準備作業
次の手順を実行する前に、すべてのアラームを調べて、問題をすべて解決しておいてください。必要に応じて、『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』を参照してください。
この章では次の NTP(手順)について説明します。適用する DLP(作業)については、各手順を参照してください。
1. 「D127 ネットワークのターンアップの確認」 ― この手順は、回線を作成する前に行います。
2. 「D334 自動ルーティングによる低次 VC11 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
3. 「D335 手動ルーティングによる低次 VC11 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
4. 「D336 ドロップが複数個ある単方向低次 VC11 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
5. 「D81 自動ルーティングによる低次 VC12 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
6. 「D82 手動ルーティングによる低次 VC12 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
7. 「D83 ドロップが複数個ある単方向低次 VC12 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
8. 「D54 自動ルーティングによる低次 VC3 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
9. 「D55 手動ルーティングによる低次 VC3 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
10. 「D56 ドロップが複数個ある単方向低次 VC3 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
11. 「D133 自動ルーティングによる低次トンネルの作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
12. 「D134 手動ルーティングによる低次トンネルの作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
13. 「D216 ポート グルーピング用の低次パス トンネル作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
14. 「D187 低次集約ポイントの作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
15. 「D135 低次回線のテスト」 ― 電気回線を作成したあとに、この手順を実行します。
16. 「D323 自動ルーティングによる高次回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
17. 「D324 手動ルーティングによる高次回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
18. 「D190 ドロップが複数個ある単方向高次回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
19. 「D62 高次回線のテスト」 ― 高次光回線を作成したあとに、この手順を実行します。
20. 「D139 MS-SPRing または 1+1 ノードでの半回線の作成」 ― Multiplex Section-Shared Protection Ring(MS-SPRing; 多重化セクション共有保護リング)または 1+1 保護の終点として STM-N を使用して半回線を作成する場合に、必要に応じてこの手順を実行します。
21. 「D140 SNCP リング ノードでの半回線の作成」 ― Subnetwork Connection Protection(SNCP; サブネットワーク接続保護)リングの終点として、STM-Nを使用して半回線を作成する場合に、必要に応じてこの手順を実行します。
22. 「D191 E シリーズ EtherSwitch 回線の作成(マルチカードまたはシングルカード モード)」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
23. 「D192 ポートマップ モードの E シリーズ カードを使用した回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
24. 「D142 E シリーズ共有パケット リング イーサネット回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
25. 「D143 E シリーズ カードのハブアンドスポーク イーサネット構成の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
26. 「D144 手動による E シリーズ シングルカード EtherSwitch クロスコネクトの作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
27. 「D145 手動による E シリーズ マルチカード EtherSwitch クロスコネクトの作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
28. 「D146 E シリーズ回線のテスト」 ― E シリーズ SDH 回線を作成したあとに、この手順を実行します。
29. 「D148 手動によるポートマップ モードの G シリーズまたは E シリーズ カード用クロスコネクトの作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
30. 「D241 G シリーズ ポートをトランスポンダ モードにするプロビジョニング」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
31. 「D149 G シリーズ回線のテスト」 ― G シリーズ SDH 回線を作成したあとに、この手順を実行します。
32. 「D194 オーバーヘッド回線の作成」 ― Data Communication Channel(DCC; データ通信チャネル)トンネルの作成、IP カプセル化トンネルの作成、オーダーワイヤのプロビジョニング、または User Data Channel(UDC)回線の作成を行う場合に、必要に応じて、この手順を実行します。
33. 「D283 自動ルーティングによる VCAT 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
34. 「D284 手動ルーティングによる VCAT 回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
35. 「D325 リングを対象にした STM テスト回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
36. 「D350 サーバ追跡の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
37. 「D358 自動ルーティングによる開放端 SNCP 高次回線の作成」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
表6-1 に、ONS 15454 SDH 回線を作成するための条件とオプションを示します。
表6-1 ONS 15454 SDH 回線オプション
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始点 |
回線の始点は、回線が ONS 15454 SDH ネットワークに入る場所です。 |
終点 |
回線の終点は、回線が ONS 15454 SDH ネットワークを出る場所です。 |
回線の自動ルーティング |
Cisco Transport Controller(CTC; シスコ トランスポート コントローラ)は、ルーティング パラメータと帯域幅のアベイラビリティに基づいて、使用可能な最も短いパスに回線を自動的にルーティングします。 |
回線の手動ルーティング |
手動ルーティングを使用すると、自動ルーティングによって選択される最も短いパス以外に、特定のパスを選択できます。Operations Support System(OSS; オペレーション サポート システム)に用意されている作業指示に従い、回線セグメントごとに特定の VC4、VC3、VC11、または VC12 を選択して、回線を作成することができます。 |
低次トンネル |
VC3、VC11、および VC12 回線は、低次トンネルを使用すると、クロスコネクト カードの低次クロスコネクト リソースを使用しなくても ONS 15454 SDH をパススルーさせることができます。トンネルを使用する低次回線は、送信元ノードと宛先ノードでだけ低次クロスコネクトの伝送容量を使用します。1 つの低次トンネルで 3 つの VC3 を伝送できます。また、VC3 ごとに 1 つの VC3 回線スパンまたは 21 個の VC11 またはVC12 回線スパンを含めることができます。 |
低次集約ポイント |
Low-order Aggregation Point(LAP; 低次集約ポイント)を使用すると、低次の VC11、VC12、および VC3 回線を VC4 に集約して、Interoffice Facility(IOF; 局間ファシリティ)、スイッチ、Digital Access Cross-Connect System(DACS)など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークや機器につなぐことができます。LAP の VC4 グルーミング エンドには、STM-N カードが必要です。LAP は、MS-SPRing、1+1、または非保護ノードで作成できますが、SNCP ノードでは作成できません。 |
ONS 15454 SDH 回線には、低次回線と高次回線があります。 表6-2 に、低次 VC3 回線の始点および終点のオプションを示します。
表6-2 低次 VC3 回線に対する CTC 回線の始点と終点に関するオプション
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E3-12 |
12 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
DS3i-N-12 |
12 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
STM1E-12 |
12 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
OC3 IR 4/STM1 |
4 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
OC3 IR 4/STM1-8 |
8 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
OC12 IR/STM4 SH 1310 OC12 LR/STM4 LH 1310 OC12 LR/STM4 LH 1550 |
1 |
ポートごとに 4 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 |
4 |
ポートごとに 4 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
すべての OC-48/STM16 カード(ML シリーズ カードを含む) |
1 |
ポートごとに 16 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
OC-192/STM64 |
1 |
ポートごとに 64 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
CE-MR-10 |
10 |
ポートごとに 16 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
MRC-12 |
12 |
ポートごとに 1、4、または 16 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
MRC-2.5G-12 |
12 |
ポートごとに 1、4、または 16 個 1 |
VC4 ごとに 3 個 |
FC_MR-4 |
4 |
― |
― |
表6-3 に、VC11 および VC12 回線の始点および終点のオプションを示します。
表6-3 低次 VC11 または VC12 回線に対する CTC 回線の始点と終点に関するオプション
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|
|
|
|
|
E1-42 |
42 |
― |
― |
― |
ポートごとに 1 個 |
STM1E-12 |
12 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
OC3 IR 4/STM1 |
4 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
OC3 IR 4/STM1-8 |
8 |
ポートごとに 1 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
OC12 IR/STM4 SH 1310 OC12 LR/STM4 LH 1310 OC12 LR/STM4 LH 1550 |
1 |
ポートごとに 4 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 |
4 |
ポートごとに 4 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
すべての OC-48/STM16 カード(ML シリーズ カードを含む) |
1 |
ポートごとに 16 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
OC-192/STM64 |
1 |
ポートごとに 64 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
CE-MR-10 |
10 |
ポートごとに 16 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
MRC-12 |
12 |
ポートごとに 1、4、または 16 個 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
MRC-2.5G-12 |
12 |
ポートごとに 1、4、または 16 個 1 |
VC4 ごとに 3 個 |
TUG3 ごとに 7 個 |
TUG2 ごとに 3 個 |
FC_MR-4 |
4 |
― |
― |
― |
― |
表6-4 に、高次回線の場合のオプションを示します。
表6-4 高次 VC4 回線に対する CTC 回線の始点と終点に関するオプション
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|
E1-42 |
― |
1 |
STM1E-12 |
12 |
ポートごとに 1 個 |
OC3 IR 4/STM1 |
4 |
ポートごとに 1 個 |
OC3 IR 4/STM1-8 |
8 |
ポートごとに 1 個 |
OC12 IR/STM4、OC12 LR/STM4 |
1 |
ポートごとに 4 個 |
OC12 IR 4/STM4、OC12 LR 4/STM4 |
4 |
ポートごとに 4 個 |
すべての OC-48/STM16 カード(ML シリーズ カードを含む) |
1 |
ポートごとに 16 個 |
OC-192/STM64(ML-MR-10 カードを含む) |
1 |
ポートごとに 64 個 |
CE-MR-10 |
10 |
ポートごとに 16 個 |
MRC-12 および MRC-2.5G-12 |
12 |
ポートごとに 64 個 |
FC_MR-4 |
4 |
ポートごとに 1、4、または 16 個 |
NTP-D127 ネットワークのターンアップの確認
目的 |
この手順では、ONS 15454 SDH ネットワークで回線をプロビジョニングするための準備ができていることを確認します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「ネットワークのターンアップ」 |
必須/適宜 |
必須 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 View メニューから、 Go to Network View を選択します。ネットワークに属しているノードがネットワーク マップにすべて表示されるのを待ちます(大規模なネットワークでは、すべてのノードが表示されるまでに数分かかることがあります)。
(注) コンピュータをこの ONS 15454 SDH ネットワークに初めて接続したときは、ノード アイコンが図領域の左側に重なっていて、見えないことがあります。その場合は、ネットワーク マップの下にあるスクロールバーを使用して、アイコンが見える位置までスクロールしてください。また、Ctrl キーを押しながらアイコンを新しい場所にドラッグ アンド ドロップして、それぞれのアイコンが見えるように移動してください。すべてのノードが図領域に表示されるまで繰り返します。
ステップ 3 ノードにアクセスできることを確認します。ネットワーク ビューで、すべてのノード アイコンがグリーン、イエロー、オレンジ、またはレッドになっている必要があります。
数分経過してもすべてのネットワーク アイコンが表示されないか、ノード アイコンがグレーのままでその下に [Unknown] が表示される場合は、中止してください。ウィンドウの右下隅にある Net ボックスを確認してください。Net ボックスがグレーになっている場合は、再ログインして、CTC Login ダイアログボックスの Disable Network チェックボックスがオフになっていることを確認します。問題が解消されない場合は、「ネットワークのターンアップ」を参照して、ネットワークのターンアップ手順がネットワークのトポロジに合っているかどうかを確認するか、『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』のトラブルシューティング手順を参照してください。
ステップ 4 DCC の接続を確認します。すべてのノードがグリーンの線で接続されている必要があります。回線が存在しないかグレーになっている場合は、中止してください。「ネットワークのターンアップ」を参照して、ネットワーク トポロジに合ったネットワーク ターンアップ手順を実行してください。続行する前に、すべてのノードが DCC 接続できるようになっていることを確認します。DCC の作成が必要な場合は、「D363 RS-DCC 終端のプロビジョニング」を行います。
ステップ 5 Alarms タブをクリックして、アラームの説明を表示します。必要に応じて、すべてのクリティカル アラーム(レッドのノード アイコン)またはメジャー アラーム(オレンジのノード アイコン)を調べて解決します。続行する前に『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』を参照して、アラームを解決してください。
ステップ 6 View メニューから、 Go to Home View を選択します。ノードがサイト計画またはエンジニアリング計画に従ってプロビジョニングされていることを確認します。
a. シェルフ マップにあるカードを表示します。指定のスロットに ONS 15454 SDH カードが表示されていることを確認します。
b. Provisioning > General タブをクリックします。ノード名、連絡先、日付、時刻、および Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)/Simple Network Time Protocol(SNTP; 簡易ネットワーク タイム プロトコル)サーバの IP アドレス(使用する場合)が正しくプロビジョニングされていることを確認します。必要に応じて、「D140 ノード名、日付、時刻、および連絡先の変更」を行って訂正します。
c. Network タブをクリックします。IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ルータ、Prevent LCD IP Config、およびゲートウェイの設定が正しくプロビジョニングされていることを確認します。正しくプロビジョニングされていない場合は、「D201 CTC ネットワーク アクセスの変更」を実行して訂正します。
d. Protection タブをクリックします。保護グループがサイト計画に従って作成されていることを確認します。保護グループが作成されていない場合は、「D203 カード保護設定の変更または削除」を実行します。
e. ノードが MS-SPRing にある場合は、 MS-SPRing タブをクリックします(ノードが MS-SPRing にない場合は、ステップ f へ進みます)。次の項目がサイト計画に従ってプロビジョニングされていることを確認します。
• MS-SPRing のタイプ(2 ファイバまたは 4 ファイバ)
• MS-SPRing のリング ID とノード ID
• リング復元時間
• イースト カードとウエスト カードの割り当て
• (4 ファイバ MS-SPRing のみ)スパンの復元とイースト/ウエスト保護カードの割り当て
訂正が必要な場合は、「D40 MS-SPRing ノードのプロビジョニング」を参照してください。
f. Security タブをクリックします。ユーザとアクセス レベルが指定どおりにプロビジョニングされていることを確認します。指定どおりにプロビジョニングされていない場合は、「D30 ユーザの作成とセキュリティの割り当て」を参照して、その情報を訂正します。
g. Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用している場合は、 SNMP タブをクリックして、トラップと宛先の情報を確認します。情報が間違っている場合は、「D87 SNMP の設定変更」を参照して、その情報を訂正します。
h. Comm Channels タブをクリックします。該当する STM-N スロットおよびポートに DCC が作成されていることを確認します。該当する STM-N スロットおよびポートに DCC が作成されていない場合は、「ネットワークのターンアップ」を参照して、ネットワーク トポロジに合ったターンアップ手順を実行します。
i. Timing タブをクリックします。タイミングが指定どおりにプロビジョニングされていることを確認します。タイミングが指定どおりにプロビジョニングされていない場合は、「D85 ノードのタイミング変更」を参照して変更します。
j. Alarm Profiles タブをクリックします。オプションのアラーム プロファイルをプロビジョニングした場合は、アラーム プロファイルが指定どおりにプロビジョニングされていることを確認します。アラーム プロファイルが指定どおりにプロビジョニングされていない場合は、「D71 アラーム重大度プロファイルの作成、ダウンロード、および割り当て」を参照して、その情報を変更します。
k. ノード ビューのウィンドウで、ステータス領域にリストされているネットワーク要素(NE)のデフォルト値が正しいことを確認します。
ステップ 7 ネットワーク内の各ノードについて、ステップ 6 を繰り返します。
ステップ 8 「準備作業」の NTP リストから、該当する回線作成手順を選んで実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D334 自動ルーティングによる低次 VC11 回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティング(ルートの設定)を自動的に行って、低次 VC11 回線を作成します。つまり、CTC が、指定したパラメータとソフトウェア バージョンに基づいて、回線ルートを自動的に選択します。 |
工具/機器 |
XC-VXC-10G および光カード(STM-N または MRC-12)が回線の送信元および宛先ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
(注) VC11 回線の始点および終点として指定できるのは、光カードのみです。
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 次のサブステップを実行します。
a. シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXC-10G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
b. Provisioning > Cross-Connect タブをクリックして、Low Order Payload Type を VC-11 または VC-11 and VC-12 (Mixed Mode) に設定します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する VC-11 の回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じスロットでポート番号の連続する回線を複数本作成する場合は、Auto-ranged を使用して回線を自動的に作成します。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。オートレンジング機能をオンにすると、始点と終点の同じ回線が連続して自動的に作成されます。CTC に連続した回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-1)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC11 を選択します。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします(デフォルト)。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポートだけが表示されます。
図6-1 低次 VC11 回線のアトリビュート設定
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 10 へ進みます。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 「D186 低次 VC11 回線の始点および終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域(図6-2)で、 Route Automatically をオンにします。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成する回線ルートに、ノードとスパンを指定して追加または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前にその回線ルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
図6-2 回線ルーティングのプリファレンス設定
ステップ 13 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 14 へ進みます。CTC では、選択したパス ダイバーシティ オプションに基づいて、完全に保護された回線ルートを作成します。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 16 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 16 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングした回線は保護されません。そのため、それらの回線は MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 15 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI へルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 16 ステップ 12 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 18 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、回線マップ上のノードまたはスパンをクリックします。
c. 回線にそのノードまたはスパンを含める場合は、 Include をクリックします。回線からそのノードまたはスパンを除外する場合は、 Exclude をクリックします。含めるノードとスパンは、回線をルーティングする順序に合わせて選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. 回線のルートを確認します。回線のルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Notes Links リストでノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 17 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC11 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC11 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC11 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC11 grooming node is destination-node ― VC11 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC11 回線の始点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC11 grooming node is source-node ― VC11 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC11 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 18 ステップ 12 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 19 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. 回線のルートを確認します。回線のスパンを追加または削除する場合は、回線のルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印で回線のルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングした回線が予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、回線の情報を確認して変更します。回線を別のパスにルーティングする必要がある場合は、「D335 手動ルーティングによる低次 VC11 回線の作成」を参照してください。
ステップ 19 Finish をクリックします。結果は、Circuit Creation ダイアログボックスで選択した回線のプロパティに応じて、次のいずれかになります。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択した場合、CTC では、Number of Circuits フィールドに入力された数の回線を自動的に作成します。始点または終点で連続ポートを使用できないといったような何らかの理由によってオートレンジングで一部またはすべての回線を完成できない場合は、ダイアログボックスが表示されます。残りの回線に新しい始点または終点を設定し、 Finish をクリックしてオートレンジングを続行します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択しなかった場合、Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 18 を繰り返します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 20 Circuits ウィンドウで、回線リストに新しい回線が表示されていることを確認します。
