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偏向のない言語

この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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Updated:
2017年5月4日

章のタイトル: HX ストレージ クラスタのメンテナンス

  • ストレージ クラスタのメンテナンス操作の概要
    • シリアル操作とパラレル操作
    • クラスタ ステータスの確認
    • ビーコンの設定
    • HX クラスタの vMotion の設定の確認
    • ストレージ クラスタ ノードのメンテナンス モード
    • Cisco HyperFlex のメンテナンス モードの開始
    • バックアップ操作の作成
    • HX ストレージ クラスタのシャットダウンと電源オフ
  • ストレージ クラスタの管理
    • クラスタ アクセス ポリシー レベルの変更
    • クラスタの再調整
      • クラスタの再調整ステータスと自己修復ステータスの確認
    • スペース不足エラーの処理
      • クリーナー スケジュールの確認
    • vCenter 間でのストレージ クラスタの移動計画
      • 現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動
      • vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除
      • 新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録
    • クラスタの名前変更
  • ストレージ コントローラ VM の管理
    • ストレージ コントローラ VM へのログイン
    • ストレージ コントローラ パスワードの変更
      • HX Data Platform ログイン クレデンシャルに関するガイドライン
      • HX Data Platform の名前、パスワード、文字
    • ストレージ コントローラ VM の電源のオン/オフ
  • データストアの管理
    • データストアの追加
    • データストアの編集
    • データストアのマウント
    • データストアのマウント解除
    • データストアの削除
    • 部分的にマウント解除されたデータストアの回復
  • クラスタ内のディスクの管理
    • ディスクの要件
    • SSD の交換
    • ハウスキーピング SSD の交換
    • ハードディスク ドライブの交換または追加
  • ノードの管理
    • ノード メンテナンス方法の特定
    • ESXi ホスト ルート パスワードの変更
    • ノード ソフトウェアの再インストール
    • IP から FQDN への vCenter クラスタ内のノード識別フォームの変更
    • ノード コンポーネントの交換
    • ノードの取り外し
      • ノード削除の準備
      • オンライン ストレージ クラスタからのノードの削除
      • オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除
    • ノードの交換
  • メンテナンス アクティビティ後のタスク
    • Cisco HyperFlex のメンテナンス モードの終了
    • HX ストレージ クラスタの電源オンと起動
    • vNIC または vHBA の変更後の PCI パススルーの設定

HX ストレージ クラスタのメンテナンス

  • ストレージ クラスタのメンテナンス操作の概要
  • ストレージ クラスタの管理
  • ストレージ コントローラ VM の管理
  • データストアの管理
  • クラスタ内のディスクの管理
  • ノードの管理
  • メンテナンス アクティビティ後のタスク

ストレージ クラスタのメンテナンス操作の概要

HX Data Platform ストレージ クラスタのメンテナンス タスクは、ストレージ クラスタのハードウェア コンポーネントとソフトウェア コンポーネントの両方に影響します。ストレージ クラスタのメンテナンス操作には、ノードやディスクの追加または削除とネットワーク メンテナンスが含まれます。

メンテナンス タスクの一部の手順は、ストレージ クラスタ内のノードのストレージ コントローラ VM から実行されます。ストレージ コントローラ VM で発行される一部のコマンドは、ストレージ クラスタ内のすべてのノードに影響します。


(注)  


3 ノード ストレージ クラスタ。3 ノード クラスタでノードを削除するかまたはシャットダウンする必要があるタスクについては、テクニカル アシスタンス センター(TAC)までご連絡ください。3 ノード ストレージ クラスタでは、1 つのノードで障害が発生するかまたは 1 つのノードが削除されると、3 番目のノードが追加され、ストレージ クラスタに参加するまで、クラスタは正常ではない状態になります。

vSphere 5.5 から 6.0 へのアップグレード。ESX サーバまたは vCenter サーバのいずれかを 5.5 から 6.0 にアップグレードする場合は、事前にテクニカル アシスタンス センター(TAC)にお問い合わせください。

ノードの追加。ストレージ クラスタへのノードの追加は、HX Data Platform インストーラのクラスタ拡張機能を使用して実行されます。新しいノードはすべて、HX Data Platform のインストールおよび初期ストレージ クラスタの作成時と同じシステム要件を満たしている必要があります。クラスタ拡張機能の使用の要件と手順については、『Cisco HX Data Platform Getting Started Guide』を参照してください。


オンライン メンテナンスとオフライン メンテナンスの比較

タスクによっては、ストレージ クラスタをオンラインまたはオフラインのいずれかにする必要があります。通常、メンテナンス タスクを行うには、ストレージ クラスタ内のすべてのノードがオンラインであることが必要です。

ストレージ クラスタのメンテナンスをオフライン モードで実行する場合、Cisco HX Data Platform もオフラインですが、ストレージ コントローラ VM は起動されており、Cisco HX データ プラットフォーム管理は stcli コマンド ライン、HX Connect、HX Data Platform Plug-in から表示できます。vSphere Web クライアントは、ストレージ I/O 層に関する報告が可能です。stcli cluster info コマンドは、ストレージ クラスタ全体のステータスが offline であることを返します。

メンテナンス前タスク

ストレージ クラスタのメンテナンスを行う前に、次の点を確認します。

  • 実行するメンテナンスタスクを特定します。

    参照先

  • すべてのメンテナンス操作(リソースの取り外し/交換など)は、システム ロードが低いメンテナンス期間中に行われます。

  • メンテナンス タスクの実行前に、ストレージ クラスタが正常であり稼動しています。

  • HX Connect または HX Data Platform Plug-in ビーコン オプションを使用してディスクを特定します。

    HX ビーコン オプションは、ハウスキーピング 120GB SSD には使用できません。サーバでハウスキーピング SSD の物理的な位置を確認します。

  • 並列して実行できないメンテナンス タスクのリストを確認します。順次に行うことだけが可能なタスクがあります。

  • SSH がすべての ESX ホストで有効になっていることを確認します。

  • ホストでメンテナンス タスクを実行する前に、ESX ホストを HX メンテナンス モードにします。HX メンテナンス モードは、ESX メンテナンス モードでの vSphere よりも多くのストレージ クラスタ固有ステップを実行します。

メンテナンス後タスク

メンテナンス タスクが終了したら、ノードのメンテナンス モードを終了して、ストレージ クラスタを再起動する必要があります。加えて、HX ストレージ クラスタを変更した場合は、追加のメンテナンス後タスクが必要になります。たとえば、vNIC または vHBA を変更した場合は、PCI パススルーを再設定する必要があります。

次の状態を確認してください。

  • ホストでのメンテナンス タスクの完了後に、ESX ホストの HX メンテナンス モードが終了している。

  • 取り外しまたは交換作業の完了後に、ストレージ クラスタが正常であり稼動している。

  • HX ストレージ クラスタ内の特定の ESX ホストで vNIC または vHBA を追加、削除、または交換した場合は、PCI パススルーを再設定します。

  • シリアル操作とパラレル操作
  • クラスタ ステータスの確認
  • ビーコンの設定
  • HX クラスタの vMotion の設定の確認
  • ストレージ クラスタ ノードのメンテナンス モード
  • Cisco HyperFlex のメンテナンス モードの開始
  • バックアップ操作の作成
  • HX ストレージ クラスタのシャットダウンと電源オフ

シリアル操作とパラレル操作

特定の操作は同時に実行することができません。次の操作は、(パラレルではなく)シリアルで実行するようにしてください。
  • ストレージ クラスタまたはノードのアップグレード。

  • ストレージ クラスタの作成、再作成、設定。

  • ノードの追加または削除。

  • ノードをシャットダウンする必要があるノード メンテナンス。これには、ディスクやネットワーク インターフェイス カード(NIC)の追加または取り外しが含まれます。

  • ストレージ クラスタの開始またはシャット ダウン。

  • vCenter でのストレージ クラスタの再登録。

クラスタ ステータスの確認


    ステップ 1   ストレージ クラスタ内の任意のコントローラ VM にログインします。リストされているコマンドをコントローラ VM のコマンド ラインから実行します。
    ステップ 2   ストレージ クラスタが正常であることを確認します。

    # stcli cluster info

    次の例の応答は、ストレージ クラスタがオンラインで正常であることを示します。

    locale: English (United States)
    state: online
    upgradeState: ok
    healthState: healthy
    state: online
    state: online
    ステップ 3   ノード障害の数を確認します。

    # stcli cluster storage-summary

    応答の例:

    #of node failures tolerable to be > 0

    ビーコンの設定

    ビーコンは、ノード(ホスト)とディスクを探して特定するのに役立つ LED をオンにする方法です。ノードには、前面の電源ボタンの近くと背面にビーコン LED があります。ディスクには、前面にビーコン LED があります。

    ノード ビーコンは Cisco UCS Manager から設定します。ディスク ビーコンは、HX Data Platform Plug-in または HX Connect ユーザインターフェイスから設定します。


      ステップ 1   ノード ビーコンは、UCS Manager を使用してオンまたはオフにします。
      1. UCS Manager の左側のパネルから、[Equipment] > [Servers] > [server] を選択します。
      2. UCS Manager の中央のパネルから、[General] > [Turn on Locator LED] を選択します。
      3. サーバが見つかったら、ロケータ LED をオフにします。

        UCS Manager の中央のパネルから、[General] > [Turn off Locator LED] を選択します。

      ステップ 2   ディスク ビーコンは、HX Data Platform Plug-in を使用してオンまたはオフにします。
      1. vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] の順に選択します。
      2. [Manage] タブで、[Cluster] > [cluster] > [host] > [Disks] > [disk] の順に選択します。
      3. オブジェクトの物理的な場所を探して、ビーコンをオンにします。

        [Actions] ドロップダウン リストから、[Beacon ON] を選択します。

      4. ディスクが見つかったら、ビーコンをオフにします。

        [Actions] ドロップダウン リストから、[Beacon OFF] を選択します。

      ステップ 3   ディスク ビーコンは、HX Connect を使用してオンまたはオフにします。
      1. HX Connect にログインします。
      2. [System Information] > [Disks] の順に選択します。
      3. ノードを選択し、[Turn On Locator LED] または [Turn Off Locator LED] をクリックします。

      ハウスキーピング SSD とキャッシュ NVMe SSD を除く、選択しているノード上のすべてのディスクのビーコン LED が切り替わります。ハウスキーピング SSD またはキャッシュ NVMe SSD には、機能する LED ビーコンはありません。


      HX クラスタの vMotion の設定の確認

      HX クラスタで HX メンテナンス操作を実行する前に、HX クラスタのすべてのノードが vMotion 用に設定されていることを確認します。vSphere Web クライアントから次の項目を確認します。
      1. vMotion ポート グループが、クラスタのすべての ESXi ホスト間でアクティブ/スタンバイ構成の vmnic6 と vmnic7 で設定されていることを確認します。
      2. ポート グループが vMotion 用に設定されていること、および命名規則が、クラスタのすべての ESXi ホストの間でまったく同じであることを確認します。

        (注)  


        名前では、大文字と小文字が区別されます。


      3. 各 vMotion ポート グループに静的 IP アドレスを割り当てていること、各 vMotion ポート グループの静的 IP アドレスが同じサブネットにあることを確認します。
      4. クラスタ内の各 ESXi ホスト上で、vMotion ポート グループのプロパティで vMotion オプションがオンになっていること、他のポート グループ(Management など)でこのオプションがオンになっていないことを確認します。
      5. vMotion ポート グループが 9000 MTU に設定されており、VLAN ID が 0 に設定されていることを設定で確認します。
      6. vMotion の 1 つの ESXi ホストの vMotion ポート グループから他のホストの vMotion IP に ping できることを確認します。

        vmkping -I vmk2 10.104.0.20 と入力します。

      7. vmotion vNICS に関連付けられた CDP 情報を表示して、適切な VLAN がファブリック インターコネクトから割り当てられていることを確認してください。

      ストレージ クラスタ ノードのメンテナンス モード

      メンテナンス モードは、クラスタ内のノードに適用されます。このモードでは、ノードのデコミッションまたはシャットダウンの前にすべての VM を他のノードに移行することによって、さまざまなメンテナンス タスク用にノードが準備されます。

      メンテナンス モードには次の 2 種類があります。

      • Cisco HX メンテナンス モード

      • VMware ESX メンテナンス モード

      Cisco HX メンテナンス モード

      Cisco HX メンテナンス モードは ESX メンテナンス モードに加えて HX Data Platform 固有の機能を実行します。最初のストレージ クラスタの作成後に行うストレージ クラスタ ノードのメンテナンス タスクでは、必ず、ESX メンテナンス モードではなく Cisco HX メンテナンスモードを選択してください。

      このモードは、クラスタ内の個別のノードで選択されたタスクを実行するための優先メンテナンス モードです。次のようなものがあります。

      • ディスクの交換などのメンテナンスのために個々のホストをシャットダウンする場合。

      • ESX Server のバージョンなど、ホスト上で選択したソフトウェアをアップグレードする場合。

      Cisco HX メンテナンス モードの留意点

      • HX メンテナンス モードを使用する前に、ストレージ クラスタ内のすべてのノード上の ESX で SSH が有効になっていることを確認します。

      • ESX ホストでタスクを実行できるように HX メンテナンス モードを開始した場合は、ESX ホストでのタスクの完了後に必ず HX メンテナンス モードを終了してください。

      • Cisco HX メンテナンス モードは、正常なクラスタのノードのみに適用されます。たとえば、非常に多くのノードがダウンしている、またはクラスタをシャットダウン中など、クラスタが正常でない場合は ESX メンテナンス モードを使用します。

      • 手順については、「Cisco HyperFlex メンテナンス モードの開始」と「Cisco HyperFlex メンテナンス モードの終了」を参照してください。

      VMware ESX メンテナンス モード

      このモードは、HX Data Platform をインストールする場合や、クラスタに大幅な変更を適用する場合に使用されます。

      vSphere メンテナンス モードを開始または終了するには、次の手順を実行します。

      • vCenter GUI で [host] を選択してから、メニューを右クリックして [maintenance mode] を選択します。

      • ESX コマンド ラインで esx maintenance mode コマンドを使用します。

      Cisco HyperFlex のメンテナンス モードの開始

      vSphere Web クライアントの使用

      1. vSphere の Web クライアントにログインします。

      2. [Home] > [Hosts and Clusters] に移動します。

      3. [HX Cluster] が含まれている [Datacenter] を展開します。

      4. [HX Cluster] を展開し、ノードを選択します。

      5. ノードを右クリックし、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Enter HX Maintenance Mode] の順に選択します。

      コマンドライン インターフェイスの使用

      1. root 権限を持つユーザとして、ストレージ コントローラ クラスタのコマンド ラインにログインします。

      2. ノードを HX メンテナンス モードにします。

        1. ノード ID と IP アドレスを特定します。

          # stcli node list --summary

        2. ノードを HX メンテナンス モードにします。

          # stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip IP Address) --mode enter

          (stcli node maintenanceMode --help も参照してください)

      3. root 権限を持つユーザとして、このノードの ESXi コマンド ラインにログインします。

      4. ノードが HX メンテナンス モードになったことを確認します。

        # esxcli system maintenanceMode get

      vSphere Web クライアントの [Monitor] > [Tasks] タブで [Enter Maintenance Mode] タスクの進行状況をモニタできます。

      操作に失敗した場合は、エラー メッセージが表示されます。根本的な問題を修正してからもう一度メンテナンス モードに入ります。問題を解決できない場合は、Cisco TAC までお問い合わせください。

      バックアップ操作の作成

      HX ストレージ クラスタをシャットダウンする前に、設定をバックアップします。Preserve Identities 属性を使用して、Full-State タイプと All Configuration タイプの両方のバックアップを実行します。
      はじめる前に

      1. UCS Manager にログインします。

      2. バックアップ サーバの IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスおよび認証クレデンシャルを取得します。

      手順の概要

        1.    [Navigation] ペインで [Admin] をクリックします。

        2.    [All] ノードをクリックします。

        3.    [Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

        4.    [Actions] 領域の [Backup Configuration] をクリックします。

        5.    [Backup Configuration] ダイアログボックスで、[Create Backup Operation] をクリックします。

        6.    [Create Backup Operation] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

        7.    [OK] をクリックします。

        8.    Cisco UCS Manager に確認ダイアログボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。

        9.    (任意) バックアップ操作の進行状況を表示するには、次の操作を実行します。

        10.    [OK] をクリックし、[Backup Configuration] ダイアログボックスを閉じます。


      手順の詳細
        ステップ 1   [Navigation] ペインで [Admin] をクリックします。
        ステップ 2   [All] ノードをクリックします。
        ステップ 3   [Work] ペインで、[General] タブをクリックします。
        ステップ 4   [Actions] 領域の [Backup Configuration] をクリックします。
        ステップ 5   [Backup Configuration] ダイアログボックスで、[Create Backup Operation] をクリックします。
        ステップ 6   [Create Backup Operation] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
        名前 説明

