準備作業
この章では次の NTP(手順)について説明します。適用する DLP(作業)については、各手順を参照してください。
1. 「D278 CTC 用コンピュータのセットアップ」 ― PC またはワークステーションをこれまで ONS 15454 SDH に接続したことがない場合は、この手順を実行します。
2. 「D260 ONS 15454 SDH へローカルにクラフト接続するための CTC コンピュータのセットアップ」 ― ONS 15454 SDH にオンサイトでクラフト接続するようにコンピュータを設定する場合は、この手順を実行します。
3. 「D261 ONS 15454 SDH に社内 LAN で接続するためのコンピュータのセットアップ」 ― 社内 LAN を介して ONS 15454 SDH に接続するようにコンピュータを設定する場合は、この手順を実行します。
4. 「D262 ONS 15454 SDH へのリモート アクセス接続のセットアップ」 ― ONS 15454 SDH にリモート モデムを介してアクセスするようにコンピュータを設定する場合は、この手順を実行します。
5. 「D23 ONS 15454 SDH GUI へのログイン」 ― CTC にログインする場合は、この手順を実行します。
NTP-D278 CTC 用コンピュータのセットアップ
目的 |
この手順では、CTC を実行するように PC または UNIX ワークステーションを設定します。 |
工具/機器 |
Cisco ONS 15454 SDH リリース 7.2 ソフトウェア CD |
事前準備手順 |
第 1 章「シェルフと FMEC の設置」 |
必須/適宜 |
必須 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
なし |
(注) リリース 7.2 を実行中のノードへログインする場合は、JRE 1.4.2 または JRE 5.0 が必要です。4.5 以前のリリースを実行中のノードへログインする場合は、JRE 1.4.2 または 5.0 をアンインストールしてから、JRE 1.3.1_2 をインストールする必要があります。必要に応じて、「D422 JRE バージョンの入れ替え」を実行してください。
ステップ 1 コンピュータに適切なブラウザがインストールされていない場合は、次の操作を実行してください。
• Netscape 7.x をインストールする場合は、次のサイトからブラウザをダウンロードします。
http://channels.netscape.com/ns/browsers/default.jsp
• PC に Internet Explorer 6.x をインストールする場合は、次のサイトからブラウザをダウンロードします。
http://www.microsoft.com
ステップ 2 CTC 効率を向上させるには、「D224 Java 仮想メモリ ヒープ サイズの調整」 を実行します。
ステップ 3 コンピュータが Windows PC の場合は、「D433 Windows での CTC インストール ウィザードの実行」を行ってからステップ 5 へ進んでください。
ステップ 4 コンピュータが UNIX ワークステーションの場合は、「D434 UNIX での CTC インストール ウィザードの実行」を行ってください。
ステップ 5 PC またはワークステーションが準備できている場合は、ネットワークに合わせて次のセットアップ手順へ進んでください。
• 「D260 ONS 15454 SDH へローカルにクラフト接続するための CTC コンピュータのセットアップ」
• 「D261 ONS 15454 SDH に社内 LAN で接続するためのコンピュータのセットアップ」
• 「D262 ONS 15454 SDH へのリモート アクセス接続のセットアップ」
(注) シスコの光機器へのアクセスに使用するコンピュータでは、ユーザ ID およびパスワードのキャッシュをディセーブルにするようにブラウザを設定することを推奨します。
Internet Explorer では、[ツール]>[インターネット オプション]>[コンテンツ]をクリックします。[オートコンプリート]をクリックし、[フォームのユーザー名およびパスワード]オプションをオフにします。
Netscape 7.0 では、[編集]>[設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[フォーム]をクリックし、フォーム データの保存に関するオプションをオフにします。パスワードについては、[編集]>[設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[パスワード]をクリックし、パスワードの保存に関するオプションをオフにします。パスワードは、暗号化して保存できます。Netscape 6.0 より前のバージョンでは、ユーザ ID とパスワードをキャッシュに保存できません。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D260 ONS 15454 SDH へローカルにクラフト接続するための CTC コンピュータのセットアップ
目的 |
この手順では、ONS 15454 SDH にオンサイトでローカル クラフト接続するように Windows PC または Solaris ワークステーションをセットアップします。 |
工具/機器 |
ネットワーク インターフェイス カード(NIC)。イーサネット カードとも呼ばれています。 ストレート型(CAT-5)LAN ケーブル |
事前準備手順 |
「D278 CTC 用コンピュータのセットアップ」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
なし |
ステップ 1 表3-1 に示す CTC コンピュータのセットアップ作業の中から、CTC の接続環境に合わせて必要なものを実行してください。
ステップ 2 ストレート型(CAT-5)LAN ケーブルを PC または Solaris ワークステーションの NIC から次のどれかに直接接続します。
• アクティブまたはスタンバイ TCC2/TCC2P カード上の RJ-45(LAN)ポート
• MIC-C/T/P FMEC 上の RJ-45 ジャック
• ONS 15454 SDH を物理的に接続するハブまたはスイッチ上の RJ-45(LAN)ポート
(注) 独自のストレート型(CAT-5)LAN ケーブルを圧着する方法については、『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』を参照してください。
(注) シェルフを最初に立ち上げる場合は、PC を ONS 15454 TCC2/TCC2P カードの LAN ポートに直接接続する必要があります。
ステップ 3 必要な場合は、「D23 ONS 15454 SDH GUI へのログイン」へ進んでください。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D261 ONS 15454 SDH に社内 LAN で接続するためのコンピュータのセットアップ
