Monitoring & Report Viewer でのシステムの動作と設定の管理
この章では、Monitoring & Report Viewer を設定および管理するために実行する必要があるタスクについて説明します。[Monitoring Configuration] ドローアでは、次の操作を実行できます。
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データの管理:Monitoring & Report Viewer では、ACS サーバからの大量のデータを処理します。時間が経つにつれ、Monitoring & Report Viewer のパフォーマンスと効率は、データをどう管理するかによって変わってきます。
データを効率よく管理するには、データを定期的にバックアップして、それをリモートのリポジトリに転送する必要があります。このタスクは、ジョブを定期的に実行するようにスケジューリングすることによって自動化できます。データのバックアップの詳細については、「データの削除と増分バックアップの設定」を参照してください。
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ログ収集の表示:Monitoring & Report Viewer では、展開内の ACS サーバからログおよび設定データを収集し、そのデータを Monitoring & Report Viewer サーバに格納し、それを処理してレポートとアラームを生成します。展開内の任意のサーバから収集されたログの詳細を表示できます。詳細については、「ログ収集の表示」を参照してください。
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スケジューリングされたジョブの表示:Monitoring & Report Viewer では、定期的に実行する必要があるタスクをスケジューリングできます。
たとえば、増分バックアップまたは完全バックアップを定期的に実行するようにスケジューリングできます。スケジューラを使用して、これらのタスクの詳細を表示できます。スケジューラの詳細については、「スケジューリングされたジョブの表示」を参照してください。
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プロセス ステータスの表示:Monitoring & Report Viewer で実行される各種プロセスのステータスを表示できます。Monitoring & Report Viewer で実行される各種プロセスの詳細については、「プロセス ステータスの表示」を参照してください。
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データ アップグレード ステータスの表示:CLI を使用して ACS 5.1 から ACS 5.2 にアップグレードしたあと、Monitoring & Report Viewer データ アップグレードが完了していることを確認する必要があります。Web インターフェイスを使用して Monitoring & Report Viewer データ アップグレード ステータスを表示して、アップグレードが完了している場合は Monitoring & Report Viewer データベースを切り替えることができます。詳細については、「データ アップグレード ステータスの表示」を参照してください。
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障害理由の設定および編集:Monitoring & Report Viewer では、障害理由コードの説明を設定し、問題の解決手順を入力できます。障害理由の説明と解決手順を編集する方法の詳細については、「障害理由の表示」を参照してください。
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電子メール設定の指定:電子メール サーバと管理者の電子メール アドレスを設定できます。詳細については、「電子メール設定の指定」を参照してください。
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収集フィルタの設定:Monitoring & Report Viewer には、監視またはトラブルシューティングの目的で使用しないデータをフィルタするためのオプションが用意されています。フィルタしたデータはデータベースには格納されないため、必要となるディスク容量を大幅に減らすことができます。収集フィルタを設定する方法の詳細については、「収集フィルタについて」を参照してください。
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システム アラームの設定:システム アラームにより、ACS Monitoring & Report Viewer の実行時に発生した重大な状態が通知されます。システム アラームの通知を受信するかどうか、またどのように受信するかを設定できます。詳細については、「システム アラーム設定の指定」を参照してください。
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syslog ターゲットの設定:システム アラーム通知を syslog メッセージとして送信するように Monitoring & Report Viewer を設定した場合は、通知を受信する syslog ターゲットを設定する必要があります。詳細については、「アラーム syslog ターゲットの設定」を参照してください。
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Monitoring & Report Viewer データのエクスポート:Monitoring & Report Viewer データをエクスポートするためのリモート データベース(Oracle SID または Microsoft AD のいずれか)を設定できます。
リモート データベース内のデータを使用するカスタム レポート アプリケーションを作成して実行できます。Monitoring & Report Viewer でリモート データベースを設定する方法の詳細については、「リモート データベース設定の指定」を参照してください。
ACS には、Monitoring & Report Viewer でジョブをスケジューリングするためのオプションが用意されています。ジョブをスケジューリングすると、指定した間隔で監視タスクを自動的に実行できます。スケジューリングされたジョブのステータスを表示し、イベントを制御して、必要に応じて介入できます。スケジューリングできるジョブは次のとおりです。
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データの削除
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バックアップ
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イベント通知(システム アラームおよびしきい値アラーム)