        [Admin State] フィールド

        次のいずれかになります。

        • [Enabled]:[OK] をクリックするとすぐに、Cisco UCS Manager によってバックアップ操作が実行されます。

        • [Disabled]:[OK] をクリックしても、Cisco UCS Manager によってバックアップ操作は実行されません。このオプションを選択すると、ダイアログボックスのすべてのフィールドが表示されたままになります。ただし、[Backup Configuration] ダイアログボックスからバックアップを手動で実行する必要があります。

        [Type] フィールド

        バックアップ コンフィギュレーション ファイルに保存された情報。次のいずれかになります。

        • [Full state]:システム全体のスナップショットが含まれるバイナリ ファイル。このバックアップにより生成されたファイルを使用して、ディザスタ リカバリ時にシステムを復元できます。このファイルにより、元のファブリック インターコネクト上で設定を復元または再構築できます。また、別のファブリック インターコネクト上で設定を再現することもできます。このファイルは、インポートには使用できません。

          (注)     

          Full State バックアップ ファイルを使用した場合にのみ、バックアップ ファイルのエクスポート元のシステムと同じバージョンを実行しているシステムを復元できます。

        • [All configuration]:すべてのシステム設定と論理設定が含まれる XML ファイル。このバックアップにより生成されたファイルを使用して、これらの設定を元のファブリック インターコネクトまたは別のファブリック インターコネクトにインポートできます。このファイルは、システムの復元には使用できません。このファイルには、ローカル認証されたユーザのパスワードは含まれません。

        • [System configuration]:ユーザ名、ロール、ロケールなどのすべてのシステム設定が含まれる XML ファイル。このバックアップにより生成されたファイルを使用して、これらの設定を元のファブリック インターコネクトまたは別のファブリック インターコネクトにインポートできます。このファイルは、システムの復元には使用できません。

        • [Logical configuration]:サービス プロファイル、VLAN、VSAN、プール、ポリシーなどのすべての論理設定が含まれる XML ファイル。このバックアップにより生成されたファイルを使用して、これらの設定を元のファブリック インターコネクトまたは別のファブリック インターコネクトにインポートできます。このファイルは、システムの復元には使用できません。

        [Preserve Identities] チェックボックス

        このチェックボックスは、バックアップ操作の [All Configuration] および [System Configuration] タイプで選択されたままになり、次の機能が提供されます。
        • [All Configuration]:vHBA、WWPN、WWNN、vNIC、MAC、UUID などのプールから取得したすべての ID がバックアップ ファイルに保持されます。また、シャーシ、FEX、ラック サーバの ID と、シャーシ、FEX、ラック サーバ、IOM、ブレード サーバのユーザ ラベルも保持されます。
          (注)     

          このチェックボックスが選択されていない場合、ID は再び割り当てられ、ユーザ ラベルは復旧後に失われます。

        • [System Configuration]:シャーシ、FEX、ラック サーバの ID と、シャーシ、FEX、ラック サーバ、IOM、ブレード サーバのユーザ ラベルがバックアップ ファイルに保持されます。
          (注)     

          このチェックボックスが選択されていない場合、ID は再び割り当てられ、ユーザ ラベルは復旧後に失われます。

        このチェックボックスがバックアップ操作の [Logical Configuration] で選択されている場合は、vHBA、WWPN、WWNN、vNIC、MAC、UUID などのプールから取得したすべての ID がバックアップ ファイルに保持されます。
        (注)     

        このチェックボックスが選択されていない場合、ID は再び割り当てられ、ユーザ ラベルは復旧後に失われます。

        [Location of the Backup File] フィールド

        バックアップ ファイルの保存場所。次のいずれかになります。

        • [Remote File System]:バックアップ XML ファイルはリモート サーバに保存されます。Cisco UCS Manager GUI によって次に示すフィールドが表示され、リモート システムのプロトコル、ホスト、ファイル名、ユーザ名、パスワードを指定できます。

        • [Local File System]:バックアップ XML ファイルはローカルに保存されます。Cisco UCS Manager GUI によって [Filename] フィールドが、関連付けられた [Browse] ボタンとともに表示され、バックアップ ファイルの名前と場所を指定できます。

        (注)     

        [OK] をクリックした後、場所は変更できません。

        [Protocol] フィールド

        リモート サーバとの通信時に使用するプロトコル。次のいずれかになります。

        • FTP

        • TFTP

        • SCP

        • SFTP

        • [USB A]:ファブリック インターコネクト A に挿入された USB ドライブ。

          このオプションは特定のシステム設定でしか使用できません。

        • [USB B]:ファブリック インターコネクト B に挿入された USB ドライブ。

          このオプションは特定のシステム設定でしか使用できません。

        [Hostname] フィールド

        バックアップ ファイルが格納されている場所のホスト名または IP アドレス(IPv4 または IPv6)。これは、サーバ、ストレージ アレイ、ローカル ドライブ、またはファブリック インターコネクトがネットワーク経由でアクセス可能な任意の読み取り/書き込みメディアなどがあります。

        (注)     

        IPv4 または IPv6 アドレスではなくホスト名を使用する場合は、DNS サーバを設定する必要があります。Cisco UCS ドメインが Cisco UCS Central に登録されていないか、DNS 管理が [local] に設定されている場合、DNS サーバを Cisco UCS Manager に設定します。Cisco UCS ドメインがCisco UCS Central に登録されており、DNS 管理が [global] に設定されている場合は、Cisco UCS Central で DNS サーバを設定します。

        [Remote File] フィールド

        バックアップ コンフィギュレーション ファイルのフル パス。このフィールドには、ファイル名とパスを含めることができます。ファイル名を省略すると、バックアップ手順によって、ファイルに名前が割り当てられます。

        [User] フィールド

        システムがリモート サーバへのログインに使用する必要のあるユーザ名。このフィールドは、プロトコルが TFTP または USB の場合は適用されません。

        [Password] フィールド

        リモート サーバのユーザ名のパスワード。このフィールドは、プロトコルが TFTP または USB の場合は適用されません。

        Cisco UCS Manager ではこのパスワードは保存されません。そのため、バックアップ操作をすぐにイネーブルにして、実行する予定がない限り、このパスワードを入力する必要はありません。

        ステップ 7   [OK] をクリックします。
        ステップ 8   Cisco UCS Manager に確認ダイアログボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。

        [Admin State] フィールド をイネーブルに設定すると、Cisco UCS Manager によって、選択した設定タイプのスナップショットが取得され、ファイルがネットワークの場所にエクスポートされます。[Backup Configuration] ダイアログボックスの [Backup Operations] テーブルに、バックアップ操作が表示されます。

        ステップ 9   (任意)  バックアップ操作の進行状況を表示するには、次の操作を実行します。
        1. [Properties] 領域に操作が表示されない場合、[Backup Operations] テーブルの操作をクリックします。
        2. [Properties] 領域で、[FSM Details] バーの下矢印をクリックします。

        [FSM Details] 領域が展開され、操作のステータスが表示されます。

        ステップ 10   [OK] をクリックし、[Backup Configuration] ダイアログボックスを閉じます。

        バックアップ操作は完了するまで実行し続けます。進捗を表示するには、[Backup Configuration] ダイアログボックスを再度開きます。


        HX ストレージ クラスタのシャットダウンと電源オフ

        一部のストレージ クラスタ メンテナンス タスクでは、ストレージ クラスタをシャットダウンする必要があります。これは、ストレージ クラスタをオフライン状態にすることとは異なります。また、ストレージ クラスタ内のノードをシャットダウンすることとも異なります。ストレージ クラスタの電源をオフにすると、クラスタのすべての物理コンポーネントに影響します。

        • 電源がオフにされたクラスタでは、そのすべての物理コンポーネントが電源から切り離されます。

          ストレージ クラスタのすべてのコンポーネントの電源をオフにする必要があるのは非常に稀なことです。ストレージ クラスタ全体の電源をオフにしなければならない定期メインテナンスやアップグレード プロセスはありません。

        • シャットダウン クラスタには、すべてのストレージ クラスタ プロセス(作業 VM、電源ダウンなど)があります。これには、クラスタ内のノードの電源ダウンや、vCenter または FI クラスタのシャットダウンは含まれません。

        • オフライン クラスタは、ストレージ クラスタの動作状態の 1 つです。不明なエラーまたは特定のエラーが発生した場合、またはストレージ クラスタがシャットダウンされた場合に、ストレージ クラスタがオフラインになることがあります。

        はじめる前に

        • ストレージ クラスタが正常な状態であることが必要です。

        • Preserve Identities 属性を使用して、Full-State タイプと All Configuration タイプの両方のバックアップを実行します。バックアップ操作の作成を参照してください。


          ステップ 1   HX ストレージ クラスタをシャットダウンするには、次の 2 つのステップを実行します。
          ステップ 2   すべての HX データストアのすべてのワークロード VM のグレースフル シャットダウンを実行します。

          あるいは、vMotion を使用してワークロード VM を別のクラスタに移行します。

          (注)     

          ストレージ コントローラ VM(stCtlVM)をシャットダウンまたは移動しないでください。

          ステップ 3   HX ストレージ クラスタを正常にシャットダウンします。
          1. 任意のコントローラ VM のコマンド ラインから、コマンドを実行して、シェル プロンプトが戻るまで待機します。
            # stcli cluster shutdown
          2. クラスタ情報コマンドを実行します。ストレージ クラスタがオフラインになっていることを確認します。
            # stcli cluster info

            コマンド応答テキストで、クラスタ サブセクションをチェックし、healthstate が offline になっていることを確認します。

          この HX クラスタ シャットダウン手順では、ESXi ホストはシャットダウンされません。

          メンテナンスまたはアップグレード タスクで物理コンポーネントの電源をオフにする必要がない場合は、この手順を終了して、「次の作業」に進みます。

          ステップ 4   HX ストレージ クラスタの電源をオフにするには、ステップ 2 とステップ 3 を実行してから、残りの手順を実行します。
          ステップ 5   各ストレージ クラスタ ESX ホスト上で、コントローラ VM(stCtlVM)をシャットダウンします。

          方法を選択します。

          vCenter VM 電源オフを使用する

          1. vCenter クライアントから、各 ESX ホスト上のコントローラ VM を特定します。
          2. コントローラ VM を右クリックして、[Power] > [Power Off] を選択します。

            この方法は、グレースフル ゲスト VM シャットダウンを実行します。

          vCenter ESX Agent Manager を使用する

          1. vCenter クライアントから、ESX Agent Manager コンソールを開きます。
          2. 各 ESX ホスト上でコントローラ VM を特定して、[Power] > [Power Off] を選択します。

            この方法は、エージェント VM のグレースフル シャットダウンを実行します。コントローラ VM はエージェント VM です。

          vCenter ESX メンテナンス モードを使用する

          1. vCenter クライアントから、各 ESX ホストを特定します。
          2. ESX ホストを右クリックして、[Maintenance Mode] > [Enter Maintenance Mode] を選択します。

            この方法は、コントローラ VM を含む ESX ホスト内のすべての VM 上でハード シャットダウンを実行します。

          ステップ 6   各ストレージ クラスタ ESX ホストをシャットダウンします。
          1. vCenter クライアントから、ホストを特定します。
          2. ホストを右クリックして、[Power] > [Shut Down] を選択します。
          ステップ 7   メンテナンス タスクで必要な場合は、FI の電源をオフにします。

          Cisco UCS FI は、連続運用向けに設計されています。実稼働環境では、ファブリック インターコネクトをシャットダウンまたは再起動する必要がありません。そのため、UCS ファブリック インターコネクトには電源ボタンが付いていません。

          Cisco UCS ファブリック インターコネクトの電源をオフにするには、電源ケーブルを手で引き抜きます。または、FI の電源ケーブルがスマート PDU に接続されている場合は、付属のリモコンを使用して電気コンセントからの電力をオフにします。

          1. FI 上のすべてのストレージ クラスタ サーバで緑色の電源 LED が付いていないことを確認します。
          2. セカンダリ FI の電源をオフにします。
          3. プライマリ FI の電源をオフにします。

          これで、HX ストレージ クラスタの電源が安全にオフになりました。

          次の作業

          1. ストレージ クラスタをシャットダウンまたは電源オフする必要があるタスクを実行します。たとえば、オフライン アップグレード、ストレージ クラスタの物理的移動、またはノード上でのメンテナンスの実行です。

            • アップグレード タスクについては、『Cisco HyperFlex Systems Upgrade Guide』を参照してください。

            • ハードウェア交換タスクについては、サーバ ハードウェア ガイドを参照してください。

              これらのタスクでは、ホストのシャットダウンが必要な場合があります。サーバ ハードウェア ガイドの手順に従って、VM の移行、HX メンテナンス モードの開始、およびサーバの電源オフを実行します。


              (注)  


              ほとんどのハードウェア メンテナンス タスクでは、HX クラスタをシャットダウンする必要がありません。


          2. HX ストレージ クラスタを再起動するには、HX ストレージ クラスタの電源オンと起動に進んでください。

          ストレージ クラスタの管理

          選択されたアクティビティは、ストレージ クラスタ レベルで実行できます。

          • クラスタ アクセス ポリシー レベルの変更
          • クラスタの再調整
          • スペース不足エラーの処理
          • vCenter 間でのストレージ クラスタの移動計画
          • クラスタの名前変更

          クラスタ アクセス ポリシー レベルの変更


            ステップ 1   ストレージ クラスタは、クラスタ アクセス ポリシーを「strict」に変更する前にヘルシー状態である必要があります。
            ステップ 2   ストレージ クラスタ内のストレージ コントローラ VM のコマンド ラインから、次を入力します。

            # stcli cluster get-cluster-access-policy

            # stcli cluster set-cluster-access-policy --name {strict,lenient}


            クラスタの再調整

            ストレージ クラスタは、定期的なスケジュールで再調整されます。これは、使用可能なストレージの変更に応じて保存データの配布を再調整し、ストレージ クラスタの正常性を復元するために使用されます。ストレージ クラスタ内のノードを追加または削除する場合、stcli rebalance コマンドを使用して、ストレージ クラスタの再調整を手動で開始できます。


            (注)  


            再調整は、障害の発生しているノードやディスクで使用されているディスクのキャパシティによって、時間がかかる場合があります。



              ステップ 1   ストレージ クラスタの再調整を開始します。
              1. ストレージ クラスタ内のコントローラ VM にログインします。
              2. コントローラ VM コマンド ラインから次のコマンドを実行します。

                # stcli rebalance start --force

              ステップ 2   ストレージ コントローラ VM から再調整ステータスを確認します。
              1. コマンドラインで次のコマンドを入力します。
                # stcli rebalance status
                rebalanceStatus:
                rebalanceState:
                cluster_rebalance_ongoing
                percentComplete: 10
                rebalanceEnabled: True
              2. 進捗をモニタするには、次のコマンドを再入力します。
                # stcli rebalance status
                rebalanceStatus:
                percentComplete: 0
                rebalanceState: cluster_rebalance_not_running
                rebalanceEnabled: True
              3. プロセスの完了を確認するには、次のコマンド ラインを再入力します。
                # stcli rebalance status
                rebalanceStatus:
                rebalanceState: cluster_rebalance_not_running
                rebalanceEnabled: True

                この例では、rebalance が有効になっており、再調整の実行準備が整っていますが、現在はストレージ クラスタが再調整されていないことを示しています。


              クラスタの再調整ステータスと自己修復ステータスの確認

              ストレージ クラスタの再調整は、定期的なスケジュールと、クラスタ内の使用可能なストレージの容量が変化した場合に実行されます。再調整は、使用可能なストレージの量が変化した場合にもトリガーされます。これは自動自己修復機能です。

              HX Data Platform プラグインまたはストレージ コントローラ VM コマンドラインから再調整ステータスを確認できます。


                ステップ 1   HX Data Platform プラグインからの再調整ステータスの確認
                1. vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Summary] の順に選択します。

                  [Status] ポートレットには自己修復ステータスがリストされます。

                  [Self healing status] フィールドには、再調整アクティビティまたは N/A(再調整が現在アクティブではない場合)が示されます。

                ステップ 2   ストレージ コントローラ VM コマンド ラインから再調整ステータスを確認する。
                1. ssh を使用してコントローラ VM にログインします。
                2. コントローラ VM コマンド ラインから次のコマンドを実行します。

