Cisco IP Communicator Release 2.1 リリースノート
サポートされている Cisco Unified Communications Manager のリリース
Cisco Unified Communications Manager の相互運用性に関する注意事項
サポートされている Cisco Unified Communications Manager Express のリリース
サポートされている Cisco Unified Survivable Remote Site Telephone のリリース
『User Guide for Cisco IP Communicator Release 2.1』:Using Keyboard Shortcuts
『Cisco IP Communicator Phone Guide Release 2.0』:Using Keyboard Shortcuts
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン
このリリース ノートでは、すべてのバージョンの Cisco IP Communicator Release 2.1 の新機能と警告について説明します。
前のバージョンの Cisco IP Communicator のリリース ノートを参照するには、 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/prod_release_notes_list.html にアクセスしてください。
すべてのバージョンの Cisco IP Communicator の最新ソフトウェア アップグレードには、 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/ip-comm からアクセスできます。
このリリース ノートでは、Cisco IP Communicator の要件、注意事項、制約事項、および警告について説明します。このリリース ノートは、メンテナンス リリースおよびメジャー リリースが行われるたびにアップデートされます。ただし、パッチやホット フィックスの場合はそれに該当しません。
Cisco IP Communicator をインストールする前にこのマニュアルを参照して、システムに与える影響を確認することをお勧めします。
• 「サーバ要件」
Cisco IP Communicator がエンドポイントとして正常に動作するためには、ネットワークが次の要件を満たしている必要があります。
• シスコのルータおよびゲートウェイに Voice over IP(VoIP)を設定する必要があります。
• 2 つのエンドポイント間にメディアタイプのデータ(音声、ビデオ、Web 会議)を伝搬するすべてのインターフェイスについて、速度とデュプレックスのオートネゴシエーションを行わないように設定します(たとえば、すべてのポートを 100 MB 全二重に設定します)。クラウド内にあるルータおよびスイッチのイーサネット インターフェイスもこの方法で設定する必要があります。
オートネゴシエーション設定が保持されていると常にネゴシエーションが行われ、UDP 転送時にネゴシエーションが行われるとデータが失われます。音声データは UDP であるため、音声の品質が著しく低下することになります。同様に、論理データが UDP 上を転送されると、重大なシステム機能障害が発生する場合があります。
• Cisco IP Communicator がファイアウォールの後方にある場合は、ファイアウォール内でポートを開く必要があります。Cisco Unified Communications Manager での TCP および UDP ポートの使用方法の詳細については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html
• Cisco Unified Communications Manager で TFTP サーバを自動検索するには、TFTP サーバのアドレスで設定された Cisco Option 150 によって、IP ネットワークが DHCP を サポートする必要があります。
• Cisco Unified Video Advantage と統合するには、Cisco Unified Communications Manager のミニマム リリースの 「サポートされている Cisco Unified Communications Manager のリリース」 を参照してください。
• Cisco Emergency Responder(CER)と統合するには、シスコ イーサネット スイッチでイーサネット ポートを使用できる必要があります。詳細については、『 Cisco Emergency Responder Administrator Guide 』を参照してください。
(注) Cisco IP Communicator が動作しているコンピュータが Cisco Unified IP Phone の背面の PC ポートに接続されている場合、Cisco IP Communicator は CER ソフトウェアで検出されません。この場合、Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)がブロックされるため、CER で検出されません。この問題を回避するには、Cisco IP Communicator を直接スイッチ ポートに接続します。
Cisco IP Communicator では、コール処理を行うために Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express が必要です。Cisco IP Communicator をユーザに展開する前に、Cisco IP Communicator デバイスの管理、コールのルーティングと処理が適切に行われるよう、Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express が正しく設定されていることを確認してください。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』または Cisco Unified Communications Manager Administration のコンテキスト ヘルプを参照してください。
Cisco Unified Communications Manager および Cisco Unified Communications Manager Express の設定タスクと展開タスクの概要については、次の URL で『Cisco IP Communicator Administration Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/prod_maintenance_guides_list.html
(注) Cisco Unified Communications Manager Administration の [電話のタイプ] ドロップダウン リストに Cisco IP Communicator が表示されない場合は、使用しているバージョンの Cisco Unified Communications Manager の最新サポート パッチを次の URL から入手してインストールしてください。
http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml
