ポーラーの管理
ポーラー管理は、Cisco Prime LMS の主な機能の 1 つです。[Poller Management] ページでは、ポーラーを作成および管理できます。ポーラーは、ネットワークに接続されているデバイスの使用率とアベイラビリティ レベルをモニタするために、LMS 内で設定された、デバイスとテンプレート MIB 変数の集まりです。
[Poller Management] ページから、ポーラーの作成、ポーラーの設定の変更、ポーラーの削除、ポーラーによるデバイスのポーリングの停止、ポーリング障害の表示などを行うことができます。
[Poller Management] ページにアクセスするには、[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。[List of Pollers] ダイアログが表示されます。
表 4-2 に、[List of Pollers] ダイアログボックスのフィールドとボタンの説明を示します。
表 4-2 [List of Pollers] のフィールドとボタンの説明
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Poller Name |
ポーラー名が表示されます。たとえば、XYZ Router などです。 名前のハイパーリンクをクリックすると、作成したポーラーの詳細が表示されます。 |
Interval |
ポーラーに割り当てられたポーリング間隔。 ポーリング間隔は、LMS がデバイス上の MIB 変数を照会するまでの期間です。ここで、期間は、分または時間単位で計算されます。 たとえば、ポーラーのポーリング間隔が 15 分に設定されており、最初のポーリング サイクルが午前 10 時 00 分に開始された場合、次のポーリング サイクルは午前 10 時 15 分に開始されるようスケジュールされます。 |
No.of Devices |
ポーラーに追加されたデバイスの数。 |
No.of Templates |
ポーラーに追加されたテンプレートの数。 |
Status |
ポーラーのステータス。 次のポーラー ステータスが表示されます。 • Active:LMS は現在デバイス インスタンスにポーリングを行っています。 • Inactive:LMS はデバイス インスタンスのポーリングを停止しました。 |
Missed Cycles |
ポーリング中に失敗したポーリング間隔サイクルの数。 たとえば、ポーラーのポーリング間隔が 15 分に設定されており、最初のポーリング サイクルが午前 10 時 00 分に開始された場合、次のポーリング サイクルは午前 10 時 15 分に開始されるようスケジュールされます。 午前 10 時 00 分に開始されたポーリング サイクルが、午前 10 時 15 分までに終了しない場合、次のポーリング サイクルは午前 10 時 30 分まで開始されません。午前 10 時 15 分に実行されなかったポーリング サイクルは「実行されなかったサイクル」と呼ばれます。 「実行されなかったサイクル」が生じる理由としては次のことが考えられます。 • 頻繁な SNMP タイムアウト • ネットワーク応答の遅延 • 到達不能なデバイス |
Poll Start Time |
最後のポーリング サイクルの開始時刻が表示されます。たとえば、Mon, Apr 21 2008, 15:30:05 などです |
Poll End Time |
最後のポーリング サイクルの終了時刻が表示されます。たとえば、Mon, Apr 21 2008, 15:45:05 などです |
Poller Type |
ポーラーのタイプが表示されます。 ポーラー タイプは historic または system です。 |
Create (ボタン) |
ポーラーを作成します。 ポーラーの作成を参照してください。 |
Clear Failures (ボタン) |
ポーラーに対して記録された障害をクリアします。 障害のクリアを参照してください。 |
Clear Missed Cycles (ボタン) |
ポーラーについて失敗したポーリング間隔サイクルをすべてクリアします。 「実行されなかったサイクル」のクリアを参照してください。 |
Edit (ボタン) |
既存のポーラーを変更します。 ポーラーの編集を参照してください。 |
Delete (ボタン) |
既存のポーラーを削除します。 ポーラーの削除を参照してください。 |
Activate (ボタン) |
非アクティブなポーラーをアクティブ化します。 ポーラーのアクティブ化を参照してください。 |
De-activate (ボタン) |
ポーラーによるポーリングを停止します。 ポーラーの非アクティブ化を参照してください。 |
Filter |
ドロップダウン リストから選択した条件に基づいてポーラーをフィルタリングします。 ドロップダウン リストには次の条件が含まれています。 • Poller Name • Interval • Status ポーラー リストのフィルタリングを参照してください。 |
Refresh |
ページをリロードするには [Refresh] アイコンをクリックします。 |
[List of Pollers] ダイアログボックスから次のタスクを実行できます。
•
ポーラーの作成
•
ポーラーの編集
•
ポーラーの削除
•
ポーラーの非アクティブ化
•
ポーラーのアクティブ化
•
インスタンスの選択
•
障害の表示
•
障害のクリア
•
「実行されなかったサイクル」のクリア
•
ポーラー リストのフィルタリング
•
ポーラー設定の詳細の表示
接続プールの枯渇
[Poller Management] ページのロードに時間がかかり、ポーラーが表示されない場合があります。これは、UPMDbEngine プロセスがダウンしているか、接続プールが枯渇していることが原因です。そのため、データベースに接続できませんでした。
オープンされているデータベース接続のプールがシステムによって保持されています。接続プーリングの主な目的は、アプリケーションを起動するたびに新しいデータベース接続を作成することによるオーバーヘッドを避けるためです。
負荷が高いためにすべてのデータベース接続がシステムによって使用されている場合、[Poller Management] ページの起動時にエラー メッセージが表示されます。少し待ってから [Poller Management] ページを起動する必要があります。
ポーラーの作成
ポーラーを作成するには、デバイスを追加し、デバイスのポーリングに適切なテンプレートを選択します。また、デバイスをポーリングする頻度も設定できます。ポーラーは、テンプレートの MIB 変数についてデバイスのポーリングを行い、デバイスのデータを収集します。
ポーリングされたデータを使用し、レポートを通じてデバイスの使用状況とアベイラビリティを分析することができます。詳細については、Reports のオンライン ヘルプを参照してください。
システム ポーラーのポーラー設定を開始するには、[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Automonitor] の順に選択します。
ポーラーを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
メニューから [Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
[Create] をクリックします。
[Select Data Source and Templates] ページが開き、[Devices and Templates] ダイアログボックス表示されます。
表 4-3 に、[Select Data Source and Templates] ダイアログボックスのフィールドの説明を示します。
表 4-3 [Data Source and Templates] のフィールド
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Search Data Source |
次のいずれかのデータ ソースを選択します。 • Device • Device Groups • Port Groups デバイス セレクタで、基本的なデバイス検索と高度なデバイス検索を実行できます。 |
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Search Input |
このフィールドに検索式を入力します。 検索入力にはインスタンス名のみを入力でき、デバイス名は入力できません。 |
Search |
検索式を入力した後、検索アイコンを使用して簡易なデバイス検索を実行します。 デバイス セレクタの使用方法については、『 Administration of Cisco Prime LAN Management Solution 4.2 』を参照してください。 |
Advanced Search |
ルールを指定してデバイスを検索します。 高度な検索の詳細については、『 Administration of Cisco Prime LAN Management Solution 4.2 』を参照してください。 |
All |
Device Credential Repository に追加されているすべてのデバイスを階層形式(ツリー ビュー)で表示するには、[All] をクリックします。 チェックボックスをオンにしてデバイスを選択します。 |
Search Results |
簡易な検索または高度な検索の結果がすべて表示されます。すべてのデバイスの選択、すべてのデバイスのクリア、リストからのいくつかのデバイスの選択を行うことができます。 |
Selection |
[All] タブまたは [Search Results] タブで選択したすべてのデバイスが表示されます。 |
|
Poller Name |
ポーラーの識別に役立つ名前を入力します。 名前には、アルファベット、数字、一部の特殊文字(- _ . :)を使用できます。 |
Polling Interval |
ドロップダウン リストからポーリング間隔を選択します。 ポーリング間隔は、LMS がデバイス上の MIB 変数を照会するまでの期間です。ポーリング間隔は、デフォルトで 5 分に設定されています。 |
Threshold Only |
[Threshold Only] をオンにすると、ポーリングされたデータは保存されません。このポーラーにしきい値が設定してある場合、しきい値データが保持されます。 このオプションをオンにすると、このポーラーからのデータはポーラー レポートの生成時に使用されません。 |
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Available Templates |
システム定義 および ユーザ定義 テンプレートのリストが表示されます。 |
Selected Templates |
ポーリング用に選択したテンプレートのリストが表示されます。 |
Add (ボタン) |
[Selected Templates] リストにテンプレートを追加します。 |
Remove (ボタン) |
[Selected Templates] リストからテンプレートを削除します。 |
Add User Defined Templates (ボタン) |
ユーザ定義テンプレートを作成し [Available Templates] リストに追加します。 |
|
Poll all Instances |
選択したテンプレートについて、デバイスのすべてのインスタンスをポーリングします。 例: 1. デバイスを追加してポーラーを作成します。 2. Interface Utilization テンプレートを選択します。 3. [Poll all Instances] チェック ボックスをオンにします。 この例では、デバイス中のすべてのインターフェイスのインターフェイス使用率データがポーリングされます。 |
Poll by Pattern |
選択したパターンに基づいてデバイスのインスタンスにポーリングします。 |
Poll by User Selection |
デバイスの選択したインスタンスにポーリングします。 デバイス グループおよびポート グループ データ ソースでは、この設定タイプを選択できません。 |
ステップ 3
次のいずれかのオプション ボタンを選択します。
•
Device
•
Port Groups
•
Device Groups
[Device Selector] を選択した場合、必要なデバイスをデバイス ツリーから選択します。
[Port Group Selector] を選択した場合、必要なポート グループを選択します。
[Device Group Selector] を選択した場合、必要なデバイス グループを選択します。
ステップ 4
[Device Selector] ペインからデバイスを選択して、ポーラーにデバイスを追加します。
デバイス セレクタの使用方法については、『 Administration of Cisco Prime LAN Management Solution 4.2 』を参照してください。
自動モニタリング機能がディセーブルになっている場合、デバイス インスタンスではなくデバイス グループを選択してポーラーを作成することを推奨します。
ステップ 5
[Poller Name] フィールドに、ポーラーのわかりやすい名前を入力します。
ステップ 6
[Polling Interval] ドロップダウン リストからポーリング間隔を選択します。
デフォルトのポーリング間隔は 5 分に設定されていますが、次のいずれかの間隔でポーリングを行うことができます。
•
1 分
•
5 分
•
15 分
•
30 分
•
1 時間
•
2 時間
•
4 時間
•
8 時間
ステップ 7
ポーリングしたデータを保存しないポーラーを作成するには、[Threshold Only] をオンにします。ただし、このポーラーに対して作成されたしきい値が保存されます。
ポップアップ メッセージが表示されます。
If you check Threshold Only, the polled data will not be stored.Threshold data will be maintained if you have configured thresholds for this poller.Click OK to proceed.
