Service Monitor レポートを使用すると、Service Monitor がモニタしたネットワークの一部の音声伝送品質を調査できます。Service Monitor レポートには、設定されたしきい値を MOS が下回っていた時間、使用されているコーデック、および違反が発生したエンドポイントが表示されます。レポートのデータは、ネットワーク内のセンサー(Cisco 1040 および NAM)、および Unified Communications Manager クラスタから取得されます。
Service Monitor は、センサーおよび Unified Communications Manager から収集したデータを、Service Monitor データベースに保存します。Service Monitor システムでのデータの保管日数については、「その他の設定項目の設定と表示」を参照してください。
Service Monitor は、次から取得したデータについて、別個にレポートを作成します。
• センサー:センサーから Service Monitor に 60 秒ごとにデータが送信され、1 分ごとの MOS 評価が提供されます。
• Unified Communications Manager クラスタ:Service Monitor は、クラスタから CVTQ データを 60 秒ごとに取得します。ただし、指定されたコールのデータが使用可能になるのは、コールが完了してからです。したがって、Service Monitor が情報をレポートで表示できるのは、コールが発生した後になります。
Service Monitor は、次の種類のレポートを作成します。
• 診断レポート:このレポートでは、レポート対象を指定できます。レポート ウィンドウでは、表示される列を変更できます。たとえば、デフォルトの列セットを表示するようにレポートを元に戻すこともできます(「レポートで表示または非表示にする列の選択」を参照)。詳細については、「診断レポートの使用方法」を参照してください。
• Most-Impacted Endpoint レポート:このレポートには、過去 24 時間に最も多くの違反が報告されたエンドポイントが表示されます。このレポートを自動的に実行するようにスケジュールすることもできます。これにより、過去 24 時間および過去 7 日間のエクスポート済みレポートが作成されます。詳細については、「センサーの Most-Impacted Endpoints レポートの生成と概要」および「CVTQ の Most-Impacted Endpoints レポートの生成と概要」を参照してください。
• CDR Call レポート:このレポートは、Unified Communications Manager の CDR に基づいており、クラスタやエンドポイントなどのフィルタに加えてコール カテゴリで CDR をフィルタできます。詳細については、「CDR Call レポートの使用方法」を参照してください。
(注) CDR には、MOS や遅延などのコール品質の情報は含まれません。コール品質の情報が含まれるレポートについては、「CVTQ 診断レポートの生成」を参照してください。
Service Monitor レポートを初めて実行する前に、いくつかの設定作業を行っておく必要があります。Service Monitor は、次によって収集されたデータのモニタを開始します。
• Unified Communications Manager クラスタ:Service Monitor にクレデンシャルを追加し、Unified Communications Manager、または Unified Communications Manager が常駐するシステムにいくつかの設定を実行する必要があります。詳細については、次の項を参照してください。
– 「Unified Communications Manager の設定」
• NAM センサー:Service Monitor にクレデンシャルを追加し、いくつかの設定を実行する必要があります。詳細については、次の項を参照してください。
– 「NAM 設定」
• Cisco 1040 センサー: 「Service Monitor での Cisco 1040 の初期設定の実行」 に示す作業を完了する必要があります。
Service Statistics Manager を使用してコール カテゴリ別の CDR Call レポートを表示する必要がある場合は、コール カテゴリを設定する必要があります。詳細については、「コール分類の設定」を参照してください。
Service Monitor CVTQ とセンサー レポートで表示されるエンドポイントについてより詳しい情報を得るため、Operations Manager で Detailed Device View と Phone Details ページを起動できるようにするには、Operations Manager のサーバ IP アドレスを入力します。詳細については、「その他の設定項目の設定と表示」を参照してください。
Service Monitor レポートには、ライセンスを付与された電話機数までのデータが含まれます。
• ライセンスの限度、および Service Monitor がモニタしている電話機の合計数を表示するには(クラスタおよびセンサーから合計数を取得後)、 「電話機カウントの管理」 を参照してください。
次のレポート ツール ボタンが、Service Monitor レポートの右上隅に表示されることがあります。
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現在のレポートを CSV ファイルにエクスポートして、ローカル システムに保存します。所定の範囲のレコード数またはレコードの最大数までのデータをエクスポートできます。 レコードの最大数は設定可能です。上限は 30,000 レコードです。詳細については、「診断レポート検索と CSV エクスポート制限の設定」を参照してください。 ファイルをエクスポートするときに、クライアント システムが無反応のように見える場合、「ファイルのダウンロードに関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。 |
