この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
HX Data Platform ストレージ クラスタのメンテナンス タスクは、ストレージ クラスタのハードウェア コンポーネントとソフトウェア コンポーネントの両方に影響します。ストレージ クラスタのメンテナンス操作には、ノードやディスクの追加または削除とネットワーク メンテナンスが含まれます。
メンテナンス タスクの一部の手順は、ストレージ クラスタ内のノードのストレージ コントローラ VM から実行されます。ストレージ コントローラ VM で発行される一部のコマンドは、ストレージ クラスタ内のすべてのノードに影響します。
(注) | 3 ノード ストレージ クラスタ。3 ノード クラスタでノードを削除するかまたはシャットダウンする必要があるタスクについては、テクニカル アシスタンス センター(TAC)までご連絡ください。3 ノード ストレージ クラスタでは、1 つのノードで障害が発生するかまたは 1 つのノードが削除されると、3 番目のノードが追加され、ストレージ クラスタに参加するまで、クラスタは正常ではない状態になります。 vSphere 5.5 から 6.0 へのアップグレード。ESX サーバまたは vCenter サーバのいずれかを 5.5 から 6.0 にアップグレードする場合は、事前にテクニカル アシスタンス センター(TAC)にお問い合わせください。 ノードの追加。ストレージ クラスタへのノードの追加は、HX Data Platform インストーラのクラスタ拡張機能を使用して実行されます。新しいノードはすべて、HX Data Platform のインストールおよび初期ストレージ クラスタの作成時と同じシステム要件を満たしている必要があります。クラスタ拡張機能の使用の要件と手順については、『Cisco HX Data Platform Getting Started Guide』を参照してください。 |
タスクによっては、ストレージ クラスタをオンラインまたはオフラインのいずれかにする必要があります。通常、メンテナンス タスクを行うには、ストレージ クラスタ内のすべてのノードがオンラインであることが必要です。
ストレージ クラスタのメンテナンスをオフライン モードで実行する場合、Cisco HX Data Platform もオフラインですが、ストレージ コントローラ VM は起動されており、Cisco HX データ プラットフォーム管理は stcli コマンド ライン、HX Connect、HX Data Platform Plug-in から表示できます。vSphere Web クライアントは、ストレージ I/O 層に関する報告が可能です。stcli cluster info コマンドは、ストレージ クラスタ全体のステータスが offline であることを返します。
ストレージ クラスタのメンテナンスを行う前に、次の点を確認します。
実行するメンテナンスタスクを特定します。
参照先
すべてのメンテナンス操作(リソースの取り外し/交換など)は、システム ロードが低いメンテナンス期間中に行われます。
メンテナンス タスクの実行前に、ストレージ クラスタが正常であり稼動しています。
HX Connect または HX Data Platform Plug-in ビーコン オプションを使用してディスクを特定します。
HX ビーコン オプションは、ハウスキーピング 120GB SSD には使用できません。サーバでハウスキーピング SSD の物理的な位置を確認します。
並列して実行できないメンテナンス タスクのリストを確認します。順次に行うことだけが可能なタスクがあります。
SSH がすべての ESX ホストで有効になっていることを確認します。
ホストでメンテナンス タスクを実行する前に、ESX ホストを HX メンテナンス モードにします。HX メンテナンス モードは、ESX メンテナンス モードでの vSphere よりも多くのストレージ クラスタ固有ステップを実行します。
メンテナンス タスクが終了したら、ノードのメンテナンス モードを終了して、ストレージ クラスタを再起動する必要があります。加えて、HX ストレージ クラスタを変更した場合は、追加のメンテナンス後タスクが必要になります。たとえば、vNIC または vHBA を変更した場合は、PCI パススルーを再設定する必要があります。
次の状態を確認してください。
ビーコンは、ノード(ホスト)とディスクを探して特定するのに役立つ LED をオンにする方法です。ノードには、前面の電源ボタンの近くと背面にビーコン LED があります。ディスクには、前面にビーコン LED があります。
ノード ビーコンは Cisco UCS Manager から設定します。ディスク ビーコンは、HX Data Platform Plug-in または HX Connect ユーザインターフェイスから設定します。
(注) | 名前では、大文字と小文字が区別されます。 |
vmkping -I vmk2 10.104.0.20 と入力します。
メンテナンス モードは、クラスタ内のノードに適用されます。このモードでは、ノードのデコミッションまたはシャットダウンの前にすべての VM を他のノードに移行することによって、さまざまなメンテナンス タスク用にノードが準備されます。
メンテナンス モードには次の 2 種類があります。
Cisco HX メンテナンス モードは ESX メンテナンス モードに加えて HX Data Platform 固有の機能を実行します。最初のストレージ クラスタの作成後に行うストレージ クラスタ ノードのメンテナンス タスクでは、必ず、ESX メンテナンス モードではなく Cisco HX メンテナンスモードを選択してください。
このモードは、クラスタ内の個別のノードで選択されたタスクを実行するための優先メンテナンス モードです。次のようなものがあります。
HX メンテナンス モードを使用する前に、ストレージ クラスタ内のすべてのノード上の ESX で SSH が有効になっていることを確認します。
ESX ホストでタスクを実行できるように HX メンテナンス モードを開始した場合は、ESX ホストでのタスクの完了後に必ず HX メンテナンス モードを終了してください。
Cisco HX メンテナンス モードは、正常なクラスタのノードのみに適用されます。たとえば、非常に多くのノードがダウンしている、またはクラスタをシャットダウン中など、クラスタが正常でない場合は ESX メンテナンス モードを使用します。
手順については、「Cisco HyperFlex メンテナンス モードの開始」と「Cisco HyperFlex メンテナンス モードの終了」を参照してください。
このモードは、HX Data Platform をインストールする場合や、クラスタに大幅な変更を適用する場合に使用されます。
vSphere メンテナンス モードを開始または終了するには、次の手順を実行します。
vSphere の Web クライアントにログインします。
[Home] > [Hosts and Clusters] に移動します。
[HX Cluster] が含まれている [Datacenter] を展開します。
[HX Cluster] を展開し、ノードを選択します。
ノードを右クリックし、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Enter HX Maintenance Mode] の順に選択します。
root 権限を持つユーザとして、ストレージ コントローラ クラスタのコマンド ラインにログインします。
ノードを HX メンテナンス モードにします。
ノード ID と IP アドレスを特定します。
# stcli node list --summary
ノードを HX メンテナンス モードにします。
# stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip IP Address) --mode enter
(stcli node maintenanceMode --help も参照してください)
root 権限を持つユーザとして、このノードの ESXi コマンド ラインにログインします。
ノードが HX メンテナンス モードになったことを確認します。
# esxcli system maintenanceMode get
vSphere Web クライアントの タブで [Enter Maintenance Mode] タスクの進行状況をモニタできます。
操作に失敗した場合は、エラー メッセージが表示されます。根本的な問題を修正してからもう一度メンテナンス モードに入ります。問題を解決できない場合は、Cisco TAC までお問い合わせください。
UCS Manager にログインします。
バックアップ サーバの IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスおよび認証クレデンシャルを取得します。
1. [Navigation] ペインで [Admin] をクリックします。
2. [All] ノードをクリックします。
3. [Work] ペインで、[General] タブをクリックします。
4. [Actions] 領域の [Backup Configuration] をクリックします。
5. [Backup Configuration] ダイアログボックスで、[Create Backup Operation] をクリックします。
