Prime Network のアンインストール
この章では、Prime Network ゲートウェイ、ユニット、およびクライアントをアンインストールする方法について説明します。ゲートウェイ高可用性展開における Prime Network のアンインストール手順については、『 Cisco Prime Network 4.3.1 Gateway High Availability Guide 』を参照してください。
Prime Network ゲートウェイのアンインストール
次の手順では、ゲートウェイ上にローカルに、またはリモート サーバ上に配置された外部データベースを持つ Prime Network ゲートウェイのアンインストール方法について説明します。アンインストール プロセス中にアンインストール スクリプトが失敗した場合は、Prime Network の手動アンインストールに記載されているように、手動でアンインストールを実行することができます。
ゲートウェイをアンインストールするには:
手順 1 カスタマイズされた情報(ユーザが作成した AVM、VNE、ソフト プロパティなど)を保持するには、 $ NETWORKHOME /Main/registry とそのサブフォルダをバックアップし、そのデータを外部デバイスまたはフォルダに保存します。
a. pnuser としてゲートウェイにログオンし、$ NETWORKHOME ディレクトリから次のコマンドを実行します。
cp Main/registry/ConfigurationFiles/127.0.0.1/avm* /tmp/avmFiles
ファイルが /tmp/avmFiles フォルダにコピーされます。
b. これらのファイルを別のファイル システムにコピーします。
手順 2 ルートとしてゲートウェイ サーバにログオンし、次のコマンドを使用して Prime Network をアンインストールします。
[root@pn-d-rh-10-lnx ~]# perl /var/adm/cisco/prime-network/reg/pn431/uninstall.pl
手順 3 (オプション)dbca ユーティリティを使用して、データベース スキーマを削除します。詳細については、 表 4-2 を参照してください。
手順 4 アンインストール手順が完了したら、サーバを再起動します。
アンインストール ログは、/var/adm/cisco/prime-network/logs/uninstall-log- mmddyy_hhmmss で入手できます。
組み込みデータベースを備えたゲートウェイのアンインストール
Cisco Prime Network をアンインストールすると、組み込みデータベースが自動的にアンインストールされます。
手順 1 ルートとしてゲートウェイ サーバにログオンし、正しいディレクトリに移動します。
cd /var/adm/cisco/prime-network/reg/pnuser
手順 2 アンインストールを開始します。
手順 3 プロンプトで「 yes 」と入力して、Prime Network(およびインストールされている Operations Reports)をアンインストールします。アンインストールが開始されます。
手順 4 組み込みデータベースがリモート サーバ上に存在する場合は、IP アドレス、ユーザ名、OS 管理者、OS ルート ユーザ パスワードなどのリモート サーバの詳細情報を入力します。
手順 5 アンインストールが失敗した場合は、手動でデータベースをアンインストールします。
a. ルートとして、次のコマンドを入力します。
cd $NETWORKHOME/local/scripts
perl uninstall_ana_db.pl pnuser NETWORKHOME
b. Enter を押して、アンインストールを終了します。
Cisco Prime Network ユニットのアンインストール
ユニットをアンインストールする前に、それがゲートウェイから削除されていることを確認します(この操作は管理 GUI から実行できます)。ユニットをアンインストールするには:
手順 1 ルートとしてユニットにログオンし、正しいディレクトリに移動します。
cd /var/adm/cisco/prime-network/reg/pnuser
手順 2 アンインストールを開始します。
手順 3 アンインストールするためのプロンプトで、「 yes 」と入力します。
手順 4 アンインストーラが、ユニットがゲートウェイに接続されているかどうかを確認します。接続されている場合は、アンインストールを停止して、ゲートウェイから削除するように要求されます。
手順 5 作業ディレクトリを削除します。
rm -Rf /var/adm/cisco/prime-network/reg/pnuser
手順 6 アンインストール手順が完了したら、ユニットを再起動します。
アンインストール ログは、/var/adm/cisco/prime-network/logs/uninstall-log- mmddyy_hhmmss で入手できます。
Cisco Prime Network クライアントのアンインストール
以前のバージョンの Prime Network から Prime Network 4.3.2 にアップグレードした場合は、古い GUI クライアントをアンインストールすることもできますが、必須ではありません。
クライアントをアンインストールするには:
手順 1 [Start] > [All Programs] > [Cisco Prime Network] > [Uninstall Cisco Prime Network Products] を選択します。
手順 2 [Select Uninstall Method] ウィンドウで、[Automatic] を選択して、[Next] をクリックします(カスタム アンインストール オプションは使用しないことをお勧めします)。
手順 3 [Finish Perform Uninstall] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。経過表示バーに、アンインストール中のファイルのステータスが反映されます。
[Cancel] をクリックすれば、いつでもアンインストール プロセスが停止します。一部の孤立したファイルがコンピュータ上に残ることがあり、その場合は再度ソフトウェアをアンインストールする必要があります。
Prime Network の手動アンインストール
Prime Network を手動でアンインストールするには、ルートとしてログインし、ユーザとユーザ インストール レジストリ フォルダを削除します。
rm -Rf /var/adm/cisco/prime-network/reg/pnuser
移行された情報を削除するには、次のコマンドを使用します。
CLI を使用した PN-IL のアンインストール
この手順では、Prime Network Integration Layer(PN-IL)だけをアンインストールします。Prime Central から PN-IL を登録解除するには、『 Cisco Prime Central Quick Start Guide 』を参照してください。
PN-IL をアンインストールするには:
手順 1 ルート ユーザとして、PN-IL がインストールされている Prime Network ゲートウェイ サーバで端末を開きます。
手順 2 ユーザを pnuser に切り替えます。
手順 3 アンインストールを開始します。
$PRIMEHOME/uninstall/uninstall.sh
手順 4 アンインストールするためのプロンプトで、「 yes 」と入力します。
手順 5 アンインストール手順が完了したら、新しいセッションにログインします。
ウィザードを使用した PN-IL のアンインストール
この手順では、PN-IL だけをアンインストールします。PN-IL が Prime Central を使用して設定されている場合は、PN-IL のアンインストール後に、Prime Central ポータルから PN-IL エントリを手動で削除する必要があります。
ウィザードを使用して PN-IL をアンインストールするには:
手順 1 X クライアント アプリケーション(Xming など)を起動します。
手順 2 ルート ユーザとして、PN-IL がインストールされている Prime Network ゲートウェイ サーバで端末を開きます。
手順 3 次のディレクトリに移動して、アンインストーラを実行します。
cd/var/adm/cisco/pnintegrationlayer/Uninstaller/
手順 4 [Uninstall] をクリックして、アンインストール プロセスを続行します。
手順 5 アンインストールが完了したら、[Done] をクリックして、ウィザードを閉じます。