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Cisco Prime Network Analysis Module 5.1 には 2 種類のダッシュボードがあります。1 つめの種類は、[Monitor] メニューにある「概要」ビュー、もう 2 つめの種類は、[Analyze] メニューにある「時間の経過に伴う」ビューです。[Monitor] ダッシュボードを使用すると、ネットワーク トラフィック、アプリケーション パフォーマンス、サイト パフォーマンス、およびアラームを、ひと目でわかるように表示できます。そこから、応答時間に問題のあるアプリケーションなど、1 つのエリアを特定して [Analyze] ダッシュボードにドリルダウンし、さらに調査を行うことができます。
この章では、ネットワーク トラフィックのモニタリングと表示された情報の分析について説明します。
• 「Media」
ほとんどのダッシュボードでは、データの色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示できます。そのメニューからは、特定のアプリケーションに関する詳細な情報を得ることができます。
メニューの [Selected Application] の右側にある説明は、どの項目がクリックされたかを表します(上記の例では、[ftp])。
区切り線の上にあるメニュー項目は、Top N チャートの選択された要素に特有のものです。区切り線の下にある項目は、選択された要素に特有のものではありませんが、Top N チャートに適用されます。
モニタと分析のほとんどのダッシュボードでは、左側にある [Interactive Report] を使用してダッシュボードに表示される情報のパラメータを定義し直すことができます。[Filter] ボタンをクリックして、チャートに表示される情報のパラメータを変更します。
表示されるデータの時間間隔など、さまざまなパラメータを選択できます。アスタリスクは必須フィールドを表します。
報告時間間隔の選択項目は、表示しているダッシュボードおよび使用している NAM プラットフォームに応じて、次のように変化します。
• NAM アプライアンスでは、直前の 5 分、直前の 15 分、直前の 1 時間、直前の 4 時間、および直前の 8 時間という短い間隔がサポートされます。
• ブランチ ルータ(NME-NAM)では、直前の 5 分、直前の 15 分、および直前の 1 時間という短い間隔がサポートされます。
• その他のプラットフォームでは、最後の 5 分、最後の 15 分、直前の 1 時間、および直前の 4 時間という短い間隔がサポートされます。
• 長い間隔の選択項目(直前の 1 日、1 週間、および 1 ヵ月)は、[RTP Streams]、[Voice Call Statistics]、[Calls Tables]、[RTP Conversations]、[Host Conversations]、[Conversations]、および [Response Time Details Views] のダッシュボードでは無効になります。
• 最大 1 時間の最大間隔がサポートされているダッシュボードは、[RTP Streams]、[Voice Call Statistics]、[Calls Tables]、[RTP Conversations]、[Host Conversations]、[Conversations]、[Response Time Details Views] です。
[From] および [To] フィールドは、[Time Range] が [Custom] に設定されている場合のみ有効です。
[Interactive Report] で [Filter] ボタンをクリックし、ご希望のパラメータを選択すると、その選択内容を保存して、後から同じデータを表示できます。図 3-1 の下部で示すように、[Filter Name] フィールドに名前を入力します。フィルタは、[Filter Name] に名前が入力された場合のみ保存されます。また、保存したフィルタのみ、複数のログイン セッションにまたがって存続します。[Submit] ボタンをクリックします。
図 3-2 に示すように、このフィルタは、[Interactive Report] で保存され表示されるようになりました。最大 5 つのフィルタを保存できます。
[Traffic Summary] ダッシュボードを使用すると、[Top N Applications]、[Top N Application Groups]、[Top N Hosts (In and Out)]、[IP Distribution by Bits (or Bytes)]、[Top N DSCP]、およびネットワーク上でモニタリングされている [Top N VLAN] を表示できます。これは、あらゆる潜在的なデータ ソース(たとえば、SPAN、NDE、および WAAS)からのトラフィックを自動的にモニタリングします。[Traffic Summary] ダッシュボードには、[Monitor] > [Overview] > [Traffic Summary] からアクセスできます。
左側にある [Interactive Report] を使用して情報をフィルタリングし、特定のサイト、データ ソース、VLAN、またはレポート作成間隔に絞り込むことができます。基準を 1 種類だけを指定して他の基準を空白にしたり、すべての基準を指定したりできます。また、[Interactive Report] からのレートまたは累積データを表示することもできます。
初めて NAM にログインした場合のデフォルト ビューは、[Traffic Summary] ダッシュボードで、一番上のデータ ソースがデフォルトで選択されます。
次に説明する各ダッシュボードでは、任意の色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示できます。そのメニューからは、その項目に関する詳細な情報を得ることができます。
[Top N Applications] チャートは、[Interactive Report] のフィルタ選択(それぞれのデータ?レートまたは累積)に応じて、トラフィック レート(1 秒あたりのビット数または 1 秒あたりのバイト数)やトラフィック量(ビットまたはバイト)を表示できます。色付きバーの上にカーソルを置くと、直前の時間間隔に収集された 1 秒あたりのバイト数または合計バイト数が表示されます。このチャートは、アプリケーション?レベル(L7 ペイロード)のビットを報告します。
色付きバーを左クリックして、コンテキストメニューから [Capture] を選択すると、このデータのキャプチャを開始できます([Capture] の詳細については、「パケット データのキャプチャとデコード」を参照)。
このチャートには、上位 N アプリケーション グループの詳しい分析と、この間隔でのトラフィック レートまたはトラフィック量が示されます。[Interactive Report] では、[ rate ] または [ cumulative ] を選択できます。レートは 1 秒あたりのビット数で累積は合計ビット数です。
このチャートは、トラフィック レート(1 秒あたりのビット数または 1 秒あたりのバイト数)やトラフィック量(バイトまたはビット)を表示します。ホスト アクティビティに関するより具体的な詳細を得るには、色付きバーを左クリックし、選択を行います。または、コンテキスト メニューから [Capture] を選択し、このデータのキャプチャを開始できます([Capture] の詳細については、「パケット データのキャプチャとデコード」を参照)。
• IP Distribution by Bits (or Bytes)
このチャートには、IP プロトコル(たとえば、IPv4 TCP)に配信されたバイトのパーセンテージが表示されます。
(注) ビットからバイトに変更するには、[Administration] > [System] > [Preferences] の順に選択し、[Data displayed in] の選択を変更します。
このチャートには、上位 DSCP 集約グループの統計が表示されます。
