに限られます。システムは、1つのClock and Scheduler Card(CSC;クロック アンド スケジューラ カード)と3つのSwitch Fabric Card(SFC;スイッチ ファブリック カード)で構成されるフル スイッチング ファブリック容量に対応できるように設定する必要があります。
図 1に、ライン カードおよびバックプレーン コネクタの縦向きの前面図を示します。
図 1 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード
ライン カード前面パネルの10個のポートには、カードの上部から下に向かって0~9の番号が付けられています。各ポートは、フィールド交換可能なSmall form Factor Pluggable(SFP)レーザー光トランシーバ モジュール用のレセプタクルで構成され、SFPレーザー光トランシーバ モジュールは、このレセプタクルに搭載されることによって、ルータにギガビット イーサネット光インターフェイスを提供します(このSFPモジュールの詳細については、ギガビット イーサネット レーザー光トランシーバ モジュールを参照してください)。
ライン カードの各ポートの隣には、縦に並んだグリーンのLEDが3つあり、上から下に向かってLINK、ACTIVE、RX FRAMEと名前が付いています(図 1を参照)。これらのポートステータスLEDとその機能についての詳細は、「ライン カードのポート ステータスLED」を参照してください。
(注) このカードの10X1GE-SFP-LC-Bバージョンは表示していません。 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの10X1GE-SFP-LC-Bモデルには、当初の設計にはないソフトウェア上のわずかな改良が施されています。
ギガビット イーサネット レーザー光トランシーバ モジュールは、フィールド交換可能なSFPモジュールで、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのレセプタクルに接続し、ギガビット イーサネット光インターフェイスを提供します(図 2を参照)。このモジュールは、レーザー送信(TX)およびレーザー受信(RX)2つの光インターフェイスと、電気インターフェイス(ライン カード側用)で構成されています。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードには、次の2つのSFPモジュール オプションがあります。
• GLC-SX-MM ― 短波長SFPモジュール(公称850 nm)、1000BASE-SXリンク用
• GLC-LH-SM ― 長距離または長波長SFPモジュール(公称1310 nm)、1000BASE-LXリンク用
いずれのタイプのSFPモジュールにも、LCコネクタがあります。それぞれのSFPモジュール オプションの特性により、同じライン カード上で両タイプのモジュールを使用することで、ライン カード上の物理インターフェイスをカスタマイズできます。カスタマイズする際の制約は、各ポートがケーブルの接続先の仕様(短波長または長波長)と合致していなければならないことと、信頼性のある通信を維持するため推奨ケーブル長を超えないことだけです。表 1に、サポートされるSFPモジュールの動作パラメータを示します。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードには、シスコが提供するSFPモジュールのみを使用してください。SFPモジュールには、それぞれのSFP製造元がセキュリティ プログラミングしたシリアルEEPROMが搭載されています。そのSFPモジュールが、シスコによってシスコ製10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上で動作確認され、検証済みのモジュールタイプであるかどうかは、このEEPROM内の情報によって(Cisco IOSソフトウェアを通じて)識別、確認されます。未承認のSFPモジュール(シスコから直接購入していないモジュール)は、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードでは動作しません。
ここでは、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのインストレーションおよび設定の準備に役立つ情報について説明します。内容は次のとおりです。
• 「光ファイバ ネットワーク インターフェイス ケーブル」
• 「Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのケーブル マネジメント システム」
このマニュアルに記載されている作業を始める前に、次の作業を行ってください。
• けがや機器の損傷を防ぐために、電気および電話の安全に関する注意事項および静電破壊に関する注意事項を確認してください。
• 装置の構成が、実行するアップグレードまたは交換に必要な最低要件を満たしているか、作業に必要な部品および工具が揃っているかどうかを確認してください。
ライン カードの取り外しと交換には、次の工具および部品が必要です。
• 接続コード付きの静電気防止用リストまたはアンクル ストラップ
• LCコネクタ付きインターフェイス ケーブル(10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードと他のルータまたはスイッチ接続用)
• 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード(交換または新規取り付け用として)
(注) 追加の機器が必要な場合は、Cisco.comまたは購入された代理店で発注に関する情報を確認してください。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードを使用できるのは、次のシステム ソフトウェアで動作するCisco 12416、Cisco 12410、Cisco 12406、およびCisco 12404インターネットルータだけです。
• Cisco IOS Release 12.0 SソフトウェアのCisco IOS Release 12.0(19)S以上
• Cisco IOS Release 12.0 STソフトウェアのCisco IOS Release 12.0(19)ST以上
10ポート 1ギガビット イーサネットBバージョンのライン カードは、次のシステムソフトウェアで動作します。
• Cisco IOS Release 12.0 SソフトウェアのCisco IOS Release 12.0(21)S以上
• Cisco IOS Release 12.0 STソフトウェアのCisco IOS Release 12.0(21)ST以上
show version 、 show diag 、および show hardware コマンドを使用すると、現在ロードされて稼働しているシステム ソフトウェアのバージョンなど、ルータの現在のハードウェア構成が表示されます。
( show コマンドの詳細については、Cisco.comの『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。)
次に示す show version コマンドの出力例で、Cisco IOSソフトウェアのリリースはRelease 12.0(19)Sです。
次に示す show version コマンドの出力例で、Cisco IOSソフトウェアのリリースはRelease 12.0(21)Sです。
ルータの現在のハードウェア構成を調べるには、次の例のように show diags slot コマンドを使用します。
稼働中のシステム ソフトウェアがCisco IOS Release 12.0(19)Sより前のバージョンである場合は、フラッシュメモリの内容を調べて、必要なイメージがシステムで使用可能であるかどうかを確認します。