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リモート データベースへの Monitoring & Report Viewer データのエクスポート
この章は、次の内容で構成されています。
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「データの削除と増分バックアップの設定」
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「バックアップからのデータの復元」
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「ログ収集の表示」
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「スケジューリングされたジョブの表示」
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「プロセス ステータスの表示」
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「データ アップグレード ステータスの表示」
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「障害理由の表示」
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「障害理由の編集」
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「電子メール設定の指定」
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「SNMP プリファレンスの設定」
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「収集フィルタについて」
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「システム アラーム設定の指定」
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「アラーム syslog ターゲットの設定」
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「リモート データベース設定の指定」
データの削除と増分バックアップの設定
Monitoring & Report Viewer データベースでは、大量のデータが処理されます。データベースのサイズが大きくなりすぎると、すべてのプロセスの速度が低下します。常にすべてのデータが必要になるわけではありません。したがって、データを効率よく管理し、ディスク容量を有効に利用するには、データを定期的にバックアップして、必要なディスク容量を使用している不要なデータを削除する必要があります。データを削除すると、そのデータはデータベースから削除されます。
Monitoring & Report Viewer データベースのサイズは大きいため、バックアップ プロセスが完了するまでにはかなりの時間がかかります。ACS 5.2 には増分バックアップ オプションが導入されており、Monitoring & Report Viewer データベースの完全バックアップを 1 回実行したら、それ以降はデータを増分的にバックアップできるようになっています(つまり、更新だけがバックアップされ、別個に格納されます)。
増分バックアップの初回実行時には完全なデータベース バックアップが実行され、それ以降はデータベースに加えられた更新だけがバックアップされます。したがって、増分バックアップでは、処理時間が短縮され、ディスク容量が有効に利用されます。また、増分バックアップの頻度と時間を設定することもできます。
増分バックアップでは、複数のバックアップ ファイルがリポジトリに格納されます。ただし、増分バックアップからデータを復元するときには、完全バックアップから最新の増分バックアップまでのすべてのバックアップ ファイルからデータが復元されます。
(注) 何らかの理由で増分バックアップをディセーブルにした場合、次回は完全バックアップを実行しないと、増分バックアップを再び続けることはできません。
また、完全なデータベース バックアップを設定して、その頻度と時間を定義することもできます。
さらに、ACS では、完全な Monitoring & Report Viewer データベースのバックアップを即座に実行することもできます。ただし、増分バックアップ、完全バックアップ、およびデータの削除を同時に実行することはできません。これらのジョブのいずれかが実行中の場合は、次のジョブを開始するまでに 90 分間待機する必要があります。
ワンポイント アドバイス 完全バックアップを毎回実行するのではなく、最初に完全バックアップを実行し、それ以降はデータを増分的にバックアップすることを推奨します。
(注) 削除前にデータが確実にバックアップされるようにするには、CLI または ACS Web インターフェイス([System Administration] > [Operations] > [Software Repositories])を使用してデータ リポジトリを設定します。リポジトリを設定する方法の詳細については、『CLI Reference Guide for the Cisco Secure Access Control System 5.2』を参照してください。
増分バックアップをイネーブルにすると、データは毎日午前 4 時に削除されます。これは、View プロセスを実行している ACS インスタンスが存在するローカル タイムゾーンの時間です。
削除には、次のデータベース制限が適用されます。
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データベースのディスク使用量が 114 GB(合計データベース サイズ 120 GB の 95%)を超えると、ダッシュボードにアラームが送信されます。
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データベースのディスク使用量が 120 GB(合計データベース サイズ 120 GB の 100%)を超えると、バックアップが即座に実行され、そのあとでデータベースのディスク使用量が 120 GB を下回るまで削除が実行されます。バックアップが失敗した場合は、データベースのディスク使用量を再度確認してください。Monitoring & Report Viewer データが、データベースから削除されます。最初に最も古いデータが削除されます。
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データベースのディスク使用量が 120 GB を超え、150 GB 未満(合計データベース サイズ 120 GB の 125%)の場合は、Monitoring & Report Viewer で待機が決定されます。
