クラスタ設定後のガイドライン
重要 |
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この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
重要 |
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インストール後タスクを完了するには、インストーラ VM 上でインストール後スクリプトを実行できます。このスクリプトはすべてのネットワーク インターフェイス(管理、vMotion、およびストレージ ネットワーク)を ping して、ファブリックの完全な可用性を確認します。また、このスクリプトは、ノース バウンド スイッチ上のジャンボ フレームの設定と VLAN の正しいタギングも検証します。
重要 |
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Web ブラウザから、http://<インストーラ VM IP>/mssh
に移動します。
インストーラ VM のルート クレデンシャルを使用してログインします。
「post_install
」と入力して、Enter
キーを押します。
次の表に示すように、インストール後スクリプト パラメータを設定します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
Enable HA/DRS on cluster?(クラスタで HA/DRS を有効にするか) |
ベスト プラクティスに従って vSphere 高可用性(HA)機能を有効にします。 |
Disable SSH warning?(SSH 警告を無効にするか) |
vCenter 内での SSH 警告とシェル警告を抑制します。HyperFlex システムが適切に機能するには、SSH を有効なままにする必要があります。 |
Add vMotion interfaces(vMotion インターフェイスの追加) |
ベスト プラクティスに従って vMotion インターフェイスを設定します。IP アドレスと VLAN ID の入力が必要です。 |
Add VM network VLANs(VM ネットワーク VLAN の追加 ) |
すべてのクラスタ ホスト上の ESXi 内、および Cisco UCS Manager にゲスト VLAN を追加します。 |
Enable NTP on ESXi hosts(ESXi ホスト上の NTP を有効にする) |
ESXi ホスト上で NTP を設定して有効にします。 |
Enable Lenient Mode?(寛容モードを有効にするか) |
現在は、寛容モードがデフォルトです。続行するには、Y キーを押します。 |
Send test email?(テストメールの送信) |
SMTP メール サーバと 自動サポート パラメータが設定されている場合は、SMTP リレーが動作することを確認するためにテスト メールが送信されます。 |
ネットワーク エラーが報告された場合は、それを修正します。
root@Cisco-HX-Data-Platform-Installer:~# post_install
Setting ESX hosts from HX cluster...
vCenter URL: 172.26.17.177
Enter vCenter username (user@domain): administrator@vsphere local
vCenter password:
Found datacenter RTP-DC
Found cluster HX-Cluster
Enable HA/DRS on cluster? (y/n) y
Disable SSH warning? (y/n) y
configure ESXi logging onto HX datastore? (y/n) y
No datastores found
Creating datastore...
Name of datastore: HX-Logs
size (6B): 50
Storing logs on datastore HX-Logs
Creating folder [HX-Logs]/esxi_logs
Add vmotion interfaces? (y/n) y
Netmask for vMotion: 255.255.255.0
VLAN ID: (0-4096) 3093
vMotion IP for esx-hx-6.cpoc-rtp.cisco.com: 192.168.11.154
Adding vmKernel to esx-hx-6.cpoc-rtp.cisco.com
vMotion IP for esx-hx-l.cpoc-rtp.cisco.com: 192.168.11.151
Adding vmotion to esx-hx-l.cpoc-rtp.cisco.com
Adding vmKernel to esx-hx-l.cpoc-rtp.cisco.com
vMotion IP for esx-hx-5 .cpoc- rtp.cisco.com: 192.168.11.153
Adding vmKernel to esx-hx-5.cpoc-rtp.cisco.com
vMotion IP for esx-hx-2.cpoc- rtp.cisco.com: 192.168.11.152
Adding vmKernel to esx-hx-2.cpoc-rtp.cisco.com
Add VM network VLANs? (y/n) n
Enable NTP on ESX hosts? (y/n) y
Starting ntpd service on esx-hx-6.cpoc-rtp.cisco.com
Starting ntpd service on esx-hx-l.cpoc-rtp.cisco.com
Starting ntpd service on esx-hx-5.cpoc-rtp.cisco.com
Starting ntpd service on esx-hx-2.cpoc-rtp.cisco.com
Enable Lenient Mode? (y/n) y
Lenient mode is already set
Send test email? (y/n) n
Validating cluster health and configuration...
