Cisco 1800 シリーズ Integrated Service Router(モジュール型)クイック スタート ガイド
Cisco Router and Security Device Managerによる初期設定
保証期間内にお客様が受けられるハードウェアの保証およびサービスに関して適用される特別な条件があります。シスコのソフトウェアに適用される保証を含む正式な保証書は、Cisco.com で提供しています。次の手順を実行して、Cisco.com から Cisco Information Packet 、および保証書にアクセスし、これらをダウンロードしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/cetrans.htm
[Warranties and License Agreements] ページが表示されます。
2. Cisco Information Packet を表示するには、次の手順を実行します。
a. [Information Packet Number] フィールドをクリックし、製品番号 78-5235-03A0 が選択されていることを確認します。
Information Packet の [Cisco Limited Warranty and Software License] ページが表示されます。
d. このページから文書をオンラインで見ることも、PDF アイコンをクリックして、文書を PDF(Adobe Portable Document Format)形式でダウンロードし、印刷することもできます。
(注) PDF ファイルを表示し、印刷するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。これは、Adobe の Web サイトhttp://www.adobe.com からダウンロードできます。
3. お手持ちの製品について、翻訳またはローカライズされた保証情報を表示するには、次の手順を実行します。
a. [Warranty Document Number] フィールドに、次の製品番号を入力します。
d. このページから文書をオンラインで見ることも、PDF アイコンをクリックして、文書を PDF(Adobe Portable Document Format)形式でダウンロードし、印刷することもできます。
また、Cisco Service and Support の Web サイトにアクセスして、サポートを受けることもできます。
http://www.cisco.com/en/US/support/
シスコ、またはその代理店では、Return Materials Authorization(RMA)要求を受領してから、10 営業日以内に交換部品を出荷するように商業上合理的な努力を致します。お届け先により、実際の配達所要日数は異なります。
シスコは購入代金を払い戻すことにより一切の保証責任とさせて頂く権利を留保します。
Return Materials Authorization(RMA)番号の入手
製品を購入されたシスコの代理店にお問い合わせください。製品を直接シスコから購入された場合は、シスコの営業担当者にお問い合わせください。
Cisco 1800 シリーズ サービス統合型ルータには、データ専用ルータであるCisco 1841 ルータが含まれます。Cisco 1841 ルータは、WAN Interface Card(WIC; WAN インターフェイス カード)、データ モード限定の Voice/WAN Interface Card(VWIC; 音声/WAN インターフェイス カード)、シングル幅の High-speed WAN Interface Card(HWIC; 高速WAN インターフェイス カード)、および Advanced Integration Module(AIM)をサポートします。このルータは WIC/VWIC/HWIC スロットを 2 つ装備しています。
(注) このCisco 1841 ルータのインターフェイス番号指定は、Cisco 1700 シリーズ ルータの番号方式と異なります (「インターフェイス番号」を参照)。
このマニュアルではルータの設置、起動、ネットワーク接続について、必要最小限の情報を提供します。また、次の情報が得られる他のマニュアルを紹介します。
• モジュール、インターフェイス カード、電源装置、およびメモリの取り付け手順
Cisco 1841 ルータのシリアル番号を記載したラベルは、シャーシ背面、インターフェイス カード スロット 0 の下にあります。
シャーシ上の製品シリアル番号の記載位置の詳細については、次の URL にアクセスし、オンライン上の Cisco 1800 シリーズ ハードウェア インストレーションのマニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/hw/index.htm
Cisco Product Identification(CPI)ツールを利用すると、シスコ製品のシリアル番号ラベル位置を示す詳細な図と説明が得られます。このツールには、次の機能があります。
• ツリー構造の製品階層図を使用してモデルを閲覧できる検索オプション
• 複数の製品を調べる場合に便利な最終結果ページの検索フィールド
このツールによって、シリアル番号ラベルを探して製品を識別する作業がスムーズに進みます。シリアル番号情報によって、資格確定プロセスが迅速に完了します。この情報はサポート サービスを利用する場合に重要です。
プラットフォーム全体のマニュアルについては、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/index.htm
このクイック スタート ガイドに記載されているマニュアルはすべて、Cisco.com から利用できます。「次の作業」を参照してください。オンライン マニュアルを元のページ形式で表示または印刷する場合は、PDF アイコンをクリックしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/qsg/index.htm