10X1GE-SFP-LC-Bモデルのライン カードが、Cisco IOS Release 12.0(21)Sより前のリリースで稼働している場合も、上記と同じ処理を行います。 show flash コマンドを使用すると、フラッシュメモリに保存されている全ファイルのリストが表示されます。有効なソフトウェア リリ-スがない場合は、購入された代理店に連絡してください。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのハードウェア バージョン レベルは、73-5479-06以上です。10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの10X1GE-SFP-LC-Bモデルのハードウェア バージョン レベルは、73-7673-02以上です。ハードウェアのバージョン番号は、カードのコンポーネント側に貼ってあるラベルに記載されています。また、 show diags コマンドまたは show hardware コマンドを使用して、ハードウェアのバージョン番号を表示することもできます。
光ファイバ伝送仕様では、シングルモードとマルチモードの2種類のファイバが規定されています。マルチモード ファイバよりもシングルモード ファイバの方が、遠距離まで信号が到達します。10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードにGLC-SX-MM SFPモジュールを搭載すれば、マルチモード光ファイバを使用できます。また、このライン カードにGLC-LH-SM SFPモジュールを搭載すれば、シングルモード光ファイバを使用できます。
シングルモード光ファイバを使用する場合の最長距離は、光ファイバ経路上の光損失の量によって決まります。設置場所で必要とされる光伝送距離が、一般的な最長距離(表 2を参照)に近い場合は、Optical Time Domain Reflectometer(OTDR;オプティカル タイム ドメイン反射率計)を使用してパワー損失を測定する必要があります。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの出荷時のメモリ構成は次のとおりです。
ライン カードは次のCisco 12400シリーズ インターネット ルータに搭載できます。ただし、以下に示すように搭載スロットには制約があります。
–上部カードケージのスロット0~6または下部カードケージのスロット8~15に、このライン カードを搭載できます。
–このライン カードは、幅1.8インチ(4.5 cm)のカード ケージ スロットを必要とします。上部カードケージのスロット7(Route Processor[RP]専用)には、このカードを搭載できません。スロット7は1.25インチ(3.18 cm)のスロットです。
–ライン カードおよびRPカードケージのスロット0~7に、このライン カードを搭載できます。カード ケージの右端のスロット(スロット9)は、RP専用です。
–このライン カードは、幅1.8インチ(4.5 cm)のカード ケージ スロットを必要とします。カード ケージのスロット8には、このカードを搭載できません。スロット8は1.25インチ(3.18 cm)のスロットです。
–ライン カードおよびRPカードケージのスロット0~4に、このライン カードを搭載できます。カード ケージの一番下のスロット(スロット5)は、RP専用です。
–このライン カードは、幅1.8インチ(4.5 cm)のカード ケージ スロットを必要とします。カード ケージのスロット5(RP専用)には、このカードを搭載できません。スロット5は1.25インチ(3.18 cm)のスロットです。
–ライン カード ケージのスロット1~3に、このライン カードを搭載できます。RPカードは、このルータのスロット0に設定します。
システムが、1つのClock and Scheduler Card(CSC)と3つのSwitch Fabric Card(SFC)から成るフル スイッチング ファブリック容量に対応できるように設定されていることを確認します。
(シャーシ固有のカードスロット位置については、ご使用のルータに付属しているインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。)
LCタイプ コネクタ付きのシングルモードまたはマルチモード光ファイバ インターフェイス ケーブルを使用して、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータの10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードにあるギガビット イーサネット インターフェイスを、他のルータまたはスイッチのギガビット イーサネット インターフェイスに接続します。固定式デュアルLCタイプ コネクタ付きのケーブル(図 3を参照)を1本またはシンプレックスLCタイプ コネクタ付きのケーブル(図 4を参照)を2本使用します。
シングルモードまたはマルチモード光ファイバケーブルは、AMP社、Anixter社、AT&T社、Red-Hawk社、およびSiemens社製のものを使用できます。
(注) 一般的に、マルチモード ケーブルの色はグレーまたはオレンジ、シングルモード ケーブルの色はイエローです。
(注) ケーブル上の光ファイバ コネクタを、埃、油、その他の汚染物質から保護する必要があります。ライン カードにケーブルを接続する前に、アルコールを含ませた綿棒や布などで光ファイバ コネクタを清潔に保ってください。
図 5の送信(TX)および受信(RX)ケーブルの位置関係を確認して、ライン カードとライン カードの接続先の装置との間に、1本のデュプレックス ファイバ ケーブルまたは2本のシンプレックス ファイバ ケーブルを接続します。
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ のケーブルマネジメント システムは、システムに出入りするネットワーク インターフェイス ケーブルを整理して、ケーブルが折れ曲がったりしないように(光ファイバケーブルは、極端に折れ曲がるとパフォーマンスが低下し、ケーブルを損傷する可能性があります)、およびシャーシまわりでの作業の際に妨げとならないようにします。ケーブルマネジメント システムは、次の2つのコンポーネントで構成されています。
• ルータ シャーシに取り付けられた1つまたは複数のケーブルマネジメント トレイ
(ケーブルマネジメント トレイのシャーシ固有の詳細については、該当するCiscoルータ インストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。)
• ライン カードに取り付ける1つのケーブルマネジメント ブラケット(図 6 を参照)
図 6 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのケーブルマネジメント ブラケット
スペアのライン カードに、ケーブルマネジメント ブラケットは取り付けられていません。ライン カードをルータに装着してから、ケーブルマネジメント ブラケットをライン カードに取り付けてください。
ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットは、非脱落型ネジでライン カードに取り付けます(図 6を参照)。ベルクロ ストラップを使用してネットワーク インターフェイス ケーブルをブラケットに固定するので、ライン カード上のコネクタの位置にあわせてケーブルを整理し、コネクタに取り付ける各ケーブルに適切なゆるみを持たせることができます。