Found UCSM hyper-ucs.cpoc-rtp.cisco.com, logging with username admin. Org is hx-cluster
UCSM Password:
Checking MTU settings
pinging 192.168.16.164 from vmk1
pinging 192.168.10.161 from vmk1
pinging 192.168.16.163 from vmk1
pinging 192.168.1(3.162 from vmk1
Setting vnic2 to active and vmic3 to standby
Pinging 192.168.10.164 from vmk1
pinging 192.168.16.164 with mtu 8972 from vmkl
Pinging 192.168.10.161 from vmk1
pinging 192.168.10.161 with mtu 8972 from vmkl
pinging 192.168.16.163 from vmk1
pinging 192.168.10.163 with mtu 8972 from vmkl
pinging 192.168.10.162 from vmk1
pinging 192. 168.16. 162 with mtu 8972 from vmkl
Setting vmnic3 to active and vnic2 to standby
pinging 172.26.17.154 from vmk0
pinging 172.26.17 .151 from vmk0
pinging 172.26.17.153 from vmk0
Pinging 172.26.17.152 from vmk0
Setting vnicl to active and vmnic0 to standby
pinging 172.26.17.154 from vmk0
Pinging 172.26.17.151 from vmk0
pinging 172.26.17.153 from vmk0
pinging 172.26.17.152 from vmk0
Setting vmnic0 to active and vnicl to standby
pinging 192.168.11.154 from vmk2
pinging 192.168.11.151 from vmk2
pinging 192.168.11.153 from vmk2
pinging 192.168.11.152 from vmk2
Setting vnic7 to active and vmnic6 to standby
pinging 192.168.11.154 from vmk2
pinging 192.168.11.154 with mtu 8972 from vmk2
pinging 192.168.11.151 from vmk2
pinging 192.168.11.151 with mtu 8972 from vmk2
Pinging 192.168.11.153 from vmk2
pinging 192.168.11.153 with mtu 8972 from vmk2
pinging 192.168.11.152 from vmk2
pinging 192.168.11.152 with mtu 8972 from vmk2
Setting vmnic6 to active and vnic7 to standby
Host: esx-hx-5.cpoc-rtp.cisco.com
Np errors found
Host: esx-hx-6.cpoc-rtp.clsco.com
No errors found
Host: esx-hx-l.cpoc-rtp.cisco.com
No errors found
Host: esx-hx-2.cpoc-rtp.cisco.com
No errors found
controller VM clocks:
stctlVM-FCH1946V34Y - 2016-09-16 22:34:04
stCtlVM-FCH1946V23M - 2016-09-16 22:34:04
stctIVM-FCH1951V2TT - 2016-09-16 22:34:04
stctlVM-FCH2004VINS - 2016-09-16 22:34:04
Cluster:
Version - 1.8.1a-19499
Model - HX220C-M4S
Health - HEALTHY
Access policy - LENIENT
ASUP enabled - False
SMTP server - smtp.cisco.com
インストール後のデフォルトの ESXi ルート パスワードを変更するには、次の手順を実行します。
(注) |
ESXi ルート パスワードを忘れた場合は、パスワードの復旧について Cisco TAC にお問い合わせください。 |
ステップ 1 |
SSH を使用して ESXi ホスト サービス制御にログインします。 |
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ステップ 2 |
ルート権限を取得します。
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ステップ 3 |
現在のルート パスワードを入力します。 |
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ステップ 4 |
ルート パスワードを変更します。
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ステップ 5 |
新しいパスワードを入力し、Enter キーを押します。確認のためにパスワードを再入力します。
|
インストール後に HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードを再設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