6. [Create Backup Operation] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
7. [OK] をクリックします。
8. Cisco UCS Manager に確認ダイアログボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。
9. (任意) バックアップ操作の進行状況を表示するには、次の操作を実行します。
10. [OK] をクリックし、[Backup Configuration] ダイアログボックスを閉じます。
一部のストレージ クラスタ メンテナンス タスクでは、ストレージ クラスタをシャットダウンする必要があります。これは、ストレージ クラスタをオフライン状態にすることとは異なります。また、ストレージ クラスタ内のノードをシャットダウンすることとも異なります。ストレージ クラスタの電源をオフにすると、クラスタのすべての物理コンポーネントに影響します。
電源がオフにされたクラスタでは、そのすべての物理コンポーネントが電源から切り離されます。
ストレージ クラスタのすべてのコンポーネントの電源をオフにする必要があるのは非常に稀なことです。ストレージ クラスタ全体の電源をオフにしなければならない定期メインテナンスやアップグレード プロセスはありません。
シャットダウン クラスタには、すべてのストレージ クラスタ プロセス(作業 VM、電源ダウンなど)があります。これには、クラスタ内のノードの電源ダウンや、vCenter または FI クラスタのシャットダウンは含まれません。
オフライン クラスタは、ストレージ クラスタの動作状態の 1 つです。不明なエラーまたは特定のエラーが発生した場合、またはストレージ クラスタがシャットダウンされた場合に、ストレージ クラスタがオフラインになることがあります。
ストレージ クラスタが正常な状態であることが必要です。
Preserve Identities 属性を使用して、Full-State タイプと All Configuration タイプの両方のバックアップを実行します。バックアップ操作の作成を参照してください。
ステップ 1 | HX ストレージ クラスタをシャットダウンするには、次の 2 つのステップを実行します。 | ||
ステップ 2 | すべての HX データストアのすべてのワークロード VM のグレースフル シャットダウンを実行します。
あるいは、vMotion を使用してワークロード VM を別のクラスタに移行します。
| ||
ステップ 3 | HX ストレージ クラスタを正常にシャットダウンします。 この HX クラスタ シャットダウン手順では、ESXi ホストはシャットダウンされません。 メンテナンスまたはアップグレード タスクで物理コンポーネントの電源をオフにする必要がない場合は、この手順を終了して、「次の作業」に進みます。 | ||
ステップ 4 | HX ストレージ クラスタの電源をオフにするには、ステップ 2 とステップ 3 を実行してから、残りの手順を実行します。 | ||
ステップ 5 | 各ストレージ クラスタ ESX ホスト上で、コントローラ VM(stCtlVM)をシャットダウンします。
方法を選択します。 vCenter VM 電源オフを使用する vCenter ESX Agent Manager を使用する vCenter ESX メンテナンス モードを使用する | ||
ステップ 6 | 各ストレージ クラスタ ESX ホストをシャットダウンします。
| ||
ステップ 7 | メンテナンス タスクで必要な場合は、FI の電源をオフにします。
Cisco UCS FI は、連続運用向けに設計されています。実稼働環境では、ファブリック インターコネクトをシャットダウンまたは再起動する必要がありません。そのため、UCS ファブリック インターコネクトには電源ボタンが付いていません。 Cisco UCS ファブリック インターコネクトの電源をオフにするには、電源ケーブルを手で引き抜きます。または、FI の電源ケーブルがスマート PDU に接続されている場合は、付属のリモコンを使用して電気コンセントからの電力をオフにします。
|
これで、HX ストレージ クラスタの電源が安全にオフになりました。
次の作業ストレージ クラスタをシャットダウンまたは電源オフする必要があるタスクを実行します。たとえば、オフライン アップグレード、ストレージ クラスタの物理的移動、またはノード上でのメンテナンスの実行です。
HX ストレージ クラスタを再起動するには、HX ストレージ クラスタの電源オンと起動に進んでください。
選択されたアクティビティは、ストレージ クラスタ レベルで実行できます。
(注) | 再調整は、障害の発生しているノードやディスクで使用されているディスクのキャパシティによって、時間がかかる場合があります。 |
ストレージ クラスタの再調整は、定期的なスケジュールと、クラスタ内の使用可能なストレージの容量が変化した場合に実行されます。再調整は、使用可能なストレージの量が変化した場合にもトリガーされます。これは自動自己修復機能です。
HX Data Platform プラグインまたはストレージ コントローラ VM コマンドラインから再調整ステータスを確認できます。
システムで [Out of Space] エラーが表示された場合、ノードを追加して空き容量を増やすか、使用されていない既存の VM を削除して領域を解放できます。
[Out of Space] の状態の場合、VM は応答しません。
(注) | ストレージ コントローラ VM は削除しないでください。ストレージ コントローラ VM の名前には、stCtlVM というプレフィックスが付いています。 |
stcli cleaner コマンドは通常、バックグラウンドで継続的に実行されます。cleaner は、不要になるとスリープ モードに入り、ポリシーにより定義されている条件に一致すると起動します。たとえば、ストレージ クラスタで ENOSPC 状態が発生している場合には、クリーナーは自動的に高優先度で実行されます。
クリーナーの実行中には、クラスタを展開しないでください。クリーナー スケジュールを確認するか、必要に応じてスケジュールを調整します。
vCenter データセンターまたは vCenter クラスタの名前を変更する場合は、HX ストレージ クラスタを再登録する必要があります。
ある vCenter クラスタから別のクラスタにストレージ クラスタを移動するには、一連の手順を実行する必要があります。詳細については、次のトピックを参照してください。
このタスクの前提条件を満たしてください。現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動を参照してください。
古い vCenter からクラスタを削除し、新しい vCenter に新しいクラスタを作成します。同じクラスタ名を使用します。現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動を参照してください。
vCenter 拡張マネージャを使用して HX Data Platform の登録を解除します。参照先 vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除
stcli cluster reregister コマンドを使用して、HX Storage Cluster を新しい vCenter に関連付けます。新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録を参照してください。
HX Cluster が 1.8(1c) よりも古いバージョンの HX Data Platform を実行している場合は、新しい vCenter に再登録する前にアップグレードしてください。
このタスクは、メンテナンス期間中に実行してください。
クラスタが正常な状態で、アップグレード状態が [OK] と [Healthy] であることを確認します。状態は、コントローラ VM コマンド ラインから stcli コマンドを使用して表示できます。
# stcli cluster info応答で以下を確認します。
upgradeState: ok healthState: healthy
vCenter が起動して稼働している必要があります。
vCenter クラスタ間でストレージ クラスタを移動する場合、スナップショット スケジュールはストレージ クラスタと共に移動しません。
この手順はオプションであり、必須ではありません。古い vCenter には HX Data Platform Plug-in の登録のみを残すようにしてください。
ある vCenter サーバから別の vCenter サーバにストレージ クラスタを移動するタスクでは、現在の vCenter Server から新しい vCenter Server へのストレージ クラスタの移動の手順を実行します。
(注) | 複数の HX クラスタが同じ vCenter に登録されている場合、すべての HX クラスタが別の vCenter に完全に移行されるまで、この手順を実行しないでください。この手順を実行すると、vCenter に登録されている既存の HX クラスタに問題が生じます。 |
ステップ 1 | 古い vCenter サーバ MOB 拡張マネージャにログインします。 | ||
ステップ 2 | リストをスクロールして、HX Data Platform の拡張機能を探します。
com.springpath.sysmgmt and com.springpath.sysmgmt.uuid.