ポートが複数あるライン カードでは、ライン カードの着脱時に、ネットワーク インターフェイス ケーブルをライン カード ケーブルマネジメント ブラケットに留めたままにしておきます。この場合、ネットワーク インターフェイス ケーブルをライン カードのコネクタから取り外し、ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットにケーブルを留めたまま、ライン カードからブラケットを取り外します。このようにして、ライン カードを別のライン カードと交換する作業の間、ケーブルが取り付けられたブラケット全体を脇に置いておき、交換後のライン カードにブラケットを元どおり取り付ければ、ケーブル コネクタはライン カードのコネクタの位置と適切に調整されます。
ここでは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ におけるライン カードの取り付けおよび交換の手順について説明します。内容は次のとおりです。
• 「ライン カード インターフェイス ケーブルの取り外し」
システムの稼働中にライン カードを取り外す場合は、事前に次の「ライン カードの取り外しおよび取り付け」を参照してください。
システムの稼働中にライン カードの取り外しおよび取り付けを行うことができます。ソフトウェア コマンドを実行したり、システム電源をリセットする必要はありません。Online Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)機能により、オンライン状態のシステムでライン カードの追加、取り外し、交換を行っても、ネットワーク上のエンド ユーザに影響を与えたり、ルーティング情報が失われることはなく、セッションも維持されます。
ライン カードを取り付けると、必要なソフトウェアがRPから自動的にダウンロードされます。その後、現在の実行コンフィギュレーションと一致し、アップとして設定されていたインターフェイスだけがオンライン状態になります。その他のインターフェイスはすべて、 configure コマンドで設定する必要があります。
各ライン カードにはイジェクト レバーが2つあります。ライン カードを取り外す際には、イジェクト レバーを使用し、バックプレーン コネクタからカードを外すことができます。ライン カードを取り付ける際には、イジェクト レバーによって、バックプレーン コネクタにライン カードをしっかり装着できます。イジェクト レバーは、カード コネクタをバックプレーンに正しくかみ合わせて固定します(図 8を参照)。
ライン カードを取り外す前に、ライン カード ネットワーク インターフェイス ケーブルとケーブルマネージメント ブラケットを取り外します(図 7を参照)。
図 7 ライン カード インターフェイス ケーブルの取り外し
ライン カードのインターフェイス ケーブルを取り外す場合は、次の作業を行います(図 7を参照)。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケット、またはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 ライン カードのインターフェイス ポートから、インターフェイス ケーブル コネクタを抜き取ります。
(注) ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットからインターフェイス ケーブルを外さないでください。
ステップ 3 各SFPモジュールの光ポート開口部にダスト プラグを挿入します。
ステップ 4 プラス ドライバを使用して、ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 5 ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットと光ファイバケーブルの束をライン カードから取り外し、作業の妨げにならない場所に置きます(図 7Bを参照)。
(注) ブラケットの片側には、ケーブルマネジメント トレイまたはシャーシのブラケットからブラケットとケーブルを吊るすための小さいフックがあります。
ライン カードはOIRに対応しているので、システムの電源をオンにしたままライン カードの取り外しおよび取り付けを行うことができます。
ライン カードを取り外す場合は、次の作業を行います(図 8を参照)。
ステップ 1 静電気防止用リストストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケット、またはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 ライン カードのポートから、ネットワーク インターフェイス ケーブル コネクタを抜き取ります。
ステップ 3 各SFPモジュールの光ポート開口部にダスト プラグを挿入します。
ステップ 4 ケーブルを留めたままライン カード ケーブルマネジメント ブラケットを取り外します(図 7Bを参照)。
(注) ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットからケーブルを外さないでください。
ステップ 5 プラスドライバを使用して、ライン カード前面プレートの両端にある非脱落型ネジを緩めます(図 8aを参照)。
ステップ 6 両側のイジェクト レバーを同時に外側に開き、バックプレーン コネクタからライン カードを外します(図 8bを参照)。
ステップ 7 イジェクト レバーを持ち、ライン カードをスロットの途中まで引き出します。
ステップ 8 片手でライン カードの前面プレートを持ち、反対の手でライン カードを下から支えながら、ライン カードをスロットからまっすぐに引き出します(図 8cを参照)。
ライン カードのプリント基板、コンポーネント、またはコネクタ ピンに触れないように注意してください。
ステップ 9 取り外したライン カードを静電気防止用マットまたはフォーム パッドの上に置きます。返却する場合には、ライン カードをただちに静電気防止用袋に保管してください。
ステップ 10 ライン カード スロットを空にしておく場合は、ライン カード ブランク(製品番号800-03004-01)を取り付け、シャーシに埃が入らないように、また、ライン カード コンパートメント内で空気が正しく流れるようにします。
ステップ 11 非脱落型ネジを締め、ライン カード ブランクをシャーシに固定します。
ライン カードは、空いているライン カード スロットに取り付けることができます。ライン カードを取り付けると、直接バックプレーンに接続されます(ライン カード スロットの位置については、シャーシのライン カード スロットの割り当てを参照してください)。
新しいライン カードを取り付ける場合は、まず、使用するスロットからライン カード ブランクを取り外します(前項の「ライン カードの取り外し」を参照)。
ステップ 1 RPのコンソール ポートにコンソール端末が接続され、コンソールの電源が入っていることを確認します。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケットまたはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 3 ライン カードを取り付けるスロットを選択します。さらに、ライン カードの光ファイバ インターフェイス ケーブルに十分な長さがあり、ライン カードのポートにケーブルを差し込んでライン カードと外部装置が接続できることを確認します(ライン カード スロットの位置については、シャーシのライン カード スロットの割り当てを参照してください)。
ステップ 4 片手でライン カードの前面プレートを持ち、反対の手でカード フレームを下から支えながら、カード ケージのスロットにカードを差し込みます(図 8を参照)。
ステップ 5 ライン カードを慎重にスロットに押し込み、イジェクト レバーがカードケージのエッジに接触したところで 止めます 。イジェクト レバーのフックがカード ケージのエッジを押さえていることを確認します(図 9を参照)。