ストレージ コントローラ VM にログインします。 |
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ステップ 2 |
HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードを変更します。 # stcli security password set このコマンドによって、変更がストレージ クラスタ内のすべてのコントローラ VM に適用されます。
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ステップ 3 |
新しいパスワードを入力します。 |
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ステップ 4 |
Enter を押します。 |
GUI を介してストレージ クラスタを管理するには、vSphere Web クライアントを起動します。vSphere Web クライアントおよび HX Data Platform プラグインを介してストレージ クラスタにアクセスします。
ステップ 1 |
HX Data Platform インストーラから、インストールの完了後に、[概要(Summary)] ページで [vSphere Web Client の起動(Launch vSphere Web Client)] をクリックします。 |
ステップ 2 |
ログイン ページが表示され、[vSphere Web Client へのログイン(Login to vSphere Web Client)] をクリックして、vSphere クレデンシャルを入力します。 |
ステップ 3 |
HX Data Platform プラグインを表示します。 vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter インベントリ リスト(vCenter Inventory Lists)] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] を選択します。 |
(注) |
高可用性を実現するために、最低 2 つのデータストアを作成することを推奨します。 |
ステップ 1 |
vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter インベントリ リスト(vCenter Inventory Lists)] で、 > [クラスタ(cluster)] > [管理(Manage)] > [データストア(Datastores)] を選択します。 |
ステップ 2 |
[データストアの作成(Create Datastore)] アイコンをクリックします。 |
ステップ 3 |
データストアの名前を入力します。vSphere Web クライアントはデータストア名に 42 文字の制限を適用します。各データストアに固有の名前を割り当てます。 |
ステップ 4 |
データストアのサイズを指定します。ドロップダウンリストから、[GB] または [TB] を選択します。[OK] をクリックします。 |
ステップ 5 |
新しいデータストアを表示するには、[更新(Refresh)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 6 |
新しいデータストアの [マウント ステータス(Mount Status)] を表示するには、[ホスト(Hosts)] タブをクリックします。 |
vSphere HA の設定では、使用可能なデータストアのリストから任意のデータストアを選択できるように、[ハートビーティングのデータストア(Datastore for Heartbeating)] オプションを必ず設定してください。
ステップ 1 |
vSphere にログインします。 |
ステップ 2 |
DRS が有効になっていることを確認します。 vSphere で、 を選択します。[vSphere DRS] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[vSphere HA によるクラスタの設定の編集(vSphere HA Edit Cluster Settings)] が表示されます。[vSphere HA] をクリックします。[編集(Edit)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[vSphere HA をオンにする(Turn on vSphere HA)] が選択されていなければ、これを選択します。 |
ステップ 5 |
[アドミッション制御(Admission Control)] を展開し、[ストレージ クラスタ リソースのパーセンテージを予約してフェールオーバー キャパシティを定義する(Define Failover capacity by reserving a percentage of the storage cluster resources)] を選択します。パーセンテージを割り当てます。 |
ステップ 6 |
[ハートビート データストア(Heartbeat Datastores)] を展開し、[指定されたリストからのデータストアのみを使用(Use datastore only from the specified list)] を選択します。[OK] をクリックします。 |
HX ストレージ クラスタを構成して、文書化されたイベントに関する自動化された電子メール通知を送信することができます。通知内の収集されたデータを使用して、HX ストレージ クラスタの問題のトラブルシューティングに役立てることができます。
自動サポート は、HX Data Platform を通じて提供されるアラート通知サービスです。自動サポート を有効にすると、HX Data Platform から、通知の受信先として指定された電子メール アドレスまたは電子メール エイリアスに通知が送信されます。自動サポート は通常、HX ストレージ クラスタの作成時に SMTP メール サーバを設定し、電子メール受信者を追加して設定します。