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/qsg/index.htm
• ブルーの RJ-45/DB-9 コンソール ケーブル × 1、DB-9/DB-25 モデム アダプタ × 1
• 『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 1840 Routers 』
• 『 Cisco Router and Security Device Manager(SDM) Quick Start Guide 』
• 『 Cisco 1800 シリーズ Integrated Service Router(モジュール型)クイック スタート ガイド 』(このマニュアル)
• Hyperterminal または同様の端末エミュレーション プログラム搭載 PC、またはリモート管理アクセスのためのモデム
• WAN インターフェイス、LAN インターフェイス、または USB インターフェイス用のケーブル
• CSU/DSU(チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット)、ISDN-BRI S/T に対応する NT1 装置、イーサネット ハブ、USB 装置など、その他の一般的な機器
(注) オンボードの USB ポート(バージョン 1.1)がサポートするのは、シスコが認定した USB 装置だけです。
(注) USB ポート(バージョン 1.1)は、将来のために装備されているだけです。
ここでは、基本的な設置手順について説明します。詳細な設置手順については、次の URL にアクセスして Cisco 1800 シリーズ ハードウェア インストレーションのマニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/hw/index.htm
『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 1840 Routers 』に、このクイック スタート ガイドに記載されている警告が各国語で記されています。
Cisco ルータの作業を行う前に理解しておくべき安全に関する情報については、この装置に付属している『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 1840 Routers 』を参照してください。
警告 オン/オフ スイッチのあるシステムを扱う場合は、事前に電源をオフにして、電源コードを外してください。ステートメント 1
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。ステートメント 1018
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。ステートメント 1040
警告 システムの過熱を防止するために、室温が 40 ℃超える環境では使用しないでください。ステートメント 1047
警告 バッテリの交換手順を誤ると、爆発する危険があります。バッテリを交換する場合は、必ず、製造元が推奨している同タイプまたは同等タイプのバッテリと交換してください。使用済みのバッテリは、製造元の指示に従って廃棄してください。ステートメント 1015
(注) Cisco 1800 シリーズ ルータは通常、モジュールまたはインターフェイス カードとともに発注します。モジュールまたはインターフェイス カードの取り外し、取り付けを行う前に、モジュールまたはカードに付属しているマニュアルを参照するか、または次の URL にアクセスしてオンライン上の Cisco 1800 シリーズ ハードウェア インストレーションマニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/hw/index.htm
Cisco 1800 シリーズ ルータは、卓上に設置することができます。該当する設置手順の項を参照してください。
Cisco 1841 ルータは、ゴム製の脚をシャーシに取り付けた状態で出荷されます。
警告 この装置はアースする必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。ステートメント 1024
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
警告 この装置はアースする必要があります。通常の使用時には、グリーンとイエローの 14 American Wire Gauge(AWG)のアース線を使用して、ホストとアースを接続しておきます。ステートメント 190
リング端子と 14 AWG(2 mm 2 )のワイヤを使用して、信頼できるアースにシャーシを接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 アース線の一端を導体から 3/4 インチ(20 mm)ほどはぎ取ります。
ステップ 2 リング端子の製造元が推奨する圧縮工具を使用して、UL Listed/CSA 認定リング端子にグリーンの 14 AWG アース線を圧着します。ルータの背面パネルに備わっているリング端子は、No. 6 のアース ネジと適合します。
ステップ 3 図 1を参照し、シャーシにリング端子を取り付けます。No. 2 プラス ドライバとリング端子付属のネジを使用します。8~10 インチ ポンド(0.9 ~1.1 ニュートン メートル)のトルクでネジを締めます。
ステップ 4 アース線の反対側をサービス パネルのアース端子など、良好であることが確実なアース ポイントに接続します。アース接続の安定性に関して疑問がある場合は、資格のある電気技師に相談してください。
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001
ここでは、Cisco 1841 ルータの各種ポートおよびコネクタのケーブル接続について概要を示します。
接続、ケーブル、およびピン割り当ての詳細については、次のマニュアルを参照してください。
• 『Cisco Interface Cards Installation Guide』URLは次のとおりです。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/cis2600/hw_inst/wic_inst/wic_doc/index.htm