ステップ 6 両方のイジェクト レバーがライン カードの前面プレートに対して垂直になるまで、同時に内側に倒します。これにより、カードがバックプレーンにしっかりと固定されます。
ステップ 7 プラス ドライバを使用して、ライン カード前面プレートの両側にある非脱落型ネジを締めます。これにより、適切なEMIシールドを確保し、ライン カードがバックプレーンから部分的に脱落するのを防止します。
EMI仕様に適合するには、これらのネジを締める必要があります。
ステップ 8 ライン カードのケーブルマネジメント ブラケットを元どおりに取り付けます(図 7を参照)。
a. シャーシのケーブルマネジメント トレイまたはブラケットからライン カード ケーブルマネジメント ブラケットのフックを外します。
b. ライン カードのケーブルマネジメント ブラケットをライン カードの前面プレートに合わせます。
c. ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを締め、ライン カードにブラケットを固定します。
ステップ 9 SFPモジュールが完全に装着され、ライン カード上の割り当てられたレセプタクルに固定されていることを確認するため、各SFPモジュールをしっかり押し込みます。
SFPモジュールが完全に装着、固定されていない場合は、SFPモジュール底部の三角形のピンがレセプタクルのホールにはまり、カチッと音がします。
ステップ 10 各SFPモジュールの光ポート開口部からダスト プラグを取り外します。
ステップ 11 ライン カード前面プレート上の元のポートに搭載されているSFPモジュールに、ネットワーク インターフェイス ケーブル コネクタを差し込みます。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードはSFPモジュールが搭載された状態で出荷されます。SFPモジュールを交換する必要がある場合は、次の手順で行います。
• 「10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードからのSFPモジュールの取り外し」
• 「10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードへのSFPモジュールの取り付け」
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードには、シスコが提供するSFPモジュールのみを使用してください。SFPモジュールには、それぞれのSFP製造元がセキュリティ プログラミングしたシリアルEEPROMが搭載されています。そのSFPモジュールが、シスコによってシスコ製10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上で動作確認され、検証済みのモジュールタイプであるかどうかは、EEPROM内の情報によって(Cisco IOSソフトウェアを通じて)識別、確認されます。未承認のSFPモジュール(シスコから直接購入していないモジュール)は、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードでは動作しません。
図 10に、SFPモジュール、ライン カードSFPモジュール レセプタクル、およびデュプレックスLCタイプ ケーブルの分解組み立て図を示します。
show interfaces gigabitethernet コマンドを使用すると、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのポートに現在搭載されているSFPモジュールのタイプが表示されます。
次の例で、1000BASE-SX SFPモジュールは、システムのスロット4の10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのポート0に搭載されています。
SFPモジュールは、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのSFPモジュール レセプタクルに完全に装着されると、SFPモジュール底部の三角ピンでレセプタクルに固定されます(図 11を参照)。ピンはEMIケージのホールとかみ合って、SFPモジュールを適切な位置に固定します。SFPモジュールを取り外す際には、レセプタクルからSFPモジュールを引き抜く前に、ロッキング ピンをホールから外してください。市販のSFPモジュールの設計は製造元によって異なり、ロッキング ピンを外してSFPモジュールを取り出す方法にも違いがあります。図 11に、3つの例を示します。
最初の設計(図 11の例Aを参照)では、ロッキング ピンが回転ラッチの一部になっていて、SFPモジュールの前面に取り付けられている透明なプラスチックタブを引っ張ると、ロッキング ピンがSFPモジュール本体に引き込まれます。タブを引っ張るとロッキング ピンが外れるので、レセプタクルからSFPモジュールを引き抜くことができます。
2番目の設計(図 11の例Bを参照)では、SFPモジュールの前部の底にあるスライディング プラスチック ウェッジを内側に押すと、ロッキング ピンがレセプタクルの穴から押し出されます。親指でウェッジを内側に押しながら、人差し指でSFPモジュールの上端をつかんでSFPモジュールを外側に引っ張り、SFPモジュールを取り外します。
3番目の設計(図 11の例Cを参照)では、SFPモジュールのブラケットを下に引くと、ロッキング ピンがレセプタクルの穴から押し出されます。ブラケットを下の位置に下げると、自動的にSFPモジュールが外れます。
SFPモジュールは、システムの電源をオンにしたまま、取り付けおよび取り外しを行うことができます。SFPモジュールを取り外すと、インターフェイスはシャットダウンします。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードからSFPモジュールを取り外す手順は、次のとおりです(図 11 を参照)。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケットまたはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 SFPモジュールからLCタイプ光ファイバ ケーブル コネクタを外します。
再接続の場合に備えて、それぞれのコネクタ プラグがTXまたはRXのどちらであるかを書き留めておいてください。
ステップ 3 光インターフェイスを清潔に保つため、SFPモジュールの光ポートにダスト プラグを挿入します。
ステップ 4 SFPモジュールのロックを解除して取り外します。
• SFPモジュールにプラスチックのプルタブがある場合は(上記の説明と図 11の例Aを参照)、プラスチック タブを軽く持ちながら、しっかり引っ張ってロッキング ピンを外し、SFPモジュールを取り外します。
• SFPモジュールにスライディング ウェッジがある場合は(上記の説明と図 11の例Bを参照)、親指でウェッジを内側に押してロッキング ピンを外しながら、人差し指でSFPモジュール上部の端をつまみ、SFPモジュールを引っ張って取り外します。
ステップ 5 取り外したSFPモジュールは静電気防止用袋に入れるか、その他の保護環境下に置くようにしてください。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードにSFPモジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケットまたはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 SFPモジュールの上側であることを示すTX/RXの表示を確認します(図 10を参照)。