ステップ 8
[Templates] ペインの [Available Templates] リストからテンプレートを選択して、ポーラーにテンプレートを追加します。
複数のテンプレートを選択するには、Ctrl キーを押したまま選択します。
ステップ 9
[Add] をクリックし、テンプレートを [Selected Templates] リストに追加します。
または
[Remove] をクリックし、テンプレートを [Selected Templates] リストから削除します。
ステップ 10
[Add User Defined Templates] をクリックして、ユーザ定義テンプレートを作成します。
[Add User Defined Templates] ボタンは、新しいテンプレートを作成するためだけでなく、新たに作成したテンプレートを [Available Templates] リストに追加するためにも使用します。詳細については、 テンプレートの作成を参照してください。
データ ソースとしてポート グループを選択した場合、ユーザ定義テンプレートを作成できません。
ポート グループ セレクタがデータ ソースとして選択されている場合、インターフェイス関連のテンプレートのみが表示されます。
ステップ 11
次のいずれかのポーラー設定タイプを選択します。
•
[Poll all Instances]:このオプションを選択した場合は、 ステップ 20 に進みます。
•
[Poll By Pattern]:このオプションを選択した場合は、 ステップ 12 に進みます。
•
[Poll By User Selection]:このオプションを選択した場合は、 ステップ 17 に進みます。
ステップ 12
[Next] をクリックします。
[Poll By Pattern] ページが表示されます。
ステップ 13
単純なルール式または複合ルール式を作成します。
単純なルール式には次の構成要素があります。
Template.Instance Identifier.Operator = “value”
複合ルール式には次の構成要素があります。
Template.Instance Identifier.Operator = “value” Boolean_Operator
Template.Instance Identifier.Operator = “value”
ルールを作成するには、適切なパラメータを選択します。
•
[Template]:[Select Data Source and Templates] ページで選択したテンプレートのリストからテンプレートを選択します。
•
[Instance Identifier]:ドロップダウン リストからインスタンス名またはインスタンス ID を選択します。
(注) インスタンス ID は、インターフェイス MIB 関連のユーザ定義テンプレートと、すべてのシステム定義テンプレートに現れます。
•
[Operator]:ドロップダウン ボックスに表示された次の演算子からいずれかを選択します。
–
Contains
–
Ends with
–
Excludes
–
Includes
–
Starts with
–
Matches
–
Ranges(インスタンス ID を選択した場合のみ表示されます)
•
[Value]:Ranges 演算子以外の選択した演算子について、インスタンス ID の文字列を入力します。
Ranges 演算子以外のすべての演算子では、値としてワイルドカード文字を入力できます
Ranges 演算子については、次の形式で値を入力します。
LowerNumberLimit -- UpperNumberLimit
たとえば、範囲として 1 -- 30 を入力します。
範囲は次の形式では入力できません。
–
1 to 30
–
30 -- 1
–
特殊文字 ` ! @ $ % ^ & ( ) {} [ ] < > ; ~ を使用した範囲値。特殊文字は、ルール中で使用できません。
•
[Boolean Operator]:ブール演算子として AND または OR を選択します。
単純なルール式の例は次のとおりです。
CPU Utilization.Instance Name.Contains = “test”
複合ルール式の例は次のとおりです。
CPU Utilization.Instance Name.Contains = “test” OR
Device Availability.Instance Identifier.Ranges = “1 - 30”
テンプレートの具体的なパターンを選択しない場合、テンプレートのすべてのインスタンスがポーリングされます。
ステップ 14
[Rule] テキスト ボックスの内容をクリアするには、[Clear] をクリックします。
ステップ 15
ルールの構文が正しいかどうかをテストするには、[Check Syntax] をクリックします。
ステップ 16
ルールをテストします。次の手順を実行します。
a.
[Test] をクリックします。
[Device Selection] ウィンドウが開き、[Select Data Source and Templates] ページで選択したデバイスが表示されます。
b.
テストするデバイスを選択します。
c.
[OK] をクリックします。
インスタンス クエリ プロセスは、ルールに一致するすべてのインスタンスを取得し、要約情報をユーザに対して表示します。
d.