• 『Cisco Modular Access Router Cable Specifications』URLは次のとおりです。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/cis3600/hw_inst/cabling/marcabl.htm
表 1で紹介する接続およびケーブルの詳細については、次の URL にアクセスし、Cisco 1800 シリーズ ハードウェア インストレーションのマニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/hw/index.htm
警告 ルータの電源がオフであるかオンであるかにかかわらず、WAN ポートには危険なネットワーク電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、WAN ポート付近で作業する場合は十分に注意してください。ケーブルを取り外す場合は、ルータ側から先にケーブルを外してください。ステートメント 1026
表 1 に、Cisco 1841 ルータの基本的な WAN および LAN 接続の概要を示します。
ポート タイプ、カラー
1
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---|---|---|---|
シグナリング プロトコル(EIA/TIA-232、EIA/TIA-449、V.35、X.21、または EIA/TIA-530)およびシリアル ポートの動作モード(DTE または DCE)と一致するシスコのシリアル変換ケーブル ケーブルの選択に関する情報については、『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications 』を参照してください。 |
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BRI S/T WAN |
NT1 装置または PINX3 |
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次の手順を完了すると、いつでも Cisco 1841 ルータを起動できます。
• シャーシが確実にマウントされ、アースされている (「シャーシの設置」を参照)。
• 電源コードおよびインターフェイス ケーブルが接続されている (「ケーブル接続」を参照)。
• 外部 CompactFlash メモリ カードがスロットに正しく装着されていることを確認する。取り付け手順については、次の URL にアクセスして Cisco 1800 シリーズ ハードウェア インストレーションのマニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/hw/index.htm
• 端末エミュレーション プログラムを備えた PC がコンソール ポートに接続されて、起動しており、なおかつ 9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、フロー制御なし、パリティなしとして設定されている。
• 端末エミュレーション プログラムで適切な PC COM ポートが選択されている。
(注) 最初の起動時には、ダイレクト コンソール接続を推奨します。初期設定の完了後は、リモート モデム接続を使用してルータを管理できます。
Cisco 1841 ルータを起動して、初期化およびセルフ テストの完了を確認するには、次の手順を実行します。起動手順の完了後、Cisco 1841 ルータを設定できます。
(注) 起動シーケンスを表示するには、Cisco 1841 ルータを起動する前に、ルータにコンソールを接続しておく必要があります。
ステップ 1 「起動チェックリスト」の記述どおりに PC が起動し、接続されていることを確認します。
ステップ 2 電源スイッチを ON の位置にします。シャーシ前面の SYS PWR LED がグリーンで点滅し、ファンが作動します。この状態にならない場合は、次の URL にアクセスして、オンライン上の Cisco 1800 シリーズ ハードウェア インストレーションマニュアルで「 Troubleshooting 」モジュールを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/hw/index.htm
端末エミュレーション プログラム ウィンドウに起動メッセージが表示されます。起動メッセージが終了すると、SYS PWR LED がグリーンに点灯します。
•次のメッセージが表示された場合、ルータはコンフィギュレーション ファイルを使用して起動しています。Cisco Router and Security Device Manager(SDM)を使用していつでも初期設定を行うことができます。
(注) SDM はデフォルトでルータにインストールされるので、SDM を使用して初期設定を行うことを推奨します。
ルータに SDM がインストールされている場合は、SDM を使用して初期設定を行うことを推奨します。SDM を使用してルータを設定する方法、または SDM を入手してルータにインストールする方法については、「Cisco Router and Security Device Managerによる初期設定」を参照してください。
•次のメッセージが表示された場合、ルータの起動は完了しており、setup コマンド機能または CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して、初期設定を行うことができます。
setup コマンド機能を使用してルータを設定する方法については、「setup コマンド機能を使用した初期設定」を参照してください。CLI を使用してルータを設定する方法については、「Cisco CLI を使用した初期設定:手動設定」を参照してください。
rommon 1>
