Cisco Prime Infrastructure 2.1 クイック スタート ガイド
Prime Infrastructure と Assurance で使用されるポート
スタンドアロン サーバ上のプラグ アンド プレイ ゲートウェイで使用されるポート
Cisco Prime Infrastructure のアップグレード
VMware vSphere Client からの OVA の導入
スタンドアロン サーバ上のプラグ アンド プレイ ゲートウェイのインストール
Cisco Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイのスタンドアロンとしてのインストール
プラグ アンド プレイ ゲートウェイ用の CA 署名付き証明書の生成
Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイの設定
改訂日:2014 年 5 月 9 日、 OL-30962-01.
SUPPLEMENTAL LICENSE AGREEMENT FOR CISCO SYSTEMS NETWORK MANAGEMENT SOFTWARE: CISCO PRIME INFRASTRUCTURE
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ADDITIONAL LICENSE RESTRICTIONS:
• Installation and Use. The Software components are provided to Customer solely to install, update, supplement, or replace existing functionality of the applicable Network Management Software product. Customer may install and use the following Software components:
– Cisco Prime Infrastructure:お客様のネットワーク管理環境内にあるサーバにインストールできます。
付与されているソフトウェア ライセンスごとに、お客様は、本ソフトウェアで提供されるライセンス ファイルまたはソフトウェア ライセンス権利証明書で指定された数のネットワーク デバイスおよびコーデックを管理するため、単一のサーバに本ソフトウェアをインストールし、実行できます。お客様の要件がネットワーク デバイスおよびコーデックの制限を超える場合、お客様は、アップグレード ライセンスまたは本ソフトウェアの追加コピーを購入する必要があります。ネットワーク デバイスおよびコーデックの制限は、ライセンス登録によって実施されます。
• Reproduction and Distribution. Customers may not reproduce nor distribute the Software.
DESCRIPTION OF OTHER RIGHTS AND LIMITATIONS.
Refer to the Cisco Systems, Inc. End User License Agreement.
このマニュアルでは、Prime Infrastructure 2.1 のインストール方法について説明します。
このマニュアルは、Prime Infrastructure の設定、モニタ、およびメンテナンスと、起こり得る問題のトラブルシューティングを担当する管理者を対象としています。これらの管理者は、VMware OVA アプリケーション、仮想化コンセプト、および仮想環境に精通している必要があります。
この製品の設定と管理の詳細については、 『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』および『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』を参照してください。
このマニュアルでは、お客様が用意したハードウェアに限定して、OVA として Prime Infrastructure をインストールする方法について説明します。Prime Infrastructure は、ハードウェア アプライアンスとして使用することもできます。アプライアンスのインストール方法については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Appliance Hardware Installation Guide 』を参照してください。
Cisco Prime Infrastructure は、有線/ワイヤレス アクセス、キャンパス、ブランチ ネットワークの包括的なライフ サイクル管理、エンドユーザの接続性に対する豊富な可視性、およびアプリケーション パフォーマンスの保証問題のための単一の統合ソリューションを提供します。Cisco Prime Infrastructure は、企業 IT への「個人所有デバイスの持ち込み」(BYOD)の実現し、新しいサービスのロールアウト、モバイル デバイスのセキュアなアクセスと管理を加速します。アプリケーション パフォーマンスの可視性およびネットワーク制御とクライアントの認識とを緊密に結びつけることで、Cisco Prime Infrastructure は、エンドユーザに妥協のない品質のエクスペリエンスを保証します。Cisco Identity Services Engine(ISE)の機能を使用した緊密な統合によって、セキュリティとポリシー関連の問題を通してこの視覚化が拡張され、クライアントのアクセスの問題を解決するための明確な手順とともに、この問題の完璧な表示を提供します。
• Prime Infrastructure の機能と利点の概要については、最新の Cisco Prime Infrastructure データ シートを参照してください。
• Prime Infrastructure2.1 での新機能の概要については、『 Release Notes for Cisco Prime Infrastructure 2.1 』を参照してください。
• 最もよく使用される Prime Infrastructure の機能の詳細については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』 を参照してください。
• 管理者を対象とした Prime Infrastructure の機能の詳細については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』 を参照してください。
Prime Infrastructure 機能にアクセスするには Lifecycle ライセンスの購入、Prime Infrastructure の保証機能にアクセスするには Assurance ライセンスの購入が必要です。各ライセンスは、これらの機能を使用して管理できるデバイスの数を制御します。
Prime Infrastructure を初めてインストールした場合は、組み込まれている評価ライセンスを使用してライフサイクルおよび保証の管理機能にアクセスできます。デフォルトの評価ライセンスは 60 日間、最大 100 台のデバイスに対して有効です。次の場合、 licensing@cisco.com に要求を送信します。
• すでに特定の機能のライセンスがあり、他の機能のライセンスを評価する必要がある。
Prime Infrastructure は物理アプライアンスまたは仮想アプライアンスを使用して展開されます。新しいライセンスを追加するには、標準ライセンス センター GUI を使用します。新しいライセンスは、物理アプライアンスの場合標準の Cisco Unique Device Identifier(UDI)、仮想アプライアンスの場合 Virtual Unique Device Identifier(VUDI)を使用してロックされます。この情報は、Prime Infrastructure Web インターフェイスで [Administration] > [Licenses] を選択して表示できます。
• Cisco Prime Infrastructure のライセンスの種類と注文方法については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Ordering and Licensing Guide 』を参照してください。
• 購入済みのライセンスを適用する方法については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』を参照してください。
Prime Infrastructure をインストールする前に、次の項の作業を終了してください。
Prime Infrastructure は 3 つの異なるシステムサイズ オプションにあらかじめパッケージされています。 表 1 で、各オプションの最小限のサーバ要件について説明します。
Custom Express
1
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---|---|---|---|---|