• 「サポートされている Cisco Unified Communications Manager のリリース」
• 「Cisco Unified Communications Manager の相互運用性に関する注意事項」
• 「サポートされている Cisco Unified Communications Manager Express のリリース」
• 「サポートされている Cisco Unified Survivable Remote Site Telephone のリリース」
Cisco IP Communicator Release 2.1 では次のリリースがサポートされています。
(注) Cisco Unified Communications Manager の旧称は Cisco Unified CallManager です。
• Cisco Unified Communications Manager Release 6.1(SCCP および SIP)
• Cisco Unified Communications Manager Release 6.0(SCCP および SIP)
• Cisco Unified Communications Manager Release 5.1(SCCP および SIP)
• Cisco Unified Communications Manager Release 5.0(4)(SCCP および SIP)
• Cisco Unified Communications Manager Release 4.2(3) SR1(SCCP)
• Cisco Unified Communications Manager Release 4.1(3) SR4(SCCP)
この Cisco Unified Communications Manager リリースはミニマム リリースで、Cisco Unified Video Advantage との統合の有無は関係ありません。Cisco IP Communicator と Cisco Unified Video Advantage をともに実行する場合のクライアント PC の要件については、表 2 を参照してください。
• Cisco IP Communicator は、Cisco Unified Communications Manager Release 6.1、6.0、または 5.1 のさまざまな機能を登録して実行しますが、これらのリリースに導入された新機能の一部をサポートしていません。これは、Cisco IP Communicator が Cisco Unified Communications Manager Release 5.0 7970 電話機のファームウェアに基づいているためです。同様に、Cisco IP Communicator を Cisco Unified Communications Manager Express と併せて登録する場合は、一部の機能が使用できない場合があります。
• Cisco IP Communicator は、Cisco Unified Communications Manager Assistant Release 6.0 または 5.1(旧称 Cisco Unified CallManager Assistant および Cisco IP Manager Assistant [IPMA])でサポートされていません。
• Cisco IP Communicator は、SIP を コール コントロール プロトコルとして使用している場合、次のものと相互運用性がありません。
– Cisco Unified Video Advantage
– Cisco Unified Communications Manager Assistant
• Cisco IP Communicator にセキュリティ機能のサポートを追加するには、Cisco Unified Communications Manager Release 4.x デバイス パックを次の URL からダウンロードしてインストールします。
Cisco IP Communicator Release 2.1 では次のリリースがサポートされています。
• Cisco Unified Communications Manager Express Release 4.1(SCCP)
• Cisco Unified Communications Manager Express Release 4.0(SCCP)
• Cisco Unified Communications Manager Express Release 3.3(SCCP)
(注) Cisco IP Communicator は、SIP をコール コントロール プロトコルとして実行している場合、SRST または Cisco Unified Communications Manager Express をサポートしません(CSCsh69835)。
Cisco IP Communicator Release 2.1 では次のリリースがサポートされています。
• Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony Release 4.1(SCCP)
• Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony Release 4.0(SCCP)
表 1 に、Cisco IP Communicator が稼動するための PC の要件およびオペレーティング システムを示します。
表 2 に、Cisco IP Communicator が Cisco Unified Video Advantage とともに稼動するための要件を示します。
Cisco IP Communicator の最小要件は、他のアプリケーションおよびサービスがなく、ベース オペレーティング システム イメージが含まれていないシステムに基づいています。管理者は、他のアプリケーションが同時に動作している状態で、システム設定が適切に実行されるかどうかを判定する必要があります。この作業には、CPU 速度と RAM の追加が必要な場合があります。
(注) Cisco IP Communicator は、Windows XP Fast User Switching をサポートしていません。
Cisco IP Communicator がサポートされるのは、 表 1 に示す Windows 2000、XP、および Vista に 限られます 。
• Microsoft Vista Premium Ready PC。本表に記載された要件以外の Windows Vista のハードウェア最小要件については、マイクロソフトの Web サイトで Premium Ready PC を検索するか、または次の URL を参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/919183 注 Cisco IP Communicator は 32 ビット OS を実行する x86 ベース プロセッサをサポートし、64 ビット OS はサポートしません。– Microsoft Vista 環境で Cisco Unified Video Advantage を使用して Cisco IP Communicator を実行するコンピュータでは、ハードウェアのベース スコアが 3 以上であることが必要です。[スタート] > [コントロール パネル] を選択し、[パフォーマンスの情報とツール] をクリックして、パフォーマンス ツールを実行します。 – メモリ(RAM)、グラフィックス、およびゲーム グラフィックスのサブスコアが 3 以上であることが必要です。 • メモリ:1 GB RAM(サポートされる Vista OS については、本表のソフトウェアの欄を参照してください)。 • 全二重方式の非 ISA サウンド カード(内蔵型または PCI ベース)、または USB サウンド デバイス |