プロンプトが表示された場合、システムは ROM モニタ モードで起動しています。ROM モニタの使用方法については、次の URL にアクセスして、オンライン上の Cisco 1800 シリーズ ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルで「Troubleshooting and Maintenance」モジュールを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1800/sw/index.htm
表 3の LED インジケータが電源、アクティビティ、およびステータス情報を伝えます。
ルータのハードウェア構成を確認するには、次のコマンドを入力します。
• show version :システム ハードウェアのバージョン、搭載ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前および保管場所、ブート イメージ、および搭載されている DRAM、NVRAM(不揮発性 RAM)、およびフラッシュ メモリの容量が表示されます。
• show diag :搭載されているコントローラ、インターフェイス プロセッサ、およびポート アダプタの診断情報が表示されます。ネットワーク モジュール、インターフェイス カード(WIC、VWIC、HWIC)、AIM などが代表的な例です。
Cisco 1841 ルータ上の各インターフェイス(ポート)は、番号で識別します。Cisco 1841 ルータは、次のタイプの WAN および LAN インターフェイスを装備しています。
• オンボード ファスト イーサネット LAN インターフェイス × 2
• WIC、VWIC(データ専用)、および HWIC を搭載できるスロット × 2
スロットの番号形式はインターフェイス タイプ 0/スロット番号/ポート番号です。表 4に、インターフェイス番号の概要を示します。
(注) Cisco 1841 ルータ上で非同期インターフェイスを設定する場合、番号形式は 0/スロット/ポートです。非同期インターフェイスに対応する回線を設定する場合は、単純にインターフェイス番号を使用して非同期回線を指定します。たとえば、line 0/0/0 は、スロット 0 に搭載された WIC-2A/S 上の interface serial 0/0/0 に対応する回線を指定します。同様に、line 0/1/1 は、スロット 1 に搭載された WIC-2AM 上の interface async 0/1/1 に対応する回線を指定します。
• Cisco Router and Security Device Manager(SDM):「Cisco Router and Security Device Managerによる初期設定」を参照
• setup コマンド機能:「setup コマンド機能を使用した初期設定」を参照
• CLI(コマンドライン インターフェイス):「Cisco CLI を使用した初期設定:手動設定」を参照
起動シーケンスの最後に次のようなメッセージが表示された場合は、ルータに Cisco Router and Security Device Manager(SDM)がインストールされています。
SDM を使用してルータを設定する手順については、ルータに付属している『 Cisco Router and Security Device Manager (SDM) Quick Start Guide 』を参照してください。
ヒント ルータに SDM と『Cisco Router and Security Device Manager (SDM) Quick Start Guide』が付属していない場合、上記メッセージは表示されません。SDM を使用する場合は、次の URL から SDM の最新バージョンとルータへのインストール手順をダウンロードできます。
http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/sdm
SDM のクイック スタート ガイド、リリース ノート、および SDM のその他のマニュアルを入手するには、www.cisco.com/go/sdm にアクセスし、「Technical Documentation」リンクをクリックしてください。
ここでは、setup コマンド機能を使用してルータのホスト名を設定したりパスワードを設定したり、管理ネットワークと通信するようにインターフェイスを設定したりする方法を示します。
起動シーケンスの最後に次のメッセージが表示される場合は、setup コマンド機能が自動的に起動しています。
setup コマンド機能はユーザにルータおよびネットワークの基本情報を入力するように促し、初期コンフィギュレーション ファイルを作成します。コンフィギュレーション ファイルが作成されると、ユーザは CLI または SDM を使用してさらに設定を追加することができます。
setup コマンド機能のプロンプトは、使用するルータ モデル、搭載されたインターフェイス モジュール、およびソフトウェア イメージに応じて変わります。次の例およびユーザ入力( 太字で表記 )は、単なる例として示されています。
インターフェイス番号およびポート番号については、「インターフェイス番号」を参照してください。
(注) setup コマンド機能の使用中に操作を間違えた場合は、いったん setup コマンド機能を終了してから、もう一度実行することができます。Ctrl+C を押してから、特権 EXEC モードのプロンプト(Router#
)に setup コマンドを入力します。
ステップ 1 setup コマンド機能を使用して操作を進める場合は、 yes を入力します。
ステップ 2 次のメッセージが表示された場合は、 yes を入力して管理基本セットアップを開始します。
ステップ 3 ルータのホスト名(この例では Router)を入力します。
ステップ 4 イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されており(セキュリティ保護レベルが高い)、設定を表示しても参照できません。
ステップ 5 イネーブル パスワードには、イネーブル シークレット パスワードとは異なる文字を入力します。このパスワードは暗号化されて いない ので(セキュリティ保護レベルが低い)ので、設定を表示して参照することができます。