1.Custom Express は、別の OVA ダウンロードとしては使用できません。代わりに、Express OVA をダウンロードしてから、Custom Express の要件に合わせてカスタマイズする必要があります。カスタマイズの詳細については、シスコの販売担当者にお問い合わせください。 |
3 種類の Prime Infrastructure オプションのどれも、ご使用のハードウェア上で Open Virtualization Archive(OVA)として、VMWare ESXi または ESX で実行できます。この実装を選択した場合、使用するサーバは、表に示す選択したオプションの要件を満たすか上回っている必要があります。
Prime Infrastructureは、Standard オプションの要件を満たすか上回る物理アプライアンスとして、シスコが提供するハードウェアにプレインストールされたものでも入手可能です。
• Express オプションは、Prime Infrastructure の以前のバージョンで提供されていた Medium および Small オプションを置き換えます。
• Standard オプションは、Prime Infrastructure の以前のバージョンで提供されていた Large オプションを置き換えます。
• Pro オプションは、Prime Infrastructure の以前のバージョンで提供されていた Extra Large オプションを置き換えます。
Prime Infrastructure を OVA として選択したオプションに対する最小限の要件を満たすか超えているサーバにインストールする場合(またはインストール後に CPU、メモリまたはディスクを増設する場合)、追加のリソースを使用して製品パフォーマンスを向上させるように OVA を調整できます。「 Improving Prime Infrastructure Performance 」(『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』)を参照してください。
各オプションの最大管理容量については 、「Prime Infrastructure の拡張」 を参照してください。
Prime Infrastructure ユーザは Web ブラウザ クライアントを使用して、製品にアクセスします。Web クライアントの要件は次のとおりです。
• ハードウェア:次のテスト済みサポート ブラウザのいずれかに対応している Mac または Windows のラップトップまたはデスクトップ。
– Microsoft Internet Explorer 8.0 または 9.0、 Google Chrome Frame プラグイン を使用(簡易 Lobby Ambassador インターフェイスにログインするユーザはプラグイン不要)。
– Mozilla Firefox ESR 24。
– Mozilla Firefox 24、25、または 26。
• 表示解像度:画面解像度を 1280 x 800 以上に設定することを推奨します。
• Adobe Flash Player:Prime Infrastructureの機能が適切に動作するには、Adobe Flash Player をクライアント マシンにインストールする必要があります。 Adobe の Web サイトから、Adobe Flash Player の最新バージョンをダウンロードして、インストールすることを推奨します。
Prime Infrastructure にはさまざまなサーバ インストール オプションがあります( 「システム要件」 を参照してください)。ネットワークの規模と複雑さに合ったオプションを選択したことを確認します。
表 2 に、各オプションのデバイス、クライアント、イベント、Netflow データ フローの最大数、およびその他のスケール パラメータを示します。
Custom Express
2
|
||||
---|---|---|---|---|
2.Custom Express は、別の OVA ダウンロードとしては使用できません。代わりに、Express OVA をダウンロードしてから、Custom Express の要件に合わせてカスタマイズする必要があります。カスタマイズの詳細については、シスコの販売担当者にお問い合わせください。 |
Prime Infrastructure のプラグ アンド プレイ ゲートウェイには、イベント ポート(11011 ~ 110XX)で使用できる最大デバイス接続数に管理上の上限があります。その上限数は、統合したサーバとスタンドアロン サーバで異なります。表 3 に、プラグ アンド プレイ ゲートウェイのインストールごとの、最大デバイス接続数とポート数を示します。開かれたイベント ポートごとに最大 1,000 台のデバイス接続をサポートできます。同時に 100 ~ 200 台のデバイスに対してプラグ アンド プレイをアクティブにできます。
表 4 に、Prime Infrastructure と Assurance で使用されるポートの一覧を示します。これらのポートをファイアウォールで開く必要があります。
HTTPS を介した Prime Infrastructure へのブラウザ アクセス(デフォルトでは有効)。このポートは、Prime Infrastructure サーバと cisco.com との間でのソフトウェア更新の確認にも使用されます。 |
|||
84433 |
|||
99911 |
|||
110114 |
|||
205141 |
|||
616175 |
3.保証付き Prime Infrastructure によってのみ使用。 4.プラグ アンド プレイ ゲートウェイを Prime Infrastructure サーバと統合する場合に使用します。 |
表 5 に、スタンドアロン サーバにインストールする際に、プラグ アンド プレイ ゲートウェイで使用されるポートの一覧を示します。
インストールする前に、SNMP 通知などの必要となるデータを Prime Infrastructure に提供できるようにデバイスを設定します。
Prime Infrastructure と共に動作させるには、サポートされているデバイスの一覧に示されている最低要件のソフトウェア バージョンを、お使いのデバイスで実行させておく必要があります。Prime Infrastructure のユーザ インターフェイスを使用し、[Help] > [Supported Devices List] を選択すれば、この一覧にアクセスできます。
また、次の項で説明されたように、デバイスが SNMP トラップおよび syslog と、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)をサポートするよう設定する必要があります。
Prime Infrastructure が SNMP デバイスを照会し、それらからトラップと通知を受信できるようにするには、次の作業を行う必要があります。
• Prime Infrastructure を使用して管理する各デバイス上で SNMP クレデンシャル(コミュニティ ストリング)を設定します。
• 同じそれらのデバイスで、SNMP 通知を Prime Infrastructure サーバに送信するように設定します。
次の IOS コンフィギュレーション コマンドを使用して、読み取り/書き込みおよび読み取り専用のコミュニティ ストリングを SNMP デバイス上で設定します。
admin(config)#
snmp-server community private RW
admin(config)#
snmp-server community public RW
ここで、 private と public は、設定するコミュニティ ストリングです。
コミュニティ ストリングの設定後に、各 SNMP デバイスで次の IOS グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、デバイス通知をトラップとして Prime Infrastructure サーバに送信するよう指定できます。
admin (config)#
snmp-server host Host traps version community notification-type
• Host は、Prime Infrastructure サーバの IP アドレスです。
• version は、トラップの送信に使用される SNMP のバージョンです。
• community は、通知動作でサーバに送信されるコミュニティ ストリングです。
• notification-type は、送信されるトラップのタイプです。
帯域幅の使用と、追加コマンドを使用して Prime Infrastructure サーバに送信されるトラップ情報の量を制御する必要がある場合があります。
• 『 IOS Command Reference 』の「 snmp-server community 」および「 snmp-server host 」の項。
• 『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide, Release 12.2 』の「 Configuring SNMP Support 」の項および「 list of notification-type values 」。