このチャートには、上位 N VLAN 統計が表示されます。このチャートでは、VLAN タグを持たないトラフィックを表す VLAN 0 が表示される場合があります。また、[Capture] でこの値を使用してフィルタリングを行うこともできます。
色付きバーを左クリックして、コンテキストメニューから [Capture] を選択すると、このデータのキャプチャを開始できます([Capture] の詳細については、「パケット データのキャプチャとデコード」を参照)。
チャートを表形式で表示するには、チャートの右下隅にある [View as Chart / View as Grid] 切り替えボタンを使用します。また、[View as Image] ボタンをクリックしてイメージを表示し、PNG ファイルとして保存することもできます。
データをグリッドとして表示すると、数値が [Administration] > [System] > [Preferences] で設定した内容に従って書式設定されます。そのページでは、表示する上位 N エントリの数を設定することもできます。
NAM ソフトウェアでは、応答時間の測定機能や、さまざまなユーザ エクスペリエンスに関連するメトリックが提供されます。それらは、サービスを提供するサーバに、ユーザから送られてくるモニタリングとタイムスタンプのパケットを使用して計算されます。これらのアプリケーション応答時間のメトリックは、[Response Time Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Overview] > [Response Time Summary])で表示できます。NAM4.x では、これは、インテリジェント アプリケーション パフォーマンス(IAP)分析と呼ばれていました。
NAM が開始されると、これらのメトリックに対して自動的にデータの入力が開始されます。[Response Time Summary] ダッシュボードに最初に移動すると、デフォルトで上位のデータ ソースが選択されます。このダッシュボードは、サイト、データ ソース、VLAN、または特定の期間に関するパフォーマンスの統計を表示します。
ウィンドウの左側にある [Interactive Report] ウィンドウを使用して、表示される情報のパラメータを変更します。チャートを表形式で表示するには、チャートの右下隅にある [View as Chart / View as Grid] 切り替えボタンを使用します。また、[View as Image] ボタンをクリックしてイメージを表示し、PNG ファイルとして保存することもできます。
• Top N Applications by Server Response Time
このチャートには、サイト内のアプリケーション、データ ソース、VLAN、またはサイト クライアント、あるいは、[Interactive Report] ウィンドウで選択したサーバに関するサーバの応答時間が表示されます。たとえば、[http] を選択すると、[Interactive Report] ウィンドウで選択したトラフィック カテゴリで示される http サーバの平均応答時間が表示されます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
• Top N Site-to-Site Network Time
このチャートには、選択したカテゴリに含まれるクライアント サイトとサーバ サイト間の上位のネットワーク時間が表示されます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
• Top N Servers By Server Response Time
このチャートには、応答時間が最長(上部に表示される項目)のサーバを示すことにより、サーバのパフォーマンスの善し悪しを表示できます。データは、マイクロ秒単位で表示されます。
• Top N Servers By Bits (or Bytes)
このチャートには、上位のサーバの合計ビット数またはトラフィック レートが表示されます。[Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
• Top N Clients By Transaction Time
このチャートには、クライアントごとのトランザクション時間が表示されます。応答時間が最も長いクライアントが上位に表示されます。データは、ミリ秒単位で表示されます。
[Site Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Overview] > [Site Summary] の順に選択するとアクセスできる)には、ネットワーク内のサイトに関する情報が表示されます。ウィンドウの左側にある [Interactive Report] を使用して、表示される情報を変更できます。サイトの詳細については、「サイト」を参照してください。
[Alarm Summary] ダッシュボードに表示されるチャートは次のとおりです。
このチャートには、サイト間の上位のトラフィックが表示されます。
• Top N Sites by Average Transaction Time
このチャートには、サイト別の平均トランザクション時間が表示されます。
このチャートには、トラフィック量が最も多い(最もアクティブな)サイトが表示されます。これは、特定のサイトに属するホストの送信または受信のトラフィックすべての合計です。つまり、このトラフィックにはサイト内のトラフィックも含まれます。
このチャートには、平均値が最も高い平均オピニオン評点(MOS)を持つサイトが表示されます。
MOS は、通常、1 ~ 5 の範囲であり、伝送の知覚品質を示します。ここで、1 は最低の知覚品質で、5 は最高の知覚品質の測定値を表します。MOS は期間に応じて重み付けされます。
任意のチャートを表形式で表示するには、チャートの右下隅にある [View as Chart / View as Grid] 切り替えボタンを使用します。また、[View as Image] ボタンをクリックしてイメージを表示し、PNG ファイルとして保存することもできます。数値は [Administration] > [Settings] > [Preferences] で設定した内容に従って書式設定されます。
[Alarm Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Overview] > [Alarm Summary] の順に選択するとアクセスできる)には、ネットワーク内で発生する上位のアラームが表示されます。
特定の期間のネットワーク トラフィック情報を表示するには、ウィンドウの左側にある [Interactive Report] を使用します。[Interactive Report] の [Severity Selector] では、重大度が高いアラームのみ、重大度が低いアラームのみ、または重大度が高いアラームと低いアラームの両方を表示するように選択できます(これらの設定は、[Setup] > [Alarms] > [Thresholds] から行えます)。また、[Time Range] ドロップダウン メニューから目的の時間を選択するか、時間範囲をカスタマイズできます。
[Alarm Summary] ダッシュボードの任意のチャート上で、色付きバーをクリックしてコンテキスト メニューを表示することでさらに多くの情報を入手できます。
アラームまたはしきい値を設定しない場合、[Alarm Summary] ダッシュボードにはデータが表示されません。アラームおよびしきい値を設定する方法については、「アラーム」を参照してください。
(注) 次のような場合、発生原因が同じアラームが 2 回通知される可能性があります。
- 送信元と宛先の両方が、[Top N Site - Host Pair] チャート内の同じサイトにある場合。
- 送信元と宛先の両方が、[Top N Site] チャート内の同じサイトにある場合。
- 送信元と宛先の両方が、[Top N Site - Application Pair] チャート内の同じアプリケーションを使用する同じサイトにある場合。
