起動チェックリスト
次の手順を完了してからルータを起動してください。
•
シャーシをしっかりと取り付けてアース接続をする。
•
電源コードおよびインターフェイス ケーブルを接続する。
•
外付け CompactFlash メモリ カードがスロットに正しく装着されていることを確認する。取り付け手順については、ハードウェア マニュアルの 「Cisco 1800 シリーズ統合サービス ルータ(モジュール型)での CompactFlash メモリ カードの取り付けと取り外し」 を参照してください。
•
PC をルータのコンソール ポートに接続する。
•
PC で HyperTerminal または同等の端末エミュレーション ソフトウェアを実行する。適切な PC COM ポートを選択する。端末エミュレーション プログラムを 9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、フロー制御なし、パリティなしに設定する。
(注) 初めて起動する場合は、コンソールに直接接続することをお勧めします。初期設定が完了したら、ルータ管理にリモート モデム接続を使用できます。
注意 十分に冷却されるよう、必ずルータのカバー、モジュールすべて、カバー プレートを取り付けた状態で稼動してください。
注意 イジェクト メカニズムの損傷を防ぐため、CompactFlash メモリ カードを取り出すために使用していないときは、CompactFlash メモリ カードの横にあるイジェクト ボタンが完全に押し込まれた状態にしてください。
起動手順
シスコのルータを起動し、初期化およびセルフテストの完了を確認する手順は、次のとおりです。この手順の完了後、ルータを設定できます。
ルータの起動時に問題が発生した場合は、ハードウェア マニュアルの 「Cisco 1800 シリーズ ルータ(モジュール型)のトラブルシューティング」 を参照してください。ROM モニタとブートストラップ プログラムの詳細については、『 Cisco 1800 series router software configuration documentation 』の「 Using the ROM Monitor 」を参照してください。コンフィギュレーション レジスタの詳細については、『 Cisco 1800 series router software configuration documentation 』の「 Changing the Configuration Register Settings 」を参照してください。
(注) 端末セッションで起動シーケンスを表示するには、ルータを起動する前に、ルータにコンソールを接続しておく必要があります。
ステップ 1
「起動チェックリスト」に記述されているように、PC が起動し、接続されていることを確認します。
ステップ 2
電源スイッチを ON の位置に移動にします。
次のような状態になります。
•
シャーシ前面の SYS PWR LED がグリーンに点滅する。
•
ファンが動作する。
シャーシの LED が点灯し、(同時ではありません)一部の LED が消灯する。実際の LED 動作は設置方法によって異なります。
ルータの起動時に問題が発生した場合は、ハードウェア マニュアルの 「Cisco 1800 シリーズ ルータ(モジュール型)のトラブルシューティング」 を参照してください。
端末エミュレーション プログラム ウィンドウに起動メッセージが表示されます。
注意 メッセージが停止するまでは、キーボードのキーを押さないでください。この間にいずれかのキーを押すと、メッセージが停止した時点で最初に入力されたコマンドと見なされ、ルータの電源がオフになったり、再起動したりすることがあります。メッセージが停止するまで数分かかります。
起動メッセージはルータにインストールされているソフトウェアによって異なります。
•
起動メッセージが次のラインで終了した場合、Cisco Router and Security Device Manager(SDM)ソフトウェアがインストールされています。
yourname con0 is now available
Press RETURN to get started!
SDM を使用してルータを設定する手順については、ルータに付属の『 Cisco Router and Security Device Manager (SDM) Quick Start Guide 』を参照してください。
(注) ルータには SDM がデフォルトでインストールされているので、SDM を使用して初期設定を行うことを推奨します。
•
起動メッセージが次のラインで終了した場合、セットアップ機能(システム コンフィギュレーション ダイアログ)または command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して初期設定を行う準備ができています。セットアップ機能を使用して続行する場合は、「yes」、CLIを使用して続行する場合は、「no」を入力します。
--- System Configuration Dialog ---
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:
(注) rommon 1> プロンプトが表示された場合、システムは ROM モニタ モードで起動しています。ROM モニタとブートストラップ プログラムの詳細については、『Cisco 1800 series router software configuration documentation』の「Using the ROM Monitor」を参照してください。