(注) 一部のSFPモジュールでは、TX/RX表示が「SFPモジュール コネクタから(送信方向すなわちTX)」と「SFPモジュール コネクタへ(受信方向すなわちRX)」といった矢印表示になっています。
ステップ 3 SFPモジュールの上側をライン カードのコンポーネント側に向け、レセプタクル開口部の前面にSFPモジュールを合わせます(図 10を参照)。
(注) エッジ コネクタの付いている方が、SFPモジュールの底部です。ライン カードのレセプタクルにSFPモジュールを取り付けると、SFPモジュールの底部はポート ステータスLEDの方に向きます。
ステップ 4 適度な力でライン カードのレセプタクルにSFPモジュールを挿入し、エッジ コネクタをレセプタクルの背面のコネクタにしっかりと装着します。
SFPモジュールが完全に正しく装着されると、SFPモジュール底部の三角形のピンがレセプタクルのホールにはまり、カチッと音がします。
ステップ 5 SFPモジュール光ポートからダスト プラグを外します(図 7を参照)。
ステップ 6 SFPモジュールにLCタイプ光ファイバ ケーブル コネクタを差し込みます(図 10を参照)。
スペアのライン カードには、ケーブルマネジメント ブラケットは取り付けられていません。ライン カードをルータに装着した後、ケーブルマネジメント ブラケットをライン カードに取り付けてください。
ライン カードにライン カード ケーブルマネジメント ブラケットを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケットまたはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 次の手順で、ライン カードにライン カード ケーブルマネジメント ブラケットを取り付けます。
a. ライン カードのケーブルマネジメント ブラケットをライン カード前面プレートに合わせます。
b. ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを締め、ライン カードにブラケットを固定します。
ステップ 3 ライン カードの下部ポートから順に(図 13aを参照)、SFPモジュールの割り当てられたライン カードポートにインターフェイス ケーブルを接続します。
ステップ 4 ベルクロ ストラップでケーブルマネジメント ブラケットにインターフェイス ケーブルを慎重に固定します(図 13bを参照)。ケーブルがもつれたり、折れ曲がったりしないように注意してください。
ステップ 5 ライン カードの下部ポートから順に(図 13aを参照)、SFPモジュールの割り当てられたライン カードポートにインターフェイス ケーブルを接続します。~ベルクロ ストラップでケーブルマネジメント ブラケットにインターフェイス ケーブルを慎重に固定します(図 13bを参照)。ケーブルがもつれたり、折れ曲がったりしないように注意してください。を繰り返して、ライン カードポートのすべてのインターフェイス ケーブルを接続します。
図 12 ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットにインターフェイス ケーブルを取り付ける手順
ケーブルマネジメント ブラケットが壊れたり、損傷したために、ネットワーク インターフェイス光ファイバ ケーブルが強く折れ曲がる可能性がある場合や、ケーブル コネクタが動いたり、引っ張られたりするのを防ぐことができない場合は、不具合のあるケーブルマネジメント ブラケットを取り外して新品または損傷のないブラケットと交換します。
インターフェイス ケーブルをライン カード ケーブルマネジメント ブラケットから外し、ケーブルマネジメント ブラケットをライン カードから取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き付け、ストラップの反対側をシャーシのESD接続ソケットまたはシャーシまたはフレームの塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのコネクタと、インターフェイス ケーブルとの現在の接続環境を書き留めます。
ステップ 3 ライン カード(ポートが複数あるカードの場合)の下部ポートから順に、SFPモジュールからインターフェイス ケーブルを取り外します(図 7を参照)。
ステップ 4 各SFPモジュールの光ポート開口部にダスト プラグを挿入します(図 7を参照)。
ステップ 5 ベルクロ ストラップを開いて、ケーブル マネジメント ブラケットからネットワーク インターフェイス ケーブルを外します。
ステップ 6 ケーブルマネジメント ブラケットを取り外すまで、インターフェイス ケーブルを作業の妨げにならない場所に、置くか吊るしておきます。
ステップ 7 ライン カードのケーブルマネジメント ブラケットの端にある非脱落型ネジを緩め、ライン カードからブラケットを取り外します(図 13を参照)。
図 13 ライン カード ケーブルマネジメント ブラケットの取り外し
ここでは、ライン カードのインストレーションの確認とトラブルシューティングについて説明します。内容は次のとおりです。
ライン カードを取り付けて、他の装置にネットワーク インターフェイス光ファイバケーブルを接続した後、ライン カード前面プレートにあるポートステータスと英数字LEDをチェックして、ライン カードが正常に動作していることを確認します。
ライン カードの一般的なブート プロセスでは、次の処理が行われます。
(注) 新しいカードは、デフォルトでadministratively downに指定されます。各ネットワーク インターフェイス ポートにno shutdownコマンドが設定されるまで、ACTIVE LEDは点灯しません。
• RPがライン カードを起動し、Cisco IOSソフトウェアをロードします。
• ライン カードのMBusモジュールは、搭載されているカードの種類を判別して内部チェックを実行し、RPからのCisco IOSソフトウェアのロードを受け入れるための準備を整えます。
ライン カードが正常に動作していることを確認するには、次の動作をチェックします。
• ライン カードのブート プロセス中は、ライン カードの英数字ディスプレイLEDを観察することにより、次項の「ライン カードの英数字ディスプレイLED」の表 3および表 4に示す一般的な初期化シーケンスをカードが実行しているかどうかを確認できます。
• ライン カード インターフェイスのLINKおよびACTIVEポートステータスを調べ、点灯していることを確認します(これらLEDの詳細については、ライン カードのポート ステータスLEDを参照してください)。
イジェクト レバー付近のライン カード前面プレート通常の片側に、4桁の英数字ディスプレイLEDが2つあります(図 1を参照)。このLEDは、RPがカードを認識し、カードを起動するまで点灯しません。このLEDには、カードのステートを示すメッセージが表示されます(英数字ディスプレイLEDに表示されるメッセージは、表 3および表 4 を参照してください)。
(注) メッセージは、シーケンスまたはプロセスの途中に表示されますが、ごく短時間しか表示されないため、読み取れないこともあります。
ライン カードの起動時には、表 3に示すような一連のメッセージが表示されます。
MBusマイクロコードの実行が開始されました。 nnnn は、マイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコードのバージョンが1.17の場合、01173と表示されます。ディスプレイLEDメッセージが表示されるのはごく短時間なので、読み取れないこともあります。 |
||
ライン カードはファブリック ダウンローダ4のロードを待機中です。 |
||
表 4 に、ライン カードの英数字ディスプレイLEDに表示されるその他のメッセージを示します。