(注) アプリケーションを含むしきい値が設定されていない場合(例:応答時間しきい値またはアプリケーションしきい値)、[Top N Site - Application] および [Top N Application] にはデータが含まれません。
NDE インターフェイス アラームはいずれのサイトにも関係していないので、それらは、[Alarm Summary] ダッシュボード上の 4 色のサイト アラーム チャートには表示されません。その代わり、このウィンドウの下部にある [New Alarms Raised] テーブルと [Last 50 Alarms] テーブルには、発生した NDE インターフェイス アラームが含まれます。
[Alarm Summary] ダッシュボードに表示される 5 つのチャートは次のとおりです。
このチャートには、選択した時間範囲内でアラームが最もトリガされた上位の N サイト(最大 10)が一覧表示されます。しきい値が設定されていない場合、このチャートにはデータがありません。チャートの下部にある番号は、アラームの数です。
しきい値は、[Setup] > [Alarms] > [Thresholds] から設定できます。上位 N のエントリは、[Administration] > [System] > [Preferences] から設定できます。
• Top N Hosts by Site and Alarm Count
このチャートには、選択した時間範囲に含まれる、サイト:ホストのペアによって全サイトにわたるホスト向けにトリガされたアラーム メッセージの数が表示されます。
• Top N Applications by Alarm Count
このチャートには、選択した時間範囲に含まれる、すべてのサイトにわたるアプリケーション向けのアラームの数が表示されます。
• Top N Applications by Site and Alarm Count
このチャートには、選択した時間範囲に含まれる、アプリケーションとサイトのペアによるアラームの最大トリガ数が表示されます。
[New Alarms Raised] テーブルには、[Interactive Report] ウィンドウで選択した間隔の間に発生したすべてのアラームが表示されます。一部のアラームは期間外に発生した可能性がありますが、まだ発生中の可能性もあります。
[Filter] ドロップダウン メニューを使用してアラームをフィルタリングできます。
[Last 50 Alarms] テーブルには、[Interactive Report] ウィンドウで選択した間隔の間に発生したアラームが表示されます。一部のアラームは期間外に発生した可能性がありますが、まだ発生中の可能性もあります。
下部にある [All Alarms] ボタンをクリックして別のウィンドウを開くことで、50 個すべてのアラームを画面のスクロールなしで表示できます。
このウィンドウや [All Alarms] ウィンドウの両方にある [Filter] ボタンを使用して、入力した条件を満たすアラームのみを表示することもできます。
[Analyze] メニューから利用できるチャートには、時間の経過とともに発生する統計情報が表示されます。次に示すように、ズーム/パン機能を使用して、開始または終了をドラッグして時間間隔を変更できます。
ズーム/パン チャート上で時間間隔が変更されると、ウィンドウの下部のチャートに表示されているデータに影響がおよびます。ズーム/パンの時間間隔は、ドリルダウンのナビゲーションにも影響をおよぼします。ズーム/パンの時間間隔が変更されると、そのダッシュボードからのコンテキスト メニューのドリルダウンにズーム/パンの時間間隔が使用されます。
(注) ズーム/パンを使用できる棒グラフでは、各ブロックは前の間隔の間に収集されたデータを表します(各ブロックの下部に表示されるタイムスタンプは、時間範囲の終わりを表します)。そのため、ウィンドウの下部にあるチャートに入力するのに必要なデータを取得するには、ブロックを予想よりもさらに 1 つ先にズーム/パンをドラッグする必要がある可能性があります。
Cisco Prime Network Analysis Module 5.1 における [Analyze] > [Traffic] のメニュー選択は次のとおりです。
• 「Host」
• 「NDE Interface Traffic Analysis」
• 「DSCP」
[Application Analysis] ウィンドウには、選択した期間内の特定のアプリケーションのトラフィック レベルの概要が表示されます。これは、 [Analyze] > [Traffic] > [Application] のメニュー オプションから利用できます。次の内容が表示されます。
• 時間の経過に伴うアプリケーション トラフィックのグラフ。
• 選択した期間中、そのアプリケーションでトラフィックを送受信する上位のホスト
• Application Configuration:NAM がパケットをそのアプリケーションとして分類する基準を表示します。通常、この基準はアプリケーションを識別する TCP か UDP、またはその両方のリストです。一部のアプリケーションは、ヒューリスティックまたはその他の状態ベースのアルゴリズムによって識別されることに注意してください。
[Top N Hosts - Traffic In] または [Top N Hosts - Traffic Out] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[Hosts Detail] を選択することで、全ホストに関する詳細情報を含む [All Hosts] ウィンドウが表示されます。 表 3-2 では、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。
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[Host Traffic Analysis] ウィンドウには、時間の経過に伴う特定のホストの入力と出力の概要が表示されます。これは、[Analyze] > [Traffic] > [Host] のメニュー オプションから利用できます。次の内容が表示されます。
• 選択した間隔にわたるホストの上位 N のアプリケーション アクティビティ
[Top N Applications] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[Applications Detail] を選択することで、全アプリケーションに関する詳細情報を含む [All Applications] ウィンドウが表示されます。 表 3-3 では、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。
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[NDE Interface Analysis] ページを使用すると、Netflow パケットを NAM にエクスポートしているスイッチまたはルータの個々のインターフェイス用に収集したデータを表示できます。表示される情報は、収集が作成された以降か、NAM が再起動された以降に収集された、合計データを表します。
最初に NDE インターフェイスの容量を設定し、チャート内の使用状況および NDE インターフェイス リスト上のインターフェイス名の両方を表示する必要があります。設定手順については、「NDE インターフェイスの容量」を参照してください。
SNMP RO(または RW)コミュニティ ストリングを NDE データ ソースに与えることもできます。そうすると、NAM が NDE インターフェイスの容量をいっぱいに満たします。[Setup] > [Traffic] > [NAM Data Sources] を選択し、コミュニティ ストリングを入力します。詳細については、「Web GUI を使用した NetFlow データ ソースの作成」または「CLI を使用した NetFlow データ ソースの作成」を参照してください。
NDE インターフェイス分析を表示するには、[Analyze] > [Traffic] > [NDE Interface] の順に選択します。デフォルトのビューは、図 3-4 に示すように [Interface View] です。