ステップ 21 「D135 低次回線のテスト」を行います。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D335 手動ルーティングによる低次 VC11 回線の作成
目的 |
この手順では、低次 VC11 回線を作成して、回線のルートをプロビジョニングできるようにします。 |
工具/機器 |
XC-VXC-10G および光カード(STM-N または MRC-12)が回線の送信元および宛先ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 次のサブステップを実行します。
a. シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXC-10G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
b. Provisioning > Cross-Connect タブをクリックして、Low Order Payload Type を VC-11 または VC-11 and VC-12 (Mixed Mode) に設定します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する VC11 回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じスロットでポート番号の連続する回線を複数本作成する場合は、Auto-ranged を使用して回線を自動的に作成します。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。オートレンジング機能をオンにすると、始点と終点の同じ回線が連続して自動的に作成されます。CTC に連続した回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-1)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC11 を選択します。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポートだけが表示されます。
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 10 へ進みます。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 「D186 低次 VC11 回線の始点および終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域(図6-2)で、 Route Automatically をオフにします。
ステップ 13 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 14 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 17 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 17 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP へルーティングするようにした場合は、Node-Diverse Path オプションを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 15 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 16 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC11 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC11 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC11 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC11 grooming node is destination-node ― VC11 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC11 回線の始点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC11 grooming node is source-node ― VC11 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC11 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 17 Next をクリックします。Route Review/Edit 領域に、回線のルーティングに使用するノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 18 作成する VC11 回線について、「D187 低次 VC11 回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 19 Finish をクリックします。CTC によって、手動でプロビジョニングした回線ルートと、ステップ 14 で選択したパス ダイバーシティ オプションが比較されます。指定したパス ダイバーシティ要件を当該パスが満たしていない場合は、CTC によってエラー メッセージが表示されるので、回線のパスを変更します。
ステップ 20 Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 19 を繰り返します。
ステップ 21 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。作成した回線が正しいことを確認します。
ステップ 22 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D336 ドロップが複数個ある単方向低次 VC11 回線の作成
目的 |
この手順では、ドロップ(終点)が複数個ある単方向低次 VC11 回線を作成します。 |
工具/機器 |
XC-VXC-10G および光カード(STM-N または MRC-12)が回線の送信元および宛先ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、 ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 次のサブステップを実行します。
a. シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXC-10G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
b. Provisioning > Cross-Connect タブをクリックして、Low Order Payload Type を VC-11 または VC-11 and VC-12 (Mixed Mode) に設定します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― Number of Circuits フィールドの値が 1 の場合は使用できません。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC11 を選択します。
• Bidirectional ― この回線については、チェックボックスをオフにします。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 「D186 低次 VC11 回線の始点および終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 11 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically をオフにします。Route Automatically をオフにすると、Using Required Nodes/Spans チェックボックスと Review Route Before Circuit Creation チェックボックスは使用できません。
ステップ 12 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 13 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 16 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 16 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 13 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 14 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 15 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC11 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC11 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC11 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 SDH ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC11 grooming node is destination-node ― VC11 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC11 回線の始点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC11 grooming node is source-node ― VC11 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC11 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 16 Next をクリックします。Route Review and Edit 領域に、回線を手動でルーティングできるようにノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 17 作成する VC11 回線について、「D187 低次 VC11 回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 18 Finish をクリックします。CTC が回線を完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 19 Circuits ウィンドウで、複数のドロップにルーティングする回線をクリックします。Delete ボタン、Edit ボタン、Search ボタンが有効になります。
ステップ 20 Edit をクリックします(または、回線の行をダブルクリックします)。選択した Edit Circuit ウィンドウの General タブが表示されます。
DCC ネットワークのすべてのノードがネットワークに表示されます。回線の始点と終点の情報が送信元ノードと宛先ノードの下に表示されます。回線の詳細を表示する場合は、 Show Detailed Map をクリックします。ノード アイコンを再配置する場合は、ノードを選択して、 Ctrl キーを押しながら、アイコンを新しい場所にドラッグ アンド ドロップします。
ステップ 21 Edit Circuit ダイアログボックスで、 Drops タブをクリックします。既存のドロップがリストで表示されます。
ステップ 22 Create をクリックします。
ステップ 23 Define New Drop ダイアログボックスで、新しいドロップを定義します。
a. Node ― 回線のドロップのターゲット ノードを選択します。
b. Slot ― ターゲット カードおよびスロットを選択します。
c. Port、VC4、VC3/TUG3、TUG2、VC11 ― Port、VC4、VC3/TUG3、TUG2、または VC11 の各ドロップダウン リストから、Port、VC4、VC3/TUG3、TUG2、または VC11 を選択します。ステップ b で選択したカードによって、表示されるフィールドが決まります。オプションのリストは 表6-3 を参照してください。
d. 新しいドロップのルーティング設定は、元の回線の設定と同じです。ただし、次のように変更できます。
• 保護されている SNCP パスに元の回線がルーティングされている場合は、ノード ダイバーシティ オプションをNodal Diversity Required、Nodal Diversity Desired、または Link Diversity Only に変更することができます。ステップ 13 の説明を参照してください。
• 保護されていないパスに元の回線がルーティングされていた場合は、PCA オプションを使用できます。ステップ 12 の PCA オプションの説明を参照してください。
e. OK をクリックします。新しいドロップが Drops リストに表示されます。
ステップ 24 ドロップを作成して回線に追加する必要がある場合は、ステップ 22 と 23 を繰り返します。
ステップ 25 Close をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 26 編集した回線の Destination カラムに新しいドロップが表示されていることを確認します。表示されない場合は、オプションがすべて正しく設定されていることを確認して、ステップ 5 ~ 25 を繰り返します。
ステップ 27 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D81 自動ルーティングによる低次 VC12 回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティング(ルートの設定)を自動的に行って、低次 VC12 回線を作成します。つまり、CTC が、指定したパラメータとソフトウェア バージョンに基づいて、回線ルートを自動的に選択します。 |
工具/機器 |
回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXC-10G、XC-VXL-10G、または XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 次のサブステップを実行します。
a. シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXC-10G、XC-VXL-10G、または XC-VXL-2.5G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
b. Provisioning > Cross-Connect タブをクリックして、Low Order Payload Type を VC-12 または VC-11 and VC-12 (Mixed Mode) に設定します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する VC-12 の回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じスロットでポート番号の連続する回線を複数本作成する場合は、Auto-ranged を使用して回線を自動的に作成します。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。オートレンジング機能をオンにすると、始点と終点の同じ回線が連続して自動的に作成されます。CTC に連続した回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-3)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC12 を選択します。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします(デフォルト)。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポートだけが表示されます。
図6-3 低次 VC12 回線のアトリビュート設定
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 10 へ進みます。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 「D95 低次 VC12 回線の始点および終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域(図6-4)で、 Route Automatically を選択します。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成する回線ルートに、ノードとスパンを指定して追加または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前にその回線ルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
図6-4 回線ルーティングのプリファレンス設定
ステップ 13 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 14 へ進みます。CTC では、選択したパス ダイバーシティ オプションに基づいて、完全に保護された回線ルートを作成します。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 16 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 16 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングした回線は保護されません。そのため、それらの回線は MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 15 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI へルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 16 ステップ 12 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 18 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、回線マップ上のノードまたはスパンをクリックします。
c. ノードまたはスパンを回線に含める場合は、 Include をクリックします。回線からそのノードまたはスパンを除外する場合は、 Exclude をクリックします。含めるノードとスパンは、回線をルーティングする順序に合わせて選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. 回線のルートを確認します。回線のルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Notes Links リストでノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 17 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC12 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC12 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC12 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC12 grooming node is destination-node ― VC12 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC12 回線の始点が STM-N カードである場合にだけ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC12 grooming node is source-node ― VC12 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC12 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 18 ステップ 12 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 19 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. 回線のルートを確認します。回線のスパンを追加または削除する場合は、回線のルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印で回線のルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングした回線が予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、回線の情報を確認して変更します。回線を別のパスにルーティングする必要がある場合は、「D82 手動ルーティングによる低次 VC12 回線の作成」を参照してください。
ステップ 19 Finish をクリックします。結果は、Circuit Creation ダイアログボックスで選択した回線のプロパティに応じて、次のいずれかになります。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択した場合、CTC では、Number of Circuits フィールドに入力された数の回線を自動的に作成します。始点または終点で連続ポートを使用できないといったような何らかの理由によってオートレンジングで一部またはすべての回線を完成できない場合は、ダイアログボックスが表示されます。残りの回線に新しい始点または終点を設定し、 Finish をクリックしてオートレンジングを続行します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択しなかった場合、Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 18 を繰り返します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 20 Circuits ウィンドウで、回線リストに新しい回線が表示されていることを確認します。
ステップ 21 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D82 手動ルーティングによる低次 VC12 回線の作成
目的 |
この手順では、低次 VC12 回線を作成して、回線のルートをプロビジョニングできるようにします。 |
工具/機器 |
回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXC-10G、XC-VXL-10G、または XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 次のサブステップを実行します。
a. シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXC-10G、XC-VXL-10G、または XC-VXL-2.5G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
b. Provisioning > Cross-Connect タブをクリックして、Low Order Payload Type を VC-12 または VC-11 and VC-12 (Mixed Mode) に設定します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する VC12 回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じスロットでポート番号の連続する回線を複数本作成する場合は、Auto-ranged を使用して回線を自動的に作成します。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。オートレンジング機能をオンにすると、始点と終点の同じ回線が連続して自動的に作成されます。CTC に連続した回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-1)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC12 を選択します。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポートだけが表示されます。
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 10 へ進みます。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 「D95 低次 VC12 回線の始点および終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域(図6-2)で Route Automatically をオフにします。Route Automatically をオフにすると、Using Required Nodes/Spans チェックボックスと Review Route Before Circuit Creation チェックボックスは使用できません。
ステップ 13 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 14 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 17 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 17 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP へルーティングするようにした場合は、Node-Diverse Path オプションを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 15 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 16 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC12 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC12 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC12 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC12 grooming node is destination-node ― VC12 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC12 回線の始点が STM-N カードである場合にだけ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC12 grooming node is source-node ― VC12 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC12 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 17 Next をクリックします。Route Review/Edit 領域に、回線のルーティングに使用するノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 18 作成する VC12 回線について、「D3 低次 VC12 回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 19 Finish をクリックします。CTC によって、手動でプロビジョニングした回線ルートと、ステップ 14 で選択したパス ダイバーシティ オプションが比較されます。指定したパス ダイバーシティ要件を当該パスが満たしていない場合は、CTC によってエラー メッセージが表示されるので、回線のパスを変更します。
ステップ 20 Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 19 を繰り返します。
ステップ 21 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。作成した回線が正しいことを確認します。
ステップ 22 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D83 ドロップが複数個ある単方向低次 VC12 回線の作成
目的 |
この手順では、ドロップ(終点)が複数個ある単方向低次 VC12 回線を作成します。 |
工具/機器 |
回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXC-10G、XC-VXL-10G、または XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 次のサブステップを実行します。
a. シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXC-10G、XC-VXL-10G、または XC-VXL-2.5G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
b. Provisioning > Cross-Connect タブをクリックして、Low Order Payload Type を VC-12 または VC-11 and VC-12 (Mixed Mode) に設定します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― Number of Circuits フィールドの値が 1 の場合は使用できません。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC12 を選択します。
• Bidirectional ― この回線については、チェックボックスをオフにします。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 「D95 低次 VC12 回線の始点および終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 11 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically をオフにします。Route Automatically をオフにすると、Using Required Nodes/Spans チェックボックスと Review Route Before Circuit Creation チェックボックスは使用できません。