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Microsoft Windows XP および Windows 2000: • Pentium P4 1.0 GHz または同等(Pentium P4 1.5 GHz 以上を推奨) • 全二重方式の非 ISA サウンド カード(内蔵型または PCI ベース)、または USB サウンド デバイス |
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• Microsoft Windows Vista Business Edition または Enterprise Edition(SP1 ありまたは SP1 なし) • Windows XP Professional SP1、2、および 3 • Windows 2000 Professional Service Pack 4
注意 USB 音声デバイスで Cisco IP Communicator を使用する場合、システム クラッシュを防ぐために、指定された Microsoft のホットフィックスをインストールしなければならない場合があります。
これらの両方で Cisco IP Communicator を使用する場合、Microsoft Windows USB 音声デバイス ホットフィックスをインストールする必要があります。 該当するロケールのホットフィックスを入手するには、次の Web サイトから cipc-Admin-ffr.2-1-1.zip というファイルにアクセスします。 |
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オプション。「サポートされている音声デバイス」を参照してください。 |
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Microsoft Windows XP および Windows 2000: • Pentium P4 2.4 GHz または同等(Streaming SMD Extensions のサポートが必要)、Pentium 4 2.8 GHz 以上を推奨 • 全二重方式の非 ISA サウンド カード(内蔵型または PCI ベース)、または USB サウンド デバイス • 10/100 Mbps イーサネット ネットワーク インターフェイス カード • 800×600×16 ビットの画面解像度(1024×768×16 ビット以上を推奨) • Pentium M 1.5 GHz またはそれ以上の互換プロセッサ(Streaming SIMD Extensions のサポートが必要)、1.7 GHz Pentium M 以上を推奨 • Cisco Unified Video Advantage version 2.1 (1) が必要 ビデオ ハードウェアの要件については、次の URL で Cisco Unified Video Advantage のリリース ノートを参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5662/prod_release_notes_list.html |
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• Windows XP Professional Service Pack 2 • Windows 2000 Professional Service Pack 4
注意 USB 音声デバイスで Cisco IP Communicator を使用する場合、システム クラッシュを防ぐために、指定された Microsoft のホットフィックスをインストールしなければならない場合があります。
これらの両方で Cisco IP Communicator を使用する場合、Microsoft Windows USB 音声デバイス ホットフィックスをインストールする必要があります。 該当するロケールのホットフィックスを入手するには、次の Web サイトから cipc-Admin-ffr.2-1-1.zip というファイルにアクセスします。 |
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オプション。「サポートされている音声デバイス」を参照してください。 |
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Cisco IP Communicator および Cisco Unified Video Advantage で使用できるカメラの詳細については、次の URL で Cisco Unified Video Advantage のリリース ノートを参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5662/prod_release_notes_list.html |
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(注) 企業内ワイヤレス LAN 上で Cisco IP Communicator でビデオを使用すると、音声やビデオの品質が悪くなる可能性があるため、このような使用方法はサポートしていません。ビデオ コールを送受信できるためには、少なくとも 300kbps/300kbps の広帯域リモート ワイヤレス LAN 接続が必要です。最高のパフォーマンスを実現するためには、可能なかぎり有線イーサネット接続を介してビデオを使用することをお勧めします。
(注) シスコでは、一部のサードパーティのヘッドセットと受話器について、Cisco IP Communicator で使用するための基本的なテストは行っています。ただし、最終的にはお客様の責任において、それぞれの機器をお客様の環境でテストし、適切なパフォーマンスを判断してください。Cisco IP Communicator を導入する場所によって環境面やハードウェア面の条件が異なるので、すべての環境に最適な単一のソリューションはありません。
サポートされているデバイスについては、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/voicesw/ps6788/phones/ps5475/prod_bulletin0900aecd800f4564.html
Cisco IP Communicator は、さまざまな条件下で最高品質の音声を提供できるように設計されています。状況によって、音声伝送の中断や音声の一時的な歪み(「アーティファクト」)が発生する場合がありますが、これらはアプリケーションの通常の動作と見なされます。製品リリース ノートで推奨されているワークステーション構成に適合したワークステーション、および Cisco Unified Communication ソリューション リファレンス ネットワーク デザインのドキュメントで推奨されている品質基準を満たすネットワークで Cisco IP Communicator を使用している場合は、このようなアーティファクトが発生することはほとんどなく、発生しても一時的です。