| ||
ステップ 3 | クリップボードに、これらの文字列をそれぞれコピーします。
文字列の端に二重引用符(”)がある場合、それを除外します。 | ||
ステップ 4 | 各拡張文字列の登録を解除します。 | ||
ステップ 5 | vSphere クライアント サービスを再起動します。
vSphere クライアント サービスが再起動されると、HX Data Platform の拡張機能が削除されます。vSphere クライアント サービスを再起動すると、ブラウザから vCenter へのアクセスが一時的に無効になります。 追加情報については、VMware のナレッジ ベース『Stopping, starting, or restarting VMware vCenter Server Appliance 6.0 services (2109887)』を参照してください。 | ||
ステップ 6 | vSphere クライアントから HX Data Platform ファイルを削除します。メソッドを選択します。
Linux vCenter Windows vCenter | ||
ステップ 7 | HX クラスタが古い vCenter 上にないことを確認します。 |
vCenter Server 間でストレージ クラスタを移動するタスクでは、vCenter クラスタからのストレージ クラスタの登録解除の手順を実行します。
ステップ 1 | コントローラ VM にログインします。 | |||||||||||||||||||||
ステップ 2 | stcli cluster reregister コマンドを実行します。 stcli cluster reregister [-h] [--vcenter-datacenter NEWDATACENTER] [--vcenter-cluster NEWVCENTERCLUSTER] --vcenter-url NEWVCENTERURL [--vcenter-sso-url NEWVCENTERSSOURL] --vcenter-user NEWVCENTERUSER [--vcenter-password NEWVCENTERPASSWORD] 必要に応じて、リストされている追加オプションを適用します。 構文の説明
応答の例: Reregister StorFS cluster with a new vCenter ... Enter NEW vCenter Administrator password: Waiting for Cluster creation to finish ... ストレージ クラスタを再登録してから、コンピューティング専用ノードが EAM の登録に失敗したか、EAM クライアント内に存在しないか、リソース プール内に存在しない場合は、TAC にコンピューティング ノードの再登録を依頼します。 | |||||||||||||||||||||
ステップ 3 | スナップショット スケジュールを再入力します。
vCenter クラスタ間でストレージ クラスタを移動する場合、スナップショット スケジュールはストレージ クラスタと共に移動しません。 |
HX Data Platform ストレージ クラスタを作成したら、他のプロセスを中断せずにこのクラスタの名前を変更できます。
(注) | これらの手順は HX Cluster の名前変更の手順であり、vCenter クラスタの名前変更の手順ではありません。 |
ストレージ コントローラ VM は、Cisco HX Distributed Data プラットフォームに重要な機能を提供します。ストレージ コントローラ VM は、ストレージ クラスタ内のすべてのコンバージド ノードにインストールされます。ストレージ コントローラ VM は、ストレージ クラスタ上で stcli コマンドを実行するためのコマンドライン インターフェイスを備えています。
HX Data Platform の stcli コマンドは、ストレージ コントローラ VM から実行されます。ストレージ クラスタ内のすべてのコンバージド ノードにストレージ コントローラ VM があります。コントローラ VM へのログイン方法は数種類あります。
インストール後に HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードをリセットするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | ストレージ コントローラ VM にログインします。 | ||
ステップ 2 | HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードを変更します。 # stcli security password set このコマンドによって、変更がストレージ クラスタ内のすべてのコントローラ VM に適用されます。
| ||
ステップ 3 | 新しいパスワードを入力します。 | ||
ステップ 4 | Enter を押します。 |
stcli コマンドは、ログイン クレデンシャルを要求します。
定義済みユーザ admin および root のストレージ コントローラ VM のパスワードは、HX Data Platform インストーラの実行時に指定します。インストール後は、stcli コマンド ラインを使用してパスワードを変更できます。
コンポーネント |
権限レベル |
ユーザ名 |
パスワード |
注意 |
---|---|---|---|---|
HX Data Platform OVA |
root |
root |
Cisco123 |
|
HX Data Platform インストーラ VM |
root |
root |
Cisco123 |
|
HX Connect |
管理者または読み取り専用 |
vCenter から定義されたユーザ。 |
vCenter から定義されたユーザ。 |
|
定義済みの admin または root ユーザ。 |
HX のインストール中に指定されます。 |
ログインの場合は、local/ を先頭に付ける必要があります。つまり、local/admin または local/root になります。 |
||
HX ストレージ コントローラ VM |
root |
HX のインストール中に定義されたユーザ。 vCenter から定義されたユーザ。 定義済みの admin または root ユーザ。 |
HX のインストール中に指定されます。 強力なパスワードが必要です。 |
ストレージ クラスタ内のすべてのノードで一致する必要があります。 インストール後、パスワードを変更するときは stcli コマンドを使用します。 |
vCenter |
admin |
administrator@vsphere.local デフォルト。 SSO 有効。 設定に依存します。MYDOMAIN\name または name@mydomain.com。 |
SSO 有効。 設定に依存します。 |
ESX サーバがバージョン 5.5 の場合は、vCenter クレデンシャルが vSphere 5.5 の要件を満たしていることを確認してください。 読み取り専用ユーザには HX Data Platform Plug-in へのアクセス権はありません。 |
ESX サーバ |
root |
SSO 有効。 設定に依存します。 |
SSO 有効。 設定に依存します。 |
ストレージ クラスタ内のすべての ESX サーバで一致する必要があります。 |
ハイパーバイザ |
root |
root |
HX のインストール中に指定されます。 |
HX のインストール後にパスワードを変更するときは、vCenter または esxcli コマンドを使用します。 |
UCS Manager |
admin |
設定に依存します。 |
設定に依存します。 |
|
FI |
admin |
設定に依存します。 |
設定に依存します。 |
印刷可能な ASCII 文字と拡張 ASCII 文字のほとんどを名前とパスワードに使用することができます。HX Data Platform のユーザ名、パスワード、仮想マシン名、ストレージ コントローラ VM 名、およびデータストア名に使用できない文字があります。フォルダとリソース プールには文字の例外はありません。
ただし、名前とパスワードを簡素化するために、特別な目的に使用されることの多い以下の特殊文字の使用を避けるようにしてください。
アンパサンド(&)、アポストロフィ(')、アスタリスク(*)、アット マーク(@)、バック スラッシュ(\)、コロン(:)、カンマ(,)、ドル記号($)、感嘆符(!)、スラッシュ(/)、小なり記号(<)、大なり記号(>)、パーセント(%)、パイプ(|)、シャープ(#)、疑問符(?)、セミコロン(;)
特殊文字を入力するときは、使用しているシェルを考慮してください。シェルごとに、大文字小文字を区別するかどうかが異なります。名前またはパスワードに特殊文字がある場合は、引用符で囲んでください(例:'speci@lword!')。
HX クラスタ名は 50 文字以内です。
仮想マシン名、コントローラ VM 名、またはデータストア名を構成する文字のほとんどが許容されます。エスケープされた文字は、仮想マシン名、コントローラ VM 名、またはデータストア名として許容されます。
最大文字数:仮想マシン名には 15 文字まで使用できます。
除外される文字:スナップショットを有効にするユーザ仮想マシン名またはデータストア名に次の文字を使用しないでください。
特殊文字:ユーザの仮想マシン、またはデータストア名に使用できる特殊文字は次のとおりです。
HX Data Platform コンポーネントに固有なユーザ名を使用できますが、UCS Manager ユーザ名要件を満たす必要があります。
UCS Manager ユーザ名の要件。
コントローラ VM の root および admin ユーザのパスワードには、次のルールが適用されます。
最小長:10
1 つ以上の大文字
1 つ以上の小文字
1 つ以上の数字
1 つ以上の特殊文字
新しいパスワードの設定を試せる回数は最大 3 回
コントローラ VM のパスワードを変更するには、必ず stcli コマンドを使用します。Unix パスワード コマンドなどの他のパスワード変更コマンドを使用しないでください。
管理コントローラ VM にログインします。
stcli コマンドを実行します。
stcli security password set [-h] [--user USER] [--password PASSWORD]
変更は、HX クラスタ内のすべてのコントローラ VM に伝達されます。
以下の項では、UCS Manager と VMware ESXi のパスワードの形式と文字の要件について簡単にまとめています。詳細については Cisco UCS Manager と VMware ESXi のマニュアルを参照してください。
文字クラス:小文字、大文字、数字、特殊文字。
パスワードは大文字と小文字が区別されます。
文字の長さ:最小 6、最大 80
4 つすべての文字クラスの文字を含む場合は、6 文字以上が必要です。
3 つ以上の文字クラスの文字を含む場合は、7 文字以上が必要です。