目的 |
この手順では、社内 LAN を介して ONS 15454 SDH にアクセスするようにコンピュータをセットアップします。 |
工具/機器 |
NIC。イーサネット カードとも呼ばれています。 ストレート型(CAT5)LAN ケーブル |
事前準備手順 |
• 「D278 CTC 用コンピュータのセットアップ」 • ONS 15454 SDH に LAN の接続に必要な情報(IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイなど)がプロビジョニングされていること • ONS 15454 SDH が社内 LAN に物理的に接続されていること • CTC コンピュータを、ONS 15454 SDH に接続可能な社内 LAN に接続しておくこと |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
なし |
ステップ 1 コンピュータが社内 LAN にすでに接続されている場合は、ステップ 3 へ進みます。ONS 15454 SDH へクラフト アクセスするようにコンピュータのネットワーク設定を変更した場合は、設定内容を社内 LAN へアクセスする設定に戻します。通常は、次の操作を実行します。
• TCP/IP ダイアログボックスにある IP アドレスを[IP アドレスを自動的に取得](Windows 98、2000、または XP の場合)または[DHCP サーバーから IP アドレスを取得する](Windows NT の場合)に設定します。
• 使用している LAN で Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)または Windows Internet Naming Service(WINS)をイネーブルにする必要がある場合は、TCP/IP ダイアログボックスの[DNS 設定]タブまたは[WINS 設定]タブで設定を変更します。
ステップ 2 ストレート型(CAT-5)LAN ケーブルを PC または Solaris ワークステーションの NIC カードから社内 LAN ポートに直接接続します。
ステップ 3 コンピュータがプロキシ サーバに接続されている場合は、プロキシ サービスをディセーブルにするか、または ONS 15454 SDH ノードを例外として追加します。プロキシ サービスをディセーブルにする場合は、使用している Web ブラウザに応じて次のいずれかの作業を行います。
• 「D56 Internet Explorer によるプロキシ サービスのディセーブル化(Windows)」
• 「D57 Netscape によるプロキシ サービスのディセーブル化(Windows および UNIX)」
ステップ 4 「D23 ONS 15454 SDH GUI へのログイン」へ進んでください。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D262 ONS 15454 SDH へのリモート アクセス接続のセットアップ
目的 |
この手順では、LAN モデムを介して CTC コンピュータを ONS 15454 SDH に接続します。 |
工具/機器 |
モデムおよびモデムのマニュアル。モデムは、次の条件を満たすようにセットアップする必要があります。 • ONS 15454 SDH に接続する。 • ONS 15454 SDH 向けにプロビジョニングする。 • CTC を実行できるようにイーサネット アクセスをプロビジョニングする。 |
事前準備手順 |
「D278 CTC 用コンピュータのセットアップ」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
なし |
ステップ 1 TCC2/TCC2P カード上の RJ-45(LAN)ポートまたは MIC-C/T/P FMEC 上の RJ-45 ジャックにモデムを接続します。
ステップ 2 モデムのマニュアルを参照しながら次の作業を行って、ONS 15454 SDH 用にモデムをプロビジョニングします。
• CTC アクセスの場合は、イーサネット アクセス用にモデムを設定します。
• モデムに ONS 15454 SDH と同じサブネット上の IP アドレスを割り当てます。
• モデムから CTC コンピュータに割り当てる IP アドレスは、そのモデムおよび ONS 15454 SDH と同じサブネット上に存在しなければなりません。
(注) 特定のモデムをプロビジョニングする際のサポートについては、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してください。詳細については、「テクニカル サポートに関する問い合わせ」を参照してください。
ステップ 3 「D23 ONS 15454 SDH GUI へのログイン」へ進んでください。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D23 ONS 15454 SDH GUI へのログイン
ステップ 1 「D60 CTC へのログイン」を実行します。
(注) CTC 内をナビゲートする方法については、付録 A「CTC の情報とアクセスのためのショートカット」を参照してください。
CTC は、ネットワーク トポロジーの検出中にネットワーク上の各ノードをポーリングし、どのノードに CTC ソフトウェアの最新版が含まれるかを調べます。CTC は、現在実行中のものより新しいバージョンの CTC ソフトウェアを含むノードをネットワーク上で検出した場合、より新しいバージョンの CTC がネットワーク上で検出されたというメッセージを生成し、CTC ソフトウェア アップグレードのインストールを促します。ネットワーク検出をディセーブルにしている場合は、より新しいバージョンのソフトウェアは検索されません。到達不能なノードは、このアップグレード検出には含まれません。
(注) CTC ソフトウェアをアップグレードすると、既存のソフトウェアに上書きされます。アップグレードを実行したあとには、CTC を再起動する必要があります。
ステップ 2 必要に応じて、「D61 ログイン ノード グループの作成」を実行します。ログイン ノード グループを使用することにより、Data Communication Channel(DCC; データ通信チャネル)を介してログイン ノードに接続されていないノードを管理できます。
ステップ 3 必要に応じて、「D62 現在のセッションまたはログイン グループへのノードの追加」を実行します。
ステップ 4 必要に応じて、「D35 現在のセッションまたはログイン グループからのノードの削除」を実行します。
ステップ 5 必要に応じて、「D25 自動的にポップアップ表示するための CTC Alerts ダイアログボックスの設定」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。