構成中に [自動サポートを有効にする(Enable Auto Support)] チェックボックスが選択されていない場合、次の方法を使用して 自動サポート をクラスタの作成後に有効にすることができます。
このクラスタ ASUP 構成後の方法の場合 |
次のトピックを参照してください。 |
---|---|
HX Connect ユーザ インターフェイス |
HX Connect を使用した自動サポートの設定 |
コマンドライン インターフェイス(CLI) |
|
REST API |
Cisco HyperFlex は Cisco DevNet での REST API をサポートします。 |
自動サポート を使用して、HX ストレージ クラスタをモニタリング ツールに接続することもできます。
Smart Call Home は、HX ストレージ クラスタを監視し、ビジネスの運営に影響をおよぼす前に問題にフラグ付けして解決を開始する、自動化されたサポート機能です。これにより高いネットワーク可用性と運用効率の向上をもたらします。
Call Home は、さまざまな障害や重要なシステム イベントを検出してユーザに通知する、Cisco デバイスのオペレーティング システムに組み込まれている製品機能です。Smart Call Home は Call Home の基本機能を高めるために自動化機能と利便性向上機能を追加します。Smart Call Home が有効にされると、それ以降は Call Home メッセージ/アラートが Smart Call Home に送信されます。
Smart Call Home は Cisco の多くのサービス契約に含まれており、次のものがあります。
自動化された、24 時間の機器監視、プロアクティブな診断、リアルタイムの電子メール アラート、サービス チケットの通知、および修復の推奨。
Call Home 診断およびインベントリ アラームをキャプチャして処理し、指定された連絡先に送信する、プロアクティブ メッセージング。これらのメール メッセージには、Smart Call Homeポータルと TAC ケースへのリンクが含まれています(自動的に作成された場合)。
Cisco Technical Assistance Center(TAC)による優先サポート。Smart Call Home では、アラートが十分に重大な場合、TAC ケースが自動的に生成され、デバッグおよび他の CLI 出力が添付されて、https
経由で適切なサポート チームに転送されます。
カスタマイズ可能なステータス レポートおよびパフォーマンス分析。
Web ベースのアクセス。Call Home のメッセージ、診断、修復の推奨のすべてに 1 か所でアクセスできる他、TAC ケースのステータス、あらゆる Call Home デバイスの最新のインベントリと設定情報に Web でアクセスできます。
HX ストレージ クラスタ、ユーザ、サポートの間で自動的に通信が行われるように設定する方法については、データ収集用の Smart Call Home の設定を参照してください。
通常、自動サポート(ASUP)は HX ストレージ クラスタの作成中に設定されます。設定されなかった場合は、クラスタ作成後に HX Connect ユーザ インターフェイスを使用して有効にすることができます。
ステップ 1 |
HX Connect にログインします。 |
||||||||||
ステップ 2 |
バナーで、 をクリックして、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 3 |
[OK] をクリックします。 |
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ステップ 4 |
バナーで、 をクリックして、次のフィールドに値を入力します。
|
||||||||||
ステップ 5 |
[OK] をクリックします。 |
HX ストレージ クラスタからアラーム通知を受信する設定を構成および検証するには、次の手順に従います。
ステップ 1 |
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ステップ 2 |
SMTP メール サーバを設定し、設定を確認します。 指定された受信者に電子メール通知を送信するために SMTP メール サーバで使用される電子メール アドレスです。 構文: 例:
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ステップ 3 |
ASUP 通知を有効にします。
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ステップ 4 |
受信者の電子メール アドレスを追加して、設定を確認します。 電子メール通知を受信する一連の電子メール アドレスまたは電子メール エイリアスのリストです。複数の電子メールはスペースで区切ります。 構文: 例:
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ステップ 5 |
HX ストレージ クラスタの eth1:0 IP アドレスを所有しているコントローラ VM から、電子メールでテスト ASUP 通知を送信します。
eth1:0 IP アドレスを所有しているノードを判別するには、 |
ステップ 6 |
すべてのストレージ コントローラ VM の IP アドレスから電子メールを送信できるように電子メール サーバを設定します。 |
ASUP を有効にした後、クラスタ内のすべてのノードに関するヘルス チェック メールが 1 日 1 回送信されます。
データ収集はデフォルトで有効になりますが、インストール時にオプトアウト(無効に)することができます。また、クラスタ作成後にデータ収集を有効にすることもできます。アップグレード中には、従来の設定に基づいて Smart Call Home がセットアップされます。たとえば、stcli services asup show
が有効であれば、アップグレード時に Smart Call Home が有効になります。
HX ストレージ クラスタに関するデータ収集は、https