1 つまたは 2 つの文字クラスの文字しか含まない場合は、8 文字以上が必要です。
開始文字と終了文字:パスワードの先頭の大文字またはパスワードの末尾の数字は文字数の合計に含まれません。
要件を満たしている例:
h#56Nu(6 文字)。4 クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっていません。
h5xj7Nu(7 文字)。3 クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっていません。
XhUwPcNu(8 文字)。2 クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっていません。
Xh#5*Nu(6 文字としてカウント)。4 つの文字クラス。大文字で始まっています。数字で終わっていません。
h#5*Nu9(6 文字としてカウント)。4 つの文字クラス。大文字で始まっていません。数字で終わっています。
連続文字:最大 2。たとえば、hhh###555 は許容されません。
vSphere SSO ポリシーを介して、この値を設定できます。
除外される文字:
UCS Manager のパスワードにエスケープ(\)文字を含めることはできません。
ESX パスワードにこれらの文字を含めることはできません。
一部の文字は、vSphere 内の機能で処理されるときにエスケープされます。つまり、処理機能によって、特殊文字の前にエスケープ文字が付加されてから、指定された名前が処理されます。
許可される特殊文字は vSphere バージョン 5.5 または 6.0 以降に固有です。https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2060746 で、VMware KB の記事『Installing vCenter Single Sign-On 5.5 fails if the password for administrator@vsphere.local contains certain special character (2060746)』を参照してください。
除外される文字:vSphere 5.5 では次の文字を使用しないでください。
非 ASCII 文字。拡張 ASCII 文字。
アクセント付きの文字。たとえば、アクセント、鋭アクセント、サーカムフレクス、ウムラウト、ティルダ、およびセディーユ(é、à、â、å、ø、ü、ö、œ、ç、æ)があります。
vSphere 5.5 と SSO:アンパサンド(&)、アポストロフィ(')、バック スラッシュ(\)、サーカムフレクス(^)、二重引用符(")、感嘆符(!)、パーセント(%)、セミコロン(;)、スペース( )
VMware には、vSphere SSO パスワード ポリシー設定オプションとユーザ名のアップグレードに関する検討事項があります。VMware のマニュアルで、「How vCenter Single Sign-On Affects Upgrades」と「Edit the vCenter Single Sign-On Password Policy」のトピックを参照してください。
ロケーション ベースの例外:名前の先頭に、アットマーク(@)と丸カッコ(( ))を使用しないでください。
vSphere Web クライアントまたは ESX コマンド ラインを介して VM の電源をオンまたはオフにすることができます。これは、多くの場合、ストレージ コントローラ VM の電源をオンまたはオフにするストレージ コントローラ操作を介して、ストレージ コントローラ VM にも適用されます。
データストアは、ストレージの使用とストレージ リソースの管理のために HX Data Platform で使用される論理コンテナです。データストアは、ホストが仮想ディスク ファイルと他の VM ファイルを配置する場所です。データストアは、物理ストレージ デバイスの仕様を非表示にし、VM ファイルを格納するための統一モデルを提供します。
HX Connect または HX Data Platform Plug-in の UI から、データストアの追加、リストの更新、名前とサイズの編集、削除、マウントおよびマウント解除ができます。
論理コンテナ内のデータストアは、ファイル システムと同様に、物理ストレージの仕様を非表示にし、VM ファイルを格納するための統一モデルを提供します。ISO イメージと VM テンプレートを保存するためにデータストアを使用することもできます。
ステップ 1 | インターフェイスを選択します。
|
ステップ 2 | データストアを作成するように選択します。 |
ステップ 3 | データストアの名前を入力します。vSphere Web クライアントでは、データストア名に 42 文字の制限があります。各データストアに固有の名前を割り当てます。 |
ステップ 4 | データストア サイズを指定します。ドロップダウンリストから、[GB] または [TB] を選択します。 |
ステップ 5 | [OK] をクリックして変更を確定するか、[Cancel] をクリックして変更を取り消します。 |
ステップ 6 | データストアを確認します。必要に応じて [Refresh] ボタンをクリックし、新しいデータストアを表示します。
HX Data Platform Plug-in で、 タブをクリックして、新しいデータストアのマウント状態を確認します。 vSphere クライアント アプリケーションを介してデータストアを確認する場合、[host] > [Configuration] > [Datastores] で、[Drive Type] が Unknown として表示されます。この vSphere の動作はあらかじめ見込まれており、NFS データストアを不明としてリストするためのものです。 |
HX Data Platform プラグイン データストアでは、名前の変更ができ、編集(ペンシル)オプションを使用して、ストレージの割り当てを変更できます。
(注) | コントローラ VM を使用してデータストアの名前を変更しないでください。 |
ステップ 1 | インターフェイスを選択します。
|
ステップ 2 | [datastore] を選択します。 |
ステップ 3 | データストアをマウント解除します。
データストアのサイズだけを変更した場合は、データストアをマウント解除する必要がありません。このステップをスキップします。 |
ステップ 4 | データストアの [Edit] をクリックします。 |
ステップ 5 | データストアの名前を変更して、必要に応じて他の編集を適用します。[OK] をクリックします。 |
ステップ 6 | 以前マウント解除したデータストアを再マウントします。 |
データストアのマウント準備。
VM、テンプレート、スナップショット、CD/DVD イメージはデータストアには存在しません。これは、マウント解除時の最も一般的なエラーです。
ストレージ I/O 制御はデータストアでは無効です。
データストアは、vSphere HA ハートビートには使用されません。
データストアは、ホスト RDM メタデータ ファイルには使用されません。RDM はサポートされていません。
データストアは、スクラッチのロケーションとしては使用されません。
データストアのマウント。
データストアのマウント解除の準備。
VM、テンプレート、スナップショット、CD/DVD イメージはデータストアには存在しません。これは、マウント解除時の最も一般的なエラーです。
ストレージ I/O 制御はデータストアでは無効です。
データストアは、vSphere HA ハートビートには使用されません。
データストアは、ホスト RDM メタデータ ファイルには使用されません。RDM はサポートされていません。
データストアは、スクラッチのロケーションとしては使用されません。
データストアのマウント解除。
データストアを削除する準備をします。
すべての VM の電源をオフにします。
データストア マウント ポイント上のすべてのオープン シェルを閉じます。
データストアの HA を無効にします。
データストアを使用するすべてのアプリケーションを閉じます。
データストアを削除します。
データストアをマウント、マウント解除、または削除すると、データストアが部分的にマウント解除される場合があります。この状態が発生した場合は、必要に応じて、次の手順を実行します。
ディスク、SSD または HDD では、障害が発生する可能性があります。この場合、障害が発生したディスクを取り外し、交換する必要があります。ホスト内でのディスクの取り外しと交換については、サーバ ハードウェアの指示手順に従ってください。HX Data Platform は SDD または HDD を識別し、ストレージ クラスタに組み込みます。
ストレージ クラスタのデータストア容量を増やすには、ストレージ クラスタ内の各コンバージド ノードに同じサイズとタイプの SSD を追加します。ハイブリッド サーバでは、ハードディスク ドライブ(HDD)を追加します。オール フラッシュ サーバでは、SSD を追加します。
ディスクの要件は、コンバージド ノードとコンピューティング専用ノード間で異なります。コンピューティング専用ノードは、単に CPU を増やす目的で追加されます。
以下は、クラスタ内のすべてのディスクに適用されます。
ストレージ クラスタ内のすべてのディスクには、同量のストレージ容量が必要です。ストレージ クラスタ内のすべてのノードには、同数のディスクが必要です。
すべての SSD は TRIM をサポートする必要があり、TRIM が有効になっている必要があります。
すべての HDD は、SATA または SAS タイプのいずれかです。ストレージ クラスタ内のすべての SAS ディスクは、パススルー モードにする必要があります。
ディスク パーティションは、SSD および HDD から削除する必要があります。パーティションが設定されたディスクは無視され、HX ストレージ クラスタに追加されません。
オプションで、ディスク上の既存のデータを削除またはバックアップします。提供されたディスク上の既存のデータはすべて上書きされます。
(注) | 新規のファクトリ サーバは適切なディスク パーティションの設定で出荷されます。新規のファクトリ サーバではディスク パーティションを削除しないでください。 |
発注ツールにおいて、利用可能なディスクのみがサポートされます。
次の表に示すディスクに加えて、すべてのコンバージド ノードには、ESX がインストールされたミラー設定で 2 つの 64 GB SD FlexFlash カードがあります。
(注) | サーバ上またはストレージ クラスタ全体でストレージ ディスクのタイプまたはサイズを混在させることはサポートされていません。
|
サーバ |
ハウスキーピング |
Cache |
Persistent |
---|---|---|---|
HX240C-M4 |
1 X 120 GB SATA SSD(背面) UCS-SD120GBKS4-EV |
1 X 1.6 TB SATA SSD(前面) UCS-SD16TB12S3-EP |