ステップ 12 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 13 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 16 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 16 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 13 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 14 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 15 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC12 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC12 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC12 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 SDH ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC12 grooming node is destination-node ― VC12 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC12 回線の始点が STM-N カードである場合にだけ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC12 grooming node is source-node ― VC12 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC12 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 16 Next をクリックします。Route Review and Edit 領域に、回線を手動でルーティングできるようにノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 17 作成する VC12 回線について、「D3 低次 VC12 回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 18 Finish をクリックします。CTC が回線を完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 19 Circuits ウィンドウで、複数のドロップにルーティングする回線をクリックします。Delete ボタン、Edit ボタン、Search ボタンが有効になります。
ステップ 20 Edit をクリックします(または、回線の行をダブルクリックします)。選択した Edit Circuit ウィンドウの General タブが表示されます。
DCC ネットワークのすべてのノードがネットワークに表示されます。回線の始点と終点の情報が送信元ノードと宛先ノードの下に表示されます。回線の詳細を表示する場合は、 Show Detailed Map をクリックします。ノード アイコンを再配置する場合は、ノードを選択して、 Ctrl キーを押しながら、アイコンを新しい場所にドラッグ アンド ドロップします。
ステップ 21 Edit Circuit ダイアログボックスで、 Drops タブをクリックします。既存のドロップがリストで表示されます。
ステップ 22 Create をクリックします。
ステップ 23 Define New Drop ダイアログボックスで、新しいドロップを定義します。
a. Node ― 回線のドロップのターゲット ノードを選択します。
b. Slot ― ターゲット カードおよびスロットを選択します。
c. Port、VC4、VC3/TUG3、TUG2、VC12 ― Port、VC4、VC3/TUG3、TUG2、または VC12 の各ドロップダウン リストから、Port、VC4、VC3/TUG3、TUG2、または VC12 を選択します。ステップ b で選択したカードによって、表示されるフィールドが決まります。オプションのリストは 表6-3 を参照してください。
d. 新しいドロップのルーティング設定は、元の回線の設定と同じです。ただし、次のように変更できます。
• 保護されている SNCP パスに元の回線がルーティングされていた場合は、ノード ダイバーシティ オプションをNodal Diversity Required、Nodal Diversity Desired、または Link Diversity Only に変更することができます。ステップ 13 の説明を参照してください。
• 保護されていないパスに元の回線がルーティングされていた場合は、PCA オプションを使用できます。ステップ 12 の PCA オプションの説明を参照してください。
e. OK をクリックします。新しいドロップが Drops リストに表示されます。
ステップ 24 ドロップを作成して回線に追加する必要がある場合は、ステップ 22 と 23 を繰り返します。
ステップ 25 Close をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 26 編集した回線の Destination カラムに新しいドロップが表示されていることを確認します。表示されない場合は、オプションがすべて正しく設定されていることを確認して、ステップ 5 ~ 25 を繰り返します。
ステップ 27 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D54 自動ルーティングによる低次 VC3 回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティング(ルートの設定)を自動的に行って、低次 VC3 回線を作成します。つまり、CTC が、指定したパラメータとソフトウェア バージョンに基づいて、回線ルートを自動的に選択します。 |
工具/機器 |
回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXL-10G カードまたは XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXL-10G カードまたは XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXL-10G または XC-VXL-2.5G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Size ― VC3 を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する VC3 回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じスロットでポート番号の連続する回線を複数本作成する場合は、Auto-ranged を使用して回線を自動的に作成します。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-5)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。オートレンジング機能をオンにすると、始点と終点の同じ回線が連続して自動的に作成されます。CTC に連続した回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポートだけが表示されます。
図6-5 低次 VC3 回線のアトリビュート設定
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 10 へ進みます。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 「D318 低次 VC3 回線の始点と終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域(図6-2)で、 Route Automatically をオンにします。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成する回線ルートに、ノードとスパンを指定して追加または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前にその回線ルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
ステップ 13 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 14 へ進みます。CTC では、選択したパス ダイバーシティ オプションに基づいて、完全に保護された回線ルートを作成します。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 16 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 16 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングした回線は保護されません。そのため、それらの回線は MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 15 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 16 ステップ 12 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 18 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、回線マップ上のノードまたはスパンをクリックします。
c. ノードまたはスパンを回線に含める場合は、 Include をクリックします。回線からそのノードまたはスパンを除外する場合は、 Exclude をクリックします。含めるノードとスパンは、回線をルーティングする順序で選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. 回線のルートを確認します。回線のルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Notes Links リストでノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 17 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC3 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC3 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC3 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 SDH ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC12 grooming node is destination-node ― VC3 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC3 回線の始点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC12 grooming node is source-node ― VC12 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC3 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 18 ステップ 12 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 19 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. 回線のルートを確認します。回線のスパンを追加または削除する場合は、回線のルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印で回線のルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングした回線が予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、回線の情報を確認して変更します。回線を別のパスにルーティングする必要がある場合は、「D55 手動ルーティングによる低次 VC3 回線の作成」を参照してください。
ステップ 19 Finish をクリックします。結果は、Circuit Creation ダイアログボックスで選択した回線のプロパティに応じて、次のいずれかになります。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択した場合、CTC では、Number of Circuits フィールドに入力された数の回線を自動的に作成します。始点または終点で連続ポートを使用できないといったような何らかの理由によってオートレンジングで一部またはすべての回線を完成できない場合は、ダイアログボックスが表示されます。残りの回線に新しい始点または終点を設定し、 Finish をクリックしてオートレンジングを続行します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択しなかった場合、Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 18 を繰り返します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 20 Circuits ウィンドウで、回線リストに新しい回線が表示されていることを確認します。
ステップ 21 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D55 手動ルーティングによる低次 VC3 回線の作成
目的 |
この手順では、低次 VC3 回線を作成して、回線のルートをプロビジョニングできるようにします。 |
工具/機器 |
回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXL-10G カードまたは XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXL-10G または XC-VXL-2.5G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する VC3 回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じスロットでポート番号の連続する回線を複数本作成する場合は、Auto-ranged を使用して回線を自動的に作成します。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。オートレンジング機能をオンにすると、始点と終点の同じ回線が連続して自動的に作成されます。CTC に連続した回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-5)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC3 を選択します。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポートだけが表示されます。
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 10 へ進みます。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 「D318 低次 VC3 回線の始点と終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域(図6-2)で Route Automatically をオフにします。
ステップ 13 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 14 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 17 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 17 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP へルーティングするようにした場合は、Node-Diverse Path オプションを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 15 ステップ 13 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 16 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC3 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC3 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC3 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 SDH ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC12 grooming node is destination-node ― VC3 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC3 回線の始点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC3 grooming node is source-node ― VC3 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC3 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 17 Next をクリックします。Route Review and Edit 領域に、回線を手動でルーティングできるようにノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 18 作成する VC3 回線について、「D96 低次 VC3 回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 19 Finish をクリックします。CTC によって、手動でプロビジョニングした回線ルートと、ステップ 14 で選択したパス ダイバーシティ オプションが比較されます。指定したパス ダイバーシティ要件を当該パスが満たしていない場合は、CTC によってエラー メッセージが表示されるので、回線のパスを変更します。
ステップ 20 Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 19 を繰り返します。
ステップ 21 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。作成した回線が正しいことを確認します。
ステップ 22 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D56 ドロップが複数個ある単方向低次 VC3 回線の作成
目的 |
この手順では、ドロップ(終点)が複数個ある単方向低次 VC3 回線を作成します。 |
工具/機器 |
回線の送信元ノードと宛先ノードに XC-VXL-10G カードまたは XC-VXL-2.5G カードが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 シェルフの図で、スロット 8 と 10 に XC-VXL-10G または XC-VXL-2.5G クロスコネクト カードが取り付けられていることを確認します。
ステップ 3 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― Number of Circuits フィールドの値が 1 の場合は使用できません。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します(図6-6)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC3 を選択します。
• Bidirectional ― この回線については、チェックボックスをオフにします。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― Number of Circuits フィールドの値が 1 の場合は使用できません。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
図6-6 単方向低次 VC3 回線のアトリビュート設定
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 「D318 低次 VC3 回線の始点と終点のプロビジョニング」を実行します。
ステップ 11 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically をオフにします。Route Automatically をオフにすると、Using Required Nodes/Spans チェックボックスと Review Route Before Circuit Creation チェックボックスは使用できません。
ステップ 12 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 13 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 16 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 16 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 13 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 14 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI へルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをクリックします。
ステップ 15 Next をクリックします。VC LO Matrix Optimization ページで、次のいずれかを選択します。
• Create VC LO tunnel on transit nodes ― このオプションは、VC3 回線が低次トンネルのないノードをパススルーするように設定する場合や、既存の低次トンネルが満杯の場合に使用します。低次トンネルを使用すれば、低次クロスコネクト カードのリソースを使用しなくても、VC3 回線が ONS 15454 SDH をパススルーできるようにすることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』を参照してください。
• Create VC LO aggregation point ― このオプションは、STM-N ポートに VC3 回線を作成して IOF、スイッチ、DACS など、ONS 15454 SDH 以外のネットワークまたは機器へパスをつなぐ場合に使用します。LAP を使用すれば、低次マトリクス上で接続を複数個使用しなくても、クロスコネクト カードの高次マトリクスで VC4 接続を 1 つだけ使用して、低次回線をノードにルーティングすることができます。作成中の低次回線を他の回線と一緒に VC4 へ集約して、ONS 15454 SDH ネットワークから外部へ出て行くようにする場合は、次のいずれかを選択します。
–VC4 grooming node is source-node , VC12 grooming node is destination-node ― VC3 回線の送信元ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC3 回線の始点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
–VC4 grooming node is destination-node , VC12 grooming node is source-node ― VC3 回線の宛先ノードに LAP を作成します。このオプションは、VC3 回線の終点が STM-N カードである場合にのみ使用できます。
• None ― 低次トンネルと LAP をどちらも作成しない場合に、このオプションを選択します。このオプションは、CTC が低次トンネルも LAP も作成できない場合にのみ使用できます。
ステップ 16 Next をクリックします。Route Review and Edit 領域に、回線を手動でルーティングできるようにノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 17 作成する VC3 回線について、「D96 低次 VC3 回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 18 Finish をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 19 Circuits ウィンドウで、複数のドロップにルーティングする回線をクリックします。Delete ボタン、Edit ボタン、Search ボタンが有効になります。
ステップ 20 Edit をクリックします(または、回線の行をダブルクリックします)。選択した Edit Circuit ウィンドウの General タブが表示されます。
DCC ネットワークのすべてのノードがネットワークに表示されます。回線の始点と終点の情報が送信元ノードと宛先ノードの下に表示されます。回線の詳細を表示する場合は、 Show Detailed Map をクリックします。ノード アイコンを再配置する場合は、ノードを選択して、 Ctrl キーを押しながら、アイコンを新しい場所にドラッグ アンド ドロップします。
ステップ 21 Edit Circuit ダイアログボックスで、 Drops タブをクリックします。既存のドロップがリストで表示されます。
ステップ 22 Create をクリックします。
ステップ 23 Define New Drop ダイアログボックスで、新しいドロップを定義します。
a. Node ― 回線のドロップのターゲット ノードを選択します。
b. Slot ― ターゲット カードおよびスロットを選択します。
c. Port、VC4、または VC3 ― Port、VC4、または VC3 の各ドロップダウン リストから、Port、VC4、または VC3 を選択します。ステップ b で選択したカードによって、表示されるフィールドが決まります。オプションのリストは 表6-3 を参照してください。
d. 新しいドロップのルーティング設定は、元の回線の設定と同じです。ただし、次のように変更できます。
• 保護されている SNCP パスに元の回線がルーティングされていた場合は、ノード ダイバーシティ オプションをNodal Diversity Required、Nodal Diversity Desired、または Link Diversity Only に変更することができます。ステップ 13 の説明を参照してください。
• 保護されていないパスに元の回線がルーティングされていた場合は、PCA オプションを使用できます。ステップ 12 の PCA オプションの説明を参照してください。
e. OK をクリックします。新しいドロップが Drops リストに表示されます。
ステップ 24 ドロップを作成して回線に追加する必要がある場合は、ステップ 22 と 23 を繰り返します。
ステップ 25 Close を選択します。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 26 編集した回線の Destination カラムに新しいドロップが表示されていることを確認します。表示されない場合は、オプションがすべて正しく設定されていることを確認して、ステップ 5 ~ 25 を繰り返します。
ステップ 27 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D133 自動ルーティングによる低次トンネルの作成
目的 |
この手順では、送信元ノードから宛先ノードまでのルーティングを自動的に行って、低次トンネルを作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
(注) 低次トンネルを使用すれば、クロスコネクト カード上の低次マトリクス リソースを使用しなくても、中間の ONS 15454 SDH ノードで低次 VC12 回線と VC3 回線をパススルーさせることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
ステップ 1 トンネルを作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前にトンネルの送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH TUNNEL を選択します。
• For VC3 Port Grouping Only ― このチェックボックスはオフのままにしておきます。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します(図6-7)。
• Name ― 低次トンネルに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前がトンネルに割り当てられます。
• Size ― デフォルトは VC4 です。この値は変更できません。
• Bidirectional ― デフォルトは Bidirectional です。この値は変更できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
(注) VC12 または VC3 回線を作成すると、低次トンネルは自動的に Unlocked サービス状態に移行します。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 低次トンネルでは使用できません。
図6-7 低次トンネルのアトリビュート設定
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 Circuit Source 領域で、Node ドロップダウン リストから、低次トンネルの始点になるノードを選択します。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 Circuit Destination 領域で、Node ドロップダウン リストから、低次トンネルの終点になるノードを選択します。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically を選択します。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成するトンネル ルートに、ノードとスパンを指定して含める、または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前に低次トンネルのルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
ステップ 14 ステップ 13 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、低次トンネル マップに表示されているスパンをクリックします。
c. 低次トンネルにそのノードまたはスパンを含める場合は、 Include をクリックします。低次トンネルからそのノードまたはスパンを除外する場合は、 Exclude をクリックします。トンネルに含めるノードとスパンの順序は、低次トンネルの順序で選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. 低次トンネルのルートを確認します。トンネルのルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Nodes Links リストからノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 15 ステップ 13 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。
a. Next をクリックします。