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列セレクタ ダイアログボックスを開きます。このボックスでは、表示または非表示にするレポートの列を選択できます。 「レポートで表示または非表示にする列の選択」 を参照してください。 |
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センサー レポート フィルタを使用すると、センサーによってモニタされていたすべてのコールのデータを含むレポート、または次のような一部のデータを含むレポートを生成できます。
ステップ 1 [Reports] > [Sensor Report] > [Diagnostic] を選択します。[Sensor Filter] ページが表示されます。
• [Generate Report] をクリックすると、デフォルトの基準を使用したレポートが生成されます。レポートが新しいウィンドウに表示されます。「センサー診断レポートについて」を参照してください。
• 次の表に示す、いずれかのレポート入力を変更します。データをレポートに含めるには、それらの各データが指定された基準を満たす必要があります。
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指定したエンドポイント間のストリームがレポートに含まれます。入力した条件と一致するエンドポイントは、送話者の可能性もあれば、リスナの可能性もあります。 |
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• X:大文字の X は ASCII 文字の 1 文字と一致します。 *:アスタリスク(*)は ASCII 文字の複数文字と一致します。 • – |
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Endpoint 2:Endpoint 1 の手順に従います。 (注) Endpoint 1 と Endpoint 2 の関係は、次のいずれかです。 |
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ステップ 3 [Generate Report] をクリックします。Service Monitor では、レポートを新しいウィンドウで開く前に、最大で数分間データを検索します。「センサー診断レポートについて」を参照してください。
(注) 2,000 を超えるレコードが入力したフィルタと一致する場合、Service Monitor はレポートを表示する前に、情報メッセージを表示します。詳細については、「レコード数が 2,000 を超えるレポートのデータへのアクセス」を参照してください。
(注) Service Monitor が診断レポートのデータを検索する分数は変更可能です。詳細については、「診断レポート検索と CSV エクスポート制限の設定」を参照してください。
デフォルトでは、センサー レポート、CVTQ レポート、および CDR コール レポートに、表示可能なデータ列がすべて表示されるわけではありません。表示するデータを選択できます。
ステップ 1 レポートの右上隅の [Tools] ボタン
をクリックします。列セレクタ ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 デフォルトで表示される列を使用するようにレポートを元に戻すには、[Restore Default Columns] ボタンをクリックします。列セレクタ ダイアログボックスが閉じて、レポート ウィンドウがリフレッシュされ、デフォルトの列が表示されます。
• 列を非表示にするには、その列を [Available Column(s)] リストに配置します。
–列の名前を [Displayed Column(s)] リストから選択します。
–[<< Remove <] ボタンをクリックします。[Available Column(s)] リストに列が表示されます。
(注) 隣接する複数の列を選択するには、Shift キーを押したまま選択します。隣接していない複数の列を選択するには、Ctrl キーを押したまま選択します。
• 列を表示するには、その列を [Displayed Column(s)] リストに配置します。
–列の名前を [Available Column(s)] リストから選択します。
–[> Add >>] ボタンをクリックします。[Displayed Column(s)] リストに列が表示されます。
[Update] をクリックします。レポート ウィンドウがリフレッシュされ、[Displayed Column(s)] リストにある列だけが表示されます。
診断レポートを生成するときは、レポートに含めるエンドポイントを指定します。これには、完全な電話番号または IP アドレス(いずれか適した方)を入力します。また、ワイルドカードを使用して、一致する複数の電話番号または IP アドレスを指定することもできます。 表 2-2 に、例をいくつか示します。
Service Monitor レポートは、最大 2,000 レコードを表示します。レポートの生成時に 2,000 を超えるレコードが返された場合、Service Monitor はレポートを表示する前に情報メッセージを表示します。
• フィルタの詳細な条件を指定し、生成されるレポートのレコード数を減らす。
• レポート データを CSV ファイルにエクスポートして、追加のレコードにアクセスする。エクスポート ウィンドウを開くには、レポート ウィンドウの右上隅にある [Export] アイコンをクリックします。CSV ファイルに最大 30,000 レコードをエクスポートできます。詳細については、「診断レポート検索と CSV エクスポート制限の設定」を参照してください。