3 ~ 23 X 1.2 TB SAS HDD UCS-HD12TB10K12G |
HX220C-M4 |
1 X 120 GB SATA SSD UCS-SD120GBKS4-EV |
1 X 480 GB SATA SSD UCS-SD480G12S3-EP |
1 ~ 6 X 1.2 TB SAS HDD UCS-HD12TB10K12G |
次の表に、コンピューティング機能でサポートされるコンピューティング ノード設定を示します。コンピューティング ノードのストレージは、ストレージ クラスタのキャッシュまたは容量に含まれていません。
サーバ |
ESX サーバおよびサイズごとの最小要件 |
---|---|
Cisco UCS B200 |
ESX インストールでのミラー設定において、2 X 64GB SD カード。 注:SD カードは、ESXi が SAN から起動される場合は必要ありません。 |
Cisco UCS C220 |
2 TB または 4 TB SAS ハード ディスク ドライブ(2 または 4 ドライブ構成) |
Cisco UCS C240 |
2 TB、4 TB、または 6 TB SAS ハード ディスク ドライブ(2、6、または 12 ドライブ単位) |
SSD の交換手順は、SSD の種類によって異なります。障害が発生した SSD を特定し、関連する手順を実行します。
(注) | サーバ上またはストレージ クラスタ全体でストレージ ディスクのタイプまたはサイズを混在させることはサポートされていません。
|
ステップ 1 | 障害が発生した SSD を特定します。
|
ステップ 2 | 失敗した SSD がハウスキーピング SSD の場合は、サーバの種類に基づいて続行してください。 |
ステップ 3 | 失敗した SSD がキャッシュまたは永続的な SSD の場合は、サーバ ハードウェア ガイドにある、ホストで障害が発生した SSD を取り外す、または交換する手順に従います。
キャッシュまたは永続的なドライブを交換後、HX Data Platform は SDD を識別し、ストレージ クラスタを更新します。 ノードに追加したディスクは、すぐに HX で使用できるようになります。 |
ステップ 4 | 交換した NVMe SSD を ESXi が検出できるように、ドライブの交換後、ESXi ホスト を再起動します。
NVMe SSD を取り外すか、または交換する場合の手順:
|
ステップ 5 | Cisco UCS Manager の [UCS Manager Server Inventory Storage] タブに新しいディスクを含めるには、サーバ ノードを再認識します。これにはキャッシュ ディスクと永続ディスクも含まれます。 |
ステップ 6 | SSD を交換して、「Disk successfully scheduled for repair」のメッセージが表示された場合、ディスクは存在しているが正常に機能していないということを意味します。サーバ ハードウェア ガイドの手順に従ってディスクが正常に追加されたことを確認します。 |
(注) | この手順は、HXAF220c または HX220c サーバにのみ適用されます。HXAF240c または HX240c 上のハウスキーピング SSD を交換するには、Cisco TAC にお問い合わせください。 |
障害が発生したハウスキーピング SSD を特定し、関連する手順を実行します。
ステップ 1 | 障害が発生したハウスキーピング SSD を特定します。
ハウスキーピング ドライブはビーコン チェックを通して表示されないため、SSD ドライブを物理的にチェックします。 | ||
ステップ 2 | SSD を取り外し、種類とサイズが同じ新しい SSD に交換します。サーバ ハードウェア ガイドの手順に従います。
サーバ ハードウェア ガイドでは、SSD を交換するために必要な物理的手順について説明します。
| ||
ステップ 3 | SSH を使用して、影響を受けたノードのストレージ コントローラ VM にログインし、次のコマンドを実行します。
# /usr/share/springpath/storfs-appliance/config-bootdev.sh -r -y このコマンドは新しいディスクを使用し、そのディスクをストレージ コントローラに追加します。 サンプル応答Creating partition of size 65536 MB for /var/stv ... Creating ext4 filesystem on /dev/sdg1 ... Creating partition of size 24576 MB for /var/zookeeper ... Creating ext4 filesystem on /dev/sdg2 ... Model: ATA INTEL SSDSC2BB12 (scsi) Disk /dev/sdg: 120034MB Sector size (logical/physical): 512B/4096B Partition Table: gpt .... discovered. Rebooting in 60 seconds | ||
ステップ 4 | ストレージ コントローラ VM が自動的に再起動するのを待ちます。 | ||
ステップ 5 | ストレージ コントローラ VM の再起動が完了したら、新しく追加された SSD でパーティションが作成されていることを確認します。コマンドを実行します。
# df -ah サンプル応答 ........... /dev/sdb1 63G 324M 60G 1% /var/stv /dev/sdb2 24G 173M 23G 1% /var/zookeeper | ||
ステップ 6 | 既存のストレージ クラスタにインストールされている HX Data Platform インストーラ パッケージのバージョンを確認します。
# stcli cluster version すべてのストレージ クラスタ ノードに、同じバージョンがインストールされている必要があります。ストレージ クラスタ内の、新しい SSD を搭載したノード以外のノードのコントローラ VM で、このコマンドを実行します。 | ||
ステップ 7 | HX Data Platform インストーラ パッケージを、/tmp フォルダ内のストレージ コントローラ VM にコピーします。
# scp <hxdp_installer_vm_ip>:/opt/springpath/packages/storfs-packages-<hxdp_installer>.tgz /tmp # cd /tmp # tar zxvf storfs-packages-<hxdp_installer>.tgz | ||
ステップ 8 | HX Data Platform インストーラ導入スクリプトを実行します。
# ./inst-packages.sh HX Data Platform のインストールに関する追加情報については、『Cisco HX Data Platform Getting Started Guide』を参照してください。 | ||
ステップ 9 | パッケージのインストール後、HX Data Platform は自動的に起動します。ステータスを確認します。
# status storfs サンプル応答 storfs running 新しい SSD を搭載したノードが既存のクラスタに再接続し、クラスタが正常な状態に戻ります。 |
(注) | サーバ上またはストレージ クラスタ全体でストレージ ディスクのタイプまたはサイズを混在させることはサポートされていません。
|
ステップ 1 | ご使用のサーバのハードウェア ガイドを参照し、ディスクの追加または交換の手順に従います。 | ||
ステップ 2 | ストレージ クラスタ内の各ノードに、同じサイズの HDD を追加します。 | ||
ステップ 3 | 妥当な時間内で各ノードに HDD を追加します。
ストレージは、すぐにストレージ クラスタによって使用され始めます。 [vCenter Event] ログには、ノードへの変更を反映したメッセージが表示されます。
|
ノードを初めてストレージ クラスタに追加する場合は、HX Data Platform インストーラの Create Cluster 機能を使用します。ノードを既存のストレージ クラスタに追加する場合は、HX Data Platform インストーラの Expand Cluster 機能を使用します。ストレージ クラスタに対してノードを追加または削除すると、HX Data Platform がそれに応じてストレージ クラスタのステータスを調整します。
障害が発生したノードのメンテナンスに関するタスク。
ESXi または HX ソフトウェアを再インストールする必要がある。
ノード コンポーネントを交換する必要がある。
ノードを交換する必要がある。
ノードを取り外す必要がある。
障害が発生していないノードのメンテナンスに関するタスク。
ノードをメンテナンス モードにする。
ESX パスワードを変更する。
(注) | 若干の違いはありますが、サーバ、ホスト、およびノードという用語が HyperFlex のマニュアルを通してほとんど区別されずに使われています。一般に、サーバは、特定の目的に特化されたソフトウェアを実行する物理ユニットです。ノードは、ソフトウェア クラスタやサーバのラックなどのより大きなグループ内のサーバです。シスコのハードウェア マニュアルでは、ノードという用語が使われる傾向があります。ホストは、仮想化または HyperFlex ストレージ ソフトウェアを実行しているサーバで、仮想マシンにとっての「ホスト」です。VMware のマニュアルでは、ホストという用語が使われる傾向があります。 |
ステップ 1 | クラスタ内のノードをモニタします。
HX ストレージ クラスタ、ノード、およびノード コンポーネントのステータスがモニタされ、HX Connect、HX Data Platform Plug-in、vCenter UI、およびさまざまなログに動作ステータス(online、offline)値と復元力ステータス値(healthy、warning)として報告されます。
| ||
ステップ 2 | ノード障害を分析して、実行するアクションを決定します。
これには、HX Connect、HX Data Platform Plug-in、vCenter、または ESXi を介したノード状態のモニタリング、サーバ ビーコンのチェック、ログの収集と分析、および TAC との連携が必要になります。 | ||
ステップ 3 | 特定されたタスクを実行します。
|
ノード メンテナンス タスクには、ストレージ クラスタがオフラインのときに実行されるもの、クラスタがオンラインであり、ノードが HX メンテナンス モードであることだけが必要である場合に実行できるもの、および TAC によるサポートが必要なのものがあります。
オンライン タスク:タスク開始前にストレージ クラスタが正常な状態である必要があります。
オフライン タスク:ストレージ クラスタをシャットダウンする必要があります。
2 つ以上のノードがダウンしている場合、ストレージ クラスタは自動的にオフラインになります。