ネットワーク タイム プロトコル(NTP)同期は、ネットワーク内のすべてのデバイスと Prime Infrastructureサーバで設定する必要があります。サーバのインストール時に NTP サーバを指定する必要があります(参照 「サーバのインストール」 )。
NTP は Prime Infrastructure 関連サーバのすべてで設定と同期がなされている必要があり、これにはバックアップ用のリモート FTP サーバ、セカンダリ Prime Infrastructure ハイ アベイラビリティ サーバ、プラグ アンド プレイ ゲートウェイ、VMware vCenter および ESX 仮想マシンなどが含まれます。ネットワーク全体の時刻の同期に問題がある場合、Prime Infrastructure の結果に異常が発生するおそれがあります。
保証ライセンスの場合、お使いのネットワーク インターフェイスとサービスを Assurance がモニタできるように事前インストール タスクを完了しておく必要があります。これらのタスクについては、 サポートされる保証のデータ ソース を参照してください。これらのタスクは追加で 「Prime Infrastructure に対するデバイスの設定」 で説明されています。
保証付き Prime Infrastructure では、エクスポートされたデータ ソース( 表 6 参照)を使用してネットワーク デバイスからのデータを収集する必要があります。この表には、各ソースについて、その形式のエクスポートをサポートするデバイスと、データをエクスポートするためにデバイス上で動作していなければならない IOS またはその他のソフトウェアの最小バージョンが示されています。
表 6 を使用して、ネットワーク デバイスとそれらのソフトウェアが、Prime Infrastructure で使用されるデータ ソースのタイプに対応していることを確認します。必要に応じて、ハードウェアやソフトウェアをアップグレードします。なお、示されている各ソフトウェア バージョンは、 最小 であることに注意してください。同じソフトウェアまたは IOS のリリース トレイン内であれば以降の任意のバージョンをデバイス上で実行できます。
さらに、Prime Infrastructure が SNMP を使用してデータを収集できるように、変更が必要になる場合もあります。 「SNMP の設定」 の説明を参照してください。
インストールを行う前に、 表 6 に示されているサポート対象のデバイスが、障害データ、アプリケーション データ、およびパフォーマンス データを Prime Infrastructure に提供できるようにする必要があります。また、ネットワーク全体にわたって時刻と日付の情報を一致させる必要があります。以降のトピックでは、この作業を行う方法のガイドラインを示します。
『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』の「Configuring NetFlow on Catalyst 3000, 4000, and 6000 Family of Switches」の項を参照してください。 |
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TCP および UDP トラフィックを設定するには、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』の「Configuring NetFlow on Catalyst 3000, 4000, and 6000 Family of Switches」の項を参照してください。 音声とビデオを設定するには、この CLI テンプレートを使用します。 [Design] > [Feature Design] > [CLI Templates] > [System Templates - CLI] > [Medianet - PerfMon] |
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TCP および UDP トラフィックを設定するには、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』の「Configuring NetFlow on Catalyst 3000, 4000, and 6000 Family of Switches」の項を参照してください。 音声とビデオを設定するには、この CLI テンプレートを使用します。 [Design] > [Feature Design] > [CLI Templates] > [System Templates - CLI] > [Medianet - PerfMon] |
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TCP および UDP トラフィックを設定するには、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』の「Configuring NetFlow on Catalyst 3000, 4000, and 6000 Family of Switches」の項を参照してください。 音声とビデオを設定するには、この CLI テンプレートを使用します。 [Design] > [Feature Design] > [CLI Templates] > [System Templates - CLI] > [Medianet - PerfMon] |
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TCP および UDP トラフィックを設定するには、この CLI テンプレートを使用します。 [Design] > [Feature Design] > [CLI Templates] > [System Templates - CLI] > [Collecting Traffic Statistics] 音声とビデオを設定するには、この CLI テンプレートを使用します。 [Design] > [Feature Design] > [CLI Templates] > [System Templates - CLI] > [Medianet - PerfMon] |
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TCP、UDP、ART を設定するには、『Cisco Prime InfrastructureUser Guide』の「Configuring NetFlow on ISR Devices」の項を参照してください。 音声とビデオを設定するには、この CLI テンプレートを使用します。 [Design] > [Feature Design] > [CLI Templates] > [System Templates - CLI] > [Medianet - PerfMon] |
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TCP、UDP、ART を設定するには、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』の「Configuring Application Visibility」の項を参照してください。 |
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Cisco Prime Infrastructure で Medianet データを利用できるようにするには、ネットワーク デバイスで次の作業を行う必要があります。
• Prime Infrastructure でサポートされている基本的な統計情報について Medianet NetFlow データ エクスポートをイネーブルにします。
• Medianet NetFlow データを Prime Infrastructure サーバおよびポートにエクスポートします。
次の例のような設定を使用して、Prime Infrastructure が、必要な Medianet データを取得するようにします。
• PrInIP は、Prime Infrastructure サーバの IP アドレスです。
• PiInPort は、Prime Infrastructure サーバが Medianet データをリッスンしている UDP ポートです(デフォルトは 9991)。
• interfaceName は、Medianet NetFlow データを指定の PrInIP に送信しているインターフェイスの名前です(
GigabitEthernet0/0
や fastethernet 0/1
など)。
Medianet 設定の詳細については、『 Medianet Reference Guide 』を参照してください。
Prime Infrastructure で NetFlow データを利用できるようにするには、ネットワーク デバイスで次の作業を行う必要があります。
• モニタするインターフェイス上で NetFlow をイネーブルにします。