ステップ 20 に進みます。
ステップ 17
[Next] をクリックします。
(注) データ ソースをデバイス グループまたはポート グループとして選択した場合、[Next] ボタンは無効になります。
Cisco Prime LMS はデバイスにポーリングを行い、インスタンス情報を取得します。この様子は、経過表示バーで示されます。
選択したデバイスの数、SNMP タイムアウト値、デバイスまたはネットワークの低速化などによっては、インスタンス クエリ処理に数分かかることがあります。
[Select Instances] ページが開き、[Available Instances] ダイアログボックスが表示されます。[Available Instances] ダイアログボックスを使用してインスタンスの検索と選択を行うことができます。詳細については、 インスタンス セレクタを参照してください。
管理上ダウン状態のインターフェイスは、[Select Instances] ページに表示されません。詳細については、 インスタンスの選択を参照してください。
表 4-4 に、[Available Instances] ダイアログボックスのフィールドの説明を示します。
表 4-4 [Available Instances] のフィールド
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Search Input |
このテキスト フィールドに検索式を入力します。 このフィールドには 1 つのインスタンス名のみを入力できます。検索文字列では、大文字と小文字は区別されません。検索入力にはインスタンス名のみを入力でき、デバイス名は入力できません。 複数のインスタンスを検索するには、ワイルドカード文字 * を使用してインスタンス名を入力できます。これにより、入力したテキスト文字列に一致するインスタンスが検索されます。 |
Search |
検索文字列を入力した後、このアイコンを使用して、簡易な検索を実行します。 簡易検索の実行を参照してください。 |
Advanced Search |
高度な検索を実行するにはこのアイコンを使用します。 高度な検索の実行を参照してください。 |
All |
[Select Devices and Templates] ページで選択したすべてのデバイスが、階層形式(ツリー ビュー)で表示されます。チェックボックスをオンにしてインスタンスを選択します。 すべてのインスタンスの選択、すべてのインスタンスのクリア、リストからいくつかのインスタンスの選択を行うことができます。 |
Search Results |
簡易な検索または高度な検索の結果がすべて表示され、すべてのインスタンスの選択、すべてのインスタンスのクリア、リストからいくつかのインスタンスの選択を行うことができます。 |
Selection |
[All] タブと [Search Results] タブのいずれかまたは両方の組み合わせを通じて選択したすべてのインスタンスが一覧表示されます。このタブを使用して、すでに選択済みのインスタンスを選択解除することもできます。 複数回検索を行って、インスタンスを累積的に選択できます。 |
Refresh (ボタン) |
デバイスに再度ポーリングを行ってインスタンス情報を取得するには、[Refresh] をクリックします。 |
ステップ 18
インスタンス ツリーから必要なインスタンスを選択します。
ステップ 19
[Next] をクリックします。
[Poller Summary] ページが開き、ポーラー設定の詳細が表示されます。
ポーラー設定を変更するには、目的のダイアログボックスが表示されるまで [Back] をクリックします。
表 4-5 に、[Poller Summary] ページのフィールドの説明を示します。
表 4-5 [Poller Summary] のフィールドの説明
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Name |
ポーラー名が表示されます。 |
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Polling Interval |
ポーリングに対して選択した間隔が表示されます。 |
Instance Details |
選択したインスタンスがツリー構造で表示されます。 • [Device name]:ポーリング対象として選択したデバイス。 • [Template name]:ポーリングに適用するテンプレート。 • [Instance name]:ポーリング対象として選択したインスタンス。 |
ステップ 20
[Finish] をクリックします。
[Poll by Pattern] または [Poll All Instances] オプションを選択した場合、Cisco Prime LMS は、バックエンドでデバイスにポーリングを行ってインスタンス情報を取得します。
選択したデバイスの数、SNMP タイムアウト値、デバイスまたはネットワークの低速化などによっては、インスタンス クエリ処理に数分かかることがあります。
ポーラーの作成を確認するポップアップ メッセージが表示され、すぐにしきい値を設定できるように、[List of Thresholds] ページへのハイパーリンクが表示されます。ポーラーの詳細がデータベースに追加されます。
ステップ 21
[OK] をクリックすると [List of Pollers] ダイアログボックスが開き、ポーラーが表示されます。
ポーリングされるデータはデータベースに格納され、そのデータを使用してポーラー レポートを生成できます。
監査証跡メッセージがデータベースに記録されます。
インスタンス セレクタ
[Available Instances] ダイアログボックスを使用して、デバイス中のインスタンスを検索および選択できます。簡易な検索または 高度な検索を使用してインスタンスを検索できます。
表 4-4に、[Available Instances] ダイアログボックスのフィールドとタブの説明を示します。
簡易検索の実行
[Search Input] フィールドに検索条件を入力し、[Search] アイコンを使用してインスタンスを検索できます。検索入力にはインスタンス名のみを入力でき、デバイス名は入力できません。
簡易検索を実行するときは次の点に注意してください。
•
ワイルドカード文字 * を使用して、入力したテキスト文字列に一致する複数のインスタンスを検索できます。
•
ワイルドカード文字を使用しない場合は、完全なインスタンス名を入力してください。
高度な検索の実行
[Advanced Search] アイコンを使用して、[Define Advanced Search Rule] ポップアップ ウィンドウを開き、高度な検索を実行するためのルールを指定します。
表 4-6 に、[Define Advanced Search Rule] ウィンドウのフィールドとボタンの説明を示します。
表 4-6 [Define Advanced Search Rule] のフィールドとボタンの説明
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Variable |
ドロップダウン リストから変数を選択します。たとえば、Instance Name などです。 高度な検索の変数のリストは次のとおりです。 • Device Name • Template Name • Instance Name |
Operator |
ルールに使用する演算子。演算子のリストは次のとおりです。 • Starts with • Ends with • Equals • Contains |
Search Expression |
このテキスト フィールドに検索式を入力します。 |
Search(ボタン) |
定義したルールに基づいてインスタンスを検索するために使用します。 |
Clear(ボタン) |
[Search Expression] フィールドをクリアします。 |
Cancel(ボタン) |
高度な検索をキャンセルします。 |
新しい検索を実行する場合、新しいインスタンスを選択する前に [Clear] をクリックします。
高度な検索の使用例
次の例は、高度な検索を使用してインスタンスを検索するための手順を示します。
高度な検索を実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Available Instances] ダイアログボックスの [Advanced Search] アイコンをクリックします。
[Define Advanced Search Rule] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
検索ルールの式を作成します。次の手順を実行します。
a.
[Variable] として [Instance Name] を選択します
b.
[Operator] として [Equals] を選択します
c.
検索式として [Supervisor]
を入力します
ステップ 3
[Search] をクリックします。
指定したルールを満たすインスタンスが、[Available Instances] ダイアログボックスに表示されます。
ポーラーの編集
ポーラーを編集し、編集ウィザードを使用して、デバイス、テンプレート、インスタンス、およびポーリング頻度の選択内容を更新または変更できます。
一度に編集できるポーラーは 1 つだけです。チェックボックスを使用して複数のポーラーを選択すると、[Edit] ボタンは無効になります。[Poller Name] フィールドは編集できません。
システム ポーラーは編集できません。
ポーラーを編集するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
メニューから [Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
[Poller Name] に対して対応するチェック ボックスをオンにし、ポーラーを選択します。
ステップ 3
[Edit] をクリックします。
[Select Devices and Templates] ダイアログボックスが開き、以前の設定が表示されます。
[Select Devices and Templates] ダイアログボックスに表示されるフィールドの説明については、 ポーラーの作成を参照してください。
ポーラーを編集する際には異なるデータ ソースを選択できません。ただし、同じデータ ソースを変更することはできます。
たとえば、ポーラーを作成するときに [Device Selector] を選択した場合、デバイスを追加または削除できます。[Device Group Selector] または [Port Group Selector] から他のデータ ソースを選択できません。
ステップ 4
[Device Selector]、[Poller Details]、[Templates]、および [Poll By Preferences] ペインで必要な変更を行います。
(注) デバイス グループとポート グループでは、[Poller Preference] のタイプを、[Poll By Pattern] または [Poll By User Selection] に変更できません。
ステップ 5
ポーリングしたデータを保存しないポーラーを作成するには、[Threshold Only] をオンにします。ただし、このポーラーに対して作成されたしきい値が保存されます。
ステップ 6
[Select Devices and Templates] ダイアログボックスで [Poller Preferences] ペインを表示します。
ステップ 7
次のいずれかのポーラー設定タイプを編集または選択します。
•
[Poll all Instances]:このオプションを選択した場合は、 ステップ 15 に進みます。
•
[Poll By Pattern]:このオプションを選択した場合は、 ステップ 8 に進みます。
•
[Poll By User Selection]:このオプションを選択した場合は、 ステップ 12 に進みます。
ステップ 8
[Next] をクリックします。
[Poll By Pattern] ページが表示されます。
ステップ 9
単純なルール式または複合ルール式を編集します。ルールの作成または編集の詳細については、 ポーラーの作成を参照してください。
ステップ 10
ルールの構文が正しいかどうかをテストするには、[Check Syntax] をクリックします。
ステップ 11
ルールをテストします。次の手順を実行します。
a.
[Test] をクリックします。
[Device Selection] ウィンドウが開き、[Select Data Source and Templates] ページで選択したデバイスが表示されます。
b.
テストするデバイスを選択します。
c.
[OK] をクリックします。
インスタンス クエリ プロセスは、ルールに一致するすべてのインスタンスを取得し、要約情報をユーザに対して表示します。
d.
ステップ 15 に進みます。
ステップ 12
[Next] をクリックします。
新しいデバイスまたはテンプレートが追加された場合、LMS はデバイスにポーリングを行ってインスタンス情報を取得します。この様子は、経過表示バーに示されます。
[Available Instances] ダイアログボックスが表示され、以前選択したインスタンスがツリー形式で表示されます。
デバイスまたはテンプレートに変更がない場合、以前選択したインスタンスのみが [Available Instances] ダイアログボックスにツリー形式で表示されます。
現在の選択にインスタンスを追加するには、次の手順を実行します。
a.
[Available Instances] ダイアログボックスで [Refresh] をクリックします。
[Select Instances] ページがリロードされ、使用可能なすべてのインスタンスがツリー形式で表示されます。選択内容は更新後も維持されます。
b.