TAC サポート タスク:一般に、TAC 担当員が実行する操作を必要とします。
(注) | 3 ノード クラスタ内のノードを交換する際は、常に TAC によるサポートが必要です。 |
次の表に、関連するノード メンテナンス タスクを実行するときに使用できる方法を示します。
ESX と HX Data Platform ソフトウェアは、ストレージ クラスタ内の各ノードにインストールされます。ノード障害分析後にいずれかのソフトウェア項目を再インストールする必要があることが判明した場合は、TAC にお問い合わせください。ソフトウェアのアップグレード手順については、『Cisco HyperFlex Systems Upgrade Guide』を参照してください。
ノードの修理可能なアイテムで障害が発生しました。これには FRU やディスクが該当します。一部のノード コンポーネントには TAC の支援が必要です。たとえば、ノードのマザーボードの交換には TAC の支援が必要です。
クラスタ内のノードの数 |
クラスタ内の障害発生ノードの数 |
方式 |
注 |
---|---|---|---|
3 |
1 つ以上 |
TAC はノードの修理だけをサポートします。 |
修理のためにノードを取り外す必要はありません。ノードのディスクの交換を含みます。 |
4-8 |
1 |
オンラインまたはオフラインでのノード修理。 |
修理のためにノードを取り外す必要はありません。ノードのディスクの交換を含みます。 |
ノードの修理不可能なアイテムで障害が発生しました。取り外したノードのディスクは、ストレージ クラスタで再利用できません。
クラスタ内のノードの数 |
クラスタ内の障害発生ノードの数 |
方式 |
注 |
---|---|---|---|
4 |
1 |
オフライン ノードの取り外し。 |
4 ノード クラスタで 2 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。 |
5 つ以上 |
1 |
オンラインまたはオフライン ノードの取り外し。 |
|
5 つ以上 |
2 |
オフライン 2 ノードの取り外し。 |
5 ノード クラスタで 3 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。 |
ノードの修理不可能なアイテムで障害が発生しました。取り外したノードのディスクは、ストレージ クラスタで再利用できません。
クラスタ内のノードの数 |
クラスタ内の障害発生ノードの数 |
方式 |
注 |
---|---|---|---|
3 |
1 |
TAC はノードの交換だけをサポートします。 |
クラスタを最小限の 3 ノードに戻すには、TAC によりサポートされるノードの交換が必要です。 3 ノード クラスタで 1 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。 |
4 |
1 |
ノードのオフライン交換。 ディスクを再利用しない。 |
新しいノードを追加するにはクラスタ拡張を使用します。その他のすべてのノードが稼動している必要があります。 4 ノード クラスタで 2 ノードがダウンしている場合は、TAC の支援が必要です。 |
5 つ以上 |
1 |
オンラインまたはオフライン ノードの交換。 ディスクを再利用しない。 |
新しいノードを追加するにはクラスタ拡張を使用します。その他のすべてのノードが稼動している必要があります。 |
5 つ以上 |
2 |
1 または 2 ノードのオフライン交換。 ディスクを再利用しない。 |
新しいノードを追加するにはクラスタ拡張を使用します。その他のすべてのノードが稼動している必要があります。 最大 2 つのノードの交換がサポートされています。3 つ以上のノードの交換には TAC の支援が必要です。 |
ノードの修理不可能なアイテムで障害が発生しました。取り外したノードのディスクは、ストレージ クラスタで再利用されます。
クラスタ内のノードの数 |
クラスタ内の障害発生ノードの数 |
方式 |
注 | ||
---|---|---|---|---|---|
3 つ以上 |
1 つ以上 |
TAC によるサポートのみ。 |
クラスタを最小限の 3 ノードに戻すには、TAC によりサポートされるノードの交換が必要です。
|
インストール後のデフォルトの ESXi ルート パスワードを変更するには、次の手順を実行します。
(注) | ESXi ルート パスワードを忘れた場合は、パスワードの復旧について Cisco TAC にお問い合わせください。 |
ステップ 1 | SSH を使用して ESXi ホスト サービス制御にログインします。 | ||
ステップ 2 | ルート権限を取得します。
su - | ||
ステップ 3 | 現在のルート パスワードを入力します。 | ||
ステップ 4 | ルート パスワードを変更します。
passwd root | ||
ステップ 5 | 新しいパスワードを入力し、Enter キーを押します。確認のためにパスワードを再入力します。
|
既存のストレージ クラスタのメンバーであるノード上のソフトウェアを再インストールするには、TAC にお問い合わせください。このタスクは、TAC の支援を得て実行する必要があります。
ステップ 1 | TAC の指示に従って ESX を再インストールします。
サーバが、ホスト ESX サーバの設定要件に記載されている必要なハードウェアおよび構成を満たしていることを確認します。HX の構成時の設定は、HX Data Platform プロセス中に適用されます。 |
ステップ 2 | TAC の指示に従って HX Data Platform を再インストールします。
HX Data Platform は、必ず、ESX の再インストール後に再インストールする必要があります。 |
このタスクでは、vCenter によるクラスタ内のノードの識別方法を IP アドレスから完全修飾ドメイン名(FQDN)に変更する方法について説明します。
ステップ 1 | このタスクを実行するためのメンテナンス ウィンドウをスケジュールします。 | ||
ステップ 2 | ストレージ クラスタが正常であることを確認します。
HX Connect、HX Data Platform Plug-in、またはストレージ コントローラ VM 上の stcli clsuter info コマンドから、ストレージ クラスタのステータスをチェックします。 | ||
ステップ 3 | ストレージ クラスタ内の各 ESXi ホストの FQDN を探します。 | ||
ステップ 4 | 各 ESXi ホストの FQDN が vCenter、相互 ESXi ホスト、およびコントローラ VM から解決できることを確認します。 | ||
ステップ 5 | FQDN 名が解決できない場合は、各 ESXi ホストと各コントローラ VM 上の DNS 設定を確認します。 | ||
ステップ 6 | データセンター名とクラスタ名を探してメモします。
vCenter クライアントまたは Web クライアントから、データセンター名とクラスタ名が表示されるまでスクロールします。それらを書き留めます。この名前は、後のステップで使用します。 | ||
ステップ 7 | vCenter から cluster を削除します。
vCenter から、 を選択します。[cluster] を右クリックして、[Delete] を選択します。
| ||
ステップ 8 | vCenter で [cluster] を再作成します。
| ||
ステップ 9 | FQDN 名を使用して、[cluster] に ESXi ホスト(ノード)を追加します。すべての ESXi ホストに対してこの手順を繰り返します。
| ||
ステップ 10 | クラスタを vCenter に再登録します。
# stcli cluster reregister --vcenter-datacenter <datacenter_name> --vcenter-cluster <hx_cluster_name> --vcenter-url <vCenter_IP> --vcenter-user <vCenter_username> --vcenter-password <vCenter_Password> HX バージョン 1.8.1c 以降では、SSO URL が必要ありません。クラスタの再登録の詳細については、新しい vCenter クラスタへのストレージ クラスタの登録を参照してください。 |
ノードの一部のコンポーネントは交換可能です。ノードの稼動中に交換できるコンポーネントがあります。一部のコンポーネントを交換する場合に、ノードをメンテナンス モードにしてシャットダウンする必要があります。すべての現場交換可能ユニット(FRU)のリストについては、ご使用のサーバのハードウェア インストール ガイドを参照してください。一部のコンポーネントは、TAC の支援がなければ交換することができません。次に、ノードで交換可能なコンポーネントの一般的なリストを示します。
(注) | ディスクを取り外した場合、ディスクが物理的には存在しない状態でも、ディスク UUID が引き続きリストされます。同一クラスタ内の別のノードでディスクを再利用するには、TAC にサポートを依頼してください。 |
ノードをシャットダウンする必要がないコンポーネント。ホットスワップ可能です。
HDD データ ドライブ。前面ベイ
ストレージ クラスタのタスクについては本ガイドを参照し、ハードウェアを中心とするタスクについてはハードウェア インストール ガイドを参照してください。このコンポーネントを交換するには、両方のタスクが必要です。
SSD キャッシュ ドライバ。前面ベイ 1
ストレージ クラスタのタスクについては本ガイドを参照し、ハードウェアを中心とするタスクについてはハードウェア インストール ガイドを参照してください。このコンポーネントを交換するには、両方のタスクが必要です。
ファン モジュール
このコンポーネントを交換するには、ハードウェア インストール ガイドを参照してください。
電源モジュール
このコンポーネントを交換するには、ハードウェア インストール ガイドを参照してください。
ノードをメンテナンス モードにしてシャットダウンする必要があるコンポーネント。
次に示すすべてのコンポーネントについては、ハードウェア インストール ガイドを参照してください。
ハウスキーピング SSD
ストレージ クラスタのタスクについては TAC にお問い合わせください。ハードウェアを中心とするタスクについてはハードウェア インストール ガイドを参照してください。このコンポーネントを交換するには、両方のタスクが必要です。
マザーボード上の RTC バッテリ
(注) | マザーボード自体は交換可能なコンポーネントではありません。TAC に問い合わせてサポートを受けてください。 |
DIMMS
CPU およびヒートシンク
内蔵 SD カード
内蔵 USB ポート
モジュラ HBA ライザー(HX 220c サーバ)
モジュラ HBA カード
PCIe ライザー アセンブリ
PCIe カード
トラステッド プラットフォーム モジュール
mLOM カード