                  # stcli rebalance status

                  次の出力は、現在ストレージ クラスタで再調整が実行されていないことを示します。

                  rebalanceStatus:
                  percentComplete: 0
                  rebalanceState: cluster_rebalance_not_running
                  rebalanceEnabled: True

                  HX Data Platform プラグインの [Recent Tasks] タブに、ステータス メッセージが表示されます。


                スペース不足エラーの処理

                システムで [Out of Space] エラーが表示された場合、ノードを追加して空き容量を増やすか、使用されていない既存の VM を削除して領域を解放できます。

                [Out of Space] の状態の場合、VM は応答しません。


                (注)  


                ストレージ コントローラ VM は削除しないでください。ストレージ コントローラ VM の名前には、stCtlVM というプレフィックスが付いています。



                  ステップ 1   ノードを追加するには、HX Data Platform インストーラのクラスタ拡張機能を使用します。
                  ステップ 2   未使用の VM を削除するには、次の手順を実行します。
                  1. どのゲスト VM が削除可能であるかを判断します。VM や命名規則によって使用されるディスク領域などの要因を考慮できます。
                  2. [vCenter] > [Virtual Machines] に移動して、インベントリ内の仮想マシンを表示します。
                  3. 削除する VM をダブルクリックします。
                  4. [Summary] > [Answer Questions] をクリックしてダイアログボックスを表示します。
                  5. [Cancel] オプション ボタンをクリックして、[OK] をクリックします。
                  6. VM の電源をオフにします。
                  7. VM を削除します。
                  ステップ 3   [Out of Space] の状態がクリアされた後で、次の操作を行います。
                  1. [vCenter] > [Virtual Machines] に移動して、インベントリ内の VM を表示します。
                  2. 使用する VM をダブルクリックします。
                  3. [Summary] > [Answer Questions] をクリックしてダイアログボックスを表示します。
                  4. [Retry] オプション ボタンをクリックして、[OK] をクリックします。

                  クリーナー スケジュールの確認

                  stcli cleaner コマンドは通常、バックグラウンドで継続的に実行されます。cleaner は、不要になるとスリープ モードに入り、ポリシーにより定義されている条件に一致すると起動します。たとえば、ストレージ クラスタで ENOSPC 状態が発生している場合には、クリーナーは自動的に高優先度で実行されます。

                  クリーナーの実行中には、クラスタを展開しないでください。クリーナー スケジュールを確認するか、必要に応じてスケジュールを調整します。


                    ステップ 1   ストレージ クラスタ内の任意のコントローラ VM にログインします。リストされているコマンドをコントローラ VM のコマンド ラインから実行します。
                    ステップ 2   クリーナーのスケジュールを表示します。
                    # stcli cleaner get-schedule --id ID | --ip NAME

                    パラメータ

                    説明

                    --id ID

                    ストレージ クラスタ ノードの ID

                    --ip NAME

                    ストレージ クラスタ ノードの IP アドレス


                    vCenter 間でのストレージ クラスタの移動計画

                    vCenter データセンターまたは vCenter クラスタの名前を変更する場合は、HX ストレージ クラスタを再登録する必要があります。

                    ある vCenter クラスタから別のクラスタにストレージ クラスタを移動するには、一連の手順を実行する必要があります。詳細については、次のトピックを参照してください。

                    1. このタスクの前提条件を満たしてください。現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動を参照してください。

                    2. 古い vCenter からクラスタを削除し、新しい vCenter に新しいクラスタを作成します。同じクラスタ名を使用します。現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動を参照してください。

                    3. vCenter 拡張マネージャを使用して HX Data Platform の登録を解除します。参照先 vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除

                    4. stcli cluster reregister コマンドを使用して、HX Storage Cluster を新しい vCenter に関連付けます。新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録を参照してください。

                    • 現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動
                    • vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除
                    • 新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録

                    現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動

                    はじめる前に

                    • HX Cluster が 1.8(1c) よりも古いバージョンの HX Data Platform を実行している場合は、新しい vCenter に再登録する前にアップグレードしてください。

                    • このタスクは、メンテナンス期間中に実行してください。

                    • クラスタが正常な状態で、アップグレード状態が [OK] と [Healthy] であることを確認します。状態は、コントローラ VM コマンド ラインから stcli コマンドを使用して表示できます。

                      # stcli cluster info

                      応答で以下を確認します。

                      upgradeState: ok
                      healthState: healthy
                    • vCenter が起動して稼働している必要があります。

                    • vCenter クラスタ間でストレージ クラスタを移動する場合、スナップショット スケジュールはストレージ クラスタと共に移動しません。


                      ステップ 1   現在の vCenter からクラスタを削除します。

                      これは、HX ストレージ クラスタを作成したときに指定した vCenter クラスタです。

                      ステップ 2   新しい vCenter で、同じストレージ クラスタ名を使用して新しいクラスタを作成します。
                      ステップ 3   新しく作成されたクラスタ内の新しい vCenter に、ESX ホストを追加します。

                      次の作業

                      vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除 に進みます。

                      vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除

                      この手順はオプションであり、必須ではありません。古い vCenter には HX Data Platform Plug-in の登録のみを残すようにしてください。

                      はじめる前に

                      ある vCenter サーバから別の vCenter サーバにストレージ クラスタを移動するタスクでは、現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動の手順を実行します。


                      (注)  


                      複数の HX クラスタが同じ vCenter に登録されている場合、すべての HX クラスタが別の vCenter に完全に移行されるまで、この手順を実行しないでください。この手順を実行すると、vCenter に登録されている既存の HX クラスタに問題が生じます。



                        ステップ 1   古い vCenter サーバ MOB 拡張マネージャにログインします。
                        1. ブラウザで、パスとコマンドを入力します。

                          https://vcenter_server/mob/moid=ExtensionManager&doPath=extensionList

                          vcenter_server は、ストレージ クラスタが現在登録されている vCenter の IP アドレスです。

                        2. 管理者用のログイン資格情報を入力します。
                        ステップ 2   リストをスクロールして、HX Data Platform の拡張機能を探します。
                        com.springpath.sysmgmt and com.springpath.sysmgmt.uuid.
                        (注)     

                        HyperFlex クラスタが複数ある場合は、登録を解除するための正しいクラスタ ID を選択していることを確認します。クラスタ ID を表示するには、VM コントローラにログインしてコマンドを実行します。

                        # show cluster info
                        ステップ 3   クリップボードに、これらの文字列をそれぞれコピーします。

                        文字列の端に二重引用符(”)がある場合、それを除外します。

                        ステップ 4   各拡張文字列の登録を解除します。
                        1. ページを下にスクロールして、[UnregisterExtension] をクリックします。
                        2. 1 つの拡張文字列をフィールドに貼り付け、[Invoke Method] をクリックします。
                        3. 他の文字列についても同じ手順を繰り返します。
                        ステップ 5   vSphere クライアント サービスを再起動します。

                        vSphere クライアント サービスが再起動されると、HX Data Platform の拡張機能が削除されます。vSphere クライアント サービスを再起動すると、ブラウザから vCenter へのアクセスが一時的に無効になります。

                        追加情報については、VMware のナレッジ ベース『Stopping, starting, or restarting VMware vCenter Server Appliance 6.0 services (2109887)』を参照してください。

                        ステップ 6   vSphere クライアントから HX Data Platform ファイルを削除します。メソッドを選択します。

                        Linux vCenter

                        1. root ユーザとして ssh を使用して Linux vCenter サーバにログインします。
                        2. HX Data Platform Plug-in フォルダが含まれているフォルダに変更します。

                          vCenter 6.0 の場合

                          # cd /etc/vmware/vsphere-client/vc-packages/vsphere-client-serenity/

                          vCenter 5.5 の場合

                          # cd /var/lib/just/vmware/vsphere-client/vc-packages/vsphere-client-serenity/
                        3. HX Data Platform Plug-in フォルダとファイルを削除します。 # rm -rf com.springpath*
                        4. vSphere クライアントを再起動します。 # service vsphere-client restart

                        Windows vCenter

                        1. rdp を使用して、Windows vCenter システム コマンド ラインにログインします。
                        2. HX Data Platform Plug-in フォルダが含まれているフォルダに変更します。 # cd "%PROGRAMDATA%\VMware\vSphere Web Client\vc-packages\vsphere-client-serenity
                        3. HX Data Platform Plug-in フォルダとファイルを削除します。 # rmdir /com.springpath*
                        4. [Service] 画面を開きます。 # services.msc
                        5. vCenter からログアウトして、vSphere Web クライアントを再起動します。 # serviceLogout
                        ステップ 7   HX クラスタが古い vCenter 上にないことを確認します。
                        1. 古い vCenter からログアウトします。
                        2. 古い vCenter に再度ログインし、HX Data Platform Plug-in が削除されていることを確認します。

                        次の作業

                        新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録 に進みます。

                        新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録

                        はじめる前に

                        vCenter Server 間でストレージ クラスタを移動するタスクでは、vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除の手順を実行します。


                          ステップ 1   コントローラ VM にログインします。
                          ステップ 2   stcli cluster reregister コマンドを実行します。

                          stcli cluster reregister [-h] [--vcenter-datacenter NEWDATACENTER] [--vcenter-cluster NEWVCENTERCLUSTER] --vcenter-url NEWVCENTERURL [--vcenter-sso-url NEWVCENTERSSOURL] --vcenter-user NEWVCENTERUSER [--vcenter-password NEWVCENTERPASSWORD]

                          必要に応じて、リストされている追加オプションを適用します。

                          構文の説明

                          オプション

                          必須またはオプション

                          説明

                          --vcenter-url NEWVCENTERURL

                          必須です。

                          新しい vCenter の URL、<vcentername>。ここで、<vcentername> には FQDN または IP を使用できます。

                          --vcenter-user NEWVCENTERUSER

                          必須です。

                          新しい vCenter 管理者のユーザ名。

                          --vcenter-cluster NEWVCENTERCLUSTER

                          必須です。

                          新しい vCenter クラスタ名。

                          --vcenter-datacenter NEWDATACENTER

                          必須です。

                          新しい vCenter データセンター名。

                          --vcenter-password NEWVCENTERPASSWORD

                          オプション。

                          新しい vCenter 管理者のパスワード。

                          --vcenter-sso-url NEWVCENTERSSOURL

                          オプション。

                          新しい vCenter SSO サーバの URL。指定されていない場合、これは --vcenter-url から推測されます。

                          応答の例:

                          Reregister StorFS cluster with a new vCenter ...
                          Enter NEW vCenter Administrator password:
                          Waiting for Cluster creation to finish ... 

                          ストレージ クラスタを再登録してから、コンピューティング専用ノードが EAM の登録に失敗したか、EAM クライアント内に存在しないか、リソース プール内に存在しない場合は、TAC にコンピューティング ノードの再登録を依頼します。

                          ステップ 3   スナップショット スケジュールを再入力します。

                          vCenter クラスタ間でストレージ クラスタを移動する場合、スナップショット スケジュールはストレージ クラスタと共に移動しません。


                          クラスタの名前変更

                          HX Data Platform ストレージ クラスタを作成したら、他のプロセスを中断せずにこのクラスタの名前を変更できます。


                          (注)  


                          これらの手順は HX Cluster の名前変更の手順であり、vCenter クラスタの名前変更の手順ではありません。



                            ステップ 1   vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster](名前を変更するクラスタ)の順に選択します。
                            ステップ 2   [Rename Cluster] ダイアログボックスを開きます。ストレージ クラスタを右クリックするか、またはタブ上部にある [Actions] ドロップダウンリストをクリックします。
                            ステップ 3   [Rename Cluster] を選択します。
                            ステップ 4   テキスト フィールドにストレージ クラスタの新しい名前を入力します。

                            HX クラスタ名は 50 文字以内です。

                            ステップ 5   [OK] をクリックして新しい名前を適用します。

                            ストレージ コントローラ VM の管理

                            ストレージ コントローラ VM は、Cisco HX Distributed Data プラットフォームに重要な機能を提供します。ストレージ コントローラ VM は、ストレージ クラスタ内のすべてのコンバージド ノードにインストールされます。ストレージ コントローラ VM は、ストレージ クラスタ上で stcli コマンドを実行するためのコマンドライン インターフェイスを備えています。

                            • ストレージ コントローラ VM へのログイン
                            • ストレージ コントローラ パスワードの変更
                            • ストレージ コントローラ VM の電源のオン/オフ

                            ストレージ コントローラ VM へのログイン

                            HX Data Platform の stcli コマンドは、ストレージ コントローラ VM から実行されます。ストレージ クラスタ内のすべてのコンバージド ノードにストレージ コントローラ VM があります。コントローラ VM へのログイン方法は数種類あります。

                            • HX Data Platform CLI Web インターフェイスを使用する。

                            • vCenter インターフェイスを使用する。

                            • ssh コマンドを使用する。


                              ステップ 1   ストレージ コントローラ VM を特定します。
                              1. vSphere Web クライアントにログインし、HX Data Platform ストレージ クラスタ ホストのコントローラ VM を検索します。

                                vSphere Web クライアント ナビゲータから、[VMs and Templates] > [vCenter server] > [datacenter] > [ESX Agents] > [Virtual Machines] > [controller_vm] の順に選択します。

                              2. ストレージ コントローラ VM DNS 名を見つけます。

                                [VM] > [Summary] > [DNS Name] を選択します。

                              3. ノードのストレージ コントローラ VM の IP アドレスを検索します。

                                [controller_vm] > [Summary] > [IP Addresses] の順に選択します。

                                VM の IP アドレスが複数ある場合は、リストの最初の IP アドレスを使用します。

                              ステップ 2   HX Data Platform CLI Web インターフェイスを使用します。
                              1. ブラウザから DNS 名を入力し、パスに /cli を追加します。

                                次に例を示します。

                                cs002-hxctlvm.company.com/cli

                              2. ログイン クレデンシャルを入力します。

                                デフォルトのクレデンシャルは、ユーザ名が root、パスワードが Cisco123 です。

                              ステップ 3   vCenter インターフェイスを使用します。
                              1. vSphere Web クライアント ナビゲータから、[VMs and Templates] > [vCenter server] > [datacenter] > [ESX Agents] > [Virtual Machines] > [controller_vm] の順に選択します。
                              2. コントローラ VM が選択されている状態で、[Summary] タブで [Launch Remote Console] をクリックします。

                                vCenter にログインしているため、追加のログイン クレデンシャルは必要ありません。

                              ステップ 4   ssh コマンドを使用します。
                              1. ストレージ コントローラ VM のコマンド シェルと SSH を開きます。

                                # ssh root@controller_vm_ip

                              2. プロンプトでパスワード(Cisco123)を入力します。または、コマンドにパスワードを含めます。

                                # ssh root:password@controller_vm_ip


                              ストレージ コントローラ パスワードの変更

                              インストール後に HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードをリセットするには、次の手順を実行します。


                                ステップ 1   ストレージ コントローラ VM にログインします。
                                ステップ 2   HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードを変更します。 # stcli security password set

                                このコマンドによって、変更がストレージ クラスタ内のすべてのコントローラ VM に適用されます。

                                (注)     

                                Unix のパスワード コマンドは使用しないでください。

                                ステップ 3   新しいパスワードを入力します。
                                ステップ 4   Enter を押します。

                                HX Data Platform ログイン クレデンシャルに関するガイドライン

                                stcli コマンドは、ログイン クレデンシャルを要求します。

                                定義済みユーザ admin および root のストレージ コントローラ VM のパスワードは、HX Data Platform インストーラの実行時に指定します。インストール後は、stcli コマンド ラインを使用してパスワードを変更できます。

                                コンポーネント

                                権限レベル

                                ユーザ名

                                パスワード

                                注意

                                HX Data Platform OVA

                                root

                                root

                                Cisco123

                                 

                                HX Data Platform インストーラ VM

                                root

                                root

                                Cisco123

                                 

                                HX Connect

                                管理者または読み取り専用

                                vCenter から定義されたユーザ。

                                vCenter から定義されたユーザ。

                                 

