使用する前に

Cisco Prime Service Catalog は、企業 IT で使用される(ユーザごとに販売されるライセンス)、およびクラウド コンピューティングで使用される(サーバごとに販売されるライセンス)、セルフサービス ポータル、サービス カタログ、およびライフサイクル管理ソフトウェアを従業員に提供します。これらのサービスはサービス設計者により Cisco Prime Service Catalog で設計され、Service Catalog ポータルでエンド ユーザが注文できるようになっています。

こうしたサービスには IT サポートが従業員にラップトップを提供するためにラップトップを注文するなどの単純なサービスもあれば、さまざまなタスクの自動化やオーケストレーションを必要とするアプリケーション スタックのプロビジョニングなどの複雑なサービスもあります。

自動化やオーケストレーションを必要とするサービスを実行できるように、Prime Service Catalog は外部システムと統合されます。外部システムには外部ディレクトリ、ドメイン マネージャ、BMC Remedy SRM、Cisco UCS Director などがあります。

サービスを要求したりサービス項目を管理したりするコールを発信するアプリケーションは統合設計のノースバウンドにあり、要求を受信し、必要な処理を実行し、応答を送信するアプリケーションは統合設計アーキテクチャのサウスバウンドにあります。たとえば、サービス要求のために Service Catalog に API コールを発信する企業のカスタム ポータルは、Prime Service Catalog のノースバウンドにあり、必要な操作を実行するために Prime Service Catalog から API コールを受信する他のアプリケーションは、Prime Service Catalog のサウスバウンドにあります。

図 1-1 統合シナリオの例

 

サービス要求/提供のワークフローにおいて、Prime Service Catalog は Cisco Process Orchestrator と統合されます。統合された Cisco Process Orchestrator は他のアプリケーションと対話してサービス要求を実行できるようにします。統合の設計によっては、外部アプリケーションと直接対話する場合もあります。つまり、Prime Service Catalog は、サウスバウンド コールを行って直接、または Cisco Process Orchestrator を経由して、外部アプリケーションと対話します。

Service Catalog が企業ポータルと統合される実装もいくつかあります。これは、各サービスが企業ポータル内で企業により定義されており、Prime Service Catalog を使用して設計、提供されることを意味します。したがって、エンド ユーザは企業ポータルを使用してサービス要求を送信し、ポータルは Prime Service Catalog と対話してサービスを提供します。

Prime Service Catalog 統合に関する次のシナリオを考えます。

シナリオ:ユーザは自分自身を組織グループに追加する必要があります。

ワークフロー:

1. Service Designer によりサービスが設計されます。このとき、サービス フォームには次の詳細が含まれています。

ユーザ ID、グループ名(ドロップダウン リスト)、ユーザ名、要求名「Join Group」。

2. ユーザが Service Catalog にログインし、サービス「Join group」を要求します。

3. ユーザがサービス フォームに詳細を入力し、[送信(submit)] をクリックします。

4. Prime Service Catalog はユーザの詳細とサービス フォーム属性をサービス フォームから取得し、それを Service Link に送信します。

5. Service Link が Active Directory に対して、ユーザをグループに追加する API コールを行います。

6. Active Directory が要求を実行し、HTTP 応答 200 を返してワークフローが完了します。


) Prime Service Catalog の Service Link モジュールにより、Prime Service Catalog の外部システムとの統合が実現できます。