• NetFlow データを Prime Infrastructure サーバおよびポートにエクスポートします。
バージョン 2.1 では、Prime Infrastructure は Flexible NetFlow のバージョン 5 と 9 をサポートします。NetFlow は、Prime Infrastructure のデータ収集対象となる各 物理 インターフェイス上でそれぞれイネーブルにする必要があります。通常、これらは、イーサネット インターフェイスか WAN インターフェイスです。これは、物理インターフェイスにのみ適用されます。VLAN およびトンネルに対しては NetFlow をイネーブルにする必要はありません。物理インターフェイス上で NetFlow をイネーブルにすれば、それらも自動的に含められます。
次のコマンドを使用して、Cisco IOS デバイス上で NetFlow をイネーブルにします。
Device(config)#
interface interfaceName
Device(config)#
ip route-cache flow
ここで、 interfaceName は、NetFlow を有効にするインターフェイスの名前です( fastethernet
や fastethernet0/1
など)。
NetFlow をデバイスでイネーブルにした後、エクスポータを設定して NetFlow データを Prime Infrastructure にエクスポートする必要があります。エクスポータは次のコマンドで設定できます。
Device(config)#
ip flow-export version 5
Device(config)#
ip flow-export destination PrInIP PiInPort
Device(config)#
ip flow-export source interfaceName
• PrInIP は Prime Infrastructure サーバの IP アドレス
• PiInPort は、Prime Infrastructure サーバが NetFlow データをリッスンしている UDP ポート(デフォルトは 9991)
• interfaceName は、NetFlow データを指定の PrInIP に送信しているインターフェイスの名前。これにより、NetFlow エクスポート データグラムの一部として、送信元インターフェイスの IP アドレスが Cisco Prime Infrastructure に送信されます。
同じルータに複数の NetFlow エクスポータを設定する場合、これらのうち 1 つだけが Prime Infrastructure サーバにエクスポートするようにします。同じ送信先にエクスポートするエクスポータが同じルータに複数ある場合は、データが破損する恐れがあります。
NetFlow がデバイスで動作していることを確認するには、次のコマンドを使用します。
Device#
show ip cache verbose flow
NetFlow 設定の詳細については、次を参照してください。
• 『Cisco IOS Switching Services Configuration Guide, Release 12.1』
• 『Flexible NetFlow Configuration Guide, Cisco IOS Release 15.1M&T』
• 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 5.x』
• 『Catalyst 6500/6000 Switches NetFlow Configuration and Troubleshooting』
ネットワーク内で NAM を適切に設置する必要があります。詳細については、以下を参照してください。
• 『 Cisco Network Analysis Module Software 5.1 User Guide 』 : 導入シナリオが掲載されており、ブランチ内での NAM の導入や WAN 最適化向けの NAM の導入など、さまざまなトピックを扱っています。
• 『 Cisco Network Analysis Module Deployment Guide 』:「Places in the Network Where NAMs Are Deployed」のトピックを参照してください。
NAM が適切に導入されれば、インストール前に必要な追加の作業はありません。Cisco Prime AM を使用して検出を実行する場合、各 NAM に対して HTTP アクセス クレデンシャルを入力する必要があります。
Prime Infrastructure は、より効率的な REST インターフェイスを使用して NAM を照会します。そのため、NAM からの NetFlow データの直接エクスポートをサポートしていません。NetFlow データをエクスポートしているデバイスは、その NetFlow データを NAM 経由ではなく、Prime Infrastructure に直接エクスポートする必要があります。NAM から Cisco Prime Infrastructure に NetFlow データがエクスポートされると、データの重複が発生します。
Prime Infrastructure がアプリケーション パフォーマンス データを収集できるようにするには、IOS mace (測定、集約、相関エンジン)キーワードを使用して、ブランチ オフィスとデータセンターのルータ上に Performance Agent(PA)データ フロー ソースを設定します。
たとえば、IOS グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用して、PA フロー エクスポータをルータ上に設定します。
Router (config)#
flow exporter mace-export
Router (config)#
destination 172.30.104.128
Router (config)#
transport udp 9991
次のようなコマンドを使用して、フローがルータを通過するアプリケーションのフロー レコードを設定します。
Router (config)#
flow record type mace mace-record
Router (config)#
collect application name
Router (config)#
collect art all
ここで、 application name は、フロー データの収集対象となるアプリケーションの名前です。
PA フロー モニタ タイプを設定するには、次のコマンドを使用します。
Router (config)#
flow monitor type mace mace-monitor
Router (config)#
record mace-record
Router (config)#
exporter mace-export
対象となるトラフィックを収集するには、次のようなコマンドを使用します。
Router (config)#
access-list 100 permit tcp any host 10.0.0.1 eq 80
Router (config)#
class-map match-any mace-traffic
Router (config)#
match access-group 100
PA ポリシー マップを設定し、PA トラフィックを正しいモニタに転送するには、次のコマンドを使用します。
Router (config)#
policy-map type mace mace_global
Router (config)#
class mace-traffic
Router (config)#
flow monitor mace-monitor
最後に、WAN インターフェイス上で PA をイネーブルにします。
Router (config)#
interface Serial0/0/0
Performance Agent の設定の詳細については、『 Cisco Performance Agent Deployment Guide 』を参照してください。
次の Cisco Prime Infrastructure(およびそれ以前の)製品は Cisco Prime Infrastructure2.1 にアップグレードできます。
• Cisco Prime Infrastructure2.0.0.0.294
• Cisco Prime Infrastructure 1.3.0.20
1.3.0.20 以前のバージョンを使用している場合は、『 Cisco Prime Infrastructure 2.0 Quick Start Guide 』の手順を参照して、ソフトウェアをバージョン 2.0 にアップグレードしてください。現在、バージョン 1.4.x からバージョン 2.1 へのアップグレード パスはありません。
2.1 へのアップグレードを行う前に、まず『 表 7 』に一覧表示されている適切なパッチをダウンロードしてください。その後、 「パッチのインストール」 の手順でパッチをインストールします。適切なパッチをインストールした後、システムの移行またはインライン アップグレードを実行する前に、新しいアプリケーションをバックアップする必要があります。