                                定義済みの admin または root ユーザ。

                                HX のインストール中に指定されます。

                                ログインの場合は、local/ を先頭に付ける必要があります。つまり、local/admin または local/root になります。

                                HX ストレージ コントローラ VM

                                root

                                HX のインストール中に定義されたユーザ。

                                vCenter から定義されたユーザ。

                                定義済みの admin または root ユーザ。

                                HX のインストール中に指定されます。

                                強力なパスワードが必要です。

                                ストレージ クラスタ内のすべてのノードで一致する必要があります。

                                インストール後、パスワードを変更するときは stcli コマンドを使用します。

                                vCenter

                                admin

                                administrator@vsphere.local デフォルト。

                                SSO 有効。

                                設定に依存します。MYDOMAIN\name または name@mydomain.com。

                                SSO 有効。

                                設定に依存します。

                                ESX サーバがバージョン 5.5 の場合は、vCenter クレデンシャルが vSphere 5.5 の要件を満たしていることを確認してください。

                                読み取り専用ユーザには HX Data Platform Plug-in へのアクセス権はありません。

                                ESX サーバ

                                root

                                SSO 有効。

                                設定に依存します。

                                SSO 有効。

                                設定に依存します。

                                ストレージ クラスタ内のすべての ESX サーバで一致する必要があります。

                                ハイパーバイザ

                                root

                                root

                                HX のインストール中に指定されます。

                                HX のインストール後にパスワードを変更するときは、vCenter または esxcli コマンドを使用します。

                                UCS Manager

                                admin

                                設定に依存します。

                                設定に依存します。

                                 

                                FI

                                admin

                                設定に依存します。

                                設定に依存します。

                                 

                                HX Data Platform の名前、パスワード、文字

                                印刷可能な ASCII 文字と拡張 ASCII 文字のほとんどを名前とパスワードに使用することができます。HX Data Platform のユーザ名、パスワード、仮想マシン名、ストレージ コントローラ VM 名、およびデータストア名に使用できない文字があります。フォルダとリソース プールには文字の例外はありません。

                                ただし、名前とパスワードを簡素化するために、特別な目的に使用されることの多い以下の特殊文字の使用を避けるようにしてください。

                                アンパサンド(&)、アポストロフィ(')、アスタリスク(*)、アット マーク(@)、バック スラッシュ(\)、コロン(:)、カンマ(,)、ドル記号($)、感嘆符(!)、スラッシュ(/)、小なり記号(<)、大なり記号(>)、パーセント(%)、パイプ(|)、シャープ(#)、疑問符(?)、セミコロン(;)

                                特殊文字を入力するときは、使用しているシェルを考慮してください。シェルごとに、大文字小文字を区別するかどうかが異なります。名前またはパスワードに特殊文字がある場合は、引用符で囲んでください(例:'speci@lword!')。

                                HX ストレージ クラスタ名

                                HX クラスタ名は 50 文字以内です。

                                仮想マシンとデータストア名

                                仮想マシン名、コントローラ VM 名、またはデータストア名を構成する文字のほとんどが許容されます。エスケープされた文字は、仮想マシン名、コントローラ VM 名、またはデータストア名として許容されます。

                                最大文字数:仮想マシン名には 15 文字まで使用できます。

                                除外される文字:スナップショットを有効にするユーザ仮想マシン名またはデータストア名に次の文字を使用しないでください。

                                • アクセント(`)

                                特殊文字:ユーザの仮想マシン、またはデータストア名に使用できる特殊文字は次のとおりです。

                                • アンパサンド(&)、アポストロフィ(')、アスタリスク(*)、アットマーク(@)、バック スラッシュ(\)、サーカムフレクス(^)、コロン(:)、カンマ(,)、ドル記号($)、ドット(.)、二重引用符(")、等号(=)、感嘆符(!)、スラッシュ(/)、ハイフン(-)、左波カッコ({)、左丸カッコ(()、左角カッコ([)、小なり記号(<)、大なり記号(>)、パーセント(%)、パイプ(|)、プラス記号(+)、シャープ(#)、疑問符(?)、右波カッコ(})、右丸カッコ())、右角カッコ(])、セミコロン(;)、ティルダ(~)、アンダースコア(_)

                                ユーザ名の要件

                                HX Data Platform コンポーネントに固有なユーザ名を使用できますが、UCS Manager ユーザ名要件を満たす必要があります。

                                UCS Manager ユーザ名の要件。

                                • 文字数:6 ~ 32 文字

                                • Cisco UCS Manager 内で一意にする必要があります。

                                • 先頭を英字にする必要があります。

                                • 必須要素:英字(大文字または小文字)。

                                • 使用可能要素:数字。すべて数字にすることはできません。

                                • 許可される唯一の特殊文字:アンダースコア(_)、ダッシュ(-)、ドット(.)。

                                コントローラ VM のパスワードの要件

                                コントローラ VM の root および admin ユーザのパスワードには、次のルールが適用されます。

                                • 最小長:10

                                • 1 つ以上の大文字

                                • 1 つ以上の小文字

                                • 1 つ以上の数字

                                • 1 つ以上の特殊文字

                                • 新しいパスワードの設定を試せる回数は最大 3 回

                                コントローラ VM のパスワードを変更するには、必ず stcli コマンドを使用します。Unix パスワード コマンドなどの他のパスワード変更コマンドを使用しないでください。

                                1. 管理コントローラ VM にログインします。

                                2. stcli コマンドを実行します。

                                  stcli security password set [-h] [--user USER] [--password PASSWORD]

                                  変更は、HX クラスタ内のすべてのコントローラ VM に伝達されます。

                                UCS Manager と ESX のパスワードの形式と文字の要件

                                以下の項では、UCS Manager と VMware ESXi のパスワードの形式と文字の要件について簡単にまとめています。詳細については Cisco UCS Manager と VMware ESXi のマニュアルを参照してください。

                                • 文字クラス:小文字、大文字、数字、特殊文字。

                                  パスワードは大文字と小文字が区別されます。

                                • 文字の長さ:最小 6、最大 80

                                  4 つすべての文字クラスの文字を含む場合は、6 文字以上が必要です。

                                  3 つ以上の文字クラスの文字を含む場合は、7 文字以上が必要です。

                                  1 つまたは 2 つの文字クラスの文字しか含まない場合は、8 文字以上が必要です。

                                • 開始文字と終了文字:パスワードの先頭の大文字またはパスワードの末尾の数字は文字数の合計に含まれません。

                                  要件を満たしている例:

                                  h#56Nu(6 文字)。4 クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっていません。

                                  h5xj7Nu(7 文字)。3 クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっていません。

                                  XhUwPcNu(8 文字)。2 クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっていません。

                                  Xh#5*Nu(6 文字としてカウント)。4 つの文字クラス。大文字で始まっています。数字で終わっていません。

                                  h#5*Nu9(6 文字としてカウント)。4 つの文字クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっています。

                                • 連続文字:最大 2。たとえば、hhh###555 は許容されません。

                                  vSphere SSO ポリシーを介して、この値を設定できます。

                                • 除外される文字:

                                  UCS Manager のパスワードにエスケープ(\)文字を含めることはできません。

                                  ESX パスワードにこれらの文字を含めることはできません。

                                  • ユーザ名やユーザ名を逆にしたものは使用できません。

                                  • ディクショナリに存在する単語を含めることはできません。

                                  • エスケープ文字(\)、ドル記号($)、疑問符(?)、等号(=)を含めることはできません。

                                vSphere 5.5 のパスワードの例外

                                一部の文字は、vSphere 内の機能で処理されるときにエスケープされます。つまり、処理機能によって、特殊文字の前にエスケープ文字が付加されてから、指定された名前が処理されます。

                                許可される特殊文字は vSphere バージョン 5.5 または 6.0 以降に固有です。https:/​/​kb.vmware.com/​selfservice/​microsites/​search.do?language=en_​US&cmd=displayKC&externalId=2060746 で、VMware KB の記事『Installing vCenter Single Sign-On 5.5 fails if the password for administrator@vsphere.local contains certain special character (2060746)』を参照してください。

                                除外される文字:vSphere 5.5 では次の文字を使用しないでください。

                                • 非 ASCII 文字。拡張 ASCII 文字。

                                • アクセント付きの文字。たとえば、アクセント、鋭アクセント、サーカムフレクス、ウムラウト、ティルダ、およびセディーユ(é、à、â、å、ø、ü、ö、œ、ç、æ)があります。

                                • vSphere 5.5 と SSO:アンパサンド(&)、アポストロフィ(')、バック スラッシュ(\)、サーカムフレクス(^)、二重引用符(")、感嘆符(!)、パーセント(%)、セミコロン(;)、スペース( )

                                  VMware には、vSphere SSO パスワード ポリシー設定オプションとユーザ名のアップグレードに関する検討事項があります。VMware のマニュアルで、「How vCenter Single Sign-On Affects Upgrades」と「Edit the vCenter Single Sign-On Password Policy」のトピックを参照してください。

                                • ロケーション ベースの例外:名前の先頭に、アットマーク(@)と丸カッコ(( ))を使用しないでください。

                                ストレージ コントローラ VM の電源のオン/オフ

                                vSphere Web クライアントまたは ESX コマンド ラインを介して VM の電源をオンまたはオフにすることができます。これは、多くの場合、ストレージ コントローラ VM の電源をオンまたはオフにするストレージ コントローラ操作を介して、ストレージ コントローラ VM にも適用されます。


                                  ステップ 1   vSphere Web クライアントを使用した VM の電源のオンまたはオフ。
                                  1. vSphere Web クライアントにログインします。
                                  2. VM を探します。

                                    ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Virtual Machines] > [vm] を選択します。

                                    ストレージ コントローラ VM の名前には、stCtlVM というプレフィックスが付きます。

                                  3. 右クリック メニューまたは [Actions] メニューから、[Power] > [Power On] または [Power] > [Power Off] を選択します。
                                  ステップ 2   ESX コマンド ラインを使用した VM の電源のオンまたはオフ。
                                  1. VM の ESX ホストのコマンド ラインにログインします。
                                  2. VM vmid を探します。

                                    これは、ESX ホストに固有です。コマンドを実行します。

                                    # vim-cmd vmsvc/getallvms

                                    サンプル応答

                                    Vmid   Name    File   Guest OS   Version   Annotation
                                    1   stCtlVM-<vm_number>   [SpringpathDS-<vm_number>]  stCtlVM-<vm_number>/stCtlVM-<vm_number>.vmx  ubuntu64Guest   vmx-11
                                    3   Cisco HyperFlex Installer  [test]  Cisco HyperFlex Installer/Cisco HyperFlex Installer.vmx   ubuntu64Guest   vmx-09
                                    Retrieved runtime info
                                    Powered off
                                    ストレージ コントローラ VM の名前には、stCtlVM というプレフィックスが付きます。
                                  3. VM の電源をオンにするには。VM の電源をオンにするように指定するコマンドを実行します。

                                    # vim-cmd vmsvc/power.on 1

                                  4. VM の電源をオフにするには。VM の電源をオフにするように指定するコマンドを実行します。

                                    # vim-cmd vmsvc/power.off 1


                                  データストアの管理

                                  データストアは、ストレージの使用とストレージ リソースの管理のために HX Data Platform で使用される論理コンテナです。データストアは、ホストが仮想ディスク ファイルと他の VM ファイルを配置する場所です。データストアは、物理ストレージ デバイスの仕様を非表示にし、VM ファイルを格納するための統一モデルを提供します。

                                  HX Connect または HX Data Platform Plug-in の UI から、データストアの追加、リストの更新、名前とサイズの編集、削除、マウントおよびマウント解除ができます。


                                    ステップ 1   インターフェイスを選択します。
                                    • vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] > [Datastores] の順に選択します。

                                    • HX Connect から [Datastores] を選択します。

                                    ステップ 2   新しいデータストアを作成するか、または既存のデータストアを選択して、オプションを表示します。
                                    • 新しいデータストアの作成
                                    • データストアのリストの更新
                                    • データストア名とサイズの編集
                                    • データストアの削除
                                    • ホスト上のデータストアのマウント
                                    • ホストからのデータストアのマウント解除

                                    データストアの追加

                                    論理コンテナ内のデータストアは、ファイル システムと同様に、物理ストレージの仕様を非表示にし、VM ファイルを格納するための統一モデルを提供します。ISO イメージと VM テンプレートを保存するためにデータストアを使用することもできます。


                                      ステップ 1   インターフェイスを選択します。
                                      • vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] > [Datastores] の順に選択します。

                                      • HX Connect から [Datastores] を選択します。

                                      ステップ 2   データストアを作成するように選択します。
                                      ステップ 3   データストアの名前を入力します。vSphere Web クライアントでは、データストア名に 42 文字の制限があります。各データストアに固有の名前を割り当てます。
                                      ステップ 4   データストア サイズを指定します。ドロップダウンリストから、[GB] または [TB] を選択します。
                                      ステップ 5   [OK] をクリックして変更を確定するか、[Cancel] をクリックして変更を取り消します。
                                      ステップ 6   データストアを確認します。必要に応じて [Refresh] ボタンをクリックし、新しいデータストアを表示します。

                                      HX Data Platform Plug-in で、[Manage] > [Datastores] > [Hosts] タブをクリックして、新しいデータストアのマウント状態を確認します。

                                      vSphere クライアント アプリケーションを介してデータストアを確認する場合、[host] > [Configuration] > [Datastores] で、[Drive Type] が Unknown として表示されます。この vSphere の動作はあらかじめ見込まれており、NFS データストアを不明としてリストするためのものです。


                                      データストアの編集

                                      HX Data Platform プラグイン データストアでは、名前の変更ができ、編集(ペンシル)オプションを使用して、ストレージの割り当てを変更できます。


                                      (注)  


                                      コントローラ VM を使用してデータストアの名前を変更しないでください。



                                        ステップ 1   インターフェイスを選択します。
                                        • vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] > [Datastores] の順に選択します。

                                        • HX Connect から [Datastores] を選択します。

                                        ステップ 2   [datastore] を選択します。
                                        ステップ 3   データストアをマウント解除します。

                                        データストアのサイズだけを変更した場合は、データストアをマウント解除する必要がありません。このステップをスキップします。

                                        ステップ 4   データストアの [Edit] をクリックします。
                                        ステップ 5   データストアの名前を変更して、必要に応じて他の編集を適用します。[OK] をクリックします。
                                        ステップ 6   以前マウント解除したデータストアを再マウントします。

                                        データストアのマウント

                                        データストアのマウント準備。

                                        • VM、テンプレート、スナップショット、CD/DVD イメージはデータストアには存在しません。これは、マウント解除時の最も一般的なエラーです。

                                        • ストレージ I/O 制御はデータストアでは無効です。

                                        • データストアは、vSphere HA ハートビートには使用されません。

                                        • データストアは、ホスト RDM メタデータ ファイルには使用されません。RDM はサポートされていません。

                                        • データストアは、スクラッチのロケーションとしては使用されません。

                                        データストアのマウント。


                                          ステップ 1   インターフェイスを選択します。
                                          • vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] > [Datastores] の順に選択します。

                                          • HX Connect から [Datastores] を選択します。

                                          ステップ 2   [datastore] を選択します。
                                          ステップ 3   [Mount] をクリックします。
                                          ステップ 4   データストアのマウントを確認し、[OK] をクリックします。

                                          データストアのマウント解除

                                          データストアのマウント解除の準備。

                                          • VM、テンプレート、スナップショット、CD/DVD イメージはデータストアには存在しません。これは、マウント解除時の最も一般的なエラーです。

                                          • ストレージ I/O 制御はデータストアでは無効です。

                                          • データストアは、vSphere HA ハートビートには使用されません。

                                          • データストアは、ホスト RDM メタデータ ファイルには使用されません。RDM はサポートされていません。

                                          • データストアは、スクラッチのロケーションとしては使用されません。

                                          データストアのマウント解除。


                                            ステップ 1   インターフェイスを選択します。
                                            • vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] > [Datastores] の順に選択します。

                                            • HX Connect から [Datastores] を選択します。

                                            ステップ 2   [datastore] を選択します。
                                            ステップ 3   [Unmount] をクリックします。
                                            ステップ 4   データストアのマウント解除を確認し、[OK] をクリックします。
                                            ステップ 5   必要に応じて部分的なマウント解除から回復。
                                            1. 上記のチェックリストに従って、UI または CLI のいずれかを使用してマウント解除するか削除します。
                                            2. データ ストアを再マウントするには、UI または CLI を使用します。

                                            データストアの削除

                                            データストアを削除する準備をします。

                                            • すべての VM の電源をオフにします。

                                            • データストア マウント ポイント上のすべてのオープン シェルを閉じます。

                                            • データストアの HA を無効にします。

                                            • データストアを使用するすべてのアプリケーションを閉じます。

                                            データストアを削除します。


                                              ステップ 1   インターフェイスを選択します。
                                              • vSphere Web クライアント ナビゲータから、[vCenter Inventory Lists] > [Cisco HyperFlex Systems] > [Cisco HX Data Platform] > [cluster] > [Manage] > [Datastores] の順に選択します。

                                              • HX Connect から [Datastores] を選択します。

                                              ステップ 2   [datastore] を選択します。
                                              ステップ 3   [Delete] をクリックします。
                                              ステップ 4   データストアの削除を確認し、[OK] をクリックします。