b. トンネルのルートを確認します。トンネルのスパンを追加または削除する場合は、トンネルのルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印でトンネルのルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングしたトンネルが予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、トンネルの情報を確認して変更します。
ステップ 16 Finish をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 17 回線のリストに作成したトンネルが表示されていることを確認します。低次トンネルは、Type カラムが LOT になっています。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D134 手動ルーティングによる低次トンネルの作成
目的 |
この手順では、送信元ノードから宛先ノードまでのルーティングを手動で行って、低次トンネルを作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) 低次トンネルを使用すれば、クロスコネクト カード上の低次マトリクスのリソースを使用しなくても、中間の ONS 15454 SDH で低次回線をパススルーさせることができます。始点と終点の同じ低次回線を数多く作成する場合は、低次トンネルを作成することを推奨します。詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
ステップ 1 トンネルを作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前にトンネルの送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH TUNNEL を選択します。
• For VC3 Port Grouping Only ― このチェックボックスはオフのままにしておきます。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します(図6-8)。
• Name ― 低次トンネルに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前がトンネルに割り当てられます。
• Size ― デフォルトは VC4 です。この値は変更できません。
• Bidirectional ― 低次トンネルでは使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
(注) VC12 または VC3 回線を作成すると、低次トンネルは自動的に Unlocked サービス状態に移行します。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 低次トンネルでは使用できません。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 Circuit Source 領域で、Node ドロップダウン リストから、低次トンネルの始点になるノードを選択します。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 Circuit Destination 領域で、Node ドロップダウン リストから、低次トンネルの終点になるノードを選択します。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically をオフにします。Route Automatically をオフにすると、Using Required Nodes/Spans チェックボックスと Review Route Before Circuit Creation チェックボックスは使用できません。
ステップ 14 Next をクリックします。Route Review and Edit 領域に、トンネル ルーティングに使用するノード アイコンが表示されます。回線の送信元ノードは選択されています。送信元ノードから他のネットワークノードまでを示すグリーンの矢印は、トンネルのルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 15 作成しているトンネルに対して、「D219 低次トンネル ルートの設定」を行います。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 16 回線のリストに作成したトンネルが表示されていることを確認します。低次トンネルは、Type カラムが LOT になっています。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D216 ポート グルーピング用の低次パス トンネル作成
目的 |
この手順では、E3 カードと DS3i-N-12 カードに低次パス トンネルを作成します。ポート グループ トンネルを使用すると、VC3 信号レートの転送が可能になります。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
ステップ 1 トンネルを作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前にトンネルの送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_LO_PATH TUNNEL を選択します。
• For VC3 Port Grouping Only ― このチェックボックスをオンにします。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 低次トンネルに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前がトンネルに割り当てられます。
• Size ― デフォルトは VC4 です。この値は変更できません。
• Bidirectional ― このチェックボックスは自動的にオンになります。
1 つのポート グループは、3 つのポートから構成されています。たとえば、1 枚の E3 カードまたは DS3i-N-12 カードには、次のような 4 つのポート グループがあります。
–ポート 1 ~ 3 = PG1
–ポート 4 ~ 6 = PG2
–ポート 7 ~ 9 = PG3
–ポート 10 ~ 12 = PG4
低次パスのトンネリングは、VC3 レベルで実行されます。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
(注) VC12 または VC3 回線を作成すると、低次トンネルは自動的に Unlocked サービス状態に移行します。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。
ステップ 8 SNCP リングにトンネルをルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。それ以外の場合は、ステップ 9 へ進みます。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 Circuit Source 領域で、Node ドロップダウン リストから、低次トンネルの始点になるノードを選択します。次のサブステップを実行します。
a. Slot ドロップダウン リストから、回線の始点になるカードが入っているスロットを選択します。
b. 光回線の場合は、VC4 ドロップダウン リストから VC4 を選択します。
c. E3 または DS3i-N-12 カード上の電気回線の場合は、Port Group ドロップダウン リストからポート グループを選択します。
d. Next をクリックします。
ステップ 11 Circuit Destination 領域で、Node ドロップダウン リストから、低次トンネルの終点になるノードを選択します。次のサブステップを実行します。
a. Slot ドロップダウン リストから、回線の終点になるカードが入っているスロットを選択します。
b. 光回線の場合は、VC4 ドロップダウン リストから VC4 を選択します。
c. E3 または DS3i-N-12 カード上の電気回線の場合は、Port Group ドロップダウン リストからポート グループを選択します。
d. Next をクリックします。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically を選択します。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成するトンネル ルートに、ノードとスパンを指定して含める、または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前に低次トンネルのルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
ステップ 13 ステップ 12 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、低次トンネル マップに表示されているスパンをクリックします。
c. 低次トンネルにそのノードまたはスパンを含める場合は、 Include をクリックします。低次トンネルからそのノードまたはスパンを除外する場合は、 Exclude をクリックします。トンネルに含めるノードとスパンの順序は、低次トンネルの順序で選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. 低次トンネルのルートを確認します。トンネルのルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Nodes Links リストからノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 14 ステップ 12 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。
a. Next をクリックします。
b. トンネルのルートを確認します。トンネルのスパンを追加または削除する場合は、トンネルのルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印でトンネルのルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングしたトンネルが予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、トンネルの情報を確認して変更します。
ステップ 15 Finish をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 16 回線のリストに作成したトンネルが表示されていることを確認します。低次トンネルは、Type カラムが LOT になっています。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D187 低次集約ポイントの作成
目的 |
この手順では、LAP を作成します。LAP を使用すれば、複数の VC3 低次回線または VC12 低次回線を単一の VC4 回線に集約できます。また、クロスコネクト カードの低次マトリクス リソースを使用しなくても、クロスコネクト カードで複数の低次回線をパススルーさせることができます。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
(注) MS-SPRing または 1+1 で保護されている回線、または保護されていない回線に対して低次集約ポイントを作成することができます。SNCP リング回線に対しては作成できません。
(注) 作成できる LAP の最大数は、ノード保護のトポロジとノードで終端する低次回線の数によって異なります。ノードで終端する低次回線が他になければ、1 つのノードで終端できる LAP の最大数は、1+1 保護で 8、MS-SPRing 保護で 12 です。
ステップ 1 LAP を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前にトンネルの送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、 VC_LO_PATH_AGGREGATION を選択します。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します(図6-8)。
• Name ― 低次集約ポイントに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が LAP に割り当てられます。
• Size ― デフォルトは VC4 です。この値は変更できません。
• Bidirectional ― デフォルトは Bidirectional です。この値は変更できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
(注) VC12 または VC3 回線を作成すると、低次集約ポイントは自動的に Unlocked サービス状態に移行します。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。
図6-8 低次集約ポイントのアトリビュート設定
(注) SNCP リングには LAP をルーティングできないため、SNCP パス セレクタは適用されません。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 Circuit Source 領域で、LAP の送信元ノード、スロット、ポート、および VC4 を選択します。低次回線は、LAP の始点で単一の VC4 に集約されます。LAP の終点が低次回線の始点になります。
a. Node ドロップダウン リストから、LAP の始点になるノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、LAP の始点になる STM-N カード、E3-12 カード、または DS3i-N-12 カードが入っているスロットを選択します。
c. ステップ b で選択したカードに応じて、Port および VC4 ドロップダウン リストからポートと VC4(またはどちらか一方)を選択します。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 Circuit Destination 領域の Node ドロップダウン リストから、LAP に集約する低次回線が終端するノードを選択します。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically を選択します。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成するトンネル ルートに、ノードとスパンを指定して含める、または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前に低次トンネルのルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
ステップ 14 ステップ 13 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、LAP マップ上のスパンをクリックします。
c. LAP にそのノードまたはスパンを含める場合は、 Include をクリックします。LAP からそのノードまたはスパンを除外する場合は、 Exclude をクリックします。LAP に含めるノードとスパンの順序によって、LAP の順序が設定されます。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. LAP のルートを確認します。トンネルのルーティング順序を変更する場合は、Required
Nodes/Lines リストまたは Excluded Nodes Links リストからノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 15 ステップ 13 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。
a. Next をクリックします。
b. トンネルのルートを確認します。トンネルのスパンを追加または削除する場合は、トンネルのルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印でトンネルのルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングしたトンネルが予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、トンネルの情報を確認して変更します。
ステップ 16 Finish をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 17 回線のリストに作成した LAP が表示されていることを確認します。LAP は、Type カラムで識別できます。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D135 低次回線のテスト
ステップ 1 回線をテストするネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 3 Circuit タブをクリックします。
ステップ 4 「D230 回線状態の変更」を行い、回線ポートのサービス状態を Locked-enabled,maintenance に設定します。あとで元の状態に戻すので、最初の状態を記録しておいてください。
ステップ 5 回線の終点カード(宛先ノード)にループバック ケーブルを接続します。
a. ループバック ケーブルをテスト セットの送信(Tx)コネクタからテスト セットの受信(Rx)コネクタに接続してループさせ、ループバック ケーブルの完全性を確認します。テスト セットが正常に動作しない場合は、ケーブルに損傷がないことと、テスト セットが正しく設定されていることを確認してからステップ b へ進みます。
b. テストするポートにループバック ケーブルを接続します。Tx コネクタをポートの Rx コネクタに接続します。
ステップ 6 回線の送信元ノードにループバック ケーブルを接続します。
a. ループバック ケーブルをテスト セットの Tx コネクタからテスト セットの Rx コネクタに接続してループさせ、ループバック ケーブルの完全性を確認します。テスト セットが正常に動作しない場合は、ケーブルに損傷がないことと、テスト セットが正しく設定されていることを確認してからステップ b へ進みます。
b. テストするポートにループバック ケーブルを接続します。テスト セットを回線の送信元ポートに接続します。テスト セットの Tx ポートを 回線の Rx ポートに接続し、テスト セットの Rx ポートを 回線の Tx ポートに接続します。
ステップ 7 テストする回線の始点である ONS 15454 SDH カードに合わせて、次のようにテスト セットを設定します。
• VC4 または VC4-nc ― STM-N カードで VC4 回線または VC4-nc 回線をテストする場合は、光インターフェイスを ONS 15454 SDH に直接接続する必要があります。テスト セットを STM-N 用に設定します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
• VC3 ― クリア チャネル E3/DS3i-N-12 をテストする場合は、パッチ パネルを使用するか、E3/DS3i-N-12 インターフェイスを ONS 15454 SDH に直接接続する必要があります。テスト セットをクリア チャネル E3/DS3i-N-12 用に設定します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
• VC12 ― E1 をテストする場合は、パッチ パネルを使用するか、または E1 インターフェイスを ONS 15454 SDH に直接接続する必要があります。テスト セットを E1 用に設定します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 8 テスト セットにクリーンな信号が表示されていることを確認します。クリーンな信号が表示されない場合は、ステップ 4 ~ 7 を繰り返して、テスト セットとケーブルが正しく設定されていることを確認します。
ステップ 9 テスト セットからエラーを発生させます。送信元ノードと宛先ノードにエラーが表示されることを確認します。
ステップ 10 テストしたポートの Performance Monitoring(PM; パフォーマンス モニタリング)カウントをクリアします。手順については、「D459 選択した PM カウントのクリア」を参照してください。
ステップ 11 「D230 回線状態の変更」を行って、回線と回線ポートをテスト開始時の状態に戻します。
ステップ 12 次のように、SDH のトポロジに合った保護切り替えテストを実行します。
• SNCP リングの場合は、「D94 SNCP の保護切り替えテスト」を行います。
• MS-SPRings の場合は、「D91 MS-SPRing の切り替えテスト」を行います。
ステップ 13 Bit Error Rate Test(BERT; ビット誤り率テスト)を 12 時間実行します。この時間について設置場所に固有の要件があれば、その要件に従ってテストを行います。テスト セットを BERT 用に設定する方法については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 14 BERT が終了したら、結果を印刷するかまたはディスクに保存して、あとで参照できるようにします。テスト結果の印刷または保存については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D323 自動ルーティングによる高次回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティングを自動的に行って双方向または単方向の高次回線(VC4、連結された VC4-2c、VC4-3c、VC4-4c、VC4-8c、VC4-12c、VC4-16c、VC4-64c の速度を含む)を作成します。 |
工具/機器 |
STM-N カードおよび、E シリーズ カードを除くすべてのイーサネット カード G シリーズ回線の場合は、G シリーズ カードまたは ML シリーズ カードを回線のもう一方の端に取り付ける必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 6 へ進みます。
ステップ 3 G シリーズ カード上に回線を作成している場合は、G シリーズ回線を作成する前またはあとに、「D222 G シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 4 ML シリーズ、CE-100T-8、または CE-1000-4、または CE-MR-10 のカード上に回線を作成している場合は、必要に応じて次の手順を実行します(イーサネット ポートまたは POS ポートのプロビジョニングは、VCAT 回線を作成する前またはあとに実行できます)。
• イーサネット ポートを CE-100T-8 回線または CE-MR-10 回線用にプロビジョニングするには、「D136 CE-100T-8 および CE-MR-10 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• イーサネット ポートを CE-1000-4 回線用にプロビジョニングするには、「D211 CE-1000-4 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• POS ポートを CE シリーズ回線用にプロビジョニングするには、「D141 CE-100T-8、CE-1000-4、CE-MR-10 POS ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 5 ML シリーズ カードのカード モードをプロビジョニングするには、「D213 ML シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」 を実行します。
ステップ 6 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 7 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 8 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する高次回線数を入力します。デフォルトは 1 です。同じ始点と終点で複数の回線を作成する場合は、オートレンジングの機能を使用して、回線を自動的に作成します。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。同じ始点と終点で複数の回線を作成する場合に CTC を使用して回線を自動的に作成するときは、このチェックボックスをオンのままにします。CTC に回線を自動的に作成させない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 回線のアトリビュートを定義します(図6-9)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 高次回線のサイズを選択します( VC4 、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-8c 、 VC4-9c 、 VC4-16c 、または VC4-64c )。G シリーズの回線または CE-MR-10 回線で有効な回線サイズは、 VC4 、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-8c 、および VC4-16c です。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします(デフォルト)。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
図6-9 高次回線のアトリビュート設定
ステップ 11 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 作成している高次回線に対して、「D97 高次回線の始点と終点の設定」を行います。
ステップ 14 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically を選択します。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成する回線ルートに、ノードとスパンを指定して含める、または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前にその回線ルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
ステップ 15 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 16 へ進みます。CTC では、選択したパス ダイバーシティ オプションに基づいて、完全に保護された回線ルートを作成します。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 18 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 18 へ進みます。
ステップ 16 ステップ 15 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 17 ステップ 15 で Fully Protected Path を選択して回線を MS-SPRing DRI または SNCP DRI へルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。それ以外の場合は、ステップ 20 へ進みます。
ステップ 18 ステップ 17 で SNCP の Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにした場合は、次のサブステップを実行します。MS-SPRing の Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにした場合は、このステップを省略して、ステップ 19 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、回線マップ上のノードまたはスパンをクリックします。
c. 回線にノードまたはスパンを含める場合は Include をクリックし、回線から除外する場合は Exclude をクリックします。含めるノードとスパンは、回線をルーティングする順序で選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり、除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ c を繰り返します。
e. 回線のルートを確認します。回線のルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Notes Links リストでノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックします。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 19 ステップ 17 で MS-SPRing の Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにした場合は、次のサブステップを実行して、プライマリ ノード、セカンダリ ノード、およびリング タイプを割り当てます。
a. Circuit Constraints for Automatic Routing 領域で、 Add MS-SPRing DRI をクリックします。
b. 確認ウィンドウで、 OK をクリックします。
c. MS-SPRing DRI Options ダイアログボックスの Node Options 領域で、次の項目を指定します。
• Primary Node ― 従来の統合 MS-SPRing DRI について、リングを回線で相互接続するプライマリ ノードを選択します。
• Secondary Node ― 従来の統合 MS-SPRing DRI について、リングを回線で相互接続するセカンダリ ノードを選択します。プライマリ ノードのルートが障害になると、このルートが使用されます。
• Primary Node #2 ― リングの相互接続に 2 つのプライマリ ノードが必要な従来の MS-SPRing DRI について、2 番めのプライマリ ノードを選択します。
• Secondary Node #2 ― 2 つのセカンダリ ノードが必要な従来の MS-SPRing DRI について、2 番めのセカンダリ ノードを選択します。
d. Ring and Path Options 領域で、次の項目を指定します。
• The first ring is ― ドロップダウン リストから SNCP または MS-SPRing を選択します。
• The second ring is ― ドロップダウン リストから SNCP または MS-SPRing を選択します。
• Use ring interworking protection (RIP) on secondary path ― 保護チャネルでセカンダリ スパンのデータを伝送する場合は、このチェックボックスをオンにします。これらのスパンは、リング/スパンの切り替え中に先取りされます。
e. OK をクリックします。ノードの情報が Required Nodes/Lines リストに表示され、マップの図にプライマリ ノードとセカンダリ ノードが表示されます。
f. Circuit Constraints for Automatic Routing 領域で、回線マップ上のノードまたはスパンをクリックします。
g. Include をクリックしてそのノードまたはスパンを回線に含めるか、 Exclude をクリックして回線から除外します。含めるノードとスパンは、回線をルーティングする順序に合わせて選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。SNCP から MS-SPRing を結ぶ従来のハンドオフを作成する場合は、プライマリ ノードをセカンダリ ノードへ接続している非保護リンクを除外します。SNCP と MS-SPRing を結ぶ統合ハンドオフを作成する場合は、SNCP セグメントにある不要な DRI を除外します。