ステップ 6 仮想端末パスワードを入力します。このパスワードを設定することにより、コンソール ポート以外のポートを経由してルータに不正アクセスすることができなくなります。
ステップ 7 ネットワーク環境に応じて、次のプロンプトに応答します。
(注) 表示されるインターフェイス番号は、シスコ モジュラ ルータ プラットフォームのタイプ、および搭載されたインターフェイス モジュールおよびカードによって異なります。
ステップ 8 ルータを管理ネットワークに接続する場合に使用するインターフェイスを 1 つ選択します。
ステップ 9 ネットワーク環境に応じて、次のプロンプトに応答します。
ステップ 11 次のプロンプトに応答します。[2] を選択して、初期設定を保存します。
ステップ 12 初期設定を確認します。確認手順については、「初期設定の確認」を参照してください。
ここでは、CLI を使用した設定に関する CLI プロンプトの表示方法について説明します。さらに、CLI による設定に関するマニュアルを紹介します。起動シーケンスの最後に次のメッセージが表示された場合は、CLI を使用できます。
これらのメッセージが表示されない場合は、SDM およびデフォルトのコンフィギュレーション ファイルが出荷時にインストールされています。SDM を使用してルータを設定する手順については、「Cisco Router and Security Device Managerによる初期設定」を参照してください。
インターフェイス番号およびポート番号については、「インターフェイス番号」を参照してください。
ステップ 1 CLI を使用した手動設定を継続するには、起動メッセージの最後に no を入力します。
ステップ 2 Return キーを押して、自動インストールを終了し、手動設定を継続します。
ステップ 3 Return キーを押して、 Router>
プロンプトを表示します。
ステップ 5 設定手順については、 Cisco 2800 シリーズ ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル で該当する設定手順を参照してください。これらのマニュアルの利用方法については、「次の作業」を参照してください。
(注) 完了した作業が失われないように、作業中に適宜、設定を保存してください。NVRAM に設定を保存するには、copy running-config startup-config コマンドを使用します。
ステップ 6 初期設定の完了後、初期設定を確認します。確認手順については、「初期設定の確認」を参照してください。
新しいインターフェイスが正しく動作していることを確認するには、次のテストを実行します。
• インターフェイスが正しく動作していて、インターフェイスおよびライン プロトコルが正しい状態(アップまたはダウン)にあることを確認するには、 show interfaces コマンドを入力します。
• IP に設定されたインターフェイスのサマリー ステータスを表示するには、 show ip interface brief コマンドを使用します。
• 正しいホスト名とパスワードが設定されていることを確認するには、 show configuration コマンドを入力します。
初期設定を入力して確認したら、シスコ ルータに特定の機能を設定することができます。高度な設定手順を扱っているマニュアルの検索については、「次の作業」を参照してください。
設定手順の詳細については、該当する Cisco 1800 シリーズ ルータのマニュアルまたは Cisco IOS ソフトウェアのマニュアルを参照してください。いずれも Cisco.com からオンラインで利用できます。
ヒント 各マニュアルの検索方法については、「マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート」を参照してください。
Cisco 1841 ルータ プラットフォームのマニュアルを参照する場合は、 http://www.cisco.com から Cisco.com にアクセスし、[Products & Solutions] > [Routers] > [1800 Series Integrated Services Routers] > [Technical Documentation] > [ Document type ] > [ Document ] の順に選択します。
Cisco IOS ソフトウェアのマニュアルを参照するには、 http://www.cisco.com から Cisco.com にアクセスし、[Products & Solutions] > [IOS Software] > [Cisco IOS Software Releases] > [ Your Cisco IOS software release ] の順に選択します。
プラットフォームの機能サポートについて最新情報を入手するには、 http://www.cisco.com/go/fn から「Feature Navigator II」にアクセスします (Cisco.com への登録が必要)。
Cisco Connection Online(CCO)を使用してマニュアルにアクセスする場合
Cisco 1800 シリーズ ルータ プラットフォームのマニュアルを参照するには、 http://www.cisco.com から Cisco.com にアクセスし、[Quick Links] の [Technical Documentation] タブをクリックします。[Product Documentation] という見出しから、[Modular Access Routers] に進み、さらにご使用のルータに対応するマニュアルに進みます。
Cisco IOS ソフトウェアのマニュアルを参照するには、 http://www.cisco.com から Cisco.com にアクセスし、[Quick Links] の [Technical Documentation] タブをクリックします。[Product Documentation] という見出しから、ルータにインストールされている Cisco IOS ソフトウェア リリース対応の Cisco IOS ソフトウェア マニュアルに進みます。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