パッチのインストール後に、次のいずれかの方法によって、これらのバージョンを 2.1 にアップグレードできます。
1. システムの移行 :Cisco Prime Infrastructure 2.1 を新しいシステムとして新しいホストにインストールし、新しいホストに既存のシステムのデータを復元します。次に、古いホストを解放できます。このオプションは、より大規模な OVA に移行する、大規模なネットワークが存在する、またはサービスのダウンタイムを見過ごすことができないといった場合に優先されます。詳細については、 「新システムへの移行」 を参照してください。
2. インライン アップグレード :既存のシステムをバージョン 2.1 にアップグレードします。既存のすべてのデータが保持され、アップグレードの完了後も同じサイズの OVA を使用します。既存の製品はアップグレードが完了するまで使用できません。このオプションは、同じサイズの OVA を維持する場合や、アップグレード中のサービスのダウンタイムが許容できる場合に優先されます。詳細については、 「インライン アップグレードの実行」 を参照してください。
Prime Infrastructure のアプリケーション バックアップにはライセンス データが含まれます。 最新のアプリケーション バックアップを使用して、以前のシステムからアップグレードしたシステムにライセンス データを復元する のであれば、新しいシステムや仮想マシンに再インストールしても、ライセンスを再ホストする必要はありません。その他の場合は、 licensing@cisco.com に要求を電子メールで送信し、ライセンスを再ホストする必要があります。要求には、ライセンスを含む VUDI の詳細や既存のライセンスの詳細を含める必要があります。
アップグレードがサポートされているレベルまで Prime Infrastructure のバージョンを上げるために、パッチのインストールが必要になる場合があります。たとえば、バージョン 1.3.0 の Cisco Prime Infrastructure を現在実行している場合、アップグレードを行う前に PI_1_3_0_20-Update.4-16 のパッチをインストールする必要があります。動作中の Prime Infrastructure のバージョンとパッチ バージョンは、 show version と show application の CLI コマンドで確認できます。
Prime Infrastructure およびその以前の製品の各バージョンについて、異なるポイント パッチ ファイルが提供されます。既存のシステムのバージョンに対応させるために必要なパッチ ファイルをダウンロードしてインストールします。これは新しいバージョンにアップグレードする前に必要です。適切なパッチを見つけるには、ブラウザで Cisco Download Software navigator を開きます。
パッチをインストールする前に、Prime Infrastructure サーバのデフォルト リポジトリにパッチ ファイルをコピーする必要があります。多くのユーザは、パッチ ファイルをまずローカル FTP サーバにダウンロードし、それからリポジトリにコピーするのが楽だと感じています。また、次のいずれかの方法でも、デフォルトのリポジトリにパッチ ファイルをコピーできます。
• cdrom:ローカルの CD-ROM ドライブ(読み取り専用)
• http:HTTP サーバを使用している URL(読み取り専用)
• https:HTTPS サーバを使用している URL(読み取り専用)
ステップ 1 ご使用の環境内のローカル リソースに、適切なポイント パッチをダウンロードします。
a. ブラウザに Cisco Download Software navigator を表示し、[Products] > [Cloud and Systems Management] > [Routing and Switching Management] > [Network Management Solutions] > [Cisco Prime Infrastructure] と選択します。
b. 現在使用しているものに最も近い Cisco Prime Infrastructure のバージョンを選択します(例: Cisco Prime Infrastructure 1.2 )。
c. [Prime Infrastructure Patches] をクリックして、製品のそのバージョンに適用可能なパッチのリストを表示します。
d. 必要な各パッチの横で [Download] をクリックし、プロンプトに従ってファイルをダウンロードします。
ステップ 2 Prime Infrastructure サーバでコマンドライン インターフェイス セッションを開きます(『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』の「 Connecting Via CLI 」を参照)。
ステップ 3 ダウンロードしたパッチ ファイルをデフォルトのローカル リポジトリにコピーします。次に例を示します。
admin#
copy source path /defaultRepo
ステップ 4 パッチをインストールするには、次を実行します。
admin#
patch install patchFile defaultRepo
ここで、 patchFile は、defaultRepo にコピーしたパッチ ファイルの名前です。
プラグ アンド プレイ ゲートウェイのスタンドアロン サーバ パッチは pnp-gateway-patch-2.0.0.28.tar.gz ファイルから使用できます。
パッチ アップグレード手順では、パッチ ファイルを含む FTP または TFTP サーバが必要です。Cisco Prime Infrastructure 1.2 プラグ アンド プレイ ゲートウェイ スタンドアロン サーバからサーバにアクセスできます。
ステップ 1 管理ユーザとしてプラグ アンド プレイ ゲートウェイ スタンドアロン サーバにログインします。
ステップ 2 リポジトリをコンフィギュレーション モードで作成し、リポジトリの名前およびその他の詳細を提供して repository コマンドを実行します。
ステップ 3 patch install コマンドを使用してプラグ アンド プレイ ゲートウェイ スタンドアロン パッチ pnp-gateway-patch-2.0.0.28.tar.gz をインストールします。
ステップ 4 pnp setup コマンドを実行してプラグ アンド プレイ スタンドアロン サーバを再設定し、プラグ アンド プレイ プロセスを開始します。次に例を示します。
システムの移行は、製品インストールのほとんどのアップグレードで優先される選択肢です。ほとんどの場合、移行を完了するために新しいサーバ ハードウェアを用意する必要があります。
この方法を使用する場合、 「Cisco Prime Infrastructure のアップグレード」 の一覧にあるリリース レベルから移行すること、さらに 表 7 の一覧にある必要なバックアップと復元のパッチをインストールしてあることが必要となることに注意してください。
ステップ 1 開始する前に、プライマリおよびセカンダリの Prime Infrastructure サーバから、既存のハイ アベイラビリティ設定を削除します。これは、次の選択肢のいずれかを使用して実行できます。
ステップ 2 まだしていなかった場合、古いホストのリモート バックアップ リポジトリをセット アップします。詳細については、 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide の「 Using Remote Backup Repositories 」を参照してください。
ステップ 3 リモート リポジトリの古いホストのアプリケーション バックアップを作成します。詳細については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』の「 Taking Application Backups 」を参照してください。
ステップ 4 「Cisco Prime Infrastructure のインストール」 の説明に従って、新しいホストをインストールします。
ステップ 5 古いホストと同じリモート バックアップ リポジトリを使用するよう、新しいホストを設定します。
ステップ 6 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide の「 Restoring From Application Backups 」で説明されているように、リモート リポジトリのアプリケーション バックアップを新しいホストに復元します。
インライン アップグレードはシステムの移行より簡単で、新しいハードウェアも必要ではありません。
ステップ 1 開始する前に、プライマリおよびセカンダリの Prime Infrastructure サーバから、既存のハイ アベイラビリティ設定を削除します。これは、次の選択肢のいずれかを使用して実行できます。