チャート内のトラフィックを表示するには、[Interface Selector] からインターフェイスを選択します。NDE データ ソース名の左側にある矢印アイコンをクリックし、すべてのインターフェイスを表示して、データを表示するインターフェイスを選択します。
[Group View] タブに移動すると、すべてのインターフェイスおよび NDE データ ソースが 2 つの静的グループにグループ分けされているのがわかります。各グループからインターフェイスを組み合わせて選択し、[Submit] ボタンをクリックできます。そうすると、右側のチャートでは、メトリックがまとめられ、グループごとに表示されます。
(注) チャートにデータが表示されず、「Interface needs to be selected」というメッセージが表示される場合は、まだインターフェイスが選択されていません。
いったんインターフェイスを選択すると、次のチャートにデータが入力されます。
• Interface Traffic (Ingress % Utilization and Egress % Utilization)
• Top N Applications - Ingress
インターフェイスの速度は、インターフェイスの容量テーブルを使用して手動で入力するか、NDE デバイスの SNMP 設定がデータ ソースのテーブルに入力されている場合は、自動的に設定されるようにできます。
[Top N DSCP Aggr - Ingress] および [Top N DSCP Aggr - Egress] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[DSCP Detail] を選択することで、[All DSCP] ウィンドウが表示されます。このウィンドウは、メニューから [Analyze] > [Traffic] > [DSCP Traffic] を選択し、右側にある [All DSCP] ボタンをクリックしても、表示されます。
表 3-4 は、[All Applications] ウィンドウに表示されるフィールドとその説明をまとめたものです。
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トラフィック レート、1 秒あたりのビット数またはバイト数 [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます。 |
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差別化サービスのモニタリング(DiffServ)は、差別化サービス コード ポイント(DSCP)値のネットワーク トラフィック使用状況をモニタするように設計されています。
DSCP グループをモニタリングするには、少なくとも 1 つの集約プロファイルと、各プロファイルに関連付けられた 1 つまたは複数の集約グループを設定する必要があります。集約プロファイルを設定する方法の詳細については、「DSCP グループ」を参照してください。
[Analyze] > [Traffic] > [DSCP Traffic Analysis] に移動すると、DSCP 情報をモニタできます。DSCP グループ情報が表示されます(図 3-5 を参照)。
図 3-5 DSCP Group Traffic Over Time
• 選択した DSCP グループに関する、時間の経過に伴うトラフィック量
[Top N Application Groups] チャートで、色付きバーを左クリックしてコンテキスト メニューを表示し、[Applications Groups Detail] を選択することで、全アプリケーション グループに関する詳細情報を含む [All Application Groups] ウィンドウが表示されます。 表 3-5 は、[All Applications] ウィンドウに表示されるフィールドとその説明をまとめたものです。
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NAM が収集した URL を分析できます(セットアップに関しては、「URL」を参照)。ここでは、次の手順について説明します。
ステップ 1 [Analyze] > [Traffic] > [URL] を選択します。
収集された URL を含む [URL] ウィンドウが表示されます。 表 3-6 では、カラムについて説明しています。
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(注) 同時にアクティブになれる URL 収集リストは 1 つのみです。データ ソースは、情報目的でのみ使用されます。
ステップ 1 [URLs] ウィンドウ([Analyze] > [Traffic] > [URL])のドロップダウン リストから、URL のどの部分をフィルタするのかを選択します。
• Host :このフィルタは、収集された URL のホスト部分にのみ適用されます。
• Path :このフィルタは、収集された URL のパスの部分のみに適用されます。
• Arguments :このフィルタは、収集された URL の引数部分にのみ適用されます。
ステップ 3 [Filter] をクリックしてフィルタを適用します。
(注) 表示フィルタを削除し、収集されたすべての URL を表示するには、[Clear] をクリックします。
[Analyze] > [Traffic] > [Detailed Views] > [Host Conversations] の順に選択し、ホスト カンバセーション テーブルの中で [Host] をクリックすると、次のような、特定のホストのすべてのカンバセーションの詳細なリストを表示できます。
• アプリケーション、vlan、およびトラフィック レート情報を含む、選択したホストにパケットを送信しているホストのテーブル。
• アプリケーション、vlan、およびトラフィック レート情報を含む、選択したホストからパケットを受信しているホストのテーブル。
表示される情報のパラメータを変更するには、[Interactive Report](ウィンドウの左側)の [Filter] ボタンを使用します。
NAM がサポートするのは、[Host Conversations]、[Network Conversation]、[RTP Streams]、[Voice Calls Statistics]、[Calls Table]、および [RTP Conversations] の 1 時間のフィルタの最大 [Time Range] のみです。
[Analyze] > [Traffic] > [Detailed Views] > [Conversations] の順に選択すると、すべてのネットワーク カンバセーション(パケットとビットの情報を含む)の詳細な分析を表示できます。
表示される情報を変更するには、[Interactive Report](ウィンドウの左側)の [Filter] ボタンを使用します。
NAM がサポートするのは、[Host Conversations]、[Network Conversation]、[RTP Streams]、[Voice Calls Statistics]、[Calls Table]、および [RTP Conversations] の 1 時間のフィルタの最大 [Time Range] のみです。
[Analyze] > [Traffic] > [Detailed Views] > [Top Application Traffic] を選択すると、選択した時間内および特定のサイトまたはデータ ソースに関するトラフィック レートがトップのアプリケーションを表示できます。
図 3-7で示すように、 「Top Application Traffic」 には、時間間隔内に実行されているすべてのアプリケーションが表示されます。色分けされた凡例は、どのようなアプリケーションが実行されているを示します。[Display Other] チェックボックス