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バックアップが失敗し、データベースのディスク使用量が 150 GB を超えている場合は、データベースのディスク使用量が 120 GB を下回るまで、バックアップが実行されたかどうかにかかわらず、削除が実行されます。
たとえば、5 か月間のデータを保持するように指定している場合に、データベース サイズが 120 GB を超えると、削除が実行されます。削除後もデータベース サイズが 120 GB を超えている場合は、別の月のデータが削除されます。その結果、4 か月間のデータが保持された状態になります。削除前に、データベースがバックアップされます。
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データベース サイズが 150 GB を超えると、データベース バックアップが実行されたかどうかにかかわらず、削除が実行されます。そのあともデータベース サイズが 120 GB を超えている場合は、データベースが 120 GB 以下になるまで削除が実行されます。
(注) 増分バックアップがディセーブルになっている場合、データは毎月末(UTC 時間)に削除されます。
[Data Purging and Incremental Backup] ページでは、次の操作を実行できます。
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削除ウィンドウ サイズの設定
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データベースからのデータの削除
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(削除ジョブの)バックアップを管理するためにバックアップ場所として使用するデータ リポジトリの割り当て
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増分バックアップと完全バックアップのスケジュールの設定
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即座のバックアップの設定
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Operations] > [Data Management] > [Removal and Backup] を選択します。
表 15-1 [Data Purging and Incremental Backup] ページ
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Data Repository |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、データの削除時にバックアップ場所として使用するデータ リポジトリを選択します。 データ リポジトリを追加する方法については、『 CLI Reference for ACS 5.2 』を参照してください。 |
Maximum Stored Data Period < num > months. |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、月数を指定します。< num > は、Monitoring & Report Viewer データベースに何か月間のデータを保持するかを表す数値です。 |
View Full Database Backup Now
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Data Repository |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、完全なデータベース バックアップを格納するためのバックアップ場所として使用するデータ リポジトリを選択します。 |
Backup Now |
完全な Monitoring & Report Viewer データベース バックアップを開始するには、[Backup Now] をクリックします。 |
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On |
増分バックアップをイネーブルにするには、[On] オプション ボタンをクリックします。増分バックアップがイネーブルである場合は、デルタがバックアップされます。 |
Off |
増分バックアップをディセーブルにするには、[Off] オプション ボタンをクリックします。 |
Configure Incremental View Database Backup
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Data Repository |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、バックアップ ファイル用のデータ リポジトリを選択します。 |
Schedule |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、増分バックアップを実行する時間を選択します。 |
Frequency |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、増分バックアップを実行する頻度を選択します。有効なオプションは次のとおりです。 • Daily • Weekly:通常は毎週末に発生します。 • Monthly:通常は毎月末に発生します。 |
Configure Full View Database Backup
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Data Repository |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、バックアップ ファイルを格納するデータ リポジトリを選択します。 |
Schedule |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、完全な View データベース バックアップを実行する時間を選択します。 |
Frequency |
ドロップダウン リスト ボックスを使用して、完全な View データベース バックアップを実行する頻度を選択します。有効なオプションは次のとおりです。 • Daily • Weekly:通常は毎週末に発生します。 • Monthly:通常は毎月末に発生します。 |
関連トピック
「バックアップからのデータの復元」
バックアップからのデータの復元
このページは、以前にバックアップされた View データベースからデータを復元する場合に使用します。増分バックアップと完全バックアップのいずれからでもデータを復元できます。増分バックアップ データを復元するように指定した場合は、完全な View データ バックアップが復元されてから、残りの増分バックアップが正しい順序で一度に 1 つずつ復元されます。