RAID コントローラ
仮想インターフェイス カード(VIC)
GPU(Graphic Processing Unit)
ノード メンテナンス タスクによっては、クラスタがオンラインかオフラインかに関係なく、ノードを取り外すことができます。ノードを取り外す前に準備手順が完了していることを確認してください。
(注) | ストレージ クラスタ内のノードを取り外す場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。 取り外したノードやディスクは、元のクラスタや別のクラスタで再利用しないでください。 |
クラスタ サイズ |
取り外すノード |
ワークフロー |
---|---|---|
3 ノード クラスタ |
1 つ以上 |
ワークフローには TAC の支援が必要です。 |
4 ノード クラスタ |
1 |
|
4 ノード クラスタ |
2 つ以上 |
ワークフローには TAC の支援が必要です。 |
5 ノード クラスタ |
1 |
|
5 ノード クラスタ |
2 |
|
5 ノード クラスタ |
3 つ以上 |
ワークフローには TAC の支援が必要です。 |
ストレージ クラスタからノードを削除する前に、クラスタがオンラインまたはオフラインのいずれであっても、次の手順を実行します。
(注) | すべての 3 ノード クラスタで、ノードの準備、削除、交換のサポートを TAC に依頼してください。 |
ステップ 1 | クラスタが正常であることを確認します。
# stcli cluster info 次の例の応答は、ストレージ クラスタがオンラインで正常であることを示します。 locale: English (United States) state: online upgradeState: ok healthState: healthy state: online state: online | ||
ステップ 2 | SSH がストレージ クラスタ内のすべてのノード上の ESX で有効になっていることを確認してください。 | ||
ステップ 3 | 分散リソース スケジューラ(DRS)が有効になっていることを確認してください。
DRS は、電源がオンの VM だけを移行します。ネットワークで VM の電源がオフになっている場合は、削除されないストレージ クラスタ内のノードにこれらの VM を手動で移行する必要があります。
| ||
ステップ 4 | ストレージ クラスタを再調整します。
これにより、ノードに関連付けられたすべてのデータストアが削除されることが保証されます。 rebalance コマンドは、使用可能なストレージの変更に応じて保存データの配布を再調整し、ストレージ クラスタの正常性を復元するために使用されます。ストレージ クラスタ内のノードを追加または削除する場合、stcli rebalance コマンドを使用して、ストレージ クラスタの再調整を手動で開始できます。
| ||
ステップ 5 | 削除するノードを Cisco HX メンテナンス モードにします。操作方法(vSphere GUI またはコントローラ VM コマンド ライン(CLI))を選択します。
GUI CLI | ||
ステップ 6 | コマンド シェルを開き、ストレージ コントローラ VM にログインします。たとえば ssh を使用します。
# ssh root@controller_vm_ip プロンプトでパスワード(Cisco123)を入力します。 |
ノードの削除に進みます。ストレージ クラスタの状態に応じてオンラインまたはオフラインの方式を選択します。結果が [Managing Nodes] に表示されます。
導入環境をクリーンアップするか、またはストレージ クラスタからノードを削除するには、stcli node remove を使用します。コンバージド ノードまたはコンピューティング ノードを削除する場合も同じ手順に従います。
ストレージ クラスタがオンライン中にそのクラスタからノードを取り外す場合は、クラスタがオフライン中にノードを取り外す場合と要件が若干異なります。
(注) | ストレージ クラスタ内のノードを取り外す場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。 |
クラスタ内のノードの数 |
方式 |
---|---|
3 ノード クラスタ |
ノードを取り外して交換するには、TAC を参照してください。 |
4 ノード クラスタ |
クラスタをオフラインにする必要があります。オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除を参照してください。 |
5 ノード クラスタ、2 ノードを取り外す |
クラスタをオフラインにする必要があります。オフライン ストレージ クラスタからのノードの削除を参照してください。 |
5 ノード クラスタ、正常なクラスタから 1 ノードを取り外す |
クラスタをオンラインにすることができます。ここに記載されている手順を続行します。 |
(注) | このタスクの手順を実行する前に、コントローラ VM またはその他の HX Data Platform コンポーネントを削除しないでください。 |
ステップ 1 | 「メンテナンス操作の準備」および「ノード削除の準備」の手順を実行します。次の内容が含まれています。 | ||||||||||||||||||||
ステップ 2 | ストレージ クラスタを再調整します。 | ||||||||||||||||||||
ステップ 3 | stcli node remove コマンドを使用して該当するノードを削除します。 stcli node remove [-h] {--id-1 ID1 | --ip-1 NAME1} [{--id-2 ID2 | --ip-2 NAME2}] [-f] 構文の説明
次に例を示します。 # stcli node remove --name-1 esx.SVHOST144A.complab 応答 Successfully removed node: EntityRef(type=3, id='', name='esx.SVHOST144A.complab') このコマンドは、すべてのデータ ストアをマウント解除し、クラスタ アンサンブルから削除し、このノードの EAM をリセットし、すべてのサービス(ストア、クラスタ管理 IP)を停止し、すべてのファイアウォール ルールを削除します。 このコマンドでは次の操作は実行されません。 stcli node remove コマンドが正常に完了すると、システムにより、ストレージ クラスタの状態が [Healthy] になるまで、ストレージ クラスタの再調整が行われます。この期間中に障害テストを実行しないでください。ストレージ クラスタは引き続き正常です。 ストレージ クラスタ内にノードがないため、HX メンテナンス モードを終了する必要はありません。
| ||||||||||||||||||||
ステップ 4 | ノードがストレージ クラスタから削除されていることを確認します。 | ||||||||||||||||||||
ステップ 5 | すべてのノード関連データストアが削除されていることを確認します。
|
導入環境をクリーンアップするか、またはストレージ クラスタからノードを削除するには、stcli node remove を使用します。コンバージド ノードまたはコンピューティング ノードを削除する場合も同じ手順に従います。
(注) | ストレージ クラスタ内のノードを取り外す場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。 |
クラスタ内のノードの数 |
方式 |
---|---|
3 ノード クラスタ |
ノードを取り外して交換するには、TAC を参照してください。 |
4 ノード クラスタ |
クラスタをオフラインにする必要があります。 |
5 ノード クラスタ、2 ノードを取り外す |
クラスタをオフラインにする必要があります。 |
5 ノード クラスタ、正常なクラスタから 1 ノードを取り外す |
クラスタをオンラインにすることができます。オンライン ストレージ クラスタからのノードの削除を参照してください。 |
(注) | このタスクの手順を実行する前に、コントローラ VM またはその他の HX Data Platform コンポーネントを削除しないでください。 オフライン クラスタから最大 2 つのノードを削除できます。 |
ステップ 1 | 「メンテナンス操作の準備」および「ノード削除の準備」の手順を実行します。次の内容が含まれています。 | ||||
ステップ 2 | シャットダウンの準備をしてから、ストレージ クラスタをシャットダウンします。
このステップは、次の条件のいずれかにのみ必要です。
| ||||
ステップ 3 | stcli node remove コマンドを使用して該当するノードを削除します。
たとえば、削除するノードは IP アドレスまたはドメイン名によって指定できます。 # stcli node remove --ip-1 10.10.2.4 --ip-2 10.10.2.6 または # stcli node remove --name-1 esx.SVHOST144A.complab --name-2 esx.SVHOST144B.complab.lab
応答 Successfully removed node: EntityRef(type=3, id='', name='10.10.2.4' name='10.10.2.6') このコマンドは、すべてのデータストアをマウント解除し、クラスタ アンサンブルから削除し、このノードの EAM をリセットし、すべてのサービス(ストア、クラスタ管理 IP)を停止し、すべてのファイアウォール ルールを削除します。 このコマンドでは次の操作は実行されません。 stcli node remove コマンドが正常に完了すると、システムにより、ストレージ クラスタの状態が [Healthy] になるまで、ストレージ クラスタの再調整が行われます。この期間中に障害テストを実行しないでください。ストレージ クラスタの正常性は引き続き [Average] です。 ストレージ クラスタ内にノードがないため、HX メンテナンス モードを終了する必要はありません。
| ||||
ステップ 4 | ノードがストレージ クラスタから削除されていることを確認します。 | ||||
ステップ 5 | すべてのノード関連データストアが削除されていることを確認します。
| ||||
ステップ 6 | クラスタを再起動します。
# stcli cluster start |
ノードの交換では、障害が発生したノードを取り外してから、Expand Cluster を使用して交換用ノードを追加します。ノードの交換は、要件が満たされていれば、HX ストレージ クラスタがオンライン中またはオフライン中に実行できます。ストレージ クラスタ内のノードを交換する際は、常に TAC によるサポートが必要です。
(注) | ストレージ クラスタ内のノードを交換する場合は、TAC と一緒に作業することを強くお勧めします。 |
TAC の支援を得てノードを交換するための条件。