を介して Cisco TAC に転送されます。ファイアウォールがインストール済みの場合、クラスタの作成後に Smart Call Home のプロキシ サーバの設定が完了します。
(注) |
HyperFlex データ プラットフォーム リリース 2.5(1.a) の場合、Smart Call Homeサービス リクエスト(SR)の生成ではプロキシ サーバを使用しません。 |
Smart Call Home を使用するには、以下が必要です。
対応する Cisco Unified Computing Support Service 契約または Cisco Unified Computing Mission Critical Support Service 契約と関連付けられた Cisco.com ID。
登録されるデバイス用の Cisco Unified Computing Support Service または Cisco Unified Computing Mission Critical Support Service
ステップ 1 |
HX ストレージ クラスタ内のストレージ コントローラ VM にログインします。 |
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ステップ 2 |
HX ストレージ クラスタをサポートに登録します。 HX ストレージ クラスタを登録すると、収集されたデータに ID が追加され、Smart Call Homeが自動的に有効にされます。HX ストレージ クラスタを登録するには、電子メール アドレスを指定する必要があります。登録後、問題が発生して TAC サービス要求が生成されるたびに、このメール アドレスはサポート通知を受け取ります。
例:
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ステップ 3 |
HX ストレージ クラスタからサポートへのデータ フローが機能していることを確認します。 データ フローが機能していれば、問題が発生した場合にサポートがそれをトラブルシューティングするうえで役立つ関連情報が確実に得られます。
HX ストレージ クラスタを HyperFlex 1.7.1 から 2.1.1b にアップグレードした場合は、次のコマンドも実行してください。
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ステップ 4 |
(オプション)ポート 443 を介した Smart Call Home アクセスが可能になるようにプロキシ サーバを設定します。 HX ストレージ クラスタがファイアウォールの背後にある場合は、クラスタの作成後に Smart Call Home プロキシ サーバを設定する必要があります。サポートは、
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ステップ 5 |
Smart Call Home が有効になっていることを確認します。 set である場合、自動的に有効になります。
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ステップ 6 |
自動サポート(ASUP)通知を有効にします。 通常、自動サポート(ASUP)は HX ストレージ クラスタの作成中に設定されます。設定されなかった場合は、クラスタ作成後に HX Connect または CLI を使用して有効にすることができます。詳細については、HyperFlex の自動サポートと Smart Call Homeを参照してください。 |
レプリケーション クラスタ ペアの作成は、VM をレプリケーション用にセットアップするための前提条件です。レプリケーション ペアを作成する前に、レプリケーション ネットワークと少なくとも 1 つのデータストアを設定する必要があります。
クラスタ 1 とクラスタ 2 をペアリングすると、レプリケーション対象として明示的に設定されたクラスタ 1 上のすべての VM がクラスタ 2 にレプリケートされ、レプリケーション対象として明示的に設定されたクラスタ 2 上のすべての VM がクラスタ 2 にレプリケートされるようになります。
クラスタ 1 のデータストア A とクラスタ 2 のデータストア B をペアリングすることによって、レプリケーション用に明示的に設定されるたクラスタ 1 上のすべての VM では、データストア A にファイルがある場合、それらのファイルはクラスタ 2 のデータストア B にレプリケートされることを指定しています。同様に、レプリケーション対象として明示的に設定されたクラスタ 2 上のすべての VM では、データストア B にファイルがある場合、それらのファイルがクラスタ 1 のデータストア A にレプリケートされます。
ペアリングは厳密に 1 対 1 で行われます。クラスタは、他のクラスタのうち 1 つとだけペアリング可能です。ペアリングされるクラスタ上のデータストアは、もう一方のクラスタ上の 1 つのデータストアとだけペアリングできます。
レプリケーション ペアの作成、編集、および削除の詳細な手順については、『Cisco HyperFlex Systems Administration Guide』を参照してください。
プライベート VLAN の追加
プライベート VLAN では VLAN のレイヤ 2 ブロードキャスト ドメインがサブドメインに分割されるので、スイッチで相互にポートを分離できます。サブドメインは、1 つのプライマリ VLAN と 1 つまたは複数のセカンダリ VLAN で構成されます。プライベート VLAN ドメインには、プライマリ VLAN が 1 つのみ含まれています。プライベート VLAN ドメインの各ポートは、プライマリ VLAN のメンバーで、プライマリ VLAN は、プライベート VLAN ドメイン全体です。
VLAN ポート |
説明 |
---|---|
Promiscuous Primary VLAN |
プライマリ VLAN に属しています。無差別ポートに関連付けられているセカンダリ VLAN に属しているインターフェイス、およびプライマリ VLAN に関連付けられているインターフェイスのすべてと通信できます。それらのインターフェイスには、コミュニティ ポートと独立ホスト ポートも含まれます。セカンダリ VLAN からのすべてのパケットは、この VLAN を経由します。 |