[Analyze] > [Traffic] > [Detailed Views] > [Application Traffic By Hosts] を選択すると、発生した特定のアプリケーションのトラフィックがアプリケーションを使用している個々のホストごとに表示されます(図 3-8を参照)。表示する期間や、アプリケーション、サイト(オプション)、データソース(オプション)、および VLAN(オプション)を指定できます。
図 3-8 Application Traffic By Host
NAM がサポートするのは、[Host Conversations]、[Network Conversation]、[RTP Streams]、[Voice Calls Statistics]、[Calls Table]、および [RTP Conversations] の 1 時間のフィルタの最大 [Time Range] のみです。
NAM により、展開前と展開後のシナリオ向けに WAN トラフィックを圧縮および最適化する WAN の最適化機能を理解できます。これは、最適化されたトラフィックおよびパススルー トラフィックに適用されます。
Cisco Prime Network Analysis Module 5.1 の WAN の最適化に関するメニュー選択は次のとおりです。
• 「Application Performance Analysis」
• 「Conversation Multi-Segments」
• 「Conversation Single-Segment」
(注) WAAS のデータをモニタするには、WAAS の正しいデータソースを選択する必要があります。
WAAS デバイスを展開するプロセスの中で、WAAS の計画と設定に役立つデータを取得できます。WAN トラフィックの設定については、「新しい WAAS デバイスのデータ ソースの追加」を参照してください。
[Analyze] > [WAN Optimization] > [Top Talkers Detail] の順に選択すると、展開前のプロセスを支援するウィンドウが表示されます。[Interactive Report] ウィンドウを使用して、最適化のために分析するトラフィックを選択します。このウィンドウには、[Top Applications]、[Top Network Links]、[Top Clients]、および [Top Servers] が表示されます。
[Top Talkers Detail] では、合計ビット/バイトが報告されます。データ ソースが SPAN、PA、または WAAS の場合、パケット ヘッダーを含みません。データ ソースが NDE の場合、パケット ヘッダーを含みます。
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
WAAS トラフィックを分析するには、[Analyze] > [WAN Optimization] > [Application Performance Analysis] の順に選択します。
• Transaction Time (Client Experience)
• Traffic Volume and Compression Ratio
• Average Concurrent Connections (Optimized vs.Passthru)
• Multi-Segment Network Time (Client LAN - WAN - Server LAN)
このチャートには、クライアントの平均トランザクション時間が表示されます。1 つの線がパススルー トラフィック(最適化がオフになっている)を表し、2 つめの線が最適化されたトラフィックを表します。一定期間に最適化を設定したら、2 つの線を比較し、チャート内で垂直に落ち込んでいる場所を確認できます。データは、ミリ秒単位で表示されます。
複数のセグメント間で WAAS トラフィックをモニタするには、[Conversation Multiple Segments] ウィンドウを使用します。このウィンドウでは、異なるデータ ソースの相関データが示され、ユーザは、複数の WAAS セグメント(データ ソース)の応答時間メトリックを参照し、比較できます。このウィンドウには、[Analyze] > [WAN Optimization] > [Conversation Multi-segments] からアクセスできます。
このウィンドウには、該当するセグメントからの、選択されたサーバまたはクライアントとサーバのペアのネットワーク時間、サーバの応答時間、およびその他のメトリックが表示されます。すべてのセグメントの関連するメトリックは、クライアントとサーバのカンバセーションごとに 1 行に結合されます。
単一のセグメントで WAAS トラフィックをモニタするには、[Conversation Single-Segments] ウィンドウを使用します。このウィンドウでは、異なるデータ ソースの相関関係のないデータが示され、ユーザは、異なる WAAS セグメント(データ ソース)の応答時間メトリックを参照し、比較できます。このウィンドウには、[Analyze] > [WAN Optimization] > [Conversation Single-Segment] からアクセスできます。
このウィンドウには、選択されたサーバまたはクライアントとサーバのペアのネットワーク時間、サーバの応答時間、およびその他のメトリックが表示されます(セグメントごとに 1 行)。
NAM では、クライアントとサーバとの間の TCP パケット フローがモニタリングされ、応答時間データが測定されて、アプリケーション応答時間(ART)およびネットワークの遅延が、よりわかりやすく提示されます。NAM 5.1(2) の応答時間モニタリングによって、エンドツーエンドの応答時間が提示され、ユーザは、潜在的なネットワーク遅延およびアプリケーション遅延を見つけやすくなります。
(注) NAM 5.1(2) では、IPv6 の応答時間モニタリングはサポートされません。
ユーザは、アプリケーション パフォーマンスを改善するため、ネットワーク時間、クライアントの応答時間、サーバの応答時間、および合計のトランザクション時間を測定するように NAM を設定できます。図 3-9 に、ユーザがモニタできるデータおよびトリップ時間が NAM によって収集される、ネットワーク パケット フローのさまざまなポイントを示します。これは、測定値のサブセットのみを表す一例です。
図 3-10 に、アプリケーション応答時間に対する合計トランザクション時間を示します。
表 3-7 に、NAM 5.1(2) によって測定される ART メトリックのリストを示し、説明します。
アプリケーション応答時間のメトリックは、[Response Time Summary] ダッシュボード([Monitor] > [Response Time Summary])から利用できます。ここでは、データの「概要」ビューを表示できます。
時間の経過に伴って応答時間データを分析するには、[Analyze] > [Response Time] にあるから選択します。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] に移動すると、次のいずれかを選択できます。それぞれに応答イベントの詳細リストが含まれています。
• 「Server Application Transactions」
• 「Client-Server Application Responses」
• 「Client-Server Application Transactions」
• 「Client-Server Network Responses」
[Application Analysis] ウィンドウでは、時間の経過に伴う特定のアプリケーションのパフォーマンスを表示できます。このウィンドウには、[Analyze] > [Response Time] > [Application] からアクセスできます。
[Transaction Time] チャートには、選択したアプリケーションのトランザクションの平均時間が表示されます。これは、ネットワーク時間、サーバ応答時間、およびデータ時間という 3 つのコンポーネントに分割されます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、時間の経過に伴う情報を表示できます。
