Cisco Container Platform アーキテクチャの概要
次の図は、HyperFlex と ACI 統合を組み込んだ Cisco Container Platform の導入アーキテクチャを示しています。
(注) |
Cisco Container Platform は、ACI ネットワーキング ファブリック上で実行できるだけでなく、標準的な L3 スイッチングを実行する ACI 以外のネットワーキング ファブリック上でも実行できます。 |
スタックの最下層には、Nexus スイッチ、Application Policy Infrastructure Controller(APIC)、およびファブリック インターコネクト(FI)で構成された ACI ファブリックがあります。そのすぐ上の階層は、HyperFlex ソフトウェアを実行する UCS サーバです。HyperFlex により、仮想コンピューティング リソースが VMware を通じて提供され、分散ストレージ リソースが HyperFlex コンバージド データ プラットフォームを通じて提供されます。
その上の階層は、Cisco Container Platform のコントロール プレーンとデータ プレーンです。前の図では、Cisco Container Platform のコントロール プレーンは左側の 4 つの VM で実行されています。
Kubernetes テナント クラスタを事前設定する際、永続ボリュームをサポートする場合は vSphere クラウド プロバイダーを使用し、FlexVolume をサポートする場合は HyperFlex ボリューム プラグインを使用します。どちらの実装でも、レプリケートされた、基盤となる高可用性の HyperFlex データ プラットフォームをストレージに使用します。
のコンポーネント Cisco Container Platform
次の表に Cisco Container Platform のコンポーネントを示します。
機能 |
コンポーネント |
---|---|
コンテナ ランタイム |
Docker CE |
オペレーティング システム |
Ubuntu |
オーケストレーション |
Kubernetes |
IaaS |
vSphere |
インフラストラクチャ |
HyperFlex |
コンテナ ネットワーク インターフェイス(CNI) |
ACI、Contiv、Calico |
SDN |
ACI |
コンテナ ストレージ |
HyperFlex Flex ドライバ |
ロード バランシング |
NGINX、Envoy |
サービス メッシュ |
Istio、Envoy |
モニタリング |
Prometheus、Grafana |
ロギング |
Elasticsearch, Fluentd, and Kibana(EFK)スタック |