(注) ファイルをエクスポートするときに、クライアント システムが無反応のように見える場合、「ファイルのダウンロードに関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。
2 つの RTP ストリーム(着信および発信)で 1 つの音声コールを構成します。センサーは次のようなさまざまな方法で音声トラフィックをキャプチャします。
• Cisco 1040 は、音声トラフィックをミラーリングするように設定された Switch Port Analyzer(SPAN; スイッチ ポート アナライザ)ポートで RTP 音声トラフィックを受信します。電話機ポートおよび SPAN ポートでミラーリングされる音声 VLAN によっては、Cisco 1040 は、一方のみまたは両方の RTP ストリームを受信して、60 秒ごとに MOS を計算し、データを Service Monitor に送信することがあります。
• NAM も、SPAN ポートからデータをキャプチャできます。または、他の方法でデータをキャプチャするように NAM を設定することもできます。Service Monitor が必要とするデータを NAM から提供するには、RTP ストリーム モニタリングを NAM でイネーブルにする必要があります(詳細については、「NAM 設定」を参照してください)。Service Monitor は 60 秒ごとに NAM からデータを取得します。
センサー レポートには、RTP ストリームについてセンサーが 1 分ごとに計算した MOS を表示します。センサー レポートには、一方だけまたは両方の RTP ストリームがキャプチャされたかどうかに応じて、1 分ごとに 1 行または 2 行のデータが表示されます。各行に、データを収集したセンサー、関係するエンドポイント、MOS、ジッタ(ミリ秒単位)、およびタイム スタンプが示されます。
表 2-3 に、センサー レポートに表示できるすべてのデータの列を示します。前述のとおり、デフォルトでは、すべての列が表示されるわけではありません。詳細については、「レポートで表示または非表示にする列の選択」を参照してください。
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を参照してください。 | ||
Directory Number:次のようにデバイスが Unified Communications Manager によって管理されている場合に表示されます。 |
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Device Type:デバイス タイプまたは次のいずれかが表示されます。 • • |
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IP Address:IP アドレスをクリックできる場合、クリックすると、[Detailed Device View] ページまたは Operations Manager の [Phone Detail] ウィンドウが開かれます。 (注) Operations Manager の起動をイネーブルにするには、Service Monitor で Operations Manager の IP アドレスが変更可能であることを確認してください。「その他の設定項目の設定と表示」を参照してください。 |
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Directory Number:次のようにデバイスが Unified Communications Manager によって管理されている場合に表示されます。 |
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Device Type:デバイス タイプまたは次のいずれかが表示されます。 • • |
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IP Address:IP アドレスをクリックできる場合、クリックすると、[Detailed Device View] ページまたは Operations Manager の [Phone Detail] ウィンドウが開かれます。 (注) Operations Manager の起動をイネーブルにするには、Service Monitor で Operations Manager の IP アドレスが変更可能であることを確認してください。「その他の設定項目の設定と表示」を参照してください。 |
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サンプル期間中の平均 MOS 値。サンプル期間が非常に短い場合、この値は N/A と表示されるか、または表示されません。 MOS はリスナ側の音質を反映します。値をクリックすると、[Sensor Stream Correlation] ウィンドウが表示されます。「センサーのストリーム相関データの表示」を参照してください。 (注) [Sensor Stream Correlation] ではなく [Cannot find server] ウィンドウが表示される場合は、「[Sensor Stream Correlation] ウィンドウの表示のイネーブル化」を参照してください。 |
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• • |
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サンプル期間中にネットワーク伝送が原因で失われたパケットの数。観察された RTP シーケンス番号の分析に基づいて計算されます。 |
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分析対象の最初のパケットから最後のパケットまでの秒数。この値は通常 60 ですが、最初のストリームまたは最後のストリームの場合は、より小さい値になる可能性があります。 |