必要なインスタンスを選択します。
[Available Instances] ダイアログボックスに表示されるフィールドの詳細については、 ポーラーの作成を参照してください。
ステップ 13
続行するには、次のいずれかの手順を実行します。
•
[Available Instances] ダイアログボックスで [Finish] をクリックし、ポーラー情報の編集を完了します。
または
•
ステップ 14 に進み続行します。
ステップ 14
[Next] をクリックします。
[Poller Summary] ページが開き、ポーラー設定の要約が表示されます。
ポーラー設定を変更するには、目的のダイアログボックスが表示されるまで [Back] をクリックします。[Poller Summary] ページに表示されるフィールドの説明については、 ポーラーの作成を参照してください。
ステップ 15
[Finish] をクリックします。
ポーラーの詳細がデータベース中で更新されます。
ポーラーが正常に更新されたことを確認するポップアップ メッセージが表示されます。[List of Pollers] ダイアログボックスが開き、ポーラーが表示されます。
ポーリングされたデータはデータベースに格納され、そのデータを使用してレポートを生成できます。監査証跡メッセージがログに記録されます。
ポーラーの削除
[List of Pollers] ダイアログボックスの [Delete] ボタンを使用して 1 つ以上のポーラーを削除できます。データベースから削除したポーラーは元に戻すことができないため、ポーラーを削除する前に、削除の確認を求められます。ポーラーを削除すると、ポーラー データも削除されます。
システム ポーラーは編集できません。
ポーラーを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
メニューから [Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
適切なチェックボックスをオンにすることでポーラーを選択します。
各チェックボックスをオンにすることで、複数のポーラーを選択できます。
ステップ 3
[Delete] をクリックします。
削除の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4
[OK] をクリックしてポーラーを削除します。
または
[Cancel] をクリックして操作をキャンセルします。
[OK] をクリックした場合、ポーラーが正常に削除されたことを示すメッセージが表示されます。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ポーラーを削除すると、次のデータも削除されます。
a.
テンプレートに関連付けられているポーラー マッピング情報。
b.
ポーラーに関連付けられているしきい値設定情報。
ポーラーの非アクティブ化
ポーラーでデバイスの MIB 変数をポーリングしない場合、[List of Pollers] ダイアログボックスの [De-activate] ボタンを使用して非アクティブ化できます。複数のポーラーを選択し、同時に非アクティブ化できます。
ポーラーを非アクティブ化するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
メニューから [Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
チェックボックスをオンにすることで、非アクティブ化するポーラーを選択します。
ステップ 3
[De-activate] をクリックします。
非アクティブ化の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4
[OK] をクリックしてポーラーを非アクティブ化します。
または
[Cancel] をクリックして操作をキャンセルします。
[OK] をクリックした場合、ポーラーが非アクティブ状態に変更されることを示すメッセージが表示されます。
[List of Pollers] ダイアログボックスが開き、ポーラーのステータスが [Inactive]
と表示されます。ポーラーを非アクティブ化すると、デバイスの数をポーリングするためのライセンス カウントが減らされません。
ポーラーのアクティブ化
非アクティブなポーラーでデバイスの MIB 変数のポーリングを開始する場合、[List of Pollers] ダイアログボックスの [Activate] ボタンを使用してアクティブ化できます。複数のポーラーを選択し、まとめてアクティブ化できます。
ポーラーをアクティブ化するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
適切なチェックボックスをオンにすることで、アクティブ化するポーラーを選択します。
ステップ 3
[Activate] をクリックします。
アクティブ化の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4
[OK] をクリックしてポーラーをアクティブ化します。
または
[Cancel] をクリックして操作をキャンセルします。
[OK] をクリックした場合、ポーラーがアクティブ状態に変更されることを示すメッセージが表示されます。[List of Pollers] ダイアログボックスが開き、ポーラーのステータスが [Active]
と表示されます。ポーラーをアクティブ化すると、ポーリング間隔で指定した次のサイクル時刻にポーリングが開始されます。
障害の表示
ポーリング中に発生した障害を表形式で表示できます。MIB 変数のポーリングは、さまざまな理由で失敗する可能性があります。これらを次に示します。
•
到達不能なデバイス
•
正しくないクレデンシャル
•
MIB 変数が見つからない
•
SNMP タイムアウト
LMS は、最近の 24 時間の障害のみをデータベースに記録します。
特定のポーラーの障害を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
そのポーラーの障害を表示するには、[Status] 列のリンクをクリックします。
ステータス列のリンクは、障害が記録されている場合のみ使用できます。最近の 24 時間の障害のみが記録され、例に示すようにポーラー ステータスが更新され、リンクとして表示されます。
例:
Active with Errors (82).
ここで、82 は最近の 24 時間に発生したポーリング エラーの数です。
表 4-7 に、[Failure View] ページのフィールドの説明を示します。
表 4-7 [Failure View] のフィールドの説明
|
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MIB Variable |
MIB 変数が表示されます。たとえば、ifInErrors などです |
Instance |
MIB 変数のインスタンスが表示されます。たとえば、VLAN-1 などです |
Failure Status |
• [Transient]:デバイスが停止しているか、SNMP クレデンシャルが正しくありません。この場合、ポーラーは、3 回のポーリング サイクルの後でのみデバイスをポーリングします • [Permanent]:ポーリング対象の MIB 変数またはステータスは使用できません。この場合、ポーラーは、6 回のポーリング サイクルの後でのみ MIB 変数またはインスタンスをポーリングします |
Failure Count |
記録されている障害の数。 |
Last Failed Reason |
最後の障害の理由。たとえば、Request Timed-Out などです。デバイスが停止している可能性があります。 |
Last Failed |
前回のエラー時刻。たとえば、Mon, Apr 21 2008, 17:30:15 などです |
「実行されなかったサイクル」のクリア
[List of Pollers] ダイアログボックスの [Clear Missed Cycles] ボタンをクリックすることで、ポーラーに対してデータベース中に記録されている、すべてのポーリング間隔の「実行されなかったサイクル」をクリアできます。
特定のポーラーの「実行されなかったサイクル」をクリアするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
最近の 24 時間に「実行されなかったサイクル」が記録されているポーラーを選択します。
ステップ 3
[Clear Missed Cycles] をクリックします。
[Clear Missed Cycles] 操作の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4
[OK] をクリックして、ポーラーについて記録された「実行されなかったサイクル」をクリアします。
または
[Cancel] をクリックして操作をキャンセルします。
[OK] をクリックすると、ポーラーの「実行されなかったサイクル」が正常にクリアされたことを示すメッセージが表示されます。
ステップ 5
[OK] をクリックします。
[List of Pollers] ダイアログボックスが開き、ポーラーのステータスが、「実行されなかったサイクル」の記録のない状態で表示されます。
障害のクリア
[List of Pollers] ダイアログボックスの [Clear Failures] ボタンをクリックすることで、ポーラーについてデータベース中に記録されている、すべての障害をクリアできます。
特定のポーラーの障害をクリアするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
最近の 24 時間に障害が記録されているポーラーを選択します。
ステップ 3
[Clear Failures] をクリックします。
障害クリア操作の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4
[OK] をクリックして、ポーラーについて記録された障害をクリアします。
または
[Cancel] をクリックして操作をキャンセルします。
[OK] をクリックすると、ポーラーの失敗が正常にクリアされたことを示すメッセージが表示されます。
ステップ 5
[OK] をクリックします。
[List of Pollers] ダイアログボックスが開き、ポーラーのステータスが、記録された障害なしで表示されます。
ポーラー設定の詳細の表示
各デバイスをポーリングするために選択されたテンプレート名とインスタンスが表示された、ポーラーの設定の詳細を、表形式で表示できます。
ポーラー設定を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
ポーラー名のリンクをクリックします。
[Poller View] ページが開き、ポーラー設定の詳細が表示されます。
表 4-8 に、[Poller View] ページのフィールドの説明を示します。
表 4-8 [Poller View] のフィールドの説明
|
|
Template Name |
ポーラーに関連付けられたテンプレート。 |
