ストレージ クラスタの修復のタイムアウト時間は、ストレージ クラスタの自動修復前に HX Connect または HX Data Platform プラグイン が待機する時間の長さになります。ディスク障害が発生した場合、修復のタイムアウト時間は 1 分になります。ノード障害が発生した場合、修復のタイムアウト時間は 2 時間になります。ディスクとノードに同時に障害が発生した場合や、ノード障害が発生し、修復が完了する前にディスク障害が発生した場合は、ノード障害のタイムアウトが優先されます。
クラスタの復元力ステータスが [警告(Warning)] の場合、HX Data Platform システムでは次のストレージ クラスタ障害と応答がサポートされます。
オプションで、HX Connect および HX Data Platform プラグイン の関連付けられている [クラスタ ステータス/操作ステータス(Cluster Status/Operational Status)] または [復元力ステータス/復元力状況(Resiliency Status/Resiliency Health)]
をクリックすると、現在の状態の原因を説明する理由メッセージが表示されます。
クラスタ サイズ
|
同時障害発生数
|
障害の発生したエンティティ
|
実行するメンテナンス アクション
|
3 ノード
|
1
|
1 ノード。
|
ストレージ クラスタは自動的に修復されません。
ストレージ クラスタ ヘルスを復元するために、障害が発生したノードを交換します。
|
3 ノード
|
2
|
2 つのノード上の 2 つ以上のディスクがブラックリストに登録されているか、またはそれらのディスクで障害が発生している。
|
-
1 台の SSD に障害が発生している場合、ストレージ クラスタは自動的に修復されません。
- 障害が発生した SSD を交換して、クラスタの再調整によってシステムを復元します
-
1 台の HDD に障害が発生しているか削除されている場合、ディスクはすぐにブラックリストにリストされます。ストレージ クラスタは、数分以内に自動修復を開始します。
-
複数の HDD に障害が発生している場合、システムは自動的にストレージ クラスタ ヘルスを復元することはできません。
- システムが復元されない場合、障害が発生したディスクを交換して、クラスタの再調整によってシステムを復元します
|
4 ノード
|
1
|
1 ノード。
|
ノードが 2 時間以内に復元されない場合、ストレージ クラスタは残りのノードのデータの再調整によって修復を開始します。
ノード障害を迅速に修復し、ストレージ クラスタを完全に復元させるには、次の手順に従います。
-
ノードが電源オンになっていることを確認し、可能な場合は再起動します。ノードの交換が必要になる場合があります。
-
クラスタを再調整します
|
4 ノード
|
2
|
2 つのノード上の 2 つ以上のディスク。
|
2 台の SSD に障害が発生している場合、ストレージ クラスタは自動的に修復されません。
ディスクが 1 分以内に復元されない場合、ストレージ クラスタは残りのノードのデータの再調整によって修復を開始します。
|
5+ ノード
|
2
|
最大 2 ノード。
|
ノードが 2 時間以内に復元されない場合、ストレージ クラスタは残りのノードのデータの再調整によって修復を開始します。
ノード障害を迅速に修復し、ストレージ クラスタを完全に復元させるには、次の手順に従います。
-
ノードが電源オンになっていることを確認し、可能な場合は再起動します。ノードの交換が必要になる場合があります。
-
クラスタを再調整します
ストレージ クラスタがシャット ダウンする場合は、「Troubleshooting, Two Nodes Fail Simultaneously Causes the Storage Cluster to Shutdown」の項を参照してください。
|
5+ ノード
|
2
|
2 つのノードのそれぞれで、2 つ以上のディスクに障害が発生する。
|
システムは、1 分後に自動的に再調整をトリガーし、ストレージ クラスタの正常性を復元します。
|
5+ ノード
|
2
|
1 つのノードおよび別のノード上の 1 つ以上のディスク。
|
ディスクが 1 分以内に復元されない場合、ストレージ クラスタは残りのノードのデータの再調整によって修復を開始します。
ノードが 2 時間以内に復元されない場合、ストレージ クラスタは残りのノードのデータの再調整によって修復を開始します。
ストレージ クラスタ内のノードで障害が発生し、別のノード上のディスクにも障害が発生している場合、ストレージ クラスタは 1 分以内に障害発生ディスクの修復を開始します(障害発生ノードのデータは変更されません)。障害発生ノードが 2 時間経過後に稼動しない場合、ストレージ
クラスタが障害発生ノードの修復を開始します。
ノード障害を迅速に修復し、ストレージ クラスタを完全に復元させるには、次の手順に従います。
-
ノードが電源オンになっていることを確認し、可能な場合は再起動します。ノードの交換が必要になる場合があります。
-
クラスタを再調整します
|