                                              部分的にマウント解除されたデータストアの回復

                                              データストアをマウント、マウント解除、または削除すると、データストアが部分的にマウント解除される場合があります。この状態が発生した場合は、必要に応じて、次の手順を実行します。


                                                ステップ 1   試みているタスクに応じて、データストアのマウントの準備、データストアのマウント解除の準備、またはデータストアの削除の準備にある項目を実行します。
                                                ステップ 2   もう一度、HX Connect または HX Data Platform Plug-in の UI または CLI を介して、データストアのマウント、マウント解除、削除を試します。
                                                ステップ 3   データストアが、必要なマウント状態、マウント解除状態、または削除状態になっていない場合は、次の手順を実行します。
                                                1. VM がデータストアで実行されていないことを確認します。
                                                2. ESX ホストから、HX Data Platform のデータストアが VMware サービス storageRM で使用されているかどうかを確認します。

                                                  # ls -ltra /vmfs/volumes/stfs-ds1/ | grep -i iorm

                                                  サンプル応答
                                                  -rwxr-xr-x 1 root root 16511 Jan 20 20:05 .iormstats.sf 
                                                  drwxr-xr-x 1 root root 1125 Jan 20 20:06 .iorm.sf 
                                                  				  
                                                3. storagerm のステータスを確認します。

                                                  # /etc/init.d/storageRM status

                                                  サンプル応答

                                                  storageRM is running

                                                4. storageRM サービスを停止します。

                                                  # /etc/init.d/storageRM stop

                                                  サンプル応答
                                                  watchdog-storageRM: Terminating watchdog process with PID 34096 
                                                  storageRM stopped 
                                                  				  
                                                5. もう一度、データストアのマウント、マウント解除、または削除を試みます。
                                                6. 可能なソリューションはこれ 1 つです。これで問題が解決しない場合は、テクニカル アシスタンス センター(TAC)にお問い合わせください。

                                                クラスタ内のディスクの管理

                                                ディスク、SSD または HDD では、障害が発生する可能性があります。この場合、障害が発生したディスクを取り外し、交換する必要があります。ホスト内でのディスクの取り外しと交換については、サーバ ハードウェアの指示手順に従ってください。HX Data Platform は SDD または HDD を識別し、ストレージ クラスタに組み込みます。

                                                ストレージ クラスタのデータストア容量を増やすには、ストレージ クラスタ内の各コンバージド ノードに同じサイズとタイプの SSD を追加します。ハイブリッド サーバでは、ハードディスク ドライブ(HDD)を追加します。オール フラッシュ サーバでは、SSD を追加します。

                                                • ディスクの要件
                                                • SSD の交換
                                                • ハウスキーピング SSD の交換
                                                • ハードディスク ドライブの交換または追加

                                                ディスクの要件

                                                ディスクの要件は、コンバージド ノードとコンピューティング専用ノード間で異なります。コンピューティング専用ノードは、単に CPU を増やす目的で追加されます。

                                                以下は、クラスタ内のすべてのディスクに適用されます。

                                                • ストレージ クラスタ内のすべてのディスクには、同量のストレージ容量が必要です。ストレージ クラスタ内のすべてのノードには、同数のディスクが必要です。

                                                • すべての SSD は TRIM をサポートする必要があり、TRIM が有効になっている必要があります。

                                                • すべての HDD は、SATA または SAS タイプのいずれかです。ストレージ クラスタ内のすべての SAS ディスクは、パススルー モードにする必要があります。

                                                • ディスク パーティションは、SSD および HDD から削除する必要があります。パーティションが設定されたディスクは無視され、HX ストレージ クラスタに追加されません。

                                                • オプションで、ディスク上の既存のデータを削除またはバックアップします。提供されたディスク上の既存のデータはすべて上書きされます。


                                                  (注)  


                                                  新規のファクトリ サーバは適切なディスク パーティションの設定で出荷されます。新規のファクトリ サーバではディスク パーティションを削除しないでください。
                                                • 発注ツールにおいて、利用可能なディスクのみがサポートされます。

                                                コンバージド ノード

                                                次の表に示すディスクに加えて、すべてのコンバージド ノードには、ESX がインストールされたミラー設定で 2 つの 64 GB SD FlexFlash カードがあります。


                                                (注)  


                                                サーバ上またはストレージ クラスタ全体でストレージ ディスクのタイプまたはサイズを混在させることはサポートされていません。

                                                • すべて HDD を使用します。

                                                • キャッシュまたは永続ディスクを交換する際は、元のディスクと同じタイプとサイズを常に使用します。


                                                サーバ

                                                ハウスキーピング

                                                Cache

                                                Persistent

                                                HX240C-M4

                                                1 X 120 GB SATA SSD(背面)

                                                UCS-SD120GBKS4-EV

                                                1 X 1.6 TB SATA SSD(前面)

                                                UCS-SD16TB12S3-EP

                                                3 ~ 23 X 1.2 TB SAS HDD

                                                UCS-HD12TB10K12G

                                                HX220C-M4

                                                1 X 120 GB SATA SSD

                                                UCS-SD120GBKS4-EV

                                                1 X 480 GB SATA SSD

                                                UCS-SD480G12S3-EP

                                                1 ~ 6 X 1.2 TB SAS HDD

                                                UCS-HD12TB10K12G

                                                コンピューティング ノード

                                                次の表に、コンピューティング機能でサポートされるコンピューティング ノード設定を示します。コンピューティング ノードのストレージは、ストレージ クラスタのキャッシュまたは容量に含まれていません。

                                                サーバ

                                                ESX サーバおよびサイズごとの最小要件

                                                Cisco UCS B200

                                                ESX インストールでのミラー設定において、2 X 64GB SD カード。

                                                注:SD カードは、ESXi が SAN から起動される場合は必要ありません。

                                                Cisco UCS C220

                                                2 TB または 4 TB SAS ハード ディスク ドライブ(2 または 4 ドライブ構成)

                                                Cisco UCS C240

                                                2 TB、4 TB、または 6 TB SAS ハード ディスク ドライブ(2、6、または 12 ドライブ単位)

                                                SSD の交換

                                                SSD の交換手順は、SSD の種類によって異なります。障害が発生した SSD を特定し、関連する手順を実行します。


                                                (注)  


                                                サーバ上またはストレージ クラスタ全体でストレージ ディスクのタイプまたはサイズを混在させることはサポートされていません。

                                                • すべて HDD、すべて 3.8 TB SSD、またはすべて 960 GB SSD を使用します。

                                                • ハイブリッド サーバではハイブリッド キャッシュ デバイスを使用し、すべてのフラッシュ サーバではすべてフラッシュ キャッシュ デバイスを使用します。

                                                • キャッシュまたは永続ディスクを交換する際は、元のディスクと同じタイプとサイズを常に使用します。



                                                  ステップ 1   障害が発生した SSD を特定します。
                                                  • キャッシュまたは永続的な SSD では、ディスク ビーコン チェックを実行します。ビーコンの設定を参照してください。

                                                    キャッシュと永続的な SSD のみがビーコン要求に応答します。NVMe キャッシュ SSD とハウスキーピング SSD は、ビーコン要求に応答しません。

                                                  • キャッシュ NVMe SSD の場合は物理的なチェックを実行します。これらのドライブは、HX サーバのドライブ ベイ 1 にあります。

                                                  • HXAF240c または HX240c サーバ上のハウスキーピング SSD の場合は、サーバの背面で物理的なチェックを実行します。

                                                  • HXAF220c または HX220c サーバ上のハウスキーピング SSD の場合は、サーバのドライブ ベイ 2 で物理的なチェックを実行します。

                                                  ステップ 2   失敗した SSD がハウスキーピング SSD の場合は、サーバの種類に基づいて続行してください。
                                                  • HXAF220c または HX220c サーバの場合は、手順 3 に進みます。

                                                  • HXAF240c または HX240c サーバの場合は、テクニカル アシスタンス センター(TAC)にお問い合わせください。

                                                  ステップ 3   失敗した SSD がキャッシュまたは永続的な SSD の場合は、サーバ ハードウェア ガイドにある、ホストで障害が発生した SSD を取り外す、または交換する手順に従います。

                                                  キャッシュまたは永続的なドライブを交換後、HX Data Platform は SDD を識別し、ストレージ クラスタを更新します。

                                                  ノードに追加したディスクは、すぐに HX で使用できるようになります。

                                                  ステップ 4   交換した NVMe SSD を ESXi が検出できるように、ドライブの交換後、ESXi ホスト を再起動します。

                                                  NVMe SSD を取り外すか、または交換する場合の手順:

                                                  1. ESXi ホスト を HX メンテナンス モードにします。

                                                  2. ハウスキーピング以外の SSD の交換と同じ手順に従います。SSD の交換を参照してください。

                                                  3. ESXi ホスト をリブートします。これで ESXi は NVMe SSD を検出できます。

                                                  4. ESXi ホスト の HX メンテナンス モードを終了します。

                                                  ステップ 5   Cisco UCS Manager の [UCS Manager Server Inventory Storage] タブに新しいディスクを含めるには、サーバ ノードを再認識します。これにはキャッシュ ディスクと永続ディスクも含まれます。
                                                  ステップ 6   SSD を交換して、「Disk successfully scheduled for repair」のメッセージが表示された場合、ディスクは存在しているが正常に機能していないということを意味します。サーバ ハードウェア ガイドの手順に従ってディスクが正常に追加されたことを確認します。

                                                  ハウスキーピング SSD の交換


                                                  (注)  


                                                  この手順は、HXAF220c または HX220c サーバにのみ適用されます。HXAF240c または HX240c 上のハウスキーピング SSD を交換するには、Cisco TAC にお問い合わせください。


                                                  障害が発生したハウスキーピング SSD を特定し、関連する手順を実行します。


                                                    ステップ 1   障害が発生したハウスキーピング SSD を特定します。

                                                    ハウスキーピング ドライブはビーコン チェックを通して表示されないため、SSD ドライブを物理的にチェックします。

                                                    ステップ 2   SSD を取り外し、種類とサイズが同じ新しい SSD に交換します。サーバ ハードウェア ガイドの手順に従います。

                                                    サーバ ハードウェア ガイドでは、SSD を交換するために必要な物理的手順について説明します。

                                                    (注)     

                                                    ハードウェア手順を実行する前に、ノードを Cisco HX メンテナンス モードにします。ハードウェア手順を実行したら、ノードの Cisco HX メンテナンス モードを終了します。

                                                    ステップ 3   SSH を使用して、影響を受けたノードのストレージ コントローラ VM にログインし、次のコマンドを実行します。

                                                    # /usr/share/springpath/storfs-appliance/config-bootdev.sh -r -y

                                                    このコマンドは新しいディスクを使用し、そのディスクをストレージ コントローラに追加します。

                                                    サンプル応答
                                                    Creating partition of size 65536 MB for /var/stv ...
                                                    Creating ext4 filesystem on /dev/sdg1 ...
                                                    Creating partition of size 24576 MB for /var/zookeeper ...
                                                    Creating ext4 filesystem on /dev/sdg2 ...
                                                    Model: ATA INTEL SSDSC2BB12 (scsi)
                                                    Disk /dev/sdg: 120034MB
                                                    Sector size (logical/physical): 512B/4096B
                                                    Partition Table: gpt ....
                                                    discovered. Rebooting in 60 seconds
                                                    ステップ 4   ストレージ コントローラ VM が自動的に再起動するのを待ちます。
                                                    ステップ 5   ストレージ コントローラ VM の再起動が完了したら、新しく追加された SSD でパーティションが作成されていることを確認します。コマンドを実行します。

                                                    # df -ah

                                                    サンプル応答

                                                    ........... 
                                                    /dev/sdb1 63G 324M 60G 1%
                                                    /var/stv /dev/sdb2 24G 173M 23G 1% /var/zookeeper
                                                    ステップ 6   既存のストレージ クラスタにインストールされている HX Data Platform インストーラ パッケージのバージョンを確認します。

                                                    # stcli cluster version

                                                    すべてのストレージ クラスタ ノードに、同じバージョンがインストールされている必要があります。ストレージ クラスタ内の、新しい SSD を搭載したノード以外のノードのコントローラ VM で、このコマンドを実行します。

                                                    ステップ 7   HX Data Platform インストーラ パッケージを、/tmp フォルダ内のストレージ コントローラ VM にコピーします。

                                                    # scp <hxdp_installer_vm_ip>:/opt/springpath/packages/storfs-packages-<hxdp_installer>.tgz /tmp

                                                    # cd /tmp

                                                    # tar zxvf storfs-packages-<hxdp_installer>.tgz

                                                    ステップ 8   HX Data Platform インストーラ導入スクリプトを実行します。

                                                    # ./inst-packages.sh

                                                    HX Data Platform のインストールに関する追加情報については、『Cisco HX Data Platform Getting Started Guide』を参照してください。

                                                    ステップ 9   パッケージのインストール後、HX Data Platform は自動的に起動します。ステータスを確認します。

                                                    # status storfs

                                                    サンプル応答

                                                    storfs running

                                                    新しい SSD を搭載したノードが既存のクラスタに再接続し、クラスタが正常な状態に戻ります。


                                                    ハードディスク ドライブの交換または追加


                                                    (注)  


                                                    サーバ上またはストレージ クラスタ全体でストレージ ディスクのタイプまたはサイズを混在させることはサポートされていません。

                                                    • すべて HDD、すべて 3.8 TB SSD、またはすべて 960 GB SSD を使用します。

                                                    • ハイブリッド サーバではハイブリッド キャッシュ デバイスを使用し、すべてのフラッシュ サーバではすべてフラッシュ キャッシュ デバイスを使用します。

                                                    • キャッシュまたは永続ディスクを交換する際は、元のディスクと同じタイプとサイズを常に使用します。



                                                      ステップ 1   ご使用のサーバのハードウェア ガイドを参照し、ディスクの追加または交換の手順に従います。
                                                      ステップ 2   ストレージ クラスタ内の各ノードに、同じサイズの HDD を追加します。
                                                      ステップ 3   妥当な時間内で各ノードに HDD を追加します。

                                                      ストレージは、すぐにストレージ クラスタによって使用され始めます。

                                                      [vCenter Event] ログには、ノードへの変更を反映したメッセージが表示されます。

                                                      (注)     

                                                      ディスクをノードに追加すると、ディスクはすぐに HX で使用できるようになりますが、UCSM サーバ ノード インベントリには表示されません。これには、キャッシュ ディスクと永続ディスクが含まれます。UCS Manager サーバの [Inventory Storage] タブにディスクを含めるには、サーバ ノードを再認識します。


                                                      ノードの管理

                                                      ノードを初めてストレージ クラスタに追加する場合は、HX Data Platform インストーラの Create Cluster 機能を使用します。ノードを既存のストレージ クラスタに追加する場合は、HX Data Platform インストーラの Expand Cluster 機能を使用します。ストレージ クラスタに対してノードを追加または削除すると、HX Data Platform がそれに応じてストレージ クラスタのステータスを調整します。

                                                      • 障害が発生したノードのメンテナンスに関するタスク。

                                                        • ESXi または HX ソフトウェアを再インストールする必要がある。

                                                        • ノード コンポーネントを交換する必要がある。

                                                        • ノードを交換する必要がある。

                                                        • ノードを取り外す必要がある。

                                                      • 障害が発生していないノードのメンテナンスに関するタスク。

                                                        • ノードをメンテナンス モードにする。

                                                        • ESX パスワードを変更する。


                                                      (注)  


                                                      若干の違いはありますが、サーバ、ホスト、およびノードという用語が HyperFlex のマニュアルを通してほとんど区別されずに使われています。一般に、サーバは、特定の目的に特化されたソフトウェアを実行する物理ユニットです。ノードは、ソフトウェア クラスタやサーバのラックなどのより大きなグループ内のサーバです。シスコのハードウェア マニュアルでは、ノードという用語が使われる傾向があります。ホストは、仮想化または HyperFlex ストレージ ソフトウェアを実行しているサーバで、仮想マシンにとっての「ホスト」です。VMware のマニュアルでは、ホストという用語が使われる傾向があります。



                                                        ステップ 1   クラスタ内のノードをモニタします。

                                                        HX ストレージ クラスタ、ノード、およびノード コンポーネントのステータスがモニタされ、HX Connect、HX Data Platform Plug-in、vCenter UI、およびさまざまなログに動作ステータス(online、offline)値と復元力ステータス値(healthy、warning)として報告されます。

                                                        (注)     