Instances |
デバイス中の MIB 変数のインスタンスが表示されます。 |
ポーラー リストのフィルタリング
この項では、フィルタリング オプションを使用し、特定の条件に基づいてポーラー情報を表示する方法について説明します。
ポーラーをフィルタリングするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Pollers] を選択します。
[List of Pollers] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
ドロップダウン リストから、フィルタリングの条件を選択します。
ステップ 3
フィルタリングするデータを入力します。
ステップ 4
[Show] をクリックします。
[List of Pollers] ダイアログ ボックスが開き、フィルタリング条件に基づいてポーラー情報が表示されます。
表 4-9 にフィルタリングの条件を示します。
表 4-9 [Poller Filter] のフィールドの説明
|
|
Poller Name |
[Poller Name] を選択しデータを入力します。次の入力を行い、いずれかの方法を使用してフィルタリングできます。 • 完全なポーラー名 • ポーラー名の連続する任意の 3 文字 • ポーラー名の任意のワイルドカード文字(*a、a*、*a* など) |
Interval |
[Interval] を選択し、ドロップダウン リストから期間を選択します。 |
Status |
[Status] を選択し、ドロップダウン リストからステータスを選択します。 例:アクティブまたは非アクティブ。 |
インスタンスの選択
LMS は、デバイスとインターフェイスのステータスをチェックし、ステータスをメモリとデータベースに保存するための内部処理を実行します。このチェックは N 時間ごとに実行されます。 N は、プロパティ ファイル中のプロパティ値 Interval Time を編集することで設定できます。 N の値は整数であることが必要です。プロパティ ファイルは次の場所にあります。
•
Solaris または Soft Appliance の場合:
NMSROOT/MDC/tomcat/webapps/upm/WEB-INF/classes/com/cisco/nm/upm/properties/common/UPM .properties
•
Windows の場合:
NMSROOT ¥MDC¥tomcat¥webapps¥upm¥WEB-INF¥classes¥com¥cisco¥nm¥upm¥properties¥common¥UPM.properties
ここで、 $NMSROOT は Cisco Prime LMS のデフォルトのインストール ディレクトリです。
ポーリング サイクルごとに、メモリに保持されているデバイスのステータスまたはインターフェイス ステータスがチェックされます。表 4-10 に、ポーリング サイクル中のデバイスとインターフェイス関連のテンプレートに対するポーラーの動作を示します。
表 4-10 ポーリング サイクル中のポーラーの動作
|
|
|
デバイス |
Up |
すべてのテンプレートがポーリングされます。 |
Down |
デバイスとインターフェイスのアベイラビリティ テンプレートのみがポーリングされます。 |
インターフェイス |
Up |
すべてのインターフェイス関連のテンプレートがポーリングされます。 |
Down |
インターフェイス アベイラビリティ テンプレートのみがポーリングされます。 |
プロセスのアイドル時間中に新しいポーラーが作成されるか、新しいデバイスを追加することでいずれかのポーラーが編集された場合、新たに追加されたデバイスのステータスが LMS データベース メモリにないため、このチェックは実行されません。
このステータスは、このプロセスの次のサイクルまたは新たに作成または編集されたポーラーの次のポーリング サイクルから利用できます。
•
新しいポーラーが、デバイス アベイラビリティ テンプレートを使用して作成されている場合、デバイス アベイラビリティ ステータスがポーリングされます
•
新しいポーラーが、インターフェイス アベイラビリティ テンプレートを使用して作成されている場合、インターフェイス アベイラビリティ ステータスがポーリングされます。
デフォルトの動作は表 4-10 で説明してあります。これは、プロパティ ファイルの関連変数の値を設定することで変更できます。表 4-11 に、さまざまな関連変数値に対するポーラーの動作を示します。
表 4-11 関連変数の値に対するポーラーの動作
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|
|
Device Status |
Enable |
デバイスが停止している場合、デバイス アベイラビリティ テンプレートのみがポーリングされます。デバイスが動作している場合、すべてのテンプレートがポーリングされます。 |
Disable |
デバイス ステータスはポーリングされません。 |
Interface Status |
Enable |
インターフェイスがダウン状態の場合、インターフェイス アベイラビリティ テンプレートのみがポーリングされます。インターフェイスがアップ状態の場合、すべてのテンプレートがポーリングされます。 |
Disable |
インターフェイス ステータスはポーリングされません。 |
ハードウェア構成に基づく MIB オブジェクトのポーリングのサポート
LMS は、ハードウェア構成に基づく MIB オブジェクト変数のポーリングをサポートしています。ハードウェア構成固有の MIB オブジェクトのポーリングのサポートについては、表 4-11 を参照してください。
ポーリング対象のオブジェクトが推奨される制限を超えた場合、システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。
表 4-12 ハードウェア構成に基づく MIB オブジェクトのポーリングのサポート
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|
|
|
|
Solaris |
2 |
4 |
12 |
6000 |
Soft Appliance |
2 |
4 |
32 |
Windows |
2 |
4 |
12 |
Solaris |
4 |
8 |
16 |
30000 |
Soft Appliance |
4 |
8 |
32 |
Windows |
4 |
8 |
16 |
Solaris |
8 |
16 |
32 |
50000 |
Soft Appliance |
8 |
8 |
32 |
Windows |
8 |
16 |
32 |
Solaris |
16 |
16 |
32 |
100000 |
Soft Appliance |
8 |
16 |
32 |
Windows |
16 |
16 |
32 |
システムのハードウェア構成が、推奨される構成よりも小さい場合、ポーリング対象としてサポートされる MIB オブジェクトは 3000 です。
ポーリング MIB オブジェクトの制限の超過
自動モニタリング ポーラーまたはユーザ定義ポーラーが、多数のインスタンスがあるデバイスをポーリングする場合、推奨される MIB オブジェクトの制限を超える MIB 変数がポーリングされることがあります。
ポーリング対象の MIB オブジェクトの数が推奨されている MIB オブジェクトの数を超える場合、推奨される MIB 変数の数とポーリング対象の MIB 変数の数を示すメッセージが表示されます。
ポーリング対象の MIB 変数の数のリンクをクリックすることで、パフォーマンス管理対象 MIB オブジェクトの詳細がポップアップ ウィンドウに表示されます。
[Performance Managed MIB Object details] ウィンドウには次の情報が表示されます。
•
ポーラー名
•
分あたりの平均 MIB オブジェクト数
•
MIB オブジェクトの数
ポーリング対象の MIB オブジェクトの数の削減
ポーラーでデバイスの MIB 変数をポーリングしない場合、ポーラーを非アクティブ化できます。複数のポーラーを選択し、同時に非アクティブ化することもできます。
デバイスのポーリングを停止するためにポーラーを非アクティブ化するには、 ポーラーの非アクティブ化を参照してください。
テンプレートの管理
テンプレートとは、MIB 変数の論理グループであり、デバイスの使用状況やアベイラビリティ レベルに関するパフォーマンス パラメータ(たとえば、CPU、メモリ、インターフェイス)をモニタするために使用されます。
[Template Management] ページでは、ユーザ定義テンプレートの作成、ユーザ定義テンプレートの設定変更、ユーザ定義テンプレートのエクスポートとインポート、ユーザ定義テンプレートの削除などが可能です。
LMS では次のテンプレート タイプが使用されます。
•
システム定義テンプレート
•
ユーザ定義テンプレート
この項では次の内容についても説明します。
•
テンプレートの作成
•
テンプレートの編集
•
テンプレートの削除
•
テンプレートのコピー
•
テンプレートのエクスポート
•
テンプレートのインポート
•
テンプレート リストのフィルタリング
•
テンプレートの詳細の表示
システム定義テンプレート
システム定義テンプレートを使用すると、デバイスを容易にモニタできます。システム定義テンプレートでは、ネットワークに接続されているデバイスでモニタする必要がある、一般的なネットワーク パラメータのほとんどが提供されています。これらのテンプレートは削除または変更できません。デフォルトでは、システム定義テンプレートは LMS がインストールされるときにロードされます。
表 4-13 に、LMS で使用されるシステム定義テンプレートの一覧を示します。
表 4-13 LMS で使用されるシステム定義テンプレート
|
|
|
CPU Utilization |
プライマリ セット cpmCPUTotal5minRev(1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.8) フォールバック セット 1 cpmCPUTotal5min(1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.5) フォールバック セット 2 avgBusy5(1.3.6.1.4.1.9.2.1.58) フォールバック セット 3 hrProcessorLoad(1.3.6.1.2.1.25.3.3.1.2) フォールバック セット 4 cseSysCPUUtilization(1.3.6.1.4.1.9.9.305.1.1.1) フォールバック セット 5 apChassisMgrExtSubModuleCPUAverage(1.3.6.1.4.1.2467.1.34.17.1.14) |
デバイスの CPU 使用率のパーセンテージをモニタします。 プライマリ セットとフォールバック セットの MIB 変数は、デバイスのパーセンテージ CPU 使用率情報を提供します。 |
Device Availability |