バックアップからデータを復元するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitoring Configuration] > [System Operations] > [Data Management] > [Restore] を選択します。
[Incremental Backup Restore] ページが表示され、[Available Backups to Restore] テーブルが示されます。 表 15-2 に、テーブルのカラムを示します。
表 15-2 [Incremental Backup Restore] ページ
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Skip View Database backup before Restore |
バックアップからデータを復元する前に、Monitoring & Report Viewer データベース バックアップをスキップするには、このチェックボックスをオンにします。このオプションをオンにしていると、復元プロセスが速くなります。 復元プロセス中に障害が発生すると現在のデータが失われる可能性があるため、このチェックボックスはオフにすることを推奨します。 |
Name |
バックアップ ファイルの名前。バックアップ ファイルの名前には、タイムスタンプが含まれています。たとえば、ACSViewBackup-20090618_003400 のようになります。 増分バックアップの場合、[Expand] アイコンをクリックすると、関連付けられている完全バックアップと増分バックアップが表示されます。 |
Date |
バックアップの実行日。 |
Repository |
バックアップ ファイルが格納されているリポジトリの名前。 |
Type |
バックアップのタイプ([Incremental] または [Full])。 |
ステップ 2
復元するバックアップ ファイルを選択します。
(注) 増分バックアップ ファイルを復元するように指定した場合は、以前に関連付けられたすべての増分バックアップと完全バックアップが復元されます。この復元プロセスでは、Monitoring & Report Viewer データだけが復元されます。
ステップ 3
[Restore] をクリックして、バックアップ ファイルを復元します。
関連トピック
「データの削除と増分バックアップの設定」
ログ収集の表示
このページは、ACS サーバから最近収集されたログを表示する場合に使用します。
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Operations] > [Log Collection] を選択します。
(注) 更新記号を使用して、ページの内容を更新できます。
表 15-3 [Log Collection] ページ
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ACS Server |
ACS サーバの名前。クリックすると、[Log Collection Details] ページが開き、最近収集されたログが表示されます。 |
Last Syslog Message |
表示のみ。最新の syslog メッセージの到達時刻を Ddd Mmm dd hh:mm:ss timezone yyyy 形式で示します。ここで、 • Ddd = Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat。 • Mmm = Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。 • dd = 日を表す 2 桁の数字。01 ~ 31。 • hh = 時間を表す 2 桁の数字。00 ~ 23。 • mm = 分を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • ss = 秒を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • timezone = タイムゾーン。分散環境では、すべてのセカンダリ サーバに対して表示されるタイムゾーンは、表示がアクティブなサーバのタイムゾーンに対応しています。 プライマリ インスタンスのタイムゾーンが PDT であり、セカンダリ インスタンスが UTC である場合、セカンダリ インスタンスでは、プライマリ インスタンスのタイムゾーンに対応する PDT の syslog メッセージのタイムゾーンおよびタイムスタンプが表示されます。 • yyyy = 年を表す 4 桁の数字。 |
Last Error |
表示のみ。最新のエラー メッセージの名前を示します。 |
Last Error Time |
表示のみ。最新のエラー メッセージの到達時刻を Ddd Mmm dd hh:mm:ss timezone yyyy 形式で示します。ここで、 • Ddd = Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat。 • Mmm = Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。 • dd = 日を表す 2 桁の数字。01 ~ 31。 • hh = 時間を表す 2 桁の数字。00 ~ 23。 • mm = 分を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • ss = 秒を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • timezone = タイムゾーン。分散環境では、すべてのセカンダリ サーバに対して表示されるタイムゾーンは、表示がアクティブなサーバのタイムゾーンに対応しています。 プライマリ インスタンスのタイムゾーンが PDT であり、セカンダリ インスタンスが UTC である場合、セカンダリ インスタンスでは、プライマリ インスタンスのタイムゾーンに対応する PDT の syslog メッセージのタイムゾーンおよびタイムスタンプが表示されます。 • yyyy = 年を表す 4 桁の数字。 |
Get Details |
クリックすると、選択した ACS サーバについて最近収集されたログが表示されます。 |
関連トピック
「[Log Collection Details] ページ」
[Log Collection Details] ページ
このページは、ACS サーバについて最近収集されたログの名前を表示する場合に使用します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring and Reports] > [Monitoring Configuration] > [Log Collection] を選択します。
ステップ 2
次のいずれかを実行します。
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ACS サーバの名前をクリックします。
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最近収集されたログを表示する ACS サーバ名のオプション ボタンを選択し、[Get Details] をクリックします。