                                                        機能状態の区別は、HX Connect および HX Data Platform Plug-in ビューに表示されるストレージ クラスタの動作ステータスと復元力ステータスに影響しますが、それらのステータスとは別個のものです。データ レプリケーション係数(2 または 3)、クラスタ アクセス ポリシー(lenient または strict)、およびストレージ クラスタ内の特定の数のノードごとに、障害が発生したノードの数またはノード内の障害が発生したディスクの数に応じて、ストレージ クラスタの状態が Read と Write、Read Only、または Shutdown の間で変化します。

                                                        ステップ 2   ノード障害を分析して、実行するアクションを決定します。

                                                        これには、HX Connect、HX Data Platform Plug-in、vCenter、または ESXi を介したノード状態のモニタリング、サーバ ビーコンのチェック、ログの収集と分析、および TAC との連携が必要になります。

                                                        ステップ 3   特定されたタスクを実行します。
                                                        • ソフトウェアを再インストールまたはアップグレードします。

                                                          ESXi または HX Data Platform の再インストール手順については、TAC を参照してください。ソフトウェアのアップグレード手順については、『Cisco HyperFlex Systems Upgrade Guide』を参照してください。

                                                        • ノード内のコンポーネントを修理します。

                                                          ノード コンポーネント(ソリッド ステート ドライブ(SSD)、ハード ディスク ドライブ(HDD)、電源装置(PSU)、ネットワーク インターフェイス カード(NIC)コンポーネントなど)は、HX Connect や HX Data Platform Plug-in では設定できませんが、HX Data Platform はこれらのコンポーネントをモニタし、いずれかのアイテムの中断、追加、取り外し、または交換が発生すると、ストレージ クラスタ ステータスを調整します。

                                                          ディスクを追加または取り外す手順は、ディスクのタイプによって異なります。PSU や NIC などの現場交換可能ユニット(FRU)を交換するには、サーバ ハードウェア ガイドで説明される手順に従います。

                                                        • クラスタ内のノードを交換します。

                                                          ストレージ クラスタ内のノードを交換する際は、常に TAC によるサポートが必要です。要件が満たされていれば、ストレージ クラスタがオンライン(5 ノード以上のクラスタのみ)中またはオフライン(4 ノード以上のクラスタ)中に、ノードを TAC の支援なしで交換できます。3 ノード クラスタ内のノードを交換する際は、常に TAC の支援が必要です。

                                                        • クラスタからノードを取り外します。

                                                          (注)     

                                                          ノードを削除する場合、使用可能なノードの数が最小数の 3 を下回ってはなりません。これは、3 を下回るとストレージ クラスタが正常ではなくなるためです。3 ノード クラスタ内のノードを取り外す際は、常に TAC の支援が必要です。

                                                          オフライン クラスタから最大 2 つのノードを削除できます。


                                                        ノード メンテナンス方法の特定

                                                        ノード メンテナンス タスクには、ストレージ クラスタがオフラインのときに実行されるもの、クラスタがオンラインであり、ノードが HX メンテナンス モードであることだけが必要である場合に実行できるもの、および TAC によるサポートが必要なのものがあります。

                                                        • オンライン タスク:タスク開始前にストレージ クラスタが正常な状態である必要があります。

                                                        • オフライン タスク:ストレージ クラスタをシャットダウンする必要があります。

                                                          2 つ以上のノードがダウンしている場合、ストレージ クラスタは自動的にオフラインになります。

                                                        • TAC サポート タスク:一般に、TAC 担当員が実行する操作を必要とします。


                                                        (注)  


                                                        3 ノード クラスタ内のノードを交換する際は、常に TAC によるサポートが必要です。


                                                        次の表に、関連するノード メンテナンス タスクを実行するときに使用できる方法を示します。

                                                        ノード ソフトウェアの修復

                                                        ESX と HX Data Platform ソフトウェアは、ストレージ クラスタ内の各ノードにインストールされます。ノード障害分析後にいずれかのソフトウェア項目を再インストールする必要があることが判明した場合は、TAC にお問い合わせください。ソフトウェアのアップグレード手順については、『Cisco HyperFlex Systems Upgrade Guide』を参照してください。

                                                        ノード ハードウェアの修復

                                                        ノードの修理可能なアイテムで障害が発生しました。これには FRU やディスクが該当します。一部のノード コンポーネントには TAC の支援が必要です。たとえば、ノードのマザーボードの交換には TAC の支援が必要です。

                                                        クラスタ内のノードの数

                                                        クラスタ内の障害発生ノードの数

                                                        方式

                                                        注

                                                        3

                                                        1 つ以上

                                                        TAC はノードの修理だけをサポートします。

                                                        修理のためにノードを取り外す必要はありません。ノードのディスクの交換を含みます。

                                                        4-8

                                                        1

                                                        オンラインまたはオフラインでのノード修理。

                                                        修理のためにノードを取り外す必要はありません。ノードのディスクの交換を含みます。

                                                        ノードの取り外し

                                                        ノードの修理不可能なアイテムで障害が発生しました。取り外したノードのディスクは、ストレージ クラスタで再利用できません。

                                                        クラスタ内のノードの数

                                                        クラスタ内の障害発生ノードの数

                                                        方式

                                                        注

                                                        4

                                                        1

                                                        オフライン ノードの取り外し。

                                                        4 ノード クラスタで 2 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。

                                                        5 つ以上

                                                        1

                                                        オンラインまたはオフライン ノードの取り外し。

                                                         

                                                        5 つ以上

                                                        2

                                                        オフライン 2 ノードの取り外し。

                                                        5 ノード クラスタで 3 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。

                                                        ノードの交換とストレージの廃棄

                                                        ノードの修理不可能なアイテムで障害が発生しました。取り外したノードのディスクは、ストレージ クラスタで再利用できません。

                                                        クラスタ内のノードの数

                                                        クラスタ内の障害発生ノードの数

                                                        方式

                                                        注

                                                        3

                                                        1

                                                        TAC はノードの交換だけをサポートします。

                                                        クラスタを最小限の 3 ノードに戻すには、TAC によりサポートされるノードの交換が必要です。

                                                        3 ノード クラスタで 1 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。

                                                        4

                                                        1

                                                        ノードのオフライン交換。

                                                        ディスクを再利用しない。

                                                        新しいノードを追加するにはクラスタ拡張を使用します。その他のすべてのノードが稼動している必要があります。

                                                        4 ノード クラスタで 2 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。

                                                        5 つ以上

                                                        1

                                                        オンラインまたはオフライン ノードの交換。

                                                        ディスクを再利用しない。

                                                        新しいノードを追加するにはクラスタ拡張を使用します。その他のすべてのノードが稼動している必要があります。

                                                        5 つ以上

                                                        2

                                                        1 または 2 ノードのオフライン交換。

                                                        ディスクを再利用しない。

                                                        新しいノードを追加するにはクラスタ拡張を使用します。その他のすべてのノードが稼動している必要があります。

                                                        最大 2 つのノードの交換がサポートされています。3 つ以上のノードの交換には TAC の支援が必要です。

                                                        ノードの交換とストレージの再利用

                                                        ノードの修理不可能なアイテムで障害が発生しました。取り外したノードのディスクは、ストレージ クラスタで再利用されます。

                                                        クラスタ内のノードの数

                                                        クラスタ内の障害発生ノードの数

                                                        方式

                                                        注

                                                        3 つ以上

                                                        1 つ以上

                                                        TAC によるサポートのみ。

                                                        クラスタを最小限の 3 ノードに戻すには、TAC によりサポートされるノードの交換が必要です。

                                                        (注)     

                                                        ディスクを再利用するには、古いノードの UUID を新しいノードに割り当てる必要があります。ディスク UUID からノード UUID への関係は固定であり、再割り当てできません。これは TAC サポート タスクです。

                                                        ESXi ホスト ルート パスワードの変更

                                                        インストール後のデフォルトの ESXi ルート パスワードを変更するには、次の手順を実行します。


                                                        (注)  


                                                        ESXi ルート パスワードを忘れた場合は、パスワードの復旧について Cisco TAC にお問い合わせください。



                                                          ステップ 1   SSH を使用して ESXi ホスト サービス制御にログインします。
                                                          ステップ 2   ルート権限を取得します。

                                                          su -

                                                          ステップ 3   現在のルート パスワードを入力します。
                                                          ステップ 4   ルート パスワードを変更します。

                                                          passwd root

                                                          ステップ 5   新しいパスワードを入力し、Enter キーを押します。確認のためにパスワードを再入力します。
                                                          (注)     

                                                          2 回目に入力したパスワードが一致しない場合は、最初からやり直す必要があります。


                                                          ノード ソフトウェアの再インストール

                                                          既存のストレージ クラスタのメンバーであるノード上のソフトウェアを再インストールするには、TAC にお問い合わせください。このタスクは、TAC の支援を得て実行する必要があります。


                                                            ステップ 1   TAC の指示に従って ESX を再インストールします。

                                                            サーバが、ホスト ESX サーバの設定要件に記載されている必要なハードウェアおよび構成を満たしていることを確認します。HX の構成時の設定は、HX Data Platform プロセス中に適用されます。

                                                            ステップ 2   TAC の指示に従って HX Data Platform を再インストールします。

                                                            HX Data Platform は、必ず、ESX の再インストール後に再インストールする必要があります。


                                                            IP から FQDN への vCenter クラスタ内のノード識別フォームの変更

                                                            このタスクでは、vCenter によるクラスタ内のノードの識別方法を IP アドレスから完全修飾ドメイン名(FQDN)に変更する方法について説明します。


                                                              ステップ 1   このタスクを実行するためのメンテナンス ウィンドウをスケジュールします。
                                                              ステップ 2   ストレージ クラスタが正常であることを確認します。

                                                              HX Connect、HX Data Platform Plug-in、またはストレージ コントローラ VM 上の stcli clsuter info コマンドから、ストレージ クラスタのステータスをチェックします。

                                                              ステップ 3   ストレージ クラスタ内の各 ESXi ホストの FQDN を探します。
                                                              1. ESXi ホストのコマンド ラインから。
                                                                # cat /etc/hosts

                                                                この例では、FQDN は sjs-hx-3-esxi-01.sjs.local です。

                                                                # Do not remove the following line, or various programs
                                                                # that require network functionality will fail.
                                                                127.0.0.1         localhost.localdomain localhost
                                                                ::1               localhost.localdomain localhost
                                                                172.16.67.157     sjs-hx-3-esxi-01.sjs.local  sjs-hx-3-esxi-01
                                                              2. ストレージ クラスタ内の各 ESXi ホストに対して繰り返します。
                                                              ステップ 4   各 ESXi ホストの FQDN が vCenter、相互 ESXi ホスト、およびコントローラ VM から解決できることを確認します。
                                                              1. vCenter のコマンド ラインから。
                                                                # nslookup <fqdn_esx_host1>
                                                                # nslookup <fqdn_esx_host2>
                                                                # nslookup <fqdn_esx_host3>
                                                                ...
                                                              2. ESXi ホストから各 ESXi ホストに対して繰り返します。
                                                              3. 各コントローラ VM から各 ESXi ホストに対して繰り返します。
                                                              ステップ 5   FQDN 名が解決できない場合は、各 ESXi ホストと各コントローラ VM 上の DNS 設定を確認します。
                                                              1. コントローラ VM が DNS サーバの正しい IP アドレスを認識していることを確認します。

                                                                コントローラ VM のコマンド ラインから。

                                                                # stcli services dns show
                                                                10.192.0.31
                                                              1. ESXi ホストの DNS 設定がコントローラ VM と同じであることを確認します。

                                                                vCenter から、各 ESXi ホストを選択してから、[Configuration] > [DNS Servers] を選択します。

                                                              ステップ 6   データセンター名とクラスタ名を探してメモします。

                                                              vCenter クライアントまたは Web クライアントから、データセンター名とクラスタ名が表示されるまでスクロールします。それらを書き留めます。この名前は、後のステップで使用します。

                                                              ステップ 7   vCenter から cluster を削除します。

                                                              vCenter から、[datacenter] > [cluster] を選択します。[cluster] を右クリックして、[Delete] を選択します。

                                                              (注)     

                                                              [datacenter] は削除しないでください。

                                                              ステップ 8   vCenter で [cluster] を再作成します。
                                                              1. vCenter から、[datacenter] を右クリックします。[New Cluster] を選択します。
                                                              2. 削除したクラスタと全く同じ名前を [Cluster Name] に入力します。これは、ステップ 6 で書き留めた名前です。
                                                              ステップ 9   FQDN 名を使用して、[cluster] に ESXi ホスト(ノード)を追加します。すべての ESXi ホストに対してこの手順を繰り返します。
                                                              1. vCenter から、[datacenter] > [cluster] を右クリックします。[Add Host] を選択します。
                                                              2. FQDN を使用して ESXi ホストを選択します。
                                                              3. クラスタ内の各 ESXi ホストに対して繰り返します。
                                                              ステップ 10   クラスタを vCenter に再登録します。
                                                              #  stcli cluster reregister 
                                                              --vcenter-datacenter <datacenter_name> 
                                                              --vcenter-cluster <hx_cluster_name> 
                                                              --vcenter-url <vCenter_IP> 
                                                              --vcenter-user <vCenter_username> 
                                                              --vcenter-password <vCenter_Password>

                                                              HX バージョン 1.8.1c 以降では、SSO URL が必要ありません。クラスタの再登録の詳細については、新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録を参照してください。


                                                              ノード コンポーネントの交換

                                                              ノードの一部のコンポーネントは交換可能です。ノードの稼動中に交換できるコンポーネントがあります。一部のコンポーネントを交換する場合に、ノードをメンテナンス モードにしてシャットダウンする必要があります。すべての現場交換可能ユニット(FRU)のリストについては、ご使用のサーバのハードウェア インストール ガイドを参照してください。一部のコンポーネントは、TAC の支援がなければ交換することができません。次に、ノードで交換可能なコンポーネントの一般的なリストを示します。


                                                              (注)  


                                                              ディスクを取り外した場合、ディスクが物理的には存在しない状態でも、ディスク UUID が引き続きリストされます。同一クラスタ内の別のノードでディスクを再利用するには、TAC にサポートを依頼してください。


                                                              • ノードをシャットダウンする必要がないコンポーネント。ホットスワップ可能です。

                                                                • HDD データ ドライブ。前面ベイ

                                                                  ストレージ クラスタのタスクについては本ガイドを参照し、ハードウェアを中心とするタスクについてはハードウェア インストール ガイドを参照してください。このコンポーネントを交換するには、両方のタスクが必要です。

                                                                • SSD キャッシュ ドライバ。前面ベイ 1

                                                                  ストレージ クラスタのタスクについては本ガイドを参照し、ハードウェアを中心とするタスクについてはハードウェア インストール ガイドを参照してください。このコンポーネントを交換するには、両方のタスクが必要です。

                                                                • ファン モジュール

                                                                  このコンポーネントを交換するには、ハードウェア インストール ガイドを参照してください。

                                                                • 電源モジュール

                                                                  このコンポーネントを交換するには、ハードウェア インストール ガイドを参照してください。

                                                              • ノードをメンテナンス モードにしてシャットダウンする必要があるコンポーネント。

                                                                次に示すすべてのコンポーネントについては、ハードウェア インストール ガイドを参照してください。

                                                                • ハウスキーピング SSD

                                                                  ストレージ クラスタのタスクについては TAC にお問い合わせください。ハードウェアを中心とするタスクについてはハードウェア インストール ガイドを参照してください。このコンポーネントを交換するには、両方のタスクが必要です。

                                                                • マザーボード上の RTC バッテリ


                                                                  (注)  


                                                                  マザーボード自体は交換可能なコンポーネントではありません。TAC に問い合わせてサポートを受けてください。


                                                                • DIMMS

                                                                • CPU およびヒートシンク

                                                                • 内蔵 SD カード

                                                                • 内蔵 USB ポート

                                                                • モジュラ HBA ライザー(HX 220c サーバ)

                                                                • モジュラ HBA カード

                                                                • PCIe ライザー アセンブリ

                                                                • PCIe カード

                                                                • トラステッド プラットフォーム モジュール

                                                                • mLOM カード

                                                                • RAID コントローラ

                                                                • 仮想インターフェイス カード(VIC)

                                                                • GPU(Graphic Processing Unit)

                                                              ノードの取り外し

                                                              ノード メンテナンス タスクによっては、クラスタがオンラインかオフラインかに関係なく、ノードを取り外すことができます。ノードを取り外す前に準備手順が完了していることを確認してください。


                                                              (注)  