独立したセカンダリ VLAN |
度クリスしたセカンダリ VLAN に属するホスト ポートです。このポートは同じプライベート VLAN ドメイン内のその他のポートから完全に分離されていますが、関連付けられている無差別ポートとは通信できます。 |
コミュニティ セカンダリ VLAN |
コミュニティ セカンダリ VLAN に属するホスト ポートです。コミュニティ ポートは、同じコミュニティ VLAN にある他のポートおよびアソシエートされている無差別ポートと通信します。 |
HX の導入に従い、VM ネットワークはデフォルトで通常の VLAN を使用します。VM ネットワークにプライベート VLAN を使用する場合は、次のセクションを参照してください。
ステップ 1 |
Cisco UCS Manager でプライベート VLAN を設定するには、『Cisco UCS Manager Network Management Guide』を参照してください。 |
ステップ 2 |
上流に位置するスイッチでプライベート VLAN を設定するには、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。 |
ステップ 3 |
ESX ホストでプライベート VLAN を設定するには、ESX ホスト上でのプライベート VLAN の設定を参照してください。 |
ESX ホストでプライベート VLAN を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
VMware vSphere クライアントから vSphere 標準スイッチ上の VMNIC を削除します。 |
ステップ 2 |
前の手順で削除した VMNIC を使用して新しい vSphere 分散型スイッチを作成します。 |
ステップ 3 |
無差別(プロミスキャス)、独立、およびコミュニティ VLAN を作成します。 |
ステップ 1 |
Cisco UCS Manager でプライベート VLAN を設定するには、『Cisco UCS Manager Network Management Guide』を参照してください。 |
ステップ 2 |
上流に位置するスイッチでプライベート VLAN を設定するには、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。 |
ステップ 3 |
ESX ホストでプライベート VLAN を設定するには、を参照してください。 ESX ホスト上でのプライベート VLAN の設定 |
ステップ 4 |
vSphere 標準スイッチから、新しく作成された vSphere 分散型スイッチに VM を移行します。
|
ステップ 5 |
VM 上のネットワーク アダプタのネットワーク接続をプライベート VLAN に変更します。
|
ステップ 1 |
VMware vSphere クライアントにログオンします。 |
ステップ 2 |
[ホーム(Home)] > [ホストとクラスタ(Hosts and Clusters)] を選択します。 |
ステップ 3 |
削除する VMNIC がある ESX ホストを選択します。 |
ステップ 4 |
[設定(Configuration)] タブを開きます。 |
ステップ 5 |
[ハードウェア(Hardware)] で [ネットワーキング(Networking)] をクリックします。 |
ステップ 6 |
削除する vminc がある vSwitch の横の [プロパティ(Properties)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
[ネットワーク アダプタ(Network Adapters)] タブをクリックします。 |
ステップ 8 |
削除する vminc を選択し、[削除(Remove)] をクリックします。 |
ステップ 9 |
[はい(Yes)] をクリックして、選択内容を確認します。 |
ステップ 10 |
[閉じる(Close)] をクリックします。 |
ステップ 1 |
VMware vSphere クライアントから、[インベントリ(Inventory)] > [ネットワーキング(Networking)] を選択します。 |
ステップ 2 |
dvSwitch を右クリックして、[新しい vSphere 分散スイッチ(New vSphere Distributed Switch)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[vSphere 分散スイッチの作成(Create vSphere Distributed Switch)] ダイアログボックスで、[vSphere 分散スイッチのバージョン:6.0.0(vSphere Distributed Switch Version: 6.0.0)] を選択します。 |
ステップ 4 |
[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
[一般プロパティ(General Properties)] タブで、次の項目を指定します。
|
ステップ 6 |
[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
[ホストと物理アダプタの追加(Add Hosts and Physical Adapters)] で、[今すぐ追加(Add Now)] を選択します。 |
ステップ 8 |
目的の ESX ホストの下で、[物理アダプタ(Physical Adapters)] を選択します。 |
ステップ 9 |
[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 10 |
[Finish] をクリックします。 |
ステップ 1 |
VMware vSphere クライアントから、[インベントリ(Inventory)] > [ネットワーキング(Networking)] を選択します。 |