シスコで採用しているオペレーティング システムとのインターフェイス方法により、システム上で実行している他のアプリケーションがソフトフォンの音声やビデオの品質に悪影響を及ぼす可能性は少なくなります。ただし、これらの製品を実行するパーソナル コンピュータ環境の共有性は、Cisco IP Phone などの閉鎖された環境と非常に異なるため、同等のパフォーマンスを実現できるという保証はありません。
• アプリケーションやシステム プロセスの起動、または、他のアプリケーションの実行中にシステム処理が発生することに起因する、PC の CPU 使用率のスパイク(CPU 使用率が 70 ~ 100% に達する場合)。
• 他のアプリケーションがネットワーク ワークステーションとのやり取りで大量の帯域幅を使用している。
• 電源管理ポリシーにより CPU クロック速度が大幅に低減する(電池で稼動しているラップトップなど)、または断熱システムにより負荷の非常に高い状況で CPU が実行される。
• サードパーティ製ソフトウェアからの干渉など、アプリケーションがネットワークや音声システムにタイミングよくアクセスできない原因となるその他の条件。
Cisco IP Communicator のすべてのドキュメントについては、次の URL でドキュメント ガイドを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/products_documentation_roadmaps_list.html
ユーザ ガイドは、Cisco IP Communicator のプログラム フォルダから入手するか、Cisco IP Communicator のインターフェイスを右クリックして入手することもできます。
シスコの標準の限定保証ポリシーについては、次の URL の文書を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/prod_warranties_listing.html
関連製品のドキュメントは、次の URL で見つけることができます。
• Cisco Unified Video Advantage
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5662/tsd_products_support_series_home.html
• Cisco Unified Communications Manager
– Cisco Unified Communications Manager(CallManager)
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html
– Cisco Unified Communications Manager Business Edition
http://cisco.com/en/US/products/ps7273/tsd_products_support_series_home.html
Cisco IP Communicator Release 2.1(4) の新機能はありません。このリリースで修正された不具合の一覧は、「解決済みの警告」のセクションを参照してください。
Cisco IP Communicator Release 2.1(3) の新機能はありません。このリリースで修正された不具合の一覧は、「解決済みの警告」のセクションを参照してください。
Cisco IP Communicator Release 2.1(2) の新機能はありません。このリリースで修正された不具合の一覧は、「解決済みの警告」のセクションを参照してください。
Cisco IP Communicator Release 2.1(1) では、次の新機能をサポートしています。
• 音声品質の向上: 高度な(適応型)ジッタ バッファとパケット損失(エラー)隠蔽、音響エコー キャンセレーション、ノイズ抑制、音声アクティビティ検出、および無音圧縮の機能を提供します。
• Windows の Generic Quality of Service(GQoS)による帯域予約:この機能により、アップストリームの帯域幅が制限されたネットワークで使用する場合に、Cisco IP Communicator の音声品質が向上します。
(注) Windows Vista では、オペレーティング システムに関する問題があるため GQoS はサポートされません。
• Session Initiation Protocol(SIP; セッション開始プロトコル)シグナリングのサポート:Cisco Unified Communications Manager Release 5.x 以降と統合した場合、Skinny Client Control Protocol(SCCP)エンドポイントまたは SIP エンドポイントのいずれかとして、Cisco IP Communicator を導入できます。
• デバイスのスプーフィングに対するセキュリティのサポート:Cisco Unified Communications Manager Release 4.x 以降に接続した場合、証明書を使用する Transport Layer Security(TLS; トランスポート レイヤ セキュリティ)ベースの相互認証を行うことにより、Cisco IP Communicator が他の Cisco Unified IP Phone に偽装することを防ぎます。セキュリティは、Certificate Authority Proxy Function(CAPF; 認証局プロキシ関数)と Locally Significant Certificate(LSC; ローカルで有効な証明書)を使用する双方向の認証によって実装されます。
• Cisco Unified IP Phone 7970 ファームウェア 8.0(4) コード ベースのサポート:この機能により、Cisco Unified Communications Manager Release 4.2 の一部の新機能(コール ピックアップ通知、ダイレクト コール パーク、およびハント グループからのログアウト)をサポートします。
• Cisco Unified Communications Manager Release 6.0 での付属ライセンシングのサポート:この機能は、セカンダリ ソフトフォン デバイスをプライマリ デバイスに関連付け、デバイスごとにデバイス ライセンスを 1 つだけ使用するようにします。
• Windows Vista のサポート:Cisco IP Communicator は、現在このオペレーティング システムで動作します。
使用できるすべての機能と利点の詳細については、次の URL で Cisco IP Communicator のデータシートを参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/products_data_sheets_list.html .