ステップ 2 まだしていなかった場合、サーバで CLI セッションを開き、cisco.com からダウンロードしたアップグレード ファイルをデフォルトのバックアップ リポジトリにコピーします。
admin#
copy source path: /defaultRepo
ステップ 3 ncs stop コマンドを入力して、Prime Infrastructure サーバを停止します。
admin#
application upgrade PI-upgrade-bundle-2.1.0.0.87.tar.gz defaultRepo
この手順は、アプリケーション データベースのサイズによっては、完了するまでに 30 分以上かかる場合があります。
アップグレード 中に ディスクディスク領域についての問題が発生した場合、次のいずれかの方法を提案します。
• VMware の 設定編集 機能を使用して、OVA に割り当てられたディスク領域を増加させます。
• 「新システムへの移行」 に説明されているアップグレード方法を使用して、十分なディスク領域を持つサーバにインストールを移動します。
既存のシステムをアップグレードした 後に 、バックアップを作成できない場合は、以下の手順に従ってディスク領域を解放し、正常なバックアップを作成します。 ncs cleanup
コマンド使用後にもバックアップを作成できない場合 、 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guideの「 Using Remote Backup Repositories 」の説明に従って、バックアップ用にリモート FTP リポジトリをセットアップして使用します。
ステップ 1 Prime Infrastructure サーバでコマンドライン インターフェイスを開き(『 Connecting Via CLI 』を参照)、管理者 ID を使用してサーバにログインします。
ステップ 2 アプリケーション データベースを圧縮するために、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
ステップ 3 プロンプトが表示されたら、[deep cleanup] オプションに「 Yes 」と答えます。操作が完了すると、別のバック アップを実行できるようになります。
アップグレードする前に、外部 RADIUS または TACACS+ ユーザ認証を使用していた場合、AAA サーバに拡大 Prime Infrastructure 2.1 ユーザのタスク リストを転送する必要があります。Prime Infrastructure をアップグレードした後、TACACS+ または RADIUS サーバに権限を再度追加し、Prime Infrastructure サーバからのタスクで TACACS サーバのロールを更新する必要があります。詳細については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』の「 Setting the AAA Mode 」を参照してください。
アップグレード プロセス中に Prime Infrastructure サーバの IP アドレスを変更した場合は、他のユーザがログインする前に、「root」ユーザとして Prime Infrastructure にログインし、「 Required TACACS+/RADIUS Configurations After Prime Infrastructure IP Address Changes 」で示される手順に従う必要があります。
アップグレードすると、Cisco Wireless LAN Controller の設定である Prime Infrastructure サーバの記録は、これらのデバイスに保存された設定と同期しないようになります。続ける前に、次の手順でこれらを再同期します。
ステップ 1 Prime Infrastructure にログインし、[Classic] ビューに切り替えます。
ステップ 2 [Configure] > [Controllers] を選択します。Prime Infrastructure は、あらゆる Cisco WLC を含む、管理対象のすべてのコントローラの一覧を表示します。
ステップ 3 いずれかの WLC を詳細表示している行で、[Audit Status] 列に示されているステータス リンクをクリックします。Prime Infrastructure は、選択した WLC の監査レポートを表示します。そこには、見つかった Config Discrepancies が一覧表示されています。
ステップ 4 [Audit Now] をクリックし、続いて [ Refresh Config from Controller ] をクリックします。
ステップ 5 プロンプトが表示されたら、[Use the configuration on the controller currently] を選択し、続いて [ Go ] をクリックします。
プロセスが完了すると、「成功」のステータス値で更新設定レポートが表示されます。
ステップ 6 他のすべての WLC に対して、ステップ 3 ~ 5 繰り返します。
現在 Cisco Prime Network Control System(NCS)、NCS(WAN)または Prime Assurance Manager の以前のバージョンを実行している場合、インストールするのではなく、アップグレードする必要があります。 「Cisco Prime Infrastructure のアップグレード」 を参照してください。
仮想マシンで Prime Infrastructure をインストールする前に、次のことを確認する必要があります。
• Prime Infrastructure で動作するように、ネットワーク内のデバイスとデータ ソースをセットアップしている( 「インストール前の作業」 を参照)。
• Prime Infrastructure サーバとして使用する予定のマシン上に VMware ESX/ESXi がインストールされ、設定されている。VMware ホストのセットアップと設定については、 VMware のマニュアル を参照してください。
• インストールされた VMware ESX/ESXi ホストが到達可能である。
• VMware vSphere Client が Windows ホスト(またはラップトップ)にインストールされている。VMware vSphere Client をインストールする方法は、VMware のマニュアルを参照してください。ネットワークで仮想ホストが使用可能になった後、その IP アドレスを参照して、VMware vSphere Client のインストールが可能な Web ベース インターフェイスを表示できます。
VMware vSphere クライアントは Windows ベースのため、Windows PC を使用してクライアントをダウンロードしてインストールします。
• Prime InfrastructureOVA が、vSphere クライアントのインストール先と同じマシンに保存されています。シスコとの取り決めに従って、OVA ファイルを Cisco.com からダウンロードするか、シスコが提供するインストール メディアを使用します。
OVA を導入する前に、システム要件をすべて満たしていることを確認します。 「システム要件」 および 「はじめる前に」 の項を確認します。
ステップ 1 VMware vSphere Client を起動します。
ステップ 2 [File] > [Deploy OVF Template] を選択します。
[Deploy OVF Template] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [Deploy from file] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 4 [Browse] をクリックして、OVA ファイルを保存した場所にアクセスします。
[OVF Template Details] ウィンドウに、OVF テンプレートの詳細が表示されます。
ステップ 6 製品名、バージョン、およびサイズを含む OVA ファイルの詳細を確認して、[Next] をクリックします。
[Name and Location] ウィンドウが表示されます。
ステップ 7 導入するテンプレートの名前と場所を指定します。名前はインベントリ フォルダ内で固有である必要があり、最大 80 文字で構成できます。
[Ready to Complete] ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、OVA ファイルの詳細、仮想アプライアンスの名前、サイズ、ホスト、およびストレージの詳細が表示されます。
ステップ 9 オプションを確認したら、[Finish] をクリックして導入を開始します。
このタスクが完了するまで数分かかる場合があります。[Deploying Virtual Application] ウィンドウの経過表示バーをチェックして、タスクのステータスをモニタします。
導入タスクが正常に完了すると、確認ウィンドウが表示されます。
導入した仮想アプライアンスが、vSphere クライアントの左側のペインで、ホストの下に表示されます。