(注) 更新記号を使用して、ページの内容を更新できます。
表 15-4 [Log Collection Details] ページ
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Log Name |
ログ ファイルの名前。 |
Last Syslog Message |
表示のみ。最新の syslog メッセージの到達時刻を Ddd Mmm dd hh:mm:ss timezone yyyy 形式で示します。ここで、 • Ddd = Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat。 • Mmm = Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。 • dd = 日を表す 2 桁の数字。01 ~ 31。 • hh = 時間を表す 2 桁の数字。00 ~ 23。 • mm = 分を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • ss = 秒を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • timezone = タイムゾーン。分散環境では、すべてのセカンダリ サーバに対して表示されるタイムゾーンは、表示がアクティブなサーバのタイムゾーンに対応しています。 プライマリ インスタンスのタイムゾーンが PDT であり、セカンダリ インスタンスが UTC である場合、セカンダリ インスタンスでは、プライマリ インスタンスのタイムゾーンに対応する PDT の syslog メッセージのタイムゾーンおよびタイムスタンプが表示されます。 • yyyy = 年を表す 4 桁の数字。 |
Last Error |
表示のみ。最新のエラー メッセージの名前を示します。 |
Last Error Time |
表示のみ。最新のエラー メッセージの到達時刻を Ddd Mmm dd hh:mm:ss timezone yyyy 形式で示します。ここで、 • Ddd = Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat。 • Mmm = Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。 • dd = 日を表す 2 桁の数字。01 ~ 31。 • hh = 時間を表す 2 桁の数字。00 ~ 23。 • mm = 分を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • ss = 秒を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • timezone = タイムゾーン。分散環境では、すべてのセカンダリ サーバに対して表示されるタイムゾーンは、表示がアクティブなサーバのタイムゾーンに対応しています。 プライマリ インスタンスのタイムゾーンが PDT であり、セカンダリ インスタンスが UTC である場合、セカンダリ インスタンスでは、プライマリ インスタンスのタイムゾーンに対応する PDT の syslog メッセージのタイムゾーンおよびタイムスタンプが表示されます。 • yyyy = 年を表す 4 桁の数字。 |
Back |
クリックすると、[Log Collection] ページに戻ります。 |
Refresh |
クリックすると、このページのデータが更新されます。 |
関連トピック
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「ログ収集の表示」
スケジューリングされたジョブの表示
このページは、スケジューリングされたジョブを表示する場合に使用します。
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Operations] > [Scheduler] を選択します。
表 15-5 [Scheduler Status] ページ
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Name |
表示のみ 。ジョブの名前。 |
Type |
表示のみ 。関連付けられているジョブのタイプ(たとえば、[Incremental Backup Utility]、[Session Termination]、[DB Aggregation Event]、[Database Purge Utility] など)。このリストには、システム定義ジョブとユーザ定義ジョブの両方が含まれています。 |
Owner |
表示のみ 。関連付けられているジョブの所有者:[System]。 |
Last Run Time |
表示のみ 。関連付けられているジョブの時刻を Ddd Mmm dd hh:mm:ss timezone yyyy の形式で示します。ここで、 • Ddd = Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat。 • Mmm = Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。 • dd = 日を表す 2 桁の数字。01 ~ 31。 • hh = 時間を表す 2 桁の数字。00 ~ 23。 • mm = 分を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • ss = 秒を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • timezone = タイムゾーン。 • yyyy = 年を表す 4 桁の数字。 |
Last Run Result |
表示のみ 。関連付けられているジョブの前回の実行結果。 |
Status |
表示のみ 。関連付けられているジョブのステータス。 |
(注) ACS Web インターフェイスからスケジュールを変更した場合、新しいスケジュールを有効にするには、Job Manager プロセスを手動で再起動する必要があります。プロセスを再起動するための CLI コマンドの詳細については、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control
_system/5.2/command/reference/cli_app_a.html#wp1618490
プロセス ステータスの表示
このページは、ACS 環境で実行されているプロセスのステータスを表示する場合に使用します。
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Operations] > [Process Status] を選択します。
(注) 更新記号をクリックして、ページの内容を更新できます。
表 15-6 [Process Status] ページ
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Process Name |