• 自動アップデート:Cisco IP Communicator では、どのリリースの Cisco Unified Communications Manager の自動アップデート機能もサポートしなくなりました。アプリケーションをアップデートするには、ソフトウェア展開ツールと Cisco IP Communicator インストーラを使用する必要があります。
Cisco Unified Communications Manager の [デバイスのデフォルト設定] ウィンドウでデフォルトまたはデフォルト以外のソフトウェアのロードを指定している場合は、この指定を削除する必要があります。
• Windows Vista のサウンド コントロール パネルの問題:
– 音声デバイスをチューニングした後で [サウンド] コントロール パネルから名前を変更した場合、次に Cisco IP Communicator を使用するときに音声デバイスの再チューニングが必要になる場合があります(CSCsi24821)。
– [サウンド] コントロール パネルで長いデバイス名を使用すると、Cisco IP Communicator で問題が発生することがあります(CSCsi60871)。
– [サウンド] コントロール パネルの [再生] タブと [録画] タブでデバイスの名前が同じ場合、オーディオ調整ウィザードは録画用にデバイスをチューニングできません(CSCsi60522)。
これらの問題の詳細と対処方法については、「Bug Toolkit の使用」を参照してください。
Cisco IP Communicator を使用する前に、必ず 表 3 に目を通してください。修正対象外の制限事項が記載されており、対処方法がない場合もあります。記載どおりに動作しない機能や、製品に加えた最新の変更の影響を受ける機能もありえます。
個々の制限事項の詳細および対処方法を参照するには、表の関連 ID をクリックすると、その不具合に関する Bug Toolkit のオンライン レコードにアクセスできます(Bug Toolkit へのアクセスについては、「Bug Toolkit の使用」を参照してください)。
未解決の警告および解決済みの警告については、 表 4 および 表 6 を参照してください。
Cannot tune audio when USB headset and VT camera both plugged in (Win2K).(Win2K で USB ヘッドセットと VT カメラの両方を接続すると、音声をチューニングできない) |
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DHCP Inform sources the incorrect MAC address.(DHCP Inform によって不正な MAC アドレスを受け取る) |
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STARTUP: Communicator does not support Terminal Services.(起動:Communicator が Terminal Service をサポートしない) |
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USER INTERFACE: clicking on scroll bars does not work.(ユーザ インターフェイス:スクロール バーをクリックしても動作しない) |
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CDP: Disabling the driver on a net adapter results in cdpOpen failure.(CDP:ネット アダプタでドライバをディセーブルにすると、cdpOpen エラーが発生する) |
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INSTALL: Performing silent installations automatically reboots PC.(インストール:サイレント インストールを行うと自動的に再起動する) |
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DIRECTORY: lookups fail for users created via Netscape server admin.(ディレクトリ:Netscape サーバの admin 経由で作成したユーザの照合に失敗する) |
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AUDIO: One-way audio is observed with VSClient VPN software.(音声:VSClient VPN ソフトウェアで片通話音声が確認される) |
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Communicator displays Could not initialize media after upgrade.(Communicator で「アップグレード後にメディアを初期化できませんでした」と表示される) |
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IPC crashes with Atheros Wireless Driver 4.0.100.140a on ThinkPad.(IPC が ThinkPad の Atheros Wireless Driver 4.0.100.140a でクラッシュする) |
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UI: Clarisys i750 & GN Netcom 8120 co-exist cause On/Off LED out of sync.(UI:Clarisys i750 と GN Netcom 8120 の共存により、オン/オフ LED が同期しない) |
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IP Communicator crash with McAfee Desktop Firewall 8.5.(IP Communicator が McAfee Desktop Firewall 8.5 でクラッシュする) |
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SIP CIPC would freeze if USB headset unplugged during the call on Win2k.(Win2k でコール中に USB ヘッドセットを取り外すと、SIP CIPC がフリーズする) |
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IPC 2.0(1) does not start streaming after getting StartMediaTransmission.(StartMediaTransmission の入手後、IPC 2.0(1) がストリーミングを開始しない) |
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Out of order TCP packet causes UI lock up.(不正な TCP パケットが原因で UI がロックアップする) |