Prime Infrastructure OVA の導入後に、Prime Infrastructure をインストールおよび起動するために仮想アプライアンスを設定する必要があります。
ステップ 1 VMware vSphere Client で、導入済みの仮想アプライアンスを右クリックし、[Power] > [Power On] を選択します。
ステップ 2 [Console] タブをクリックします。ローカルホスト ログイン プロンプトで、 setup と入力します。
ステップ 3 コンソールから次のパラメータの入力を求められます。
time.nist.gov
がデフォルトです)。 admin
を受け入れることができます。 admin
です。 ステップ 4 これらの値の入力が完了すると、入力したネットワーク設定パラメータがインストール用アプリケーションによってテストされます。テストに成功すると、Prime Infrastructure のインストールが開始されます。
ステップ 5 アプリケーションのインストールが完了すると、次のインストール後パラメータの入力を促されます:
yes
を入力します。ハイ アベイラビリティの登録キーを提供するように促されます。プロンプトに対して no
と入力した場合、サーバはプライマリ サーバ(スタンドアロン)として動作し、インストールでは次のプロンプトが処理されます。 root
管理者に使用するパスワードを入力し、確認します。これは、Prime Infrastructure ユーザ インターフェイスにログインし、別のユーザ アカウントを設定するために使用するルート アカウントです。 ステップ 6 インストールが完了すると、仮想アプライアンスがリブートし、ログイン プロンプトが表示されます。
ステップ 7 ステップ 3 で指定した「admin」ユーザ名とパスワードを使用して仮想アプライアンスにログインします。
Web ブラウザを介して Prime Infrastructure ユーザ インターフェイスにログインする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Prime Infrastructure をインストールし、起動したものとは別のコンピュータ上で、いずれかのサポート ブラウザ( 「システム要件」 を参照)を起動します。
ステップ 2 ブラウザのアドレス行に、 https: //ipaddress と入力します。ここで 、 ipaddress は、Prime Infrastructure をインストールしたサーバの IP アドレスです。Prime Infrastructure ユーザ インターフェイスに [Login] ウィンドウが表示されます。
初めて Prime Infrastructure にアクセスしたとき、一部のブラウザでは、サイトが信頼できないという警告が表示されます。この場合は、指示に従ってセキュリティ例外を追加し、Prime Infrastructure サーバから自己署名証明書をダウンロードします。この手順の完了後に、ブラウザは将来のすべてのログイン試行で Prime Infrastructure を信頼できるサイトとして受け入れます。
ステップ 3 「サーバのインストール」 で指定した管理者のユーザ名とパスワードを root と入力します。
ライセンスの問題が発生した場合は、アラート ボックスにメッセージが表示されます。評価ライセンスがある場合は、ライセンスの有効期限までの日数が表示されます。また、期限切れになったライセンスに対するアラートも表示されます。これらの問題に対処するために、[Administration] > [Licenses] ページに直接移動することができます。
ステップ 4 [Login] をクリックして Prime Infrastructure にログインします。ユーザ インターフェイスは、この時点でアクティブになり、使用可能になります。ホームページが表示されます。
システムのセキュリティを確保するには、[Administration] > [Users, Roles & AAA] > [Change Password] を選択して、 root 管理者のパスワードを変更します。
ユーザ インターフェイスを終了するには、ブラウザのページを閉じるか、そのページの右上隅の [Logout] をクリックします。Prime Infrastructureユーザ インターフェイス セッションを終了しても、サーバ上では Prime Infrastructureはシャットダウンされません。
Prime Infrastructure のセッション中にシステム管理者が Prime Infrastructure サーバを停止すると、セッションが終了し、ブラウザに「The page cannot be displayed.」というメッセージが表示されます。サーバが再起動される際に、セッションは Prime Infrastructure に再び関連付けられません。新しい Prime Infrastructure セッションを開始する必要があります。
Prime Infrastructure をインストールした後、ネットワークの管理を開始するために、追加の作業を実行する必要があります。これらのタスクは、すべて『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 User Guide 』の「Getting Started」の章に示されています 。 これらのタスクの完了後に、ネットワークのモニタと設定を開始できます。
Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイをインストールして開始するには、OVA を導入し、仮想アプライアンスを設定します。
リリース 1.2 以降の Prime Infrastructure では、プラグ アンド プレイ サーバは Prime Infrastructure サーバと統合されます。プラグ アンド プレイ ゲートウェイは Prime Infrastructure サーバと共に自動的に起動し、同じクレデンシャルと証明書を使用します。この項では、ネットワーク DMZ の拡張などのシナリオで使用するために、プラグ アンド プレイ ゲートウェイをインストールし、スタンドアロン アクセス サーバとして使用する方法について説明します。
Cisco Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイ OVA のサーバ要件は次のとおりです。
• VMware ESXi 4.1.0 またはバージョン 5.0 が必須です。バージョン 5.0 が優先されます。Prime Infrastructure 2.1 は、バージョン 5.0 以降の VMware ESXi サーバではテストされていません。
OVA を導入する前に、システム要件をすべて満たしていることを確認します。 「Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ サーバ要件」 および 「はじめる前に」 の項を参照してください。
ステップ 1 VMware vSphere Client を起動します。
ステップ 2 [File] > [Deploy OVF Template] を選択します。
[Deploy OVF Template] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [Deploy from file] オプション ボタンをクリックします。
ステップ 4 [Browse] をクリックして、OVA ファイルを保存した場所にアクセスします。
ステップ 5 [Next] をクリックします。[OVF Template Details] ウィンドウに、OVF テンプレートの詳細が表示されます。
ステップ 6 製品名、バージョン、およびサイズを含む OVA ファイルの詳細を確認して、[Next] をクリックします。[Name and Location] ウィンドウが表示されます。
ステップ 7 導入するテンプレートの名前と場所を指定します。名前はインベントリ フォルダ内で固有である必要があり、最大 80 文字で構成できます。
ステップ 8 [Next] をクリックします。[Ready to Complete] ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、OVA ファイルの詳細、仮想アプライアンスの名前、サイズ、ホスト、およびストレージの詳細が表示されます。
ステップ 9 オプションを確認したら、[Finish] をクリックして導入を開始します。
このタスクが完了するまで数分かかる場合があります。[Deploying Virtual Application] ウィンドウの経過表示バーをチェックして、タスクのステータスをモニタします。導入タスクが正常に完了すると、確認ウィンドウが表示されます。
ステップ 10 [Close] をクリックします。導入した仮想アプライアンスが、vSphere クライアントの左側のペインで、ホストの下に表示されます。
