この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このドキュメントでは、Cisco HX データ プラットフォーム の既存のインストールをアップグレードする方法について説明します。
Cisco HyperFlex Systems には、お使いの環境に応じてアップグレードされる可能性のある複数のコンポーネントがあります。HyperFlex Systems のコア コンポーネントは次のとおりです。
エンドポイントのアップグレードの順序は、アップグレード パスによって異なります。適切なアップグレード パスを決定するには、アップグレードのシナリオを参照してください。
オンライン モードまたはオフライン モードで、Cisco HyperFlex Systems のアップグレードを導入することができます。
ダウンタイムを許容できず、メンテナンス時間が許容範囲内である場合は、オンライン アップグレード モードを使用します。
オンライン アップグレード中にも、サービスは中断されず、すべての仮想マシンの実行が継続されます。アップグレードが開始された後、または DRS にライセンスが付与され、DRS が有効化され、自動モードに設定されている場合は、ユーザによる操作は必要ありません。1 つの HX ノードがすでにオフラインの場合は、メンテナンス時間中にアップグレードを実行することをお勧めします。詳細については、オンライン アップグレード プロセスのワークフローを参照してください。
(注) | ネストされた VMware vCenter(HX データストアの vCenter)をアップグレードするには、オンライン アップグレード モードを使用します。 |
アップグレード時間を短縮する必要があり、ワークロードのダウンタイムが許容範囲内である場合は、オフライン アップグレード モードを使用します。
オフライン アップグレード モードは、Cisco HX データ プラットフォーム がオフラインであることを意味します。ただし、ストレージ コントローラ VM はオンラインであり、HX Data Platform の管理は stcli コマンドライン アクセスと VMware vSphere Web クライアントの両方を使用して確認できます。vSphere Web クライアントは、ストレージ I/O 層について報告します。stcli cluster コマンドは、ストレージ クラスタ全体のステータスがオフラインであることを返します。オフライン アップグレード プロセスのワークフローを参照してください。
アップグレードする前にオープン状態の解決済み警告を参照してください。新しい機能を確認し、『Cisco HX Data Platform Release Notes』を参照してください。
ハードウェアとソフトウェアの相互依存関係の完全なリストについては、「Hardware and Software Interoperability for Cisco HyperFlex HX-Series」の UCSM リリース バージョンを参照してください。
HyperFlex リリース |
HX Data Platform インストーラ |
HX Data Platform |
推奨 UCS FI ファームウェア |
---|---|---|---|
2.1(1b) |
2.1(1b) |
2.1(1b) |
3.1(2g) |
2.0(1a) |
2.0(1a) |
2.0(1a) |
3.1(2f) |
1.8(1f) |
1.8(1f) |
1.8(1f) |
3.1(2b) |
1.8(1e) |
1.8(1e) |
1.8(1e) |
3.1(2b) |
1.8(1c) |
1.8(1c) |
1.8(1c) |
3.1(2b) |
1.8(1b) |
1.8(1b) |
1.8(1b) |
3.1(2b) |
1.8(1a) |
1.8(1a) |
1.8(1a) |
3.1(2b) |
1.7.3 |
1.7.3 |
1.7.3 |
2.2(7c) |
1.7.1 |
1.7.1-14835 |
1.7 |
2.2(7c) |
1.7.1 |
1.7.1 |
1.7 |
2.2(6f) |
HyperFlex のバージョン |
vSphere のバージョン |
vSphere のエディション |
---|---|---|
2.1(1b) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3、6.0 U2 Patch 4、6.0 U3。 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
2.0(1a) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3、6.0 U2 Patch 4 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.8(1f) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.8(1e) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.8(1c) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.8(1c) |
5.5 U3 |
Enterprise、Enterprise Plus |
1.8(1b) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.8(1a) |
6.0 U1b、6.0 U2、6.0 U2 Patch 3 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.7.3 |
6.0 U1b、6.0 U2 |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.7.3 |
5.5 U3 |