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Restricted User Can Access Network Settings If Not Configured Properly.(設定が適切でない場合、制限ユーザがネットワーク設定にアクセスできる) |
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Invalid TFTP IP Addresses Can Appear To Hang Client.(無効な TFTP IP アドレスが表示され、クライアントがハングする場合がある) |
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AUDIO: One-way audio observed with Aventail VPN client.(音声:Aventail VPN クライアントで片通話音声が確認される) |
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Vista with CIPC 2.1:IPC hangs /freezes once it launched, can't make call.(Vista での CIPC 2.1 の使用:IPC が起動後にハングまたはフリーズし、コールを発信できない) |
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CIPC 2.1.1 DSCP value marker set to 000000 in the UDP packet.(CIPC 2.1.1 の DSCP 値マーカーが UDP パケットで 000000 に設定されている) |
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CSCso05786 |
IPC 2.1.3 unable to access services URL with Vista and WINRM(IPC 2.1.3 が Vista と WINRM でサービス URL にアクセスできない) |
特記事項(お読みください):緊急時にソフトフォンを 110 番などの緊急コールに使用した場合、適時に発信できなかったり、正確な位置データを提供できない場合があります。不適切な緊急応答センターにコールが発信されたり、緊急応答センターで正確な位置が把握できない場合があります。緊急時は、お客様の責任においてソフトフォンを使用してください。シスコでは、発生したエラーや遅延の責任を負いません。
既知の問題(不具合)には、シビラティに応じてランクが付けられています。このリリース ノートで説明する内容は次のとおりです。
シスコのソフトウェア Bug Toolkit を使用して問題を検索することができます。
Bug Toolkit にアクセスするには、次のものが必要です。
ステップ 1 Bug Toolkit にアクセスするには、次の URL に移動します。 http://tools.cisco.com/Support/BugToolKit/action.do?hdnAction=searchBugs
Cisco.com のユーザ ID とパスワードでログインします。
ステップ 2 特定の問題の情報を検索するには、[Search for Bug ID] フィールドに ID 番号を入力して [Go] をクリックします。
不具合の検索方法、検索条件の保存方法、不具合グループの作成方法については、Bug Toolkit ページの [Help] をクリックしてください。
表 4 に示す警告は、Cisco IP Communicator の最新リリースで見られる可能性のある予期しない動作です。以前のリリースで未解決であった警告もあります。警告は、まずシビラティ順、次に ID のアルファベット順にリストされています。
障害のステータスは頻繁に変わるため、この表には、このレポートが編集された時点で未解決の障害しか反映されていないことに注意してください。個々の不具合の詳細を参照するには、表の関連 ID をクリックして、該当する不具合とその対応策に関するオンライン レコードにアクセスしてください。未解決の不具合に関する最新情報については、Bug Toolkit にアクセスしてください(「Bug Toolkit の使用」を参照)。
CSCso58825 |
CIPC Generates Millions Of MediaPathEvent, OffHook and Softkey Events(CIPC が無数の MediaPathEvent、OffHook イベント、および Softkey イベントを生成する) |
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CSCsm61779 |
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CSCso23592 |
CIPC failed to end the call after MeetingPlace ended the meeting.(MeetingPlace が会議を終了後、CIPC がコールを終了できなかった) |
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CSCsr19839 |
First participant which joins Video Meetme conf has one way video(Video Meetme 会議の最初の参加者のビデオが片通話になる) |
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Selecting User Options goes to wrong page when connected to CCME.(CCME へ接続中に User Option を選択すると、異なるページに移動する) |
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JPN: Most ringers are not audible with non-ASCII Windows username.(日本:非 ASCII の Windows ユーザ名を使用すると、ほとんどの呼び出しベルが聞こえない) |
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Dragging vcard from outlook messages does not work.(Outlook のメッセージから vCard をドラッグできない) |
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Toast does not close if Confrn softkey pressed before call answered.(コールに応答する前に Confrn ソフトキーを押すと Toast が閉じられない) |
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IP Communicator: No receive audio on multicast call.(IP Communicator:マルチキャスト コールで音声を受信しない) |