プライマリ セット sysUpTime |
ネットワーク内のデバイスのアベイラビリティをモニタします。 |
Environmental Temperature |
プライマリ セット ciscoEnvMonTemperatureStatusIndex(1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.3.1.1) ciscoEnvMonTemperatureStatusDescr(1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.3.1.2) ciscoEnvMonTemperatureStatusValue(1.3.6.1.4.1.9.9.13.1.3.1.3) |
デバイスの環境温度をモニタします。 |
Interface Availability |
プライマリ セット ifOperStatus(1.3.6.1.2.1.2.2.1.8) |
デバイスのインターフェイスのアベイラビリティをモニタします。 |
Interface Errors |
プライマリ セット ifInErrors(1.3.6.1.2.1.2.2.1.14) ifOutErrors(1.3.6.1.2.1.2.2.1.20) ifInDiscards(1.3.6.1.2.1.2.2.1.13) ifOutDiscards(1.3.6.1.2.1.2.2.1.19) |
デバイスのインターフェイス エラーをモニタします。 |
Interface Utilization |
プライマリ セット ifInOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.10) ifOutOctets(1.3.6.1.2.1.2.2.1.16) ifSpeed(1.3.6.1.2.1.2.2.1.5) インターフェイスの受信使用率で使用される計算式
インターフェイスの送信使用率のフォールバック セットで使用される計算式
フォールバック セット ifHCInOctects(1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.6) ifHCOutOctects(1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.10) ifHighSpeed(1.3.6.1.2.1.31.1.1.1.15) インターフェイスの 64 ビット受信使用率のフォールバック セットで使用される計算式 インターフェイスの 64 ビット送信使用率で使用される計算式 |
デバイスのインターフェイス使用率をモニタします。 64 ビット カウンタは高速インターフェイス(20 Mbps 超)についてポーリングされ、32 ビットカウンタは低速インターフェイス(20 Mbps 未満)についてポーリングされます。 デバイスで SNMPv1 イメージが動作している場合、デバイスに関連付けられているすべてのインターフェイスが 32 ビットインターフェイス使用率カウンタをポーリングし、ifspeed の値は考慮されません。 デバイスで SNMPv2 または SNMPv3 のイメージが動作している場合、インターフェイスの ifspeed の値がチェックされます。ifspeed の値は、32 ビットおよび 64 ビット カウンタをポーリングする前にチェックされます。 |
Memory Utilization |
プライマリ セット CiscoMemoryPoolUsed ciscoMemoryPoolFree プライマリ セットで使用される計算式
フォールバック セット 1 cseSysMemoryUtilization(1.3.6.1.4.1.9.9.305.1.1.2) フォールバック セット 2 hrStorageSize(1.3.6.1.2.1.25.2.3.1.5) hrStorageUsed(1.3.6.1.2.1.25.2.3.1.6) フォールバック セット 2 で使用される計算式
|
デバイスのメモリ使用率のパーセンテージをモニタします。 フォールバック セット 1 の cseSysMemoryUtilization 内の MIB 変数は、デバイスのパーセンテージ メモリ使用率データを提供します。 |
PoE Port Utilization |
プライマリ セット cpeExtPsePortPwrAllocated(1.3.6.1.4.1.9.9.402.1.2.1.7) cpeExtPsePortPwrAvailable(1.3.6.1.4.1.9.9.402.1.2.1.8) cpeExtPsePortPwrConsumption(1.3.6.1.4.1.9.9.402.1.2.1.9) |
デバイスの電力使用状況のパーセンテージと電力損失をモニタします。 |
PoE PSE Consumption |
pethMainPseConsumptionPower(1.3.6.1.2.1.105.1.3.1.1.4) pethMainPsePower(1.3.6.1.2.1.105.1.3.1.1.2) プライマリ セットで使用される計算式 |
デバイスの電力使用状況のパーセンテージと電力損失をモニタします。 |
EnergyWise Port Power Usage |
プライマリ セット cewEntEnergyUsage(1.3.6.1.4.1.9.9.683.1.6.1.8) cewEntEnergyUnits(1.3.6.1.4.1.9.9.683.1.6.1.7) プライマリ セットで使用される計算式 |
デバイス中のポートの電力使用状況をモニタします。 |
EnergyWise Device Power Usage |
プライマリ セット cewEntEnergyUsage(1.3.6.1.4.1.9.9.683.1.6.1.8) cewEntEnergyUnits(1.3.6.1.4.1.9.9.683.1.6.1.7) プライマリ セットで使用される計算式 |
デバイス中のすべてのポートの電力使用状況をモニタします。 |
システム定義テンプレートで、プライマリ セット中の MIB 変数が使用できない場合、デバイスに格納されているフォールバック セット中の代替 MIB 変数が選択されます。このフォールバック メカニズムは、Interface Utilization テンプレート以外のすべてのシステム定義テンプレートに適用されます。
このフォールバック ロジックは、ポーラーの作成時と、該当する MIB 変数がポーリング対象として選択されたときに適用されます。システム定義テンプレートは、次の MIB ファイルをサポートしているすべてのシスコ デバイスをサポートしています。
•
CISCO-ENHANCED-MEMPOOL-MIB
•
CISCO-ENVMON-MIB
•
CISCO-MEMORY-POOL-MIB
•
CISCO-PROCESS-MIB
•
ENTITY-MIB
•
OLD-CISCO-CHASSIS-MIB
•
RFC1213-MIB
•
IF-MIB
•
CISCO-POWER-ETHERNET-EXT-MIB
•
POWER-ETHERNET-MIB
•
CISCO-RTTMON-MIB
•
ROOT-OID-MIB
•
CISCO-ENERGYWISE-MIB
ユーザ定義テンプレート
Cisco Prime LMS では、新しい MIB 変数をグループ化するか、システム定義テンプレートの MIB 変数を利用して要件に適合させることで、ユーザ独自のテンプレートを作成できます。これらのテンプレートはユーザ定義テンプレートと呼ばれます。
LMS 内の事前ロード済みの MIB ファイルか、ユーザ定義テンプレート内の新たにロードした MIB ファイルに、MIB 変数を追加または削除できます。ユーザ定義テンプレートが作成された後、テンプレートは [List of Templates] ページに表示されます。
この項では次の内容について説明します。
•
LMS 内のロード済み MIB ファイル
•
LMS 内の他のファイルが依存する MIB ファイル
•
LMS のテンプレート管理
LMS 内のロード済み MIB ファイル
次の MIB ファイルが LMS にあらかじめロードされ利用できます。
•
CISCO-CLASS-BASED-QOS-MIB
•
CISCO-DIAL-CONTROL-MIB
•
CISCO-ENERGYWISE-MIB
•
CISCO-ENHANCED-MEMPOOL-MIB
•
CISCO-ENVMON-MIB
•
CISCO-IPSEC-MIB
•
CISCO-MEMORY-POOL-MIB
•
CISCO-POP-MGMT-MIB
•
CISCO-PORT-QOS-MIB
•
CISCO-POWER-ETHERNET-EXT-MIB
•
CISCO-PROCESS-MIB
•
CISCO-RTTMON-MIB
•
CISCO-VOICE-DIAL-CONTROL-MIB
•
DIAL-CONTROL-MIB
•
ENTITY-MIB
•
EXPRESSION-MIB
•
HOST-RESOURCES-MIB
•
IF-MIB
•
OLD-CISCO-CHASSIS-MIB
•
POWER-ETHERNET-MIB
•
RFC1213-MIB
•
RMON-MIB
LMS 内の他のファイルが依存する MIB ファイル
次に、他の MIB ファイルをロードするために必要な MIB ファイルの一覧を示します。
•
CISCO-VOICE-COMMON-DIAL-CONTROL-MIB
•
CISCO-VOICE-DNIS-MIB
•
PerfHist-TC-MIB
•
CISCO-QOS-PIB-MIB
•
INT-SERV-MIB
•
CISCO-FRAME-RELAY-MIB
•
CISCO-TC
•
CISCO-VTP-MIB
•
DS1-MIB
•
RFC1271-MIB
LMS のテンプレート管理
[Template Management] ページにアクセスするには、[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ページが開き、設定されているテンプレートが表形式で表示されます。
表 4-14 に、[List of Templates] ページのフィールドとボタンの説明を示します。
[List of Templates] ページから次のタスクを実行できます。
表 4-14 [List of Templates] のフィールドの説明
|
|
Template Name |
テンプレートの名前。 |
No.of MIB Variables |
テンプレートに関連付けられている MIB 変数の数。 |
No.of Pollers Associated |
テンプレートに関連付けられているポーラーの数。 |
Created By |
テンプレートを作成したユーザ。 例:System または Admin。 |
Filter (ボタン) |
フィルタリング条件を選択しデータを入力します。 次のいずれかのフィルタリング条件を使用し、[Show] をクリックします。 • Template Name • Created By テンプレート リストのフィルタリングを参照してください。 |
Create (ボタン) |