表示のみ 。プロセスの名前。オプションは次のとおりです。 • Database • Management(ACS 管理サブシステム) • Runtime(ACS 実行時サブシステム) • View-alertmanager • View-collector • View-database • View-jobmanager • View-logprocessor |
Status |
表示のみ 。関連付けられているプロセスのステータスを示します。 |
CPU Utilization |
表示のみ 。関連付けられているプロセスの CPU 使用率を示します。 |
Memory Utilization |
表示のみ 。関連付けられているプロセスのメモリ使用率を示します。 |
Uptime |
表示のみ 。プロセスが正常に開始された時刻を Ddd Mmm dd hh:mm:ss timezone yyyy の形式で示します。ここで、 • Ddd = Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat。 • Mmm = Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。 • dd = 日を表す 2 桁の数字。01 ~ 31。 • hh = 時間を表す 2 桁の数字。00 ~ 23。 • mm = 分を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • ss = 秒を表す 2 桁の数字。00 ~ 59。 • timezone = タイムゾーン。 • yyyy = 年を表す 4 桁の数字。 |
データ アップグレード ステータスの表示
ACS 5.2 にアップグレードしたあとは、Monitoring & Report Viewer データベースのアップグレードが完了していることを確認します。
この作業は、ACS Web インターフェイスから行うことができます。アップグレード プロセスの詳細については、『 Installation Guide for the Cisco Secure Access Control System 5.2 』を参照してください。
Monitoring & Report Viewer データ アップグレードのステータスを表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Operations] > [Data Upgrade Status] を選択します。
ステップ 2
[Data Upgrade Status] ページが表示され、次の情報が示されます。
Status:Monitoring & Report Viewer データ アップグレードが完了しているかどうかを示します。
障害理由の表示
このページは、障害理由を表示する場合に使用します。
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Failure Reasons Editor] を選択します。
表 15-7 に、[Failure Reasons] ページのフィールドを示します。
表 15-7 [Failure Reasons] ページ
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Failure Reasons |
考えられる障害理由の名前。障害理由の名前をクリックすると、[Failure Reasons Editor] ページが開きます。 |
関連トピック
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「障害理由の編集」
障害理由の編集
このページは、障害理由を編集し、管理者が同じ障害に直面したときに参考にできるように解決手順の候補を追加する場合に使用します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Failure Reasons Editor] を選択します。
ステップ 2
次の項目をクリックします。
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編集する障害理由の名前。
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編集する障害理由に関連付けられているオプション ボタン。そのあと、[Edit] をクリックします。
表 15-8 に示す [Failure Reason Editor] ページが表示されます。
表 15-8 [Failure Reasons Editor] ページ
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Failure Reason |
表示のみ。エラー コードおよび関連付けられている障害理由の名前。 |
Description |
管理者が参考にできるように、障害理由の説明を自由形式のテキストで入力します。 |
Resolution Steps |
管理者が参考にできるように、障害理由に対する解決手順の候補の説明を自由形式のテキストで入力します。 |
関連トピック
「障害理由の表示」
電子メール設定の指定
このページは、電子メール サーバと管理者の電子メール アドレスを指定する場合に使用します。
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Email Settings] を選択します。
表 15-9 [Email Settings] ページ
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Mail Server |
有効な電子メール ホスト サーバを入力します。 |
Mail From |
ユーザがシステムから電子メールを受信したときに表示されるようにする電子メール アドレスの名前を入力します。 |
SNMP プリファレンスの設定
MIB オブジェクトへのアクセスを認証するように SNMP プリファレンスを設定できます。SNMP プリファレンスについて入力するテキスト文字列は、埋め込みパスワードとして機能します。
SNMP プリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Collection Filters] を選択します。
[Collection Filters] ページが表示されます。
ステップ 2
[SNMP V2 Read Community String] フィールドに、MIB オブジェクトの認証に使用するパスワードを入力します。
ステップ 3
[Submit] をクリックします。
収集フィルタについて
監視またはトラブルシューティングの目的で使用しない syslog イベントをフィルタして除去できる収集フィルタを作成できます。収集フィルタを設定すると、Monitoring & Report Viewer でこれらのイベントがデータベースに記録されなくなり、必要となるディスク容量を大幅に減らすことができます。
SNMP プリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Collection Filters] を選択します。
[Collection Filters] ページが表示されます。
