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この章では、Optical Interface Module(OIM)カードと Optical Interface Module Light Emitting Diode(OIM-LED)カードについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。
OIM カード(CRS-FCC-OIM-1S)には、Fabric Card Chassis(FCC; ファブリック カード シャーシ)の背面にコネクタのセットがあります。これらのカードの外側は、ファブリック ケーブルと呼ばれる光ケーブルを使用して、16 スロットの Line Card Chassis(LCC; ラインカード シャーシ)にある S13 SFC のコネクタと接続しています。これらのカードの内側は、FCC の S2 SFC と接続しています。
各 OIM カードには、9 個の個別 OIM が設定されています。マルチシェルフ システム FCC には 24 枚までの OIM カードを搭載できます。MSS 構成で使用する FCC の数に応じて、2 枚、4 枚、または 8 枚の OIM カードをシャーシごとに搭載できます。
OIM は、ファイバで X 接続機能を実現する受動デバイスです。OIM は、各ファブリック ケーブル内で S2 SFC の ASIC にファイバを分配します。
(注) このシステム概要では、OIM と OIM-LED カードについて詳細に説明されています。これらのコンポーネントは、マルチシェルフ システムの構成時に必要となるケーブル接続および相互接続を行う際に不可欠なものです。OIM カード、ファブリック ケーブル、OIM-LED カードの詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Multishelf System Interconnection and Cabling Guide』を参照してください。
OIM カードの外部 OIM コネクタは、Bulkhead Array Adapter(BAA)と呼ばれます。BAA は、マルチシェルフ システムの FCC 側にあるファブリック ケーブルを終端させるために使用します。ファブリック ケーブルのもう一方の端は、LCC の S13 SFC で終端します。S13 SFC の詳細については、Cisco CRS-1 16 スロット LCC についてのマニュアルを参照してください。図6-1 に、OIM の BAA を示します。
OIM カードの内側のコネクタを、High-density Backplane Mounted(HBMT)コネクタといいます。これは、FCC 内部の S2 SFC の背面に接続します。図6-2 に、OIM の HBMT 側を示します。
警告 レーザー放射。光学機器で直接見ないでください。クラス 1M レーザー製品です。
各 OIM は、FCC 内の対応する S2 SFC と対になっています。取り付け方法の詳細については『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Fabric Card Chassis Installation Guide』を、ケーブル配線の詳細については『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Multishelf System Interconnection and Cabling Guide 』を参照してください。
OIM-LED カード(CRS-FCC-LED)は、FCC を LCC に接続する各ファブリック ケーブルのステータスを示します。このカードは、動作している、停止している、また接続が正しくない、などの状態に該当するファブリック ケーブルを視覚的に表示します。また、ファブリック ケーブルの正しい接続先、または再接続先も指定します。図6-3 に OIM-LED カードを示します。
OIM-LED カードを使用すると、ケーブル接続やトラブルシューティングの処理が容易になります。ファブリック ケーブルのステータスは、LED アレイのさまざまな色や状態で示されます。図6-4 に、各ファブリック ケーブルに関する LED インジケータの拡大図を示します。
表6-1 に、さまざまな LED の状態を示します。
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このファブリック ケーブルが取り付けられているカードが、電源が入っていないか、シャーシ内で認識されていません。または、ファブリック ケーブルの片側が接続されていません。 |
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間違って接続されているファブリック ケーブルの本来接続すべき位置を示します。この LED は、上記の赤で点滅する LED(正しい位置に接続されていないファブリック ケーブルが 1 本ある)と対応しています。 |
(注) OIM-LED カードは FCC のみに存在するので、この LED は FCC 内におけるファブリック ケーブルのステータスだけ示します。正しくない接続がある場合、LCC 側での接続が正しくて、FCC での接続を LED が示す正しい位置に修正する必要があると想定されます。