テンプレートを作成します。 テンプレートの作成を参照してください。 |
Edit (ボタン) |
テンプレートを変更します。 テンプレートの編集を参照してください。 |
Delete (ボタン) |
テンプレートを削除します。 テンプレートの削除を参照してください。 |
Copy (ボタン) |
既存のシステム定義テンプレートまたはユーザ定義テンプレートからテンプレートを作成します。 テンプレートのコピーを参照してください。 |
Export (ボタン) |
テンプレートをディレクトリにエクスポートします。 テンプレートのエクスポートを参照してください。 |
インポート (ボタン) |
テンプレートをディレクトリからインポートします。 テンプレートのインポートを参照してください。 |
•
テンプレートの作成
•
テンプレートの編集
•
テンプレートの削除
•
テンプレートのコピー
•
テンプレートのエクスポート
•
テンプレートのインポート
•
テンプレート リストのフィルタリング
•
テンプレートの詳細の表示
テンプレートの作成
この項では、ユーザ定義テンプレートを作成する方法について説明します。ユーザ定義のテンプレートは、新しい MIB 変数をグループ化して作成します。ポーラーの作成時に、[Add User Defined Template] オプションを使用してユーザ定義テンプレートを作成することもできます。
テンプレートを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
[Create] をクリックします。
[Select MIB Variables] ページが開き、[MIB Variables] ダイアログボックスが表示されます。[MIB Variables] ダイアログボックスから MIB 変数を検索して選択できます。詳細については、 MIB 変数セレクタを参照してください。
表 4-15に、[MIB Variables] ダイアログボックスのフィールドとタブの説明を示します。
表 4-15 [Select MIB Variables] のフィールド
|
|
Template Name |
テンプレート名を入力します。 名前には、アルファベット、数字、一部の特殊文字(- _ . # @ $ &)を使用できます。 |
Show MIB |
MIB ファイルをドロップダウン リストとして表示します。 ロード済みの MIB ファイルの一覧については、 LMS 内のロード済み MIB ファイルを参照してください。 新しい MIB ファイルをドロップダウン リストに追加するには、『 Administration of Cisco Prime LAN Management Solution 4.2 』の「 Load MIB Files 」の項を参照してください。 |
Search Input |
このテキスト フィールドに検索式を入力します。 このフィールドには 1 つの MIB 変数名のみを入力できます。 複数の MIB 変数を検索するには、ワイルドカード文字 * を使用して MIB 変数名を入力します。これにより、入力したテキスト文字列に一致する MIB 変数が検索されます。 |
Search |
検索文字列を入力した後、このアイコンを使用して、簡易な検索を実行します。詳細については、 簡易検索の実行を参照してください。 |
All |
[Show MIB] ドロップダウン リストから選択した MIB ファイルに関連付けられているすべての MIB 変数の一覧を、階層形式(ツリー ビュー)で表示します。チェックボックスをオンにして、MIB 変数を選択します。 すべての MIB 変数の選択、すべての MIB 変数のクリア、リストからいくつかの MIB 変数の選択を行うことができます。 |
Search Results |
すべての検索結果を表示します。 すべての MIB 変数の選択、すべての MIB 変数のクリア、リストからいくつかの MIB 変数の選択を行うことができます。 |
Selection |
[All] タブと [Search Results] タブのいずれかまたは両方の組み合わせを通じて選択したすべての MIB 変数が一覧表示されます。このタブを使用して、すでに選択済みの MIB 変数を選択解除することもできます。 |
ステップ 3
わかりやすいテンプレート名を [Template Name] フィールドに入力します。
ステップ 4
[Show MIB] ドロップダウン リストから MIB ファイルを選択します。
選択した MIB ファイルの MIB ツリーが [All] タブに表示されます。
ステップ 5
MIB ツリーから必要な MIB 変数を選択することで、MIB 変数を追加します。
また、[Search] オプションを使用して MIB 変数を選択することもできます。
MIB ツリーには整数の MIB 変数のみが表示され、文字列の MIB 変数は表示されません。たとえば、 ifDescription は文字列の MIB 変数であり、MIB ツリーに表示されません。
MIB ツリーの異なる 2 つのテーブルからは MIB 変数を追加できません。
たとえば、RFC1213-MIB を選択した場合
ステップ 6
[Next] をクリックします。
[MIB Alias Name] ダイアログボックスが表示されます。
表 4-16 に、[MIB Alias Name] ダイアログボックスのフィールドの説明を示します。
ステップ 7
[Finish] をクリックします。
テンプレートが正常に作成されたことを確認するメッセージが表示されます。
[List of Templates] ダイアログボックスが開き、テンプレートが表示されます。
表 4-16 [MIB Alias Name] のフィールドの説明
|
|
MIB Variable |
ステップ 5 で選択した MIB 変数が表示されます。 |
Alias Name |
MIB 変数のデフォルトのエイリアス名が表示されます。 MIB 変数のエイリアス名としてわかりやすい名前を割り当てることができます。MIB 変数にエイリアス名を付けると、変数はアプリケーション全体でこのエイリアス名で表示されます。 |
MIB 変数セレクタ
[MIB Variables] ダイアログボックスを使用して、MIB ファイルから MIB 変数を検索および選択できます。簡易検索を使用して MIB 変数を検索できます。詳細については、 簡易検索の実行を参照してください。
表 4-15に、[MIB Variable selector] ウィンドウのフィールドとタブの説明を示します。
簡易検索の実行
[Search Input] フィールドに検索式を入力し、[Search] アイコンを使用してインスタンスを検索できます。
簡易検索を実行するときは次の点に注意してください。
•
ワイルドカード文字 * を使用して、入力したテキスト文字列に一致する複数の MIB 変数を検索できます。
•
ワイルドカード文字を使用しない場合は、必ず完全な MIB 変数名を入力します。
テンプレートの編集
既存のユーザ定義テンプレートにある MIB 変数の選択を、[List of Templates] ダイアログボックスの [Edit] ボタンを使用して変更できます。
新しい変数を追加するか、既存の変数を削除することでテンプレートを変更した場合、変更内容はテンプレートに関連付けられているすべてのアクティブなポーラーに反映されます。
テンプレートを編集する前に、次の注意事項をお読みください。
•
システム定義テンプレートは編集できません。
•
一度に編集できるテンプレートは 1 つだけです。チェックボックスを使用して複数のテンプレートを選択すると、[Edit] ボタンは無効になります。
•
テンプレート名を変更したり、[Show MIB] リストから別の MIB ファイルを選択できません。
•
異なるテーブルから MIB 変数を追加できません。そうすることが必要な場合は、新しいテンプレートを作成する必要があります。
MIB 変数の選択について説明するための例
たとえば、RFC1213-MIB を選択し、複数のスカラ MIB 変数と MIB テーブルが選択可能であるとします。さらに、各 MIB テーブルには、複数のベクトル MIB 変数が格納されています。
RFC1213-MIB の MIB 変数とテーブルは、次の MIB 変数グループの下に分類されます。
–
system:このグループには 2 つのスカラ MIB 変数 SysUpTime と SysServices があります
–
interfaces:このグループには、スカラ MIB 変数 ifNumber と、いくつかのベクトル MIB 変数を含む MIB テーブル ifTable があります
–
at:このグループには、いくつかのベクトル MIB 変数を含む MIB テーブル atTable があります
–
ip:このグループには、複数のスカラ MIB 変数と、3 つの MIB テーブル ipAddrTable、ipRouteTable、ipNetToMedia があります
–
icmp:このグループには、複数のスカラ MIB 変数があります
–
tcp:このグループには、複数のスカラ MIB 変数と MIB テーブル tcpConnTable があります
–
udp:このグループには、複数のスカラ MIB 変数と MIB テーブル udpTable があります
–
egp:このグループには、複数のスカラ MIB 変数と MIB テーブル egpNeighTable があります
–
snmp:このグループには、複数のスカラ MIB 変数があります
テンプレートの作成時に、スカラ変数 SysUpTime と SysServices、ifTable MIB テーブルのベクトル変数を選択したとします。
テンプレートの編集時にさらにいくつかの MIB 変数を追加する場合、任意の MIB 変数グループのスカラ変数を追加でき、ifTable MIB テーブルのみからベクトル変数を追加できます。他のすべての MIB 変数グループのベクトル変数は選択できません。
手順
テンプレートを編集するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
対応するチェックボックスをオンにすることでテンプレートを選択します。
ステップ 3
[Edit] をクリックします。
[Select MIB Variables] ページが開き、[MIB Variables] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4
MIB ツリーから必要な MIB 変数を選択します。
他の MIB 変数をテンプレートに追加することもできます。異なるテーブルから MIB 変数を追加できません。
ステップ 5
[Next] をクリックします。
[MIB Alias Name] ダイアログボックスが表示されます。
MIB 変数を容易に識別できるように、エイリアス名を使用します。
[MIB Alias Name] ダイアログボックスに表示されるフィールドの説明については、 テンプレートの作成を参照してください。
ステップ 6
[Finish] をクリックします。
テンプレートが正常に更新されたことを確認するメッセージが表示されます。
[List of Templates] ダイアログボックスが開き、テンプレートが表示されます。
