この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
RSVP 高速ローカル修復機能は、データ フローについて Quality of Service（QoS）を保証するためのリフレッシュ期間のオーバーヘッドなしで、グローバル ドメインおよび Virtual Routing and Forwarding（VRF）ドメインで発生したルーティング変更に迅速に対応できるようにします。高速ローカル修復（FLR）を使用すると、リソース予約プロトコル（RSVP）によって、ルーティング変更への対応が 30 秒から数秒に短縮されます。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報および警告については、「Bug Search Tool」およびご使用のプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
ネットワーク内でリンクを共有する 2 台以上のネイバー デバイスの 1 つ以上のインターフェイスで RSVP を設定する必要があります。
RSVP FLR は、RSVP が IPv4 ユニキャスト フロー用のリソース予約のセットアップに使用された場合にのみ適用されます。IPv4 マルチキャスト フローはサポートされません。
RSVP FLR は、トラフィック エンジニアリング（TE）トンネルに適用されないため、TE セッションには影響しません。
RSVP FLR はメッセージ バンドルをサポートしていません。
グローバル ドメインまたは VRF ルーティング ドメインでルーティングの変更が発生した場合、RSVP FLR は動的に対応します。ルートが変更されると、次の PATH および RESV メッセージ リフレッシュによって、新しいルートに沿ったパス状態と予約状態が設定されます。設定されたリフレッシュ間隔に応じて、このルート変更が数十秒で発生します。ただし、この期間中、フローの QoS は保証されません。これは、予約がまだ行われていないリンクをデータ パケットが通過する間に、輻輳が発生する可能性があるためです。
更新期間のオーバーヘッドなしで、ルーティングの変更により迅速に対応できるようにするために、RSVP では、ルーティング情報ベース（RIB）への登録が行われ、ルートが変更され、それによって影響を受ける目的地に対して状態の更新がトリガーされた場合には通知を受け取ります。これらのトリガーされた更新では、新しいルート情報が使用され、その結果、新しいパスを使用した予約が設定されます。
ルートが変更されると、RSVP では、影響を受けるすべてのパスと予約の再ルーティングが必要になります。FLR を使用しない場合は、パス状態用のリフレッシュ タイマーが切れたときに再ルーティングが行われます。VoIP、ビデオ オン デマンド（VoD）などのリアルタイム アプリケーションでは、リンク ダウンやリンク アップなどのイベントがトリガーされてから 3 秒以内に要件の変更と再ルーティングを行う必要があります。
次の図は、FLR プロセスを示しています。
初期 RSVP 状態が、ルータ A、B、C、D、および E に対する IPv4 ユニキャスト フローで設定されます。ルータ A は送信元またはヘッドエンドで、ルータ E は送信先またはテールエンドです。データ パケットの宛先は、ルータ E のアドレスです。ルート変更が発生し、データ パケットがたどる新しいパスがルータ A、ルータ B、ルータ F、ルータ D、ルータ E というパスになったと仮定します。したがって、古いパスと新しいパスの違いは、ルータ B とルータ D の間のセグメントということになります。ルータ B、ルータ C、ルータ D というセグメントが古いセグメントで、ルータ B、ルータ F、ルータ D というセグメントが新しいセグメントです。
リンクやノードの障害が原因で、またはより良いパスが使用可能になった場合に、ルートが変更されることがあります。
ルータ B で RSVP によって、ルート変更が RSVP フローに影響することが検出され、FLR 手順が開始されたとします。FLR 修復手順を開始するノード（上の図のルータ B）は、ローカル修復ポイント（PLR）です。新しいセグメントと古いセグメントが交わる場所にあるノード（上の図のルータ D）は、マージ ポイント（MP）です。古いセグメントに属する、PLR および MP のインターフェイスは古いインターフェイスであり、新しいセグメントに属するインターフェイスは新しいインターフェイスです。
障害が原因でルートが変更された場合は、PLR が障害を検出したノードではない場合があります。たとえば、ルータ C からルータ D へのリンクで障害が発生し、ルータ C がその障害を検出したとしても、ルータ B でのルート変更が FLR 手順のトリガーとなる場合があります。この場合、ルータ C は、障害を検出したノードとして参照されます。
以前 RSVP FLR はグローバル ルーティング ドメインでのみサポートされていたため、VRF ドメインで FLR がサポートされることで、どの VRF ドメインでルートが変更されても、RSVP では、ルート変更通知を受け取ることができることになります。
RSVP によって物理リンクがダウンしていることが検出され、データ パケットが再ルーティングされますが、FLR によってこれにかかる時間が短縮されます。FLR がないと、RSVP では、使用可能な帯域幅に対してトラフィックが多すぎることですべてのセッションが影響を受けた場合に、30 秒間リンク障害が認識されないことがあります。FLR を使用すると、この時間を数秒間に短縮できるため、大幅に短縮できることになります。
RSVP では、障害が検出された後、新しいリンクに対してアドミッション制御が再計算されます。再ルーティングされたトラフィックが新しいリンクに適合する場合、RSVP では帯域幅が予約され、新しいトラフィックの QoS が保証されます。
新しいルートでアドミッション制御が失敗した場合、RSVP では、フローは明示的には切断されませんが、代わりに受信側に対して RESVERROR メッセージが送信されます。プロキシ レシーバが動作中の場合、RSVP では、アドミッションの失敗を示す RESVERROR メッセージへの応答で、PATHERROR メッセージがヘッドエンドに送信されます。どちらの場合も、プロキシ レシーバの有無にかかわらず、アプリケーションによって、ヘッドエンドまたは最終の宛先で障害が発生したセッションは切断されます。
これが実施されるまで、アドミッションは失敗しており、QoS は影響を受けますが、このセッションに属しているデータ パケットは再ルーティングされたセグメントをフローします。
以前 RSVP FLR はグローバル ルーティング ドメインでのみサポートされていたため、VRF ドメインで FLR がサポートされることで、どのルーティング ドメインでルートが変更されても、RSVP では FLR を使用してルーティング変更に対応できることになります。
RSVP FLR パラメータは好きな順序で設定できます。
| コマンドまたはアクション | 目的 | |||
|---|---|---|---|---|
| ステップ 1 |