次は、[Top Clients] および [Top Servers] のチャートです。これらのチャートには、選択したアプリケーションのほとんどのトラフィックがとともに、クライアントおよびサーバが表示されます。
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
クライアント サイトとサーバ サイトを選択すると、チャートに、クライアント サイトとサーバ サイト間のネットワーク リンクのトランザクション時間が表示されます。これには、[Analyze] > [Response Time] > [Network] からアクセスできます。
(注) アプリケーションを指定しないと、チャートには、トランザクション時間ではなくネットワーク時間が表示されます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、サイト間のネットワーク リンクに関する情報を表示できます。
[Top Clients] および [Top Servers] チャートには、ネットワーク リンク経由で通信する上位のクライアントとサーバが表示されます(ビットまたはバイト単位)。
左側の [Interactive Report] から [Client Site] および [Server Site] を選択し、分析するサーバの IP アドレスを入力します。[Server Transaction Time Composition] チャートには、ネットワーク時間、サーバ応答時間、データ時間、およびトランザクション時間が表示されます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、サーバのパフォーマンスに関する情報を表示できます。
[Top Client] には、選択したサーバと通信する上位のクライアントが表示され、[Server Top Clients Sites] には上位のクライアント サイトが表示されます(トラフィック ビット)。
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
[Interactive Report Filter] にクライアントの IP アドレスとアプリケーションを入力したら、[Client Transaction Time Composition] チャートで、そのクライアントのトランザクション時間を分析できます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、時間の経過に伴うクライアントのパフォーマンスを表示できます。
[Clients Top Applications] チャートには、選択したクライアントによって最も使用されているアプリケーションが表示され、[Top Servers] チャートには、クライアントによって最も使用されているサーバが表示されます。
[Interactive Report] にクライアントの IP アドレスとサーバの IP アドレスを入力したら、[Client-Server Transaction Composition Over Time] チャートで、選択したクライアントとサーバ間のトランザクション時間を分析できます。
[Other Metrics] チャートを使用すると、[Metric1] および [Metric2] ドロップダウンから目的のメトリックを選択して、クライアント/サーバのトランザクション情報を表示できます。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Server Application Responses] の順に選択すると、[Server Application Responses] テーブルが表示されます。
データの列をクリックすると、[Response Time Details] を選択して詳細を表示できます。
表 3-8 、 「[Server Application Responses] メトリック」 に、[Response Time Details] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Server Application Transactions] の順にクリックすると、[Server Application Transaction] ウィンドウが表示されます。
[Server Application Transactions] ウィンドウでは、サーバ アプリケーション トランザクション応答時間(ART)ごとの要約が示され、サーバ IP アドレス、使用されるアプリケーション、および、次の時間についての、最小応答時間、平均応答時間、最大応答時間が表示されます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
表 3-9 「[Server Application Transactions] メトリック」 に、[Server Application Transactions] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Server Network Responses] ウィンドウには、サーバとスイッチとの間の、ネットワークの接続と応答について表示されます。[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Server Network Responses] からアクセスできます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
表 3-10 「[Server Network Responses] ウィンドウ」 に、[Server Network Response Times] ウィンドウの各フィールドの定義を示します。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Client-Server Application Responses] の順にクリックすると、[Client-Server Application Responses] ウィンドウが表示されます。
[Client-Server Application Responses] ウィンドウが表示されます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
[Client-Server Application Transactions] ウィンドウでは、サーバ アプリケーション トランザクション応答時間(ART)ごとの要約が示され、サーバ IP アドレス、使用されるアプリケーション、および、次の時間についての、最小応答時間、平均応答時間、最大応答時間が表示されます。
(注) NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Client-Server Application Transactions] の順にクリックすると、[Client-Server Application Transaction] ウィンドウが表示されます。ユーザは、[TopN Chart] を参照し、最もアクティブなネットワークを参照することもできます。
[Client-Server Network Responses] ウィンドウには、サーバとクライアントとの間の、ネットワークの接続性(ネットワーク フライト時間とも呼ばれる)に関する情報が示されます。
[Analyze] > [Response Time] > [Detailed Views] > [Client-Server Network Responses] の順に選択すると、[Client-Server Network Responses] ウィンドウが表示されます。
NAM では、TCP 3 ウェイ ハンドシェイクを使用して、ネットワークの遅延が計算されます。ポーリング間隔の間に新たな TCP 接続がない場合、NAM GUI では、その間隔で遅延データがないことを示す遅延値に、ダッシュ記号(-)が表示されます。
表 3-13 に、[Server-Client Network Response Time] ウィンドウのフィールドについて説明します。