||
ステップ 2 |
dvSwitch を右クリックして、[設定の編集(Edit Settings)] をクリックします。 |
||
ステップ 3 |
[プライベート VLAN(Private VLAN)] タブを選択します。 |
||
ステップ 4 |
[プライマリ プライベート VLAN ID(Primary private VLAN ID)] タブで、プライベート VLAN ID を入力します。 |
||
ステップ 5 |
[セカンダリ プライベート VLAN ID(Secondary private VLAN ID)] タブで、プライベート VLAN ID を入力します。 |
||
ステップ 6 |
[タイプ(Type)] ドロップダウン リストから、VLAN のタイプを選択します。次のいずれかを指定できます。
|
||
ステップ 7 |
[OK] をクリックします。 |
vSphere 分散スイッチでプライベート VLAN を作成します。
ステップ 1 |
[dvSwitch] の下の [dvPortGroup] を右クリックして、[設定の編集(Edit Settings)] をクリックします。 |
||
ステップ 2 |
[ポリシー(Policies)] > [VLAN] をクリックします。 |
||
ステップ 3 |
[VLAN タイプ(VLAN type)] ドロップダウン リストから [プライベート VLAN(Private VLAN)] を選択します。 |
||
ステップ 4 |
[プライベート VLAN エントリ(Private VLAN Entry)] ドロップダウン リストから、プライベート VLAN のタイプを選択します。次のいずれかを指定できます。
|
||
ステップ 5 |
[OK] をクリックします。 |
分散型スイッチを導入する際の検討事項
(注) |
|
分散型スイッチにより、各ノードで同じ設定が確実に使用されます。こうしてトラフィックに優先順位を付けることができ、アクティブな vMotion トラフィックがないときに、使用可能な帯域幅を他のネットワーク ストリームで活用できるようになります。
HyperFlex(HX)Data Platform では、非 HyperFlex 依存ネットワークに分散型仮想スイッチ(DVS)ネットワークを使用できます。
このような非 HX 依存ネットワークには以下のものが含まれます。
VMware vMotion ネットワーク
VMware アプリケーション ネットワーク
HX Data Platform には、次のネットワークが標準的な vSwitch を使用するという依存関係があります。
vswitch-hx-inband-mgmt:ストレージ コントローラ管理ネットワーク
vswitch-hx-inband-mgm:管理ネットワーク
vswitch-hx-storage-data:ストレージ ハイパーバイザ データ ネットワーク
vswitch-hx-storage-data:ストレージ コントローラ データ ネットワーク
HX Data Platform のインストール時に、すべてのネットワークで標準 vSwitch ネットワークが設定されます。ストレージ クラスタを設定した後、非 HX 依存ネットワークを DVS ネットワークに移行することができます。次に例を示します。
vswitch-hx-vm-network:VM ネットワーク
vmotion:vmotion pg
vMotion ネットワークを分散型仮想スイッチに移行する方法の詳細については、『Network and Storage Management Guide』の「Migrating vMotion Networks to Distributed Virtual Switches (DVS) or Cisco Nexus 1000v (N1Kv)」を参照してください。
HyperFlex クラスタ上で vCenter の展開をサポートする場合、いくつかの制約があります。詳細については、『How to Deploy vCenter on the HX Data Platform』テクニカル ノートを参照してください。
さらに支援が必要な場合は、TAC までお問い合わせください。
AMD FirePro S7150 シリーズ GPU は HX240c M5 ノードでサポートされます。これらのグラフィック アクセラレータにより、安全性とパフォーマンスに優れた、コスト効率の高い VDI 環境が有効になります。HyperFlex に AMD GPU を展開するには、次の手順に従います。
ステップ |
アクション |
手順の説明 |
---|---|---|
1 |
サーバに接続されているサービス プロファイルの BIOS ポリシーを変更します。 |
|
2 |
サーバに GPU カードをインストールします。 |
|
3 |
サーバの電源をオンにして、GPU がサーバの Cisco UCS Manager インベントリに表示されることを確認します。 |
— |
4 |
AMD GPU カードの vSphere インストール バンドル(VIB)をインストールして、再起動します。 |
Cisco ソフトウェア ダウンロードから、VMware ESXi 上の AMD 用の C シリーズ スタンドアロンファームウェア/ソフトウェア バージョンバンドル 3.1(3) の最新ドライバ ISO を含むインベントリ リストをダウンロードします。 |
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VM 設定を使用してクラスタ上で Win10 VM を作成します。 |
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各 ESXi ホストで、MxGPU.shスクリプトを実行して GPU を設定し、GPU から仮想機能を作成します。 |
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前のステップで作成した仮想機能(VF)を Win10 Vm に割り当てます。 |
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