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Yen sign key generates backslash on phone screen.(円記号のキーを押すと、電話機の画面でバックスラッシュが表示される) |
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Temp denial of service while spoofing secured CIPC.(セキュリティ保護された CIPC のスプーフィング中、サービスが一時的に拒否される) |
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VISTA: CDP driver is not verified for Windows Vista OS.(VISTA:CDP ドライバが Windows Vista OS 用に検証されていない) |
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Secured CIPC can still register to CCM with old certificate.(セキュリティ保護された CIPC が以前の証明書で CCM に登録できる) |
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MUSTER: SIP Phones Do not Log Call Park Numbers In Placed Calls Directory.(MUSTER:SIP 電話機が、配置されたコール ディレクトリにコール パーク番号のログを記録しない) |
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VISTA: Unable to initialize support for Cisco Emergency Responder.(VISTA:Cisco Emergency Responder のサポートを初期化できない) |
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Call Dropped: CCM SIP trunk fails to complete SIP reinvite.(コールのドロップ:CCM SIP のトランクが SIP の再招待を完了できない) |
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Vista, Standard user able to modify Preferences in CIPC.(VISTA:標準ユーザが CIPC 内のプリファレンスを修正できる) |
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Vista Ent, SIP CIPC crashes on the 17th caller join Conf Call.(Vista Enterprise:17 番目の発信者からの会議への参加コールで SIP CIPC が クラッシュする) |
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Vista: CIPC crashed when switching from one network to other network.(VISTA:ネットワークを他のネットワークに切り替えたとき、CIPC がクラッシュした) |
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After call transfer CIPC doesn't send RFC2833 digits.(コール転送後、CIPC が RFC2833 ディジットを送信しない) |
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CIPC Directory Wizard does not install ... log4j:WARN(CIPC Directory Wizard で ... log4j:WARN をインストールしない) |
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CIPC requires restart after CUPP user deactivate/activate.(CUPP ユーザの無効化/有効化後に、CIPC が再起動を要求する) |
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IP Communicator master volume settings change.(IP Communicator のマスター音量設定が変わる) |
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CSCsm52567 |
CIPC hangs for some time once we click on launch CUVA button in CIPC(CIPC の CUVA 起動ボタンをクリックすると、CIPC がしばらくの間ハングする) |
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CSCsm57928 |
Main window softkey delay on incoming call while CIPC is on call(CIPC がコール中、着信コールでメイン ウィンドウのソフトキーが遅れる) |
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CSCsm70442 |
One way audio happen once on a IBM T60p laptop(IBM T60p ラップトップで片通話音声が 1 回発生する) |
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CSCso07665 |
CIPC - SCCPS Signaling packets sending DSCP value of 0x0(CIPC - SCCPS シグナリング パケットが 0x0 の DSCP 値を送信する) |
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CSCso25167 |
CIPC can not register after in Authenticated mode(CIPC が認証モードになると登録できない) |
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CSCso29883 |
Simple installation of CIPC hotfix caused it to crash(CIPC ホットフィックスの簡易インストールでホットフィックスがクラッシュした) |
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CSCso51491 |