h. 回線の制約を確認します。回線ルートの順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストからノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックして、回線ルートの順序を変更します。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
ステップ 20 ステップ 14 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は ステップ 22 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. 回線のルートを確認します。回線のスパンを追加または削除する場合は、回線のルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印で回線のルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングした回線が予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、回線の情報を確認して変更します。回線を別のパスにルーティングする必要がある場合は、「D324 手動ルーティングによる高次回線の作成」 を参照して、回線ルートを自分で割り当てます。
ステップ 21 ステップ 14 で Review Route Before Creation を選択した場合は、 Next をクリックします。それ以外の場合は、ステップ 22 へ進みます。Route Review/Edit ウィンドウにルートを表示します。必要に応じて Add MS-SPRing DRI をクリックし、別の DRI を追加します。DRI の割り当てを削除する場合は、 Remove をクリックします。 Included Spans タブをクリックして、スパンを表示します。変更を適用するたびにマップの図が更新されます。
ステップ 22 Finish をクリックします。Circuit Creation ダイアログボックスで設定した回線のプロパティに基づいて、次のいずれかの結果が得られます。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して、Auto-ranged を選択した場合、CTC では、Number of Circuits フィールドに入力された数の回線を自動的に作成します。始点または終点で連続ポートを使用できないといったような何らかの理由によって、オートレンジングで一部またはすべての回線を完成できない場合は、ダイアログボックスが表示されます。残りの回線に新しい始点または終点を設定し、 Finish をクリックしてオートレンジングを続行します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
• Number of Circuits に 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択しなかった場合、Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 8 ~ 21 を繰り返します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 23 Circuits ウィンドウで、回線リストに作成した回線が表示されていることを確認します。
ステップ 24 必要に応じて、次の手順を行います。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
a. 「D62 高次回線のテスト」を実行します。
b. 「D149 G シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D324 手動ルーティングによる高次回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティングを手動で行って双方向または単方向の高次回線(VC4、連結された VC4-2c、VC4-3c、VC4-4c、VC4-8c、VC4-12c、VC4-16c、VC4-64c の速度を含む)を作成します。 |
工具/機器 |
STM-N カードおよび、E シリーズ カードを除くすべてのイーサネット カード G シリーズ回線の場合は、G シリーズ カードまたは ML シリーズ カードを回線のもう一方の端に取り付ける必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 G シリーズ カード上に回線を作成している場合は、G シリーズ回線を作成する前またはあとに、「D222 G シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 4 CE-100T-8 回線、CE-1000-4 回線、または CE-MR-10 回線上に回線を作成している場合は、必要に応じて次の手順を実行します(イーサネット ポートまたは POS ポートのプロビジョニングは、VCAT 回線を作成する前またはあとに実行できます)。
• イーサネット ポートを CE-100T-8 回線または CE-MR-10 回線用にプロビジョニングするには、「D136 CE-100T-8 および CE-MR-10 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• イーサネット ポートを CE-1000-4 回線用にプロビジョニングするには、「D211 CE-1000-4 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• POS ポートを CE シリーズ回線用にプロビジョニングするには、「D141 CE-100T-8、CE-1000-4、CE-MR-10 POS ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 5 ML シリーズ カードのカード モードをプロビジョニングするには、「D213 ML シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」 を実行します。
ステップ 6 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 7 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する高次回線数を入力します。
デフォルトは 1 です。
• Auto-ranged ― (自動ルーティング対象の回線にのみ適用)Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力した場合は、このチェックボックスをオフにします(このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに入力した回線の数が 1 つのみの場合は使用できません)。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 高次回線のサイズを選択します( VC4 、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-8c 、 VC4-16c 、または VC4-64c )。G シリーズの回線または CE-MR-10 回線で有効な回線サイズは、 VC4 、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-8c 、および VC4-16c です。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィックの流れが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
ステップ 10 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 11 Next をクリックします。
ステップ 12 作成している高次回線に対して、「D97 高次回線の始点と終点の設定」を行います。
ステップ 13 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically をオフにします。
ステップ 14 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 15 へ進みます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 17 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 17 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 15 ステップ 14 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 16 ステップ 14 で Fully Protected Path を選択して回線を MS-SPRing DRI または SNCP DRI へルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをクリックします。
ステップ 17 Next をクリックします。Route Review/Edit 領域にノード アイコンが表示されるので、回線を手動でルーティングします。MS-SPRing の Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにした場合は、ステップ 18 へ進みます。それ以外の場合は、ステップ 19 へ進みます。
ステップ 18 ステップ 14 で MS-SPRing の Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにした場合は、次のサブステップを実行して、プライマリ ノードおよびセカンダリ ノードを割り当てます。
a. Route/Review Edit 領域で、 MS-SPRing DRI Nodes タブをクリックします。
b. Add MS-SPRing DRI をクリックします。
c. MS-SPRing DRI Options ダイアログボックスの Node Options 領域で、次の項目を指定します。
• Primary Node ― 従来の統合 MS-SPRing DRI について、リングを回線で相互接続するプライマリ ノードを選択します。
• Secondary Node ― 従来の統合 MS-SPRing DRI について、リングを回線で相互接続するセカンダリ ノードを選択します。プライマリ ノードのルートが障害になると、このルートが使用されます。
• Primary Node #2 ― リングの相互接続に 2 つのプライマリ ノードが必要な従来の MS-SPRing DRI について、2 番めのプライマリ ノードを選択します。
• Secondary Node #2 ― 2 つのセカンダリ ノードが必要な従来の MS-SPRing DRI について、2 番めのセカンダリ ノードを選択します。
d. OK をクリックします。
e. 回線の制約を確認します。回線ルートの順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストからノードを選択し、 Up ボタンまたは Down ボタンをクリックして、回線ルートの順序を変更します。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
f. Included Spans タブをクリックして、ステップ 19 へ進みます。
ステップ 19 「D98 高次回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 20 Finish をクリックします。指定したパス ダイバーシティ要件を当該パスが満たしていない場合は、CTC によってエラー メッセージが表示されるので、回線のパスを変更します。Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は、回線を作成したあとに Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 7 ~ 19 を繰り返します。
ステップ 21 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。ウィンドウに作成した回線が表示されていること確認します。
ステップ 22 必要に応じて、次の手順を行います。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
a. 「D62 高次回線のテスト」を実行します。
b. 「D149 G シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D190 ドロップが複数個ある単方向高次回線の作成
目的 |
この手順では、トラフィックのドロップ(回線の終点)が複数個ある単方向 STM-N 回線を作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前にトンネルの送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― Number of Circuits フィールドの値が 1 の場合は使用できません。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 高次回線のサイズを選択します( VC4 、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4 c、 VC4-8c 、 VC4-9c 、 VC4-16c 、または VC4-64c )。
• Bidirectional ― この回線については、チェックボックスをオフにします。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
ステップ 8 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 作成している回線に対して、「D97 高次回線の始点と終点の設定」を行います。
ステップ 11 Route Automatically をオフにします。Route Automatically をオフにすると、Using Required Nodes/Spans チェックボックスと Review Route Before Circuit Creation チェックボックスは使用できません。
ステップ 12 次のように、回線パスの保護を設定します。
• 保護されているパスに回線をルーティングする場合は、Fully Protected Path をオンにしたままでステップ 13 へ進みます。完全に保護されているパスには(プライマリ パスと代替パスを持つ)SNCP パス セグメントがある場合とない場合がありますが、パス ダイバーシティ オプションは、存在している SNCP パス セグメントのみに適用されます。
• 保護されていない回線を作成する場合は、 Fully Protected Path をオフにしてステップ 15 へ進みます。
• MS-SPRing の保護チャネルに回線をルーティングする場合は Fully Protected Path をオフにし、 Protection Channel Access をオンにしたあと、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックしてステップ 15 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 13 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP にルーティングするようにした場合は、次のいずれかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノード ダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
(注) 手動でルートを設定する回線では、パス ダイバーシティの選択オプションを手動でプロビジョニングすると、CTC でそのパスがチェックされます。指定したパス ダイバーシティの要件をパスが満たしていないと、エラーメッセージが表示されます。
ステップ 14 ステップ 12 で Fully Protected Path を選択して回線を SNCP DRI にルーティングするようにした場合は、 Dual Ring Interconnect チェックボックスをオンにします。
ステップ 15 Next をクリックします。Route Review and Edit 領域に、回線を手動でルーティングできるようにノード アイコンが表示されます。選択されたノードから他のネットワーク ノードまでを示すグリーンの矢印は、回線のルーティングに使用できるスパンを表しています。
ステップ 16 「D98 高次回線ルートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 17 Finish をクリックします。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 18 Circuits ウィンドウで、複数のドロップにルーティングする回線をクリックします。Delete ボタン、Edit ボタン、Search ボタンが有効になります。
ステップ 19 Edit をクリックします。選択した Edit Circuit ウィンドウの General タブが表示されます。DCC ネットワークのノードが図で表示されます。回線の始点と終点の情報が送信元ノードと宛先ノードの下に表示されます。回線の詳細を表示する場合は、 Show Detailed Map をクリックします。アイコンの位置を変更する場合は、 Ctrl キーを押したままでノード アイコンを新しい位置にドラッグ アンド ドロップします。
ステップ 20 Edit Circuit ダイアログボックスで、 Drops タブをクリックします。既存のドロップがリストで表示されます。
ステップ 21 Create をクリックします。
ステップ 22 Define New Drop ダイアログボックスで、新しいドロップを定義します。
a. Node ― 回線のドロップのターゲット ノードを選択します。
b. Slot ― ターゲット カードおよびスロットを選択します。
c. Port、VC4 ― Port および VC4 の各ドロップダウン リストからポートおよび VC4(またはどちらか一方)を選択します。これらのドロップダウン リストでどのような選択を行うかは、ステップ b で選択したカードによって異なります。 表6-2 のオプション リストを参照してください。
d. 新しいドロップのルーティング設定は、元の回線の設定と同じです。ただし、次のように変更できます。
• 保護されている SNCP パスに元の回線がルーティングされていた場合は、ノード ダイバーシティ オプションをNodal Diversity Required、Nodal Diversity Desired、または Link Diversity Only に変更することができます。ステップ 13 の説明を参照してください。
• 保護されていないパスに元の回線がルーティングされていた場合は、PCA オプションを使用できます。ステップ 12 の PCA オプションの説明を参照してください。
e. OK をクリックします。新しいドロップが Drops リストに表示されます。
ステップ 23 ドロップを作成して回線に追加する場合は、ステップ 21 および 22 を繰り返します。
ステップ 24 Close をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 25 編集した回線の Destination カラムに新しいドロップが表示されていることを確認します。表示されない場合は、オプションがすべて正しく設定されていることを確認して、ステップ 21 ~ 24 を繰り返します。
ステップ 26 「D62 高次回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D62 高次回線のテスト
ステップ 1 高次回線をテストするネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 3 Circuits タブをクリックします。
ステップ 4 「D230 回線状態の変更」を行い、回線と回線ポートのサービス状態を Locked-enabled,maintenance に設定します。
ステップ 5 宛先ノードにパッチ ケーブルを取り付けます。
a. 一方の端をテスト セットの Tx ポートに、またもう一方の端をテスト セットの Rx ポートにそれぞれ接続して、パッチ ケーブルをテストします。テスト セットが正常に動作しない場合は、ケーブルに損傷がないことと、テスト セットが正しく設定されていることを確認します。
b. テストするポートの Tx と Rx にループバック ケーブルを取り付けて接続します。
ステップ 6 送信元ノードにループバック ケーブルを取り付けます。
a. 一方の端をテスト セットの Tx ポートに、またもう一方の端をテスト セットの Rx ポートにそれぞれ接続して、ループバック ケーブルをテストします。テスト セットが正常に動作しない場合は、ケーブルに損傷がないことと、テスト セットが正しく設定されていることを確認します。
b. テストする送信元ノードのポートにループバック ケーブルを接続します。テスト セットを回線の送信元ポートに接続します。テスト セットの Tx ポートを 回線の Rx ポートに接続し、テスト セットの Rx ポートを 回線の Tx ポートに接続します。
ステップ 7 送信元の ONS 15454 SDH カードに合わせてテスト セットを設定します。
• STM-1 カード ― STM-1 ポートの 1 つで VC4 回線をテストします。STM-1 ポートに合わせてテスト セットを設定します。
• STM-4 カード ― VC4-4c または多重 VC4-4 をテストします。VC4-4c をテストする場合は、VC4-4c に合わせてテスト セットを設定します。多重 VC4-4 をテストする場合は、多重 VC4-4 に合わせてテスト セットを設定し、E3、DS3i-N-12、および E1 のいずれをテストするかを選択します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
• STM-16 カード ― VC4-16c または多重 VC4-16 をテストします。VC4-16c をテストする場合は、VC4-16c に合わせてテスト セットを設定します。多重 VC4-16 をテストする場合は、多重 VC4-16 に合わせてテスト セットを設定し、E3、DS3i-N-12、および E1 のいずれをテストするかを選択します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
• STM-64 カード ― VC4-64c または多重 VC4-64 をテストします。VC4-64c をテストする場合は、VC4-64c に合わせてテスト セットを設定します。多重 VC4-64 をテストする場合は、多重 VC4-64 に合わせてテスト セットを設定し、E3、DS3i-N-12、および E1 のいずれをテストするかを選択します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 8 テスト セットにクリーンな信号が表示されていることを確認します。クリーンな信号が表示されていない場合は、ステップ 1 ~ 7 を繰り返して、テスト セットとケーブルが正しく設定されていることを確認します。
ステップ 9 テスト セットからエラーを発生させます。送信元ノードと宛先ノードにエラーが表示されることを確認します。
ステップ 10 テストしたポートの PM カウントをクリアします。手順については、「D459 選択した PM カウントのクリア」を参照してください。
ステップ 11 次のように、SDH のトポロジに合った保護切り替えテストを実行します。
• SNCP リングについては、「D94 SNCP の保護切り替えテスト」を参照してください。
• MS-SPRing については、「D91 MS-SPRing の切り替えテスト」を参照してください。
ステップ 12 BERTを 12 時間行います。この時間について設置場所に固有の要件があれば、その要件に従ってテストを行います。テスト セットを BERT 用に設定する方法については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 13 BERT が終了したら、結果を印刷するかまたはディスクに保存して、あとで参照できるようにします。テスト結果の印刷または保存については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 14 「D230 回線状態の変更」 を行い、回線と回線ポートのサービス状態を Unlocked,maintenance から元のサービス状態へ戻します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D139 MS-SPRing または 1+1 ノードでの半回線の作成
目的 |
この手順では、MS-SPRing または 1+1 のトポロジにある同じノード内で、ドロップ カードから STM-N トランク(スパン)カードまでの低次回線または高次回線を作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 半回線を作成する ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― 低次回線の場合は、 VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。高次回線の場合は、 VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。VC4 のクロスコネクトによって、ONS 15454 SDH ネットワーク上に回線のトラフィックが伝送されます。
• Number of Circuits ― 作成する回線数を入力します。デフォルトは 1 です。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。このチェックボックスは、オフにします。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 高次回線の場合は、 VC4 を選択します。低次回線の場合は、 VC11 、 VC12 、または VC3 を選択します。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします(デフォルト)。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― オンになっている場合は、オフにします。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 「D311 半回線の始点と終点のプロビジョニング:MS-SPRing または 1+1 ノード」を行います。
ステップ 10 Finish をクリックします。結果は、Circuit Creation ダイアログボックスで選択した回線のプロパティに応じて、次のいずれかになります。
• Number of Circuits に 1 より大きい数値を入力して、Auto-ranged を選択した場合、CTC では、Number of Circuits に入力された数の回線を自動的に作成します。始点または終点で連続ポートを使用できないといったような何らかの理由によってオートレンジングで一部またはすべての回線を完成できない場合は、ダイアログボックスが表示されます。残りの回線に新しい始点または終点を設定し、 Finish をクリックしてオートレンジングを続行します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
• Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力して Auto-ranged を選択しなかった場合、Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 4 ~ 9 を繰り返します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 11 Circuits ウィンドウで、回線リストに新しい回線が表示されていることを確認します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D140 SNCP リング ノードでの半回線の作成
目的 |
この手順では、同じ SNCP リング ノードにあるドロップ カードから STM-N トランク(スパン)カードまでの低次回線または高次回線を作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 半回線を作成する ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― 低次回線の場合は、 VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。高次回線の場合は、 VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。VC4 のクロスコネクトによって、ONS 15454 SDH ネットワーク上に回線のトラフィックが伝送されます。
• Number of Circuits ― 作成する回線数を入力します。デフォルトは 1 です。
• Auto-ranged ― このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力すると、自動的にオンになります。このチェックボックスは、オフにします。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 高次回線の場合は、 VC4 を選択します。低次回線の場合は、 VC11 、 VC12 、または VC3 を選択します。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします(デフォルト)。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― オンになっている場合は、オフにします。
ステップ 8 「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 「D312 半回線の始点と終点のプロビジョニング:SNCP リング」を実行します。
ステップ 11 Finish をクリックします。結果は、Circuit Creation ダイアログボックスで選択した回線のプロパティに応じて異なります。Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 5 ~ 9 を繰り返します。回線が完成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 12 Circuits ウィンドウで、回線リストに新しい回線が表示されていることを確認します。
ステップ 13 「D135 低次回線のテスト」を実行します。テスト回線を作成した場合は、このステップを省略します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D191 E シリーズ EtherSwitch 回線の作成(マルチカードまたはシングルカード モード)
目的 |
この手順では、マルチカードまたはシングルカードの EtherSwitch 回線を作成します。この手順は、ポートマップ モードの E シリーズ カードには適用できません。ポートマップ モードの回線を作成する場合は、「D192 ポートマップ モードの E シリーズ カードを使用した回線の作成」を参照してください。 |
工具/機器 |
E シリーズ イーサネット カード(E100T-G または E1000-2-G)がイーサネット回線の両端に取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 ネットワークですでに多数の VLAN が使用されている場合は、「D99 使用可能な VLAN の判別」を行って、VLAN の伝送容量が十分にあることを確認します(あとで回線を作成するときに VLAN を作成します)。
