ドメイン、サービス エリア、ユーザ ロール、サービス テンプレートの概要
デバイスを追加した後は、最初にドメインを作成してから、サービス エリア、ユーザ ロール、サービス テンプレートを追加する必要があります。
ユーザ プロビジョニングをセットアップするには、以下の操作を実行します。
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ドメインの追加および設定:ドメインを追加して設定し、ユーザ グループの運用上の機能を定義します。
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サービス エリアの追加および設定:サービス エリアを設定します。具体的には、ルート パーティションとデバイス プールの選択、サービス エリアにアクセスできるユーザ タイプの指定、電話番号ブロックの設定を行います。
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ユーザ ロールの追加および設定:ユーザ ロールを追加し、特定タイプのユーザ ロールによってプロビジョニングできるサービスを割り当てます。
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サービス テンプレートの追加および設定:プロビジョニング属性を設定します。プロビジョニング属性はサービスの起動時にサービスに適用される各種設定です。
Prime Collaboration Provisioning 10.0 以降のバージョンでは、[ユーザプロビジョニングのセットアップ(User Provisioning Setup)] ページ([プロビジョニングのセットアップ(Provisioning Setup)] を選択)に、すべてのユーザ プロビジョニング タスクの設定の要約が示されます。一元化されたビューを使用して、1 つのユーザ インターフェースでドメイン、サービス エリア、ユーザ ロール、サービス テンプレートを管理することができます。
導入は、地理的なロケーションに基づいて行うことができます。上記の例では、音声の導入が西海岸地域の都市で予定されています。西海岸はドメインに該当します。ドメイン同期ルール、ポリシー、管理権限が西海岸ドメインで定義されます。サンノゼ、ロサンゼルス、サンフランシスコは、サービス エリアです。これらの都市の Doctor(医師)、Nurse(看護師)、Lobby assistant(ロビー アシスタント)のユーザ ロールには、IP テレフォニーとメッセージング サービスをプロビジョニングする必要があります。これらの IP テレフォニーとメッセージング サービスは、サービス テンプレートで定義されます。Doctor と Nurse ユーザ ロールは、国際電話の使用を許可するサービス テンプレートによって割り当てられます。一方、Lobby ユーザ ロール用に定義されたサービス テンプレートでは、市内通話だけが許可されます。
ユーザ インターフェイス([プロビジョニングのセットアップ(Provisioning Setup)])では、左側のペインにドメイン、サービス エリア、ユーザ ロール、サービス テンプレートが一覧表示されます。右側のペインには対応するテーブルが表示されます。[プロビジョニングのセットアップ(Provisioning Setup)] ページに入力すると、デフォルトで [ドメイン(Domains)] テーブルが表示されます。すべてのドメインのリストを表示するには、[すべてのドメイン(All Domains)] をクリックします。展開するには矢印アイコンをクリックします。ドメインを展開すると、そのドメインのサービス エリア、ユーザ ロール、サービス テンプレートを表示できます。さらに、サービス エリアとユーザ ロールを展開すると、複数のユーザ ロールと、そのドメインに関連付けられているサービス エリアのリストを表示できます。