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高ジッタが原因で損失したパケットのパーセンテージ。固定長遅延の参照ジッタ バッファに基づいて計算されます。この値はネットワーク損失の影響は受けません。 |
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[Sensor Stream Correlation] ウィンドウを表示するには、センサー診断レポートを生成し、目的のストリームの MOS 値をクリックします。クリックした MOS 値が、RTP ストリームでのリスナ側の音質の基準になります。
(注) [Sensor Stream Correlation] ではなく [Cannot find server] ウィンドウが表示される場合は、「[Sensor Stream Correlation] ウィンドウの表示のイネーブル化」を参照してください。
Service Monitor は、センサーのデータを相互に相関分析し、さらに Unified Communications Manager のコール レコードを相関分析して、次の情報を表示します。
• Stream summary:センサー診断レポートに表示されたデータの一部。ストリームの Source Synchronization(SSRC; 同期ソース)ID も表示されます。SSRC は、ストリームの RTP パケットのソースを識別し、RTP セッション中は一意です。
(注) リスナ エンドポイントと UDP ポートが RTP パケットのストリームのソースである場合、別の SSRC が送信された RTP ストリームにも割り当てられます。[Sensor Stream Correlation] ウィンドウは、1 つの SSRC のデータのみを相関分析します。
• Call record:ストリームに関連する Unified Communications Manager の Call Detail Record(CDR; コール詳細レコード)の情報。
(注) コールがまだ終了していない場合は、表の見出しに「No Call Detail Record found for these streams」と表示されます。
• Stream details:SSRC がストリーム サマリー内のセンサーと一致している 1 つ以上のセンサーの詳細。
表 2-4 に、[Stream summary] の表に表示されるデータを示します。 表 2-5 に、関連する CDR の情報を示します。 表 2-6 に、 表 2-4 内のストリームと SSRC が同じであるストリームの詳細を示します。
表 2-5 に、CDR からのデータ(存在する場合)を示します。コールがまだ終了していない場合は、表の見出しに「No Call Detail Record found for these streams」と表示され、行は空白になります。
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コール シグナリングを発信したデバイスの IP アドレス。Cisco Unified IP Phone の場合、このフィールドでは電話機のアドレスが指定されます。PSTN コールの場合、このフィールドでは H.323 ゲートウェイのアドレスが指定されます。 |
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(注) 終了した理由は表示されない場合があります。 終了した原因の詳細については、表 2-7の「Call Release Code」を参照してください。 |
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終端側がコールを解放したとき、またはコールが拒否されたときに表示されます。 (注) 終了した理由は表示されない場合があります。 |
表 2-6 に、 表 2-4 内のストリームと SSRC が一致するストリームのデータを示します。
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高ジッタが原因で損失したパケットのパーセンテージ。固定長遅延の参照ジッタ バッファに基づいて計算されます。この値はネットワーク損失の影響は受けません。 |
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[Sensor Stream Correlation] ウィンドウを表示しようとしたときに「The page cannot be found」というメッセージが表示された場合、ブラウザのプロキシ サーバ設定をディセーブル化することで、問題を解決することができます。この設定は、[Connection] タブのインターネット オプションに存在します。
CVTQ レポート フィルタを使用すると、クラスタからのすべてのコール データを含むレポート、または次のような一部のコール データを含むレポートを生成できます。
ステップ 1 [Reports] > [CVTQ Report] > [Diagnostic] を選択します。
[CVTQ Report Filter] ページが表示されます。
• [Generate Report] をクリックすると、そのページに表示されたデフォルト値を使用したレポートが生成されます。レポートが新しいウィンドウに表示されます。「CVTQ 診断レポートについて」を参照してください。
• 次の表に示す、いずれかのレポート入力を変更します(データをレポートに含めるには、それらの各データが指定された基準を満たす必要があります)。
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』を参照してください。 | |
音声ストリームの開始からの隠匿イベント(フレームの損失)のあった秒数(厳密に隠匿された秒数、つまり、5 % を超える隠匿フレームのあった合計秒数を含みます)。 |