ステップ 2
MIB オブジェクトへのアクセスを認証するように SNMP プリファレンスを設定します。詳細については、「SNMP プリファレンスの設定」を参照してください。
ステップ 3
[Submit] をクリックします。
これで、SNMP プリファレンスが設定されました。
ここでは、次の内容について説明します。
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「収集フィルタの作成および編集」
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「収集フィルタの削除」
収集フィルタの作成および編集
このページは、収集フィルタを作成または編集する場合に使用します。次の内容を実行します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Collection Filters] を選択します。
[Collection Filters] ページが表示されます。
ステップ 2
[Filters] 領域で、次のいずれかの操作を実行します。
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[Create] をクリックして、収集フィルタを作成します。
•
編集する syslog アトリビュートのチェックボックスをオンにして、[Edit] をクリックします。
•
削除する syslog アトリビュートのチェックボックスをオンにして、[Delete] をクリックします。
表 15-10 に示す [Add or Edit Collection Filters] ページが表示されます。
表 15-10 [Add or Edit Collection Filters] ページ
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Syslog Attribute |
• [Add Filter] ページで、次の syslog アトリビュートのいずれかを選択します。 – NAS IP Address – Access Service – MAC Address – User • [Edit Filter] ページでは、このフィールドは表示専用です。 |
Value |
syslog アトリビュートの値を入力します。 • NAS IP Address:フィルタする NAS の IP アドレスを入力します。 • Access Service:フィルタするアクセス サービスの名前を入力します。 • MAC Address:フィルタするマシンの MAC アドレスを入力します。 • User:フィルタするユーザのユーザ名を入力します。 |
ステップ 3
[Submit] をクリックします。
関連トピック
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「収集フィルタの作成および編集」
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「収集フィルタの削除」
収集フィルタの削除
収集フィルタを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Collection Filters] を選択します。
[Collection Filters] ページが表示されます。
ステップ 2
削除する 1 つ以上の収集フィルタのチェックボックスをオンにして、[Delete] をクリックします。
次のメッセージが表示されます。
Are you sure you want to delete the selected item(s)?
ステップ 3
[Yes] をクリックします。
[Collection Filters] ページが表示されます。このとき、削除された収集フィルタは表示されません。
リモート データベース設定の指定
このページは、Monitoring & Report Viewer データをエクスポートするためのリモート データベースを設定する場合に使用します。データは、指定した間隔でこのリモート データベースにエクスポートされます。エクスポート ジョブは、1、2、4、6、8、12、または 24 時間ごとに 1 回実行するようにスケジューリングできます。このリモート データベースと連携動作するカスタム レポート アプリケーションを作成できます。ACS では、次のデータベースがサポートされています。
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Oracle SQL Developer
•
Microsoft SQL Server 2005
リモート データベースを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
Monitoring & Report Viewer で、[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [Remote Database Settings] を選択します。
表 15-11 に示す [Remote Database Settings] ページが表示されます。
表 15-11 [Remote Database Settings] ページ
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Publish to Remote Database |
ACS でリモート データベースに定期的にデータをエクスポートするには、このチェックボックスをオンにします。デフォルトでは、データは 4 時間ごとにリモート データベースにエクスポートされます。 |
Server |
リモート データベースの DNS 名または IP アドレスを入力します。 |
Port |
リモート データベースのポート番号を入力します。 |
Username |
リモート データベースへのアクセスに使用するユーザ名を入力します。 |
Password |
リモート データベースへのアクセスに使用するパスワードを入力します。 |
Publish data every n hours |
ドロップダウン リスト ボックスから時間間隔を選択して、指定した間隔でデータがエクスポートされるようにします。有効なオプションは 1、2、4、6、8、12、および 24 時間です。デフォルトの間隔は 4 時間です。 |
Database Type |
設定するリモート データベースのタイプ。 • Microsoft データベースを設定するには、[Microsoft Database] オプション ボタンをクリックし、リモート データベースの名前を入力します。 • Oracle データベースを設定するには、[Oracle SID] オプション ボタンをクリックし、Oracle データベースのシステム識別子を入力します。 |
ステップ 2
[Submit] をクリックして、リモート データベースを設定します。
(注) スケジューラを使用して、エクスポート ジョブのステータスを表示できます。詳細については、「スケジューリングされたジョブの表示」を参照してください。