Enterprise、Enterprise Plus |
1.7.1 |
6.0 U1b |
Enterprise、Enterprise Plus、Standard、Essentials Plus、ROBO |
1.7.1 |
5.5 U3 |
Enterprise、Enterprise Plus |
次の 4 つのテーブル マトリックスは、サポートされている Cisco HyperFlex Systems のアップグレード パスをマップします。
Cisco HX データ プラットフォーム のバージョン | サポートされているアップグレード パス | ||
---|---|---|---|
2.1(1b) |
2.0(1a) |
1.8(1f) |
|
1.8.(1f) |
Yes |
Yes |
— |
1.8(1e) |
Yes |
Yes |
Yes |
1.8(1c) |
Yes |
Yes |
Yes |
1.8(1b) |
Yes |
Yes |
Yes |
1.8(1a) |
Yes |
Yes |
Yes |
1.7.x |
Yes |
Yes |
Yes |
Cisco UCS Manager のバージョン | サポートされているアップグレード パス | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
3.1(2g) |
3.1(2f) |
3.1(2e) |
3.1(2c) |
3.1(2b) |
2.2(7c) |
|
3.1(2f) |
Yes |
— |
— |
— |
— |
— |
3.1(2e) |
Yes |
Yes |
— |
— |
— |
— |
3.1(2c) |
Yes |
Yes |
Yes |
— |
— |
— |
3.1(2b) |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
— |
— |
2.2(7c) |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
— |
2.2(6f) |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
ESXi 5.5 U3b バージョンの場合、ESXi のアップグレードを推奨します。詳細については、Cisco TAC にお問い合わせください。
ESXi 6.0 U1 バージョンの場合、ESXi のアップグレードを推奨します。PSOD や OS のクラッシュのためにノードが応答しなくなるという既知の VMware の問題があります。VMware KB の記事、『VMware ESXi 6.0, Patch ESXi600-201608401-BG: Updates esx-base, vsanhealth, vsan VIBs (2145664)』を参照してください。
VMware ESXi のバージョン | サポートされているアップグレード パス | ||
---|---|---|---|
6.0 U3 |
6.0 U2(すべてのパッチ レベル) |
6.0 U1b |
|
6.0 U2(すべてのパッチ レベル) |
Yes |
— |
— |
6.0 U1b |
Yes |
Yes |
— |
5.5 U3b(HX240c のみ) |
Yes |
Yes |
Yes |
HXDP 2.1(1b) へのアップグレードは、HXDP のみのアップグレードとして実行することができ、UCS サーバまたはインフラストラクチャ ファームウェアのアップグレードは不要です。これにより、メンテナンス時間を最短にすることができます。ただし、長期間の安定性を確保するために、このリリースで使用可能になった最新の SAS HBA ファームウェアを使用することをお勧めします(『Release Notes for Cisco HX Data Platform, Release 2.0』の CDET ID CSCvb78874 を参照してください)。UCS サーバ ファームウェアのアップデートが必要な場合は、Cisco UCS Manager ソフトウェアをまず、3.1(2g) 以降にアップグレードしてください。これには、簡単な UCSM のみのアップグレード、またはフル インフラストラクチャ ファームウェアの自動インストールを実行します。その後、ユーザが HyperFlex vSphere Web クライアント プラグインを使用して、サーバ ファームウェア バンドルのアップグレードを 3.1(2g) 以降に調整する必要があります。
HXDP と UCS の両方のファームウェアをアップグレードする場合は、vSphere Web クライアント プラグインを使用して、メンテナンス期間に応じてコンバインド アップグレードまたは分割アップグレードを選択します。Cisco UCS Manager によるサーバ ファームウェアの自動インストールを使用した直接的なファームウェア アップグレードは試行しないでください。代わりに、HyperFlex プラグインから提供される UCS サーバ アップグレード オーケストレーション フレームワークを使用します。
Cisco UCS Manager のバージョン | Cisco HX データ プラットフォーム | |||
---|---|---|---|---|
2.1(1b) |
2.0(1a) |
1.8.x |
1.7.x |
|
3.1(2g) |
Yes ハイブリッドとオール フラッシュをサポート |
Yes ハイブリッドとオール フラッシュをサポート |
— |
— |
3.1(2f) |
— |
Yes ハイブリッドとオール フラッシュをサポート |
— |
— |
3.1(2e) |
— |
Yes ハイブリッドをサポート |
— |
— |
3.1(2c) |
— |
Yes ハイブリッドをサポート |
Yes |
— |
3.1(2b) |
— |
Yes ハイブリッドをサポート |
Yes |
— |
2.2(7c) |
— |
— |
— |
Yes |
2.2(6f) |
— |
— |
— |
Yes |