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Endpoint:指定したエンドポイント間のコールがレポートに含まれます。入力した条件と一致するエンドポイントは、発信者の可能性もあれば、コール先エンドポイントの可能性もあります。 – – • |
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Location:指定した場所の間のコールがレポートに含まれます。 |
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Device Pool:指定したデバイス プール間のコールがレポートに含まれます。 |
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ステップ 3 [Generate Report] をクリックします。Service Monitor では、レポートを新しいウィンドウで開く前に、最大で数分間データを検索します。「CVTQ 診断レポートについて」を参照してください。
(注) 2,000 を超えるレコードが入力したフィルタと一致する場合、Service Monitor はレポートを表示する前に、情報メッセージを表示します。詳細については、「レコード数が 2,000 を超えるレポートのデータへのアクセス」を参照してください。
(注) Service Monitor が診断レポートのデータを検索する分数は変更可能です。詳細については、「診断レポート検索と CSV エクスポート制限の設定」を参照してください。
表 2-7 に、CVTQ レポートに表示できるすべてのデータの列を示します。デフォルトでは、すべての列が表示されるわけではありません。詳細については、「レポートで表示または非表示にする列の選択」を参照してください。
(注) CVTQ 診断レポートにはコールごとに 2 行表示されます。1 行はコール先エンドポイントでの受信についてのデータで、もう 1 行はコール元エンドポイントについてのデータです。
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Service Monitor サーバのローカル タイム ゾーンでのコールが開始した日付と時刻(Unified Communications Manager が存在しているタイム ゾーンではない)。 |
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• • Service Monitor に、Unified Communications Manager による原因コードを表示します。詳細については、 「コール終了原因コードとコール リリース コードについて」 を参照してください。 |
Unified Communications Manager には、Service Monitor レポートに表示される原因コードがあります。次の原因コードは文字数の都合上、[Service Monitor] ウィンドウで表示されるときは切り詰められます。
• Only restricted digital information bearer capability is available (national use...
• Destination number missing and DC not subscribed or non-existent CUG(Closed Use...
• Message is not compatible with the call state, or the message type is non-existe...
• The call was terminated when a timer expired and a recovery routine was executed...
• Call split (this is a Cisco specific code). It is used when a call is terminate...
• リリース バージョンが 5.0 より後の該当する Unified Communications Manager を対象にした『 Cisco Unified Communications Manager CDR Analysis and Reporting Administration Guide 』の「Call Termination Cause Codes」
• 「Cause Codes」と「Call Release Codes」をそれぞれ掲載した次のマニュアル
– 『Call Detail Record Definitions for Cisco Unified CallManager 5.0(2)』
– 『Cisco CallManager 4.2(1) Call Detail Record Definition』
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/
products_programming_reference_guides_list.html
00:00:00 から 23:59:59:999 まで一日中、Service Monitor は受信したコール データを分析および要約し、違反が最も多く発生したエンドポイントを判別します。Most-Impacted Endpoints レポートを表示すると、前日に分析した結果が表示されます。必要であれば、Service Monitor は毎日および週に 1 回(月曜日)、午前 1 時に Most-Impacted Endpoints レポートをエクスポートし、それをサーバに保存できます。
デフォルトでは、Service Monitor は最も影響を受けた 10 個のエンドポイントを判別しますが、Most-Impacted Endpoints レポートはエクスポートしません。Service Monitor が報告する最も影響を受けたエンドポイントの数を変更する場合、また自動エクスポートを設定する場合は、 「Most-Impacted Endpoints レポートの設定」 を参照してください。