MBusマイクロコードの実行が開始されました。 nnnn は、マイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコードのバージョンが1.17の場合、01175と表示されます。ディスプレイLEDメッセージが表示されるのはごく短時間なので、読み取れないこともあります。 |
||
ファブリック ダウンローダのロード完了6 |
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ライン カードの各ポートの隣に、グリーンのポート ステータスLEDが3つあります(図 1を参照)。これらのLEDについて以下に説明します。
• LINK LED
LINK LEDが点灯するのは、リンクが確立され、次の条件が満たされた場合です。
• ライン カードが別の稼働中のギガビット イーサネット インターフェイスに接続され、このインターフェイスからカンマ検出された文字を受信する。
LINK LEDが消灯するのは、次の条件のいずれかまたは両方が満たされた場合です。
• Loss Of Signal(LOS;信号損失) ― SFPモジュールの光入力で信号が失われた場合(光損失)に発生し、その結果同期化が失われて、リンク ダウンの状態になります。
たとえば、SFPモジュールの取り外し、またはRXケーブルかTXケーブルのいずれかを取り外すことによってLOSが発生すると、同期化が失われ、リンク ダウンの状態になります。
• 無効なワードの受信 ― レシーバ アライメントと同期化を維持するため、レシーバは固有の検出可能コード ビット パターンを検索します。レシーバが不正な、またはサポートされていない文字または文字列を検出すると、無効なワード状態が発生し、同期化が失われて、リンク ダウンの状態になります。
ACTIVE LEDの点灯は、インターフェイスがアクティブであることを示します。このLEDは、次の場合に点灯します。
• ライン プロトコルが動作中。たとえば、インターフェイス コンフィギュレーションの一環として no shutdown コマンドを使用します。
• 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのハードウェアの初期化中。
(注) 新たに取り付けられた10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのギガビット イーサネット インターフェイスは、administratively downに指定されるので、インターフェイスが設定されるまで各インターフェイスのACTIVE LEDは消灯したままです。
• リンク障害またはSFPモジュールの問題で回線がダウンしている。
• SFPモジュールが取り外されて交換されたか、初期に shutdown コマンドが使用されたため、ライン カード インターフェイスが管理上ダウンしている。
ライン カードのACTIVE LEDは、ライン カードのインターフェイスを設定(またはシャットダウンされている場合はオンに設定)するまで点灯しません。英数字ディスプレイLEDを調べることで、カードに電力が供給されていることを確認できます。英数字ディスプレイLEDは、ライン カードがシャーシに正しく取り付けられ、電源が投入されていると点灯します。
各インターフェイスが正しく動作していることを確認するには、ライン カードの設定手順を完了します(インターフェイスの設定を参照)。
システムのスロットにライン カードを取り付けると、RPがシステムの他のすべてのカードにポーリングを行います。RPは、新たに取り付けられたライン カードを検出すると、そのライン カードに電源を投入し、そのライン カードに必要なCisco IOSソフトウェアのロードを開始します。ライン カードのMBusモジュールは、搭載されているカードの種類を判別して内部チェックを実行し、RPからCisco IOSソフトウェアのロードを受け入れる準備を整えます。
ライン カードがCisco IOSソフトウェアを起動してロードする間、システムがライン カードを検出したことを確認するコンソール ディスプレイ メッセージが表示されます。以下の条件がすべて満たされていれば、システムはインターフェイスを認識しますが、インターフェイスの設定はadministratively down のままとなります。
• 10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードがバックプレーンに正しく接続されていて、電力が供給されている。
• システム バスが10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードを認識している。
• 有効なバージョンの10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード用マイクロコードがロードされ、稼働している。
ライン カードが正しく接続されていることを確認する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 再初期化の完了後、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上の接続ポートのACTIVE LEDが点灯状態になっていることを確認します。
• LEDが点灯したままになっている場合は、ステップ 5に進みます。
• ACTIVE LEDが点灯状態にならない場合は、ステップ 2に進みます。
ステップ 2 SFPモジュールがポートのレセプタクルに取り付けられていることを確認します。SFPモジュールの脱落や誤装着を調べるには、 show interfaces gigabitethernet コマンドを使用します。 show interfaces gigabitethernet コマンドの出力にSFPモジュールが表示されないのに、実際にはSFPモジュールがライン カードのレセプタクルに取り付けられている場合は、モジュールを取り出して再度取り付けます(図 10を参照)。
(注) SFPモジュールを取り外したり、取り付けたりするためにインターフェイスをシャットダウンする必要はありません。
ステップ 3 ポートのACTIVE LEDが点灯しない場合は、バックプレーンにライン カード コネクタが完全に装着されているかどうかを確認します。非脱落型ネジを緩め、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの前面プレートに対して垂直になるまで、両方のイジェクト レバーを内側に倒します。その後、非脱落型ネジを再び締めます(図 8を参照)。
システムによるインターフェイスの再初期化が完了すると、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのACTIVE LEDが点灯します。
• ACTIVE LEDが点灯した場合は、ステップ 5に進みます。
• ACTIVE LEDが点灯しない場合は、ステップ 4に進みます。
ステップ 4 ACTIVE LEDがまだ点灯しない場合は、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードを取り外し、空いている他のライン カード スロットに取り付けてください。
• ライン カードを新しいスロットに取り付けた後でACTIVE LEDが点灯した場合は、元のライン カード スロットのバックプレーン ポートに障害があると考えられます。
• ACTIVE LEDが点灯しなくても、ライン カード上の他のLEDが点灯していることからカードが動作中とわかる場合は、ステップ 5に進み、インストレーションの確認作業を再開します。この場合、ライン カードのACTIVE LEDに障害があると考えられます。
• ライン カードのLEDがいずれも点灯しない場合は、ライン カードを交換してください。