enable 例: |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
||
| ステップ 2 |
configure terminal 例: |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
| ステップ 3 |
interface type slot / subslot / port 例: |
インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
| ステップ 4 |
ip rsvp bandwidth [interface-kbps [single-flow-kbps [bc1 kbps | sub-pool kbps ]] | percent percent-bandwidth [single-flow-kbps ]] 例: |
インターフェイス上で RSVP をイネーブルにします。
|
||
| ステップ 5 |
ip rsvp signalling fast-local-repair wait-time interval 例: |
FLR 手順を開始する前に RSVP で使用される遅延を設定します。
|
||
| ステップ 6 |
end 例: |
（任意）特権 EXEC モードに戻ります。 |
| コマンドまたはアクション | 目的 | |
|---|---|---|
| ステップ 1 |
enable 例: |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
| ステップ 2 |
configure terminal 例: |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
| ステップ 3 |
ip rsvp signalling fast-local-repair rate rate 例: |
FLR 手順のために RSVP で使用される修復を設定します。
|
| ステップ 4 |
exit 例: |
（任意）特権 EXEC モードに戻ります。 |
RSVP FLR 通知の数を設定するには、次のタスクを実行します。
| コマンドまたはアクション | 目的 | |
|---|---|---|
| ステップ 1 |
enable 例: |
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
| ステップ 2 |
configure terminal 例: |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
| ステップ 3 |
ip rsvp signalling fast-local-repair notifications number 例: |
一時停止前、FLR 手順中に RSVP で処理するフローあたりの通知の数を設定します。
|
| ステップ 4 |
exit 例: |
（任意）特権 EXEC モードに戻ります。 |
次の手順を実行して、RSVP FLR の設定を確認します。任意の順序でこれらのコマンドを使用できます。
 （注） |
次の show コマンドは、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで使用できます。 |
| コマンドまたはアクション | 目的 | |||
|---|---|---|---|---|
| ステップ 1 |
enable 例: |
（任意）特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
||
| ステップ 2 |
[statistics [detail ]] show ip rsvp signalling fast-local-repair 例: |
RSVP で維持される FLR 固有の情報を表示します。
|
||
| ステップ 3 |
show ip rsvp interface [detail ] [interface-type interface-number ] 例: |
RSVP 関連情報を表示します。
|
||
| ステップ 4 |
show ip rsvp 例: |
RSVP 関連情報を表示します。 |
||
| ステップ 5 |
show ip rsvp sender [detail ] [filter [destination ip-address | hostname ] [dst-port port-number ] [source ip-address | hostname ] [src-port port-number ]] 例: |
現在データベース上に存在する RSVP PATH 関連の送信側情報を表示します。
|
||
| ステップ 6 |
exit 例: |
（任意）特権 EXEC モードを終了し、ユーザ EXEC モードに戻ります。 |
RSVP FLR の設定オプションは次のとおりです。
待機時間
通知数
修復レート
（注） |
これらのオプションは任意の順序で設定できます。 |
次の例では、帯域幅が 200 kbps で待機時間が 1000 ms のギガビット イーサネット インターフェイス 0/0/0 を設定しています。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 0/0/0
Router(config-if)# ip rsvp bandwidth 200
Router(config-if)# ip rsvp signalling fast-local-repair wait-time 1000
Router(config-if)# end
次の例では、保留前に修復するフロー数を 100 に設定します。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# ip rsvp signalling fast-local-repair notifications 100
Router(config)# exit
次の例では、100 メッセージ/秒の修復レートを設定します。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# ip rsvp signalling fast-local-repair rate 100
Router(config)# exit
次の例では、FLR 手順に関する詳細情報を表示します。
Router# show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics detail
Fast Local Repair: enabled
Max repair rate (paths/sec): 10
Max processed (paths/run): 10
FLR Statistics:
FLR 1: DONE
Start Time: 05:18:54 IST Mon Nov 5 2007
Number of PSBs repaired: 2
Used Repair Rate (msgs/sec): 10
RIB notification processing time: 0(us).