3 ノード クラスタ
3 ノード クラスタでは TAC の支援を得てノードを交換する必要があります。クラスタ メンテナンス中にノードを交換します。
4 ノード クラスタ
ストレージ クラスタが異常です。
ノードが削除された場合、ストレージ クラスタは正常ではなくなります。
2 つ以上のノードで障害が発生しています。
交換したノードのディスクは再利用されます。
ノードがストレージ クラスタに追加されると、HX Data Platform は各ディスク UUID をノード UUID に関連付けます。この関連付けは、ストレージ クラスタの存続期間中にわたって変更されません。ディスクを異なる UUID のノードに再割り当てすることはできません。TAC と共同で、古いノードの UUID を新しいノードに割り当て、ディスク UUID とノード UUID の関連付けを維持します。
ノードの交換中にストレージ クラスタをオンラインのままにします。
5 ノード クラスタ
ストレージ クラスタが異常です。
ノードが削除された場合、ストレージ クラスタは正常ではなくなります。
3 つ以上のノードで障害が発生しています。
交換したノードのディスクは再利用されます。
ノードがストレージ クラスタに追加されると、HX Data Platform は各ディスク UUID をノード UUID に関連付けます。この関連付けは、ストレージ クラスタの存続期間中にわたって変更されません。ディスクを異なる UUID のノードに再割り当てすることはできません。TAC と共同で、古いノードの UUID を新しいノードに割り当て、ディスク UUID とノード UUID の関連付けを維持します。
2 ノードの交換中にストレージ クラスタをオンラインのままにします。
ストレージ クラスタをオンラインのままにし、クラスタは最初から 3 または 4 ノードでした。
ストレージ クラスタの初期構成が 3 または 4 ノードだった場合は、ノードを追加して全部で 5 ノードにすることで、3+2 クラスタまたは 4+1 クラスタを維持します。ノードの交換中にクラスタをオンラインのままにするには、TAC の支援が必要です。
ノードの交換ワークフロー
クラスタ サイズ |
交換するノード |
ワークフロー |
||
---|---|---|---|---|
3 ノード クラスタ |
1 つ以上 |
ワークフローには TAC の支援が必要です。 |
||
4 ノード クラスタ |
1 |
|
||
4 ノード クラスタ |
2 つ以上 |
ワークフローには TAC の支援が必要です。 |
||
5 ノード クラスタ |
1 |
|
||
5 ノード クラスタ |
2 |
|
||
5 ノード クラスタ |
3 つ以上 |
ワークフローには TAC の支援が必要です。 |
ノードの交換と障害発生ノードのディスクの廃棄。
ステップ 1 | 古いノードを削除します。該当するトピック内の手順に従います。
| ||
ステップ 2 | HX Data Platform インストーラの拡張オプションを使用して新しいノードを追加します。『Cisco HyperFlex Systems Getting Started Guide』を参照してください。 |
メンテナンス タスクが終了したら、ノードのメンテナンス モードを終了して、ストレージ クラスタを再起動する必要があります。加えて、HX ストレージ クラスタを変更した場合は、追加のメンテナンス後タスクが必要になります。たとえば、vNIC または vHBA を変更した場合は、PCI パススルーを再設定する必要があります。
(注) | レプリケーションを設定している場合は、アップグレード、拡張、クラスタのメンテナンスを実行する前にレプリケーションを一時停止モードにします。アップグレード、拡張、クラスタのメンテナンスの完了後、再開してください。タスクを実行するローカル クラスタとの間でレプリケーションが設定されているすべてのクラスタで、一時停止と再開を実行します。 |
(注) | リリース 2.5(1a)/2.5(1b) 以降のリリースでのみサポートされています。 |
HX Connect:https://<cluster management ip> にログインします。
メニューで [System Information] をクリックします。
[Nodes] をクリックし、メンテナンス モードから移動するノードの行をクリックします。
[Exit HX Maintenance Mode] をクリックします。
vSphere Web クライアントにログインします。
[Home] > [Hosts and Clusters] に移動します。
[HX Cluster] が含まれている [Datacenter] を展開します。
[HX Cluster] を展開し、ノードを選択します。
ノードを右クリックして、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Exit HX Maintenance Mode] を選択します。
root 権限を持つユーザとして、ストレージ コントローラ クラスタのコマンド ラインにログインします。
ノードの HX メンテナンス モードを終了します。
ノード ID と IP アドレスを特定します。
# stcli node list --summary
ノードの HX メンテナンス モードを終了します。
# stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip IP Address) --mode exit
(stcli node maintenanceMode --help も参照してください)
root 権限を持つユーザとして、このノードの ESXi コマンド ラインにログインします。
ノードの HX メンテナンス モードが終了したことを確認します。
# esxcli system maintenanceMode get
vSphere Web クライアントの タブで [Exit Maintenance Mode] タスクの進行状況を監視できます。
操作に失敗した場合はエラー メッセージが表示されます。根本的な問題を修正してから、もう一度メンテナンス モードを終了します。問題を解決できない場合は、Cisco TAC までお問い合わせください。
次の手順は、グレースフル シャットダウンや電源オフの後の HX ストレージ クラスタの再起動に使用します。通常、この手順は、ストレージ クラスタ上でメンテナンス タスクが完了してから実行されます。
HX ストレージ クラスタのシャットダウンと電源オフの手順を完了します。
ステップ 1 | コンセントにつないで FI の電源を入れます。
稀に、ファブリック インターコネクトをリブートしなければならないことがあります。
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ステップ 2 | すべての ESX ホストを FI に接続します。 |
ステップ 3 | すべての ESXi ホストがネットワークに到達可能なことを確認します。
すべての管理アドレスに ping します。 |
ステップ 4 | すべてのコントローラ VM(stCtlVM)の電源をオンにします。
方法を選択します。 vSphere クライアントを使用する。
ESX ホストのコマンド ラインを使用する。 |
ステップ 5 | すべてのコントローラ VM がブートして、ネットワークに到達可能になるまで待機します。その後で、確認します。
コントローラ VM のそれぞれの管理アドレスを ping します。 |
ステップ 6 | ストレージ クラスタが再起動する準備ができていることを確認します。 |
ステップ 7 | 必要に応じて、各ノードのメンテナンス モードを終了します。
これは、stcli cluster start コマンドによって自動的に実行されます。 |
ステップ 8 | ストレージ クラスタを再起動します。
任意のコントローラ VM のコマンド ラインから、次のコマンドを実行します。 # stcli cluster start HX クラスタがシャットダウン中に実行されたメンテナンス タスクまたはアップグレード タスクによっては、ノードの HX メンテナンス モードまたは ESX メンテナンス モードが終了する場合があります。不明なホスト例外に関するエラー メッセージは無視してください。 |
ステップ 9 | ストレージ クラスタがオンラインになって正常な状態に戻るまで待機します。 これには、最大で 30 分かかります。最後の既知の状態によってはもう少し短くなる可能性があります。 |
ステップ 10 | vCenter から、ESX によりデータストアが再マウントされたことを確認します。
クラスタが使用可能になると、データストアが自動的にマウントされ、使用可能になります。 ESX がデータストアを認識しない場合は、ESX コマンド ラインから次のコマンドを実行します。 # esxcfg-nas -r |
ステップ 11 | ストレージ クラスタが正常で、データストアが再マウントされたら、ワークロード VM の電源をオンにします。
あるいは、vMotion を使用してワークロード VM をストレージ クラスタに戻します。 |
説明
vNIC または vHBA を手動で HX サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに追加すると、PCI デバイスが再列挙され、VMware directpath I/O 設定が失われます。サービス プロファイルを変更すると、ホスト ハードウェアが更新されるため、PCI パススルーを再設定する必要があります。サービス プロファイルを変更した ESX ホストごとに次の手順を実行します。
変更した ESX ホストのストレージ コントローラ VM で次の手順を実行します。
アクション:ESX ホスト上で vSphere サービス プロファイルを更新する
ステップ 1 | ESX ホストを HX メンテナンス モードにします。 |
ステップ 2 | サービス プロファイルで変更(ハードウェアの追加など)を行うか、変更を確認します。 |
ステップ 3 | ESX ホストをリブートします。
このホストのダイレクト パス設定が失われます。 |
ステップ 4 | vCenter にログインして、[DirectPath I/O Configuration] ページを選択します。
vCenter クライアントで、 の順に選択します。vCenter Web クライアントの [vCenter Inventory] で、 の順に選択します。 |
ステップ 5 | パススルー用の LSI カードを選択します。 |
ステップ 6 | ESX ホストをリブートします。 |
ステップ 7 | HX ストレージ コントローラ VM(StCtlVM)の設定を編集して、PCI デバイスを HX ストレージ コントローラ VM に再マップします。 |
ステップ 8 | ESX ホストの HX メンテナンス モードを終了します。
ホストが再びアクティブになると、HX ストレージ コントローラ VM が正常にブートして、ストレージ クラスタに再参加します。 |