ステップ 4 使用できる VLAN の伝送容量が十分にない場合は、「D34 VLAN の削除」を行ってスペースを解放します。
ステップ 5 回線の始点と終点になるイーサネット カードが、作成する回線のモード(マルチカードまたはシングルカード)に合わせてプロビジョニングされていることを確認します。「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 6 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 7 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 8 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― 使用できません。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 回線のサイズを選択します。イーサネット マルチカード回線で使用できる回線のサイズは、VC4 と VC4-2c です。イーサネット シングルカード回線で使用できる回線のサイズは、 VC4 、 VC4-2c 、および VC4-4c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― IS を選択します。Ethergroup 回線は常にインサービスです。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 11 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
注意 レイヤ 1 の SDH 保護は、SNCP リング上のマルチカード EtherSwitch 回線にまでは及びません。
注意 TCC2/TCC2P カードをリセットすると、シングルカード Etherswitch 回線とマルチカード Etherswitch 回線のサービスは 45 秒 ~ 2 分の間中断します。この間に、新しく有効となった TCC2/TCC2P カードでスパニング ツリー トポロジが作成されます。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、EtherSwitch 回線のエンド ノードを 1 つ選択します(どちらのエンド ノードを EtherSwitch 回線の始点にしてもかまいません)。
b. Slot ドロップダウン リストから、次のいずれかを選択します。
• マルチカード EtherSwitch 回線を作成している場合は、 Ethergroup を選択します。
• シングルカード EtherSwitch 回線を作成している場合は、シングルカード EtherSwitch をイネーブルにしたイーサネット カードを選択します。
ステップ 14 Next をクリックします。
ステップ 15 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、EtherSwitch 回線のもう一方のエンド ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、次のいずれかを選択します。
• マルチカード EtherSwitch 回線を作成している場合は、 Ethergroup を選択します。
• シングルカード EtherSwitch 回線を作成している場合は、シングルカード EtherSwitch をイネーブルにしたイーサネット カードを選択します。
ステップ 16 Next をクリックします。
ステップ 17 Circuit VLAN Selection 領域で、 New VLAN をクリックします。VLAN がすでに存在している場合は、ステップ 20 へ進みます。
ヒント Tools > Manage VLANs を選択して、ネットワーク ビューに VLAN を追加することもできます。All VLANs ダイアログボックスで、Create ボタンをクリックして Define New VLAN ダイアログボックスを開きます。
ステップ 18 New VLAN ダイアログボックスで、次のように設定します。
• VLAN Name ― VLAN に、簡単に識別できる名前を割り当てます。
• VLAN ID ― VLAN の ID を割り当てます。VLAN ID は、2 ~ 4093 の範囲で次に使用できる数値であり、既存の VLAN に割り当てられていないものでなければなりません。1 つの ONS 15454 SDH ネットワークでユーザがプロビジョニングできる VLAN の最大数は 509 です。
• Topology Host ― ドロップダウン リストからトポロジ ホスト の ID を選択します。
ステップ 19 OK をクリックします。
ステップ 20 Circuit VLAN Selection 領域で VLAN の名前を強調表示し、矢印ボタン(>>)をクリックして、使用可能な VLAN を Circuit VLANs カラムに移動します。
ステップ 21 シングルカード EtherSwitch 回線を作成しているときにこの回線でスパニング ツリーの保護をディセーブルにする場合は、Disabling Spanning Tree ダイアログボックスで Enable Spanning Tree チェックボックスをオフにして、OK をクリックします。Enable Spanning Tree チェックボックスは、次のシングルカード ポイントツーポイント イーサネット回線を作成する際にも、ここで設定したオンまたはオフの状態が保たれています。
注意 スパニング ツリーの保護をディセーブルにすると、イーサネット ネットワーク上で論理ループの発生する確率が高くなります。
注意 回線単位でスパニング ツリーをオフにすると、ONS 15454 SDH でイーサネット回線が保護されなくなるため、その回線はイーサネット ネットワークの別のメカニズムによって保護する必要があります。
注意 スパニング ツリーの保護がイネーブルになっている回線が複数本ある場合は、それらの回線が同じ E シリーズ カードを通って同じ VLAN を使用していると、ブロッキングが発生します。
回線が VLAN 割り当ての一定の条件を満たしていない場合は、スパニング ツリーの規則によって、新しい回線を作成したり既存の回線を修正したりすることができません。新しい回線の VLAN セットが既存の回線とオーバーラップしている場合は、同じスパニング ツリーがすべての回線で使用されます。新しい回線の VLAN セットと、スパニング ツリーの異なる既存回線の VLAN セットがオーバーラップしている場合は、VLAN を割り当てることができません。そのため、VLAN の割り当てでは VLAN セットが大きくてオーバーラップの可能性が高い回線を先に追加することを推奨します。つまり、追加する回線のVLAN セットがオーバーラップしていると、その回線は同じスパニング ツリーにマップされます。スパニング ツリーにマップされた回線とそれらの VLAN 割り当てを表示する方法については、「D23 スパニング ツリー情報の表示」を参照してください。
回線単位でスパニング ツリーの保護をディセーブルまたはイネーブルにできるのは、シングルカードのポイントツーポイント イーサネット回線のみです。他の E シリーズ イーサネットでは、ポート単位でしかディセーブルまたはイネーブルにできません。
ステップ 22 Next をクリックします。
ステップ 23 回線に関する次の情報が正しいことを確認します。
• 回線の名前
• 回線のタイプ
• 回線のサイズ
• ONS 15454 SDH 回線ノード
ステップ 24 Finish をクリックします。
ステップ 25 「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 26 「D221 VLAN メンバーシップ用の E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 27 「D146 E シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D192 ポートマップ モードの E シリーズ カードを使用した回線の作成
目的 |
この手順では、ポートマップ モードの E シリーズ カードを使用して、E シリーズ ポイントツーポイント SDH 回線を作成します。 |
工具/機器 |
E シリーズ イーサネット カードが回線の両端に取り付けられていて、ポートマップ モードに設定されている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を行います。
ステップ 4 イーサネット ポートをプロビジョニングしてイネーブルにします。「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 5 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 6 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 7 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 回線のサイズを選択します。ポートマップ モードの E シリーズで使用できる回線のサイズは VC4 、 VC4-2c 、および VC4-4c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― イーサネット回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態(Unlocked または Locked,maintenance の場合だけ)を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。E シリーズ イーサネット カードのポートには、
Unlocked,automaticInService を適用できません。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Auto-ranged ― 使用できません。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 10 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 11 Next をクリックします。
ステップ 12 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、回線の送信元ノードを選択します。どちらのエンド ノードをポイントツーポイント回線の始点にしてもかまいません。
b. Slot ドロップダウン リストから、ポイントツーポイント回線の一方の端に使用する E シリーズ カードが取り付けられているスロットを選択します。
c. Port ドロップダウン リストからポートを選択します。
ステップ 13 Next をクリックします。
ステップ 14 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、回線の宛先ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、ポイントツーポイント回線のもう一方の端に使用する E シリーズ カードが取り付けられているスロットを選択します。
c. Port ドロップダウン リストからポートを選択します。
ステップ 15 Next をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
ステップ 16 次の回線情報が正しいことを確認します。
• 回線の名前
• 回線のタイプ
• 回線のサイズ
• ONS 15454 SDH 回線ノード
ステップ 17 Finish をクリックします。
ステップ 18 「D146 E シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D142 E シリーズ共有パケット リング イーサネット回線の作成
目的 |
この手順では、共有パケット リング イーサネット回線を作成します。この手順は、ポートマップ モードの E シリーズ カードには適用できません。 |
工具/機器 |
E シリーズ イーサネット カードがイーサネット回線の両端のノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 システムですでに多数の VLAN が使用されている場合は、「D99 使用可能な VLAN の判別」を行って、VLAN の伝送容量が十分にあることを確認します(あとで回線を作成するときに VLAN を作成します)。
ステップ 4 回線のトラフィックを伝送するイーサネット カードがマルチカード EtherSwitch グループ用にプロビジョニングされていることを確認します。「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 5 イーサネット ポートをプロビジョニングしてイネーブルにします。「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 6 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 7 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 8 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― 使用できません。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。
• Size ― 回線のサイズを選択します。共有パケット リング回線の有効なサイズは VC4 と VC4-2c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― IS (インサービス)を選択します。Ethergroup 回線は常にインサービスです。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。状態は E シリーズ ポートに適用できません。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 11 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
注意 レイヤ 1 の SDH 保護は、SNCP リング上のマルチカード EtherSwitch 回線にまでは及びません。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、共有パケット リング回線のエンドポイント ノードを 1 つ選択します(どちらのエンド ノードを共有パケット リング回線の始点にしてもかまいません)。
b. Slot ドロップダウン リストから Ethergroup を選択します。
ステップ 14 Next をクリックします。
ステップ 15 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、共有パケット リング回線のもう一方のエンドポイント ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから Ethergroup を選択します。
ステップ 16 Next をクリックします。
ステップ 17 Available VLANs リストで VLAN を確認します。使用する VLAN が表示されている場合は、ステップ 18 へ進みます。新しい VLAN を作成する必要がある場合は、次のステップを実行します。
a. New VLAN ボタンをクリックします。
b. New VLAN ダイアログボックスで、次のように設定します。
• VLAN Name ― VLAN に、簡単に識別できる名前を割り当てます。
• VLAN ID ― VLAN の ID を割り当てます。VLAN ID は、2 ~ 4093 の範囲で次に使用できる数値であり、既存の VLAN に割り当てられていないものでなければなりません。1 つの ONS 15454 SDH ネットワークでユーザがプロビジョニングできる VLAN の最大数は 509 です。
• Topology Host ― ドロップダウン リストからトポロジ ホスト の ID を選択します。
c. OK をクリックします。
ヒント Tools > Manage VLANs を選択して、ネットワーク ビューに VLAN を追加することもできます。All VLANs ダイアログボックスで、Create ボタンをクリックして Define New VLAN ダイアログボックスを開きます。
ステップ 18 Available VLANs カラムで使用する VLAN をクリックし、矢印ボタン( >> )をクリックしてその VLAN を Circuit VLANs カラムに移動します。
(注) Available VLANs にある VLAN を Circuit VLANs に移動すると、すべての VLAN トラフィックに、作成中の共有パケット リングが強制的に使用されます。
ステップ 19 Next をクリックします。
ステップ 20 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically チェックボックスをオフにし、 Next をクリックします。
ステップ 21 Route Review and Edit 領域で、送信元ノードをクリックしたあと、送信元ノードから外側へ向かうスパン(グリーンの矢印)をクリックします。
スパンがホワイトになります。
ステップ 22 Add Span をクリックします。
スパンがブルーになります。 CTC によって、 Included Spans リストにスパンが追加されます。
ステップ 23 ブルーのスパンの終端ノードをクリックします。
ステップ 24 ステップ 23 でクリックしたノードに接続されているグリーンのスパンをクリックします。
スパンがホワイトになります。
ステップ 25 Add Span をクリックします。
スパンがブルーになります。
ステップ 26 リング内のすべてのノードに対して ステップ</EM> 23 ~ 25 を繰り返します。
ステップ 27 Route Review and Edit 領域で新しい回線が正しく設定されていることを確認します。回線の情報が正しくない場合は、 Back ボタンをクリックし、正しい情報を使用して手順を繰り返します。
(注) 回線が正しくない場合は、Finish をクリックし、完成した回線を削除して、手順を最初から始めることもできます。
ステップ 28 Finish をクリックします。
ステップ 29 回線を伝送する各ノードに対して「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 30 回線を伝送する各ノードに対して「D221 VLAN メンバーシップ用の E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 31 「D146 E シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D143 E シリーズ カードのハブアンドスポーク イーサネット構成の作成
目的 |
この手順では、ハブアンドスポーク イーサネット構成を作成します。この構成では同じエンドポイントを複数の回線で共有します。この手順は、ポートマップ モードの E シリーズ カードには適用できません。 |
工具/機器 |
E シリーズ イーサネット カード(E100T-G または E1000-2-G)がイーサネット回線エンドポイント ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
ステップ 1 ハブ ノード(共通エンドポイント)で「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 「D99 使用可能な VLAN の判別」を行って、使用できる VLAN の伝送容量が十分にあることを確認します(あとで回線を作成するときに VLAN を作成します)。
ステップ 4 ハブアンドスポーク回線のトラフィックを伝送するイーサネット カードが、シングルカード EtherSwitch グループ用にプロビジョニングされていることを確認します。「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 5 イーサネット ポートをプロビジョニングしてイネーブルにします。「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 6 スポーク ノードにログインして、もう一方の回線エンドポイントになるイーサネット カードに対してステップ 4 と 5 を繰り返します(ハブ ノードがシングルカード EtherSwitch 用にプロビジョニングされていることは一度確認するだけで十分です)。
ステップ 7 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 8 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― 使用できません。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 回線のサイズを選択します。シングルカード EtherSwitch 回線で使用できる回線のサイズは、 VC4 、 VC4-2c 、および VC4-4c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 変更しないで、デフォルト(IS)のままにしておきます。Ethergroup 回線は常にインサービスです。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。状態は E シリーズ ポートに適用できません。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 11 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、ハブ ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、シングルカード EtherSwitch がイネーブルになっているイーサネット カードを選択します。
ステップ 14 Next をクリックします。
ステップ 15 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから EtherSwitch 回線のエンドポイント ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、シングルカード EtherSwitch がイネーブルになっているイーサネット カードを選択します。
ステップ 16 Next をクリックします。
ステップ 17 Available VLANs リストで VLAN を確認します。使用する VLAN が表示されている場合は、ステップ 19 へ進みます。新しい VLAN を作成する必要がある場合は、次のステップを実行します。
a. New VLAN ボタンをクリックします。
b. New VLAN ダイアログボックスで、次のように設定します。
• VLAN Name ― VLAN に、簡単に識別できる名前を割り当てます。
• VLAN ID ― VLAN の ID を割り当てます。VLAN ID は、2 ~ 4093 の範囲で次に使用できる数値であり、既存の VLAN に割り当てられていないものでなければなりません。1 つの ONS 15454 SDH ネットワークでユーザがプロビジョニングできる VLAN の最大数は 509 です。
• Topology Host ― ドロップダウン リストからトポロジ ホスト の ID を選択します。
c. OK をクリックします。
ヒント Tools > Manage VLANs を選択して、ネットワーク ビューに VLAN を追加することもできます。All VLANs ダイアログボックスで、Create ボタンをクリックして Define New VLAN ダイアログボックスを開きます。
ステップ 18 Available VLANs カラムで使用する VLAN をクリックし、矢印ボタン( >> )をクリックして VLAN を Circuit VLANs カラムに移動します。
(注) Available VLANs にある VLAN を Circuit VLANs に移動すると、すべての VLAN トラフィックに、作成中の共有パケット リングが強制的に使用されます。
ステップ 19 Next をクリックします。
ステップ 20 ハブアンドスポーク回線について、次の情報が正しいことを確認します。
• 回線の名前
• 回線のタイプ
• 回線のサイズ
• VLAN の名前
• ONS 15454 SDH 回線ノード
回線の情報が正しくない場合は、 Back ボタンをクリックし、正しい情報を使用して手順を繰り返します。情報が正しい場合は、 Route Automatically をオンにします。
(注) 別の方法として、Finish をクリックし、完了した回線を削除して、手順を最初から始めることもできます。
ステップ 21 Finish をクリックします。
ステップ 22 「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 23 「D221 VLAN メンバーシップ用の E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 24 「D146 E シリーズ回線のテスト」を行います。
ステップ 25 ステップ 3 ~ 24 を繰り返して残りの回線(スポーク)を作成します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP- D144 手動による E シリーズ シングルカード EtherSwitch クロスコネクトの作成
目的 |
この手順では、E シリーズ イーサネット カードと、ONS 以外の機器に接続された STM-N カードとの間を接続するためのシングルカード EtherSwitch クロスコネクトを、手動で作成します。 |
工具/機器 |
E シリーズ イーサネット カード(E100T-G または E1000-2-G)が回線の送信元ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順で説明しているクロスコネクトは、同じノード内のイーサネット カードと、サードパーティ製の機器に接続された STM-N カードとの間に作成する回線接続のことを指します。サードパーティ製の機器を通してイーサネット回線を始点から終点までルーティングできるように、送信元ノードと宛先ノードでクロスコネクトを作成します。
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 ネットワークですでに多数の VLAN が使用されている場合は、「D99 使用可能な VLAN の判別」を行って、VLAN の伝送容量が十分にあることを確認します(あとで回線を作成するときに VLAN を作成します)。
ステップ 4 ノード ビューで、クロスコネクトの作成対象となるイーサネット カードをダブルクリックします。
ステップ 5 回線のトラフィックを伝送するイーサネット カードがシングルカード EtherSwitch 用にプロビジョニングされていることを確認します。「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 6 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 7 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 8 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― 使用できません。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― クロスコネクトに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしていると、CTC によってクロスコネクトにデフォルトの名前が割り当てられます。
• Size ― クロスコネクトのサイズを選択します。シングルカード EtherSwitch の場合、使用可能なサイズは VC4 、 VC4-2c 、および VC4-4c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 11 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、クロスコネクトの送信元ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、ステップ 5 でシングルカード EtherSwitch を確認したイーサネット カードを選択します。
ステップ 14 Next をクリックします。
ステップ 15 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、ステップ 13 で選択したクロスコネクトの送信元ノードを選択します(イーサネット クロスコネクトの場合、送信元ノードと宛先ノードは同じです)。
b. Slot ドロップダウン リストから、ONS 以外の機器に接続されている STM-N カードを選択します。
c. STM-N カードに応じて、Port ドロップダウン リストと Size ドロップダウン リストからポートと回線サイズまたはこれらのどちらかを選択します。
ステップ 16 Next をクリックします。
ステップ 17 Available VLANs リストで VLAN を確認します。使用する VLAN が表示されている場合は、ステップ 18 へ進みます。新しい VLAN を作成する必要がある場合は、次のステップを実行します。
a. New VLAN ボタンをクリックします。
b. New VLAN ダイアログボックスで、次のように設定します。
• VLAN Name ― VLAN に、簡単に識別できる名前を割り当てます。
• VLAN ID ― VLAN の ID を割り当てます。VLAN ID は、2 ~ 4093 の範囲で次に使用できる数値であり、既存の VLAN に割り当てられていないものでなければなりません。1 つの ONS 15454 SDH ネットワークでユーザがプロビジョニングできる VLAN の最大数は 509 です。
• Topology Host ― ドロップダウン リストからトポロジ ホスト の ID を選択します。
c. OK をクリックします。
ヒント Tools > Manage VLANs を選択して、ネットワーク ビューに VLAN を追加することもできます。All VLANs ダイアログボックスで、Create ボタンをクリックして Define New VLAN ダイアログボックスを開きます。
ステップ 18 Available VLANs カラムで使用する VLAN をクリックし、矢印( >> )ボタンをクリックしてその VLAN を Circuit VLANs カラムに移動します。
ステップ 19 Next をクリックします。Circuit Creation (Circuit Routing Preferences) ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 20 手動で作成するシングルカード EtherSwitch クロスコネクトについて、次の情報が正しいことを確認します(この作業の「回線」は、イーサネット クロスコネクトのことを指しています)。
• 回線の名前
• 回線のタイプ
• 回線のサイズ
• VLAN の名前
• ONS 15454 SDH ノード
情報が正しくない場合は Back ボタンをクリックし、正しい情報を使用して手順を繰り返します。
ステップ 21 Finish をクリックします。
ステップ 22 「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 23 「D221 VLAN メンバーシップ用の E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 24 「D146 E シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP- D145 手動による E シリーズ マルチカード EtherSwitch クロスコネクトの作成
目的 |