• 「センサーの Most-Impacted Endpoints レポートの生成と概要」
• 「CVTQ の Most-Impacted Endpoints レポートの生成と概要」
(注) デフォルトでは、Most-Impacted Endpoints レポートには、10 個のエンドポイントが含まれます。詳細については、「Most-Impacted Endpoints レポートの設定」を参照してください。
Sensor Most-Impacted Endpoints レポートを生成するには、[Reports] > [Sensor Report] > [Most-Impacted Endpoints] を選択します。レポートが新しいウィンドウに表示されます。
Sensor Most-Impacted Endpoints レポートには、 表 2-8 に示すデータが表示されます。
(注) Most-Impacted Endpoints レポートに含めるエンドポイントの数の設定については、「Most-Impacted Endpoints レポートの設定」を参照してください。
CVTQ Most-Impacted Endpoints レポートを生成するには、[Reports] > [CVTQ Report] > [Most-Impacted Endpoints] を選択します。レポートが新しいウィンドウに表示されます。
CVTQ の Most-Impacted Endpoints レポートには、 表 2-9 に示すデータが表示されます。
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(注) デバイス名をクリックすると、エンドポイントの CVTQ レポートが起動されます。 | |
を参照してください。 | |
コール中の平均 MOS 値、または Unavailable(すべてのエンドポイントが CVTQ をサポートしているわけではありません)。詳細については、『 Cisco Unified Service Monitor 8.5 Compatibility Matrix 』を参照してください。 (注) VAD が音声ゲートウェイでイネーブルになっている場合、ゲートウェイと Cisco Unified IP Phone の間のコールで MOS の値が低く表示される可能性があります。詳細については、「VAD がイネーブルの場合の音声ゲートウェイの設定」を参照してください。 |
(注) CDR Call Report は、Unified Communications Manager の CDR から情報を取得します。CDR には、MOS、遅延、ジッタなどのコール品質の情報は含まれません。コール品質の情報が含まれるレポートについては、「CVTQ 診断レポートの生成」を参照してください。
コール カテゴリは、CDR Call レポートを生成するためにフィルタで使用されます。CDR Call レポートは、システム定義のコール カテゴリと、設定済みの場合はユーザ定義のコール カテゴリによってフィルタできます。詳細については、「コール分類の設定」を参照してください。
ステップ 1 [Reports] > [CDR Call Reports] > [Diagnostic] を選択します。
[CDR Report Filter] ページが表示されます。
• [Generate Report] をクリックすると、そのページに表示されたデフォルト値を使用したレポートが生成されます。レポートが新しいウィンドウに表示されます。「CDR Call レポートについて」を参照してください。
• 次の表に示す、いずれかのレポート入力を変更します(データをレポートに含めるには、それらの各データが指定された基準を満たす必要があります)。
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Endpoint:指定したエンドポイント間のコールがレポートに含まれます。入力した条件と一致するエンドポイントは、発信者の可能性もあれば、コール先エンドポイントの可能性もあります。 – – • |
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Location:指定した場所の間のコールがレポートに含まれます。 |
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Device Pool:指定したデバイス プール間のコールがレポートに含まれます。 |
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デフォルトでは、すべてのコール カテゴリ名が選択されています。カテゴリ名を選択するには、次の手順を実行します。 – – |
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送信元デバイス タイプを選択するには、次の手順を実行します。 |
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宛先デバイス タイプ カテゴリを選択するには、次の手順を実行します。 |
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[Both]、[Success]、[Failure] のいずれかのオプション ボタンを選択します。 (注) 詳細については、「Call Termination Type(Success または Failure)について」を参照してください。 |
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デバイス名を入力し、オプション ボタン([To]、[From]、または [Either])を選択します。デフォルトのオプション ボタンは [To] です。 |