Time of last PSB refresh: 5025(ms).
Time of last Resv received: 6086(ms).
Time of last Perr received: 0(us).
Suspend count: 0
FLR Pacing Unit: 100 msec.
Affected neighbors:
Nbr Address Interface Relative Delay Values (msec) VRF
10.1.2.12 Et0/3 [5000 ,..., 5000 ] vrf1
10.1.2.12 Et1/3 [5000 ,..., 5000 ] vrf2次の show ip rsvp interface detail コマンドの例では、FLR など、ギガビット イーサネット インターフェイス 0/0/0 に関する詳細情報を表示しています。
Router# show ip rsvp interface detail gigabitethernet 0/0/0
Et1/0:
RSVP: Enabled
Interface State: Up
Bandwidth:
Curr allocated: 9K bits/sec
Max. allowed (total): 300K bits/sec
Max. allowed (per flow): 300K bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools (pool 1): 0 bits/sec
Set aside by policy (total): 0 bits/sec
Traffic Control:
RSVP Data Packet Classification is ON via CEF callbacks
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs: 0x30
Number of refresh intervals to enforce blockade state: 4
FLR Wait Time (IPv4 flows):
Repair is delayed by 1000 msec.
Authentication: disabled
Key chain: <none>
Type: md5
Window size: 1
Challenge: disabled
Hello Extension:
State: Disabled次に、FLR 手順前の show ip rsvp sender detail コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp sender detail
PATH:
Destination 192.168.101.21, Protocol_Id 17, Don't Police , DstPort 1
Sender address: 10.10.10.10, port: 1
Path refreshes:
arriving: from PHOP 172.3.31.34 on Et0/0 every 30000 msecs
Traffic params - Rate: 9K bits/sec, Max. burst: 9K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size 2147483647 bytes
Path ID handle: 01000401.
Incoming policy: Accepted. Policy source(s): Default
Status:
Output on gigabitEthernet 0/0/0. Policy status: Forwarding. Handle: 02000400
Policy source(s): Default
Path FLR: Never repaired次に、FLR 手順中の PLR での show ip rsvp sender detail コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp sender detail
PATH:
Destination 192.168.101.21, Protocol_Id 17, Don't Police , DstPort 1
Sender address: 10.10.10.10, port: 1
Path refreshes:
arriving: from PHOP 172.16.31.34 on Et0/0 every 30000 msecs
Traffic params - Rate: 9K bits/sec, Max. burst: 9K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size 2147483647 bytes
Path ID handle: 01000401.
Incoming policy: Accepted. Policy source(s): Default
Status:
Path FLR: PSB is currently being repaired...try later
PLR - Old Segments: 1
Output on Ethernet1/0, nhop 172.5.36.34
Time before expiry: 2 refreshes
Policy status: Forwarding. Handle: 02000400
Policy source(s): Default次に、FLR 手順中の MP での show ip rsvp sender detail コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp sender detail
PATH:
Destination 192.168.101.21, Protocol_Id 17, Don't Police , DstPort 1
Sender address: 10.10.10.10, port: 1
Path refreshes:
arriving: from PHOP 172.16.37.35 on Et1/0 every 30000 msecs
Traffic params - Rate: 9K bits/sec, Max. burst: 9K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size 2147483647 bytes
Path ID handle: 09000406.