[Analyze] > [Managed Device] ウィンドウからは、インターフェイスの情報、システム状態の情報、および Network Based Application Recognition(NBAR)データを表示できます。Cisco Prime Network Analysis Module 5.1 における管理対象デバイスの分析のメニュー選択は次のとおりです。
• 「状態」
• 「NBAR」
インターフェイスのパケット配布状況の詳細を参照するには、[Analyze] > [Managed Device] > [Interface] の順に選択します。[Interfaces Stats] テーブルが表示され、全インターフェイスにおける合計パケット配布状況が表示されます。左側にある [Interactive Report] および [Filter] ボタンを使用して、表示される時間範囲を変更します。[Discards] および [Errors] は 1 秒あたりのパケット数で測定されます。
テーブルに含まれるフィールドについては、 表 3-14 で説明します。
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[Interface Stats] テーブル内でインターフェイスを選択すると、図 3-12に示すように、そのインターフェイスの統計がその下の領域にグラフ化されます。
図 3-12 Interface Statistics Over Time
グラフの上には [Bits]、[Packets]、[Discards]、および [Errors] という 4 つのチェックボックスがあります。グラフに表示したい情報に関するチェックボックスをオンにすることができます。
Packets:In Packets (inUcastPkts + inNUcastPkts )、Out Packets (outUcastPkts + outNUcastPkts)
Discards:In Discards、Out Discards
(注) [Administration] > [System] > [Preferences] から、NAM データをビットまたはバイトのいずれで表示するかを選択できます
NAM を使用すると、システムの状態データを参照できます。スイッチまたはルータについて収集されたシステム状態データを参照するには、メニューから [Monitor] > [Managed Device] > [Health] を選択します。
[Chassis Health] ウィンドウには、CPU 使用率とバックプレーン使用率という 2 つのリアルタイム グラフが表示されます。
• ピーク時間(たとえば、2007 年 10 月 1 日、月曜日、15:26:55)
[Health] ウィンドウにも、次の情報のマトリクスが表示されます。
• ファンのステータス([other]、[ok]、[minorFault]、[majorFault]、[unknown])
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[Chassis Information] ウィンドウが表示されます。
このオプションでは、クロスバー スイッチング ファブリックが示されます。これについては、 表 3-17 で説明します。
Ternary Content Addressable Memory(TCAM)の使用状況の情報を示します。 表 3-18 に、TCAM 情報のリストと説明を示します。
ご使用のデバイスがルータの場合、[Router Health] ウィンドウに、次のオプションを含むドロップダウン ボックスが表示されます。
[Router Health] ウィンドウには、ルータの状態に関するリアルタイムのグラフと情報が表示されます。 表 3-19 に、[Router Health] ウィンドウの内容を示します。
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• inputVoltage:電源モジュールのいずれかで入力電力が失われました |
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[Router Information] ウィンドウには、ルータの情報が表示されます。 表 3-20 では、[Router Information] ウィンドウのフィールドについて説明します。
NAM を使用すると、Network Based Application Recognition(NBAR)データを参照できます。スイッチまたはルータで収集される NBAR データを参照するには、[Analyze] > [Managed Device] > [NBAR] を選択します。
NBAR がスイッチまたはルータで有効になっていない場合、NBAR をサポートする IOS バージョンを使用しないと NBAR 情報を表示できないというメッセージが表示されます。正しい IOS バージョンを取得したら、[Setup] > [Managed Devices] > [NBAR Protocol Discovery] から機能を有効にできます。
[Analyzing Media] に関する Cisco Prime Network Analysis Module 5.1 のメニュー選択は次のとおりです。
[RTP Streams] ウィンドウには、3 つの情報が表示されます。
• Source IP Address and Port:RTP ストリームの発信者の IP アドレスおよび UDP ポート。
• Destination IP Address and Port:RTP ストリームの受信者の IP アドレスおよび UDP ポート。
• SSRC:RTP ストリームの RTP ヘッダーに表示される同期ソースの数。
これは、RTP ストリームの全期間の RTP ストリームの概要を示します。
• Duration:RTP ストリームの期間。これは、ストリームの全期間ではない可能性があります。全期間かどうかは、RTP ストリームの詳細ウィンドウを起動したウィンドウの表示時間間隔に依存します。
• Worst / Duration Weighted / Max MOS:ストリームの間隔ごとのレポート間で最も低いスコア、期間を考慮に入れた分ごとの全間隔レポートのスコア、および間隔ごとのレポート間で最も高いスコア。
(注) 期間による重み付けは、次の式で計算されます。
SUM (per-minute-mos * duration) / SUM (duration)
• Worst / Duration Weighted / Min Jitter:ストリームの間隔ごとのレポート間で最大のジッター、間隔ごとのすべてのレポートのジッターで期間を考慮に入れたもの、および間隔ごとのレポート間で最小のジッターの値。
(注) 期間による重み付けは、次の式で使用されます。
SUM(per-interval-jitter * duration) / SUM(duration)
• Worst / Overall / Min Actual Packet Loss:NAM が確認しない RTP パケットの損失率、および受信エンドポイントのバッファ能力を超えて到着した RTP パケット。これには、間隔ごとのレポート間で最高のパーセント値、間隔ごとの全レポートの総パケットに対するパケット損失の合計、および間隔ごとのレポート間で最低のパーセント値が含まれます。
• Worst / Overall / Min Actual Packet Loss:上記と同様ですが、損失のパーセントには、NAM が確認しなかった RTP パケットのみが含まれます。
• Worst / Total / Min Concealment Seconds:ストリームの期間中に NAM がパケット損失を検出した秒数。これには、間隔ごとのレポートの中で最も短い隠蔽秒数、ストリームの全期間の総隠蔽秒数、分ごとのストリーム レポートの中で最も長い隠蔽秒数が含まれます。
• Severe Concealment Seconds:上記と同様で、秒に 5% を超える損失が発生している場合に厳しい条件を満たします。
このテーブルには、各間隔で NAM によって計算された間隔ごとの統計情報が表示されます。このテーブルには、次のカラムがあります。