それでもACTIVE LEDが点灯しない場合は、インストレーションを中止します。Cisco.comにアクセスするか、購入した代理店に機器が故障していることを連絡し、指示を受けてください。
ステップ 5 インターフェイスのステータスを確認するには、 show interfaces コマンドまたは show controllers コマンドを使用します(インターフェイスを設定していない場合は、インターフェイスの設定の手順に従います)。
ライン カードのACTIVE LEDが点灯しない場合は、次の条件が満たされているかどうかを確認します。
• すべての電源コードおよびデータ ケーブルが両端とも正しく接続されている。
• すべてのカードがカード ケージに正しく装着され、固定されている。
• すべてのコンポーネントが正しく接続され、カード ケージにネジで固定されている。
• ローカル側とリモート側のライン カードに搭載されているSFPモジュールに互換性があり、適切なケーブル(シングルモードまたはマルチモード)で接続されている。
• ポートのインターフェイスに設定値およびIPアドレスが指定されている。
• shutdown コマンドを使用してライン カード インターフェイスをディセーブルにした場合は、 no shutdown コマンドを使用してイネーブルにしてある。
コンソール端末にエラー メッセージが出力された場合は、エラー メッセージの意味について、対応するリファレンス マニュアルを参照してください。解決できないその他の問題が生じたときは、Cisco.comにアクセスするか、購入した代理店に連絡してください。
(注) SFPモジュールのレーザー コンポーネントのコントロールまたはドライバ障害によって、TX障害が引き起こされる可能性があります。これはSFPモジュールに関連するハードウェアの問題で、ライン カードの起動および初期化中にCisco IOSソフトウェアによってコンソール メッセージが表示されることがあります。
ポート ステータスLEDの動作に基づいて10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのトラブルシューティングをする場合は、次の条件が満たされているかどうかを確認します。
• 完全なエンドツーエンドの光送受信パス ― ローカル ライン カードのSFPモジュール レセプタクルに、有効で動作可能なSFPモジュールを取り付ける必要があります。また、SFPモジュールには有効で動作可能なケーブルを接続する必要があります。ケーブルの接続先であるリモート ライン カード上のSFPモジュールは、ローカル ライン カード上のSFPモジュールと互換性があり、動作可能である必要があります。つまり、ローカル ライン カード上のSFPモジュールがLX SFPモジュールである場合は、リモート ライン カード上のSFPモジュールもLX SFPモジュールである必要があります。SX SFPモジュールの場合も同様です。SFPモジュールのタイプが一致しないと、完全な光パスは確立されません。
• 設定済みの内部ループバック ― LINK LEDは、インターフェイスが起動していれば点灯します。有効で動作可能なSFPモジュールがSFPレセプタクルに搭載されているかどうか、有効で動作可能なケーブルがSFPに接続されているかどうかには関係ありません。
(トラブルシューティングおよび診断の詳細については、ご使用のCisco 12000シリーズ インターネット ルータに付属のインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。)
ここでは、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上のインターフェイスの設定手順を説明します。内容は次のとおりです。
• 「10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのポートの初期設定」
• 「10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードの設定例」
現在のポート設定情報を表示するには、 show running-config コマンドを使用します。電源投入時、新しい10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上のインターフェイスはシャットダウンされています。インターフェイスをイネーブルにするには、各インターフェイスのコンフィギュレーション モードで no shutdown コマンドを実行する必要があります。他のコンフィギュレーション コマンドを適用せずに10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上のインターフェイスをイネーブルにした場合(シャットダウン状態を終了した場合)は、次のデフォルト インターフェイス コンフィギュレーション ファイル パラメータが設定されます。
10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上のインターフェイスに対して no shutdown コマンドを実行する場合、またはインターフェイスの設定を変更する場合は、 configure イネーブルEXECコマンドを使用してコンフィギュレーション モードを開始する必要があります。
新しい10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードが正しく搭載されていることを確認した後で、 configure コマンドを使用して新しいインターフェイスを設定します。インターフェイスのIPアドレスなど、必要な情報を揃えておきます。
次の手順は、基本的な設定を作成する場合(インターフェイスのイネーブル化とIPルーティングの指定)に使用します。システム設定の要件に応じて、他のコンフィギュレーション サブコマンドの入力が必要な場合もあります。
(利用できるコンフィギュレーション サブコマンドおよびコンフィギュレーション オプションの詳細については、重要情報の該当するソフトウェア マニュアルを参照してください。)
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータは、ライン カードのスロット番号およびポート番号( slot/port の形式で指定)によって、インターフェイス アドレスを識別します。10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードには、0~9の番号が付いた10個のポートがあります。たとえば、ライン カードスロット1に搭載された10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上のインターフェイス上部ポートのスロット/ポートアドレスは、1/0です。
configure コマンドを使用するには、 enable コマンドを入力して、EXECコマンドインタプリタのイネーブル レベルを開始する必要があります。パスワードが設定されている場合には、パスワードの入力が必要です。
次の手順で、10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードを設定します。特に指示がない場合は、各設定ステップの実行後に Return キーを押してください。
ステップ 1 show version コマンドを入力して、システムがカードを認識しているかどうかを確認します。
( show version コマンドの出力例については、後述のshowコマンドによるシステム ステータスの確認を参照してください。)
ステップ 2 show interfaces コマンドを入力し、各ポートのステータスを調べます。
( show interfaces コマンドの出力例については、後述のshowコマンドによるシステム ステータスの確認を参照してください。)