テンプレートの削除
[List of Templates] ダイアログボックスの [Delete] ボタンを使用して、既存のユーザ定義テンプレートを削除できます。チェックボックスの選択を使用し、複数のユーザ定義テンプレートを選択して削除できます。システム定義テンプレートは削除できません。
[Delete] ボタンは、テンプレートを選択した後でしか有効になりません。
•
データベースから削除したテンプレートは元に戻すことができないため、テンプレートを削除する前に、操作の確認を求められます。
•
ポーラーに属しているテンプレートは削除できません。削除しようとすると、該当するエラー メッセージが表示されます。
•
システム定義テンプレートとユーザ定義テンプレートの両方を削除対象として選択した場合、ユーザ定義テンプレートのみを削除するかどうか確認するための該当するメッセージが表示されます。
テンプレートを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
チェックボックスをオンにすることでテンプレートを選択します。
該当するチェックボックスをオンにすることで、複数のユーザ定義テンプレートを選択できます。
システム定義テンプレートとユーザ定義テンプレートの両方を削除対象として選択した場合、ユーザ定義テンプレートのみを削除するかどうかの確認を求められます。
ステップ 3
[Delete] をクリックします。
削除の確認を求めるメッセージが表示されます。
ステップ 4
[OK] をクリックしてユーザ定義テンプレートを削除します。
または
[Cancel] をクリックして操作をキャンセルします。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
テンプレートのコピー
[List of Templates] ダイアログボックスの [Copy] ボタンを使用することで、既存のシステム定義テンプレートまたはユーザ定義テンプレートからコピーして新しいテンプレートを作成できます。
既存のテンプレートからコピーするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
適切なチェックボックスをオンにすることでテンプレートを選択します。
ステップ 3
[Copy] をクリックします。
[Select MIB Variables] ページが開き、[MIB Variables] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4
[Template Name] フィールドに名前を入力します。
ステップ 5
MIB ツリーから必要な MIB 変数を選択します。
ステップ 6
[Next] をクリックします。
[MIB Alias Name] ダイアログボックスが表示されます。MIB 変数を容易に識別できるように、エイリアス名を使用します。
[MIB Alias Name] ダイアログボックスに表示されるフィールドの説明については、 テンプレートの作成を参照してください。
ステップ 7
[Finish] をクリックします。
テンプレートが正常に作成されたことを確認するメッセージが表示されます。
[List of Templates] ダイアログボックスが開き、テンプレートが表示されます。
テンプレートのエクスポート
テンプレートをディレクトリ パスにエクスポートできます。エクスポートされるファイルは、XML 形式です。システム定義テンプレートとユーザ定義テンプレートの両方をエクスポートできます。
テンプレートをエクスポートするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
対応するチェックボックスをオンにすることで、エクスポートするテンプレートを選択します。
ステップ 3
[Export] をクリックします。
[Export Template] ダイアログボックスが表示されます。
次のいずれかの操作を実行できます。
a.
テンプレートのエクスポート先の [File Name] フィールドに、わかりやすい名前を入力します。
b.
[OK] をクリックしてエクスポートし、[Export Template] ダイアログボックスを閉じます。
または
a.
[Browse] をクリックして、テンプレートのエクスポート先の既存のファイル名を選択します。
[Server Side File Browser] ダイアログボックスが表示されます。
b.
ディレクトリの内容が表示された領域から既存のファイル名を選択します。
c.
[OK] をクリックして [Server Side File Browser] ダイアログ ボックスを閉じます。
d.
[OK] をクリックしてエクスポートし、[Export Template] ダイアログボックスを閉じます。
ポップアップ メッセージが開き、次のメッセージが表示されます。「 File name already exists.Are you sure you want to overwrite it?
」
[OK] をクリックして、既存のファイルを新しいテンプレートの内容で上書きするか、[Cancel] をクリックし、[Browse] をクリックして別のファイル名を選択します。
[OK] をクリックした場合、テンプレートは指定したディレクトリにエクスポートされます。
テンプレートが正常にエクスポートされたことを確認するメッセージが表示されます。
表 4-17 に、[Server Side File Browser] のフィールドの説明を示します。
表 4-17 [Server Side File Browser] のフィールドの説明
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File |
テンプレート ファイルをエクスポートするディレクトリ パス。 テンプレートは次のディレクトリ パスにのみエクスポートできます。 • Windows の場合、 $NMSROOT ¥hum¥templateEx • Solaris または Soft Appliance の場合、 $NMSROOT /hum/templateEx $NMSROOT は、Cisco Prime LMS のデフォルトのインストール ディレクトリです。 |
Directory Content |
ディレクトリ パス内のファイルとフォルダが表示されます。 ディレクトリ パス内のファイルまたはフォルダを選択できます。 |
テンプレートのインポート
LMS アプリケーションがインストールされている場所からテンプレートをインポートできます。インポートされるデータは XML 形式であることが必要です。
テンプレートをインポートするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
[Import] をクリックします。
[Import Template] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3
[Browse] をクリックし、テンプレート ファイルがあるディレクトリ パスを参照します。
[Server Side File Browser] ダイアログボックスが表示されます。
[Server Side File Browser] ダイアログボックスに表示されるフィールドの説明については、 テンプレートのエクスポートを参照してください。
ステップ 4
ディレクトリからテンプレート ファイルを探して選択します。
ステップ 5
[OK] をクリックして [Server Side File Browser] ダイアログ ボックスを閉じます。
ステップ 6
[OK] をクリックしてインポートし、[Import Template] ダイアログボックスを閉じます。
テンプレートが正常にインポートされたことを確認するメッセージが表示されます。
[List of Templates] ダイアログボックスが開き、テンプレートが表示されます。
テンプレート リストのフィルタリング
この項では、表示オプションを使用して、特定の条件に基づいてテンプレート情報をフィルタリングする方法について説明します。
テンプレートをフィルタリングするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
ドロップダウン リストから条件を選択します。
ステップ 3
フィルタリングするデータを入力します。
ステップ 4
[Show] をクリックします。
[List of Templates] ダイアログ ボックスが開き、フィルタリング条件に基づいてテンプレート情報が表示されます。
表 4-18 に、フィルタリングで使用できる条件の説明を示します。
表 4-18 テンプレート フィルタのフィールドの説明
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Template Name |
[Template Name] を選択しデータを入力します。次の入力を行い、いずれかの方法を使用してフィルタリングできます。 • 完全なテンプレート名 • テンプレート名の連続する任意の 3 文字 • テンプレート名の任意のワイルドカード文字(*a、a*、*a* など) |
Created By |
[Created By] を選択し、テンプレートを作成したユーザの名前を入力します。 例:System または Admin 次の入力を行い、いずれかの方法を使用してフィルタリングできます。 • 完全なユーザ名 • ユーザ名の連続する任意の 3 文字 |
テンプレートの詳細の表示
この項では、テンプレート名、テンプレートで使用されている MIB 変数、テンプレートに関連付けられているポーラーの数など、テンプレートの詳細について説明します。
テンプレートの詳細は、[List of Templates] ダイアログボックスから表示できます。
テンプレートの詳細を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[Monitor] > [Performance Settings] > [Setup] > [Templates] を選択します。
[List of Templates] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2
テンプレート名のリンクをクリックします。
ポップアップが開き、テンプレートの詳細が表示されます。
表 4-19 に、[Template Details] ページのフィールドの説明を示します。
表 4-19 [Template Details] のフィールドの説明
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Template Name |
テンプレート名が表示されます。 |
MIB Variables |
テンプレートに関連付けられている MIB 変数。たとえば、cpmCPUTotal5minRev などです。 |
Pollers Configured |
ポーラー名が表示されます。 |
Created By |
テンプレートを作成したユーザの名前。例:System または Admin。 |