この手順では、E シリーズ イーサネット カードと、ONS 以外の機器に接続された STM-N カードとの間を接続するためのマルチカード EtherSwitch クロスコネクトを、手動で作成します。 |
工具/機器 |
E シリーズ イーサネット カードが回線の送信元ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
(注) この手順で説明しているクロスコネクトは、同じノード内のイーサネット カードと、サードパーティ製の機器に接続された STM-N カードとの間に作成する回線接続のことを指します。サードパーティ製の機器を通してイーサネット回線を始点から終点までルーティングできるように、送信元ノードと宛先ノードでクロスコネクトを作成します。
ステップ 1 回線のエンドポイントで「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 「D99 使用可能な VLAN の判別」を行って、使用できる VLAN の伝送容量が十分にあることを確認します(あとで回線を作成するときに VLAN を作成します)。
ステップ 4 回線のトラフィックを伝送するイーサネット カードがマルチカード EtherSwitch グループ用にプロビジョニングされていることを確認します。「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 5 イーサネット ポートをプロビジョニングしてイネーブルにします。「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 6 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 7 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 8 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― 使用できません。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 送信元クロスコネクトに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によって送信元クロスコネクトにデフォルトの名前が割り当てられます。
• Size ― クロスコネクトによって伝送される回線のサイズを選択します。マルチカード EtherSwitch 回線の場合、使用可能なサイズは VC4 と VC4-2c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 11 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、クロスコネクトの送信元ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから Ethergroup を選択します。
ステップ 14 Next をクリックします。
ステップ 15 Destination の下にある Node ドロップダウン リストから、ステップ 13 で選択したクロスコネクトの送信元ノードを選択します(イーサネット クロスコネクトの場合、送信元ノードと宛先ノードは同じです)。
Slot フィールドは、自動的に Ethergroup 用にプロビジョニングされています。
ステップ 16 Next をクリックします。
ステップ 17 Available VLANs リストで VLAN を確認します。使用する VLAN が表示されている場合は、ステップ 18 へ進みます。新しい VLAN を作成する必要がある場合は、次のステップを実行します。
a. New VLAN ボタンをクリックします。
b. New VLAN ダイアログボックスで、次のように設定します。
• VLAN Name ― VLAN に、簡単に識別できる名前を割り当てます。
• VLAN ID ― VLAN の ID を割り当てます。VLAN ID は、2 ~ 4093 の範囲で次に使用できる数値であり、既存の VLAN に割り当てられていないものでなければなりません。1 つの ONS 15454 SDH ネットワークでユーザがプロビジョニングできる VLAN の最大数は 509 です。
• Topology Host ― ドロップダウン リストからトポロジ ホスト の ID を選択します。
c. OK をクリックします。
ヒント Tools > Manage VLANs を選択して、ネットワーク ビューに VLAN を追加することもできます。All VLANs ダイアログボックスで、Create ボタンをクリックして Define New VLAN ダイアログボックスを開きます。
ステップ 18 Available VLANs カラムで使用する VLAN をクリックし、矢印ボタン(>>)をクリックしてその VLAN を Circuit VLANs カラムに移動します。
ステップ 19 Next をクリックします。
Circuit Creation (Circuit Routing Preferences) ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 20 クロスコネクトの情報を確認します(このステップの「回線」は、イーサネット クロスコネクトのことを指します)。
• 回線の名前
• 回線のタイプ
• 回線のサイズ
• VLAN
• ONS 15454 SDH ノード
情報が正しくない場合は Back ボタンをクリックし、正しい情報を使用して手順を繰り返します。情報が正しい場合は、 Route Automatically をオンにします。
ステップ 21 Finish をクリックします。
ステップ 22 「D220 E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 23 「D221 VLAN メンバーシップ用の E シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 24 View メニューから Go to Home View を選択します。
ステップ 25 Circuits タブをクリックします。
ステップ 26 回線を選択して、 Edit をクリックします。
Edit Circuit ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 27 Drops をクリックして、 Create をクリックします。
Define New Drop ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 28 Slot ドロップダウン リストから、ONS 15454 SDH を ONS 15454 SDH 以外の機器にリンクする STM-N カードを選択します。
ステップ 29 Port ドロップダウン リストから適切なポートを選択します。
ステップ 30 VC4 ドロップダウン リストから、接続している ONS 15454 SDH 以外の機器の VC4 と一致する VC4 を選択します。
ステップ 31 OK をクリックします。
ステップ 32 Edit Circuit ダイアログボックスに表示される回線の情報を確認して、 Close をクリックします。
ステップ 33 手動で作成するイーサネット クロスコネクトのもう一方のエンドポイントで、ステップ 3 ~ 32 を繰り返します。1 番めと 2 番めに作成したイーサネット回線は、ONS 以外の機器に存在する適切な回線でブリッジすることになります。
(注) 手動で作成したイーサネット クロスコネクトの 2 つのエンドポイントを接続するには、ONS 以外の機器に適切な回線が存在している必要があります。
注意 手動で作成したイーサネット クロスコネクトで CARLOSS アラームが繰り返し表示されてクリアされる場合は、
2 つのイーサネット回線のサイズが一致していない可能性があります。たとえば、最初の ONS 15454 SDH に設定した回線サイズが VC4 で、2 番めの ONS 15454 SDH に設定した回線サイズが VC4-2c である、といったような場合です。アラームが解消されない場合は、『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』を参照してください。
ステップ 34 「D146 E シリーズ回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D146 E シリーズ回線のテスト
ステップ 1 ONS 15454 SDH の送信元イーサネット ノードで「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 シェルフの図で、回線の始点になっているカードをダブルクリックします。
ステップ 3 Provisioning > Port タブをクリックします。
ステップ 4 次のように設定されていることを確認します。
• Mode ― Auto 、 10 Half 、 10 Full 、 100 Half 、または 100 Full
• Enabled ― オンにします。
• Priority ― 回線計画またはサイト計画に示されているプライオリティ レベル。ポートマップ モードの E シリーズ カードには、プライオリティが適用されません。
• Stp State ― Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)が回線に対してイネーブルになっている場合はオン。ポートマップ モードの E シリーズ カードには、STP が適用されません。
ステップ 5 VLAN タブをクリックします。E シリーズ カードがポートマップ モードになっていない場合は、送信元ポートが宛先ポートと同じ VLAN 上にあることを確認します。
ステップ 6 終点カードについてステップ 2 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 7 イーサネットのテスト セットを宛先ノードの宛先ポートに接続して、イーサネットのトラフィックを正しく送受信できるようにテスト セットを設定します。
(注) この時点では、まだイーサネットのトラフィックを送受信できません。
ステップ 8 イーサネットのテスト セットを送信元ノードの送信元ポートに接続し、イーサネットのトラフィックを正しく送受信できるようにテスト セットを設定します。
ステップ 9 両方のテスト セットの間で、イーサネット フレームを伝送します。これらのノード間でイーサネットのトラフィックを送受信できない場合は、ステップ 2 ~ 8 を繰り返して、イーサネット ポートとテスト セットが正しく設定されていることを確認します。
ステップ 10 トポロジに合った保護切り替えテストを実行します。
• SNCP リングについては、「D94 SNCP の保護切り替えテスト」を参照してください。
• MS-SPRing については、「D91 MS-SPRing の切り替えテスト」を参照してください。
ローカル サイトの状況に合わせてテスト セットを設定します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 11 イーサネットのテストが完了したら、あとで参照できるように結果を印刷するか、ディスクに保存します。テスト結果の印刷または保存については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP- D148 手動によるポートマップ モードの G シリーズまたは E シリーズ カード用クロスコネクトの作成
目的 |
この手順では、ポートマップ モードの G シリーズ イーサネット カードまたは E シリーズ イーサネット カードと、ONS 以外の機器に接続された STM-N カードとの間に、手動でクロスコネクトを作成します。 |
工具/機器 |
G シリーズ カードまたは E シリーズ カードが回線の送信元ノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
(注) この手順で説明しているクロスコネクトは、同じノード内のイーサネット カードと、サードパーティ製の機器に接続された STM-N カードとの間に作成する回線接続のことを指します。サードパーティ製の機器を通してイーサネット回線を始点から終点までルーティングできるように、送信元ノードと宛先ノードでクロスコネクトを作成します。
ステップ 1 クロスコネクトを作成する ONS 15454 SDH で「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 E シリーズ カードをプロビジョニングする場合は、回線のトラフィックを伝送するイーサネット カードがポートマップ モード用にプロビジョニングされていることを確認します。「D246 E シリーズ イーサネット カードのモードのプロビジョニング」を参照してください。
ステップ 3 G シリーズ カードをプロビジョニングする場合は、「D222 G シリーズ イーサネット ポートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 4 フロー制御のデフォルト設定を変更する場合は、「D353 G シリーズ フロー制御水準点のプロビジョニング」を行います。
ステップ 5 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 6 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 変更しないで、デフォルト(1)のままにしておきます。
• Auto-ranged ― 使用できません。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 送信元クロスコネクトに名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によって送信元クロスコネクトにデフォルトの名前が割り当てられます。
• Size ― クロスコネクトによって伝送される回線のサイズを選択します。G シリーズの回線で有効な回線サイズは、 VC4 , VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-8c 、および VC4-16c です。ポートマップ モードの E シリーズで有効な回線のサイズは VC4 、 VC4-2c 、および VC4-4c です。
• Bidirectional ― 変更しないで、デフォルト(オン)のままにしておきます。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― このチェックボックスはオフにします。
• Protected Drops ― 変更しないで、デフォルト(オフ)のままにしておきます。
ステップ 9 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D218 回線作成時の SNCP リング セレクタのプロビジョニング」を行います。
ステップ 10 Next をクリックします。
ステップ 11 次のサブステップを実行して、回線の始点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、回線の送信元ノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、クロスコネクトの始点になるイーサネット カードを選択します。
c. Port ドロップダウン リストからクロスコネクトの送信元ポートを選択します。
ステップ 12 Next をクリックします。
ステップ 13 次のサブステップを実行して、回線の終点をプロビジョニングします。
a. Node ドロップダウン リストから、ステップ 11 で選択したクロスコネクトの送信元ノードを選択します(イーサネット クロスコネクトの場合、送信元ノードと宛先ノードは同じです)。
b. Slot ドロップダウン リストから、ONS 以外の機器に接続している STM-N カードを選択します。
c. STM-N カードに応じて、Port ドロップダウン リストと VC4 ドロップダウン リストからポートと VC4 を選択します。
ステップ 14 Next をクリックします。
ステップ 15 クロスコネクトの情報を確認します(このステップの「回線」は、クロスコネクトのことを指しています)。
• 回線の名前
• 回線のタイプ
• 回線のサイズ
• ONS 15454 SDH 回線ノード
情報が正しくない場合は Back ボタンをクリックし、正しい情報を使用して手順を繰り返します。情報が正しい場合は、 Route Automatically をオンにします。
ステップ 16 G シリーズ カードの場合は「D149 G シリーズ回線のテスト」を、また E シリーズ カードの場合は「D146 E シリーズ回線のテスト」をそれぞれ実行します。
ステップ 17 Finish をクリックします。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP- D241 G シリーズ ポートをトランスポンダ モードにするプロビジョニング
ステップ 1 G シリーズ ポートをプロビジョニングするノードで、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 ノード ビューで、 G シリーズ カードの図をダブルクリックしてカードを開きます。
ステップ 3 Provisioning > Port タブをクリックします。
ステップ 4 G シリーズ カードのポート ペアを 2 ポート双方向トランスポンダ モードにする場合は、次のサブステップを実行します(図6-10)。
(注) このステップでは、ペアの最初のポートを「ポート A」で、またペアの 2 番めのポートを「ポート B」でそれぞれ表しています。2 ポート双方向トランスポンダ モードでは、G シリーズ カード上の任意の 2 つのポートをペアにすることができます。
a. ポート A の行(ポート 1 など)をクリックします。
b. TXP Port カラムで、ポート A を反映するポート番号(Port 1 など)を選択します。
c. TXP Mode カラムで、ドロップダウン リストから TX/RX を選択します。
d. ポート B の行(ポート 2 など)をクリックします。
e. TXP Port カラムで、ドロップダウン リストからポート A(Port 1 など)を選択します。
f. TXP Mode カラムで、ドロップダウン リストから TX/RX を選択します。
g. Apply をクリックします。
カード ビュー内のポートに、いくつかの矢印と、ポートの背面どうしを接続する線が表示されます。
図6-10 2 ポート双方向トランスポンダ モード
ステップ 5 G シリーズ カードのポートを 1 ポート双方向トランスポンダ モードにする場合は、次のサブステップを実行します(図6-11)。
a. 対象となるポートの行(ポート 1 など)をクリックします。
b. TXP Port カラムで、ドロップダウン リストから対象となるポート(Port 1 など)を選択します。
c. TXP Mode カラムで、ドロップダウン リストから TX/RX を選択します。
d. Apply をクリックします。
カード ビュー内の対象ポートに、いくつかの矢印が表示されます。また、ポートの背面に曲線が表示されます。
図6-11 1 ポート双方向トランスポンダ モード
ステップ 6 2 ポート単方向トランスポンダ モードをプロビジョニングする場合は、次のサブステップを実行します(図6-12)。
(注) このステップでは、ペアの最初のポートを「ポート A」で、またペアの 2 番めのポートを「ポート B」でそれぞれ表しています。2 ポート単方向トランスポンダ モードでは、G シリーズ カード上の任意の 2 つのポートをペアにすることができます。
a. ポート A の行(ポート 1 など)をクリックします。
b. Auto Negotiation チェックボックスをオフにします。自動ネゴシエーションがイネーブルになっている場合は、ポートを単方向トランスポンダ モードにプロビジョニングすることはできません。
c. TXP Port カラムで、ドロップダウン リストからポート B(Port 2 など)を選択します。
d. TXP Mode カラムで、ドロップダウン リストから RX Only を選択します。CTC によって、ポート B の TXP Port に Port A が設定され、TXP Mode に TX Only が設定されます。
e. ポート B の行をクリックして Auto Negotiation をオフにします。
f. Apply をクリックします。
CTC カード ビュー内のポートに、いくつかの矢印と、ポートの背面どうしを接続する線が表示されます。
図6-12 2 ポート単方向トランスポンダ モード
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D149 G シリーズ回線のテスト
ステップ 1 ONS 15454 SDH の送信元イーサネット ノードで「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 「D230 回線状態の変更」を行い、回線と回線ポートのサービス状態を Locked-enabled,maintenance に変更します。
ステップ 3 シェルフの図で、回線の始点になっているカードをダブルクリックします。
ステップ 4 Provisioning > Port タブをクリックします。
ステップ 5 次のように設定されていることを確認します。
• Service State ― Locked-enabled,maintenance
• Flow Control ― 回線計画またはサイト計画に示されている仕様(オンまたはオフ)
• Max Size ― 回線計画またはサイト計画に示されている仕様(オンまたはオフ)
• Media Type ― G シリーズの場合は、SX、LX、ZX、CWDM、または DWDM
ステップ 6 宛先ノードについてステップ 1 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 7 イーサネットのテスト セットを宛先ノードの宛先ポートに接続して、イーサネットのトラフィックを正しく送受信できるようにテスト セットを設定します。
(注) この時点では、まだイーサネットのトラフィックを送受信できません。
ステップ 8 イーサネットのテスト セットを送信元ノードの送信元ポートに接続し、イーサネットのトラフィックを正しく送受信できるようにテスト セットを設定します。
ステップ 9 両方のテスト セットの間で、イーサネット フレームを伝送します。これらのノード間でイーサネットのトラフィックを送受信できない場合は、ステップ 1 ~ 8 を繰り返して、イーサネット ポートとテスト セットが正しく設定されていることを確認します。
ステップ 10 次のように、SDH のトポロジに合った保護切り替えテストを実行します。
• SNCP リングについては、「D94 SNCP の保護切り替えテスト」を行います。
• MS-SPRing については、「D91 MS-SPRing の切り替えテスト」を行います。
ローカル サイトの状況に合わせてテスト セットを設定します。テスト セットの設定については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
ステップ 11 「D230 回線状態の変更」を行い、回線ポートのサービス状態を Unlocked-enabled に変更します。
ステップ 12 回線テストが完了したら、あとで参照できるように結果を印刷するか、ディスクに保存します。テスト結果の印刷または保存については、テスト セットのユーザ ガイドを参照してください。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D194 オーバーヘッド回線の作成
目的 |
この手順では、ONS 15454 SDH ネットワーク上でオーバーヘッド回線を作成します。オーバーヘッド回線には、DCC トンネル、IP カプセル化トンネル、Alarm Interface Controller-International(AIC-I)カード オーダーワイヤ、および AIC-I カード User Data Channel(UDC)が含まれます。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 オーバーヘッド回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 3 必要に応じて、「D361 DCC トンネルの作成」を実行します。
ステップ 4 必要に応じて、「D4 IP カプセル化トンネルの作成」を実行します。
ステップ 5 必要に応じて、「D83 オーダーワイヤのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 6 必要に応じて、「D212 UDC 回線の作成」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D283 自動ルーティングによる VCAT 回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティングを自動的に行って VCAT 回線を作成します。VCAT 回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。 |
工具/機器 |
ML シリーズ、CE-100T-8、CE-1000-4、CE-MR-10、または FC_MR-4 カードが VCAT 回線に使用するノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイト |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) この手順には自動ルーティングが必要です。Automatic Circuit Routing NE のデフォルト値および Network Circuit Automatic Routing Overridable NE のデフォルト値が両方とも FALSE に設定されている場合は、自動ルーティングは使用できません。これらのデフォルト値の詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual』の付録「Network Element Defaults」を参照してください。
ステップ 1 VCAT 回線を作成するノードで「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 必要に応じて次の手順を実行します(イーサネット ポートまたは POS ポートのプロビジョニングは、VCAT 回線を作成する前またはあとに実行できます)。
• イーサネット ポートを CE-100T-8 回線または CE-MR-10 回線用にプロビジョニングするには、「D136 CE-100T-8 および CE-MR-10 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• イーサネット ポートを CE-1000-4 回線用にプロビジョニングするには、「D211 CE-1000-4 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• POS ポートを CE シリーズ回線用にプロビジョニングするには、「D141 CE-100T-8、CE-1000-4、CE-MR-10 POS ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 3 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、Circuit Type ドロップダウン リストから VC_HO_PATH_VCAT_CIRCUIT を選択します。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します(図6-13)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Type ― ステップ 5 で選択した回線の種類が表示されます。変更はできません。
• Bidirectional ― デフォルトはオンです。変更はできません。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― Unlocked を選択します。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに管理状態として IS を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で管理状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、管理状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートのサービスの状態を変更しません。
• Symmetric ― デフォルトはオンです。変更はできません。
• Member size ― メンバー サイズを選択します。各カードでサポートされているメンバー サイズの詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Num. of members ― メンバーの数を選択します。各カードでサポートされているメンバー数の詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Mode ― VCAT 回線の保護モードを選択します。
–None ― 保護しません。1 つのメンバーが障害になると、VCAT 回線全体が障害になります。保護されていない VCAT 回線は、作成したあとでメンバーを削除することができません。
–SW-LCAS ― (Software Link Capacity Adjustment Scheme)VCAT 回線がメンバーの障害に適応して、障害の発生したあとも狭い帯域幅でトラフィックの流れを維持するようにします。SW-LCAS は、ML シリーズ カードと相互運用することができます。SW-LCAS では、Path Alarm Indication Signal(AIS-P: パス アラーム検出信号)や Path Remote Defect Indication(RDI-P; パス リモート検出信号)のような従来の SONET 障害表示を使用してメンバーの障害を検出します。SW-LCAS の保護を設定した VCAT 回線については、メンバーの削除や追加が行えません。
–LCAS ― LCAS を使用するようにVCAT 回線を設定します。LCAS を使用すると、関係のないメンバーの動作を中断することなく、メンバーの追加や削除を行うことができます。また LCAS では、メンバーに障害が発生しても、VCAT 回線から障害メンバーを一時的に切り離すだけです。障害が回復するまでは、残りのメンバーでトラフィックが伝送されます。
図6-13 VCAT 回線のアトリビュート設定
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 作成中の VCAT 回線に対して「D36 VCAT 回線の始点と終点のプロビジョニング」を行います。開放端 VCAT 回線を作成している場合は、「D290 オープン VCAT 回線の始点と終点のプロビジョニング」を行います。
ステップ 10 VCAT Circuit Routing Preferences 領域(図6-14)で、 Route Automatically をオンにします。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成する回線ルートに、ノードとスパンを指定して含める、または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前にその回線ルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
図6-14 VCAT 回線の自動ルーティング
ステップ 11 メンバーごとにプリファレンスを設定する場合は、Member Preferences 領域で次の項目を指定します。各メンバーにこの手順を繰り返して、ステップ 13 に進みます。すべてのメンバーに同じプリファレンスを設定する場合は、このステップを省略して、ステップ 12 へ進みます。
a. Number ― ドロップダウン リストから、メンバーを識別する番号(1 ~ 256)を選択します。
b. Name ― メンバーを識別するための一意な名前を入力します。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