DSCP for Phone-based Services is always 0 on XP(XP では、電話ベースのサービスの DSCP が常に 0) |
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CSCso83788 |
CIPC does not register to secure CME in secure mode(CIPC がセキュアな CME にセキュア モードで登録されない) |
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CSCso86409 |
DSCP value for Phone Configuration is always zero(Phone Configuration での DSCP 値が常にゼロ) |
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CSCsq87762 |
CIPC 2.1.3 does not pull unsigned config file after removing CTL(CTL を削除した場合、CIPC 2.1.3 は未署名の設定ファイルをプルしない) |
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CSCsq90364 |
Call would dropped if the CIPC device being spoof(CIPC デバイスがスプーフィングすると、コールがドロップする) |
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CSCsq98077 |
Erasing CTL file from phone security config would hang CIPC(電話セキュリティの設定から CTL ファイルを消去すると CIPC がハングする) |
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Ctrl + Shift + A not available to other applications.(Ctrl+Shift+A キーを他のアプリケーションで使用できない) |
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CSCsq99385 |
IP communicator visual feedback on keypress leaks information(keypress における IP Communicator のビジュアル フィードバックで情報が漏れる) |
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IP communicator only keeps time zone information from CallManager server.(IP Communicator が CallManager サーバから時間帯の情報だけを保持する) |
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IP Communicator should have an option to change directory for traces.(IP Communicator には、トレース用ディレクトリを変更するオプションが必要) |
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Change in Australia DST affects CIPC in 2008.(2008 年のオーストラリアの夏時間への変更による CIPC への影響) |
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Change in Argentina DST affects CIPC in 2008.(2008 年のアルゼンチンの夏時間への変更による CIPC への影響) |
ここでは、以前のリリースでは未解決であったが、現在は解決された警告を示します。警告は、まずシビラティ順、次に ID のアルファベット順にリストされています。
障害のステータスは頻繁に変わるため、この表には、このレポートが編集された時点で解決済みの障害しか反映されていないことに注意してください。個々の不具合の詳細を参照するには、表の関連 ID をクリックして、該当する不具合とその対応策に関するオンライン レコードにアクセスしてください。解決済みの不具合に関する最新情報については、Bug Toolkit にアクセスしてください(「Bug Toolkit の使用」を参照)。
表 5 に、Release 2.1(4) で解決された警告を示します。
表 6 に、Release 2.1(3) で解決された警告を示します。
表 7 に、Release 2.1(2) で解決された警告を示します。
表 8 に、Release 2.1(1) で解決された警告を示します。
Cisco IP Communicator の次のマニュアルに、トラブルシューティングの情報が含まれています。
• 『 User Guide for Cisco IP Communicator 』
• 『 Administration Guide for Cisco IP Communicator 』
これらのマニュアルには、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/tsd_products_support_series_home.html
Cisco IP Communicator のすべてのマニュアルの最新バージョンは、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/tsd_products_support_series_home.html
ここでは、Cisco IP Communicator の現在のマニュアルに含まれる誤りを示し、正しい情報を提供します。正しい情報は、今後のマニュアル リリースで採用するか、または別の方法で特記します。
このガイドの「Deploying and Updating Cisco IP Communicator」の章にある「How to Deploy the Application」セクションの「Installer Package Names」セクションで、「Table 3-1 Installer Packages for Cisco IP Communicator」の内容に誤りがあります。代わりに次の情報を使用してください。
ここでは、現在の Cisco IP Communicator のマニュアルに含まれていない新しい情報と追加の情報を示します。新しい情報および追加情報は、今後のマニュアル リリースで採用するか、または別の方法で特記します。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、マニュアルに関するフィードバックの提供、セキュリティ ガイドライン、および推奨エイリアスや一般的なシスコのマニュアルについては、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧が示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html