はじめに

新機能

Cisco EPN Manager 6.1.2 リリースでは、次のバグの修正が導入されています。

  • CSCwe23573:HM Main でのメモリリーク – CARS JNI 呼び出し

  • CSCwe29295:NBI-restconf からの DB 接続リーク

  • CSCwe29279:インベントリモジュールでの DB 接続リーク

  • CSCwd75444:インベントリプロセスの失敗メッセージが表示されてインベントリ切り替えジョブが停止する

  • CSCwc67062:クレデンシャルプロファイルに SSH の詳細が表示されない

  • CSCwd44814:アシュアランスログが大量のディスク容量を占有し、ロールオーバーが行われない

  • CSCwd58228:「スーパーユーザー」ロールを持つ Radius 統合ユーザーでジョブを表示できない

  • CSCwd56919:各ハードウェアアラームに UDF が複数回追加される

  • CSCwd54345:Get UDF API の応答に約 1.3 分かかるため、ネットワークデバイス UI に遅延が生じる

  • CSCwd71353:ジョブの詳細ページで [すべて表示(Show all)] が機能しない

  • CSCvk01767:管理/システム設定 - ネットワークおよびデバイス/SNMP バックオフアルゴリズムが再起動後に保存されない

  • CSCwf09277:デバイス設定アーカイブジョブの開始時刻が遅延する

  • CSCwe07091:EPNM コマンドインジェクションの脆弱性

  • CSCwf50786:Chrome v114 アップデート - 「popover」属性の使用による UI の回帰

  • CSCwh07824:新しいラインカードの挿入後に収集が失敗する

  • CSCwb03347:NotifyAuthRenewFailure の場合に SL 登録解除を無効にする

  • CSCwh06323:コネクションレス型サブスクリプションのアラーム転送が停止する

  • CSCwh17009:インターフェイス正常性ポリシーの一部のインターフェイスで 100% を超える異常な使用率が報告される

  • CSCwc96793:Radius 統合管理者ユーザーでジョブを表示できない - BE 変更

  • CSCwd45038:トップインターフェイス使用率 Tx/Rx のパフォーマンスグラフでエラーがスローされる

  • CSCwc86777:スマートライセンスが登録直後に理由なしに登録解除され、機能が失われる

詳細については、Cisco EPN Manager のバグセクションを確認してください。

サポートされているインストール/アップグレードパス

次の表に、以前のバージョンから Cisco EPN Manager 6.1.2 へのインストール/アップグレードに有効なパスを示します。

現在の Cisco EPN Manager バージョン

Cisco EPN Manager 6.1.2 へのインストールパス

Cisco EPN Manager 6.1.1.1

Cisco EPN Manager 6.1.1.1 > 6.1.2

Cisco EPN Manager 6.1.1

Cisco EPN Manager 6.1.1 > 6.1.2

Cisco EPN Manager 6.1

Cisco EPN Manager 6.1 > 6.1.2

Cisco EPN Manager バージョンのインストールの前提条件と手順については、関連するインストール ガイドを参照してください。

ポイント パッチのインストール手順については、cisco.com のソフトウェア ダウンロード サイト [英語] のパッチ ファイルに付属の readme ファイルを参照してください。

Cisco EPN Manager のバグ

解決済みのバグ

次の表に、Cisco EPN Manager 6.1.2 リリースで解決されたすべてのバグを示します。

解決済みのバグの詳細については、バグ検索ツールを参照してください。

バグ 説明

CSCwe23573

HM Main でのメモリリーク – CARS JNI 呼び出し

CSCwe29295

NBI-restconf からの DB 接続リーク

CSCwe29279

インベントリモジュールでの DB 接続リーク

CSCwd75444

インベントリプロセスの失敗メッセージが表示されてインベントリ切り替えジョブが停止する

CSCwc67062

クレデンシャルプロファイルに SSH の詳細が表示されない

CSCwd44814

アシュアランスログが大量のディスク容量を占有し、ロールオーバーも行われない

CSCwd58228

「スーパーユーザー」ロールを持つ Radius 統合ユーザーでジョブを表示できない

CSCwd56919

各ハードウェアアラームに UDF が複数回追加される

CSCwd54345

Get UDF API の応答に約 1.3 分かかり、ネットワークデバイス UI の速度が低下する

CSCwd71353

ジョブの詳細ページで [すべて表示(Show all)] が機能しない

CSCvk01767

管理/システム設定 - ネットワークおよびデバイス/SNMP バックオフアルゴリズムが再起動後に保存されない

CSCwf09277

デバイス設定アーカイブジョブの開始時刻が遅延する

(注)  

 