c. Protection ― メンバー保護タイプを選択します。
• Fully Protected ― 保護されたパスに回線をルーティングします。
• Unprotected ― 保護されない回線を作成します。
• PCA ― メンバーを MS-SPRing の保護チャネルにルーティングします。
ステップ 12 すべてのメンバーに同じプリファレンスを設定する場合は、Set Preference for all Members 領域でメンバーの保護タイプを選択します。
• Fully Protected ― 保護されたパスに回線をルーティングします。
• Unprotected ― 保護されない回線を作成します。
• PCA ― メンバーを MS-SPRing の保護チャネルにルーティングします。
ステップ 13 Next をクリックします。Fully Protected または PCA を選択した場合は、 OK をクリックして続けます。それ以外の場合は、次のステップへ進みます。
ステップ 14 ステップ 10 で Using Required Nodes/Spans を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は、ステップ 15 へ進みます。
a. Circuit Route Constraints For Auto Routing 領域で、Route member number ドロップダウン リストから、ルーティングするメンバーを選択します。
b. 回線マップでノードまたはスパンをクリックします。
c. Include をクリックしてそのノードまたはスパンを回線に含めるか、 Exclude をクリックして回線から除外します。含めるノードとスパンは、回線をルーティングする順序で選択します。回線の方向を変更する場合は、スパンを 2 回クリックします。
d. 含めたり除外したりするノードまたはスパンごとに、ステップ b と c を繰り返します。
e. 回線のルートを確認します。回線のルーティング順序を変更する場合は、Required Nodes/Lines リストまたは Excluded Nodes Links リストでノードを選択し、 Up または Down ボタンをクリックして、回線のルーティング順序を変更します。ノードまたはスパンを削除する場合は、 Remove をクリックします。
f. 各メンバーについてステップ a ~ e を繰り返します。
ステップ 15 ステップ 10 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は ステップ 16 へ進みます。
a. Route Review/Edit 領域で、Route member number ドロップダウン リストから、ルーティングするメンバーを選択します。
b. 回線マップでノードまたはスパンをクリックします。
c. 回線のルートを確認します。回線のスパンを追加または削除する場合は、回線のルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印で回線のルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
d. プロビジョニングした回線が予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、回線の情報を確認して変更します。回線を別のパスにルーティングする必要がある場合は、「D284 手動ルーティングによる VCAT 回線の作成」 を参照して、回線ルートを自分で割り当てます。
e. 各メンバーについてステップ a ~ d を繰り返します。
ステップ 16 Finish をクリックします。Circuits ウィンドウが表示されます。
(注) ネットワークの複雑さとメンバーの数によっては、VCAT 回線の作成処理に数分かかることがあります。
ステップ 17 Circuits ウィンドウで、回線リストに作成した回線が表示されていることを確認します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D284 手動ルーティングによる VCAT 回線の作成
目的 |
この手順では、ルーティングを手動で行って VCAT 回線を作成します。VCAT 回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。 |
工具/機器 |
ML シリーズ、CE-100T-8、CE-MR-10、CE-1000-4、または FC_MR-4 カードが VCAT 回線に使用するノードに取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するノードで「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前にトンネルの送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 6 へ進みます。
ステップ 3 必要に応じて次の手順を実行します(イーサネット ポートまたは POS ポートのプロビジョニングは、VCAT 回線を作成する前またはあとに実行できます)。
• イーサネット ポートを CE-100T-8 回線または CE-MR-10 回線用にプロビジョニングするには、「D136 CE-100T-8 および CE-MR-10 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• イーサネット ポートを CE-1000-4 回線用にプロビジョニングするには、「D211 CE-1000-4 イーサネット ポートのプロビジョニング」を実行します。
• POS ポートを CE シリーズ回線用にプロビジョニングするには、「D141 CE-100T-8、CE-1000-4、CE-MR-10 POS ポートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 4 View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、Circuit Type ドロップダウン リストから VC_HO_PATH_VCAT_CIRCUIT を選択します。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します(図6-13)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Type ― ステップ 5 で選択した回線の種類が表示されます。変更はできません。
• Bidirectional ― デフォルトはオンです。変更はできません。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― Unlocked を選択します。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに管理状態として IS を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で管理状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、管理状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
• Symmetric ― デフォルトはオンです。変更はできません。
• Member size ― メンバー サイズを選択します。各カードでサポートされているメンバー サイズの詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Num. of members ― メンバーの数を選択します。各カードでサポートされているメンバー数の詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Mode ― VCAT 回線の保護モードを選択します。
–None ― 保護しません。1 つのメンバーが障害になると、VCAT 回線全体が障害になります。保護されていない VCAT 回線は、作成したあとでメンバーを削除することができません。
–SW-LCAS ― VCAT 回線がメンバーの障害に適応して、障害の発生したあとも狭い帯域幅でトラフィックの流れを維持するようにします。SW-LCAS は、ML シリーズ カードと相互運用することができます。SW-LCAS では、AIS-P や RDI-P のような従来の SONET 障害表示を使用してメンバーの障害を検出します。SW-LCAS の保護を設定した VCAT 回線については、メンバーの削除や追加が行えません。
–LCAS ― LCAS を使用するようにVCAT 回線を設定します。LCAS を使用すると、関係のないメンバーの動作を中断することなく、メンバーの追加や削除を行うことができます。また LCAS では、メンバーに障害が発生しても、VCAT 回線から障害メンバーを一時的に切り離すだけです。障害が回復するまでは、残りのメンバーでトラフィックが伝送されます。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 作成中の VCAT 回線に対して「D36 VCAT 回線の始点と終点のプロビジョニング」を行います。開放端 VCAT 回線を作成している場合は、「D290 オープン VCAT 回線の始点と終点のプロビジョニング」を行います。
ステップ 10 Circuit Routing Preferences 領域(図6-14)で Route Automatically をオフにします。
ステップ 11 メンバーごとにプリファレンスを設定する場合は、Member Preferences 領域で次の項目を指定します。各メンバーにこの手順を繰り返して、ステップ 13 に進みます。すべてのメンバーに同じプリファレンスを設定する場合は、このステップを省略して、ステップ 12 へ進みます。
a. Number ― ドロップダウン リストから、メンバーを識別する番号(1 ~ 256)を選択します。
b. Name ― メンバーを識別するための一意な名前を入力します。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
c. Protection ― メンバー保護タイプを選択します。
• Fully Protected ― 保護されたパスに回線をルーティングします。
• Unprotected ― 保護されない回線を作成します。
• PCA ― メンバーを MS-SPRing の保護チャネルにルーティングします。
ステップ 12 すべてのメンバーに同じプリファレンスを設定する場合は、Set Preference for all Members 領域でメンバーの保護タイプを選択します。
• Fully Protected ― 保護されたパスに回線をルーティングします。
• Unprotected ― 保護されない回線を作成します。
• PCA ― メンバーを MS-SPRing の保護チャネルにルーティングします。
ステップ 13 Next をクリックします。Fully Protected または PCA を選択した場合は、 OK をクリックして続けます。それ以外の場合は、次のステップへ進みます。
ステップ 14 Route Review and Edit 領域に、回線を手動でルーティングできるようにノード アイコンが表示されます。
ステップ 15 「D26 VCAT 回線ルートのプロビジョニング」を実行します。
ステップ 16 Finish をクリックします。
(注) ネットワークの複雑さとメンバーの数によっては、VCAT 回線の作成処理に数分かかることがあります。
ステップ 17 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。ウィンドウに作成した回線が表示されていること確認します。
ステップ 18 「D62 高次回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D325 リングを対象にした STM テスト回線の作成
目的 |
この手順では、同じノードの異なるポートにある始点と終点を使用して、リングのトラフィックをルーティングする STM テスト回線を作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上の ONS 15454 SDH で、「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。CTC に、回線のタイプ、ノード名、およびシーケンス番号に基づいて自動的に名前を割り当てさせる場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 作成する高次回線数を入力します。デフォルトは 1 です。
• Auto-ranged ― (自動ルーティング対象の回線にのみ適用)Number of Circuits フィールドに 1 より大きい値を入力した場合は、このチェックボックスをオフにします(このチェックボックスは、Number of Circuits フィールドに入力した回線の数が 1 つのみの場合は使用できません)。
ステップ 5 Next をクリックします。
ステップ 6 回線のアトリビュートを定義します。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― 高次回線のサイズを選択します( VC4 、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-8c 、 VC4-16c 、または VC4-64c )。
• Bidirectional ― この回線について、チェックボックスをオンのままにします。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを作成する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。このボックスがオンの場合は、低次トンネル、および Ethergroup の始点と終点は使用できません。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。
回線の詳細なサービス状態については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で回線の状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がドロップ ポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、回線の状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの状態を変更しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― 保護されているドロップ、つまり 1:1、1:N、または 1+1 で保護されている ONS 15454 SDH カードだけに回線をルーティングする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、始点と終点の選択肢として、保護されているカードだけが表示されます。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 次のサブステップを実行して、回線の始点を選択します。
a. Node ドロップダウン リストから、回線の始点となるノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、回線の始点になる高次カードが入っているスロットを選択します(伝送容量を使い切っているカードは、ドロップダウン リストに表示されません)。
c. 回線の始点となるカードに合わせて、Port ドロップダウン リストと VC4 ドロップダウン リストから、送信元ポートと VC4(またはどちらか一方)を選択します。Port ドロップダウン リストは、カードに複数のポートがある場合にだけ使用できます。他の回線ですでに使用されていると、VC4 は表示されません。
(注) 表示される VC4 は、カード、回線のサイズ、および保護方式によって異なります。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 回線の終点を選択します。
(注) 宛先ポートは、回線の送信元ポートと同じノードにある必要があります。
a. Node ドロップダウン リストから、ステップ 8 a で選択したノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストから、回線の終点となる光カード(終点カード)が入っているスロットを選択します(伝送容量を使い切っているカードは、ドロップダウン リストに表示されません)。
c. ステップ b で選択したカードに合わせて、Port ドロップダウン リストと VC4 ドロップダウン リストから、宛先ポートと VC4(またはどちらか一方)を選択します。Port ドロップダウン リストは、カードに複数のポートがある場合にだけ使用できます。表示される VC4 は、カード、回線のサイズ、および保護方式によって異なります。
ステップ 11 Next をクリックします。
ステップ 12 Circuit Routing Preferences 領域で、 Route Automatically をオフにします。
ステップ 13 ルーティングするテスト回線の送信元ポートと宛先ポートが同じノードにある場合は、Fully Protected Path チェックボックスが自動的にディセーブルとなります。次のいずれかのオプションを選択します。
• テスト回線を保護しない場合は、ステップ 14 へ進みます。
• テスト回線を MS-SPRing の保護チャネルにルーティングする場合は、 Protection Channel Access をオンにし、Warning ダイアログボックスで Yes をクリックして、ステップ 14 へ進みます。
注意 MS-SPRing の保護チャネルにルーティングされた回線は保護されません。そのため、MS-SPRing を切り替えている最中に先取りされてしまいます。
ステップ 14 Next をクリックします。Route Review/Edit 領域にノード アイコンが表示されるので、回線を手動でルーティングします。
ステップ 15 「D98 高次回線ルートのプロビジョニング」を行います。
ステップ 16 Finish をクリックします。Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は、回線を作成したあとに Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 6 ~ 15 を繰り返します。
ステップ 17 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。ウィンドウに作成した回線が表示されていること確認します。
ステップ 18 「D62 高次回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D350 サーバ追跡の作成
目的 |
この作業では、サーバ追跡を作成します。サーバ追跡により、サードパーティ製ネットワーク経由で複数の ONS ノード間の接続が提供されます。サーバ追跡は、どの 2 つの STM-N ポート間でも作成することができます。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) DCC リンクを持つポート上でサーバ追跡を作成することはできません。
ステップ 1 回線を作成するノードで「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 3 Provisioning > Server Trails タブをクリックします。
ステップ 4 Create をクリックします。
ステップ 5 Server Trail Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT または VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Size ― 選択したタイプに応じて、サーバ追跡のサイズを選択します。VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択した場合は、 VC4-2c 、 VC4-3c 、 VC4-4c 、 VC4-6c 、 VC4-8c 、 VC4-12c 、 VC4-16c 、 VC4-64c 、または VC4 を選択します。VC_LO_PATH_CIRCUIT を選択した場合は、 VC3 、 VC12 、または VC11 を選択します。
• Protection Type ― Preemptible 、 Unprotected 、または Fully Protected の保護タイプから、1 つを選択します。サーバ追跡保護により、経由するあらゆる回線の保護タイプが決まります。
• Number of Trails ― サーバ追跡の数を入力します。同じポートから複数のサーバ追跡を作成することができます。最大数は、ポートでサポートされる、特定のサーバ追跡サイズの回線数により決まります。
• SRLG ― Shared Resource Link Group(SRLG; 共有リソース リンク グループ)の値を入力します。SRLG は、Cisco Transport Manager(CTM)により、リンク ダイバーシティを指定するために使用されます。SRLG フィールドに制限はありません。1 つのポートから複数のサーバ追跡を作成する場合は、すべてのリンクに同じ SRLG 値を割り当てて、同じポートから作成されていることを示すことができます。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 Source 領域で、次の手順を実行します。
a. Node ドロップダウン リストから、始点にするノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストからスロットを選択します。
c. Port ドロップダウン リストからポートを選択します。
d. 該当する場合は、以下を選択します。
• VC4 ドロップダウン リストから、始点 VC4 を選択します。
• TUG3 ドロップダウン リストから、始点 TUG3 を選択します。
• TUG2 ドロップダウン リストから、始点 TUG2 を選択します。
• VC11 ドロップダウン リストから、始点 VC11 を選択します。
ステップ 8 Next をクリックします。
ステップ 9 Destination 領域で、次の手順を実行します。
a. Node ドロップダウン リストから、終点にするノードを選択します。
b. Slot ドロップダウン リストからスロットを選択します。
c. Port ドロップダウン リストからポートを選択します。
d. 該当する場合は、以下を選択します。
• VC4 ドロップダウン リストから、始点 VC4 を選択します。
• TUG3 ドロップダウン リストから、始点 TUG3 を選択します。
• TUG2 ドロップダウン リストから、始点 TUG2 を選択します。
• VC11 ドロップダウン リストから、始点 VC11 を選択します。
ステップ 10 Finish をクリックします。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-D358 自動ルーティングによる開放端 SNCP 高次回線の作成
目的 |
この手順では、開放端高次 SNCP を作成します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「D127 ネットワークのターンアップの確認」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1 回線を作成するネットワーク上のノードで 「D60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2 回線を作成する前に回線の送信元ポートと宛先ポートに名前を割り当てる場合は、「D314 ポートへの名前の割り当て」を行います。それ以外の場合は、ステップ 3 へ進みます。
ステップ 3 View メニューから、 Go to Network View を選択します。
ステップ 4 Circuits タブをクリックして、 Create をクリックします。
ステップ 5 Circuit Creation ダイアログボックスで、次のフィールドを設定します。
• Circuit Type ― VC_HO_PATH_CIRCUIT を選択します。
• Number of Circuits ― 1 に設定したままにします。
• Auto-ranged ― オフのままにしておきます。
ステップ 6 Next をクリックします。
ステップ 7 回線のアトリビュートを定義します(図6-1)。
• Name ― 回線に名前を付けます。名前には、48 文字(スペースを含む)以下の英数字を指定します。モニタ回線を作成できるようにしておく場合は、回線の名前を 44 文字以下にする必要があります。このフィールドをブランクのままにしておくと、CTC によってデフォルトの名前が回線に割り当てられます。
• Size ― VC-4 を選択します。
• Bidirectional ― 必要に応じます。オンにすると、CTC は双方向回線を作成します。
• Create cross-connects only (TL1-like) ― TL1 生成済み回線に対する単一のパスに 1 つまたは複数のクロスコネクトを 作成する必要がある場合は、このチェック ボックスをオンにします。開放端高次 SNCP 回線を作成して、低次トラフィックをブリッジする場合は、このチェックボックスをオンにする必要があります。
• Diagnostic ― オフのままにします。
• State ― 回線内のすべてのクロスコネクトに適用する管理状態を選択します。
– Unlocked ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-enabled にします。
– Locked,disabled ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Locked-enabled,disabled にします。トラフィックは回線を通過できません。
– Unlocked,automaticInService ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を Unlocked-disabled,automaticInService にして、アラームと状態を抑制します。接続で有効な信号を受信すると、サービス状態は自動的に Unlocked-enabled になります。
– Locked,maintenance ― その回線のクロスコネクトのサービス状態を
Locked-enabled,maintenance にします。メンテナンス状態になっても、トラフィック フローが中断されることはありません。しかし、アラームと状態が抑制されるので、その回線に対してループバックを実行することができます。回線をテストしたり、回線のアラームを一時的に抑制したりする場合は、この Locked,maintenance を使用します。テストが完了したら、管理状態を Unlocked、Unlocked,automaticInService、または Locked,disabled に変更します。「D230 回線状態の変更」を参照してください。回線のサービス状態の詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Circuits and Tunnels」の章を参照してください。
• Apply to drop ports ― 回線の送信元ポートと宛先ポートに State フィールドで選択した管理状態を適用する場合は、このチェックボックスをオンにします。CTC で管理状態がポートに適用されるのは、回線の帯域幅がポートの帯域幅と同じである場合、または、ポートの帯域幅が回線の帯域幅より大きく、かつ、その回線がポートを使用する最初の回線である場合だけです。それ以外の場合は、管理状態をポートに適用できないことが Warning ダイアログボックスに表示されます。このチェックボックスをオフにすると、CTC では送信元ポートと宛先ポートの管理状態を適用しません。
(注) Unlocked 管理状態になっているポートで信号が受信されていない場合は、LOS アラームが生成され、ポートのサービス状態が Unlocked-disabled,failed に移行します。
• Protected Drops ― このチェックボックスをオンにすると、CTC からは、回線の始点と終点の選択肢として、保護されているカードとポート(1+1 保護)だけが表示されます。
ステップ 8 回線を SNCP リングにルーティングする場合は、「D230 回線状態の変更」を行います。
ステップ 9 Next をクリックします。
ステップ 10 作成する光回線について、「D97 高次回線の始点と終点の設定」を行います。単一の始点およびセカンダリ終点を選択して、開放端 SNCP 回線を作成します。
ステップ 11 Circuit Routing Preferences 領域(図6-2)で、 Route Automatically をオンにします。使用できるオプションは 2 つあります。設定に応じて、どちらか一方または両方を選択するか、またはどちらも選択しないようにします。
• Using Required Nodes/Spans ― CTC の作成する回線ルートに、ノードとスパンを指定して含める、または除外する場合は、このチェックボックスをオンにします。
回線に含めるように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスに確実に含められます(保護パスには含められません)。回線から除外するように指定したノードとスパンは、その回線の現用パスと保護パスから確実に除外されます。
• Review Route Before Creation ― 回線を作成する前にその回線ルートを確認して編集する場合は、このチェックボックスをオンにします。
ステップ 12 Fully Protected Path をオンのままにします。
ステップ 13 次のいずかを選択します。
• Nodal Diversity Required ― 完全な回線パスの SNCP リング部分にあるプライマリ パスと代替パスをノード ダイバースにします。
• Nodal Diversity Desired ― ノード ダイバーシティを優先するように指定します。ただし、ノード ダイバースにできない場合は、CTC では完全な回線パスの SNCP リング部分にファイバダイバース パスを作成します。
• Link Diversity Only ― 完全な回線パスの SNCP リング部分ではファイバダイバースのプライマリ パスおよび代替パスだけが必要であることを指定します。パス全体がノードダイバースになっていても、CTC ではそのことをチェックしません。
ステップ 14 Next をクリックします。ステップ 12 で Review Route Before Creation を選択した場合は、次のサブステップを実行します。それ以外の場合は ステップ 15 へ進みます。
a. Next をクリックします。
b. 回線のルートを確認します。回線のスパンを追加または削除する場合は、回線のルートにあるノードを選択します。ブルーの矢印で回線のルートが示されます。グリーンの矢印は、追加できるスパンを表しています。スパンの矢じり部分をクリックしてから、 Include をクリックしてスパンを含めるか、 Remove をクリックしてスパンを削除します。
c. プロビジョニングした回線が予定のルートと構成を反映していない場合は Back をクリックし、回線の情報を確認して変更します。回線を別のパスにルーティングする必要がある場合は、「D324 手動ルーティングによる高次回線の作成」 を参照して、回線ルートを自分で割り当てます。
ステップ 15 Finish をクリックします。指定したパス ダイバーシティ要件を当該パスが満たしていない場合は、エラー メッセージが表示されるので、回線のパスを変更します。Number of Circuits フィールドに 1 より大きい数値を入力した場合は、回線を作成したあとに Circuit Creation ダイアログボックスが表示されるので、残りの回線を作成します。追加する回線ごとにステップ 5 ~ 15 を繰り返します。
ステップ 16 すべての回線を作成すると、Circuits ウィンドウが表示されます。ウィンドウに作成した回線が表示されていること確認します。
ステップ 17 「D62 高次回線のテスト」を実行します。
終了:この手順は、これで完了です。