オーダーの概要
個々のサービスまたはバンドル サービスをプロビジョニングできます。オーダー権限ロールを持つユーザ(表 1 を参照)は、自分のオーダーや他のユーザのオーダーを追加、変更、キャンセルできます。
Cisco Prime Collaboration Provisioning に含まれる自動化エンジンは、Cisco Prime Collaboration Provisioning の設定方法に基づくサービス アクティベーションやビジネス フローなど、オーダー処理を実行します。オーダー処理には、承認、割り当て、出荷、受領など、複数のワークフローが関連しています(詳細については 図 1 を参照してください)。個々のワークフロー アクティビティを有効または無効にして、ドメインごとに異なるプロビジョニング ユーザ ロールに割り当てることができます(オーダー ロールについては 表 1 を参照してください)。アクティビティのいずれかが有効になっている場合は、割り当てられたプロビジョニング ユーザが適切なアクションを実行するまでオーダー処理が停止します。そのアクションが確認されると、処理が続行され、無効になっているアクティビティが Cisco Prime Collaboration Provisioning によって自動的に確認されます。
オーダーのプロビジョニングに要する時間は場合によって異なります。オーダーが正常に完了したかどうかを確認するには、当該ユーザのユーザ レコードにアクセスします([ユーザプロビジョニング(User Provisioning)] を選択します)。ユーザ レコード ページの右上隅にある [オーダー(Orders)] にカーソルを合わせると、オーダーの詳細が表示されます。[オーダーの表示(View Orders)] セクションにサービスのステータスが [完了(Complete)] と表示されます。また、オーダー番号によるオーダーの検索も実行できます。
(注) |
システムが長時間アイドル状態になると、最初のオーダーが作成されるまでに通常よりも時間がかかることがあります。 |
オーダーを作成する際は、次の点に注意してください。
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メッセージ プロセッサ(、Cisco Unity Connection、Cisco Unity Express)でサービスをオーダーしている場合、どのサービスも利用できません。これは、プロセッサがすべてのサービスをサポートしているわけではないからです。サポートされる Cisco Unity サービスに、Cisco Unity プロセッサでオーダー可能またはオーダー不可の音声サービスの一覧が示されています。
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Cisco Unified Communications Manager Express または Cisco Unity Express でサービスをオーダーしている場合、Cisco IOS CLI コマンドの入力([詳細オーダー設定(Advanced Order Configuration)] ペインでのプロビジョニング属性の設定)は、慎重に行ってください。設定できる内容は、自分の権限ロールによって制限されません。
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属性の中には、特定のプロトコルの特定のエンドポイント タイプでサポートされないものがあります。エンドポイントのオーダーを作成する際は、選択したエンドポイント タイプとプロトコルでサポートされる属性の値だけを設定してください。これに従わないと、サービスを正常にプロビジョニングできません。
- Cisco Prime Collaboration Provisioning は、Cisco Unified Communications Manager のインターコム コーリング サーチ スペースやインターコム ルート パーティションなど、サポートされていないインフラストラクチャ オブジェクトを同期させます。これらのサポートされないオブジェクトをプロビジョニング サービスで使用すると、エラーが発生します。
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Enable Voice Gateway 機能のプロパティを「N」に設定すると、[Order Entry] 画面にアナログ エンドポイントが表示されます。プロパティを「Y」に設定した場合、この画面にアナログ エンドポイントは表示されません。
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アナログ エンドポイントをオーダーするには、[サービスエリアの設定(Service Area Configuration)] 画面のサービス エリアに [音声ゲートウェイ参照(Voice Gateway References)] を追加する必要があります。