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原因コードの存在する終了したコールをすべて表示するには、[All] を選択します。特定の原因コードで終了したコールを表示するには、そのコードを選択します。 (注) 一部の原因コードは長すぎるため、途中までしか表示されません。詳細については、「コール終了原因コードとコール リリース コードについて」を参照してください。 |
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[Both]、[On-Net] または [Off-Net] オプション ボタンを選択します。 (注) 詳細については、「オフネット コールとオンネット コールについて」を参照してください。 |
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ステップ 3 [Generate Report] をクリックします。Service Monitor では、レポートを新しいウィンドウで開く前に、最大で数分間データを検索します。「CDR Call レポートについて」を参照してください。
(注) 2,000 を超えるレコードが入力したフィルタと一致する場合、Service Monitor はレポートを表示する前に、情報メッセージを表示します。詳細については、「レコード数が 2,000 を超えるレポートのデータへのアクセス」を参照してください。
Unified Communications Manager には、コールの各エンドポイントで、どのようにコールが終了したのかを示す原因コードがあります。Service Monitor は、次のリストに基づき、コールの終了タイプを判別します。次のリスト内のコードは Success と見なされます。それ以外は、Failure と見なされます。
発信側ユーザによって要求された番号は、現在ネットワークによってどのユーザにも割り当てられていないため、到達できません。
• 2:指定された中継ネットワークへのルートがありません(国内使用)
この原因コードを送信している機器が、その機器が次のいずれかの理由により認識していない、特定のトランジット ネットワークを介してコールをルーティングするように要求されたことを示します。
– そのネットワークが存在していても、この原因コードを送信している機器がサービスされない
着信側ユーザをサービスしているネットワークにアクセスできないため、着信側ユーザに到達できません。
コールに関与するいずれかのユーザがコールのクリアを要求したために、コールがクリアされました。
このコードは、コールが分割されて終了したため、転送中にコールが終了した場合に適用されます(転送された最後のコールの一部ではありません)。
• 458752(0x70000):任意の参加者または最後の参加者を終了しました
• 262144(0x40000):会議がいっぱいになりました
詳細については、「コール終了原因コードとコール リリース コードについて」を参照してください。
(注) CDR Call Report は、Unified Communications Manager の CDR から情報を取得します。CDR には、MOS、遅延、ジッタなどのコール品質の情報は含まれません。コール品質の情報が含まれるレポートについては、「CVTQ 診断レポートの生成」を参照してください。
表 2-10 に、CDR Call レポートに表示できるすべてのデータの列を示します。デフォルトでは、すべての列が表示されるわけではありません。詳細については、「レポートで表示または非表示にする列の選択」を参照してください。
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(注) Service Monitor は、コールが属するすべてのカテゴリにコールを分類します。詳細については、「コール分類について」を参照してください。 | ||
(注) 詳細については、「オフネット コールとオンネット コールについて」を参照してください。 | ||
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[Success] または [Failure]。詳細については、「Call Termination Type(Success または Failure)について」を参照してください。 |
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• • Service Monitor に、Unified Communications Manager による原因コードを表示します。詳細については、「コール終了原因コードとコール リリース コードについて」を参照してください 。 |
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Service Monitor サーバのローカル タイム ゾーンでのコールが開始した日付と時刻(Unified Communications Manager が存在しているタイム ゾーンではない)。 |
コーデックごとに使用される WAN 帯域幅は、たとえば次のような Unified Communications Manager のマニュアルに定義されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucmbe/admin/7_1_2/ccmcfg/b02locat.html#wp1065267
(注) コーデックごとの WAN 帯域幅の定義は、すべてのソフトウェアのリリースで同じです。
コーデックごとの WAN 帯域幅は、コールの各エンドポイントに対して異なるコール アドミッション制御の場所が Unified Communications Manager で定義されている場合にのみ適用されます。Service Monitor はエンドポイントの場所をサポートしていません。コールの帯域幅使用率を計算するには、各エンドポイントに対して構成されているコール アドミッション制御の場所を探す必要があります。別の場所が定義されている場合、コーデックに対して定義されている WAN 帯域幅が適用されます。