Cisco Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイの OVA を導入した後、Cisco Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイをインストールして起動する仮想アプライアンスを設定する必要があります。
ステップ 1 VMware vSphere Client で、導入済みの仮想アプライアンスを右クリックし、[Power] > [Power On] を選択します。
ステップ 2 「サーバのインストール」 のステップ 2
とステップ 3 を繰り返します。
ステップ 3 値を入力したあと、ネットワーク設定パラメータがテストされます。テストが成功した場合、Cisco Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイのインストールが開始します。
ステップ 4 インストールが完了すると、仮想アプライアンスがリブートされ、ログイン プロンプトが表示されます。
ステップ 5 管理者のユーザ名とパスワードを使用して、仮想アプライアンスにログインします。
デフォルトでは、プラグ アンド プレイ ゲートウェイは自己署名証明書を生成するように設定できます。証明書は、SSL 通信用にデバイスでトラストポイントを作成する際に使用できます。プラグ アンド プレイ ゲートウェイとデバイスの両方に対して、1 つの CA によって署名された SSL 証明書を使用することを推奨します。
プラグ アンド プレイ ゲートウェイとデバイス間で、CA 署名付き証明書による SSL 通信が必要な場合にのみ、証明書を生成するようにします。
ステップ 1 CNS がサポートする K9 デバイスにログインし、show version コマンドを使用して、ソフトウェア イメージのバージョンを確認します。CNS がサポートする K9 デバイスにロードされるイメージは、暗号化イメージである必要があります。
ステップ 2 次のコマンドを使用して CA からサーバ証明書を取得します。
server.key と server.csr ファイルがルート ディレクトリに作成されます。
(注) .csr ファイルを使用して、署名された CA 証明書を取得することを確認します。CA から .crt ファイルを 3 つ受信することになります。
ステップ 3 プラグ アンド プレイ セットアップを実行し、CA 証明書をコピーします。プラグ アンド プレイ セットアップの詳細については、「Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイの設定」を参照してください。
CNS のサポートする K9 デバイスでサーバ証明書をアクティベートするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 CNS のサポートする K9 デバイスにログインし、時刻のタイミングを確認します。エンドポイント デバイスとプラグ アンド プレイ ゲートウェイ サーバとに、同じタイムスタンプが必要です。
ステップ 2 必要なトラスト ポイントに証明書がすでにインストールされていることを確認します。インストールされている場合、次の設定コマンドを使用して古い証明書を無効にします。
Router(config)#
no crypto ca trustpoint example.com
証明書を破棄することを尋ねられたら、「Yes」と応答します。次に例を示します。
ステップ 3 トラスト ポイントを定義するには、次のコマンドを実行します。
Router(config)#
ip host hostname address
Router(config)#
ip host hostname.example.com address
Router(config)#
i p domain-lookup
Router(config)#
crypto ca trustpoint myCEServer.example.com
Router(ca-trustpoint)#
enrollment mode ra
Router(ca-trustpoint)#
enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)#
usage ssl-client
Router(config)#
crypto ca authenticate hostname.example.com
Router(config)#
crypto ca authenticate myCEServer.example.com
ステップ 5 CNS のサポートする K9 デバイスで、次の CNS 設定を実行します。
ステップ 6 CNS のサポートする K9 デバイスと Prime Infrastructure との間の接続が確立されているかどうか確認します。
Cisco Prime プラグ アンド プレイ ゲートウェイの OVA を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 管理ユーザ名とパスワードを使用して、Cisco Prime プラグ アンド プレイ ゲートウェイ サーバにログインします。
ステップ 2 コマンド プロンプトで、pnp setup コマンドを入力し、Enter キーを押します。
ステップ 3 次のパラメータのコンソール プロンプトは、次のように表示されます。
• IP Address:プラグ アンド プレイ ゲートウェイ サーバが使用する IP アドレス。
• SSL Server Certificate:プラグ アンド プレイ ゲートウェイの自己署名/CA 署名済みサーバ証明書。
• CNS Event:ダイナミック ロケーションのデバイスに導入されている CNS イベント設定。
(注) 高度な設定には、pnp setup advanced コマンドを使用します。詳細については、『Command Reference Guide for Cisco Prime Infrastructure2.1』を参照してください。
ステップ 5 Prime Infrastructure プラグ アンド プレイ ゲートウェイ サーバの状態を調べるには、ゲートウェイ サーバにログインし、pnp status コマンドを実行するか、ブラウザに次の URL を入力します。
https://<IP address or hostname>/cns/ResourceInit?name=port。ゲートウェイ サーバの状態が表示されます。
次の方法を使用した Prime Infrastructure の削除では、サーバ設定およびローカル バックアップなどのサーバ上のすべてのデータが削除されます。リモート バックアップがない場合、データを復元できなくなります。削除の他の例については、『 Cisco Prime Infrastructure 2.1 Administrator Guide 』の「 Removing Prime Infrastructure 」を参照してください。
ステップ 1 VMware vSphere クライアントで、Prime Infrastructure 仮想アプライアンスを右クリックします。
ステップ 3 [Delete from Disk] をクリックして、Prime Infrastructure 仮想アプライアンスを削除します。
この項では、Prime Infrastructure の機能にアクセスするためのナビゲーション パスの情報と、Prime Infrastructure のマニュアル内でそれらの機能を扱っている項目の詳細を示します。
物理アプライアンスに Prime Infrastructure をインストールするには、root 権限が必要です。Prime Infrastructure を再インストールする前に、最新のバックアップを実行したことを確認します。再インストール後に、バックアップを使用してデータを復元できます。
物理アプライアンスに Prime Infrastructure を再インストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 提供される Prime Infrastructure ソフトウェア イメージ DVD を挿入します。システムがブートし、次のコンソールが表示されます。
ステップ 2 Prime Infrastructure ソフトウェア イメージを再インストールするには、オプション 1 を選択します。システムがリブートし、[configure appliance] 画面が表示されます。
ステップ 3 初期設定パラメータを入力すると、システムが再度リブートします。DVD を取り出し、手順に従って Prime Infrastructure サーバを起動します。
Cisco Prime Infrastructure 2.1 Documentation Overview に、Prime Infrastructure で利用できるマニュアルの一覧を示します。
(注) 元のドキュメントの発行後に、ドキュメントを更新することがあります。マニュアルのアップデートについては、Cisco.com で確認してください。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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