この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ACI ファブリック トポロジには、次の主要なコンポーネントが含まれます。
Application Centric Infrastructure Controller(APIC)アプライアンス(APIC のクラスタ)
リーフ・スイッチ(Cisco Nexus 93120TX、93128TX、93180YC-EX、9332PQ、9372PX、9372PX-E、9372TX、9372TX-E、9396PX、および 9396TX スイッチ)
スパイン スイッチ(Cisco Nexus 9336PQ、9504、9508、および 9516 スイッチ)
次の図に示すように、各 APIC は 1 個または 2 個のリーフ スイッチに接続され、各リーフ スイッチは同じファブリック内の各スパイン スイッチに接続される必要があります。
(注) |
エンドポイント間の最適でない転送を防ぐには、ファブリック内のすべてのリーフ スイッチを同じファブリック内のすべてのスパイン スイッチに接続します。 |
ファブリック デバイスへの接続を準備する際には、接続前にインターフェイスのタイプごとに次の点を考慮し、必要なすべての機器をそろえます。
(注) |
電源コードおよびデータ ケーブルをオーバーヘッド ケーブル トレイまたはサブフロア ケーブル トレイに配線する場合には、電源コードおよび他の潜在的なノイズ発生源を、シスコ機器で終端するネットワーク配線からできるかぎり遠ざけておくことを強く推奨します。長いパラレル ケーブルを 3.3 フィート(1 メートル)以上離して設置できない場合は、ケーブルをアース付きの金属製コンジットに通して、潜在的なノイズ発生源をシールドしてください。 |
光トランシーバは、ケーブルに取り付けられていない状態で届く場合があります。これらのトランシーバとケーブルが損傷しないように、トランシーバをポートに設置するときはケーブルから外したままにし、その後で光ケーブルをトランシーバに挿入することをお勧めします。トランシーバをポートから取り外す場合は、トランシーバを取り外す前にケーブルを取り外します。
トランシーバと光ケーブルの有効性と寿命を最大化するには、次の手順を実行します。
トランシーバを扱うときは、常にアースに接続されている静電気防止用リスト ストラップを着用してください。スイッチは通常、トランシーバを取り付けるときにアースされ、リスト ストラップを接続できる静電気防止用ポートを備えています。静電気防止用ポートが見つからない場合は、リスト ストラップをアース(シャーシのアース接続など)に接続します。
トランシーバの取り外しや取り付けは、必要以上に行わないでください。取り付けおよび取り外しを頻繁に行うと、耐用年数が短くなります。
高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐために、トランシーバおよび光ファイバ ケーブルを常に埃のない清潔な状態を保ってください。減衰(光損失)は汚れによって増加するので、減衰量は 0.35 dB 未満に保つ必要があります。
埃が付着していないこと、および損傷していないことを定期的に確認してください。損傷している可能性がある場合には、清掃後に顕微鏡を使用してファイバの先端を調べ、損傷しているかどうかを確認してください。
ACI ファブリック内の各 Application Policy Infrastructure Controller(APIC)に、1 台または 2 台(冗長性確保のために推奨)の ACI モードで実行しているリーフ スイッチ(Cisco Nexus 93108TC-EX、93120TX、93128TX、93180YC-EX、9332PQ、9372PX、9372PX-E、9372TX、9372TX-E、9396PX または 9396TX)をダウンリンクする必要があります。APIC にインストールされている仮想インターフェイス カード(VIC)のタイプにより、APIC にリーフ スイッチを接続できるインターフェイス ケーブルのタイプが決まります。
APIC とファブリックのリーフ スイッチは完全にラックに設置され、アースさせる必要があります。
ステップ 1 |
インターフェイス ケーブルを APIC に取り付けられた仮想インターフェイス カード(VIC)の 2 つのポートのどちらかに接続します。ケーブルがそのトランシーバにまだ取り付けられていない場合は、トランシーバを VIC ポートに挿入し、その後で光インターフェイス ケーブルをトランシーバに接続します。
|
ステップ 2 | インターフェイス ケーブルの反対側をリーフ スイッチのダウンリンク ポートに接続します。 |
エンドポイント間の最適な転送のために、同じ ACI ファブリックの全スパイン スイッチ(Cisco Nexus 9336PQ、9504、9508、または 9516)に各リーフ スイッチ(Cisco Nexus 93108TC-EX、93120TX、93128TX、93180YC-EX、9332PQ、9372PX、9372PX-E、9372TX、9372TX-E、9396PX または 9396TX)を接続する必要があります。次の表では、リーフ スイッチの各タイプに接続できるポートの数と、それらのポートでサポートされている速度を示します。
リーフ スイッチ |
アップリンク接続の最大数 |
サポートされる伝送速度(アップリンク ポート) |
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---|---|---|---|
Cisco Nexus 93108TC-EX |
6 X QSFP28 固定ポート |
40 または 100 ギガビット |
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Cisco Nexus 93120TX |
6 X QSFP+ 固定ポート |
40 ギガビット |
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Cisco Nexus 93128TX |
M6PQ アップリンク モジュール搭載 |
6 QSFP+ ポート |
40 ギガビット |
M12PQ アップリンク モジュール搭載 |
8 X QSFP+ ポート(左端の 8 つのポートは 12 ポート モジュールでサポート) |
40 ギガビット |
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Cisco Nexus 93180YC-X |
6 X QSFP28 固定ポート |
40 または 100 ギガビット |
|
Cisco Nexus 9332PQ Cisco Nexus 9372PX Cisco Nexus 9372PX-E Cisco Nexus 9372TX Cisco Nexus 9372TX-E |
6 X QSFP+ 固定ポート |
40 ギガビット |