ステップ 3 configure terminal コマンドを入力して、コンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション サブコマンドの入力元としてコンソール端末を指定します。
ステップ 4 ip routing コマンドを入力して、IPルーティングをイネーブルにします。
ステップ 5 プロンプトに対して、 interface コマンド、続けて type ( gigabitethernet )および slot / port (ライン カードのスロット番号/ポート番号)を入力することにより、設定対象の新しいインターフェイスを指定します。
たとえば、ラインカードスロット1の10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード上でポート0を設定するには、次のように interface gigabitethernet コマンドを入力します。
ステップ 6 次の例のように、 ip address コンフィギュレーション サブコマンドを入力して、インターフェイスにIPアドレスとサブネット マスクを割り当てます。
ステップ 7 no shutdown コマンドを入力して、シャットダウン ステートをアップに変更し、インターフェイスをイネーブルにします。
no shutdown コマンドを実行すると、 enable コマンドが10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードに渡されます。また、最も新しく受信したコンフィギュレーション コマンドに基づいて、ライン カード自体も設定されます。
(注) Cisco 12000シリーズ インターネット ルータはライン カード ネットワーク インターフェイス ケーブルによって別の装置(ハイエンド ルータ、スイッチなど)に接続されているので、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ と接続先装置の両方でkeepalive コマンドを入力して、キープアライブ メッセージをオンまたはオフに設定します。 ~他のコンフィギュレーション サブコマンドを使用して、ルーティング プロトコルをイネーブルにし、インターフェイス特性を調整します。を実行する必要があります。
ステップ 8 keepalive コマンドを入力して、キープアライブ メッセージをオンまたはオフに設定します。
キープアライブ メッセージは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータを動作させるために必ずしも必要ではありませんが、カプセル化されたプロトコルには便利です。デフォルト設定はオンです。
ステップ 9 no ip multicast distributed コマンドを入力して、IPマルチキャスト高速スイッチングをオフにします。
ステップ 10 他のコンフィギュレーション サブコマンドを使用して、ルーティング プロトコルをイネーブルにし、インターフェイス特性を調整します。
ステップ 11 コンフィギュレーション サブコマンドを指定してこの特定の設定を完了した後、 Ctrl - Z を押してコンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 12 copy running-config startup-config コマンドを入力して、新しい設定をメモリに保存します。
( show コマンドの詳細については、showコマンドによるシステム ステータスの確認を参照してください。)
Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのライン カードは、それぞれ設定、トラフィック、エラーなどの情報を維持しています。この情報を表示するには、 show コマンドを使用します。ライン カード情報およびシステム ステータスを表示する show コマンドの使い方と例を次の各項で説明します。
show version コマンドを使用すると、システム ハードウェアの設定(タイプ別の搭載ライン カード数)、Cisco IOSソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、およびブートイメージが表示されます。
show gsr コマンドを使用すると、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータに搭載されているハードウェア モジュールの情報が表示されます。
次に示す show gsr コマンドの出力例からは、システムのスロット2に10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードが搭載されていることがわかります。
show diags slot コマンドを使用すると、システムに搭載されている10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カード固有のハードウェア情報が表示されます。
次に示すのは、スロット0に搭載された10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードに対する show diags slot コマンドの例です。
システム インターフェイス情報を表示する場合に使用できるコマンドは、 show interfaces と show interfaces gigabitethernet コマンドです。
次に示すのは、システムのスロット4に搭載された10ポート 1ギガビット イーサネット ライン カードのポート0に対する show interfaces gigabitethernet slot / port コマンドの例です。
この装置はテスト済みであり、FCCルールPart 15に規定された仕様のクラスAデジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。 その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
シスコシステムズの許可なしに装置を改造すると、装置がクラスAのデジタル装置に対するFCC要件に適合しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利がFCC規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカまたはヒューズで制御されるようにします)。
Cisco.comは、シスコシステムズの主要なリアルタイム サポート チャネルです。メンテナンス契約のお客様およびパートナーは、Cisco.comに登録しておくと、追加の情報およびサービスを入手することができます。
Cisco.comは、年中無休24時間体制でご利用でき、シスコのお客様およびパートナーに豊富な標準サービスおよび付加価値サービスを提供しています。Cisco.comでは、 製品情報、 製品マニュアル、ソフトウェア アップデート、リリースノート、テクニカル チップ、バグ ナビゲータ、コンフィギュレーション ノート、パンフレット、提供サービスなどの情報が得られると共に、共有ファイルおよび許可ファイルにアクセスして、ダウンロードすることができます。
Cisco.comは、キャラクタ ベース バージョンおよびWorld Wide Web(WWW)のマルチメディア バージョンの、同時更新される2つのインターフェイスにより、広範囲のユーザに対応しています。キャラクタべースのCisco.comは、Zモデム、Kermit、Xモデム、FTP、インターネット電子メールをサポートしており、狭帯域幅で情報に簡単にアクセスできます。WWWバージョンのCisco.comは、写真、図、グラフィック、ビデオなど充実した内容のドキュメント、および関連情報へのハイパーリンクを提供しています。
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