アップグレードシナリオで問題を解決するには、ジョブを手動で削除し、新しいジョブを作成する必要があります。その場合のみ、修正が適用されます。

CSCwe07091

Cisco Evolved Programmable Network Manager のコマンドインジェクション脆弱性

CSCwf50786

Chrome v114 アップデート - 「popover」属性の使用による UI の回帰

CSCwh07824

新しいラインカードの挿入後に収集が失敗する

CSCwb03347

NotifyAuthRenewFailure の場合に SL 登録解除を無効にする

CSCwh06323

コネクションレス型サブスクリプションのアラーム転送が停止する

CSCwh17009

インターフェイス正常性ポリシーの一部のインターフェイスで 100% を超える異常な使用率が報告される

CSCwc96793

Radius 統合管理者ユーザーでジョブを表示できない - BE 変更

CSCwd45038

トップインターフェイス使用率 Tx/Rx のパフォーマンスグラフでエラーがスローされる

CSCwc86777

スマートライセンスが登録直後に理由なしに登録解除され、機能が失われる

Cisco EPN Manager のバグに関する情報を取得する

Cisco EPN Manager のバグに関する最新情報を取得するには、バグ検索ツール(BST)を使用します。BST を使用すると、パートナーとお客様は製品、リリース、キーワードに基づいてソフトウェアバグを検索し、バグ詳細、製品、バージョンなどの主要データを集約することができます。

Cisco EPN Manager のバグは、デバイスのプラットフォームまたはオペレーティングシステムの不具合が原因で発生する可能性があります。このような場合、ハードウェア/オペレーティングシステムのバグが解決されると、Cisco EPN Manager のバグが解決されます。

手順


ステップ 1

バグ検索ツールにログインします。

  1. https://tools.cisco.com/bugsearch/ に移動します。

  2. [ログイン(Log In)] 画面で、登録済みの Cisco.com ユーザ名およびパスワードを入力し、[ログイン(Log In)] をクリックします。

(注)  

 
Cisco.com のユーザー名とパスワードを持っていない場合、http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録できます。

ステップ 2

このバージョンのすべてのバグを一覧表示するには、[製品(Product)] フィールドの横にある [リストから選択(Select from list)] ハイパーリンクをクリックし、製品を選択します。

  1. [クラウドおよびシステム管理(Cloud And Systems management)] > [ルーティングおよびスイッチング管理(Routing and Switching Management)] > [Cisco Evolved Programmable Network (EPN) Manager] の順に選択し、必要な製品バージョンを選択します。

  2. 結果が表示されたら、フィルタツールとソートツールを使用して、ステータス、重大度、最近の変更、サポートケースが関連付けられているかどうかなどに従って、バグを検索します。

バグ ID またはキーワードを使用してバグを検索することができます。詳細については、バグ検索ページの右上にある [ヘルプ(Help)] をクリックしてください。


特記事項

Cisco EPN Manager ソフトウェアは、Red Hat Linux オペレーティングシステムや Oracle データベースなど、最適化された安全な運用に必要なすべてのコンポーネントとともに配布されます。すべてのセキュリティ関連の設定、回帰テスト、パフォーマンス、および拡張性メトリックは、元の Cisco EPN Manager ソフトウェア配布に含まれる一連のコンポーネントと設定に基づいています。シスコでは、EPN Manager ソフトウェアの定期的な更新を提供しています。この更新には、オペレーティングシステムまたはデータベースにインストールされているパッケージに必要な更新も含まれている場合があります。

元の配布された Cisco EPN Manager ソフトウェアに次のいずれかの変更が加えられた場合、シスコはその動作環境をサポートしなくなることに注意してください。

  • ソフトウェアまたはオペレーティングシステムの設定変更、または元の配布の一部ではない他のコンポーネントのインストール。

  • Cisco EPN Manager に組み込まれている Red Hat Linux オペレーティングシステムへのサードパーティ製ソフトウェアの直接インストールと適用。

  • シスコが提供していない更新またはパッチを個々の Cisco EPN Manager コンポーネントに適用すること。

  • Cisco.com の『Cisco EPN Manager User and Administrator Guide』に変更可能として記載されていない Cisco EPN Manager 内部設定の変更。これらの変更により、セキュリティが低下したり、機能が無効になったり、拡張性とパフォーマンスが低下したりする可能性があります。

アップグレードの問題

  • FTP と TFTP は、デフォルトで無効になります。

  • 温度のアクティブなしきい値超過アラーム(TCA)はアクティブなままになり、自動ではクリアされません。これらのアラームは手動でクリアしてください。

  • ISIS リンクを表示するには、デバイスを再同期する必要があります。

  • LDP 機能関連の情報を表示するには、LDP 対応デバイスを再同期する必要があります。

  • インバウンド/アウトバウンドエラーおよびインバウンド/アウトバウンド廃棄の TCA は、インターフェイス ヘルス モニタリング ポリシーで再作成する必要があります。