                                                              ストレージ クラスタ内のノードを取り外す場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。

                                                              取り外したノードやディスクは、元のクラスタや別のクラスタで再利用しないでください。


                                                              表 1 ノードの取り外しワークフロー

                                                              クラスタ サイズ

                                                              取り外すノード

                                                              ワークフロー

                                                              3 ノード クラスタ

                                                              1 つ以上

                                                              ワークフローには TAC の支援が必要です。

                                                              4 ノード クラスタ

                                                              1

                                                              1. クラスタは正常です。

                                                              2. Cisco HX メンテナンス モードで影響を受けたノード。

                                                              3. クラスタをシャットダウンします(クラスタをオフラインにします)。

                                                                stcli cluster shutdown コマンドを使用します。

                                                              4. ノードを取り外します。

                                                                stcli node remove コマンドを使用します。

                                                              5. クラスタを再起動します。

                                                                stcli cluster start コマンドを使用します。

                                                              4 ノード クラスタ

                                                              2 つ以上

                                                              ワークフローには TAC の支援が必要です。

                                                              5 ノード クラスタ

                                                              1

                                                              1. クラスタは正常です。

                                                              2. Cisco HX メンテナンス モードで影響を受けたノード。

                                                              3. クラスタはオンラインのままです。

                                                              4. ノードを取り外します。

                                                                stcli node remove コマンドを使用します。

                                                              5 ノード クラスタ

                                                              2

                                                              1. クラスタは正常です。

                                                              2. Cisco HX メンテナンス モードで影響を受けたノード。

                                                              3. クラスタをシャットダウンします(クラスタをオフラインにします)。

                                                                stcli cluster shutdown コマンドを使用します。

                                                              4. ノードを取り外します。

                                                                stcli node remove コマンドを使用します。

                                                                両方のノードを指定します。

                                                              5. クラスタを再起動します。

                                                                stcli cluster start コマンドを使用します。

                                                              5 ノード クラスタ

                                                              3 つ以上

                                                              ワークフローには TAC の支援が必要です。

                                                              • ノード削除の準備
                                                              • オンライン ストレージ クラスタからのノードの削除
                                                              • オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除

                                                              ノード削除の準備

                                                              ストレージ クラスタからノードを削除する前に、クラスタがオンラインまたはオフラインのいずれであっても、次の手順を実行します。


                                                              (注)  


                                                              すべての 3 ノード クラスタで、ノードの準備、削除、交換のサポートを TAC に依頼してください。



                                                                ステップ 1   クラスタが正常であることを確認します。

                                                                # stcli cluster info

                                                                次の例の応答は、ストレージ クラスタがオンラインで正常であることを示します。

                                                                locale: English (United States)
                                                                state: online
                                                                upgradeState: ok
                                                                healthState: healthy
                                                                state: online
                                                                state: online
                                                                ステップ 2   SSH がストレージ クラスタ内のすべてのノード上の ESX で有効になっていることを確認してください。
                                                                ステップ 3   分散リソース スケジューラ(DRS)が有効になっていることを確認してください。

                                                                DRS は、電源がオンの VM だけを移行します。ネットワークで VM の電源がオフになっている場合は、削除されないストレージ クラスタ内のノードにこれらの VM を手動で移行する必要があります。

                                                                (注)     

                                                                DRS を使用できない場合は、仮想マシンをそのノードから手動で移動します。

                                                                ステップ 4   ストレージ クラスタを再調整します。

                                                                これにより、ノードに関連付けられたすべてのデータストアが削除されることが保証されます。

                                                                rebalance コマンドは、使用可能なストレージの変更に応じて保存データの配布を再調整し、ストレージ クラスタの正常性を復元するために使用されます。ストレージ クラスタ内のノードを追加または削除する場合、stcli rebalance コマンドを使用して、ストレージ クラスタの再調整を手動で開始できます。

                                                                (注)     

                                                                再調整は、障害の発生しているノードやディスクで使用されているディスクのキャパシティによって、時間がかかる場合があります。

                                                                1. ストレージ クラスタ内のコントローラ VM にログインします。
                                                                2. コントローラ VM コマンド ラインから次のコマンドを実行します。

                                                                  # stcli rebalance start --force

                                                                ステップ 5   削除するノードを Cisco HX メンテナンス モードにします。操作方法(vSphere GUI またはコントローラ VM コマンド ライン(CLI))を選択します。

                                                                GUI

                                                                1. vSphere Web クライアントから、[Home] > [Hosts and Clusters] > [Hosts] > [host] の順に選択します。
                                                                2. 各ホストを右クリックし、リストを下にスクロールし、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Enter HX Maintenance Mode] の順に選択します。

                                                                  [vSphere Maintenance Mode] オプションは、ホストの右クリック メニューの上部にあります。リストの下部までスクロールし、[Cisco HX Maintenance Mode] を選択します。

                                                                CLI

                                                                1. ESX ホストで、root 権限を持つユーザとしてコントローラ VM にログインします。
                                                                2. ESX ホストをメンテナンス モードに移行します。

                                                                  stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip NAME) --mode enter

                                                                  (stcli node maintenanceMode --help も参照してください)

                                                                ステップ 6   コマンド シェルを開き、ストレージ コントローラ VM にログインします。たとえば ssh を使用します。

                                                                # ssh root@controller_vm_ip

                                                                プロンプトでパスワード(Cisco123)を入力します。


                                                                次の作業

                                                                ノードの削除に進みます。ストレージ クラスタの状態に応じてオンラインまたはオフラインの方式を選択します。結果が [Managing Nodes] に表示されます。

                                                                オンライン ストレージ クラスタからのノードの削除

                                                                導入環境をクリーンアップするか、またはストレージ クラスタからノードを削除するには、stcli node remove を使用します。コンバージド ノードまたはコンピューティング ノードを削除する場合も同じ手順に従います。

                                                                ストレージ クラスタがオンライン中にそのクラスタからノードを取り外す場合は、クラスタがオフライン中にノードを取り外す場合と要件が若干異なります。


                                                                (注)  


                                                                ストレージ クラスタ内のノードを取り外す場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。


                                                                クラスタ内のノードの数

                                                                方式

                                                                3 ノード クラスタ

                                                                ノードを取り外して交換するには、TAC を参照してください。

                                                                4 ノード クラスタ

                                                                クラスタをオフラインにする必要があります。オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除を参照してください。

                                                                5 ノード クラスタ、2 ノードを取り外す

                                                                クラスタをオフラインにする必要があります。オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除を参照してください。

                                                                5 ノード クラスタ、正常なクラスタから 1 ノードを取り外す

                                                                クラスタをオンラインにすることができます。ここに記載されている手順を続行します。


                                                                (注)  


                                                                このタスクの手順を実行する前に、コントローラ VM またはその他の HX Data Platform コンポーネントを削除しないでください。



                                                                  ステップ 1   「メンテナンス操作の準備」および「ノード削除の準備」の手順を実行します。次の内容が含まれています。
                                                                  1. クラスタが正常であることを確認します。

                                                                    3 ノード クラスタの場合、3 ノード クラスタでノード障害が発生すると、クラスタが正常ではなくなるため、TAC にご連絡ください。

                                                                  2. DRS が有効であることを確認するか、またはノードから VM を手動で移動します。
                                                                  3. ストレージ クラスタを再調整します。
                                                                  4. 削除するノードを HX メンテナンス モードにします。
                                                                  5. 削除しないノードのコントローラ VM にログインします。
                                                                  ステップ 2   ストレージ クラスタを再調整します。
                                                                  1. rebalance コマンドを実行します。

                                                                    # stcli rebalance start -f

                                                                  2. 再調整が完了するまで待ち、完了したことを確認します。
                                                                  ステップ 3   stcli node remove コマンドを使用して該当するノードを削除します。

                                                                  stcli node remove [-h] {--id-1 ID1 | --ip-1 NAME1} [{--id-2 ID2 | --ip-2 NAME2}] [-f]

                                                                  構文の説明

                                                                  オプション

                                                                  必須またはオプション

                                                                  説明

                                                                  --id-1 ID1

                                                                  セットのいずれかが必要。

                                                                  ストレージ クラスタ ノードの固有 ID 番号。ID は stcli cluster info コマンドで表示されます。

                                                                  --ip-1 NAME1

                                                                  セットのいずれかが必要。

                                                                  ストレージ クラスタ ノードの IP アドレス。IP は stcli cluster info コマンドで、stNode のフィールド NAME に表示されます。

                                                                  --id-2 ID2

                                                                  オプション。

                                                                  ストレージ クラスタ ノードの固有 ID 番号。ID は stcli cluster info コマンドで表示されます。

                                                                  --ip-2 NAME2

                                                                  オプション。

                                                                  ストレージ クラスタ ノードの IP アドレス。IP は stcli cluster info コマンドで、stNode のフィールド NAME に表示されます。

                                                                  --ip オプションは現在サポートされていません。

                                                                  -f, --force

                                                                  オプション。

                                                                  ストレージ クラスター ノードを強制的に削除します。

                                                                  次に例を示します。

                                                                  # stcli node remove --name-1 esx.SVHOST144A.complab

                                                                  応答

                                                                  Successfully removed node: EntityRef(type=3, id='', name='esx.SVHOST144A.complab')

                                                                  このコマンドは、すべてのデータ ストアをマウント解除し、クラスタ アンサンブルから削除し、このノードの EAM をリセットし、すべてのサービス(ストア、クラスタ管理 IP)を停止し、すべてのファイアウォール ルールを削除します。

                                                                  このコマンドでは次の操作は実行されません。

                                                                  • vCenter からのノードの削除。ノードは vCenter に残ります。

                                                                  • インストールされている HX Data Platform 要素(コントローラ VM など)の削除。

                                                                  stcli node remove コマンドが正常に完了すると、システムにより、ストレージ クラスタの状態が [Healthy] になるまで、ストレージ クラスタの再調整が行われます。この期間中に障害テストを実行しないでください。ストレージ クラスタは引き続き正常です。

                                                                  ストレージ クラスタ内にノードがないため、HX メンテナンス モードを終了する必要はありません。

                                                                  (注)     

                                                                  削除したノードを別のストレージ クラスタ内で再利用するには、テクニカル アシスタンス センター(TAC)にご連絡ください。ノードを別のストレージ クラスタで利用できるように準備するには、追加手順が必要です。

                                                                  ステップ 4   ノードがストレージ クラスタから削除されていることを確認します。
                                                                  1. ストレージ クラスタ情報を確認します。

                                                                    # stcli cluster info

                                                                  2. 応答の ActiveNodes エントリを調べ、クラスタのノード数が 1 つ少なくなっていることを確認します。
                                                                  ステップ 5   すべてのノード関連データストアが削除されていることを確認します。
                                                                  (注)     

                                                                  ノード関連データストアが表示されている場合は、それらのデータストアを手動でマウント解除して削除します。


                                                                  オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除

                                                                  導入環境をクリーンアップするか、またはストレージ クラスタからノードを削除するには、stcli node remove を使用します。コンバージド ノードまたはコンピューティング ノードを削除する場合も同じ手順に従います。


                                                                  (注)  


                                                                  ストレージ クラスタ内のノードを取り外す場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。


                                                                  クラスタ内のノードの数

                                                                  方式

                                                                  3 ノード クラスタ

                                                                  ノードを取り外して交換するには、TAC を参照してください。

                                                                  4 ノード クラスタ

                                                                  クラスタをオフラインにする必要があります。

                                                                  5 ノード クラスタ、2 ノードを取り外す

                                                                  クラスタをオフラインにする必要があります。

                                                                  5 ノード クラスタ、正常なクラスタから 1 ノードを取り外す

                                                                  クラスタをオンラインにすることができます。オンライン ストレージ クラスタからのノードの削除を参照してください。


                                                                  (注)  


                                                                  このタスクの手順を実行する前に、コントローラ VM またはその他の HX Data Platform コンポーネントを削除しないでください。

                                                                  オフライン クラスタから最大 2 つのノードを削除できます。



                                                                    ステップ 1   「メンテナンス操作の準備」および「ノード削除の準備」の手順を実行します。次の内容が含まれています。
                                                                    1. クラスタが正常であることを確認します。

                                                                      3 ノード クラスタの場合、3 ノード クラスタでノード障害が発生すると、クラスタが正常ではなくなるため、TAC にご連絡ください。

                                                                    2. DRS が有効であることを確認するか、またはノードから VM を手動で移動します。
                                                                    3. ストレージ クラスタを再調整します。
                                                                    4. 削除するノードを HX メンテナンス モードにします。
                                                                    5. 削除しないノードのコントローラ VM にログインします。
                                                                    ステップ 2   シャットダウンの準備をしてから、ストレージ クラスタをシャットダウンします。

                                                                    このステップは、次の条件のいずれかにのみ必要です。

                                                                    • クラスタは 5 ノード未満である。

                                                                    • 5 ノード クラスタから 2 ノードを取り外す。

                                                                    1. すべての HX データストアのすべての常駐 VM をグレースフル シャットダウンします。

                                                                      任意で、VM を vMotion で移動します。

                                                                    2. HX ストレージ クラスタ ノードの非 HX データソースですべての VM をグレースフル シャットダウンし、マウント解除します。
                                                                    3. すべてのストレージ クラスタ ノードを HX メンテナンス モードにします。
                                                                    4. コントローラ VM コマンド ラインから stcli cluster shutdown コマンドを実行します。

                                                                      # stcli cluster shutdown

                                                                    ステップ 3   stcli node remove コマンドを使用して該当するノードを削除します。

                                                                    たとえば、削除するノードは IP アドレスまたはドメイン名によって指定できます。

                                                                    # stcli node remove --ip-1 10.10.2.4 --ip-2 10.10.2.6

                                                                    または

                                                                    # stcli node remove --name-1 esx.SVHOST144A.complab --name-2 esx.SVHOST144B.complab.lab

                                                                    (注)     

                                                                    5 つ以上のノードからなるストレージ クラスタで 2 番目のノードを削除する場合は、2 番目の IP アドレスを入力します。

                                                                    応答

                                                                    Successfully removed node: EntityRef(type=3, id='', name='10.10.2.4' name='10.10.2.6')

                                                                    このコマンドは、すべてのデータストアをマウント解除し、クラスタ アンサンブルから削除し、このノードの EAM をリセットし、すべてのサービス(ストア、クラスタ管理 IP)を停止し、すべてのファイアウォール ルールを削除します。

                                                                    このコマンドでは次の操作は実行されません。

                                                                    • vCenter からのノードの削除。ノードは vCenter に残ります。

                                                                    • インストールされている HX Data Platform 要素(コントローラ VM など)の削除。

                                                                    stcli node remove コマンドが正常に完了すると、システムにより、ストレージ クラスタの状態が [Healthy] になるまで、ストレージ クラスタの再調整が行われます。この期間中に障害テストを実行しないでください。ストレージ クラスタの正常性は引き続き [Average] です。

                                                                    ストレージ クラスタ内にノードがないため、HX メンテナンス モードを終了する必要はありません。

                                                                    (注)     

                                                                    削除したノードを別のストレージ クラスタ内で再利用するには、テクニカル アシスタンス センター(TAC)にご連絡ください。ノードを別のストレージ クラスタで利用できるように準備するには、追加手順が必要です。

                                                                    ステップ 4   ノードがストレージ クラスタから削除されていることを確認します。
                                                                    1. ストレージ クラスタ情報を確認します。

                                                                      # stcli cluster info

                                                                    2. 応答の ActiveNodes エントリを調べ、クラスタのノード数が 1 つ少なくなっていることを確認します。
                                                                    ステップ 5   すべてのノード関連データストアが削除されていることを確認します。
                                                                    (注)     

                                                                    ノード関連データストアが表示されている場合は、それらのデータストアを手動でマウント解除して削除します。

                                                                    ステップ 6   クラスタを再起動します。

                                                                    # stcli cluster start


                                                                    ノードの交換

                                                                    ノードの交換では、障害が発生したノードを取り外してから、Expand Cluster を使用して交換用ノードを追加します。ノードの交換は、要件が満たされていれば、HX ストレージ クラスタがオンライン中またはオフライン中に実行できます。ストレージ クラスタ内のノードを交換する際は、常に TAC によるサポートが必要です。


                                                                    (注)  


                                                                    ストレージ クラスタ内のノードを交換する場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。


                                                                    TAC の支援を得てノードを交換するための条件。

                                                                    • 3 ノード クラスタ

                                                                      3 ノード クラスタでは TAC の支援を得てノードを交換する必要があります。クラスタ メンテナンス中にノードを交換します。

                                                                    • 4 ノード クラスタ

                                                                      • ストレージ クラスタが異常です。

                                                                      • ノードが削除された場合、ストレージ クラスタは正常ではなくなります。

                                                                      • 2 つ以上のノードで障害が発生しています。

                                                                      • 交換したノードのディスクは再利用されます。

                                                                        ノードがストレージ クラスタに追加されると、HX Data Platform は各ディスク UUID をノード UUID に関連付けます。この関連付けは、ストレージ クラスタの存続期間中にわたって変更されません。ディスクを異なる UUID のノードに再割り当てすることはできません。TAC と共同で、古いノードの UUID を新しいノードに割り当て、ディスク UUID とノード UUID の関連付けを維持します。