• Report Time:統計が計算された時間。これは間隔の終了時刻です。
• Report Duration:レポート間隔の間のストリーム期間。
• Worst MOS:3 秒 MOS スコア内でのストリームの最小スコア。NAM は、3 秒ごとにストリームの MOS 値を内部的に評価します。これは、その中で最低のスコアです。
• Average MOS:間隔に含まれるストリームの期間中の 3 秒スコア値の平均スコア。この値は、NAM の中で Duration Weighted MOS 値を取得するのに使用されます。
• Jitter:予想時間と比較した場合のパケットの到着時間の変動
• Actual Packet Loss percentile;NAM が確認しなかったパケットのパーセント値。
• Adjusted Packet Loss percentile:到着が遅すぎたためにエンドポイントでペイバックする前にバッファに入ることができなかったパケットを損失した、実際のパケットを含むパケットのパーセント値。
• Concealment Seconds:NAM がパケット損失を確認した秒数。
RTP ストリームをモニタするには、[Analyze] > [Media] > [RTP Streams] の順に選択します。このページには次の方法でもアクセスできます。
• [RTP Conversation] テーブルから特定のストリームをクリックする
• [Call Detail] ウィンドウから、コールに関係があるストリームをクリックする
このウィンドウでは、サイト、データ ソース、または VLAN のいずれかが必要です。
このウィンドウで使用できる 5 つのチャートは次のとおりです。
• RTP Streams :選択した間隔の中で、優良、良、十分、不良の品質範囲に含まれるストリームの数。
• Top N Source End Points :選択した間隔の中で、最も低い期間による重み付け MOS を生成したエンドポイント。
• Top N Destination Endpoints :選択した間隔の中で、最も低い期間による重み付け MOS を経験したエンドポイント。
• Top N RTP streams :選択した間隔の中で、最も低い期間による重み付け MOS を含むエンドポイント。
• Top N RTP streams by Adjusted Packet Loss :選択した間隔の中で、全体的な調整後パケット損失率が最も高かった RTP ストリーム。
音声の品質をモニタするには、[Analyze] > [Media] > [Voice Call Statistics] を選択します。チャートには、音声の品質の概要が表示されます。
• Voice Call Statistics :選択した間隔の中で、それぞれの間隔におけるシグナリング プロトコル(SCCP、SIP、MGCP、および H.323)ごとのコール数。
• Top N End Points by Jitter (ms) :選択した間隔の中で、ジッターを報告したエンドポイントで平均値が最大のエンドポイント。
• Top N End Points by Packet Loss (%) :選択した間隔の中で、パケット損失を報告したエンドポイントで平均値が最大のエンドポイント。
• Top N Calls by Jitter (ms) :選択した間隔の中で、エンドポイントが報告したジッターが最も長かったコール。
• Top N Calls by Packet Loss (%) :選択した間隔の中で、エンドポイントが報告したパケット損失率が最も多かったコール。
[Calls Table] には、音声シグナリング プロトコルのペイロードを検査することで NAM が検出したコールが表示されます。このテーブルがデータを持つには、NAM が次の内容を確認できる必要があります。
• SCCP プロトコル:コールの Call Information メッセージ。
• SIP プロトコル:コールの SIP INVITE メッセージ。SIP プロトコルは、コール レッグにより検出されることに注意してください。
• H.323 プロトコル:コールの Call SETUP。
• MGCP プロトコル:コールの Create connection メッセージ。MGCP は、コール レッグにより検出されることに注意してください。
(注) SIP および MGCP は、コール レッグにより検出されることに注意してください。各コールは、2 つ以上のパーティで構成されます。各パーティは、Cisco Call Manager または MGCP ゲートウェイなどのエンティティを制御するために、コール パーティからの独自のコール レッグを持っています。NAM が検出しなかった情報は、すべて「-」または空白で表示されます。
アクティブ コールを表示するには、[Analyze] > [Media] > [Detailed Views] > [Call Table] の順に選択します。[Selected Call Table] の [Calls Table] および [RTP Streams] が表示されます。これらのテーブルには、現在アクティブなすべてのコールのリストが表示されます。
(注) [Calls] テーブルの一部の値は、コールの終了時まで使用できず、Cisco Unified Communications Manager が IP 電話にコールのステータスと品質情報を送信するように設定する必要があります。
(注) 表 3-21、「Calls Table」に含まれるすべての計算済みメトリックは、1 分間隔に基づいています。
表 3-21 には、 「Calls Table」 のフィールドの説明が記載されています。
テーブルの中でコールの行をクリックすると、[RTP Streams for the Selected Call] がページの下部に表示され、その中にクリックしたコールに関連するすべてのストリームが表示されます。これには、次の RTP ストリームが表示されます。
• コールの発信ホスト アドレスと発信ポート、または着信ホスト アドレスと着信ポートに一致する送信元アドレスとポートを持っている。
• コールの発信ホスト アドレスと発信ポート、または着信ホスト アドレスと着信ポートに一致する宛先アドレスとポートを持っている。
(注) RTP ストリームの統計情報には、2 分の遅延があります。その結果、コールの RTP ストリーム情報がない場合があります。
[RTP Streams of the Selected Call] テーブルには、NAM が計算した全体的な RTP ストリームの統計情報が表示されます。この情報を使用して、コールの品質に関するコール エンドポイントと NAM のビューを比較できます。[RTP Stream] のカラムを 表 3-22 で説明します。
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RTP ストリームをクリックして [RTP Stream Details] ボタンをクリックすると、RTP ストリームごとの詳細情報を参照できます。表示されたストリームの詳細情報が、ポップアップ ウィンドウに表示されます。
RTP カンバセーションの詳細情報を得るには、[Analyze] > [Media] > [Detailed Views] > [RTP Conversations] の順に選択します。このテーブルには、選択した間隔の中で、NAM によって分析された RTP ストリームの概要が表示されます。ストリームごとにドリルダウンしてストリームの統計情報を取得できます。これは、間隔ごとに NAM によって分析されたものです。詳細情報を得るには、次の操作を行います。
• 詳細情報を表示する RTP ストリームをクリックします。
• [RTP Stream Details] コンテキスト メニューをクリックします。ポップアップ ウィンドウにストリームの詳細情報が表示されます。
[RTP Conversation] テーブルのカラムについては、 表 3-23 、 「[RTP Conversations] テーブル」 で説明します。
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