キャリアイーサネット回線プロビジョニングに関する制限事項

  • 古いプローブ名形式を使用したサービスのプロモーションがサポートされるようになりました。これらのプローブは、プロモーション後に適切な標準 OAM プロファイル名とともにユーザーインターフェイスに表示されます。

  • サンプルプロファイル:profile PM2_3_8_CoS5_DM type cfm-delay-measurement

  • EPN Manager ではカスタムプロファイル名がサポートされていますが、別の命名形式でブラウンフィールドサービスを変更すると、既存のカスタムプロファイルが削除され、サポートされている命名形式で新しいプロファイルが追加されます。

  • インベントリモデルでは、サービスに関連付けられていないプロファイルは正しく表示されません。

  • プロファイル数の検証制限は 100 です。100 個の既存のプロファイルの後に新しい SLA 操作プロファイルを作成すると、デバイスでエラーが生成され、展開が失敗します。

HTTPS および TLS のセキュアチャネル通信には TLS 1.2 が必要です。

Transport Layer Security(TLS)1.2 のみが、HTTPS および TLS 関連の安全な通信(RADIUS EAP-TLS など)でサポートされます。

TLS 1.0、TLS 1.1、およびすべてのバージョンの SSL のサポートは、セキュリティの脆弱性のため無効になっています。

これは、HTTPS/TLS を使用して Cisco EPN Manager を使用するすべてのピアシステムとクライアントが、TLS 1.2 をサポートする必要があることを意味します。TLS 1.2 がサポートされない場合は、これらのシステムをアップグレードする必要があります。Cisco EPN Manager のマニュアルでは、可能な限り、影響を受ける可能性のあるシステムを強調しています。必要に応じて、シスコの担当者にお問い合わせの上、この点に関してサポートをご依頼ください。

調整レポートの制限事項

サービスをプロビジョニングするときに、属性の値を指定していない場合、その属性のプロビジョニングされた値は、調整レポートで「欠落(Missing)」と表示されます。デバイスでこの属性のデフォルト値が設定される場合がありますが、Cisco EPN Manager では設定されません。

Cisco ME 1200 デバイスの制限事項

Y.1564 パフォーマンステストは、送信元または宛先が Cisco ME 1200 デバイスである場合は機能しません。

IOS-XE 16.8.1 を実行している Cisco NCS 4200 デバイスの制限事項

次の機能は、IOS-XE 16.8.1 を実行している Cisco NCS 4200 デバイスでは機能しません。

  • Alarm プロファイル

  • GUI からの SONET LOP および CT3 LOP の設定

  • SONET/T1/T3 HOP/LOP での管理上の shut/no shut 機能

Cisco NCS 540 および Cisco NCS 5500 デバイスの制限事項

Cisco NCS 540 および Cisco NCS 5500 デバイスシリーズでは、障害 OAM、ラップ保護、および BFD はサポートされません。

PTP コマンドの設定に CLI テンプレートを使用する

ソフトウェアバージョン 16.9.1 の ASR920 デバイスでは、1588 PTP コマンドを実行するために IEEE 1588-2008 BC/MC ライセンスが必要です。

PTP テンプレートでは設定とインベントリがサポートされていません

PTP テンプレートを使用してプッシュされた設定をモデリングする動作は、期待どおりに機能しない可能性があります。これは、PTP テンプレートを介してプッシュされるすべての設定に対してモデルが確立されていない可能性があるためです。設定/インベントリは、これらの設定ではサポートされていません。

10.00.10、10.01.00、10.03.00 のサポートの廃止

Cisco NCS 2002、Cisco NCS 2006、および Cisco NCS 2015 デバイスでは、ONS 10.00.10、10.01.00、10.03.00 ONS 10.00.10、10.01.00、および 10.03.00 はサポートされなくなりました。

データセンターのデバイスライフサイクルのサポートのみ

Cisco EPN Manager は、いくつかの選択された UCS コンピューティング システム、Nexus シリーズ デバイス、および CSR 1000v デバイスに不可欠なサポートを提供します。

ギガビットポートのサブインターフェイスでの LINK_DOWN アラーム

LINK_DOWN アラームは、ギガビットポートのサブインターフェイスでリンクがダウンしている場合は生成されません。

アクセシビリティ機能

Cisco EPN Manager 6.1.2 のアクセシビリティ機能のリストについては、accessibility@cisco.com にお問い合わせください。

すべての製品ドキュメントにアクセスできます。音声、点字、または大きな文字の製品マニュアルが必要な場合は、accessibility@cisco.com にお問い合わせください。

マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート

マニュアルの入手、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービスリクエストの送信、追加情報の収集の詳細については、『What's New in Cisco Product Documentation』[英語] を参照してください。

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