Incoming policy: Accepted. Policy source(s): Default
Status: Proxy-terminated
Path FLR: Never repaired
MP - Old Segments: 1
Input on Serial2/0, phop 172.16.36.35
Time before expiry: 9 refreshes次に、FLR 手順後の PLR での show ip rsvp sender detail コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp sender detail
PATH:
Destination 192.168.101.21, Protocol_Id 17, Don't Police , DstPort 1
Sender address: 10.10.10.10, port: 1
Path refreshes:
arriving: from PHOP 172.16.31.34 on Et0/0 every 30000 msecs
Traffic params - Rate: 9K bits/sec, Max. burst: 9K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size 2147483647 bytes
Path ID handle: 05000401.
Incoming policy: Accepted. Policy source(s): Default
Status:
Output on Serial3/0. Policy status: Forwarding. Handle: 3B000406
Policy source(s): Default
Path FLR: Started 12:56:16 EST Thu Nov 16 2006, PSB repaired 532(ms) after.
Resv/Perr: Received 992(ms) after.次のセクションでは、RSVP 機能のコントロール プレーン DSCP サポートに関する参考資料を示します。
|
関連項目 |
マニュアル タイトル |
|---|---|
|
Cisco IOS コマンド |
|
|
RSVP コマンド：完全なコマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用に関する注意事項、および例 |
『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』 |
|
Quality of Service の概要 |
「Quality of Service Overview」モジュール |
|
標準 |
タイトル |
|---|---|
|
なし |
-- |
|
MIB |
MIB のリンク |
|---|---|
|
RFC 2206（『RSVP Management Information Base using SMIv2』） |
選択したプラットフォーム、 ソフトウェア リリース、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
|
RFC |
タイトル |
|---|---|
|
RFC 2205 |
『Resource Reservation Protocol』 |
|
説明 |
リンク |
|---|---|
|
右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。 |
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。Cisco.com のアカウントは必要ありません。|
機能名 |
リリース |
機能情報 |
|---|---|---|
|
RSVP 高速ローカル修復 |
Cisco IOS XE Release 2.6 Cisco IOS XE Release 3.8S |
RSVP 高速ローカル修復機能は、データ フローに対する QoS を保証するためのリフレッシュ期間のオーバーヘッドなしで、ルーティング変更に対する迅速な対応を可能にします。FLR を使用している場合は、RSVP によって、ルーティング変更への対応が 30 秒から数秒に短縮されます。 次のコマンドが導入または変更されました。clear ip rsvp signalling fast-local-repair statistics 、ip rsvp signalling fast-local-repair notifications 、ip rsvp signalling fast-local-repair rate 、ip rsvp signalling fast-local-repair wait-time 、show ip rsvp 、show ip rsvp interface 、show ip rsvp sender 、show ip rsvp signalling fast-local-repair 。 Cisco IOS XE リリース 3.8S では、Cisco ASR 903 ルータのサポートが追加されました。 |
admission control ：エンドツーエンドで使用可能なネットワーク リソースに基づいて、RSVP 予約が受け付けまたは拒否されるプロセス。
bandwidth ：ネットワーク信号に利用可能な最高周波数と最低周波数の差。この用語は、特定のネットワーク メディアまたはプロトコルの格付けされたスループット容量を表すためにも使用されます。
message pacing-- ：ボリュームとタイミングを管理することで、複数の送信元からのメッセージの間隔を設定可能にするシステム。RSVP メッセージ ペーシングは、発信ごとに、メッセージ ペーシング用に使用されていたインターフェイスの出力キューがいっぱいになったために破棄を余儀なくされたメッセージのカウントを管理します。
MP ：マージ ポイント。新しい FLR セグメントと古い FLR セグメントが出会うノード。
PLR ：ローカル修復ポイント。FLR 手順を開始するノード。
QoS ：サービス品質。転送システムのパフォーマンスの尺度の 1 つであり、転送品質とサービスのアベイラビリティを反映したものです。
RSVP ：リソース予約プロトコル。IP ネットワーク上でリソースの予約をサポートするためのプロトコル。IP エンド システム上で動作するアプリケーションは、RSVP を使用して、受信を期待しているパケット ストリームの性質（帯域幅、ジッタ、最大バーストなど）を他のノードに知らせることができます。
VRF：Virtual Routing and Forwarding。VRF は、VPN ルーティングおよび転送インスタンスです。VRF は、IP ルーティング テーブル、取得されたルーティング テーブル、そのルーティング テーブルを使用する一連のインターフェイス、ルーティング テーブルに登録されるものを決定する一連のルールおよびルーティング プロトコルで構成されています。一般に、VRF には、PE ルータに付加されるカスタマー VPN サイトが定義されたルーティング情報が格納されています。
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