次の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/index.html
以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
• セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
• Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
• TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する
Japan テクニカル サポート Web サイトでは、Technical Support Web サイト ( http://www.cisco.com/techsupport )の、利用頻度の高い ドキュメントを日本語で提供しています。
Japan テクニカル サポート Web サイトには、次のURLからアクセスしてください。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
日本語マニュアルについては、Cisco.com日本語マニュアルページ
( http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/ ) を参照してください。
Service Request ツールには、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
日本語版のService Request ツールは次のURLからアクセスできます。
http://www.cisco.com/jp/go/tac/sr/
シスコの製品、サービス、テクノロジー、ネットワーキング ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインで入手できます。
シスコの E メール ニュースレターなどの配信申し込みについては、Cisco Subscription Center にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/offer/subscribe
日本語の月刊 Email ニュースレター「Cisco Customer Bridge」については、下記にアクセスください。
http://www.cisco.com/web/JP/news/cisco_news_letter/ccb/
シスコ製品に関する変更やアップデートの情報を受信するには、Product Alert Tool にアクセスし、プロファイルを作成して情報の配信を希望する製品を選択してください。Product Alert Tool には、次の URL からアクセスできます。
http://tools.cisco.com/Support/PAT/do/ViewMyProfiles.do?local=en
『Cisco Product Quick Reference Guide』はリファレンス ツールで、パートナーを通じて販売されている多くのシスコ製品に関する製品概要、主な機能、製品番号、および簡単な技術仕様が記載されています。『Cisco Product Quick Reference Guide』を発注するには、次の URL にアクセスしてください。
ネットワークの運用面の信頼性を向上させることのできる最新の専門的サービス、高度なサービス、リモート サービスに関する情報については、Cisco Services Web サイトを参照してください。Cisco Services Web サイトには、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/go/services
Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、マニュアル、ロゴ入り商品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
DVD に収録されたシスコの技術マニュアル(Cisco Product Documentation DVD)は、Product Documentation Store で発注できます。Product Documentation Store には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/docstore
日本語マニュアルのDVDは、マニュアルセンターから発注できます。マニュアルセンターには下記よりアクセスしてください。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/manual_center/index.shtml
Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を発行しています。Cisco Press には、次の URL からアクセスできます。
http://www.seshop.com/se/ciscopress/default.asp
『Internet Protocol Journal』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコが発行する季刊誌です。『Internet Protocol Journal』には、次の URL からアクセスできます。
『What's New in Cisco Product Documentation』は、シスコ製品の最新マニュアル リリースに関する情報を提供するオンライン資料です。毎月更新されるこの資料は、製品カテゴリ別にまとめられているため、目的の製品マニュアルを見つけることができます。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html