                                                                      • ノードの交換中にストレージ クラスタをオンラインのままにします。

                                                                    • 5 ノード クラスタ

                                                                      • ストレージ クラスタが異常です。

                                                                      • ノードが削除された場合、ストレージ クラスタは正常ではなくなります。

                                                                      • 3 つ以上のノードで障害が発生しています。

                                                                      • 交換したノードのディスクは再利用されます。

                                                                        ノードがストレージ クラスタに追加されると、HX Data Platform は各ディスク UUID をノード UUID に関連付けます。この関連付けは、ストレージ クラスタの存続期間中にわたって変更されません。ディスクを異なる UUID のノードに再割り当てすることはできません。TAC と共同で、古いノードの UUID を新しいノードに割り当て、ディスク UUID とノード UUID の関連付けを維持します。

                                                                      • 2 ノードの交換中にストレージ クラスタをオンラインのままにします。

                                                                      • ストレージ クラスタをオンラインのままにし、クラスタは最初から 3 または 4 ノードでした。

                                                                        ストレージ クラスタの初期構成が 3 または 4 ノードだった場合は、ノードを追加して全部で 5 ノードにすることで、3+2 クラスタまたは 4+1 クラスタを維持します。ノードの交換中にクラスタをオンラインのままにするには、TAC の支援が必要です。

                                                                    ノードの交換ワークフロー

                                                                    クラスタ サイズ

                                                                    交換するノード

                                                                    ワークフロー

                                                                    3 ノード クラスタ

                                                                    1 つ以上

                                                                    ワークフローには TAC の支援が必要です。

                                                                    4 ノード クラスタ

                                                                    1

                                                                    1. クラスタは正常です。

                                                                    2. Cisco HX メンテナンス モードで影響を受けたノード。

                                                                    3. クラスタをシャットダウンします(クラスタをオフラインにします)。

                                                                      stcli cluster shutdown コマンドを使用します。

                                                                    4. ノードを取り外します。

                                                                      stcli node remove コマンドを使用します。

                                                                    5. クラスタを再起動します。

                                                                      stcli cluster start コマンドを使用します。

                                                                    6. クラスタがオンラインになって正常になるまで待機します。

                                                                    7. [HX Installer] > [Expand Cluster] を使用して、交換用ノードを追加します。

                                                                    (注)     

                                                                    取り外したノード、そのクラスタ内のディスク、または他のクラスタ内のディスクは再利用しないでください。

                                                                    4 ノード クラスタ

                                                                    2 つ以上

                                                                    ワークフローには TAC の支援が必要です。

                                                                    5 ノード クラスタ

                                                                    1

                                                                    1. クラスタは正常です。

                                                                    2. Cisco HX メンテナンス モードで影響を受けたノード。

                                                                    3. クラスタはオンラインのままです。

                                                                    4. ノードを取り外します。

                                                                      stcli node remove コマンドを使用します。

                                                                    5. クラスタを再起動します。

                                                                      stcli cluster start コマンドを使用します。

                                                                    6. クラスタがオンラインになって正常になるまで待機します。

                                                                    7. [HX Installer] > [Expand Cluster] を使用して、交換用ノードを追加します。

                                                                    (注)     

                                                                    取り外したノード、そのクラスタ内のディスク、または他のクラスタ内のディスクは再利用しないでください。

                                                                    5 ノード クラスタ

                                                                    2

                                                                    1. クラスタは正常です。

                                                                    2. Cisco HX メンテナンス モードで影響を受けたノード。

                                                                    3. クラスタをシャットダウンします(クラスタをオフラインにします)。

                                                                      stcli cluster shutdown コマンドを使用します。

                                                                    4. ノードを取り外します。

                                                                      stcli node remove コマンドを使用します。

                                                                      両方のノードを指定します。

                                                                    5. クラスタを再起動します。

                                                                      stcli cluster start コマンドを使用します。

                                                                    6. クラスタがオンラインになって正常になるまで待機します。

                                                                    7. [HX Installer] > [Expand Cluster] を使用して、交換用ノードを追加します。

                                                                    (注)     

                                                                    取り外したノード、そのクラスタ内のディスク、または他のクラスタ内のディスクは再利用しないでください。

                                                                    5 ノード クラスタ

                                                                    3 つ以上

                                                                    ワークフローには TAC の支援が必要です。

                                                                    ノードの交換と障害発生ノードのディスクの廃棄。


                                                                      ステップ 1   古いノードを削除します。該当するトピック内の手順に従います。
                                                                      • オンライン ストレージ クラスタからのノードの削除

                                                                        この方法は、HX クラスタが最初から 5 ノード以上で構成され、現在も 5 ノード以上である場合にのみ使用します。

                                                                      • オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除

                                                                        この方法は、TAC の支援が要らないノード取り外しに使用します。

                                                                      (注)     

                                                                      ノードとその関連ディスクを削除しても、HX Data Platform はディスクの UUID を記憶しています。ログとレポートの生成時に、ディスクが存在するが検出できないことを示すメッセージが出力されます。これらのメッセージは無視してください。

                                                                      ステップ 2   HX Data Platform インストーラの拡張オプションを使用して新しいノードを追加します。『Cisco HyperFlex Systems Getting Started Guide』を参照してください。

                                                                      メンテナンス アクティビティ後のタスク

                                                                      メンテナンス タスクが終了したら、ノードのメンテナンス モードを終了して、ストレージ クラスタを再起動する必要があります。加えて、HX ストレージ クラスタを変更した場合は、追加のメンテナンス後タスクが必要になります。たとえば、vNIC または vHBA を変更した場合は、PCI パススルーを再設定する必要があります。

                                                                      • Cisco HyperFlex のメンテナンス モードの終了
                                                                      • HX ストレージ クラスタの電源オンと起動
                                                                      • vNIC または vHBA の変更後の PCI パススルーの設定

                                                                      Cisco HyperFlex のメンテナンス モードの終了

                                                                      HX Connect ユーザ インターフェイスの使用


                                                                      (注)  


                                                                      レプリケーションを設定している場合は、アップグレード、拡張、クラスタのメンテナンスを実行する前にレプリケーションを一時停止モードにします。アップグレード、拡張、クラスタのメンテナンスの完了後、再開してください。タスクを実行するローカル クラスタとの間でレプリケーションが設定されているすべてのクラスタで、一時停止と再開を実行します。



                                                                      (注)  


                                                                      リリース 2.5(1a)/2.5(1b) 以降のリリースでのみサポートされています。


                                                                      1. HX Connect:https://<cluster management ip> にログインします。

                                                                      2. メニューで [System Information] をクリックします。

                                                                      3. [Nodes] をクリックし、メンテナンス モードから移動するノードの行をクリックします。

                                                                      4. [Exit HX Maintenance Mode] をクリックします。

                                                                      vSphere Web クライアントの使用

                                                                      1. vSphere Web クライアントにログインします。

                                                                      2. [Home] > [Hosts and Clusters] に移動します。

                                                                      3. [HX Cluster] が含まれている [Datacenter] を展開します。

                                                                      4. [HX Cluster] を展開し、ノードを選択します。

                                                                      5. ノードを右クリックして、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Exit HX Maintenance Mode] を選択します。

                                                                      コマンドライン インターフェイスの使用

                                                                      1. root 権限を持つユーザとして、ストレージ コントローラ クラスタのコマンド ラインにログインします。

                                                                      2. ノードの HX メンテナンス モードを終了します。

                                                                        1. ノード ID と IP アドレスを特定します。

                                                                          # stcli node list --summary

                                                                        2. ノードの HX メンテナンス モードを終了します。

                                                                          # stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip IP Address) --mode exit

                                                                          (stcli node maintenanceMode --help も参照してください)

                                                                      3. root 権限を持つユーザとして、このノードの ESXi コマンド ラインにログインします。

                                                                      4. ノードの HX メンテナンス モードが終了したことを確認します。

                                                                        # esxcli system maintenanceMode get

                                                                      vSphere Web クライアントの [Monitor] > [Tasks] タブで [Exit Maintenance Mode] タスクの進行状況を監視できます。

                                                                      操作に失敗した場合はエラー メッセージが表示されます。根本的な問題を修正してから、もう一度メンテナンス モードを終了します。問題を解決できない場合は、Cisco TAC までお問い合わせください。

                                                                      HX ストレージ クラスタの電源オンと起動

                                                                      次の手順は、グレースフル シャットダウンや電源オフの後の HX ストレージ クラスタの再起動に使用します。通常、この手順は、ストレージ クラスタ上でメンテナンス タスクが完了してから実行されます。

                                                                      はじめる前に

                                                                      HX ストレージ クラスタのシャットダウンと電源オフの手順を完了します。


                                                                        ステップ 1   コンセントにつないで FI の電源を入れます。
                                                                        1. プライマリ FI の電源をオンにします。UCS Manager にアクセスできるようになるまで待機します。
                                                                        2. セカンダリ FI の電源をオンにします。それが UCS Manager 内でオンラインになっていることを確認します。

                                                                        稀に、ファブリック インターコネクトをリブートしなければならないことがあります。

                                                                        1. SSH を使用して各ファブリック インターコネクトにログインします。

                                                                        2. 次のコマンドを発行します。

                                                                          FI# connect local-mgmt
                                                                          FI# reboot
                                                                          
                                                                        ステップ 2   すべての ESX ホストを FI に接続します。
                                                                        1. 電源が自動的にオンにならない、ストレージ クラスタ内のノードの電源をオンにします。

                                                                          ノードは、自動的に電源がオンになって、ESX にブートするはずです。どのノードもそうならない場合は、UCS Manager に接続して、UCS Manager からサーバ(ノード)の電源を入れます。

                                                                        2. 各 ESX ホストがアップし、UCS Manager 内のそれぞれのサービス プロファイルに関連付けられていることを確認します。
                                                                        ステップ 3   すべての ESXi ホストがネットワークに到達可能なことを確認します。

                                                                        すべての管理アドレスに ping します。

                                                                        ステップ 4   すべてのコントローラ VM(stCtlVM)の電源をオンにします。

                                                                        方法を選択します。

                                                                        vSphere クライアントを使用する。

                                                                        1. vSphere クライアントから、ストレージ コントローラ ホストを参照します。
                                                                        2. stCtrlVM を右クリックして、[Power] > [Power On] を選択します。
                                                                        3. 各ホストに対して、手順を繰り返します。

                                                                        ESX ホストのコマンド ラインを使用する。

                                                                        1. ホストにログインします。
                                                                        2. stCtlVM の VMID を特定します。
                                                                          # vim-cmd vmsvc/getallvms
                                                                        3. VMID を使用して、コントローラ VM の電源をオンにします。
                                                                          # vim-cmd vmsvc/power.on VMID
                                                                        4. 各ホストに対して、手順を繰り返します。
                                                                        ステップ 5   すべてのコントローラ VM がブートして、ネットワークに到達可能になるまで待機します。その後で、確認します。

                                                                        コントローラ VM のそれぞれの管理アドレスを ping します。

                                                                        ステップ 6   ストレージ クラスタが再起動する準備ができていることを確認します。
                                                                        1. 任意のコントローラ VM に SSH して、次のコマンドを実行します。
                                                                          # stcli about
                                                                        2. コマンドがビルド番号を含むすべてのストレージ クラスタ情報を返した場合は、ストレージ クラスタが開始する準備ができています。ストレージ クラスタの再起動に進みます。
                                                                        3. コマンドがすべてのストレージ クラスタ情報を返さなかった場合は、ホスト上ですべてのサービスが開始するまで待機します。
                                                                        ステップ 7   必要に応じて、各ノードのメンテナンス モードを終了します。

                                                                        これは、stcli cluster start コマンドによって自動的に実行されます。

                                                                        ステップ 8   ストレージ クラスタを再起動します。

                                                                        任意のコントローラ VM のコマンド ラインから、次のコマンドを実行します。

                                                                        # stcli cluster start

                                                                        HX クラスタがシャットダウン中に実行されたメンテナンス タスクまたはアップグレード タスクによっては、ノードの HX メンテナンス モードまたは ESX メンテナンス モードが終了する場合があります。不明なホスト例外に関するエラー メッセージは無視してください。

                                                                        ステップ 9   ストレージ クラスタがオンラインになって正常な状態に戻るまで待機します。
                                                                        1. 任意のコントローラ VM から、次のコマンドを実行します。
                                                                          # stcli cluster info
                                                                        2. コマンド応答テキストで、クラスタ サブセクションをチェックし、healthstate が online になっていることを確認します。

                                                                        これには、最大で 30 分かかります。最後の既知の状態によってはもう少し短くなる可能性があります。

                                                                        ステップ 10   vCenter から、ESX によりデータストアが再マウントされたことを確認します。

                                                                        クラスタが使用可能になると、データストアが自動的にマウントされ、使用可能になります。

                                                                        ESX がデータストアを認識しない場合は、ESX コマンド ラインから次のコマンドを実行します。

                                                                        # esxcfg-nas -r

                                                                        ステップ 11   ストレージ クラスタが正常で、データストアが再マウントされたら、ワークロード VM の電源をオンにします。

                                                                        あるいは、vMotion を使用してワークロード VM をストレージ クラスタに戻します。


                                                                        vNIC または vHBA の変更後の PCI パススルーの設定

                                                                        説明

                                                                        vNIC または vHBA を手動で HX サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに追加すると、PCI デバイスが再列挙され、VMware directpath I/O 設定が失われます。サービス プロファイルを変更すると、ホスト ハードウェアが更新されるため、PCI パススルーを再設定する必要があります。サービス プロファイルを変更した ESX ホストごとに次の手順を実行します。

                                                                        変更した ESX ホストのストレージ コントローラ VM で次の手順を実行します。

                                                                        アクション:ESX ホスト上で vSphere サービス プロファイルを更新する


                                                                          ステップ 1   ESX ホストを HX メンテナンス モードにします。
                                                                          ステップ 2   サービス プロファイルで変更(ハードウェアの追加など)を行うか、変更を確認します。
                                                                          ステップ 3   ESX ホストをリブートします。

                                                                          このホストのダイレクト パス設定が失われます。

                                                                          ステップ 4   vCenter にログインして、[DirectPath I/O Configuration] ページを選択します。

                                                                          vCenter クライアントで、[ESX host] > [Configuration] タブ > [Hardware] ペイン > [Advanced Settings] > [Edit] の順に選択します。

                                                                          vCenter Web クライアントの [vCenter Inventory] で、[Resources] > [Hosts] > [ESX host] > [Manage] > [Settings] > [Hardware] > [PCI Devices] > [Edit] の順に選択します。

                                                                          ステップ 5   パススルー用の LSI カードを選択します。
                                                                          1. [DirectPath I/O Configuration] ページから、[Configure Passthrough] を選択します。
                                                                          2. [Mark devices for passthrough] リストから、パススルー用の LSI カードを選択します。
                                                                          3. [OK] をクリックします。
                                                                          ステップ 6   ESX ホストをリブートします。
                                                                          ステップ 7   HX ストレージ コントローラ VM(StCtlVM)の設定を編集して、PCI デバイスを HX ストレージ コントローラ VM に再マップします。
                                                                          1. 不明な PCI デバイスを見つけて削除します。

                                                                            vCenter クライアント:[HX storage controller VM] を右クリックし、[Edit Settings] > [PCI device 0] > [Remove] > [OK] の順に選択します。

                                                                            vCenter Web クライアント:[HX storage controller VM] を右クリックし、[Edit Settings] > [Remove PCI device 0] > [OK] の順に選択します。

                                                                          2. LSI ロジック PCI デバイスを見つけて再度追加します。

                                                                            vCenter クライアント:[HX storage controller VM] を右クリックし、[Edit Settings] > [Add] > [PCI Device] > [LSI Logic PCI device] > [OK] の順に選択します。

                                                                            vCenter Web クライアント:[HX storage controller VM] を右クリックし、[Edit Settings] > [PCI Device] > [Add] > [LSI Logic PCI device] > [OK] の順に選択します。

                                                                          ステップ 8   ESX ホストの HX メンテナンス モードを終了します。

                                                                          ホストが再びアクティブになると、HX ストレージ コントローラ VM が正常にブートして、ストレージ クラスタに再参加します。



                                                                          このドキュメントは役に立ちましたか?

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