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Cisco Nexus 9396PX Cisco Nexus 9396TX |
M6PQ アップリンク モジュール搭載 |
6 QSFP+ ポート |
40 ギガビット |
M12PQ アップリンク モジュール搭載 |
12 QSFP+ ポート |
40 ギガビット |
次の表には、モジュラ スパイン スイッチ(Cisco Nexus 9504、9508 または 9516 スイッチ)にインストールされた各 ACI モードのライン カード、または各 9336PQ スパイン スイッチで接続できるポートの数を示します。スパイン スイッチのライン カードの数は、スパイン スイッチのモデルによって異なります(Cisco Nexus 9504 は 4 つのライン カードをサポートし、Cisco Nexus 9508 は最大 8 つのライン カードをサポートし、Cisco Nexus 9516 は ACI モードの最大 10 枚のライン カードをサポートします)。
スパイン スイッチまたはモジュラ ライン カード |
アップリンク接続の最大数 |
サポートされる伝送速度 |
|
---|---|---|---|
Cisco Nexus 9336PQ |
36 X QSFP+ 固定ポート |
40 ギガビット |
|
Cisco Nexus 9504、9508、および 9516 モジュラ スイッチでサポートされる N9K-X9736PQ ライン カード |
36 X QSFP+ 固定ポート |
40 ギガビット |
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Cisco Nexus 9504 および 9508 モジュラ スイッチでサポートされる N9K-X9732C-EX ライン カード |
32 X QSFP28 固定ポート |
40 または 100 ギガビット |
このスイッチでサポートされるトランシーバとケーブルを確認するには、http://www.cisco.com/c/en/us/support/interfaces-modules/transceiver-modules/products-device-support-tables-list.html [英語] を参照してください。トランシーバの仕様およびインストール情報を確認するには、http://www.cisco.com/c/en/us/support/interfaces-modules/transceiver-modules/products-installation-guides-list.html [英語] を参照してください。
警告 |
ステートメント 1053:クラス 1M レーザー光線 開いた状態では、クラス 1M レーザー光線が放射されます。光学機器で直接見ないでください。 |
警告 |
ステートメント 1055:クラス I およびクラス 1M レーザー クラス I(CDRH)およびクラス 1M(IEC)レーザー製品です。 |
警告 |
ステートメント 1056:未終端の光ファイバ ケーブル 未終端の光ファイバの末端またはコネクタから、目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。光学機器で直接見ないでください。ある種の光学機器(ルーペ、拡大鏡、顕微鏡など)を使用し、100 mm 以内の距離でレーザー出力を見ると、目を傷めるおそれがあります。 |
ファブリックのリーフ スイッチとスパイン スイッチは完全にラックに設置され、アースされる必要があります。
ファブリックにモジュラ スイッチがある場合、ACI モードのライン カードがすでにインストールされている必要があります。ライン カードのタイプには、次のようなものがあります。
36 ポート 40 ギガビット(N9K-X9736PQ)
32 ポート 100 ギガビット(N9K-X9732C-EX)
(注) |
ACI モードで実行するときは、同じシャーシに NX-OS ライン カードを含めることはできません。 |
ファブリックは自動的に等コスト マルチパス(ECMP)を実装し、すべてのリンクを有効化します。リンクを設定する必要はありません。
オプションでスイッチの初期設定を行うためのコンソール インターフェイスを設定できます。これを行うには、アクセサリ キットに用意されているインターフェイス ケーブルを使用し、コンソール デバイスにスイッチを接続します。スイッチのコンソール ポートをモデムに接続できます。モデムに接続していない場合、スイッチの電源を入れる前に、またはスイッチのブート プロセスの完了後に接続します。
コンソール デバイスは、VT100 ターミナル エミュレーションおよび非同期伝送をサポートする必要があります。
これでスイッチの初期設定を行うことができます(『Cisco ACI Getting Started Guide』を参照してください)。
オプションとして、監視やトラブルシューティング用のアウトオブバンド管理接続を設定できます。これを行うには、外部ハブ、スイッチ、またはルータへのスイッチの SFP 管理ポートを接続します。
IP アドレスの競合を防ぐため、管理接続を作成する前に、スイッチの初期設定を完了し、IP アドレスを確立する必要があります。
ステップ 1 | RJ-45 コネクタで銅線インターフェイス ケーブルを管理ポートに接続します。 |
ステップ 2 | ケーブルの反対側を外部ハブ、スイッチ、またはルータに接続します。 |
高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐためには、トランシーバおよび光ファイバ ケーブルを常に埃のない清潔な状態に保つ必要があります。減衰(光損失)は汚れによって増加します。減衰量は 0.35 dB 未満でなければなりません。
メンテナンスの際には、次の注意事項に従ってください。
トランシーバは静電気に敏感です。静電破壊を防止するために、アースしたシャーシに接続している静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
トランシーバの取り外しおよび取り付けは、必要以上に行わないでください。取り付けおよび取り外しを頻繁に行うと、耐用年数が短くなります。
未使用の光接続端子には、必ずカバーを取り付けてください。埃によって光ファイバ ケーブルの先端が傷つかないように、使用前に清掃してください。
コネクタの端に触れないように注意してください。端に触れると指紋が残り、その他の汚染の原因となることがあります。
コネクタを定期的に清掃してください。必要な清掃の頻度は、設置環境によって異なります。また、埃が付着したり、誤って手を触れた場合には、コネクタを清掃してください。ウェット クリーニングとドライ クリーニングのいずれもが効果的です。設置場所の光ファイバ接続清掃手順を参照してください。
埃が付着していないこと、および損傷していないことを定期的に確認してください。損傷している可能性がある場合には、清掃後に顕微鏡を使用してファイバの先端を調べ、損傷しているかどうかを確認してください。